igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。

「ψの悲劇」 森博嗣



ψの悲劇 森博嗣

遺書ともとれる手紙を残し、八田洋久博士が失踪した。大学教授だった彼は、引退後も自宅で研究を続けていた。
失踪から一年、博士と縁のある者たちが八田家へ集い、島田文子と名乗る女性が、実験室にあったコンピュータから
ψの悲劇」と題された奇妙な小説を発見する。そしてその夜、死が屋敷を訪れた。失われた輪を繋ぐ、Gシリーズ後期三部作、第二幕!


発売されたというのを知り、いてもたってもいられず購入。
その後、「買った本」としてブログにあげる間もなく到着した日(昨日)に読了。

1080円があっという間に消費してしまった感www

前作死んだはずの島田文子がまた登場。
見た目は20~30代ってことで、「あれ?前回の『χの悲劇』より前の話?」と
思ったら違うんですってー。
それよりも後の話。

もうね、人間なんて外側とか入れ物はなんでもいいみたい。
要するに中身。意識とでもいうべきかな。

物凄い未来の話のはずなのに、スーパーマーケットとか登場するし、
おもちゃ屋でプロペラ売っているし、そこら辺はチグハグです。

こうしてどんどんと「四季 冬」の世界に入っていくんだろうなー。

次回でGシリーズ完結ですが、皆々様が気にしている赤柳の正体。
Vシリーズの人であるはずの赤柳さん・・・
私の予想ですが、森さんはそこ、かすりもしない気がする(^^;;)
この流れでいってねぇ。
そこ説明してくれるかなぁー。怪しい・・・(笑)

あとは壮大なネタバレにて書きますね。
発売したばかりだからまだ堂々と書きづらいです(^^;)



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「サイタ×サイタ」 森博嗣



サイタ×サイタ 森博嗣


匿名の依頼を受け、ある男の尾行を始めたSYアート&リサーチの小川と真鍋。男は毎日何時間も映画館を見張っていた。単調な仕事かと思われた頃、ニュースを騒がせている連続爆発事件にアルバイトの永田が遭遇。そして殺人事件がー。依頼人は誰か、目的は。爆弾魔との関係は。緊張感に痺れるXシリーズ第五弾!



ノベルスでも読んでいたので再読なのですが、
布団ぐるぐるがこのシーンだったかと。

本来であれば緊迫するシーンなのだが
なんでだろう??
布団ぐるぐるだからか??

でも、ここを読む限りでは小川さんよりも真鍋君の方が危機管理
あるよなぁーと思いました。

今回も事件が解決したのかしないのかあいまいな感じでしたが
森作品にしては解決したほうだと思います。うん(笑)

のこり「ダマシ×ダマシ」でこのシリーズ終わるし、
ノベルス読んでるんだけど、文庫まだ出てないー。
ということで森作品読み返しはこれにて完了です。

後は新作を読むばかり。

この広大な相関図に満ち溢れている作品をどう締めくくるんだろう。
気になります。

森作品は物語に登場する事件の解決ではなくて、
あくまでも人物同士のつながりがミステリーだと
思います。はい。

「虚空の逆マトリクス」 森博嗣



虚空の逆マトリクス 森博嗣

西之園萌絵にとって、その夜は特別なものになるはずだった。けれどちょっとした心理の綾から、誘拐事件の謎解きをする展開となり…(「いつ入れ替わった?」)。上から読んでも下から読んでも同じ文章になる回文同好会のリリおばさんが、奇妙な殺人事件を解決(「ゲームの国」)など軽やかに飛翔する、短編7作を収録。

【目次】(「BOOK」データベースより)
トロイの木馬/赤いドレスのメアリィ/不良探偵/話好きのタクシードライバ/ゲームの国(リリおばさんの事件簿1)/探偵の孤影/いつ入れ替わった?


物凄く時間をかけて読みました。
短編だから、とりあえず「いつ入れ替わった?」と読んで放置w

Vシリーズの人が登場しない短編は興味がなかったので(笑)、
あまり気にしてなかったのですが、S&Mで結構ポイント高い話が入っているのを知りまして。
この話が「四季 秋」につながるのかー。
なんか、あの「秋」の話がいきなりで、何か読み飛ばしているなと思ったらこうだもん。

「赤いドレスのメアリィ」が好きだなぁー。
いい話だ。
「トロイの木馬」はいかにも森さんらしくて、何書いているかさっぱり(爆)

「ゲームの国」は文章の中でところどころ回文(「竹やぶやけた」とかの)が登場
しますが、これみんな森さん考えたのかな。
回文も・・・難しいよね。
あんまり難しいことは考えたくないのでさらっと流すのでありました(笑)

「ムカシ×ムカシ」 森博嗣



ムカシ×ムカシ 森博嗣

東京近郊に広大な敷地をもつ百目鬼家は大正期の女流作家、百目一葉を世に出した旧家。その息子夫妻が屋敷内で刺殺され、遺品の製理と鑑定を請け負ったSYアート&リサーチの小川と真鍋、アルバイトの永田は新たな殺人に遭遇する。古い河童の絵と謎めいた文の意味するものは。Xシリーズ、待望の第四弾!

犯人と犯行に及んだ動機は分かりましたが、殺害方法は一切分からずw
犯人が行方をくらましてしまったからなんですが・・・

まぁ森さんあるあるなんだけれど・・・
常識的に考えて「こんなんでいいのかなぁー?」と思う。
ミステリーなんだから・・・
だったら「密室」とかしなければいいのに。

なので「そういうシリーズではない」と思って読む。
ではどういうシリーズか??
摩訶不思議です。
ノベルスで全部読んでいるので文庫では再読という形に
なりますが、椙田=Vシリーズの人 というのを知っているので
それを考えると楽しく読んでます。

それを知らないで読んでたノベルス時代は「なんでいつも椙田さん
いないんだろう?」と思ってたけれど、正体が分かった今となれば
いなくて当たり前なんです。

「タカイ×タカイ」 森博嗣



タカイ×タカイ 森博嗣

人気マジシャン・牧村亜佐美の邸宅で発見された他殺体。奇妙なことにそれは、高さ十五メートルのポールの上に「展示」されていたー。牧村に投資していた実業家から依頼を受け、調査に乗り出した探偵・鷹知、謎に惹かれた小川と真鍋、そして大学教員・西之園萌絵の推理が交差する。絶好調Xシリーズ第三弾。

今回は物語にしっかりと萌絵さんが参加してました。
読んでると小川と真鍋の年齢差による考え方が楽しい。

っていうか、真鍋くん、あんなに賢いのにどうして留年なんてしたのだろうか。

今回もトリックとかは分かりやすかった。
犯人は・・・たぶん、あの人かな。

まぁ探偵同士協力し合う変な物語ですが、
それでも気楽に読めます。

所長の椙田さんは変装をしてても、靴はいつもと一緒でそこを真鍋君に気づかれます。
でも、椙田さんはなんでバレたかわからない(笑)
そんな抜けたところがいいなぁー。
後での小川との会話で「同じ靴3足持っているらしい」とか。

あー。壊滅的かも(笑)

で、萌絵さんですが、随所随所に大人になってしまったことを感じます。
ケータイの画面を開きながらでも、犀川先生に電話するのを躊躇する。
あぁー。大人になってしまうっていうのはそういう事なのか。

「キラレ×キラレ」 森博嗣



キラレ×キラレ 森博嗣

満員電車の中、三十代の女性がナイフのようなもので切りつけられる事件が立て続けに起こった。探偵・鷹知祐一朗から捜査協力の依頼を受けた小川と真鍋は、一見無関係と思われた被害者たち全員に共通する、ある事実を突き止める。その矢先に新たな事件が起こり、意外な展開を見せるが…。Xシリーズ第二弾。

最近の森作品の中ではミステリーになってて面白かったです。
誰と誰が繋がっててどうのこうのっていう流れの本ばかり読んでたので
「そういえばミステリー!」
と、気づくきっかけになりました(笑)

犯人も動機も何となく理解できまして。
これって最近の森ミステリィでは珍しいです。はい。
森ミステリィってなんだか分からないのが多かったので。

そういう意味では新鮮で面白かった。

ただ、萌絵さんに対して「女の子」はないだろー。
この時代の萌絵さん設定によると28歳らしいですよ。

真鍋くん@大学生の小川さんに対する態度。
まぁ・・・天然なのかそうなのか。
そうなんだろうけれど、悪意ないんだけど酷いよね(笑)
悪意ないから善意として受け取ればいいのか??
どうなんだろう。でも、プロテクター。絶対使うな。
と思ってたらやっぱり使った(笑)

「イナイ×イナイ」 森博嗣



イナイ×イナイ 森博嗣

黒髪の佳人、佐竹千鶴は椙田探偵事務所を訪れて、こう切り出した。「私の兄を捜していただきたいのです」。双子の妹、千春とともに都心の広大な旧家に暮らすが、兄の鎮夫は母屋の地下牢に幽閉されているのだという。椙田の助手、小川と真鍋が調査に向かうが、謎は深まるばかりー。Xシリーズ、文庫化始動。

ゆるいシリーズです。
×シリーズに関してはノベルスで全部読んでいるんだけど、
その時は「四季」「Gシリーズ」を読んでなかったので椙田=保呂草っていうのが
わからなかったんだよねー。

なのでこうして読んでみるとロクに事務所にいない椙田。
保呂草さんだから仕方ないよねー的なあきらめ(笑)
私がよく読む探偵小説とは違い、なんとなくのんびりゆったり。
もしかして元々の探偵業務というのはそういうものなのかもしれません。

最後に萌絵さんが登場してましたが、W大に勤めているようなので
それによって時系列云々もわかります。
しかし、椙田さん・・・萌絵さんに脅えすぎではないだろうか!?

「χの悲劇」 森博嗣



χの悲劇 森博嗣

あの夏、真賀田研究所でプログラマとして働いていた島田文子は、いくつかの職を経て、香港を拠点とする会社に籍を置いていた。人工知能に関するエキシビションの初日、島田は遠田長通という男に以前、愛知で起きた飛行機事故に関する質問をされる。トラムという動く密室で起きる殺人。その背後に感じられる陰謀。静かだった島田の生活が、その日を機に大きく動き始める。Gシリーズの転換点。後期三部作開幕!

確かにGシリーズでした。

っていうかねー。これは図書館から借りた本なんだけど早く文庫でないかな。
出たら買うわ。これは。

そのくらい・・・いろいろな話が詰まってます。

とりあえず、かなり未来です。
「積み本増加中!?」というブログがありまして、それに森さんの本の時系列とか
登場人物の年齢とかかなり詳しく書いているんですね。
(ついでに犯人も書いておりますがw)
それをみると、この「χの悲劇」は2053年の話になっているのです。
前回の「キウイγは時計仕掛け」は2006年という設定らしいんだけど
なんで??みんな登場人物死んでない!?
と、思うんだけど、「すべてがFになる」に登場していた島田さんが主人公
ということは生きている??

えーーー。じゃあこのサイト間違ってるんじゃない??

なんて思ったら間違ってなくて。
一体どういう未来になっているのか。
読んでるとあまりそうは感じなかったんだけどな。
35年後ってまだこんなものなのか??

しかし・・・このように中途半端な未来というのも読者を
驚かせるには十分です。
ただの登場人物と思っていた人が実は「あの人」と「あの人」で、
χ(←カイと読みます)の母親があの人だったと知ったときには
腰抜かすレベルです。

でもって、「レタス・フライ」読まなくちゃ。
あの本になんかあるな。絶対。

とにかくそういう仕掛けをしてくる作家さんのようです。
こんなに短期間で読みまくってもかなり混乱するのに、
刊行したらすぐ読んでる読者の方たちは大変そうだー。

「キウイγは時計仕掛け」 森博嗣



キウイγは時計仕掛け 森博嗣

建築学会が開催される大学に、γの字が刻まれたキウイがひとつ届いた。銀のプルトップが差し込まれ手榴弾にも似たそれは誰がなぜ送ってきたのか。その夜、学長が射殺される。学会に参加する犀川創平、西之園萌絵、国枝桃子、海月及介、加部谷恵美と山吹早月。取材にきた雨宮純らが一堂に会し謎に迫るが。

なんか妙に大人になって「あの時は若かったねー」としみじみと振り返る登場人物たち(笑)
縁側に緑茶が似合います。

萌絵と犀川は結婚しているのか。
読者&登場人物が気にしている件。
雨宮純が直撃してました。
萌絵いわく「ノーコメント」だそうで。

そうか。まだしてないのか。

あんだけガチャガチャしてた加部谷ですら落ち着いた感じがするなぁ。
でも、緊張のあまり前日暴飲して次の日寝坊するとか笑っちゃいました。

今回はVのメンバーが誰一人登場せず、なんとなく寂しいです。
次の「χ(カイ)の悲劇」からは「後期三部作」らしいし(背表紙に書いてた)、
萌絵はおろか今まで登場してた人たちが出るのかどうかすら謎です。

この本は登場人物が大人になりましたよー。
昔みたいに「事件!」「事件!!」なんて追いかけませんよー
という話かな??

「ジグβは神ですか」 森博嗣



ジグβは神ですか 森博嗣

βと名乗る教祖をあおぐ宗教団体の施設・美之里。調査に訪れた探偵・水野は加部谷恵美たちと偶然の再会を果たす。つかの間、フィルムでラッピングされ棺に入った若い女性の美しい全裸死体が発見された。あちらこちらに見え隠れする真賀田四季の影。紅子が、萌絵が、加部谷たちが近づいた「神」の真実とは。

面白かったねー。
事件云々ではなくて、保呂草が出て、紅子が出る。
これだけで「面白い」と思う。
紅子と佐々木睦子の会話とかどうよー。
怖いよ(笑)

赤柳が水野と名前を変えて登場。
或る程度説明してますし、そこはいいんだけど、ついでに性別も変えて登場。

フケメイクをわざとしているようです。
そこも変装。

物語が動いている感じがしますが、リアルに時間は進んでて
加部谷が大学を卒業してなんと!県庁職員になってたーーー。
なんか似合わないんだよね。県庁職員っていうイメージじゃないっていうか。
でも、真面目に働いている感じがよかった。

海月もついでに登場してましたが、彼に影を持たせるのはなんでだろう。
何か出生の秘密でもあるのか。
気になるところだ。

今回の紅子さんの名言。
「天才は凡人の真似は出来るが、凡人は天才の真似はできない」
なるほどねー。