igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。

「ミレニアム5 復讐の炎を吐く女」 ダヴィド・ラーゲルクランツ



ミレニアム5 ダヴィド・ラーゲルクランツ

リスベットは人工知能研究の世界的権威バルデルの息子の命を救った。だが、そのときに取った行動が違法行為にあたるとされ、2カ月の懲役刑を受けた。彼女は最高の警備を誇る女子刑務所に収容されるが、そこではギャングの一員である囚人ベニートが、美貌の女囚ファリアに暴行を加えていた。見過ごすことのできないリスベットは、囚人はおろか看守までも支配するベニートとの対決を決意する。さらに彼女は、元後見人のバルムグレンとの面会で、“レジストリー”なる機関の存在に気づき、自らの子供時代に大きな秘密が潜んでいることを知った。ミカエルはリスベットから突然、レオ・マンヘイメルという人物の調査を依頼される。この男は何者なのか?そして、刑務所の外では、思いもよらぬ痛ましい殺人事件が起きる!今世紀最高のミステリ・シリーズ、最新刊。

どうしても「これじゃないんだよな感」はあるんですが、
それでも、やっぱりリスベットとミカエルに会いたいので
読んじゃいます。

散らばりすぎた上巻と、1つの話にまとめた下巻。

下巻のつくりは丁寧で、まぁ一組の双子に焦点をあててたので
物語の作りは面白かった。
そういえばリスベットも双子なワケで・・・
どうするのかなー。
この先。双子と対決するのかなー。

しかし・・・読んでての違和感。
リスベットのお行儀が良すぎるところか。

例えば、ミカエルがリスベットの住んでるところへ行ったとき、
なんとなーくだけど、ベッドに押し倒して噛みつきそうな
くらいだった私の印象なんだけどなぁー。
下巻のラストがとくに「これじゃない感」が強く、
「こんな常識のある女なんてリスベットじゃないっ!!」
と、思いながら読んでます。

この先受け継いでいくつもりだったらもっと思い切り
やってほしいわー。

なんか、ラーソン(1~3まではラーソン作)のミレニアム
再読したくなった(*'ω'*)

「過去からの声」 マーゴット・ベネット



過去からの声 マーゴット・ベネット

親友の射殺死体を発見したのは自分の恋人だった!過去に関係を持った男たち、女友達、5人の男女関係が複雑に絡み合う。英国推理作家協会CWA賞最優秀長編賞受賞作品!

結構好きです。
サラが殺されて、容疑が4人。
一番最初の彼、ピーター。
その次の彼、ローレンス。
最初に結婚した男、マイク。
その次に付き合い別れた男、ドナルド。

ナンシー@主人公が先に男性と知り合うもサラを見て一目で
気に入り付き合いとか結婚とかなるパターン。
どんだけ美女なんだろう。

ちなみに、ナンシーは現在ドナルドと付き合ってたんだけど、
偶然にサラと会い、ナンシーとドナルドは口論となり別れ話をする。

で、その晩にドナルドはサラのところに行き、朝起きると殺されている
サラを発見する(笑)
どうなっているんだ。

で、ナンシーは別れたとはいえドナルドをかばうために、
殺害現場に行き証拠隠滅を図り、やってきた警察には嘘をつきまくり
挙句の果てに海外逃亡しようとする。

ピーター、ローレンス、マイクを巻き込みながら。

嘘に嘘を塗り固めるとこうなるのかーという典型的なパターンですが
無事に事件解決し、さぁ、ラスト!と思ったら意外な結末が待ってました。

えーーー!?
そうだったのか?
でも、そう言われるとそうなのかも。
分かりづらい人ではある。
でも、その人の行動を読み返すと、素直でないながらも
真摯ではあったのかな。

でも・・・わかりづらいなぁー。
今でいうとツンデレですが無理。
分かり面過ぎて無理!!!

「わたしを離さないで」 カズオ・イシグロ



わたしを離さないで カズオ・イシグロ

自他共に認める優秀な介護人キャシー・Hは、提供者と呼ばれる人々を世話している。キャシーが生まれ育った施設ヘールシャムの仲間も提供者だ。共に青春 の日々を送り、かたい絆で結ばれた親友のルースとトミーも彼女が介護した。キャシーは病室のベッドに座り、あるいは病院へ車を走らせながら、施設での奇 妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に極端に力をいれた授業、毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちの不思議な態度、そして、キャシーと愛する人々 がたどった数奇で皮肉な運命に……。彼女の回想はヘールシャムの驚くべき真実を明かしていく――

ノーベル文学賞~ヽ(´∀`)ノ

まさか私が「ノーベル賞作品」など読むとは。
いつも人が殺されたり殺されたり殺されたりする小説ばかり読んでいるのですが。

日本でもドラマ化したんですよね。
相変わらず見てないし、知らないし、TBSなので放送されてないし。

しかし・・・どうやって日本でこれドラマになるんだろう。

「提供者」=臓器提供なんだよね。
将来臓器を提供するために施設で育てる。
「介護人」=提供者のお世話をする人。
同じく施設育ち。
将来「提供者」になることを暗黙のうちに教育していって
トラブルなきようにしていく・・・んだけどー。

2回から4回提供して、2回目で「任務完了」になる人もいれば4回出来る人もいる。
「任務完了」=明確には書いてないけど死だね。

4回ってなんだろう。
とりあえず2つある腎臓は一般的かと思うけれど、
あと3つも何がある??
主人公キャシーの一人称@回想なので具体的なことは書いてないんだけど、
「そこは想像しなさいよ」的な雰囲気です。

ラスト「マダム」がキャシーのお母さんかと思いましたが
私の勘違いだったかな。
雰囲気的にそれっぽかったんだけどなぁー。
キャシーが知らないことは読者も知らないのだ。

「そして誰もいなくなった」 アガサ・クリスティ



そして誰もいなくなった アガサ・クリスティ

その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が響く…そして無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく!強烈なサスペンスに彩られた最高傑作。新訳決定版。

実は未読だったこの有名作品。

まず、渡瀬さんの遺作となったTV版を見、
家にあった「そして誰もいなくなった」のDVDを見、



そして、ようやく原作を読む。

こうして読んでみると、渡瀬さんが出てたドラマ版と原作はほぼほぼ一緒。
映画だけちょっとラスト変えてきてるんだよねー。

でも、この場合は本の話を・・・
なんて書きながら、この本を読んでるとどうしてもTV版と比べてしまいました。
ロンバートが柳葉敏郎さんになったり、
犯人いわく「罪の軽いものから殺す」というのは、綾辻さんの「十角館の殺人」の
犯人と一緒だなー。

面白かったです。
昔の作品とはいえ、今もこうしてリメイクされる。
そのくらいの作品なんだなーと。
結局何を書いているのかやや不明な感想になりましたが、
TVと本がごちゃ混ぜになりました(笑)

「ムーンズエンド荘の殺人」 エリック・キース



ムーンズエンド荘の殺人 エリック・キース

探偵学校の卒業生のもとに、校長の別荘での同窓会の案内状が届いた。吊橋でのみ外界とつながる会場にたどり着いた彼らが発見したのは、意外な人物の死体。さらに、吊橋が爆破されて孤立してしまった彼らを、不気味な殺人予告の手紙が待ち受けていた──。密室などの不可能状況で殺されていく卒業生たち、錯綜する過去と現在の事件の秘密。雪の山荘版『そして誰もいなくなった』! 

俗にいう「嵐の孤島」モノ。
この作品ももちろん!! 電話線は切られてるし、つり橋は落ちるし、
ケータイ(←お!)は圏外。
迎えは3日後。
お約束ですっ!!

一人一人と殺されて行く分にはそれこそ「十角館の殺人」みたいで
ハラハラドキドキするんだけど、要所要所に15年前の謎が出てくるわけで。
「あれーー??この本何かの続編??」と思って調べるんだけど、
そういうわけでもなさそうで・・・。
ってことはこの中途半端に登場してくる15年前の出来事とかなんなのーーー!?
出すならしっかりと出してもらわないと同調できないんですけどーーー。

明らかに犯人じゃないっぽいのが2人残ったときにはこの物語はどうなるんだろう?
と心配しましたが、結果として面白く読みました。
でも、何回も書くけど15年前の謎とかこの人たちが現在抱える闇とか
もう少し丁寧に書いてほしかったです。

「だれも猫には気づかない」 アン・マキャフリイ



だれも猫には気づかない アン・マキャフリイ

時は中世。公国の若き領主、ジェイマス五世の老摂政が亡くなった。先見の明をそなえた摂政が国のために講じておいたとっておきの秘策、それは自身の飼い猫、ニフィだった!賢い猫はやがて“摂政”として、重要文書承認時など敏腕ぶりを発揮。領主の恋に政治的陰謀が絡まりだすとき、隠れ摂政はどんな妙手を繰りだす?猫を愛する現代SFの女王が贈る、猫ファンタジイの逸品。

三毛猫ホームズってこれを参考にしたのかなーと思ったんだけど、
この本が発売されたのって1996年。
三毛猫ホームズは1978年。
ホームズのほうがパイオニアだったか・・・

しかしニフィがかわいいのよー(〃ω〃)
物語もわかりやすく、もともとはSF作家さんのようですが
この本はSF要素はあまりなく、楽しく読みました。

ニフィ@猫が本当にかわいい。
かわいいだけではなく、本当にホームズみたいで(笑)

なのでなんというか・・・安心して読みました。

「冥闇」 ギリアン・フリン

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冥闇 ギリアン・フリン

三十一歳のリビー・デイは七歳のときに母とふたりの姉を殺される。首を絞められ、斧を振りおろされ、ショットガンとナイフで惨殺されたのだ。生き残った彼女の証言によって、十五歳の兄ベンが殺人犯として逮捕され収監された。リビーはすさんだ少女時代を送り、自嘲的で無気力な大人となり、事件後に寄せられた寄付金で暮らしていたが、それも底をつきはじめていた。そんなとき、彼女は有名事件の真相を語り合う「殺人クラブ」の集まりに招かれる。事件について語れば謝礼を支払うという申し出に乗り、彼女はお金のため、家族に降りかかった事件を振り返るのだが。

7歳の時に家族が全員死に、しかも兄が殺人者ってことで、唯一の生き残りであるリビー。
しかし、メディアなどが「可哀想な遺族へ」と寄付をしてくれる日もいつまでもあるわけではな。
可愛そうな被害者遺族なんてどんどんと現われるアメリカ。
だったら働けばいいものの、このリビーさん。働くなんてもちろんしない。
そんな読んでてイライラするタイプの女性です。
手癖は悪いし。

しかし、この手癖の悪いのがまさかあんなところに生きるとは。

本と言うのは何が転がっているのか分からない(笑)
しかしようやく読み終えたーーーという感じでした。
リビーが好きじゃないのでなんか進みづらく。
でも、ギリアン・フリンだから!と言いきかせて読む(←ゴーン・ガールの作者)

ラストの真相には驚きとスッキリがありましたが、そこにたどり着くまでが長かったので
驚き&スッキリよりグッタリの方が大きかったです(笑)

パティとデビーが可哀想だったなー。

「ミレニアム4」 ダヴィド・ラーゲルクランツ



ミレニアム4  ダヴィド・ラーゲルクランツ

雑誌『ミレニアム』を発行するミカエルたちの会社は経営危機に陥り、株式の30パーセントを大手メディア企業のセルネル社に売り渡していた。ミカエルにも優れた記事がなく、時代遅れの記者との非難にさらされていた。そんな彼のもとに、ある男から大スクープになるという情報が持ち込まれる。人工知能研究の世界的権威であるバルデル教授が何か大きな問題を抱えているようなので、会ってほしいというのだ。男の話からリスベットが関係していると確信したミカエルは、彼女に連絡を取ろうと試みる。一方、アメリカのNSA(国家安全保障局)は、産業スパイ活動を行なう犯罪組織の関連会社からバルデルが革命的な研究成果を持ち出したため、彼の身に危険が迫っているとの情報を得る。折しも、鉄壁の防御を誇るNSAのネットワークに何者かが侵入した!


ってことで作者が変わりました(・ω・)

海外ってやることがすごいね。
作者替えて普通に日本まで出版してます。

でもねーーーーー読んでて
「リスベットってこんな性格だったっけ??」
と、疑問に思ってしまった。
読書メーターでもにたよなことを書いている人がいました。
なんというか、常識的なんですよね。
スティーグ・ラーソンのリスベッドはもう少し破壊的というか
人と相いれないというか・・・なんというか、「守る」という行動を
しなかったのではないかと思ったわけです。

話としては、「マーキュリー・ライジング」という映画に似てるなーと思いました。
ブルース・ウィリスが出てた映画。
この映画は面白くて好きです。
ってことで、今回の話も面白かったです。
リスベットに違和感がなければもっと面白かったのだろうけど。

「犯人にされたくない」 パーネル・ホール



犯人にされたくない パーネル・ホール

私立の幼稚園に息子が入ってしまったのだ。もとのもくあみ、授業料のためにわたしは探偵事務所にもどるはめになり、そしてまた事件に巻き込まれることになった。妻の知り合いの人妻が売春を強要されており、そこから救い出してくれないかという。争いごとは避けて通る主義なのに、妻の強硬な頼みに負け、その結果わたしは殺人の容疑者にされてしまった…。何事にも弱気な探偵が目のさめる反撃を決意するシリーズ第二作。

面白かったです。
表の尾行・裏の尾行たる警察のやり方がとてもユニーク。
なるほどねー。
日本でもできそうですね。っていうかやってそうですね。

どうやらここら辺からこのシリーズは面白くなっていくみたいです。
今回は犯人にされそうになったスタンリーがやみくもに頑張ります(笑)
怖いものは怖い。強がらないところがスタンリーの魅力でしょうか。

なんだかんだで一人で頑張ってるんだよね。
この先もいろいろありそうなのでまた手に入れて楽しく読んでみたいです。

「探偵になりたい」 パーネル・ホール



探偵になりたい パーネル・ホール

まともに取りあう気はなかった。人殺しがしたいので手伝ってくれ、などという依頼は聞いたことがない。中年の会社重役がいきなり事務所にあらわれ、麻薬密売をめぐるトラブルに巻き込まれ命を狙われている、と訴えるのだが、わたしはことわった。探偵とは名ばかりで、わたしは事故専門の調査員なのだ。この男が殺されたのを知ったのは翌朝だった。人間には、できることとできないことがある。わたしにはできないことかもしれないが、探偵のまねごとをやってみる気になりだした…。なにごとにも控えめな探偵の危ない活躍を描く新シリーズ第1弾。

面白かったです。
上手くいきすぎなんじゃないの??と思うところもあったけれど
外国小説特有のユーモアなんかもありまして楽しく読みました。

それでこの後シリーズ化するんだよねー。
全部読むのは結構大変な感じもしますがのんびり読んでいこうと思う。

時代が時代なのでケータイがなくてポケベルで。
ポケベルに対応しない言い訳が「公衆電話がなかった」「ポケベルの電池切れ」とかで(笑)
私はポケベル持ったことがなかったのでそう言って通じるのかどうか。

個性の強い登場人物が次回もどう活躍するのか楽しみです。