igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。

「13・67」 陳浩基



13・67 陳浩基

2013年から1967年へ香港警察の名刑事の人生を遡り、権力者と民衆の相克、香港という存在が孕む矛盾を描く華文ミステリー。

これねー、とっても面白かったです(*´ω`*)

買ってよかった。
これ来年くらいにまた読みたい。

しかし・・・久々の上下二段組で読み応え抜群(笑)
油断していると字の洪水が・・・

連作短編ながら時代はどんどんと遡る。
クワンさんがどんどん若返る。
そういう話です。
読み終わってから気づいたタイトルの意味。
2013→1967年と物語の年代が逆行していっているのです。
それだった。

最初の話のロー刑事がね、ものすごいんです。
これは・・・すげーーー。
やっぱりなんだかんだでこの話一番好きだな。
この本はクワンの話なんだけど、クワンの一番弟子と言ってもいい人がロー刑事なんだけど、この話のローが物凄いのですよ。
これは・・・やっぱりもう一回読まなくてはならないと思ったー。
どんどんと遡る形式なので、他の読書メーターで感想を挙げた人は「逆から読みたい」とあって。
それもまた一つの方法かなーと思ったり(*´ω`*)

久々にじっくり読んだー。
面白かったー。
本当に面白かったー。

「悪徳小説家」 ザーシャ・アランゴ



悪徳小説家 ザーシャ・アランゴ

ベストセラー作家のヘンリーには、編集者と愛人関係にあること以外にも、決して明かすことのできない秘密があった。新作が残り20ページまで書き上がったとき、ヘンリーは愛人から妊娠したことを告げられる。待ち合わせ場所に車で赴いたヘンリーは、魔がさして…。だが帰宅した彼を、驚愕の事実が待ち受けていた!真実と嘘がちりばめられた、巧緻にして幻惑に満ちた傑作長編。

やっちまった系です。

展開が気になりまくり、面白く読んでました。

だってねー。まさかそんなところに妻がいるとはっ!!!

だってねー、妻を愛しているのはモロ伝わってくるし。
愛人が妊娠だと!?
ってことで、安易に殺そうとするんだけど~。

やっちまった系です。

多大なる後悔、混乱、焦り。
もうこうなると雪だるま式に転げおちるだけか??
と、思いましたが、結構しぶとく生き残る(笑)

さぁどうなるかと思いましたら、ラストがほわーんとしてた。
まぁバッサリ終わるのが全てではないですが・・・
最近、どんでん返しばかりに慣れているからか
普通の終わり方をすると「あれ?」と思ってしまう
ひねくれた私です。

「落ちた花嫁」 ニナ・サドウスキー



落ちた花嫁 ニナ・サドウスキー

ニューヨークの瀟洒なアパートに暮らし、順調にキャリアを重ねてきたエリーの夢は結婚だった。ロマンスを求めて六年、ようやくめぐり会えた相手は投資会社のアナリストで、エリーはまもなくプロポーズされた。彼女の幸福な未来も、そのとき確かに約束されたはずだった。だが結婚式当日、パートナーのロブからある事実を打ち明けられ、エリーの人生は一瞬で暗転する。そして式を終えた彼女は、カリブ海の高級リゾートホテルの一室で、凄惨な光景を目にすることにー。エンターテイメントの本場ハリウッドの映画プロデューサー、衝撃のデビュー小説!

想像以上にとんでもな内容でした。
強烈です・・・強烈すぎます・・・

現在の章と過去の章があるんだけど、過去の章が時系列バラバラで、
この後どうなったんだろう??と思うんだけど、現在に移ったり、過去でも
違う話になったりで、ロブの手紙の2枚目が無償に知りたいワタクシでした。

とりあえず、結婚式が終わった夜。
エリーは1人殺します(驚)

或る意味物語はここからスタート。
ロブの消息は分からず(結婚式当夜なのに)
ついでに言えば生死も不明。
エリーは生きるため、ひたすら頑張ります。

なんでこうなったのか??
それが知りたいんだけど、分かったような分からなかったような・・・

そんな1冊でありました。

「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(下)」 スティーグ・ラーソン



ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 スティーグ・ラーソン

ミカエルはハリエット失踪事件に関する膨大な資料を調べる一方、ヘンリックの一族のいわくありげな人々の中に分け入っていく。だが謎は深まるばかりで、助手が必要と感じた彼は、背中にドラゴンのタトゥーを入れた女性調査員リスベットの存在を知り、彼女の協力を得ることに成功する。二人の調査で明かされる忌まわしい事実とは?幾重にも張りめぐらされた謎、愛と復讐。全世界を魅了した壮大なミステリ三部作の第一部。

ってことで読み返しましたがやっぱり面白かったです。

忘れている部分とか、覚えてた部分。
(ハリエットに関しては覚えてました)

ただ、リスベットがこんなにも知性あふれている人とは思ってなくて。
後半の変装とか、そういう事も出来るのかと。
そして不器用ながらも人に対する気遣いもできてた!!!

なんか次作から野性味あふれてこない???
それはラストのアレが原因なのかな。

ミカエルとリスベットが二人で組んでから仕事しているのは
なんか読んでていい感じだなぁーと思ったんだけど、
まぁラストは多少ほろ苦く。

でもじっくりと読んだ感じ。
よし。2と3も読もう。

「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」 スティーグ・ラーソン



ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女

月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家の違法行為を暴く記事を発表した。だが名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れた。そんな折り、大企業グループの前会長ヘンリックから依頼を受ける。およそ40年前、彼の一族が住む孤島で兄の孫娘ハリエットが失踪した事件を調査してほしいというのだ。解決すれば、大物実業家を破滅させる証拠を渡すという。ミカエルは受諾し、困難な調査を開始する。

正直この手は使いたくなかったんだけど、あまりにも更新しないのもなぁーと思って、わたしのポリシー反しますが、上巻のみでブログアップします。
「上下巻は1冊」なのよっ>私のポリシー(*`Д´*)ノ

ってことで、ミレニアム4&5の「リスベットこれじゃない感」をはっきりすべく、再読です。
再読でも面白い本は面白い。
上巻だからまだミカエルとリスベットは出会ってないんです。
下巻かー。そうか。どうやって出会うんだっけ??
気になります。

で、リスベットですが「調査員」でした。
協調性とかゼロですが、調査員としてはかなり有能のよう。

確か結末もなんとなく覚えてますが、あの2人が出会うのが
楽しみだなー(〃ω〃)
下巻も楽しみに読みたいです。

「ミレニアム5 復讐の炎を吐く女」 ダヴィド・ラーゲルクランツ



ミレニアム5 ダヴィド・ラーゲルクランツ

リスベットは人工知能研究の世界的権威バルデルの息子の命を救った。だが、そのときに取った行動が違法行為にあたるとされ、2カ月の懲役刑を受けた。彼女は最高の警備を誇る女子刑務所に収容されるが、そこではギャングの一員である囚人ベニートが、美貌の女囚ファリアに暴行を加えていた。見過ごすことのできないリスベットは、囚人はおろか看守までも支配するベニートとの対決を決意する。さらに彼女は、元後見人のバルムグレンとの面会で、“レジストリー”なる機関の存在に気づき、自らの子供時代に大きな秘密が潜んでいることを知った。ミカエルはリスベットから突然、レオ・マンヘイメルという人物の調査を依頼される。この男は何者なのか?そして、刑務所の外では、思いもよらぬ痛ましい殺人事件が起きる!今世紀最高のミステリ・シリーズ、最新刊。

どうしても「これじゃないんだよな感」はあるんですが、
それでも、やっぱりリスベットとミカエルに会いたいので
読んじゃいます。

散らばりすぎた上巻と、1つの話にまとめた下巻。

下巻のつくりは丁寧で、まぁ一組の双子に焦点をあててたので
物語の作りは面白かった。
そういえばリスベットも双子なワケで・・・
どうするのかなー。
この先。双子と対決するのかなー。

しかし・・・読んでての違和感。
リスベットのお行儀が良すぎるところか。

例えば、ミカエルがリスベットの住んでるところへ行ったとき、
なんとなーくだけど、ベッドに押し倒して噛みつきそうな
くらいだった私の印象なんだけどなぁー。
下巻のラストがとくに「これじゃない感」が強く、
「こんな常識のある女なんてリスベットじゃないっ!!」
と、思いながら読んでます。

この先受け継いでいくつもりだったらもっと思い切り
やってほしいわー。

なんか、ラーソン(1~3まではラーソン作)のミレニアム
再読したくなった(*'ω'*)

「過去からの声」 マーゴット・ベネット



過去からの声 マーゴット・ベネット

親友の射殺死体を発見したのは自分の恋人だった!過去に関係を持った男たち、女友達、5人の男女関係が複雑に絡み合う。英国推理作家協会CWA賞最優秀長編賞受賞作品!

結構好きです。
サラが殺されて、容疑が4人。
一番最初の彼、ピーター。
その次の彼、ローレンス。
最初に結婚した男、マイク。
その次に付き合い別れた男、ドナルド。

ナンシー@主人公が先に男性と知り合うもサラを見て一目で
気に入り付き合いとか結婚とかなるパターン。
どんだけ美女なんだろう。

ちなみに、ナンシーは現在ドナルドと付き合ってたんだけど、
偶然にサラと会い、ナンシーとドナルドは口論となり別れ話をする。

で、その晩にドナルドはサラのところに行き、朝起きると殺されている
サラを発見する(笑)
どうなっているんだ。

で、ナンシーは別れたとはいえドナルドをかばうために、
殺害現場に行き証拠隠滅を図り、やってきた警察には嘘をつきまくり
挙句の果てに海外逃亡しようとする。

ピーター、ローレンス、マイクを巻き込みながら。

嘘に嘘を塗り固めるとこうなるのかーという典型的なパターンですが
無事に事件解決し、さぁ、ラスト!と思ったら意外な結末が待ってました。

えーーー!?
そうだったのか?
でも、そう言われるとそうなのかも。
分かりづらい人ではある。
でも、その人の行動を読み返すと、素直でないながらも
真摯ではあったのかな。

でも・・・わかりづらいなぁー。
今でいうとツンデレですが無理。
分かり面過ぎて無理!!!

「わたしを離さないで」 カズオ・イシグロ



わたしを離さないで カズオ・イシグロ

自他共に認める優秀な介護人キャシー・Hは、提供者と呼ばれる人々を世話している。キャシーが生まれ育った施設ヘールシャムの仲間も提供者だ。共に青春 の日々を送り、かたい絆で結ばれた親友のルースとトミーも彼女が介護した。キャシーは病室のベッドに座り、あるいは病院へ車を走らせながら、施設での奇 妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に極端に力をいれた授業、毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちの不思議な態度、そして、キャシーと愛する人々 がたどった数奇で皮肉な運命に……。彼女の回想はヘールシャムの驚くべき真実を明かしていく――

ノーベル文学賞~ヽ(´∀`)ノ

まさか私が「ノーベル賞作品」など読むとは。
いつも人が殺されたり殺されたり殺されたりする小説ばかり読んでいるのですが。

日本でもドラマ化したんですよね。
相変わらず見てないし、知らないし、TBSなので放送されてないし。

しかし・・・どうやって日本でこれドラマになるんだろう。

「提供者」=臓器提供なんだよね。
将来臓器を提供するために施設で育てる。
「介護人」=提供者のお世話をする人。
同じく施設育ち。
将来「提供者」になることを暗黙のうちに教育していって
トラブルなきようにしていく・・・んだけどー。

2回から4回提供して、2回目で「任務完了」になる人もいれば4回出来る人もいる。
「任務完了」=明確には書いてないけど死だね。

4回ってなんだろう。
とりあえず2つある腎臓は一般的かと思うけれど、
あと3つも何がある??
主人公キャシーの一人称@回想なので具体的なことは書いてないんだけど、
「そこは想像しなさいよ」的な雰囲気です。

ラスト「マダム」がキャシーのお母さんかと思いましたが
私の勘違いだったかな。
雰囲気的にそれっぽかったんだけどなぁー。
キャシーが知らないことは読者も知らないのだ。

「そして誰もいなくなった」 アガサ・クリスティ



そして誰もいなくなった アガサ・クリスティ

その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が響く…そして無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく!強烈なサスペンスに彩られた最高傑作。新訳決定版。

実は未読だったこの有名作品。

まず、渡瀬さんの遺作となったTV版を見、
家にあった「そして誰もいなくなった」のDVDを見、



そして、ようやく原作を読む。

こうして読んでみると、渡瀬さんが出てたドラマ版と原作はほぼほぼ一緒。
映画だけちょっとラスト変えてきてるんだよねー。

でも、この場合は本の話を・・・
なんて書きながら、この本を読んでるとどうしてもTV版と比べてしまいました。
ロンバートが柳葉敏郎さんになったり、
犯人いわく「罪の軽いものから殺す」というのは、綾辻さんの「十角館の殺人」の
犯人と一緒だなー。

面白かったです。
昔の作品とはいえ、今もこうしてリメイクされる。
そのくらいの作品なんだなーと。
結局何を書いているのかやや不明な感想になりましたが、
TVと本がごちゃ混ぜになりました(笑)

「ムーンズエンド荘の殺人」 エリック・キース



ムーンズエンド荘の殺人 エリック・キース

探偵学校の卒業生のもとに、校長の別荘での同窓会の案内状が届いた。吊橋でのみ外界とつながる会場にたどり着いた彼らが発見したのは、意外な人物の死体。さらに、吊橋が爆破されて孤立してしまった彼らを、不気味な殺人予告の手紙が待ち受けていた──。密室などの不可能状況で殺されていく卒業生たち、錯綜する過去と現在の事件の秘密。雪の山荘版『そして誰もいなくなった』! 

俗にいう「嵐の孤島」モノ。
この作品ももちろん!! 電話線は切られてるし、つり橋は落ちるし、
ケータイ(←お!)は圏外。
迎えは3日後。
お約束ですっ!!

一人一人と殺されて行く分にはそれこそ「十角館の殺人」みたいで
ハラハラドキドキするんだけど、要所要所に15年前の謎が出てくるわけで。
「あれーー??この本何かの続編??」と思って調べるんだけど、
そういうわけでもなさそうで・・・。
ってことはこの中途半端に登場してくる15年前の出来事とかなんなのーーー!?
出すならしっかりと出してもらわないと同調できないんですけどーーー。

明らかに犯人じゃないっぽいのが2人残ったときにはこの物語はどうなるんだろう?
と心配しましたが、結果として面白く読みました。
でも、何回も書くけど15年前の謎とかこの人たちが現在抱える闇とか
もう少し丁寧に書いてほしかったです。