igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。

「豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件」 倉知淳



豆腐の角の頭ぶつけて死んでしまえ事件 倉知淳

戦争末期、帝國陸軍の研究所で、若い兵士が倒れていた。屍体の周りの床には、なぜか豆腐の欠片が散らばっていた。どう見ても、兵士は豆腐の角に頭をぶつけて死んだ様にしか見えなかったがー?驚天動地&前代未聞&空前絶後の密室ミステリの真相は!?ユーモア&本格満載。猫丸先輩シリーズ最新作収録のミステリ・バラエティ!

【目次】(「BOOK」データベースより)
変奏曲・ABCの殺人/社内偏愛/薬味と甘味の殺人現場/夜を見る猫/豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件猫丸先輩の出張


最近・・・倉知さんが仕事をしている気がします・・・
今までなんてこうも短期間で新作読めなかったもの。
どうしたんだろう???
wikiでは「冷蔵庫が空になるまで仕事をしない寡作で有名」とありましたので
いよいよ冷蔵庫が空になったか・・・と思っている一読者です。

どれもゆるくて面白いです。

久々の猫丸先輩が登場します。
永遠の30代。
着ぐるみかぶって登場。

猫丸先輩も面白かったんだけど、一番最初の「変奏曲・ABCの殺人」がお気に入りです。
青原(A)の町で浅嶺(A)が殺され、番祥寺町(B)で馬場(B)が殺された。
この偶然を生かしたい。
自分は「堂ケ谷(D)に住んでいる弟(段田/D)を殺したい!」
A,B、Dとくればいいじゃないか。
そのためには・・・と考えるんです。

しかし・・・世の中はそれほど甘くなく、「えーーー!?」という展開が待ってます。
この展開面白いです。

表題作はねー。これは考えたよなぁーと思います。
正木博士が熱く・・熱すぎるくらい語ったアレが結局関係してくるのかー。
読んでいると「そんなアホな・・・」と呆然とするのですが、
最後のオチと考えると結構面白です。

表紙はもちろん豆腐です。はい。

「シュークリーム・パニック」 倉知淳



シュークリーム・パニック 倉知淳

体質改善セミナーに参加したメタボな男性4人組。インストラクターの無慈悲な指導によって耐え難い空腹感が怒りへと変わっていく中、冷蔵庫のシュークリームが盗まれる大事件が発生する。爆笑必至の「限定販売特製濃厚プレミアムシュークリーム事件」はじめ、ひと味違う傑作本格ミステリ作品を全6編収録。

【目次】(「BOOK」データベースより)
現金強奪作戦!(但し現地集合)/限定販売特製濃厚プレミアムシュークリーム事件/強運の男/通い猫ぐるぐる/名探偵南郷九条の失策 怪盗ジャスティスからの予告状/夏の終わりと僕らの影と


以前、ノベルスで1冊だけ読んでたのでようやく丸々1冊読むことが出来ました。
何というか、強烈なのだけ未読だった。
ダイエット合宿する中年のおっさんの話とか、「こんなんあり!?」と叫びたくなりそうな探偵が出てくる話とか。
「名探偵~」の話はねー。本当に「えーー??」という絶叫レベルです(笑)

全体的に気軽に読める短編かなー。
ひとつも難しい話もなく、やや脱力気味で。
猫に秘密の4桁の数字を隠す。さて・・・どこに隠す??
という話も「なるほどねー」と思うけれど、
解釈は人それぞれじゃないかな?
順番だったり、右回り左回り、前後いろいろ。

「皇帝と拳銃と」 倉知淳



皇帝と拳銃と 倉知淳

私の誇りを傷つけるなど、万死に値する愚挙である。絶対に許してはいけない。学内で“皇帝”と称される稲見主任教授は、来年に副学長選挙を控え、恐喝者の排除を決意し実行に移す。犯行計画は完璧なはずだった。そう確信していた。あの男が現れるまでは。著者初の倒叙ミステリ・シリーズ、全四編を収録。“刑事コロンボ”の衣鉢を継ぐ警察官探偵が、またひとり誕生する。

【目次】
運命の銀輪/皇帝と拳銃と/恋人たちの汀/吊られた男と語らぬ女


なんかこういう登場人物いたよなぁーと思っていましたら
なんてことはなく、倉知さんの「なぎなた」に1話収録されてました。

謎そのものは割と普通で、きっちり「本格」ってことではないんだよねー。
でも、キャラが物凄く濃くて。
みんな見る人見る人乙姫警部を「し・・・死神が来た」とか思うわけです。
死神の次は「一人だけ葬儀屋が混ざってる」とか「まるで弔辞を読むみたいに」
とか、まぁだんだんとエスカレートしていく感じ。
相棒の鈴木刑事はものすごくイケメン刑事ですが、自分ではイケメンと気づいてない
控えめな刑事です。

これでもう少し、肝心の「事件」の方が面白かったら文句なかったかな。
緻密に絡まった糸をほどきながら事件解決・・・と、思いきやなんか
死神の圧倒的存在感にみんな負けたような感じ(笑)

「ほうかご探偵隊」 倉知淳



ほうかご探偵隊 倉知淳

ある朝いつものように登校すると、僕の机の上には分解されたたて笛が。しかも、一部品だけ持ち去られている。-いま五年三組で連続して起きている消失事件。不可解なことに“なくなっても誰も困らないもの”ばかりが狙われているのだ。四番目の被害者(?)となった僕は、真相を探るべく龍之介くんと二人で調査を始める。小学校を舞台に、謎解きの愉しさに満ちた正統派本格推理。

騙されちゃったよー(ノ∀`*)
文庫オリジナルかと思っていたら2004年に発売されてた本の文庫化だった。
今頃!?

そういえば図書館にオレンジの表紙の本があったなー(遠い目)

仕事してなかったのか・・・倉知さん・・・

それはそうと、小学生が不要物連続消失事件を解決すべく
放課後に探偵団として聞き込みに回るという楽しい話でした。

そこにはいろいろな事情があって、なんか・・・そうよね。
小学生よねーとほほえましく読みました。

解決が意外にすんなりといかず、そこがまた何というか・・・
こじれているわけではないけれど、同じことを考える小学生がいたり、
まぁ・・・なんというか・・・ひとひねりもふたひねりもありました。

「片桐大三郎とXYZの悲劇」 倉知淳



片桐大三郎とXYZの悲劇 倉知淳

聴覚を失ったことをきっかけに引退した時代劇の大スター、片桐大三郎。古希を過ぎても聴力以外は元気極まりない大三郎は、その知名度を利用して、探偵趣味に邁進する。あとに続くのは彼の「耳」を務める野々瀬乃枝。今日も文句を言いつつ、スターじいさんのあとを追う!

【目次】
ぎゅうぎゅう詰めの殺意/極めて陽気で呑気な凶器/途切れ途切れの誘拐/片桐大三郎最後の季節


大好きな作家さんですが、本当に仕事をしない作家さんです(笑)

久々の新作。
「エラリィ・クイーンのオマージュ」とか書かれてますが、一つも読んでないのでどこがどう絡むのかサッパリわかりませんでした。
でも、未読でも十分楽しめます(←読んでない私が言うのだから間違いない)

耳が聞こえなくなったのを機に引退した有名俳優。
乃枝は大三郎の耳の役ということで、他の人が喋った言葉をパソコンで打ち込みながら大三郎に見せるというのが仕事。

3番目の誘拐の話がかなりキツいです。
読んでて「えぇーーー」と思った。これをラストに持ってこないで、3番目あたりに持ってくるってところがなんというか倉知さんの醍醐味?
・・・なんて書くのは、ラストに騙されたからでーーーす(。・ω・。)ゞ

あー。そういえば倉知さんの本を読んでたんだった。
と思った4作目。
人の先入観は怖いですね。
確かに「こういう風に書いてないなー」と思ってたんだけど、
今までの流れで勝手に思い込んでいた。
あーーー。騙された(笑)

面白かったです。
もっと仕事すればいいのに。

と、毎回読むたびに思う。
仕方ないから「過ぎ行く風はみどり色」でも再読しようかなー。

「猫丸先輩の推測」 倉知淳



猫丸先輩の推測 倉知淳

『病気、至急連絡されたし』手を替え品を替え、毎夜届けられる不審な電報、花見の場所取りを命じられた孤独な新入社員を襲う数々の理不尽な試練、商店街起死回生の大イベントに忍びよる妨害工作の影…。年齢不詳、神出鬼没、掴みどころのないほのぼの系、猫丸先輩の鋭い推理が、すべてを明らかにする。(BOOKデータベースより)

【目次】(「BOOK」データベースより)
夜届く/桜の森の七分咲きの下/失踪当時の肉球は/たわしと真夏とスパイ/カラスの動物園/クリスマスの猫丸


・・・ということで、4年前(正確には3年と7か月)に読んだのにもかかわらず、
読んだことすら忘れてる可哀想な脳みそを持ったigaigaです(。・ω・。)v

ただね。
言いわけをするならば。
「日常の謎」系って事件そのものがたいしたことないからよほどのインパクトがないと
忘れるんだよねーーー(´ー`*)

綾辻さんの「十角館の殺人」とかになるとインパクトが強すぎて絶対忘れない。
同じ倉知さんでも「星降り山荘の殺人」も強烈で腹が立ったけど(笑)

まぁそんなワケで今回も楽しく読みました。
最初から読んだかのごとく楽しみました。
安定の猫丸先輩といったところか。
サンタの話なんてとってもありそうでした。逆に電報の話はあまりなさそうだけどなーーー。
なんて思ってみたりした。

雪が降ったり、春になったり、夏になったり、そして冬になる。
以外に四季とともどもの猫丸先輩でした。

「猫丸先輩の空論」 倉知淳



猫丸先輩の空論 倉知淳

年齢・職業ともに不詳の童顔探偵猫丸先輩が、日常を“本格推理”する!イラストレーターの家のベランダに毎朝決まって置かれるペットボトル、交通事故現場に集結させられた無線タクシー、密室状態のテントの中で割れ、散乱していた7個のスイカ…などなど不可解で理不尽な謎がずらりと解かれる推理の極み6編。(BOOKデータベースより)

【目次】
水のそとの何か/とむらい自動車/子ねこを救え/な、なつのこ/魚か肉か食い物/夜の猫丸


一番最初に読んだ猫丸先輩の本がこちらです。
懐かしい・・・
まぁ日常の謎なので、あまり謎関係は覚えてないんだけど、
大食いの早苗ちゃんとか(きっとギャル曽根は早苗ちゃんの生まれ変わりだろう)
スイカ割のルールが公式にあるとか、そういうのはしっかり覚えてました。

猫丸先輩シリーズとしては創元推理文庫の方が好きなんだけど、
こちらの講談社は挿絵がありまして。
表紙の絵もですが、本当に猫丸先輩っぽい。
絶対こんな感じだよなーと微笑ましく読みました。

タイトル通り「空論」なので正解かどうかは分からないのです。
でも、洞察力すざましいので「これが正解なんだろうな」と思ってしまいます。

もう1冊「猫丸先輩の推測」という本がありまして、
私のブログにも2011年に読んでUPしております。

が。

例のごとく忘れっぽいので、空論と一緒に借りてきてしまいました(爆)
忘れついでに近々読んでUPします。
忘れっぽいんだから、家にある本を片っ端から読めばいいのに、
そういうのをしないでせっせと借りてくるんだよねー。

「シュークリーム・パニック」 倉知淳



シュークリーム・パニック 倉知淳

高校2年生の夏休み。受験勉強を前に、羽を伸ばしてすごせる最後の夏、「僕」は仲間たちと映画制作を始めた。監督の「僕」は以前から気になっていた同級生、百合川京子を主役に抜擢し、撮影は快調。しかしその最終日、ラストシーンのロケ場所から、彼女の姿が消えたー!?感動的な結末に心がほっこりする中編「夏の終わりと僕らの影と」はじめ、本格ミステリの名手の技が光る3編を収録。(BOOKデータベースより)

【目次】
現金強奪作戦!(但し現地集合)/強運の男/夏の終わりと僕らの影と


倉知さん、好きな作家ですが寡作ということで有名らしく、なかなか本がないのよねー。
なので見つけるとすぐに手に取ります。

で、少し緩めの1冊でした。
「夏の終わりと僕らの影と」に関しては青春すぎてこの歳になると読んでて辛い(T∀T)

「現金強奪作戦!(但し現地集合)」
これはタイトルだけでなんとなく展開が見えると思いますが・・・
予想通りというか何というか・・・
あぁ・・・
やっぱりうまい話には裏があるんです。
なるほどなー。
ちょっとこれは好きかも。

「強運の男」
こちらも好きだけど、一体何だったんだろう。とは思う。
何がしたかったのか意味不明な男がいるー。
なんなんだか。
ほんと分からん。
でも、嫌いではない。

姉妹本みたいなのがあるみたいですが、また見つけたらすぐに読みたいと思います。

「星降り山荘の殺人」 倉知淳



星降り山荘の殺人 倉知淳

雪に閉ざされた山荘。ある夜、そこに集められたUFO研究家、スターウォッチャー、売れっ子女流作家など、一癖も二癖もある人物たち。交通が遮断され、電気も電話も通じていない陸の孤島で次々と起きる殺人事件…。果たして犯人は誰なのか!?あくまでもフェアに、読者に真っ向勝負を挑む本格長編推理。(BOOKデータベースより)

この本を再読したいと思ったのは・・・

思い切り騙されたからです( ̄∇ ̄;)

よってこの本に関しては「騙されたっ!!!」というのと犯人しか記憶にない(笑)
「十角館の殺人」じゃないけれど、思い切りスコンと騙された本に関しては何回も読みたくなります(笑)
この本もしかり。
最初読んだときは本当にぶっ魂消ました。
読了後、「キエー!!」「キエー!!」と叫んだことを懐かしく思います(笑)

ってことで、この本ですが、ありきたり(?)のクローズドサークル。
他の本と違うのは、いちいち(?)作者からの挑戦というか、挑発というか・・・
「ここで第一の殺人が起きます」とか「探偵役が登場します」とか書かれてます。

ワタクシigaigaはそれはそれは心根のまっすぐな健全な人間でございますので
こういう手合いにはコロンと作者さんの思い通りに騙されます。
ミステリー作家に騙されるのはとても楽しいです(笑)

このような本格推理小説を何回も読むのはわれながらどうかと思うのですが、
「ここよね。ここ」と思いながら読むのは少し楽しいんです。

それにしても嵯峨島さんがあんな活躍するとは思わなかった(笑)
なるほど。
やっぱり再読すると忘れていたシーンが登場するので面白い。

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「猫丸先輩の推測」 倉知淳



猫丸先輩の推測 倉知淳

『家火災、至急連絡されたし。』夜な夜な届く不審な電報、花見の場所取りをする新入社員を次々襲う誘惑と試練、行方知れずの迷い猫…。平和だった毎日を突然かき乱す小さな「大事件」を、神出鬼没&ほのぼの系の名探偵・猫丸先輩が鋭い推理でずばり解決!これぞ本格ミステリの精粋といえる6編を収録。(BOOKデータベースより)

【目次】
夜届く/桜の森の七分咲きの下/失踪当時の肉球は/たわしと真夏とスパイ/カラスの動物園/クリスマスの猫丸


ワタシの中の猫丸先輩のイメージってばこの講談社のイラスト。
上手く特徴捉えているよな~と。
それ以降どの本を読んでも猫丸先輩=講談社となってます。

この中で好きなのは「クリスマスの猫丸」
本当にほんわかというか、急いで走っているサンタの謎なんて・・・

なんって平和なんだっ!!(T_T)

そう思わずにいられません。
結構昔の本かなと思ったんだけどケータイ電話もそれなりに普及している時代のようです。

それなのに電報事件とかいろいろありますね。
しかし、電報・・・よく思いつくな~。

花見の場所取りは違う予想をしましたが、実際は犯罪がらみだったという・・

猫好きの倉知さんらしく、随所に猫登場。
いや~可愛いんだろうな。
猫大好きなんだろうな。
と、文章のいたるところに猫に対する愛情が溢れてます。
「猫丸先輩の空論」は実は既読だけど、すっかり忘れているのでそれを次は再読しよ~っと。


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