igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。

「ボーダレス」 誉田哲也



ボーダレス 誉田哲也

なんてことのない夏の一日。でもこの日、人生の意味が、確かに変わる。教室の片隅で、密かに小説を書き続けているクラスメイト。事故で失明した妹と、彼女を気遣う姉。音大入試に失敗して目的を見失い、実家の喫茶店を手伝う姉と、彼女との会話を拒む妹。年上の彼女。暴力の気配をまとい、執拗に何者かを追う男。繋がるはずのない縁が繋がったとき、最悪の事態は避けられないところまで来ていたー。

本を読んで終わって閉じて・・・

「この終わり方で納得いかないってことは私は誉田さんに何を求めているのか?」

と、真剣に首をかしげました。
そこそこハッピーな終わり方なのですが・・・

個人的にはそんなハッピーは他の作家さんに求めているんであって誉田さんにはあまり求めてない(笑)
たまに、さわやか青春系も書く作家さんではありますが、この話は不穏な動きがありまして。
だから、なんというか・・・もっとねぇ・・・あってもよかったんじゃないかな?

死体とか・・・

とか思ってしまい、
そういうののない、ちょっと不穏な動きのある誉田作品はかなり中途半端な感じがするんですよねー。

最近、自分の作品に思想書きまくりの右よりの誉田さんですが、今回は何も書かなかったなぁーと思っていたら最後、なんか書いてたな。
あれはいいのか?
普通の船なのか??
わざわざカタカナで書いたから気になって調べましたよ。

まぁ次の作品に期待します。
出来ればジウ系がいいなー。

「あの夏、二人のルカ」 誉田哲也



あの夏、二人のルカ 誉田哲也

名古屋での結婚生活に終止符を打ち、東京・谷中に戻ってきた沢口遥は、【ルーカス・ギタークラフト】という店に興味を持つ。店主の乾滉一はギターの修理だけでなく、日用品の修理もするらしい。滉一との交流の中で、遥は高校時代の夏を思い出していた。
一方、高校生でドラマーの久美子は、クラスメイトの翔子、実悠、瑠香とともにバンドをを始動させる。そこに転校生のヨウが入ってくるのだが、彼女の非凡な才能に久美子は衝撃を受ける。ある日、彼女たちのバンド「RUCAS」にプロデビューの話が持ち上がるがーー。


そこそこ↑に説明があるのですねー。
よく読んだら裏表紙にもちゃんと書いてた。
しっかりと読んでなかった私は途中で「あれ?遥??あれれ??クミ??」とワタワタとする。

久しぶりにグロのない誉田作品を読みました。
グロなしだと徹底的に爽やかに青春になるからすごいなぁーと
1人の作家さんなのにどうしてこうも引き出しがあるのかと。

でも、こうして読んでみると遥は面倒くさいかも。
しっかりと向き合う瑠香は素敵だと思うし只者ではない。
こんな面倒な人とはあまり付き合いたくないし、
ご機嫌とりなんてしてられっかとも思う。

ただ本人不器用なだけです。
不器用で瑠香曰く「潔癖で極端」
あーーー。そういう感じか。

終始さわやかでのんびりした感じで読むことが出来ました。

「ノーマンズランド」 誉田哲也



ノーマンズランド 誉田哲也

またしても同僚の殉職を経験し、心身に疲弊の残る姫川玲子が入ったのは、葛飾署管内で起こった若い女性の殺人事件捜査本部。心機一転、捜査に集中する玲子だったが、すぐに行き詰まってしまう。有力な被疑者がすでに別の所轄に逮捕されており、情報が流れてこないのだ。玲子は、あらゆる伝手をたどり、事件の全体像を探りはじめるが…。

最近の誉田作品は自分の思想を自分のキャラクターを使って表してくるので
とても嫌いです。
姫川シリーズとても好きなんだけどなぁー。
姫川だけじゃないんだよね。
気づけば武士道ゼネレーションからその気はあった。

別に作者が右でも左でもどっちでもいいんだけど、
(かなり右寄りの人だけど)
それをねー私の大好きなキャラ使わないでくれる??

北朝鮮拉致被害者まではいいよ。
でも、その先も書くんだよねーーー。

それにうんざり気味の今日この頃です。

しかも姫川はもともと女子大生殺しを扱ってたはずなのに
物語は全然違う方向に突っ走っていった。
ついでに姫川も突っ走っていった。
日下のやさしさに気づくのはいつだろうか。


ガンテツはガンテツらしく最後まで小汚く生きてほしいところですが
何いい刑事になってるの??
なんて思ったりして。
へんな検事出てきたけど、姫川に頼られたり、そういう雰囲気に
なると私は・・・

「死亡フラグ立った??」

なんて思ってしまいます。
武見検事・・・長生きできますように(-人-)

「増山超能力師大戦争」 誉田哲也



増山超能力師大戦争 誉田哲也

ここは、超能力が事業認定された日本。いまや超能力関連の科学技術は国家レベルの重大機密情報となっている。そんななか、最先端の技術開発に携わっている人物が行方不明に。本人の意志なのか、はたまた海外の産業スパイによる拉致なのか。「面倒くさい」が口癖の一級超能力師・増山圭太郎が調査を開始すると、所員や家族に魔の手が迫る…。

2014年以来の続編だったので元の話をすっかり忘れております。
あーーー。どういうんだっけ?

覚えてないけれど、この本が続くという事だけはわかった。
増山の娘のアリスが可愛い。
普通に考えると超能力あるだろーと思うんだけど
それに気づかない親は本当に超能力師なのか?

そういう疑問もわいてきたり。

増山にあまり魅力を感じず、そのせいかイマイチ感情移入できません。
なので明美とアリスが活躍してくれたらなんか思いっきり
めちゃめちゃに荒らしそうで楽しみ。

超能力といっても、モノを動かしたりできるのは今のところアリスだけ
なのかな。あとは皆さん人の考えが分かるとか、オーラが見えるとか
そういうことのようです。

グロ無関係かと思ってましたがさすが誉田さんです。
拷問シーンは健在でした(^^;)

「硝子の太陽 N」 誉田哲也



硝子の太陽 N 誉田哲也

沖縄での活動家死亡事故を機に「反米軍基地」デモが全国で激化した二月、新宿署の東弘樹警部補は「左翼の親玉」を取り調べることに。その直後、異様な覆面集団による滅多刺し事件が起こる。被害者は歌舞伎町セブンにとってかけがえのない男。社会に蔓延る悪意の連鎖を断ち切るべく、東とセブンの共闘が始まる!

こっちのジウシリーズは姫川シリーズよりわかりづらく。
ジウ ハング 国境事変 歌舞伎町セブン 歌舞伎町ダムド
というそれぞれ違うシリーズが組み合わさってなのでちょっと困るかも。
しかし、今回「国境事変」に登場してた公安にしては温厚な川尻さんが再登場したーー(〃∇〃)
これは嬉しいぞ。
また国境事変を読みたくなりました。

こっちを読むと「姫川ってなんってまっすぐなんだろう」と思います。
姫川は太陽の下が似合う人だと思う。
Nに登場する人たちは本当に真夜中に活動する人ばかり(笑)
必殺仕事人的なダークヒーローだよね。

殺された人が歌舞伎町セブンのメンバーだったっていうから読んでて驚いた。
こっちの話の真相は少しわかりづらく。
この先続くんだろうなーとは思うんだけど、どういう形で進むのか。
あの土屋昭子なる女性もよーわからんし、気になるし。

東警部補は嫌いなんだけど、それ以外のメンバーは好きだー。

ただただ・・・最近誉田さんの思想を入れ込むんだよねーーーー。
「武士道ジェネレーション」の時もそうだったんだけど。
今回のRにしろNにしろ読書メーターでは「右寄り」と書いている。
右でも左でも本人の思想は別にいいのよ。
ただ黙っとれ。小説に書くな。と思っちゃいます(。・ω・。)

「硝子の太陽 R」 誉田哲也



硝子の太陽 R 誉田哲也

祖師谷で起きた一家惨殺事件。深い闇の中に、血の色の悪意が仄見えた。捜査一課殺人班十一係姫川班。警部補に昇任した菊田が同じ班に入り、姫川を高く評価する林が統括主任として見守る。個性豊かな新班員たちとも、少しずつ打ち解けてきた。謎の多い凄惨な事件を前に、捜査は難航するが、闘志はみなぎっているーそのはずだった。日本で一番有名な女性刑事、姫川玲子。凶悪犯にも臆せず立ち向かう彼女は、やはり死に神なのか?

前回の「インデックス」読んでおいて本当によかったと。
じゃないと人間関係などが分からないまま読むと楽しめない1冊であります。

相変わらず動物的な勘で事件の本質を探っちゃう姫川ですが
最後には辛い出来事が。

ジウシリーズとのコラボとはいうものの、東警部補と少しやりとりがあっただけで、
同時に別の事件があり、その糸が絡まったときにだけ接触した感じだったかな。

しかしガンテツが妙に存在感ありましたね。
あの存在感はなんだろう。
東との因縁もありそうだし、ガンテツはさすがガンテツというか出版社の垣根もなく
いろいろと登場するんだろうな(笑)

それにしてもラストは辛かった(´・ω・`)

「インデックス」 誉田哲也



インデックス 誉田哲也

池袋署強行犯捜査係担当係長・姫川玲子。所轄に異動したことで、扱う事件の幅は拡がった。行方不明の暴力団関係者。巧妙に正体を隠す詐欺犯。売春疑惑。路上での刺殺事件…。終わることのない事件捜査の日々のなか、玲子は、本部復帰のチャンスを掴む。気になるのは、あの頃の仲間たちのうち、誰を引っ張り上げられるのかー。

【目次】(「BOOK」データベースより)
Color of the Dark/Female Enemy/Index/In the Dream/Reiko the Prober/Share/The Cafe in Which She Was/Undercover


やっぱり面白いです。
この姫川という人物そのものが面白いなー。
なんでいきなり関西弁のブローカーもどきになれるのか。
謎ではあるが。
そして井岡とのコンビが最強すぎて笑えます。

私は菊田よりも井岡の方が好きなので登場するとプププっと笑ってしまいます。

短編だったので手元に置いて笑いたいときに読めるという不思議な警察小説ではありますが、
ようやくこれで「硝子の太陽」を探せるーーー(TωT)

姫川のシリーズも好きだけど、歌舞伎町セブンのメンバーたちも好きなのだよ。
どう絡まってどう混乱するのか(絡まるか混乱しかなさそうで ^^;)

今回ガンテツが名前しか登場しなくて残念でした。

「武士道ジェネレーション」 誉田哲也



武士道ジェネレーション 誉田哲也

あれから六年、大学を卒業した早苗は結婚。香織は、道場で指導しながら変わらぬ日々を過ごすが、玄明先生が倒れ、桐谷道場に後継者問題がー。剣道女子を描く傑作エンタメ、六年ぶりの最新刊。

面白かったです。
やっぱりこのシリーズは良い。
とても朗らかで前向きで明るい本です。

とても「ケモノの城」を書いた人と同一人物とは思えない(。・ω・。)

そんな爽やかな本でありましたが、早苗が結婚しました。
高校1年だった早苗ももう人妻です。

しかし香織とも付き合いはあり、香織は香織で桐谷道場の後継者になるべく奮闘するわけです。
香織の強さと早苗の強さ。
それぞれ強さの違いはあれども、なんだかんだで似た者同士の二人ではないかと思います。

これにて完結!!

と、思いましたがどうかなー。
このシリーズだったらいつまでも読んでても楽しいかも。

「プラージュ」 誉田哲也



プラージュ 誉田哲也

たった一度、魔が差した結果、仕事も住む場所も失ったサラリーマンの貴生。やっと見つけたシェアハウスで、人生をやり直す決意をした矢先に、一人の女性住人に「夜這いし放題よ」と耳打ちされて…。あるシェアハウスに住む、厄介者たちの物語。(BOOKデータベースより)

誉田さんの本は引き込まれるのであっという間に一気読みでした。
でも、前に朱川さんの本でもあったけど、シェアハウスってうまくいくのかなー。
私はちょっとそういうのは苦手なので、勘弁してほしいです。

確かに世の中は前科者に対してはとても厳しくいつまで経っても言われちゃう・・・のかな。
私の周りにはそういう人はいないので分かりませんが、
もしいたらどうなのかなー。
ただ、殺人というのと貴生みたいに興味半分やけくそ半分で覚せい剤を1回使って
あっという間に逮捕⇒執行猶予っていうのもまたねー。
運が悪いというか要領が悪いというかバカというか。

貴生以外の住人がこのシェアハウスに入ったいきさつも書かれてて
どれもこれもヘビィではあります。運が悪かった人もいますし。
過剰防衛だったりね。
なんかみんな過剰防衛だった気がしましたが・・・

で、読了感はかなりよろしい。
なんか良すぎてこんなのありえなーーーーい。と思いました。

「ケモノの城」 誉田哲也



ケモノの城 誉田哲也

ある街で起きた監禁事件。保護された少女の証言に翻弄される警察。そんな中、少女が監禁されていたマンションの浴室から何人もの血痕が見つかったー。あまりにも深い闇に、果たして出口はあるのか?小説でしか描けない“現実”がここにあるー。圧倒的な描写力で迫る衝撃のミステリー。(BOOKデータベースより)

北九州監禁殺人事件を元にした本です。

読み続けるのが本当に辛かった(;´Д`)
北九州の本当の話はニュースでさらりと知っているくらいでしたが、
この本を読んだ後にwikiで北九州監禁殺人事件を調べたら殆どそのまんま。

ってことは、この本のような辛い事が現実に起きていたかと思うと悲しくて仕方ない。
特に娘をかばう父親というのが切なくて辛い。
女同士の罵り合いになるとまぁそれほど辛くもないんだけど。
父親が子を思うという気持ちを考えるとなんというかねぇ。
ただただ辛かったです。

まぁ小説なので、違う登場人物、違うエンディングが用意されてます。
誉田さんが書くからだろうねーー。
迫力もすごかった。

本当に読み続けるのが辛かった。