igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。

「ボーダレス」 誉田哲也



ボーダレス 誉田哲也

なんてことのない夏の一日。でもこの日、人生の意味が、確かに変わる。教室の片隅で、密かに小説を書き続けているクラスメイト。事故で失明した妹と、彼女を気遣う姉。音大入試に失敗して目的を見失い、実家の喫茶店を手伝う姉と、彼女との会話を拒む妹。年上の彼女。暴力の気配をまとい、執拗に何者かを追う男。繋がるはずのない縁が繋がったとき、最悪の事態は避けられないところまで来ていたー。

本を読んで終わって閉じて・・・

「この終わり方で納得いかないってことは私は誉田さんに何を求めているのか?」

と、真剣に首をかしげました。
そこそこハッピーな終わり方なのですが・・・

個人的にはそんなハッピーは他の作家さんに求めているんであって誉田さんにはあまり求めてない(笑)
たまに、さわやか青春系も書く作家さんではありますが、この話は不穏な動きがありまして。
だから、なんというか・・・もっとねぇ・・・あってもよかったんじゃないかな?

死体とか・・・

とか思ってしまい、
そういうののない、ちょっと不穏な動きのある誉田作品はかなり中途半端な感じがするんですよねー。

最近、自分の作品に思想書きまくりの右よりの誉田さんですが、今回は何も書かなかったなぁーと思っていたら最後、なんか書いてたな。
あれはいいのか?
普通の船なのか??
わざわざカタカナで書いたから気になって調べましたよ。

まぁ次の作品に期待します。
出来ればジウ系がいいなー。

『魔力の胎動」 東野圭吾



魔力の胎動 東野圭吾

自然現象を見事に言い当てる不思議な力。君はいったい何者なんだ?『ラプラスの魔女』前日譚。

「ラプラスの魔女」の前日譚だそうですが・・・

正直何のことやら・・( ̄ω ̄*)

そのくらいつながりが分からなかった。
とりあえず、いつ読んだっけ??と思って自分のブログを見返すとやや3年前です。
3年前・・・
覚えてないのかぁー。

それとも、対して面白くなかったのか・・・

ラプラスの魔女が映画化になるので、魔力の胎動に映画化の帯がありますでしょ。
それを見てたので何か関係はあるだろうとは思っていたけれど。

前日譚ということでしたので、読み終わった感想としては

「ラプラスの魔女読まなくちゃ」でした(´・ω・`)

この本のみの感想はあまりない。
物凄く面白かったり、ものすごくつまらなかったりすると感想ってでてくるけれど、こういう中途半端な感じだと何をどう言っていいのか・・・・

まぁ近いうちにラプラスの魔女読むことにします。
そうすることによっていろいろつながるかな。

「衣更月家の一族」 深木章子



衣更月家の一族 深木章子

「すぐ来て下さい!姉が…、私の夫に殺されたんです」凶器の花瓶には通報者の夫の指紋が付着、その夫は逃走中…。これを捕まえれば万事解決、当初は単純な事件と思われたのだが、数日後に男が出頭、そこから思わぬ展開を見せ始める…。

物凄くややこしかった。
最初の3話が中途半端で、「こりゃ絶対ラストで交わるんだろう」と思ってはいたけれど、
交わりすぎて私の頭の中ではこんがらがってしまったままww

なので、最後の「衣更月家の一族」の章で事件は解決するのですが・・・
確かに事件としては解決しているのですが・・・物凄く
混乱したまま終わってしまいました。

なんでこんなにややこしくしてしまったんだ・・・

まぁいいけど。
しかし、面白いのはお金に物凄く執着する人としない人といるんだよなと。

でもなぁー。
どんでん返し仕掛けているつもりなんだろうけれど、
ピンとこなかった。残念。

「0能者ミナト<11>」 葉山透



0能者ミナト 葉山透

殺生石ーそれは凶悪な毒の大気を発し命あるものを死に追いやる、呪わしい巨石。かつて沙耶とユウキを窮地に陥れたそれが、いま新たに発見された。現地に赴いた理彩子を追う沙耶とユウキ、渋々それについて行った湊。そんな三人が捕われたのは、どちらを向いても脱出不能の、まさに無限回廊と化した空間だった。殺生石、そして九尾の狐の気配に満ちた閉鎖空間から脱出する術は?究極の攻撃を放つ九尾の狐を倒す術は、果たして存在するのかー。

マンネリではありますが、好んで読んでます。
どちらかというと、一話目の「嘘」の方が好きです。
なんか、この話はこれ以上に意味がありそうですが
どうなんですかね。

2話目は理彩子がお見合いをするのですが、
それをぶち壊しに行く湊くんでありました。

時空のゆがみみたいなところから登場した指輪の利用の仕方。
もう少し、カッコイイ漫画チックなのを想像してましたが
ちょっと違っていたようです。

で、ラストの孝元さんの勘違いが一番ウケました。
この人はいつもいい働きをしますw

「本所おけら長屋」 畠山健二



本所おけら長屋 畠山健二

本所亀沢町にある「おけら長屋」は騒動の宝庫だ。大家の徳兵衛、米屋奉公人の万造、左官の八五郎、後家女のお染ーひと癖ある住人が入り乱れて、毎日がお祭り騒ぎ。そんなおけら長屋に、わけあり浪人の島田鉄斎がやってきて…。貧しいくせにお節介、そそっかしいけど情に厚い。そんな庶民が織りなす、江戸落語さながらの笑いと情緒にあふれる連作時代小説。文庫書き下ろし。

【目次】
だいくま/かんおけ/もののふ/くものす/おかぼれ/はこいり/ふんどし


だんだんと長屋に馴染んでくる島田鉄斎がよかった。
馴染む=おせっかいになるっていうか。
あぁー長屋メンバーだなぁーと。

この人たちは間違いなく、人が席を外しているうちにその人のケータイが鳴ったら出る。
一瞬の迷いもなく出る。

そういう人情に篤いっていうかおせっかいっていうか。
まぁ読んでて面白かったですけど。
読み物だからこんなおせっかいが身に沁みます。

どの話も面白かったですが、お静の破壊力には笑いました。
甘やかすに甘やかしたお嬢様を花嫁修業に出したはいいけれど、受け入れ先がおけら長屋。
愛すべきおバカ(笑)
我が家に花嫁修業に来てほしくはないが、読んでる分には面白すぎる。

妹が買った本ですが、何がどうしてこの本を買ったか謎。
妹はメディアや情報に思い切り影響されるタイプなので、何かあったのかなぁー。
あまり期待しないで読みましたが意外に楽しめました。
2巻以降も買ってくれないかなぁー。
多分、無理だろうな。
読んでる最中に私に貸したので(^-^;)

「バチカン奇跡調査官 ジェヴォーダンの鐘」 藤木稟



バチカン奇跡調査官 ジェヴォーダンの鐘 藤木稟

フランスの小村の教会から、バチカンに奇跡申請が寄せられる。山の洞穴の聖母像を礼拝している最中、舌のない鐘が鳴り全盲の少女の目が見えるようになったというのだ。奇跡調査官の平賀とロベルトは早速現地へと赴く。この一帯はかつて「ジェヴォーダンの獣」と呼ばれる怪物が出没したとの伝説が残る地。さらに少女は3年前、森で大ガラスの魔物に出会ったことで視力を奪われたというがー!?天才神父コンビの事件簿、第14弾!

今回はきちんと平賀とロベルトが活躍してました。
やっぱりバチカンものはこうじゃないとねー。
登場人物も余計なの(?)は登場せず、しっかりメインの2人とシン博士が
奇跡について調べる。
あぁー王道だ。

平賀とシン博士のやり取りはコントにしか思えず、
このやり取りを真剣にやっているこの2人に親近感を覚えます(笑)

そして、行き詰ったときには料理を作るロベルト。
相変わらず上手で美味しそうです。
ダイエット中のわが身には辛い(笑)

そして今回もまた奇跡ではなく、一体いつになったら「奇跡」が起きるのか。
今回のこれでも、解明しちゃうって・・・本当は奇跡とか望んでないんじゃない??
ってくらい徹底した捜査です。

「あの夏、二人のルカ」 誉田哲也



あの夏、二人のルカ 誉田哲也

名古屋での結婚生活に終止符を打ち、東京・谷中に戻ってきた沢口遥は、【ルーカス・ギタークラフト】という店に興味を持つ。店主の乾滉一はギターの修理だけでなく、日用品の修理もするらしい。滉一との交流の中で、遥は高校時代の夏を思い出していた。
一方、高校生でドラマーの久美子は、クラスメイトの翔子、実悠、瑠香とともにバンドをを始動させる。そこに転校生のヨウが入ってくるのだが、彼女の非凡な才能に久美子は衝撃を受ける。ある日、彼女たちのバンド「RUCAS」にプロデビューの話が持ち上がるがーー。


そこそこ↑に説明があるのですねー。
よく読んだら裏表紙にもちゃんと書いてた。
しっかりと読んでなかった私は途中で「あれ?遥??あれれ??クミ??」とワタワタとする。

久しぶりにグロのない誉田作品を読みました。
グロなしだと徹底的に爽やかに青春になるからすごいなぁーと
1人の作家さんなのにどうしてこうも引き出しがあるのかと。

でも、こうして読んでみると遥は面倒くさいかも。
しっかりと向き合う瑠香は素敵だと思うし只者ではない。
こんな面倒な人とはあまり付き合いたくないし、
ご機嫌とりなんてしてられっかとも思う。

ただ本人不器用なだけです。
不器用で瑠香曰く「潔癖で極端」
あーーー。そういう感じか。

終始さわやかでのんびりした感じで読むことが出来ました。

「テロリストのパラソル」 藤原伊織



テロリストのパラソル 藤原伊織

アル中バーテンダーの島村は、過去を隠し二十年以上もひっそり暮らしてきたが、新宿中央公園の爆弾テロに遭遇してから生活が急転する。ヤクザの浅井、爆発で死んだ昔の恋人の娘・塔子らが次々と店を訪れた。知らぬ間に巻き込まれ犯人を捜すことになった男が見た真実とは…。史上初の第41回江戸川乱歩賞・第114回直木賞受賞作。

5回目くらいの再読のようです(前の自分のブログ見た)。
定期的に読んでいるつもりでしたが、前回から8年も経ってて驚きました。
8年もテロパラ読まなかったのか。
まぁ他の藤原作品読んでたからかなー。

久しぶりに読みましたが、あっという間に世界に入り込み一気読み。
面白かった。
読みながら忘れているところもあって。
「浅井は元刑事だったのか」とか。その程度ですが。
もう、東大に入って学生運動まっさかり時代で
そこから落ちぶれてアル中の宿無しバーテンってどんなんよ。

ハードボイルドのはずなのにどこかインテリで知性が湧き出る1冊です。

私持っている本、この講談社ver.なのですが、ちょっと小汚くなってて(笑)
角川とか文春で出てるのもほしいなぁーと思ってます。
確か文春文庫かな。解説が逢坂剛さんと黒川博行さんの対談なんだよね。
本屋で解説だけ立ち読みしたけど、それ欲しいなぁーと思い始めてます。

このテロリストのパラソルはギャンブルで1000万の借金を負った藤原さんが
借金返済のために乱歩賞狙いで書いた本だったそうで。
狙い通り乱歩賞を取って、ついでに直木賞までついてきた1冊です。

未読の方はこの何とも言えない世界観を味わってほしいです。

「ライフ・アンド・デス」 藤田宜永



ライフ・アンド・デス 藤田宜永

完璧のはずだった。しかし、その計画が、一人の女と愛くるしい動物たちのせいで狂い始める―謎の人物からの指令により、ある女に近づけというミッションを課された腕利きの暗殺者・榎波。しかし、彼には、女性に対する屈折した心と、動物虐待を目にすると暴走するという決定的な弱点があった―!?“影の弁護士”藤立、動物をこよなく愛し、女に恐怖心を抱く草食系ヒットマン。激情にまかせて放った1発の銃弾から、伸るか反るかの追跡劇の幕が上がる。新境地ノンストップ・サスペンス。

多分、初めましての作家さんです。
結構好みの設定。
殺し屋とか、「元」弁護士とか「元」刑事とかね。
「元」のところがなんかいいです。

動物が好きすぎて動物を虐待する人を絶対に許さずあっさり殺してしまう。

そのちぐはぐさが面白かったんだけど、なんか途中から
キャラがヘンテコになってきた感じがしたなぁー。
なんだろう。

榎波のキャラが・・・なんか・・・微妙。
最初はよかったと思ったんだけどなぁー。

そして途中から予想通り混乱してくる(笑)
そして、ターゲットに榎波のグループと藤立のグループが
登場して、そしてドミニカとかなんとかかんとか・・・

なにーーー!?

というごっちゃ混ぜ状態でした(笑)

「森笠邸事件 探偵の流儀Ⅱ」 福田栄一



森笠邸事件 福田栄一

篠戸市の名家・森笠家で若い男が監禁されていた。男は移送寸前に逃走、広大な敷地で姿を消してしまう。そして、陸の孤島=森笠邸で恐るべき惨劇が!-所長の嶋岡が調査中に階段から転落した事件を機に、姪の美菜子が所長を代行、所員たちの結束も強まり、事務所自体はいい方向に進んでいる。また、嶋岡も徐々にではあるが回復傾向にあった。ところが、以前つき合いのあった地元の名家・森笠家から呼び出しを受けた美菜子は、当主の森笠和史から嶋岡の名誉にもかかわる監禁事件の調査を命じられたのだった…。注目の青春ミステリーの旗手が描く、絶対絶命探偵日常小説!

第二弾です。
前回、殺されそうになった所長は現在も入院中。
ってことで、前作からそれほど時間が経ってないことが分かります。

今回は1つの事件をじっくりと解決するのですが、
面白かったけど、やっぱりうまくいきすぎだよなぁーとは思う(笑)

飯田がどんどんと仕事出来るようになっていっているのね。
それはやっぱり実践第一か。

森笠邸が広すぎてあまりイメージわきません(笑)
敷地内に、自分の家と使用人の家と、親戚2家族分の家があって
さらに謎の倉庫とかあって、迷いそうなくらいってどういうことなんだろう?

ちょっと気になりました。