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2021.04.03 (Sat)

「七人の鬼ごっこ」 三津田信三



七人の鬼ごっこ 三津田信三

一人の自殺志願者が、多量の血痕を残し姿を消した。男は毎日一人ずつ旧友に電話をかけ、相手が出なければ首を吊る「死のゲーム」をしていたらしいのだが……。やがて、彼の幼馴染(おさななじみ)が次々と謎の死を遂(と)げ始める! 仲間の一人だった作家は、事件を追ううち、心の奥に封印された少年時代の忌(い)まわしい記憶へと辿(たど)り着く。錯綜(さくそう)する推理の先に立ち現れる驚愕の真相とは?

割と好き。
そういえばこの本未読だったなーと。
三津田作品割と最近お気に入りで読んでます。
ホラーに対する耐性もかなりつきましたよっ(・∀・)
ホラーどんとこいっ!

でも、どちらかというとミステリー色の方が強いかな。

最後に主人公が犯人(実はこの人怪しくない?と思ってた人だった)と対峙するときに、
「刀城シリーズが好きなので・・・」と言いおいて説明しだしたときにイヤな予感がした。
その通り・・・わざと二転三転させてる!!(笑)
要らないって!!
ハッキリ、「あなたが犯人でこういうことだったんでしょ」でいいじゃない。

「~もしくはこういう事も考えられます」
とかやめてーーー。誰が犯人か分からなくなるって(笑)

でも、「鬼ごっこ」というタイトルながら、この子供たちがやっているのって
「だるまさんがころんだ」なんだよね。そこは今のところ突っ込んでる人
見てないなぁ。
06:42  |  三津田信三  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.12.27 (Sun)

「逢魔宿り」 三津田信三



逢魔宿り 三津田信三

「お籠りの家」結界が張られた山奥の家で、七つのルールを守り「おこもり」をした少年の七夜の体験。「予告画」周囲に不幸が続く無口な児童の描く絵が、凶事を暗示することに気づいた新米教師の記録。「某施設の夜警」ある新興宗教の世界観を表した奇天烈な施設で、夜毎の異変に遭遇した警備員の述懐。「よびにくるもの」法事に訪れた片田舎の旧家で、蔵の二階の“何か”を呼んでしまった大学生の告白。「逢魔宿り」散歩で通う四阿に、雨の日の夕刻必ず現れ、怪談を語りだす家族に狙われた装幀家の回想。…そして、蒐集した怪異譚を小説として発表し続けた作家の顛末。著者史上最恐短編集。

【目次】(「BOOK」データベースより)
お籠りの家/予告画/某施設の夜警/よびにくるもの/逢魔宿り


最近の三津田作品はこういうの多いのね。
自分が聞き手となる。
なので、実話っぽく聞こえるのでリアリティが出てくるっていうか。

でも、ホラーって聞いている分にはそう怖くないので
このくらいの怖さ度が一番読んでて面白いです。
そのかわり、私は「見るホラー」がとても苦手。
ホラー映画とか。怖すぎて死ねる(T_T)

今回もそういうニュアンスを残しつつ、面白く読みました。
「予告画」って本当にあるんだよね。
こういうのは「見る」ホラーだからダメ(笑)
小説で読む分には問題ないけれど、リアル検索してあるのを
知ったらそっと閉じた(爆)

予告画・・・あります!
怖いもの好きな方は是非!!

三津田さんのお父さんが「幽霊なんぞいない!」というスタンスの
方らしく、まったくもってブレてなくて尊敬した。
わたしは幽霊っていると思ってます。
じゃないとここまでねぇ。
前世も信じてれば、憑依とか、守護霊、背後霊、全部信じてます。
ただ、私にそれを視る力がないだけ。
12:00  |  三津田信三  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.12.23 (Wed)

「そこに無い家に呼ばれる」 三津田信三



そこに無い家に呼ばれる 三津田信三

蔵から発見されたのは、封印が施された三つの記録。それはすべて「家そのものが幽霊」だという奇妙な内容でー。「幽霊屋敷」怪談、最新作!

冬なのにホラーを読む(・ω・)

このシリーズは作者の三津田信三が本人として登場するのです。
だから「リアルだよ」みたいに見せかけていると思う。

本人役で登場するから「今、ちょうど〇〇←まるごと作品名を書いてて・・」
とか書くのでプチ宣伝にもなる(笑)


1話目の新入社員の話が面白かったなぁ(怖いっていう意味)
夜遅く雨の日に酔っぱらって帰宅すると、空き家のはずの隣に家が建ってる。
書いてしまえばそれまでなんだけれど、そこを不気味に読むので怖い。
そしてだんだんと当事者が壊れていくのがまた・・・怖い。


手記を読む。的な話なので幕間に三津田信三氏があーだこーだと言うワケなんだけれど、それも含めて好きなシリーズです。
表紙のイラストまでいちゃもん(じゃないが)つけてきだして・・・
そうすると今回の表紙の女性の後ろのこれは目玉か・・・と思ったり。


2話の「自分への手記」と3話の「精神科医の話」は個人的に今ひとつ。
もう少し怖くてもよかったかなと。
そしてあれほど「苦手」と言ってた三津田ホラーが病みつきになってきている。


文中でやたらと「これは小説だから」というシーンが多く思ったけれど、なんかあったのかな?
気にしちゃった。具合悪くなった人とか文句つけたり?私、霊感ゼロだからそうなったことないんだよね。
06:00  |  三津田信三  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.07.16 (Thu)

「怪談のテープ起こし」 三津田信三



怪談のテープ起こし 三津田信三

恐怖は全て、日常にひそむ。自殺する者は何を語るのか。怪女「黄雨女」とは一体ー。怪談六篇と、ある編集者の顛末。

【目次】
死人のテープ起こし/留守番の夜/集まった四人/屍と寝るな/黄雨女/すれちがうもの


文中で「体験者に取材に行った」とあったり、
ラストに「この物語はフィクションです」の文字がなかったり
したので、これは多少は実話も含んでるんだろうなと
思うようになりました。
例のごとく、霊感が全くないのでこういう経験はしたくありませんが
読んでる分には面白いです。

ただ、実話型ホラーになるとどれも似たような話になるのが
欠点と言えば欠点。
「誰もいないはずの家なのにドアの開け閉めの音がする」とか
「社内のトイレ、自分の隣の扉が閉まった音がしたのに
その後の音が全くしない」
とか
「いるはずのない人が見える」とか

リアリティを求めるとどうしてもここら辺になってしまう。
決して生首が宙を舞わない(+_+)

ただ、この中に「コックリさん」が出てきて。
なんか・・・多少懐かしいという気持ちもありましたが・・・
この手のものは今でもやる人いるのでしょうか。
結構怖い思いをした人がいると聞いてますが。
コックリさんは懐かしくもあり恐怖でもあります。
13:44  |  三津田信三  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2019.11.18 (Mon)

「魔偶の如き齎すもの」 三津田信三



魔偶の如き齎すもの 三津田信三

奇妙な文様が刻まれている魔偶ー土偶の骨董ーは、所有する者に「福」と「禍」を齎すという…。大学を卒業して3年目の春を迎えた刀城言耶は、その話を聞いて旧家の屋敷を訪れた。そこには魔偶に興味を持った者たちがすでに集っていた。表題作の他、『妖服の如き切るもの』『巫死の如き甦るもの』『獣家の如き吸うもの』を収録した中短篇集。

【目次】(「BOOK」データベースより)
妖服の如き切るもの/巫死の如き甦るもの/獣家の如き吸うもの/魔偶の如き齎すもの


刀城言耶シリーズ。

好き(〃ω〃)

表題作の犯人だけはすぐにわかりました。
っていうか、モロじゃん。
刀城さんは留守番には向いてない人ですね(笑)

全く違う話かと思いきや、意外につながってて・・・
3番目の話は分かりづらかったのですが、
1番目の話なんて結構好きかも。
洋服ではなく「妖服」

あぁ~。こんなのありそう・・・

毎回のことながら、自分を「探偵じゃない」と言い切る刀城さんの
推理は確かに探偵のソレではなく。
「犯人は〇〇さん!!・・・と、思いましたが、〇〇さんには実はアリバイがあって・・」

・・・

「と言うワケで、真犯人は××さん!!! ・・・と、思ったのですが」

というのが延々とある。
そういうシリーズで、この話じゃないけれど、どっからこの真犯人登場
したんだ!というのも今まで読んだ中にあったような。

シリーズものを読むと、再読したくなるんだよね。
この間読んだ「QED」もいつも「再読したいなぁー」と思ってます。
でも、未読の本から読んじゃう。

来年は自分の本棚再読の1年にしようかなぁ~(←毎年言ってる。
っていうか、このブログ始めた元々の理由これ)

08:17  |  三津田信三  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.06.18 (Tue)

「白魔の塔」 三津田信三



白魔の塔 三津田信三

敗戦に志を折られた元エリート青年・物理波矢多は、日本の復興を支える職を選ぼうと決意する。海運の要である灯台はうってつけの仕事に思えたが、またも怪奇事件に巻き込まれることにー。

物理波矢多シリーズ第二弾。
今回は灯台守としての任務に就くことに。

そういえば今は灯台ってどういうシステムなのかな。
この時代みたいに、家族全員で住んで・・・ってないよね??

しかし、1作目のほうが面白かった。
この話も面白かったは面白いんだけど、
波矢多、ほぼ聞き役。
前任者の灯台守さんの話を聞くこと本の半分。
まぁその謎を明かすのですが・・・
私は波矢多の活躍が読みたかった。

そんな消化不良なところもありましたが、
最後の謎解き・・・ほんの十数ページでしたが、
楽しめました。
なるほどねぇー。
このシリーズは怖そうにしてて、ミステリーなので
好きなのですね。
ただ怖がらせて終わりというワケではないので、
今回はやや不満でしたが、次に期待したいです。
08:19  |  三津田信三  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2018.09.13 (Thu)

「碆霊の如き祀るもの」 三津田信三



碆霊の如き祀るもの 三津田信三

断崖に閉ざされた海辺の村に古くから伝わる、海の怪と山の怪の話。その伝説をたどるように起こる連続殺人事件。どこかつじつまが合わないもどかしさのなかで、刀城言耶がたどり着いた「解釈」とは……。シリーズ書き下ろし最新作!

久しぶりの刀城言耶シリーズです。
ノベルスではなく単行本ですっ!!!

あぁ・・・読み終わってのこの感じも久々です(TωT)

どんでん返しにつぐどんでん返しで結果的に犯人が誰か分からなくなってしまうこの感じ!!!

あぁ・・・懐かしい。
個人的には1人目の犯人候補の人が真犯人だったら結構よかったんだけどなぁー。
まぁその人には不可能ってことで次の候補に行き、そして・・・これでもかという刀城言耶の

「ただ・・・」

祖父江偲の「またですか!?」的な雰囲気に同調する私。

いい加減にしろ!

そうして物語が終わるころには結局誰が犯人だったのだ!?と
「???」のまま終わった。
※しっかりと犯人は分かってます。

でも、今回は刀城言耶も祖父江偲(2人ともメインキャスト)が沢山登場してたので面白かったです。
あの、阿武隈ももう少し登場したらもっと面白かった。

ってことで次回にも期待。
(なんの感想かわからん ^^;)
08:28  |  三津田信三  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2018.04.19 (Thu)

「魔邸」 三津田信三



魔邸 三津田信三

作家だった実の父と死別し、母親の再婚とともに引っ越しを経験した小学6年生の優真。ある日、なじめずにいた義父の海外赴任が決まり、移住先が決まるまでのいっときを大好きな叔父と暮らすことになる。しかし、叔父に連れられて訪れたその家は、“神隠し”の伝承がある森に建っていた。その家で過ごす最初の夜、何かが家の中を徘徊している気配を感じると、不気味な出来事が次々と優真に降りかかりー。

帯に「最狂家ホラー」と書いていたので、なんぼ怖いのかとビクビクしながら
読んでいたのですが、読んでみると結局一番怖いのは人間と分かり、
やや肩透かし気味です。

っていうか、ホラー苦手と言っているくせに読むし、
読んで怖くなかったら文句つけるし。
自分でも矛盾していると思います。

叔父さんの謎の行動はそういう意味だったのか!
と、そこには驚きましたがねぇー。
結局なんっていうか、なんっていうか・・・

いろいろと納得いかない(笑)

この本はいわゆる「最後の一行」に仕掛けもありまして。
そこもなぁーーー。

まぁ怖くなかったのでいちいちいちゃもんつけている
私でありました。

うん。怖いのも大丈夫かもしれない(笑)
05:00  |  三津田信三  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.08.17 (Thu)

「わざと忌み家を建てて棲む」 三津田信三



わざと忌み家を建てて棲む 三津田信三

人死にがあった部屋や家。それを一箇所に集めて建て直した“烏合邸”。家主は、そこに棲む人を募集する。さながら、実験室のように…恐怖の「幽霊屋敷」怪談、再び!

「どこの家にも怖いものはいる」の続編なんだけど、作りが一緒なので
新鮮味がないというかなんというか・・・

「黒の部屋」は怖かったねー。
日記形式なんだけど、途中から(日記の書き手が)壊れる。
あぁー壊れたか。

そう思う。

そして、最後の「青」の話なんだけど、それはそれでサトオの告白にビックリする。
読んでると多少怖いで済むけれど、当事者だったら腰抜かすねー。

このシリーズは実話テイストで進んでいくので、怖さがリアル・・・なのかな。
私は前も書いたけれど、実話ベースでは怖くないので大丈夫なのです。
ただ、ラストに読者に語りかけてまして。
読んだ人が「実は我が家では・・・」とメールしたりするのかな。

私は幽霊云々は信じていますので、人に(というか私に)害を与えなければ
別にいいんじゃないかと思ってます。
私より前にこの家にいたであろう人でしょうから。
そういう考えです。
05:00  |  三津田信三  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.07.30 (Sun)

「どこの家にも怖いものはいる」 三津田信三



どこの家にも怖いものはいる 三津田信三

作家の元に集まった五つの幽霊屋敷話。人物、時代、内容…バラバラなはずなのにある共通点を見つけた時ソレは突然、あなたのところへ現れる。これまでとは全く異なる「幽霊屋敷」怪談に、驚愕せよ。

私は、ホラーはホラーでも実際にありそうな雰囲気の怖さは平気なのです。
作り物のものすんごく激しいのは大の苦手ですが(←貞子とか)
この程度は普通。

と、思って読んでるとたまに足元救われる作家さんですが、
でも問題なかったよー。
よかった。面白かった。
でももっと怖いと思って読んでたので多少拍子抜けしたところはあります。

それぞれに散りばめられた5つの話が実は共通しているんじゃないか
という、テーマは・・・なんだろう。
神隠しなのかなー。

最初のキヨちゃんの話は年代も近いせいかゾクゾクっとはしました。
まぁその程度。
でも、このくらいであればなんというか、私たちが子供のころとか
もっと怖いことあったなーと思いました。
それこそコックリさんとかそっち系で憑かれた人がいたり。
まぁ子供がいなくなるっていうのも怖いは怖いけどね。
09:03  |  三津田信三  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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