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2021.03.16 (Tue)

「弁護側の証人」 小泉喜美子



弁護側の証人 小泉喜美子

ヌードダンサーのミミイ・ローイこと漣子は八島財閥の御曹司・杉彦と恋に落ち、玉の輿に乗った。しかし幸福な新婚生活は長くは続かなかった。義父である当主・龍之助が何者かに殺害されたのだ。真犯人は誰なのか?弁護側が召喚した証人をめぐって、生死を賭けた法廷での闘いが始まる。「弁護側の証人」とは果たして何者なのか?日本ミステリー史に燦然と輝く、伝説の名作がいま甦る。

再読です。
この話も最初はわたし、すっかり騙されていたんだけれど、
人によっては全く騙されない人もいます。

その通りに読んで、「何がどんでん返しなの?」と聞く人もいた。
その都度、「なんてわたしは素直なんだ。」「騙されないようにしよう」と
思うんだよね。詐欺とか気を付けよう。

仕掛けが簡単な分、2~3回と読む分にはあまりお勧めできない
気もするんだけれど、ミミイと結婚した杉彦は本当に最悪で。
っていうか、杉彦と結婚しようと思うミミイもどうかと思う。
ここまでクズだと。

「わたしがいないとダメなんだから。なんとかわたしの力でこの人を
更生させたい。」

なんて絶対ないなと思った。
クズはどこまで行ってもクズ。
05:00  |  その他か行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.07.10 (Fri)

「たてもの怪談」 加門七海



たてもの怪談 加門七海


「建物」にまつわる怪の話を集めた怪談実話集。

【目次】(「BOOK」データベースより)
引越物語/道の話ー終わらない話/幽霊文化財/ホーンテッド・スウィート・ホーム/夜遊び好き…らしい/ひとり旅の醍醐味/お化け屋敷の話/東京の「顔」-風水の話/在宅怪談


小説か?エッセイか?と、思ったらエッセイのようです。
わたし自身は霊感まったくないので、こういうの読むと面白い。

視える人には当たり前になって、幽霊と共存しながら生きていくっていうか。
「仕方ないか」と思っていると幽霊がどんどんとつけ上がってくるとか(笑)
どういう仕組みなんだろう。

おばけ屋敷にはたまに本物の幽霊がいるとか。
霊感があるからこそ、風水や神社、神様を大切にしたりとか。

やっぱり幽霊っているんだろうなぁー。
視たくはないし、関わりたくもないけれど、
こういう話を読むのは本当に楽しい。
13:20  |  その他か行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.04.08 (Wed)

「てのひらに爆弾を」 黒武洋



てのひらに爆弾を 黒武洋

都心で市民を狙った爆発事件が発生。爆弾が仕込まれたのは携帯電話だった。犯人は通信会社に5000万円を要求するが、その後動きを止めてしまう。時間ばかりが経過し、苛立つ捜査陣を嘲笑うかのように、事件は思いがけない方向へと転がっていくーー。『そして粛清の扉を』の著者が放つ迫真のクライム・サスペンス!

この方の本を読むのは超久しぶりでして、
それこそ「そして粛清の扉を」以来です。
約19年くらい前らしい。
「バトル・ロワイヤル」の元になった本だって言われてました。

なので、まぁ救いのない話かなぁーと思ったら
そこそこ救いはなかった。
南京錠の鍵を持っていくのを城辺と名指しされたときに、
そこで人物の構図が見えたワケですが(ラムのこと)
そこに繋がったかと。

しかし終わり方が中途半端で、この間読んだ「犯人に告ぐ」
みたいな・・・「これで終わり??続くの?」なんて思ってます。
続くのであれば城辺がどうなったかとか、成長とかそういうの
読みたいと思いますし。
続かないのであればちょっとあんまりな終わり方だと思います。
11:48  |  その他か行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.03.08 (Sun)

「このミステリーがひどい!」 小谷野敦



このミステリーがひどい! 小谷野敦

40年以上に及ぶ推理小説渉猟の結論。古典から最新刊まで、正直すぎる「名作」案内。

【目次】
第1章 いかにして私は推理小説嫌いとなったか/第2章 素晴らしき哉、『ロートレック荘事件』/第3章 「旧本格」の黄昏と古典化/第4章 松本清張、長編はあかんかった/第5章 SF「小説」は必要なのか?/第6章 ああ、愛しのバカミス/第7章 人気作家はどのような人たちなのだろうか


平たく言えば、エッセイですね。
最近のミステリーは・・・と、いう感じでしょうか?

この本を読んで驚いたのは犯人バラしてるがな・・・( ̄▽ ̄;)

すごいな。この本。

私も読んでる方なので、犯人を知っているからか驚きましたが。
おい・・・
と、脳内でつぶやきました。

この方にかかると、横山秀夫の「64」はバカミスになります。
まぁ・・・確かに指摘されたところを読む限りではそうかもね・・・

松本清張は読んだことないのですが、長編はダメらしい。
中編・短編は面白いみたい。

こんな感じで、すべてにおいてボロクソ&ミソクソに言うワケでもなく
面白かったものは面白いと言うのでまた面白い。
でも、読書なんていうのは人の感想だし、100人が100人同じ本を
読んで「面白い」と思うワケもないし。

そういう意味ではこの方の感想だよね。
という、感想です。
08:00  |  その他か行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2020.03.05 (Thu)

「熱源」 川越宗一



熱源 川越宗一

故郷を奪われ、生き方を変えられた。それでもアイヌがアイヌとして生きているうちに、やりとげなければならないことがある。北海道のさらに北に浮かぶ島、樺太(サハリン)。人を拒むような極寒の地で、時代に翻弄されながら、それでも生きていくための「熱」を追い求める人々がいた。明治維新後、樺太のアイヌに何が起こっていたのか。見たことのない感情に心を揺り動かされる、圧巻の歴史小説。

直木賞~(´▽`*)ノ

まさかの登場人物がほとんど実在してた件。
まったくのフィクションではないってことですね。
史実をもとにしてますし。

アイヌの物語が直木賞を受賞したと聞いて、
「前にあった宝島もそうだけれど、直木賞選考委員って土地土地を
書いた作品に弱いのか?」と思ったのは事実です。

時代は第一次世界大戦から第二次世界大戦が終わるころまで。
ロシアと日本の間で振り回されたアイヌの話です。

読み終わった後に、ダンナに「今、これを読んだんだ」と
アイヌの話をしたら「たまにはちゃんとした本読むんだな」
と、言われました(←言い方!)

その後も、中学校の時の修学旅行の話したり。
私やダンナの時は北海道で、アイヌの風習を学ぶっていう言い方
でいいのかなー?
見学した思い出があります。

結婚した女性は、口に入れ墨をする習慣があるみたいで、
読了後ネットで検索。

読んだあとに、今回の主人公の山辺安之助(アイヌ名→ヤヨマネクフ)
について調べたりとか。
そういうのも含めての直木賞読了でした。
08:30  |  その他か行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.12.06 (Fri)

「紅子」 北原真理



紅子 北原真理

1944年満州。馬賊の城塞に、関東軍の偵察機が突っ込んでくる。冷徹な首領、黄尚炎たちは、パイロットが絶世の美女であることに驚く。その女、吉永紅子は、子供たちを救出したいがために、荒くれ男たちのいるこの谷へ女一人で飛び込んできたという。尚炎は、この女は肝が据わっているのではなく、馬鹿なのだと呆れる。関東軍特務機関の黒磯国芳少佐は、吉永紅子が嫌いだ。甘粕正彦に可愛がられ、やりたい放題する紅子を憎いとさえ思っている。無茶で破天荒な女に翻弄される、馬賊の頭領と関東軍将校。一方、甘粕が隠匿する金塊を狙う輩たち。騙し騙され欲望が渦巻く、サスペンスフルな冒険譚。

帯に「アウトロー」とあるからもっと期待してたんだけど、
私の求めているアウトローではなかった。

これはただの無鉄砲。

普通だったら50ページで死んでるレベル。
でも、生きてる。
それは小説だから。

最初はこんな展開に首をかしげてしまうのでしたが、
慣れてくると面白くなってきて(笑)
紅子に振り回される馬賊の面々たちが気の毒になりました。

とくに尚炎。
紅子の持ってた手榴弾のせいで大けがをしてしまって
山で全く動けなくなります。
そのちょっと前に、尚炎と尚炎の姉に見せしめとして思い切り
殴られた紅子はここで仕返しをします。

「水が飲みたい」と言った尚炎に口移しで水をあげたり、
(これで尚炎のプライドはズタズタになった)
「食べる?」と言って生きたミミズを顔にのせて楽しんだり(笑)

まぁ馬賊の人たちからしたら疫病神ではあった。
確かに。
ラストもよかったけれど、黒磯さんはお気の毒。
彼のこと結構好きだったんだけどなぁー。
13:35  |  その他か行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.10.05 (Sat)

「罪人が祈るとき」 小林由香



罪人が祈るとき 小林由香

自殺を決意した少年と、息子を自殺で亡くした父親──。同じ空を見上げたとき、ふたりはなにを祈るのだろうか。涙なくしては読めない感動のラスト! 衝撃のデビュー作『ジャッジメント』に続く、初の長編ミステリー。

とても読み応えのある1冊で「面白い」という表現を使っていいのか
悪いのかっていうくらい内容は重いんですけどね。
いじめが原因で自殺した息子と、そのあとに母親も自殺。
そして残された父親。
また別では少年がいじめに悩まされていた。

なんっていうか、いじめって小説の話だけではなく、
実際にもありますし。
最近では学校の先生が同僚の先生をいじめていたとか。
そのいじめ方が教育者じゃないよね。

そういうニュースを見た後に読んだので何というかモヤモヤ。
小説の話だけではないんだよなぁー。
ピエロの姿に扮したというところが小説っぽかったかな。

ついでにいえば、ピエロの正体があの人って気づかなかった。
普通は気づくんだろうけれど、一致しませんでした(T_T)

結果的に悲しいラストですし、そこに救いがあるのかどうか
というとまた違ってくるかもしれないけれど、少しでも未来が
あればいいなと思いました。

13:56  |  その他か行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.09.27 (Fri)

「アルキメデスは手を汚さない」 小峰元



アルキメデスは手を汚さない 小峰元

「アルキメデス」という不可解な言葉だけを残して、女子高生・美雪は絶命。さらにクラスメートが教室で毒殺未遂に倒れ、行方不明者も出て、学内は騒然!大人たちも巻き込んだミステリアスな事件の真相は?’70年代の学園を舞台に、若者の友情と反抗を描く伝説の青春ミステリー。江戸川乱歩賞受賞作。

江戸川乱歩賞~(・∀・)

・・・とはいっても、第19回(1973年)です。
エラい昔だな。
まぁ箇所箇所にNGワードは頻繁に登場しますし、
クラスメイトの弁当を60円とか80円で売るし、
金銭感覚が一番時代を反映するような・・・

美雪の死の真相がメインかと思いきや、決して
そういうことではなく、柳生一家メインの物語でした。

タイトルの「アルキメデスは手を汚さない

結局、一番手を汚してないのは誰??
田中??
田中は一番おいしいところにいるんだよね。
結局、この時代に株で儲けてるし。
しかも、弁当売った仲介手数料を貯めてだからねぇ。

当時珍しい青春ミステリーとのことでしたが、
確かに高校生がするのはどうだろうという内容ながらも、
ものの考え方とかは高校生っていうよりも
大人になってない人の考えだなと思いました。
はい。
09:21  |  その他か行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018.12.07 (Fri)

「おさがしの本は」 門井慶喜



おさがしの本は 門井慶喜

和久山隆彦の職場は図書館のレファレンス・カウンター。利用者の依頼で本を探し出すのが仕事だ。だが、行政や利用者への不満から、無力感に苛まれる日々を送っていた。ある日、財政難による図書館廃止が噂され、和久山の心に仕事への情熱が再びわき上がってくる…。様々な本を探索するうちに、その豊かな世界に改めて気づいた青年が再生していく連作短編集。

【目次】
図書館ではお静かに/赤い富士山/図書館滅ぶべし/ハヤカワの本/最後の仕事


個人的にレファレンスってカッコいいと思います。
「あーー。あの本なんですけどー」と、キーワードたる単語で「あぁ。それでしたら・・・」ってヤツやってみたーーーい(笑)
私が利用している図書館にあるかどうかは怪しいですが・・・

でも、ストーリー的にはあまりピンとはきませんでしたが・・・
でしたが、あの最後の「太陽の季節」じゃないほうの本。
アレがインパクト強すぎて思わず想像しちゃって読みたくなりました。
変態かも(爆)
凄いよね。
あんなシーンを書く本が「太陽の季節」以外あるのかと。
女性はやりませんが、男性諸君たちにとっては夢のあるシチュエーションなのでしょうか・・・
そこが気になる。

そういえば私が子供のころに読んだ本・・・何っていうんだろうなぁー。
読みたいなぁーと思います。7歳くらいに読んだ本だけど(←昔から活字ばか)
黄色い表紙で、こぐまが冒険する話だったと思うんだけど、結構有色人種とか沢山登場してて・・・
あまり人種にうるさくない時代だったのかな~。
11:18  |  その他か行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018.11.03 (Sat)

「無気力探偵 赤い紐連続殺人事件」 楠谷佑



無気力探偵 赤い紐連続殺人事件 楠谷佑

高校2年生の霧島智鶴はどんな事件でも解決できる天才だが、最大の欠点は究極に無気力なこと。夏休みをだらだらと過ごす彼のもとに、刑事の熱海や同級生の揚羽、後輩の柚季が次々と難題を持ち込む。つながりのありそうな二件の殺人事件、豪邸に届いた怪盗からの予告状、ある作家の謎の自殺、さらには赤い紐を使った連続殺人…。智鶴に敵愾心を持つエリート警部・上諏訪と対立しつつ、しぶしぶ事件解決に挑むがー?


ライトではあるんだけど、その割にはやや読みづらい。
っていうのは、人物関係かなぁー。

苗字が温泉に関係しているのもあるんだけど、やたらと難しい(笑)
誰がどの温泉か・・・みんな温泉なので混乱するのですねー。
ついでに言えば、たまに男性女性で混乱する箇所もあるしww

4話からなる1冊です。
4話目が一番長い話だったけど、個人的には一番イマイチ。
短いほうが面白かったです。

4話目はねぇーいろいろと言いたいことはある(笑)
犯人の謎過ぎる連続殺人の理由。
はぁ。。。
そうですか。。。。

そういう感想を覚えました。
08:14  |  その他か行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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