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2016.12.27 (Tue)

「夜行」 森見登美彦



夜行 森見登美彦

『夜は短し歩けよ乙女』『有頂天家族』『きつねのはなし』代表作すべてのエッセンスを昇華させた、森見ワールド最新作!旅先で出会う謎の連作絵画「夜行」。この十年、僕らは誰ひとり彼女を忘れられなかった。

【目次】
尾道/奥飛彈/津軽/天竜峡/鞍馬


おふざけなしのモリミーです。
「きつねのはなし」みたいなどことなくどよーんとした雰囲気です。
英会話スクールで一緒だったメンバーと10年ぶりに会って話をして・・・
その話には必ず岸田という画家の「夜行」の1枚が登場する。

その話⇒メンバーが自分の話をするんだけどそれもまた怪しくて
「大丈夫なのか?」と心配になる。
でも、ラストまでいくと「そういうことだったのであれば多少怪しくても
仕方ないのか」と思う。

ただ・・・こういう話が好みか否かで言うならば

好みではない(笑)

直木賞候補という事で楽しみに手にしましたが、読んでみて「これが?」と思った。
まぁ人の好き好きですし普段のおふざけ満載のモリミー作品では
直木賞なんてはるか彼方であろうからよろしいとは思うけれど
怪しすぎてうーーん。ちょっと困ったなという感想になりました。
05:00  |  森見登美彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.03.07 (Mon)

「美女と竹林」 森見登美彦



美女と竹林 森見登美彦

美女に会ったら伝えてくれ。俺は嫁を大事にする男だと。妄想と執筆に明け暮れた、多忙にして過酷な日々。森見登美彦氏を支えてくれたのは、竹林であった。美女ではないのが、どうにも遺憾である。虚実いりまぜて、タケノコと一緒に煮込んだ、人気文士の随筆集。

【目次】
登美彦氏は如何にして竹林の賢人となりしか/ケーキと竹林/竹林整備初戦/机上の竹林/森見登美彦氏の弁明/登美彦氏、清談に耽る/T君の話/登美彦氏、外堀を埋めて美女と出逢う/竹林は遠きに在りて想うもの/竹林へ立ち向かう四人の男〔ほか〕


森見さんが登場するので一見エッセイかと思うのですが、小説です。
でも、事実もあるんだろうなー。
どこまでが事実でどこからが冗談なのかww
(※9割冗談だと思ってます)

本上まなみさんとの対談がどうのとありましたので、おそらくこれは事実だとして、
それ以外は全く冗談でしょうねー。
とりあえず発想が冗談なので笑っちゃいますが、

「もしかしたら森見さんは竹林くらいもっているのかもしれない」

と、思ってしまうくらい竹について書いてます。
書いてますが、とにかく変(笑)

10日くらいかけてゆっくり読みましたので楽しかったです。
一気読みさせるくらいの情熱は森見さんのなかにはあったかもしれないけど、
私自身、それほど竹には興味ないのでのんびり読ませてもらいました。

まぁ男の大いなるロマンなのでしょう。
男のロマンは果てしなく大きいのですが、対象が「竹」というのがなんとも
モリミーらしい着眼点かと思いました。
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2015.06.08 (Mon)

「有頂天家族 二代目の帰朝」 森見登美彦



有頂天家族 二代目の帰朝

狸の名門下鴨家の三男・矢三郎は、親譲りの無鉄砲で子狸の頃から顰蹙ばかり買っている。「面白きことは良きことなり」という父の教えを胸に、誰もが恐れる天狗や人間にちょっかいを出しては、愉快に過ごしていた。そんなある日、老いぼれ天狗・赤玉先生の跡継ぎである“二代目”が英国より帰朝。狸界は大混迷し、平和な街の気配が一変する。しかも、人間の悪食集団「金曜倶楽部」は、恒例の狸鍋の具を懲りずに探している…。阿呆の誇りを賭けて、尊敬すべき師を、愛する者たちを、毛深き命を守れ!待ちに待った毛玉物語、再び。愛おしさと切なさで落涙必至の感動巨編。(BOOKデータベースより)

モリミーの作品で一番ファンタジー色が強くやや苦手設定ではある(笑)

最初の1話なんて何が何だか・・・。
最初の「有頂天家族」もとっかかりは苦労したなーとそういう思い出は甦りましたが。

ただ、設定に慣れてくると
「なんって常識あふれる狸なんだろう」
となる。

今まで読んだモリミーの「4畳半で桃色ブリーフ履きながら踊る男たち」
よりはるかに賢く優しい狸たちです。

老いぼれ天狗を師匠と仰ぐも、
その老いぼれ天狗も本当に素直じゃないというかなんというか分かりやすく(笑)
その素直じゃない師匠を持ち上げることを厭わない矢三郎が可愛らしい。

今回は「二代目」が戻ってきたということでいろいろと辛い目にあった人たちが
いっぱいいましたが、そうして人(と狸と天狗)は強くなっていくのだー。

赤玉ポートワインが沢山登場しますが、これは宣伝になるのか否か。
気になるところではありました。
09:04  |  森見登美彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2013.08.02 (Fri)

「聖なる怠け者の冒険」 森見登美彦



聖なる怠け者の冒険 森見登美彦

一年ほど前からそいつは京都の街に現れた。虫喰い穴のあいた旧制高校のマントに身を包み、かわいい狸のお面をつけ、困っている人々を次々と助ける、その名は「ぽんぽこ仮面」。彼が跡継ぎに目をつけたのが、仕事が終われば独身寮で缶ビールを飲みながら「将来お嫁さんを持ったら実現したいことリスト」を改訂して夜更かしをすることが唯一の趣味である、社会人二年目の小和田君。当然、小和田君は必死に断るのだが…。宵山で賑やかな京都を舞台に、ここから果てしなく長い冒険が始まる。(BOOKデータベースより)

楽しい本でした。
なんというか、モリミーだった。
モリミー出しまくりだった。
とにかく京都だったし、モリミーの単語。○曜倶楽部だったり、男汁だったり(笑)
そんなへんてこりんな話。
アルパカに似ている人間か、人間に似ているアルパカか。
悩むくらいアルパカって・・・
表紙にもあるけど、イラストもまた面白い。

人間である前に怠け者である小和田君。
今、小学生時代の休みがあったら・・・と考える気持ちってちょっと分かるんだよね。
この本を読んだ人は、自分の中の怠け者心と戦わなくちゃいけないかもしれない。

しかし、そんな小和田君が立ち上がる。

・・・考えるのが面倒だから(笑)
なんってこったい。

最初はただただ怠け者の話かと思いきや案外動きもあって楽しかったです。
自分の怠け者の心と戦って(?)動きまわりながらも怠ける小和田君が面白かったですね。
しかし、これって1日の話・・・なんだよね?
09:59  |  森見登美彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2013.03.15 (Fri)

「太陽の塔」 森見登美彦



太陽の塔 森見登美彦

何かしらの点で彼らは根本的に間違っている。なぜなら私が間違っているはずがないからだ、と宣う、ひねくれた学生の夢想を描いたデビュー作。第15回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。(BOOKデータベースより)

モリミーのデビュー作です。
デビュー作からかなり飛ばしていますね(笑)
モリミーのアホなワールド炸裂してました。

読み終わってみるとなんて事のない、
四畳半に住む失恋した大学生の物語
↑↑↑ モリミーお馴染み。
ってことだと思うのだけど、友人や失恋相手や恋のライバルなどが登場して、いつのまにかクリスマスなのに
「ええじゃないか」
と、京都の町を練り歩く(爆)
「ええじゃないか」
久々に聞いたわ・・・
そして、なんとなくこういうのってありそうな話。

モリミーの頭のなかが知りたい。
猛烈に知りたい!(笑)
なんか、別に大した内容とかテーマではないのだけど、
読んだ後クスっと笑ってしまう1冊です。

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08:52  |  森見登美彦  |  トラックバック(1)  |  コメント(6)  |  EDIT  |  Top↑

2012.09.24 (Mon)

「恋文の技術」 森見登美彦



恋文の技術 森見登美彦

京都の大学から、遠く離れた実験所に飛ばされた男子大学院生が一人。無聊を慰めるべく、文通武者修行と称して京都に住むかつての仲間たちに手紙を書きまくる。手紙のうえで、友人の恋の相談に乗り、妹に説教を垂れー。(BOOKデータベースより)

途中で噴出した(爆)

なんでこう・・・

阿呆なんだろう~(〃∇〃)

今回も「阿呆のパイオニア」なる表現が登場してました。
一番の噴き出しポイントは伊吹さんへの恋文ボツ手紙集。
ボツになった手紙とともに守田の「反省」の言葉が面白い。
だんだんとヤケになってきてないか?
と、思うのだけど最高。

この本は「守田一郎」が書いた手紙のみで表現されている本なのに、
文面が全部手紙なのにしっかりモリミーワールドが展開されているから笑えます。

まさかのモリミー本人も守田の文通相手として登場してましたが、
何はともあれ手紙はいいものです。はい(^^)
ここまで文通のプロにはならんでもいいと思うけど、
守田も書いてましたが、手紙を書いて投函して、ポストに返事が届くのを待つまでが文通。
阿呆だと思ってましたが、結構いいこと書いてます(^^)

赤い風船に手紙をつけて空に放つ。
なんか守田のくせに(?)ロマンチスト。

は!!今気づいた。

表紙、赤い風船だったんだ!!
いいね(・∀・)

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06:52  |  森見登美彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2012.05.24 (Thu)

「有頂天家族」 森見登美彦



有頂天家族 森見登美彦

糺ノ森に住む狸の名門・下鴨家の父・総一郎はある日、鍋にされ、あっけなくこの世を去ってしまった。遺されたのは母と頼りない四兄弟。長兄・矢一郎は生真面目だが土壇場に弱く、次兄・矢二郎は蛙になって井戸暮らし。三男・矢三郎は面白主義がいきすぎて周囲を困らせ、末弟・矢四郎は化けてもつい尻尾を出す未熟者。この四兄弟が一族の誇りを取り戻すべく、ある時は「腐れ大学生」ある時は「虎」に化けて京都の街を駆け回るも、そこにはいつも邪魔者が!かねてより犬猿の仲の狸、宿敵・夷川家の阿呆兄弟・金閣&銀閣、人間に恋をして能力を奪われ落ちぶれた天狗・赤玉先生、天狗を袖にし空を自在に飛び回る美女・弁天ー。狸と天狗と人間が入り乱れて巻き起こす三つ巴の化かし合いが今日も始まった。(BOOKデータベースより)

ちょうど自分の体調の悪さもあってか、なかなか物語に入り込めなくて、途中で寝てしまう日々が続きました(笑)

しかし、父がたぬき鍋になってしまったいきさつがわかるにつれて面白さも出てきて、ラストに至っては
なぜか・・
なぜか・・・

泣きました(TдT)

我ながら「ナゼーーー!?」と思うのですが、一気に来たねぇ~(^^;)
このお話は、父と母の器が大きすぎるのだ。
こういう両親はステキです。
人間にも是非見習ってほしい。

そして、いじけっぱなしの天狗の先生にキレることなく、丁寧に相手をする三男もまたいいヤツだ。

タイトルが「有頂天家族」なので、勝手に某映画の「有頂天ホテル」みたいなノリなのかと思ったら、こちらの方がとっても真面目な話だったと思います。

「たぬき」でしたが・・・

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13:30  |  森見登美彦  |  トラックバック(1)  |  コメント(8)  |  EDIT  |  Top↑

2012.04.18 (Wed)

「新釈 走れメロス」 森見登美彦



新釈走れメロス 森見登美彦

異様なテンションで京都の街を突っ走る表題作をはじめ、先達への敬意が切なさと笑いをさそう、五つの傑作短編(BOOKデータベースより)

【目次】
山月記/薮の中/走れメロス/桜の森の満開の下/百物語


太宰読んでおいてよかった・・・・( ̄_ ̄*)

しみじみと・・・つくづくとそう思ったのです。
「メロス」のほか、読んだことがあるのが「藪の中」だけで、「山月記」「桜の森の満開の下」「百物語」は読んでないのだ!!(威張るな)
でも「百物語」というのはほかの作品でもよく使われているのでどういうものかというのは分かっていたのですが・・・
それにしても「走れメロス」は強烈だった(笑)

「俺が戻らなければ、セリヌンティウスを俺の代わりに殺してくれ」

という本家「走れメロス」が、モリミーの「走れメロス」になると、

「芹名という男がいる。大学入学以来無二の親友だ。あれを人質としてここに置いていく。俺が逃げたら、ブリーフ一丁で踊らせろ。」

となる(。・ω・。)

実際「藪の中」を読んだあたしがこのモリミーの「藪の中」を読んで「ワケわからんところはわからんが、基本的には原作を忠実に『新釈』しているようだ」と思ったとき・・・

この「走れメロス」を読んでどうしろというのだっ!!(爆)

でも、面白かったな~。
一番ぶっちゃけてた(爆)
他の作品は割とモリミーにしてはシリアスで進めていたと思う。
モリミー・キーワードである「四畳半」「生尻」などは登場してましたが(^-^;)

元々の作品を読んでみたくなるね(・∀・)
特に「桜の森の満開の下」
どういう話なんだろう。
怪しくて悲しい男女の話に見えましたが。

しかし・・斉藤クンの存在が今ひとつ謎なまま終わった・・・

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08:22  |  森見登美彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑

2012.04.03 (Tue)

「四畳半王国見聞録」 森美登見彦



四畳半王国見聞録 森美登見彦

数式による恋人の存在証明に挑む阿呆。桃色映像のモザイクを自由自在に操る阿呆。心が凹むと空間まで凹ませる阿呆。否!彼らを阿呆と呼ぶなかれ!狭小な正方形に立て篭もる彼らの妄想は壮大な王国を築き上げ、やがて世界に通じる扉となり…。徹底して純粋な阿呆たち。7つの宇宙規模的妄想が、京の都を跋扈する。(BOOKデータベースより)

【目次】
四畳半王国建国史/蝸牛の角/真夏のブリーフ/大日本凡人會/四畳半統括委員会/グッド・バイ/四畳半王国開国史


うん。阿呆な話だ(・∀・)

四畳半を語らせたらモリミーの右に出る人はいないねっ!

・・・左に出る人もいないけどね(。・ω・。)

なぜここまで四畳半について熱く語る!?
生尻を出しながら?
うーむ。恐るべし京都の大学生たち。
四畳半に生尻で座る。
黄色に紫の水玉ブリーフ。などなど、わたしが普段生活しているときには巡り会えないキーワードの数々。

そういう意味では阿呆神の洗礼にあっているかもしれない(^-^;)
それにしても・・・どんどん阿呆っぷりが過熱していっているような気もする。

四畳半っていいのかな~!?
なんか気になってくる。
そんなにいいのか?
モリミーは「手に届く範囲」なところがいいと熱く語ってましたが。
モリミーの四畳半に対する熱き想いと阿呆な話が詰まっていた本でした・・・

おわり。

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07:26  |  森見登美彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2011.12.23 (Fri)

「ペンギン・ハイウェイ」 森見登美彦



ペンギン・ハイウェイ 森見登美彦

小学4年生のぼくが住む郊外の街に突然ペンギンたちが現れた。この事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎の研究を始めるがー。冒険と驚きに満ちた長編小説。(BOOKデータベースより)

このモリミーの世界に慣れるまでちょっと時間がかかりました。
だって・・・

コーラの缶がペンギンになるのだっ!

これは物語で重要なポイント。
この事実を普通のことと認識しないことには先に進めない(・ω・)

それ以外は割りと普通の小学生の物語。
可愛いんだよね。
理屈こきのアオヤマ君ながらも子どもらしい純粋な気持ちもあって見ていてほんわか。

ただし、そこにたどり着くまでには

コーラ缶からペンギン

を受け入れなくてはならないのです(笑)
ただラストは切なかった。
アオヤマ君の気持ちを思うと切ない(;ω;)

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