2017年05月 / 04月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫06月

2016.11.10 (Thu)

「橋を渡る」 吉田修一



橋を渡る 吉田修一

ビール会社の営業課長、明良。部下からも友人からも信頼される彼の家に、謎めいた贈り物が?都議会議員の夫と息子を愛する篤子。思いがけず夫や、ママ友の秘密を知ってしまう。TV局の報道ディレクター、謙一郎。香港の雨傘革命や生殖医療研究を取材する。結婚を控えたある日…2014年の東京で暮らす3人の悩み、ためらい。果たして、あの選択でよかったのかー

【目次】
春ー明良/夏ー篤子/秋ー謙一郎/そして、冬


連作短編ってワケじゃなくて、全く違う登場人物。
その人たちの生きる世界。
それが、春・夏・秋で、面白いんだけどいきなり終わる。
春が鉈で割ったみたいに「ドン」と終わって夏が始まって、
夏も・・って具合だったので、きっと冬でこの人たちが繋がるんだろう。

と、思ってましたら「冬」はまさかの展開。
これは正直予想してなくて・・・ちょいと苦手分野だったから
何というか・・・読みながらかなり混乱しました。
確かに春夏秋の人たちが登場はするんだけど・・・
予想のはるか斜め上を行くってこういうことなんだろう。

なんで??なんでーーーーー!?!?!?

エピローグでまとめた感じはありますが、
それにしても「冬」だよなー。
05:00  |  吉田修一  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2015.02.12 (Thu)

「怒り」 吉田修一



怒り 吉田修一

殺人事件から1年後の夏。房総の漁港で暮らす洋平・愛子親子の前に田代が現われ、大手企業に勤めるゲイの優馬は新宿のサウナで直人と出会い、母と沖縄の離島へ引っ越した女子高生・泉は田中と知り合う。それぞれに前歴不詳の3人の男…。惨殺現場に残された「怒」の血文字。整形をして逃亡を続ける犯人・山神一也はどこにいるのか?『悪人』から7年、吉田修一の新たなる代表作!(BOOKデータベースより)

上巻を読み終わったところで「???」となり、そのまま下巻へ。
下巻を読み終わり、タイトルの「怒り」ににんまりでした。

上巻に出てくるいかにも怪しい素性の分からない3人。
この中の誰かが山神なのか?
違うのか?
上巻ではそれしか分からなくて、下巻に入り物語は進み始めます。
その中でも一番怪しいというか、自分勝手そうなのがやっぱり山神だったんだけど、
物語の展開は意外な形で幕を閉じました。
そうきたのか。

で、この本にはもう1つ。
「人をどこまで信じられるか」というのが裏テーマかも。
タイトルが「怒り」なんだけど、「怒り」の章と「人を信じ切る」という章の2つに分かれていたかも。
本当の山神が出てくる章は「怒り」で、それ以外の2つの章が人を信じる。
この「信じ切る」が難しい。
とりあえず、素性の分からない人なので、いくら一緒にいたとしても
やっぱり何か形に見えるもの、目に見えるものを基に信じたい。
その人だけを見て信じ切るというのは確かに難しいと思った。

なかなか考えさせられる本です。
上下巻だったけど、案外さくさくっと読めました。
上下巻で3時間ちょっとくらいだったかな。

だから周りに「もっと味わって読め」と言われるのでしょうが(・ω・)ゞ
その時は味わってるんですって。
08:21  |  吉田修一  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2013.12.06 (Fri)

「さよなら渓谷」 吉田修一



さよなら渓谷 吉田修一

緑豊かな桂川渓谷で起こった、幼児殺害事件。実母の立花里美が容疑者に浮かぶや、全国の好奇の視線が、人気ない市営住宅に注がれた。そんな中、現場取材を続ける週刊誌記者の渡辺は、里美の隣家に妻とふたりで暮らす尾崎俊介が、ある重大事件に関与した事実をつかむ。そして、悲劇は新たな闇へと開かれた。呪わしい過去が結んだ男女の罪と償いを通して、極限の愛を問う渾身の長編。(BOOKデータベースより)

ヘビィな内容でした。
BOOKデータベースを読む感じと実際に読んだ中身が違いすぎて・・・

学生のころに集団強姦をした側とされた側のその後の物語でした。
どこまでもついてくるその事実。

なんかねー。
こういう事件って実際にあるから、実際の加害者被害者も今こういう
思いをしているのかと思うとなんっていうか、いたたまれない。

それが「愛」なのかどうか。とかBOOKデータベースに書かれてますが、
どうなんだろうねー。
愛・・・?
愛だとしたらそれは本当に歪んでいる気がする。
その歪みの中でしか生きられないようになってしまったってことなのかな。
07:09  |  吉田修一  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2012.08.04 (Sat)

「太陽は動かない」 吉田修一



太陽は動かない 吉田修一

新油田開発利権争いの渦中で起きた射殺事件。AN通信の鷹野一彦は、部下の田岡と共に、その背後関係を探っていた。商売敵のデイビッド・キムと、謎の美女AYAKOが暗躍し、ウイグルの反政府組織による爆破計画の噂もあるなか、田岡が何者かに拉致された…。いったい何が起きているのか。陰で糸引く黒幕の正体は?それぞれの思惑が水面下で絡み合う、目に見えない攻防戦。謀略、誘惑、疑念、野心、裏切り、そして迫るタイムリミットー。(BOOKデータベースより)

スパイものってことで期待して期待して期待しすぎて撃沈したって感じですΣ(|||▽||| )

設定としてはかなり好きな部類で、ちょっと前に新聞で紹介していたので
読みたいな~と思っていたのです・・・

が!!

かなり中途半端で残念でした。

多分ね~、登場人物多すぎ。
だから、説明不足のまま終わったような。

AYAKOとキムの関係性とか、風間のこと、富士樹海の死体のこと。
12時に連絡がつかないと体に入れられた爆弾が爆発すること。
新型太陽パネルのこと。
鷹野の過去。田岡の薬グセ。
いろいろな人物、いろいろな関係性。
ありすぎて微妙な感じがしました。

こういうスパイもの大好きだっただけに残念だ~。

そして、鷹野と田岡がいまいち大したことなかったのも問題かな?
あーー言っていたらキリがないくらいだっ!!(爆)

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ    
ランキング参加中です。押していただけると励みになります
07:10  |  吉田修一  |  トラックバック(1)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2010.11.26 (Fri)

「悪人」 吉田修一



悪人 吉田修一

九州地方に珍しく雪が降った夜、土木作業員の清水祐一は、携帯サイトで知り合った女性を殺害してしまう。母親に捨てられ、幼くして祖父母に引き取られた。ヘルス嬢を真剣に好きになり、祖父母の手伝いに明け暮れる日々。そんな彼を殺人に走らせたものとは、一体何か─。(BOOKデータベースより)

なるほどねぇ~( ̄ω ̄*)

読み終わりました。
映画化になってモントリオールなんとかで賞を取りましたでしょ。
そんなこんなで映画での予告というかピンポイントで出る映像の影響なのか、実際映画は見てないのですが、本を読んでいて「ほう!こんな話だったのか」とちょっと意外に思いました。

実際、映画がどのくらい原作に忠実かは分からないですが本は面白かったです。

光代の祐一に対する執着っていうのが出てました。
本当に独占したいタイプなのでしょう。

しかし、殺された佳乃はね~。
ちょっと勘違いさんでしたね。
増尾はこの中では一番「悪人」なイメージ。
いや、「小悪人」っていう表現がぴったりだね。

ラストは祐一の優しさが出てたと思うのですがそこを光代はどう感じたかって思いました。
あのラストの光代の発言。
祐一の気持ちはあたしでもわかるぞ!!
それが伝わるようじゃないと光代はまだまだ大人にはなれんね( ̄ω ̄*)


佳乃のとーちゃんは本当に盲目的なとうちゃんでした。
そこまで娘を想ってくれるなんて、ちょっと羨ましいかも。

ランキング参加中です。応援クリックお願いします(^ー^人)

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ  人気ブログランキングへ

07:38  |  吉田修一  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2010.06.24 (Thu)

「横道世之助」 吉田修一



横道世之助 吉田修一


なんにもなかった。だけどなんだか楽しかった。懐かしい時間。愛しい人々。吉田修一が描く、風薫る80年代青春群像(BOOKデータベースより)

この作者さんも「初めまして(^ー^)ノ ((・・*)」の作家さんでして・・・

ぶっちゃけ真剣な話

どっちがタイトルでどっちが作者名かわかりませんでした
いきなり始まるあのナレーション口調に慣れなくて、
「なんなの!この人の書きかた!」
と、イライラしちゃったのですが、後半に入ると物語に入り込んだのと同時にナレーション口調が減っていったのがよろしかったです(祥子口調)

時代は80年代。
バブル真っ盛りの頃だったらしいけどあたしよりもうちょっとだけ上の世代のお話でしたね。
理解できるところもありますね~。
ディスコにジーンズ禁止とか(笑)
バイトでチップ1万円!!なんって時代だ!!

バブルってステキ(爆)

普通のありきたりな大学生の1年。
こんな時代に大学生だったら楽しかっただろうな。
田舎から東京へ行くと見るもの全てが新鮮なのよ。
わかるわ( ̄ω ̄*)>経験者。ただし就職にて上京。


途中で「●」となりいきなり20年後の現代になる。
世之助と関わった友人たちが現在の生活の中でふと世之助との思い出を感じたり、現在のパートナーと会話をしたり。

それに涙ぐむあたしでした。

祥子の性格良かったです。
お嬢様な中でも頑固で素直で可愛らしく。
世之助の実家で起きたあの事件が現在の仕事に就いたんだろうというのは祥子以外はみんな分かっていることかと( ̄ω ̄*)


ランキング参加してます。応援クリックお願いします
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ 人気ブログランキングへ
07:49  |  吉田修一  |  トラックバック(2)  |  コメント(6)  |  EDIT  |  Top↑
 | BLOGTOP |