2017年03月 / 02月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫03月

2016.06.06 (Mon)

「ポイズンドーター・ホーリーマザー」 湊かなえ



ポイズンドーター・ホーリーマザー 湊かなえ

女優の藤吉弓香は、故郷で開催される同窓会の誘いを断った。母親に会いたくないのだ。中学生の頃から、自分を思うようにコントロールしようとする母親が原因の頭痛に悩まされてきた。同じ苦しみを抱えた親友からの説得もあって悩んだのだが…。そんな折、「毒親」をテーマにしたトーク番組への出演依頼が届く(「ポイズンドーター」)。呆然、驚愕、爽快、感動ーさまざまに感情を揺さぶられる圧巻の傑作集!

【目次】
マイディアレスト/ベストフレンド/罪深き女/優しい人/ポイズンドーター/ホーリーマザー


本当にイヤな母親を書かせたら右に出る人はいないんじゃないかっていうくらい、イヤな母親を書きます(笑)
田舎に住む、長女である私から見て「あーーー!!」と叫びたくなりましたので、私の母親も少なからずこういう傾向があったと思ってます。
ここまでひどくはないけど、娘を束縛っていうかコントロールしようとするところはあるなー。
イヤですねーーーー。
本当にむかっ腹がたちました。
今は普通に仲のいい母娘ですが、この本で言うところの「毒親」は私の友達のお母さんだなー。
それを思うと、長女である私を長男であるダンナのもとに嫁がせたというのはうむ。いい母親かもしれない(笑)

どうしても娘視点で読んだせいでイライラしっぱなし。

それだからこそ、母親の事をかいた「ホーリーマザー」がねー違和感。
後を読んだらこれだけ「書き下ろし」
側面からこの出来事を書きたかったとは思うけど~~~
このままイヤな路線で突っ走ってほしかったのに。

まぁこの「ホーリーマザー」もイヤな話ではありましたが。
05:00  |  湊かなえ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.04.25 (Mon)

「ユートピア」 湊かなえ



ユートピア 湊かなえ

地方の商店街に古くから続く仏具店の嫁・菜々子と、夫の転勤により社宅住まいをしている妻・光稀。そして移住してきた陶芸家・すみれ。美しい海辺の町で、三人の女性が出会う。自分の居場所を求めて、それぞれの理想郷を探すがー。

女同士の腹の探り合りみたいなのが結構ありそうな感じでした。

ただ、物語の展開とかそういうのでは、これはないだろーという箇所がちらりほらり。
一番は、車いすの女の子かなー。
だってねー。小学校1年生でしょ。
それでこれだったら将来恐ろしい。

で、最後になって結局だれが幸せになったのか・・・?
光稀なのかなー。
菜々子は結局どうなったのか。
仏壇やのまま過ごせるのか。

そして、一番自分のことしか考えてないすみれは・・・ねぇ。

読んでる最中はぐいぐいと読みましたが、
読み終わってみると見事に何も残らない1冊となりました(・ω・)
08:30  |  湊かなえ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.10.14 (Wed)

「リバース」 湊かなえ



リバース 湊かなえ

深瀬和久は平凡を絵に描いたようなサラリーマンで、趣味らしいことといえばコーヒーを飲むことだった。その縁で、越智美穂子という彼女もできてようやく自分の人生にも彩りが添えられる。と思った矢先、謎の告発文が彼女に送りつけられた。そこにはたった一行、『深瀬和久は人殺しだ』と書かれていた。深瀬を問い詰める美穂子。深瀬は懊悩する。ついに“あのこと”を話す時がきてしまったのか、と。(BOOKデータベースより)

久々に震えた(T^T)

これはいいっ!!

「謎の告発文」が来るのですが、それを出した人に関してはそれほど驚くことはありませんでした。
でも、ラストがねー。

うそ!?
まさかっ!!


と、そんな感じ。
いや~~~。最近驚くことあまりなくなってたから(爆)
この衝撃は嬉しい。
そうなのよ。こんな衝撃を求めてるのよ。
そんな嬉しい1冊になりました。

表紙はコーヒー豆です。
随所にコーヒーを飲むシーンがありますが、私はまぁ・・・別に・・・
美味しければなんでもいいです。
インスタントでもなんでも平気です。
立派な舌は持ち合わせておりません。

だから、コーヒーを飲んで薀蓄語れる人を羨ましく思いますが、
美味しいコーヒーを入れてくれる人に対して申し訳ない気持ちになります。
何を飲んでも美味しいので(--;)

珈琲にはちみつ混ぜて飲むと美味しいんですかね。
ちょっとやるには勇気と美味しい蜂蜜が必要ですが。

しかしラストの無力感たるは!!
愕然とやりきれない気持ちになりたい人(←?)にお勧めの1冊です(・∀・)
05:00  |  湊かなえ  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2015.10.05 (Mon)

「絶唱」 湊かなえ



絶唱 湊かなえ

心を取り戻すために、約束を果たすために、逃げ出すために。忘れられないあの日のために。別れを受け止めるために。「死」に打ちのめされた彼女たちが秘密を抱えたまま辿りついた場所は、太平洋に浮かぶ島ー。喪失と再生。これは、人生の物語。(BOOKデータベースより)

【目次】
楽園/約束/太陽/絶唱


最近、湊さんはこっち系の作品が多いです。
短編かと仕掛けつつ、登場人物がリンクしてて・・・という。
最後につながるというか、まぁ最初からつながっているのですが。

「なぜにトンガ!?」と思ったら湊さん自身「青年海外協力隊」として2年間赴任していたそうです。
なんか分からないけどすごい!!
その時の経験が生きていると思う。
トンガのシーンはめちゃリアリティありました。

最初のマリエの章ですが、なかなかマリエも行き当たりばったりでちょっと考え
られない行動をとるような人ですが、これに登場する母親がものすごくイヤすぎて

これは紛れもなく湊さんの本(・ω・)

と、納得しました。
そのくらいイヤな母親。安定の湊節。

トンガが舞台ですがもう1つの舞台・・・
おそらくこちらをメインに書きたかったと思います。
阪神淡路大震災。
この震災を経験した人たちのその後です。
その時大きな体の傷を負った人もいるし、
心の傷を負った人もいる。
あれから十何年後。
そんな世界が書かれてました。
05:00  |  湊かなえ  |  トラックバック(1)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.08.17 (Mon)

「物語のおわり」 湊かなえ



物語のおわり 湊かなえ

妊娠3ヶ月で癌が発覚した智子、プロカメラマンになる夢をあきらめようとする拓真、志望した会社に内定が決まったが自信の持てない綾子、娘のアメリカ行きを反対する木水、仕事一筋に証券会社で働いてきたあかね、人生の岐路に立った時、彼らは北海道へ一人旅をする。そんな旅の途中で手渡された紙の束、それは「空の彼方」という結末の書かれていない小説だった。そして本当の結末とはー。あなたの「今」を動かす、力強い物語(帯より)


最初の「空の彼方」で心をつかまれました。
連作短編というか、1作目では物語だった「空の彼方」が未発表の小説ということで次から次へと人手に渡る。

その「空の彼方」のハムさんがめっちゃいい人で「こんな人いるんだー」と思ってしまうくらい素敵な人でした。
「空の彼方」は小説として色々な岐路に立っている人が読むわけですが、この「空の彼方」ももちろん実際のあったことだから、その途中だった小説の「おわり」がちゃんと記されるわけでして。

そこでのハムさんがさらにいいっ!
やっぱりハムさんは素敵だー。


みんな人生いろいろなのですが、さて私だったらどうするか。
「そうそう上手い話はないよなー」と、あまり人を信じるタイプではないので
身近にいて信頼できるであろうハムさんの言うことを聞くだろうな。
それを「夢を潰された」とか「人生壊された」というのとはまた違うと思うんですけどね。

そこはその時のその人が何を一番思っているかだとおもう。
この小説も6人に手に渡るわけですが、同じ小説なのにやっぱりその人によって
おもうことが違うというのが、面白かった。
15:34  |  湊かなえ  |  トラックバック(1)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.02.06 (Fri)

「山女日記」 湊かなえ



山女日記 湊かなえ

私の選択は、間違っていたのですか。真面目に、正直に、懸命に生きてきたのに…。誰にも言えない苦い思いを抱いて、女たちは、一歩一歩、頂きを目指す。新しい景色が、小さな答えをくれる。感動の連作長篇。(BOOKデータベースより)

【目次】
妙高山/火打山/槍ヶ岳/利尻山/白馬岳/金時山/トンガリロ


山・・・登らなくなったなー。
読んでて羨ましくなりました。
しかし、誰もへばらないんだよね(笑)
「ぜーぜー」いう人が誰もいない。
これってどういうこと!?( ̄ω ̄*)

日頃、超運動不足の私は山に登るとちょっと歩くとヒーヒー言うのですが、
そんな軟弱者はこの本の中には誰もいませんでした。

「山ガール」という言葉が流行った時、すでに「ガール」ではなくなっていた私。
身につけるものも普通の可愛くもなんともない装備でしたが、
それでも山頂にたどり着いたという達成感が好きでした。

別にこの本のように「山に登る事で自分を振り返りたい」とか「解決したい」とかそういう思いは皆無です。
でも、今回は「山」というテーマだったからかどの本も明るい終わり方で、
前向きになれそうです。

少し運動したほうがいいかなとちらりと思ったけれど(笑)
今年まだスキーも1回しかしてないし(^^;)
こうしてインドアになっていくのか。
09:19  |  湊かなえ  |  トラックバック(1)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.07.05 (Sat)

「豆の上で眠る」 湊かなえ



豆の上で眠る 湊かなえ

行方不明になった姉。真偽の境界線から、逃れられない妹ーー。あなたの「価値観」を激しく揺さぶる、究極の謎。私だけが、間違っているの? 13年前に起こった姉の失踪事件。大学生になった今でも、妹の心には「違和感」が残り続けていた。押さえつけても亀裂から溢れ出てくる記憶。そして、訊ねられない問いーー戻ってきてくれて、とてもうれしい。だけどーーねえ、お姉ちゃん。あなたは本当に、本物の、万佑子ちゃんですか? 待望の長編、刊行!

イヤな母親を書かせたら日本一かもしれない。
なんかねー。イヤだねー。
こういう母親。

前に読んだ「母性」もだけど、うわー。嫌な母親。と思う。
そういえば「贖罪」に出てた母親もイヤな女だった。

2年ってどうなんだろうねー。
明らかにわかるだろ。と、思うんだけど。
結局、結衣子が小学3年生の時に戻ってきたんだろうけれど、
そうなると万佑子が5年生だっけ?(。・ω・。)

それにしてもなんかね、なんかねー。
イヤな感じではある。
途中までは「どうなるんだろう?」「どうしたんだろう?」と思ったんだけど
ラストが多少無理矢理感がありました。
ただ、いい子だったのは風華ちゃんだったか。
なっちゃんではなかったか。
ラストに仕掛けてきた感じがよろしい。
そして、猫をもダシにする母親がやっぱりイヤ(--;)
08:17  |  湊かなえ  |  トラックバック(1)  |  コメント(6)  |  EDIT  |  Top↑

2014.01.22 (Wed)

「高校入試」 湊かなえ



高校入試 湊かなえ

県内有数の進学校・橘第一高校の入試前日。新任教師・春山杏子は教室の黒板に「入試をぶっつぶす!」と書かれた貼り紙を見つける。そして迎えた入試当日。最終科目の英語の時間に、持ち込み禁止だったはずの携帯電話が教室に鳴り響く。さらに、ネットの掲示板には教師しか知り得ない情報が次々と書き込まれ…。誰が何の目的で入試を邪魔しようとしているのか?振り回される学校側と、思惑を抱えた受験生たち。やがて、すべてを企てた衝撃の犯人が明らかになるー。(BOOKデータベースより)

うぅーん(´・ω・`)

まぁ時期的にリアルタイムな感じ。
採点とかってこんな風にするんですかね。

それにしても、一高卒業した無職と三高した会社員で、
一高卒業した無職のほうがいい。

・・・

馬鹿?

なんか田舎ではありがちな感じもするんだけど・・・
ちょっと考えが偏りすぎ。

ドラマが最初だったみたいですが、例のごとくドラマはみないので
ドラマとラストが違うとか似てるとか読書メーターにありましたが
さっぱりそこらへんはわかってません。

ただ・・・少しごちゃごちゃしてたかなー。
というのが感想です。

読み終わっても「???」という箇所がたくさんです(^^;)
やっぱり頭のいい人は何をしたいのかわかりません。

ただ、そのキッカケになった人の不合格の件。
受験番号無記入(ネタバレかもしれないので反転)でしたっけ?
これって・・・普通・・・
一発不合格じゃない?(。・ω・。)
一番しちゃダメでしょ?
しかも、試験官の先生言うよね?
「俺は運がなかった」

運?

運のせいにするあたりがまた・・・・゚・(ノД`;)・゚・


モンスターペアレンツが2匹登場してましたが、
彼らの思考回路の単純さが真逆となってましたね。
08:50  |  湊かなえ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2013.12.21 (Sat)

「望郷」 湊かなえ



望郷 湊かなえ

島に生まれ育った人々が織りなす、心の奥底を揺さぶる連作短篇集。日本推理作家協会賞(短編部門)受賞作「海の星」収録。(BOOKデータベースより)

【目次】
みかんの花/海の星/夢の国/雲の糸/石の十字架/光の航路


白綱島という小さい瀬戸内海の島(?)の中で起きたいろいろな出来事。
なんというか、結構人口多いじゃないの。
そして島だからこその出来事などありましたね。

「海の星」の例の話。
実際本当に拘束されるそうです。
知っている人がそういうアレが引っかかってしまい、
そしたら本当に何時間も拘束されちゃうみたいです。
聞いていると気の毒です(^^;)

個人的に好きなのは「雲の糸」
いくら大人になって成功しても子供の頃の人間関係に振り回されている感じが
なんかよく分かるっていうか。
こんな田舎がテーマになると妙に理解しちゃうこの私に染みついた田舎人魂(笑)

「みかんの花」だけ以前にオール・スイリで読んでましたがそれ以外は未読。
スッキリ爽やかで終わらせない湊さん風でした。
救いようがなかったりどうしようもなかったり
堂々巡り感が好きです。
09:01  |  湊かなえ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2013.07.20 (Sat)

「母性」 湊かなえ



母性 湊かなえ

母と娘。二種類の女性。美しい家。暗闇の中で求めていた、無償の愛、温もり。ないけれどある、あるけれどない。私は母の分身なのだから。母の願いだったから。心を込めて。私は愛能う限り、娘を大切に育ててきましたー。そしてその日、起こったことー。(BOOKデータベースより)

最初の「転落事故」をずっと引きずってました。
まぁネタバレには該当しないのであえて書きますが・・・
読み終わった後「ん??それで??」と思ってネットで「ネタバレ」で検索しました。
そういう事ねーーー。

それにしても・・・この母親・・・
ダメだっ!
ウザすぎるっ(TдT)

「お母さんをウザいと言っちゃいけません!!」

と、各方面からお叱りを受けそうです(^^;)
自分の娘の反応を見て「私だったらお母さんにこう言われたら、嬉しくてこう言うのに」みたいに、自分の娘時代と比較する。
こういう心が嫌いです。
あと、この本の一番の問題発言。
まぁ問題発言というか、この母親の根本的な問題。

「私はお母さんを助けたい。子供なんてまた産める」

うーーーん。気持ち悪い(--;)

娘は仕方ないと思う。
特に子供にとって母親という存在って神だし人生すべてだし。

しかしこの母親にとって自分が娘時代の「母娘」がすべてなのよね。
基準がそれなので、自分の娘が予想と違う態度をとるとガッカリしたりする。
そんな自覚のない傷つけ方をする。
娘は娘で母親のためにと頑張るけれどなんか空回り。

この母親も「農家の嫁」としては結構頑張っているんだけどねー。
「母親」としてはどうかなって思いました。
08:28  |  湊かなえ  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑
 | BLOGTOP |  NEXT