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2017.05.04 (Thu)

「サーベル警視庁」 今野敏



サーベル警視庁 今野敏

明治38年7月。国民が日露戦争の行方を見守るなか、警視庁第一部第一課の電話のベルが鳴ったー。殺された帝国大学講師・高島は急進派で日本古来の文化の排斥論者だという。同日、陸軍大佐・本庄も高島と同じく、鋭い刃物で一突きに殺されたとの知らせが…。警視庁第一部第一課は、伯爵の孫で探偵の西小路や、元新選組三番隊組長で警視庁にも在籍していた斎藤一改め藤田五郎とともに捜査を進めていくがー。帝国大学講師・夏日漱石、小泉八雲、ラファエル・フォン・ケーベルなど伝説の講師陣も登場!警察小説の第一人者が、初の明治警察に挑む!

隠蔽捜査以外の作品はほぼほぼ残念な今野作品ですが、
性懲りもなく手に取ります(笑)

これは帯に斎藤一の文字を見たから。
「おぉっ!!!斎藤さんではないか!!」
と、喜んで読んでみたが・・・

うーむ。

私のイメージする斎藤一ではない。
まぁこれは藤田五郎(斎藤一)が年をとり警察やめてしまった時代のものなのだろうけれど。

私のイメージする斎藤一に協調性なんてこれっぽっちもない。
そのせいか、妙な違和感がつきまといました。
私がこの本の前に読んだ斎藤一本は浅田次郎さんの本だったせいか、
何というか・・・しっくりこないなー。

逆に藤田五郎を除いたメンツがかなり良く。
狂言回しの岡崎にしろ、鳥居部長にしろ、ついでに西小路なんかも味があってよかった。
藤田目的で読んだ本とはいえ、藤田だけが邪魔だった(笑)
今度は藤田を除いたメンバーでの話が読みたいという・・・
作者さんにとってはあってなはらないような感想を持ちました(´・_・`)
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2017.03.17 (Fri)

「去就 隠蔽捜査6」 今野敏



去就 隠蔽捜査6 今野敏

大森署管内で女性の連れ去り事件、さらに殺人が勃発。ストーカーによる犯行が濃厚になる中、捜査の過程で署長・竜崎は新任の上役と対立する。家庭でも娘にストーカー騒動が発生。予想不能の事態が公私に続発して…不穏な緊張感漂う最新長篇!

もうすっかりマンネリと化しているんだけど最高に面白い。
「竜崎」という人となりが分かって読むので楽しいんだよね。

それでも弓削に対して「腹立つ」とかいう気持ちもあるんだー。
竜崎さん、感情あるんだーとちょっと意外に思ったけど(笑)

美紀(娘)のストーカー騒動は結局終わってみると「なんだそれ?」と思ったけど
それすら上手くまとめることとした竜崎・・・すごすぎる。
それも凄いが、冴子さん(妻)がさらに凄いんだよねー。きっと。
夫婦の連係プラス2人と言ったところか。

「家庭のことは自分はわからないから妻に任せている」という発言にはイラっと来るけど(笑)
でも、仕事に関してはいう事ないよねー。
合理的ということはこんなにも素晴らしいのか。
私も仕事で無駄なことをしたくないよーーー。
協力してくれ→上司たち。

毎回読んでて気持ちがよいのは、そういうことなんだろうね。
まぁ竜崎自身が上の立場であるから通用するとはいえ、
部下を信じ、自分は出しゃばらず、それであっても責任は自分が取るとハッキリ言える。
しかも本音で。
いいよねー。素敵よねー。
毎回読んでてこんなに気持ちの良くなる警察小説があるだろうか。ってくらい好きです。
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2016.07.28 (Thu)

「寮生」 今野敏

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寮生 今野敏

有名男子進学高の寮で起きた転落死事件ー事故か自殺か、それとも?「毎年、誰かが死ぬんだ」-事件と伝説の謎を追って1年生探偵団が活躍!一九七一年の函館に展開する謎と高校生活と、恋?

隠蔽捜査以外の今野作品ってあまり好みじゃないんだけど、
なんとなく手にとってしまった1冊。

あーーー。やっぱりあまり好きじゃなかった。
少し実話もあるみたい。
どこら辺が実話というか、作者の実体験かはわかりませんが、
だからどうなのかと。
別に実体験なんていらないから話を面白くしてくれ。
そう思いました。すまぬ・・・

多少盛ろうよ(笑)
終始ピリっとこず、中途半端な気分のまま終わってしまいました。
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2015.09.30 (Wed)

「隠蔽捜査5.5 自覚」 今野敏



隠蔽捜査5.5 自覚 今野敏

“変人”キャリア官僚・竜崎の胸のすく活躍を、反目する野間崎管理官、“やさぐれ刑事”戸高、かつて恋した畠山美奈子、そして盟友・伊丹刑事部長ら個性豊かな面々を通して描く、会心の七篇。人気のキャラクターが勢揃いした満足度120%のスピンオフ!(BOOKデータベースより)

【目次】
漏洩/訓練/人事/自覚/実地/検挙/送検


短編ながら安定の面白さです。
どうして毎回毎回、一言がこうも的確なのだろうかと。
読んでて自分もストンときます。
特に「訓練」の畠山美奈子に対してのアドバイス。
これはくるねー。
くるけど、こんなこと考えてるのかなー。竜崎さん。
読んでてストンときたけれど、正直驚いたよ(笑)

竜崎さんに対してなんとかごまかそうと思う人たちも
いるんだろうけれど、結局は正直に白状しなくてはならない。
で、その指示があまりにも的確なので
「なんで自分は今まで隠そうとしていたのだろう」となる。
そうだよねー。
変人と言われてるけれど、やっぱりすごいね。
今回の短編は竜崎と一緒に働く人たちがメインでもあったので
また大森署の違った一面を見ることが出来ました。
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2014.06.26 (Thu)

「隠蔽捜査5 宰領」 今野敏



隠蔽捜査5 宰領 今野敏

大森署管内で大物国会議員が失踪した。発見された運転手の遺体、そして謎の脅迫電話。舞台は横須賀へ移り、警視庁と反目する神奈川県警との合同捜査を署長・竜崎伸也が指揮することに。迷走する捜査の行方はー。白熱度沸点の最新長編!(BOOKデータベースより)

この間の富樫さんの本で「変人のキャリアを書かせたら右に出る人はいない」と書きましたが、
こちらは変人キャリアのパイオニア(笑)

相変わらずテンポがいいです。
竜崎と伊丹の掛け合いも楽しく(本人たちからしたらそんなつもりはないのでしょうが)
大森署署長である竜崎の隠れた印籠(警視庁官房長官だっけ?)が発揮されるたびに
ハハーとひれ伏すキャリアたちを見ているのも小気味よいです。

竜崎じゃないけれど「警察と言うのはそういうところです」だそうで。
だったらみんな大学に行ってキャリアになったほうがいいのではないだろうか?
と、読みながら真剣に思いました。

いかに合理的で無駄のない仕事をするためには私も竜崎を見習わなくちゃー。
本当にハズレのない面白い作品だと思います。
ここまで読了感が良いと読み終わった後楽しくて仕方がない。

冴子さんの「お国のために頑張ってくださいな」というセリフもまた好きです。
一瞬コントかと思いますが、言われた竜崎が真面目にそのタイプなのでまた面白い。

あー。もう世に出てる隠蔽捜査シリーズ読み終わったよー(;´Д`)
あといつまで待てばいいのか・・・。
06:47  |  今野敏  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2013.11.29 (Fri)

「転迷 隠蔽捜査4」 今野敏



転迷 隠蔽捜査 今野敏

相次いで変死した二人の外務官僚。捜査をめぐる他省庁とのトラブル。そして娘を襲ったアクシデント…。大森署署長・竜崎伸也に降りかかる難問の連鎖、やがて浮かび上がった驚愕の構図。すべては竜崎の手腕に委ねられた!極限の緊迫感がみなぎる超本格警察小説シリーズ最強の新作。(BOOKデータベースより)

相変わらずの読み応えです。
面白かった。
スッキリした。
迷わない竜崎がいいですねー。
麻取さんも唖然呆然。
まぁ・・・気持ちはわかるよ。
私も最初に読んだときビックリしたから。

厚い本ですが、会話が多いせいかあっという間に終わります。
こんな面白いシリーズなので当然ドラマにもなるようで・・・

杉本哲太→竜崎
古田新太→伊丹

という・・・首かしげるしかないキャスティングです。
わたしイチ押しの冴子さんが鈴木砂羽さんだそうです。

伊丹・・・(TдT)

しかし、今ちょっとネットでチェックしましたが、
このキャスティングの前にもいそいろな俳優さんでドラマになっているみたいですね。
知らなかったよー。

それはそうと、竜崎さんも大森署の署長であることを楽しんできているようです。
周りは署長に迷惑をかけないように・・・との思いと竜崎の合理的考えが
時にチグハグになるみたいですが、私としては今している仕事などで
竜崎の合理性を見習いたい。
10:15  |  今野敏  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑

2013.04.26 (Fri)

「初陣 隠蔽捜査3.5」 今野敏



初陣 隠蔽捜査3.5 今野敏

警視庁刑事部長を務めるキャリア、伊丹俊太郎。彼が壁にぶつかったとき頼りにするのは、幼なじみで同期の竜崎伸也だ。原理原則を貫く男が愛想なく告げる一言が、いつも伊丹を救ってくれる。ある日、誤認逮捕が起きたという報に接した伊丹は、困難な状況を打開するため、大森署署長の竜崎に意見を求める(「冤罪」)。『隠蔽捜査』シリーズをさらに深く味わえる、スピン・オフ短篇集。(BOOKデータベースより)

【目次】(「BOOK」データベースより)
指揮/初陣/休暇/懲戒/病欠/冤罪/試練/静観


竜崎の幼馴染で同期でキャリアな伊丹目線のスピンアウト。

・・・はいいけど・・・

伊丹ってこんなに仕事できないっけ?(´・ω・`)
なんとなく、竜崎の引き立て役というか・・・
短編で伊丹目線であるにもかかわらず、
竜崎の良さを引き立てるだけの人みたいです。
残念。
しかし、人間味にあふれ、計算もできる伊丹という人間に共感が持てます。
察庁(さっちょう)=薩長に繋がっているとは今回初めて知りました。
そうなの??
そうなのーーー???

今でも和解してない両県のようですが(これは事実)
早く公式に和解する日が来ることを祈ってます。
やっぱりね、生まれた土地というだけで差別されるのはおかしいし悲しいです。

しかし、やっぱりこのシリーズは竜崎が主役じゃないと面白くないね(笑)
伊丹でもいいけど、竜崎が支点となることで痛快さが増します。
そういう事もあるので、次は竜崎の視点でもあるので
先が楽しみ。
そして、反抗してインフルエンザを受けてない戸高。
予想通りの行動で笑った。
そして、インフルエンザにも関わらず、出社してくる伊丹はやっぱり
分かってないなーと思うのでした。


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2012.03.12 (Mon)

「疑心 隠蔽捜査3」 今野敏



疑心 隠蔽捜査3 今野敏

アメリカ大統領の訪日が決定。大森署署長・竜崎伸也警視長は、羽田空港を含む第二方面警備本部本部長に抜擢された。やがて日本人がテロを企図しているという情報が入り、その双肩にさらなる重責がのしかかる。米シークレットサービスとの摩擦。そして、臨時に補佐を務める美しい女性キャリア・畠山美奈子へ抱いてしまった狂おしい恋心。竜崎は、この難局をいかにして乗り切るのか?-。(BOOKデータベースより)

なんか、読みながらずっと頭の中を福山の

♪わーたーし、恋をしているぅ~ 哀しいぃくらい~

って曲が流れてきましただ(・ω・)ゞ

♪もう隠せない~

ってもういいか(笑)
そんな中学生か?的な恋に落ちてしまった竜崎さんですが、
やっぱり恋をすると仕事がおろそかになるものなのか。
しかし、他の人と話をしていると腹が立つ。などなど・・・
そんな中学的恋心・・・

今頃?Σ(・ω・;ノ)ノ

しかし、冴子さんは相変わらずいい人です。
竜崎さんになんか勿体ないよ~・゚・(ノД`;)・゚・

それはそうとして、要人が羽田に来ると結構大森界隈は警備が厳しくなりますね。
ちょっとの間、東京の空気を吸っていたワタクシ。
しかも大森勤務。
竜崎さんのエリアにいたワケですが、わが社の周りを当たり前のように警察の方がうじゃうじゃといらしたことを遠い記憶の陰に思い出すのでした。

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※追記
今、ダンナが「隠蔽捜査」を読んでいるのです。
面白いみたいでなにより。
次、「果断」へ進むとのことでした。
お勧めいただいて本当にありがとうございます。

読みながら竜崎に対して「変だ」「変人だ」と言いながら読んでます。
竜崎のような綺麗な生き方は出来なさそうです(^^;)
09:14  |  今野敏  |  トラックバック(0)  |  コメント(6)  |  EDIT  |  Top↑

2012.02.20 (Mon)

「果断 隠蔽捜査2」 今野敏



果断 隠蔽捜査2 今野敏

長男の不祥事により所轄へ左遷された竜崎伸也警視長は、着任早々、立てこもり事件に直面する。容疑者は拳銃を所持。事態の打開策をめぐり、現場に派遣されたSITとSATが対立する。異例ながら、彼は自ら指揮を執った。そして、この事案は解決したはずだったが-。警視庁第二方面大森署署長・竜崎の新たな闘いが始まる。山本周五郎賞・日本推理作家協会賞に輝く、本格警察小説。(BOOKデータベースより)

やっぱり面白いっ!(・∀・)

やっぱり人は本質では正しいことをしたいのよね。
そう思うのです。
正しくありたい。

なのでみんな竜崎についていくんだろうな。
今回は、前作よりも竜崎の心境が揺れますな。
自分よりも上の人にイライラしたり、奥さんの病状を心配したり。
息子の「アニメの仕事をする」発言に戸惑ったり。

家のことは本当に何もできないことが判明した竜崎。
風呂すら沸かせない。

ん?
まて。
我が家の風呂も一昨年新しくなったのです。
それこそお湯を入れるのも追い炊きもボタン1つ。

我がダンナさんも竜崎さん並か・・・
あとで教えておかないと(--;)

それにしても竜崎さんのスイッチがアニメだとは想像もつかなかった~。
でも、今の大森署の人たちもいい人ばかりだね。
またまた読んでスッキリしました。
ここまで読後感の良い本もないよな~。

隠蔽捜査3を読みたくなりました。
早いうちに読もうっと。

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2012.01.17 (Tue)

「隠蔽捜査」 今野敏



隠蔽捜査 今野敏

竜崎伸也は、警察官僚である。現在は警察庁長官官房でマスコミ対策を担っている。その朴念仁ぶりに、周囲は“変人”という称号を与えた。だが彼はこう考えていた。エリートは、国家を守るため、身を捧げるべきだ。私はそれに従って生きているにすぎない、と。組織を揺るがす連続殺人事件に、竜崎は真正面から対決してゆく。警察小説の歴史を変えた、吉川英治文学新人賞受賞作(BOOKデータベースより)

これおもしろーーーーいっ!!!!!(・∀・)

いや~皆々様のご紹介された本でしたが、予想を遥かに上回る面白さでした。
ソッコー、ダンナに「これ面白いッ!!読んでっ!!」と言ったのですけどね。
「読んでもいいけど、まだまだ先だよ」
と、言われました。
今読んでいる「容疑者xの献身」の次に「少年H」を読むそうで・・・
あーーー。ダンナが読む頃にはあたし忘れてる~(TдT)

しかし、イヤミのないエリートなのね。
イヤミのないというのは変な意味かもしれないけれど、
エリート=ヒーロー
と勘違いしているような竜崎さんでいらっちゃいました。
心底自分のことをヒーローだと思っているような。
だから、曲がったことは嫌いで、自分の信念を曲げないということ。
世のためなら自分の地位がどうなってもいいと本気で思っているから手が付けられない。

しかし、奥さんの冴子がとてもいい。
なんでこんな変人と結婚したのか、そこが一番意味不明。
さっぱりした性格で、竜崎と同じく曲がったことが嫌い。
まぁなんだかんだで似たもの夫婦かも知れません。

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