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2020.10.18 (Sun)

「四畳半タイムマシンブルース」 森見登美彦



四畳半タイムマシンブルース 森見登美彦

炎熱地獄と化した真夏の京都で、学生アパートに唯一のエアコンが動かなくなった。妖怪のごとき悪友・小津が昨夜リモコンを水没させたのだ。残りの夏をどうやって過ごせというのか?「私」がひそかに想いを寄せるクールビューティ・明石さんと対策を協議しているとき、なんともモッサリした風貌の男子学生が現れた。なんと彼は25年後の未来からタイムマシンに乗ってやってきたという。そのとき「私」に天才的なひらめきが訪れた。このタイムマシンで昨日に戻って、壊れる前のリモコンを持ってくればいい!小津たちが昨日の世界を勝手気ままに改変するのを目の当たりにした「私」は、世界消滅の危機を予感する。『四畳半神話大系』と『サマータイムマシン・ブルース』が悪魔合体?小説家と劇作家の熱いコラボレーションが実現!

森見さんの本って、結構四畳半をテーマとする作品が多いというか、
大学生=四畳半のアパート。
というのが鉄板のようです。

で、前の作品でもある四畳半神話体系のメンバーとリンクしてます。
なので、さらに笑える。
わたしはあまり記憶はいい方ではありませんが、
小津さんはキャラが強すぎるので忘れられない(笑)

99年前か99年後の未来までタイムマシンで行ける。
しかし、行った先は昨日(爆)

「未来を動かしてはいけない」ってことで、クーラーのリモコン1つで右往左往。
挙句に、昨日のメンバーと今日のメンバーが入り乱れる(笑)

四畳半にたむろしているメンツが考えそうな愉快な話でした。
気楽に読みました。
12:00  |  森見登美彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.04.23 (Tue)

「熱帯」 森見登美彦



熱帯 森見登美彦

沈黙読書会で見かけた『熱帯』は、なんとも奇妙な本だった!謎の解明に勤しむ「学団」に、神出鬼没の古本屋台「暴夜書房」、鍵を握る飴色のカードボックスと、「部屋の中の部屋」…。東京の片隅で始まった冒険は京都を駆け抜け、満州の夜を潜り、数多の語り手の魂を乗り継いで、いざ謎の源流へー!

難解すぎた(;´Д`)

ファンタジー色が強すぎて、苦手としている私にはちょっと辛かった。
でも、これ一気に読んでたら大丈夫だったかもしれないんだけど、
日をまたぐと「あれ?これってこの人の話じゃなかったの?」なんて思い
もう混乱に混乱を重ね、「あれれれれれ?」の世界。
ファンタジーだし。

で!
読書メーターを見ると「挫折した」とか「わからなかった」とか「最後まで読めなかった」とか結構多く、混乱しながらも最後まで読んだ私ってすごくね?と変に優越感を覚えました(笑)

途中までは面白く読んだんだけどなぁー。
登場人物が地に足をつけて移動しているうちは。
でも、登場人物が夢の話をしだして、生きた人が死んで、死んだ人が生きて・・
となってるうちに

(´ー`*)

となり、「最後まで読んだ人がいない『熱帯』」(←という本の設定なんです)
その通りになりそうな気配がして、心に鞭を打ちながら読みました。
もうそういう印象しかないです(笑)
05:45  |  森見登美彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2018.03.09 (Fri)

「太陽と乙女」 森見登美彦



太陽と乙女 森見登美彦

デビューから14年、全エッセイを網羅した決定版! 登美彦氏はかくもぐるぐるし続けてきた! 影響を受けた本・映画から、京都や奈良のお気に入りスポット、まさかの富士登山体験談、小説の創作裏話まで、大ボリュームの全90篇。台湾の雑誌で連載された「空転小説家」や、門外不出( !?)の秘蔵日記を公開した特別書下ろしも収録。寝る前のお供にも最適な、ファン必携の一冊。

1 登美彦氏、読書する/2 登美彦氏、お気に入りを語る/3 登美彦氏、自著とその周辺/4 登美彦氏、ぶらぶらする/5 登美彦氏の日常/6 特別書き下ろし「森見登美彦日記」を読む/7 空転小説家/森見登美彦著作リスト


森見さんのエッセイ。
長年に渡るエッセイなので、要所要所に「体調を壊した」と書いてあります。
きっと本人の中でも消化しきれていない事由なのだなーと。

↑の「まさかの富士登山体験談」とありますが、確かにその通りで(笑)
モリミー登山するんだ。しかも富士山。
モリミーは1泊山小屋に泊まり、無事にご来光を見ることが出来たようです。
私は朝方5合目を発って昼くらいに山頂に着いたのでちょっと違うのですが、
本文に「自分たちはラッキーだった。日によっては8合目まで行ったら天気が急変して
下山するしかなかった人もいるらしい」とあり、
そういう意味では私もラッキーだったのだなと思いました。

森見さんは特徴のある語彙を使います。
「阿呆」を漢字で書きます。結構特徴的だと思いますし、
そういう意味ではクセも強いかもしれない。

小説を書く仕事。直したいんだけど何処を直したらいいのか全部書かないと分からない。
と、言って全部書いてから直す。
なんだか・・・大変な作業です。
「聖なる怠け者の冒険」は新聞小説だったらしいのですが、単行本で世に出版された
ときには「全面改稿」
なんでだろう?と思いましたが、そのいきさつも書いてあります。

読み応えのあるエッセイでした。
08:13  |  森見登美彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2016.12.27 (Tue)

「夜行」 森見登美彦



夜行 森見登美彦

『夜は短し歩けよ乙女』『有頂天家族』『きつねのはなし』代表作すべてのエッセンスを昇華させた、森見ワールド最新作!旅先で出会う謎の連作絵画「夜行」。この十年、僕らは誰ひとり彼女を忘れられなかった。

【目次】
尾道/奥飛彈/津軽/天竜峡/鞍馬


おふざけなしのモリミーです。
「きつねのはなし」みたいなどことなくどよーんとした雰囲気です。
英会話スクールで一緒だったメンバーと10年ぶりに会って話をして・・・
その話には必ず岸田という画家の「夜行」の1枚が登場する。

その話⇒メンバーが自分の話をするんだけどそれもまた怪しくて
「大丈夫なのか?」と心配になる。
でも、ラストまでいくと「そういうことだったのであれば多少怪しくても
仕方ないのか」と思う。

ただ・・・こういう話が好みか否かで言うならば

好みではない(笑)

直木賞候補という事で楽しみに手にしましたが、読んでみて「これが?」と思った。
まぁ人の好き好きですし普段のおふざけ満載のモリミー作品では
直木賞なんてはるか彼方であろうからよろしいとは思うけれど
怪しすぎてうーーん。ちょっと困ったなという感想になりました。
05:00  |  森見登美彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.03.07 (Mon)

「美女と竹林」 森見登美彦



美女と竹林 森見登美彦

美女に会ったら伝えてくれ。俺は嫁を大事にする男だと。妄想と執筆に明け暮れた、多忙にして過酷な日々。森見登美彦氏を支えてくれたのは、竹林であった。美女ではないのが、どうにも遺憾である。虚実いりまぜて、タケノコと一緒に煮込んだ、人気文士の随筆集。

【目次】
登美彦氏は如何にして竹林の賢人となりしか/ケーキと竹林/竹林整備初戦/机上の竹林/森見登美彦氏の弁明/登美彦氏、清談に耽る/T君の話/登美彦氏、外堀を埋めて美女と出逢う/竹林は遠きに在りて想うもの/竹林へ立ち向かう四人の男〔ほか〕


森見さんが登場するので一見エッセイかと思うのですが、小説です。
でも、事実もあるんだろうなー。
どこまでが事実でどこからが冗談なのかww
(※9割冗談だと思ってます)

本上まなみさんとの対談がどうのとありましたので、おそらくこれは事実だとして、
それ以外は全く冗談でしょうねー。
とりあえず発想が冗談なので笑っちゃいますが、

「もしかしたら森見さんは竹林くらいもっているのかもしれない」

と、思ってしまうくらい竹について書いてます。
書いてますが、とにかく変(笑)

10日くらいかけてゆっくり読みましたので楽しかったです。
一気読みさせるくらいの情熱は森見さんのなかにはあったかもしれないけど、
私自身、それほど竹には興味ないのでのんびり読ませてもらいました。

まぁ男の大いなるロマンなのでしょう。
男のロマンは果てしなく大きいのですが、対象が「竹」というのがなんとも
モリミーらしい着眼点かと思いました。
05:00  |  森見登美彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.06.08 (Mon)

「有頂天家族 二代目の帰朝」 森見登美彦



有頂天家族 二代目の帰朝

狸の名門下鴨家の三男・矢三郎は、親譲りの無鉄砲で子狸の頃から顰蹙ばかり買っている。「面白きことは良きことなり」という父の教えを胸に、誰もが恐れる天狗や人間にちょっかいを出しては、愉快に過ごしていた。そんなある日、老いぼれ天狗・赤玉先生の跡継ぎである“二代目”が英国より帰朝。狸界は大混迷し、平和な街の気配が一変する。しかも、人間の悪食集団「金曜倶楽部」は、恒例の狸鍋の具を懲りずに探している…。阿呆の誇りを賭けて、尊敬すべき師を、愛する者たちを、毛深き命を守れ!待ちに待った毛玉物語、再び。愛おしさと切なさで落涙必至の感動巨編。(BOOKデータベースより)

モリミーの作品で一番ファンタジー色が強くやや苦手設定ではある(笑)

最初の1話なんて何が何だか・・・。
最初の「有頂天家族」もとっかかりは苦労したなーとそういう思い出は甦りましたが。

ただ、設定に慣れてくると
「なんって常識あふれる狸なんだろう」
となる。

今まで読んだモリミーの「4畳半で桃色ブリーフ履きながら踊る男たち」
よりはるかに賢く優しい狸たちです。

老いぼれ天狗を師匠と仰ぐも、
その老いぼれ天狗も本当に素直じゃないというかなんというか分かりやすく(笑)
その素直じゃない師匠を持ち上げることを厭わない矢三郎が可愛らしい。

今回は「二代目」が戻ってきたということでいろいろと辛い目にあった人たちが
いっぱいいましたが、そうして人(と狸と天狗)は強くなっていくのだー。

赤玉ポートワインが沢山登場しますが、これは宣伝になるのか否か。
気になるところではありました。
09:04  |  森見登美彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2013.08.02 (Fri)

「聖なる怠け者の冒険」 森見登美彦



聖なる怠け者の冒険 森見登美彦

一年ほど前からそいつは京都の街に現れた。虫喰い穴のあいた旧制高校のマントに身を包み、かわいい狸のお面をつけ、困っている人々を次々と助ける、その名は「ぽんぽこ仮面」。彼が跡継ぎに目をつけたのが、仕事が終われば独身寮で缶ビールを飲みながら「将来お嫁さんを持ったら実現したいことリスト」を改訂して夜更かしをすることが唯一の趣味である、社会人二年目の小和田君。当然、小和田君は必死に断るのだが…。宵山で賑やかな京都を舞台に、ここから果てしなく長い冒険が始まる。(BOOKデータベースより)

楽しい本でした。
なんというか、モリミーだった。
モリミー出しまくりだった。
とにかく京都だったし、モリミーの単語。○曜倶楽部だったり、男汁だったり(笑)
そんなへんてこりんな話。
アルパカに似ている人間か、人間に似ているアルパカか。
悩むくらいアルパカって・・・
表紙にもあるけど、イラストもまた面白い。

人間である前に怠け者である小和田君。
今、小学生時代の休みがあったら・・・と考える気持ちってちょっと分かるんだよね。
この本を読んだ人は、自分の中の怠け者心と戦わなくちゃいけないかもしれない。

しかし、そんな小和田君が立ち上がる。

・・・考えるのが面倒だから(笑)
なんってこったい。

最初はただただ怠け者の話かと思いきや案外動きもあって楽しかったです。
自分の怠け者の心と戦って(?)動きまわりながらも怠ける小和田君が面白かったですね。
しかし、これって1日の話・・・なんだよね?
09:59  |  森見登美彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2013.03.15 (Fri)

「太陽の塔」 森見登美彦



太陽の塔 森見登美彦

何かしらの点で彼らは根本的に間違っている。なぜなら私が間違っているはずがないからだ、と宣う、ひねくれた学生の夢想を描いたデビュー作。第15回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。(BOOKデータベースより)

モリミーのデビュー作です。
デビュー作からかなり飛ばしていますね(笑)
モリミーのアホなワールド炸裂してました。

読み終わってみるとなんて事のない、
四畳半に住む失恋した大学生の物語
↑↑↑ モリミーお馴染み。
ってことだと思うのだけど、友人や失恋相手や恋のライバルなどが登場して、いつのまにかクリスマスなのに
「ええじゃないか」
と、京都の町を練り歩く(爆)
「ええじゃないか」
久々に聞いたわ・・・
そして、なんとなくこういうのってありそうな話。

モリミーの頭のなかが知りたい。
猛烈に知りたい!(笑)
なんか、別に大した内容とかテーマではないのだけど、
読んだ後クスっと笑ってしまう1冊です。

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08:52  |  森見登美彦  |  トラックバック(1)  |  コメント(6)  |  EDIT  |  Top↑

2012.09.24 (Mon)

「恋文の技術」 森見登美彦



恋文の技術 森見登美彦

京都の大学から、遠く離れた実験所に飛ばされた男子大学院生が一人。無聊を慰めるべく、文通武者修行と称して京都に住むかつての仲間たちに手紙を書きまくる。手紙のうえで、友人の恋の相談に乗り、妹に説教を垂れー。(BOOKデータベースより)

途中で噴出した(爆)

なんでこう・・・

阿呆なんだろう~(〃∇〃)

今回も「阿呆のパイオニア」なる表現が登場してました。
一番の噴き出しポイントは伊吹さんへの恋文ボツ手紙集。
ボツになった手紙とともに守田の「反省」の言葉が面白い。
だんだんとヤケになってきてないか?
と、思うのだけど最高。

この本は「守田一郎」が書いた手紙のみで表現されている本なのに、
文面が全部手紙なのにしっかりモリミーワールドが展開されているから笑えます。

まさかのモリミー本人も守田の文通相手として登場してましたが、
何はともあれ手紙はいいものです。はい(^^)
ここまで文通のプロにはならんでもいいと思うけど、
守田も書いてましたが、手紙を書いて投函して、ポストに返事が届くのを待つまでが文通。
阿呆だと思ってましたが、結構いいこと書いてます(^^)

赤い風船に手紙をつけて空に放つ。
なんか守田のくせに(?)ロマンチスト。

は!!今気づいた。

表紙、赤い風船だったんだ!!
いいね(・∀・)

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06:52  |  森見登美彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2012.05.24 (Thu)

「有頂天家族」 森見登美彦



有頂天家族 森見登美彦

糺ノ森に住む狸の名門・下鴨家の父・総一郎はある日、鍋にされ、あっけなくこの世を去ってしまった。遺されたのは母と頼りない四兄弟。長兄・矢一郎は生真面目だが土壇場に弱く、次兄・矢二郎は蛙になって井戸暮らし。三男・矢三郎は面白主義がいきすぎて周囲を困らせ、末弟・矢四郎は化けてもつい尻尾を出す未熟者。この四兄弟が一族の誇りを取り戻すべく、ある時は「腐れ大学生」ある時は「虎」に化けて京都の街を駆け回るも、そこにはいつも邪魔者が!かねてより犬猿の仲の狸、宿敵・夷川家の阿呆兄弟・金閣&銀閣、人間に恋をして能力を奪われ落ちぶれた天狗・赤玉先生、天狗を袖にし空を自在に飛び回る美女・弁天ー。狸と天狗と人間が入り乱れて巻き起こす三つ巴の化かし合いが今日も始まった。(BOOKデータベースより)

ちょうど自分の体調の悪さもあってか、なかなか物語に入り込めなくて、途中で寝てしまう日々が続きました(笑)

しかし、父がたぬき鍋になってしまったいきさつがわかるにつれて面白さも出てきて、ラストに至っては
なぜか・・
なぜか・・・

泣きました(TдT)

我ながら「ナゼーーー!?」と思うのですが、一気に来たねぇ~(^^;)
このお話は、父と母の器が大きすぎるのだ。
こういう両親はステキです。
人間にも是非見習ってほしい。

そして、いじけっぱなしの天狗の先生にキレることなく、丁寧に相手をする三男もまたいいヤツだ。

タイトルが「有頂天家族」なので、勝手に某映画の「有頂天ホテル」みたいなノリなのかと思ったら、こちらの方がとっても真面目な話だったと思います。

「たぬき」でしたが・・・

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