igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。

「このミステリーがすごい!四つの謎」



このミステリーがすごい!四つの謎

寝台特急での密室殺人、ピアニストの死の謎、元特撮ヒーローの受難、猛吹雪からの脱出ー最強の『このミス』大賞作家、書き下ろし4編!!

【目次】(「BOOK」データベースより)
残されたセンリツ(中山七里)/黒いパンテル(乾緑郎)/ダイヤモンドダスト(安生正)/カシオペアのエンドロール(海堂尊)


どの話もつかみは面白くないんだけど(失礼)、
読んでいくうちに面白くなりました。
特に「ダイヤモンドダスト」
しょっぱなの面白くなさは文句の言いようがないくらいなんだけど、
後半になるにつれて面白くなる。
東京に大寒波が訪れて、交通マヒとかいろいろなるんだけど、
そんなトンでも設定に慣れてきたというか。

「黒いパンテル」も面白かったなぁー。
この2人の作家さんは普段あまり読んだことないから
どういう仕掛けで来るかっていうのが予想外で
楽しめました。

海堂さんは久々に読んだなぁー。
玉村刑事・・・久々だった。
懐かしい・・・

「謎の館へようこそ 黒」



謎の館へようこそ 黒

「館」の謎は終わらないー。館に魅せられた作家たちが書き下ろす、色とりどりのミステリの未来!最先端を行く作家たちが紡ぎ出す6つの謎。

【目次】(「BOOK」データベースより)
思い出の館のショウシツ(はやみねかおる)/麦の海に浮かぶ檻(恩田陸)/QED-ortus 鬼神の社(高田崇史)/時の館のエトワール(綾崎隼)/首無館の殺人(白井智之)/囚人館の惨劇(井上真偽)


高田さん目当てで購入。
ってことで、高田さんの感想。

QED-ortus 鬼神の社(高田崇史

読んだ中で一番「館」っぽくなかった(笑)
「やかた」というよりは「やしろ(社)」
九段坂で五十嵐弥生に言われたことを覚えているんだねー。
「えくぼ」だけでわかるのか??すごくない??
ファンにとっては嬉しかったです。

思い出の館のショウシツ(はやみねかおる)

初読み作家さん。
これシリーズものだねー。なんかすごく興味のある設定で
読んでみたいです。
主人公女性ですよね?いつもハリセンで叩かれているの??
ちょっととぼけた感じがかわいいです。

麦の海に浮かぶ檻(恩田陸

これは「理瀬シリーズ」です。
理瀬は登場しないけれど、この設定は明らかに・・・(〃∇〃)
ってことで、高田さん目的だったんだけど、なんか儲けた気分だなぁー。

時の館のエトワール(綾崎隼)

これも何かのシリーズだろうな。
ただ・・・この話は面白かった。
なるほどなぁーとちょっと感心しちゃうくらい。
心理戦だよね。

首無館の殺人(白井智之)

この方も初読み。
この人はねぇー強烈。
多分じっくり読むと仕掛けが分かりそう。
「さくらこ」とかなんかね、怪しいんだけど、なぜかもう1回読む気にならないのは
あまりにも汚いから(笑)
普通雪の上にあってアリバイに使われるのは「足跡」だけど、
この本は「ゲロ」
なんでゲロなのー(TдT)

囚人館の惨劇(井上真偽)

この人も初読み。
最初「蒼井上鷹」さんと勘違いしてた。
読んだ瞬間「作風違うな」と思ったら、作者そのものが違ってました(笑)
一番長い話だった分、一番読み応えありました。
面白かったので違う本も読むことにしました(^^)

「自薦THEどんでん返し(2)」



自薦THEどんでん返し(2) 

流行作家のマンションに集まった、同級生男女たちの思惑は?閉店してしまった地方書店。出版社の若手営業マンは割り切れなかった…。大学の同好会で熱心に絵画制作に打ち込む彼女。同学年の僕は彼女の情熱に…。学園祭で催された降霊会。何か企みがあるのではないか…。路線バスの降車ボタンをめぐる乗客同士の謎の競争。勝者は誰だ?逆行性健忘症で警察に保護された男には、二人の妻がいた!?六編のどんでん返しが、あなたを離さない。

【目次】(「BOOK」データベースより)
同級生(乾くるみ)/絵本の神さま(大崎梢)/掌の中の小鳥(加納朋子)/降霊会(近藤史恵)/勝負(坂木司)/忘れじの信州味噌ピッツァ事件(若竹七海)


やっぱり近藤さんがうまいなと。
アンソロジーを読むといつも近藤さんが頭一つ抜けているなぁーと思います。
ただならぬアンソロジーの名手というか。
とにかく面白いです。
今回もページ数そう多くないんだけど、ちゃんとどんでん返ししてくるんです。
やっぱりすごい人だ。

大崎さんの話のみ読了済みでした。
私は大崎さんファンだから読んでいるのよ( ̄ω ̄*)

でも、全体的にどんでん返しってほどではないよなぁーと思って
作者名を見る。
うーーむ。一見するとどの人も女性作家に見える。

しかし、私は知っている。
一人おっさんがいることを。

そういう意味ではこの羅列が一種のどんでん返しなのか。

ちょっとそう思ったりして。

「自薦THEどんでん返し」



自薦THEどんでん返し

十七歳年下の女性と結婚した助教授。妻が恐るべき運命を告白する…。ベストセラーを目指せと、編集長にたきつけられた作家はどこへ…。完璧なアリバイがあるのに、自分が犯人と供述する女子高生の目的は…。貸別荘で発見された五つの死体。全員死亡しているため、誰が犯人で誰が被害者なのか不明だ…。推理作家が、猟奇殺人の動機を解明すべく頼った人物とは…。独身の資産家を訪ねた甥。その甥には完全犯罪の計画があった…。六つのどんでん返しが、あなたを虜にする。

【目次】
再生(綾辻行人)/書く機械(有栖川有栖)/アリバイ・ジ・アンビバレンス(西澤保彦)/蝶番の問題(貫井徳郎)/カニバリズム小論(法月綸太郎)/藤枝邸の完全なる密室(東川篤哉


どんでん返しっていう感じじゃないんだよねー。
驚きたいじゃない。
あの、例の本の
「ヴァン・ダインです」
のような驚きがほしかったんだけどなぁー。
ちょっと違うんだよねーとグチグチ言いながら読みました。

個人的に好きなのは東川さん。
相変わらずバカっぽいのですが面白いです。
でも、どんでん返しではない。

綾辻さん。
他の人も書いているけど、ホラーです。
よって、どんでん返しではない。

有栖川さん。
シュールです。
やっぱりどんでん返しではない。

西澤さん。
うーーーん。少しどんでん返し入っているかなぁー。

貫井さん。
一番どんでん返しっぽい作品だったかなぁー。

法月さん。
どんでん返しっていうよりは、「なるほどなぁー」と感心した話だった。

「惑(まどう)」 アミの会(仮)



惑(まどう) アミの会(仮)

淡い恋心、男か女か、宇宙人が来襲!?火事と焼死体への既視感、そして、人生をあの時からやり直すべきか…。最強の作家集団、四たび集結。全作品書き下ろし。

【目次】
かもしれない(大崎梢)/砂糖壺は空っぽ(加納朋子)/惑星Xからの侵略(松尾由美)/迷探偵誕生(法月綸太郎)/ヘンゼルと魔女・赤い椀・喫茶マヨイガ(光原百合)/最後の望み(矢崎存美)/太陽と月が星になる(永嶋恵美)/内助(今野敏


ゲスト作家の今野さんの話がまさかの隠蔽捜査シリーズ。
冴子さんが主役の話で驚きました。
だってねー。一番「迷う」とか「惑う」とかいうイメージがないので。
でも、さすがシリーズもの。安心して読みました。

あとは加納さんかなー。これはうるうるしました。
ちょっとした行き違いだったのか。

もう一人のゲスト作家。法月倫太郎さんの話は・・・
最近の法月さんあるあるなんだけど、

何書いているか理解できませんでした(ノ▽`;)

読みながら「どこに向かってるんだろう」と気になる。

結構毒のある話が多く、こちらはこちらで楽しめました。

「迷(まよう)」 アミの会(仮)



迷(まよう) アミの会(仮)

はじめてのひとり暮らし、旅先、迷路、父か母か。そして、俺の人生を狂わせた、憎いあいつを殺してしまうか…。誰もがいつでも迷っている。迷うほどに、心を揺さぶる。短編の饗宴。最強の作家集団、四たび集結。全作品書き下ろし。

【目次】
未事故物件(近藤史恵)/迷い家(福田和代)/沈みかけの船より、愛をこめて(乙一)/置き去り(松村比呂美)/迷い鏡(篠田真由美)/女の一生(新津きよみ)/迷蝶(柴田よしき)/覆面作家(大沢在昌)


毎回思うけれど、近藤さんがいいなぁー。
アンソロジーになるとインパクトの強いものが残るんだけど、
近藤さんのはトップバッターながらとても印象に残りました。

面白かった。
リアルにありそうで、最初は「事故物件なのかと怖いなぁ。
一人暮らしでこんなんだったらイヤだ」
などなど思いながら読んでいくわけなんだけど、
オチが予想外で素敵だ(笑)
こうくるのかーと感心してしまった。

あとは、なんだろう。
「置き去り」かな。
海外ではなんかありそうだもの。
いくら気を付けても自分の力ではどうにもならないこと。
私はかなりの心配性なので不安でトイレ我慢するかも(笑)

タイトルが「迷」なので「迷」というタイトルを付けた人が3人も。
どれも迷っている感じの作品ばかりで楽しめました。
次は「惑」だー。
2つあわせて「迷惑」だー。

「隠す」 アミの会(仮)



隠す アミの会(仮)

あなたが隠したいものは、なんですか?机の中に、記憶の中に、人生のどこかに…「隠す」をテーマに描かれる、11の不穏で切実な人間ドラマ。

【目次】
理由(柴田よしき)/自宅警備員の憂鬱(永嶋恵美)/誰にも言えない(松尾由美)/撫桜亭奇譚(福田和代)/骨になるまで(新津きよみ)/アリババと四十の死体 まだ折れていない剣(光原百合)/バースデイブーケをあなたに(大崎梢)/甘い生活(近藤史恵)/水彩画(松村比呂美)/少年少女秘密基地(加納朋子)/心残り(篠田真由美)


このくらい豪華なメンバーだと作家さんたちも張り合いがあるのか。

読み手としてはこんだけ豪華だと潰しあいになるのか、あまり印象に残ってないww
その中で強烈だったのが

近藤史恵さんの「甘い生活」

これはもんのすごくイヤな女の子なのだ。
人が持っているものが何よりもほしい。
まぁ大なり小なり経験はあるかもしれないけれど、
「姉が注文したクリームソーダがいい」「〇〇ちゃんが持ってる人形がほしい」
とかとか。
その癖が直らなくて起こした事件。

これは最高だった(*´ω`*)

他にもやたらとある品が登場するなーと思っていたら
あとがきに書いてた。

隠れキーワードらしい。

隠す」というキーワードのほかに「〇〇」というキーワードも載せて作品にする。

なかなかの凝りようです(〃ω〃)
物凄くイヤすぎて他の作品が消えたってくらいのインパクトでした。



「毒殺協奏曲」 アミの会(仮)

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毒殺協奏曲 アミの会(仮)

致死量に詳しすぎる女、正統派の毒殺、ネットで知り合った女、身近すぎる毒、毒より恐ろしい偶然…サスペンスから本格まで、一冊に閉じ込めたバラエティ豊かな毒物語集。

【目次】
伴奏者(永嶋恵美)/猫は毒殺に関与しない(柴田よしき)/罪を認めてください(新津きよみ)/劇的な幕切れ(有栖川有栖)/ナザル(松村比呂美)/吹雪の朝(小林泰三)/完璧な蒐集(篠田真由美)/三人の女の物語(光原百合)


アミの会(仮) 第二弾(〃∇〃)

あれれ?女性の会じゃなかったかなと思っていたら、有栖川さんと小林さんはゲスト参加だったみたい。
「毒殺」というテーマで行くと、男性人より女性作家さんの方が面白かったです。

毒殺なのにユーモアがあったのが柴田さん。
なるほど。ここでシリーズものを出してきたか。
1冊しか読んでないけど知ってるシリーズ。

毒殺系でここまで笑っちゃう展開というのも珍しい。
だからか、こればかり印象に残っちゃった(笑)

あとは新津さんが好きーー。

柴田さん以外はどれもこれも雰囲気暗くて・・・(笑)
あとがきに「アンソロジーだからかぶらないようにお互い気を付ける」と
ありましたー。
そうなんだよね。
アンソロジーとか読むと似ている内容があったりするし。
でも、そういう意味で行けば「暗い」という以外はいろいろな毒がありまして
面白かったです。

「本をめぐる物語(小説よ、永遠に)」 神永学ほか



本をめぐる物語(小説よ、永遠に) 神永学ほか

「空想の中でしか、私は生きられないから」-中学時代の八雲にまつわるエピソード「真夜中の図書館」(『心霊探偵八雲』のスピンオフ)、物語が禁止された国に生まれた子どもたちの冒険「青と赤の物語」、ノベロイド研究にのめり込み、「物語AI」におもしろい小説を書かせようと奮闘する高校生の青春模様「ワールズエンド×ブックエンド」など、「小説」が愛おしくなる8編を収録。旬の作家によるバラエティ豊かなアンソロジー。

【目次】
真夜中の図書館(神永学)/青と赤の物語(加藤千恵)/壊れた妹のためのトリック(島本理生)/ゴールデンアスク(椰月美智子)/ワールズエンド×ブックエンド(海猫沢めろん)/ナオコ写本(佐藤友哉)/あかがね色の本(千早茜)/新刊小説の滅亡(藤谷治)


神永さんと島本さん以外は全て初めましてだったせいか、
正直好みではなかった(。・ω・。)

読んでて眠りそうになったくらいw

何というか・・・「本をめぐる物語」なのに、アンソロジーなのか異様に凝った話が多い。
凝ったというか、ひねくれたというか変化球というか。

もう少しダイレクトに「本!!」という話があってもよかったんじゃないかと思いました。
で、ラストの話も以前、東野圭吾さんが「歪笑小説」で書いてた内容に似てた。
東野さんを思い出したことを考えると似てるんだろうなー。

「小説が愛おしくなる」とBOOKデータベースには書いてますが、
この本を読んで「小説を愛おしく」・・・なるのかなぁ・・・?

「どうぶつたちの贈り物」 小川洋子ほか



どうぶつたちの贈り物 

ペンネームに「動物」がひっそりと隠れた作家が紡ぐ「動物」をテーマにした物語。嵐の夜に海からやってきた羊や、男子大学生の心を惑わせる鹿、偽占い師がさがしている兎、なぜか体中が傷だらけの鶏、関西弁で事件を解決する馬など、“アニマルな作家”たちによる異色の競演。

【目次】(「BOOK」データベースより)
馬の耳に殺人(東川篤哉)/幸運の足跡を追って(白河三兎)/キョンちゃん(鹿島田真希)/蹴る鶏の夏休み(似鳥鶏)/黒子羊はどこへ(小川洋子)


初めましてが2人。
「ひっそりと」ペンネームに動物がついているかどうかはともかく(笑)
自分のペンネームについている動物がお題のアンソロジー。
こういう企画を考えた人って凄いなーと変に感心してしまいました。

個人的には東川さんの話が好き。
まぁ東川さんの場合は何をどう書こうと東川作品になるのですが、
それでも面白かった。

ただ、馬が喋ったり、鹿が喋ったり(これは鹿島田さんの話)とあーー被ったではないか(笑)
鹿島田さんの「キョンちゃん」
これは・・・なんというか・・・言葉に詰まるがきっと彼らの気持ちはそうなのだろうと思ってはいましたが。
なんというか強烈でした。

白河さんの兎の話はちょっとどうかなー。
個人的には主人公の引きこもりがあまり好きじゃなかったのでなんとも。

似鳥さんの鶏の話は鶏というより烏では・・・?という気持ちがないわけではない。
だって烏ってエライんだもの。

小川さんの羊の話はなんかとても物寂しかった。
Jって誰だろう?なんて思いながら読みました。