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2017.04.27 (Thu)

「探偵日暮旅人の残り物」 山口幸三郎



探偵日暮旅人の残り物 山口幸三郎

目に見えない物を“視る”力を持った探偵・日暮旅人の物語、番外編の第2弾。旅人を『アニキ』と慕うユキジ。複雑な雪路家の家族の形を描くー『雪消の隘路』。いつもクールな仕事人間、増子すみれ刑事の意外な休日とはー『花の夕影』。「探し物探偵事務所」に秘められた、秘密の物語ー『ひだまりの恋』。本編で語られなかったエピソード3本に加え、花まつりを舞台に起こる事件を、主要人物総出演で描く長編『祭りのあと』を収録。

【目次】
雪消の隘路/花の夕影/ひだまりの恋/祭りのあと


この間の「遺し物」よりは好きだー。
普段はキリっとした刑事のはずの増子がよかった。
増子というよりは、増子の夫さんがとてもよかった。
こんなマイペース男はいないだろう。
ある意味、増子としっくりくる組み合わせって感じ。

「ひだまりの恋」は本編の後の物語。
何気に胸きゅんが残されてた・・・(*´ω`*)
まぁここらで終わるのが一番いいのかも。

これで全部終わりかなー。
っていうか、これ以上書きようがないというかおなか一杯な感じです。
面白かったので何より。

亀吉のキャラがぶれなかったのがいいなー。
スイーツ=苺のショートケーキっていうのが、いかにも亀吉。
ラストの中編はいろいろな人が登場してましたが、
覚えてないキャラももちろんいるww
今井聡って誰だっけ?(^^;)
09:10  |  山口幸三郎  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.04.06 (Thu)

「ジャポニズムに夢中」 和田はつ子



ジャポニズムに夢中 和田はつ子

花岡ジュエリースクールの学生、皆見みな美と喜多川北斗が共同制作したジュエリー“清流の紅葉”。ニューヨークの宝飾店から絶賛され、譲ってもらえないならオリジナル作品を、という依頼が届く。そのキーワードは、ジャポニズム。日本らしいジュエリーを求めて、北斗は調べ始める。一方、石を磨くこと以外に積極的になれないみな美は、家に迷い込んだ猫をきっかけに人気アイドルグループのメンバー・内田敦と知り合う。しかも、二人の写真が週刊誌に出て大騒ぎに。北斗とみな美の恋の行方は!?北斗が作るオリジナルジュエリーとは!?文庫オリジナル小説、第二弾。

猫つながりなのはいいとしても、なぜアイドルがみなみと仲良くなるかが謎。
みなみは性格はしっかりしているかもしれないけれど、外見的にはかなり怪しい。

北斗の仲もなんだか宙ぶらりんでしたが、最後それでいいわけ?と多少首をかしげた。
相変わらず表紙の次にある宝石たちがきれいでしばしうっとり。
パールいいなぁー(〃∇〃)

向井先生・・・前作では割とおとなしい先生かと思ってましたが、エロスを語るとうるさすぎることが分かった(笑)
こんな設定なのか。
なんだかよくわからないキャラ設定の人が多くて首かしげながら終わった感じ(笑)
北斗が一番だらしない感じ。
もっとしっかりすればいいのに。
05:00  |  和田はつ子  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.03.30 (Thu)

「愛しのジュエラー」 和田はつ子



愛しのジュエラー 和田はつ子

花岡ジュエリー・スクールの学生喜多川北斗は、宝石業界最大手のオーナーの御曹司。しかも、東大中退という異色の経歴だった。北斗は石留めの達人として、世界技能競技大会で入賞を果たしていたが、学内のデザインコンテストではデザイン画を提出することができず、自己嫌悪に陥っていた。学内の学習の華といえるのが、独創的なデザイン力だったのである。
ある夜、酔っ払った北斗は誰かに助けられ、その家で朝を迎えた。北斗を助けたのが、同じ学校に通う皆見みな美だった。そこで、みな美の手になるという優しい表情をしたスターローズクオーツを見た北斗は、みな美が研磨の卓越した技術を持っていることを知るとともに、彼女に興味を抱く。
折しも、学校が財政的に危機に瀕しており、このままでは借入先の銀行の手に渡ってしまうことが明らかにされた。そのため、資金集めとして学生たちによるオリジナル商品のジュエリーを作って売ることが宣言される。果たして、どんなジュエリーができるのか。
みな美と北斗、日賀翔太と仁科真由那の恋愛感情も入りくんできて……。
宝石の魅力と、宝石をこよなく愛する人たちの思いを伝える、注目の学園小説!


和田さんの得意分野の宝石の話ですが、まぁ共同作業ってことは宝石じゃなくてもいいのかもしれないなーと思いました。
メインの2人がなんだか変で(笑)
北斗はかっこいいし才能もあるんだけど、なんというか・・・変。
キャラ設定が固定されてないのかもしれない。
みなみに関してはさらに変で・・・まぁ頑張っている女の子かもしれませんけれど、
お茶がカビているならとりあえず出すなと言いたいのです。

磨けば磨くほど宝石って光るのかなー。
表紙の次にあった写真がきれいです。
ダイヤやガーネットにも種類があるみたいですし、みなみの過去がわかって気の毒だーと思ったところで続く・・・

・・・らしい。
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2017.03.29 (Wed)

「玻璃でもなく瑠璃でもなく」 唯川恵



玻璃でもなく瑠璃でもなく 唯川恵

欲しいものは確かなもの。確かな約束、確かな未来、形の見える幸せ。…美月・26歳。忙しい仕事の逃げ場として結婚に行き着いたのに、今は結婚の逃げ場が仕事になっている。…英利子・34歳。ひとりの男性を挟んで交錯する、ふたりの人生のゆくえ。

不倫略奪の本だったΣ(|||▽||| )

この前まで新聞小説で田部井淳子さんの話を書いていたのでつい流れるように手に取ったら、そういえばこの人の本職はどっちかというとこっち系だったわー。
不倫モノ好きじゃないんだよねー。
まぁ読んだものは仕方ない。

でもって、どこの世の中を探してもこんなにうまくいくわけがない。
読んでるうちに美月に腹がたってきて。
なんなのあんた。って思いながら読んでました。
そんなに幸せでもまだ不服なのか。
それ以上を求めてどうするんだ。

ついでに石川。
結婚した人を軽々しく誘うんじゃない。

朔也。
元をたどればすべてお前が原因じゃ。

英利子
唯一同調した人物。
仕事がうまく行ったからよかったものの、うまく行きすぎて逆に羨ましい。

しかし、こんなに丸く収まるのってまぁ・・・100万組あるうちの1組くらい・・・?
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2017.03.09 (Thu)

「私をくいとめて」 綿矢りさ



私をくいとめて 綿矢りさ

黒田みつ子、もうすぐ33歳。一人で生きていくことに、なんの抵抗もない。だって、私の脳内には、完璧な答えを教えてくれる「A」がいるんだから。私やっぱり、あの人のこと好きなのかな。でも、いつもと違う行動をして、何かが決定的に変わってしまうのがこわいんだー。感情が揺れ動かないように、「おひとりさま」を満喫する、みつ子の圧倒的な日常に、共感必至!同世代の気持ちを描き続けてきた、綿矢りさの真骨頂。初の新聞連載。

表紙がわたせせいぞうさんだよー。
なんか20代のころを思い出す(←いつだ)

アラサーおひとりさま。しかも少しこじらせ系ってことで読書メーターを見ると男性の評価はよくない(笑)
なんかわかる。
私は読んでると「あぁーこういう感じわかる」と思うのですが、
多少自意識も高いのもあって「おひとり様〇〇」も妙に肩肘はっている感じがしました。
おひとり様焼肉とか。
スマホの自撮りは恥ずかしいとかね。

私の友人でもおひとりさまがいますが、「この間ラーメン屋で一人で食べた!」と鼻息荒く話してました。
みつ子もまだこの段階なのかも。

で、彼氏ができ意思表示が思ったようにできなくて、それにより相手を傷つけ、自分も傷つき、「あぁなんでこうなるの。面倒。家に帰って寝たい」と思う感じがこれまたわかる。
普段思っている小さいことが書かれてて、「そう思っているのは自分だけじゃないんだ」と思える綿矢作品がものすごく好きなのです。
ただ冒頭にも書きましたが、男性にはウケないと思う(^^;)
08:00  |  綿矢りさ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.02.04 (Sat)

「探偵・日暮旅人の遺し物」 山口幸三郎



探偵・日暮旅人の遺し物 山口幸三郎

目に見えない物を“視る”ことで事件を解決する探偵・日暮旅人が、待望の帰還!旅人に内緒で子猫を拾った灯衣ちゃんの日々-『テイちゃんと子猫と七変化』。旅人の高校時代。そこには旅人に寄り添った優しき兄妹との時間と、切ない恋の物語があったー『君の音』。ほか、洋館の像の呪いに旅人が挑む『像の殺意』、廃校の謎を紐解く、『畢生の接ぎ』、旅人が五感を失わなかった世界を描く『愛の夢』など、本編では語られなかったエピソード全5編を収録した番外編。

【目次】
像の殺意/畢生の接ぎ/テイちゃんと子猫と七変化/愛の夢/君の音


本編は終わっているんですけどねぇーー。
ニーズがあるからか番外編でございます。

でも・・・番外編すぎる(T_T)

もし旅人のお父さんが殺されなかったら・・・的なパラレルワールドの物語が結構この本の大部分を占めてて。
例えば、森見登美彦さんの「四畳半神話大系」みたいに結局分岐点は違えども結果は一緒!
・・・という話であれば少しは良かったのでしょうが・・・
陽子が保母さんになってない・・・(T_T)

ってことで、元の話のイメージが違いすぎました。
番外編がもう1冊あるようで、手元にあります。
こちらはどうなんだろう??
こうなると怖いよね(笑)

で、元のイメージというと、ドラマ。
亀吉の役がKAT-TUNの上田くん。
その事実を知ったとき私は固まった。
でかくて、髪の毛がなくて、ついでに前歯もない亀吉・・・
見た目破壊力満点の亀吉・・・
それが・・・上田くん・・・(T_T)
ドラマ見てないのですが、上田くんの亀吉の詳細がとても知りたい(笑)
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2017.01.17 (Tue)

「手のひらの京」 綿矢りさ



手のひらの京 綿矢りさ

おっとりした長女・綾香、恋愛に生きる次女・羽依、自ら人生を切り拓く三女・凛。生まれ育った土地、家族への尽きせぬ思い。かけがえのない日常に宿るしあわせ。京都に暮らす奥沢家三姉妹を描く、春夏秋冬があざやかに息づく綿矢版『細雪』。

素敵な本を読みました。
京都出身の綿矢さんが書いた京都の中での話。

細雪は読んでないので分からないんだけど、「〇〇版細雪」っていうのであれば、三浦しをんさんの本でも読んだよなぁー。
三姉妹それぞれの話なんだけど、「今、就職のために京都を出ないとあと一生京都から抜け出すことができない気がする」といった凛の気持ちが手に取るようにわかります。

私もそういうタイプで、無事脱出しました。
数年で戻りましたが、少しでも自分の田舎を出て東京に出たというのはプラスになったと思ってます。

長女の綾香の気持ちもよくわかりました。
30歳を過ぎてとっくに結婚をしているつもりだったのに、いまだ独身で彼氏もいない自分。
「どうしてだ?」「どうしてなんだ??」と思うが、そうそう出会いなんて転がっているわけでもないし。

自由に生きているように見える羽依が自分とかけ離れているせいか、とても羨ましく素敵な女性に見えました。
3姉妹の両親も素敵な人です。
そんなわけで読みながらしっとりした気持ちになりました。
08:19  |  綿矢りさ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.12.24 (Sat)

「べっぴんさん上」 渡辺千穂



べっぴんさん 渡辺千穂

もろうた人がうれしい言うてくれるような…思いを伝えられるような…そういう“べっぴん”を作る人になりたい…戦後、焼け野原となった神戸で、すみれは子供服の店を開いた。家を空襲で失い、出征した夫の消息も分からない。それでも、すみれは仲間と共に一針一針、前に進んでいくー。もの作りの真摯さと、手作りの温かさがいっぱいの物語。

妹から借りた本ですが、毎回ご丁寧に朝ドラの本を買うよなーと感心します。
(前回のとと姉ちゃんは買ってなかったみたい)

でも、この本はモデルの坂野惇子さんの生涯ではなく、あくまでも「ドラマ」でした。
妹が貸してくれる時に「脚本みたいだよー」と言った意味がわかった。
なのでサクサクっと読むことが出来て面白かった。
でも、上巻だった。帯に隠れてて分からなくて。
「下巻もあるのか!」と驚きましたが下巻は来年発売みたいです。

昼休みは本を読んでますのでテレビの音がうるさいと「ん?」と思って
テレビを見ますが、このドラマはそれほど煩くないので読書の邪魔をしませんw
よってドラマは1つも見てなくて。
新鮮でした(´∀`*)

私は手芸の腕もからっきしなので手芸得意な人って羨ましいです。
12:47  |  その他や~わ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.11.28 (Mon)

「代体」 山田宗樹



代体 山田宗樹

近未来、日本。そこでは人びとの意識を取り出し、移転させる技術が発達。大病や大けがをした人間の意識を、一時的に「代体」と呼ばれる「器」に移し、日常生活に支障をきたさないようにすることがビジネスとなっていた。
大手代体メーカー、タカサキメディカルに勤める八田は、最新鋭の代体を医療機関に売り込む営業マン。今日も病院を営業のためにまわっていた。そんな中、自身が担当した患者(代体を使用中)が行方不明になり、無残な姿で発見される。残される大きな謎と汚れた「代体」。そこから警察、法務省、内務省、医療メーカー、研究者……そして患者や医師の利権や悪意が絡む、壮大な陰謀が動き出す。意識はどこに宿るのか、肉体は本当に自分のものなのか、そもそも意識とは何なのか……。科学と欲が倫理を凌駕する世界で、葛藤にまみれた男と女の壮大な戦いが始まる!


百年法といい、山田さんの中では不老不死とか永遠の命とかそういうのが好きみたい。
今回は例えば事故に遭ってしまい動けない。
でも、代わりの体があれば意識を移行して「自分」として動くことが出来る。
というシステムが代体。

厚い本なのですが、行間があったりなんだりで一気読みできましたが、
途中からは人→代体(機械)だったのが、人→人になってきてて
「代体はどこへ??」
という展開になりました。

でも面白かった。
妙にリアルだったりして。代体を使用できるのは1か月とか。
その間に本体(肉体)が死んだ場合はおしまいとか。

細かな設定がありました。
ただ登場人物が多くて、多少混乱はした。
さらに、難しい説明をされると混乱するのよねー。
あまり分からないし。
登場人物ですら難しくて寝てしまっていたから
その気持ち・・・わかるよ(笑)

無関係と思っていた主人公が実は・・・的な展開で面白かったです。
SFは個人的には苦手分野ですがそれでも普通に楽しめました。
05:00  |  山田宗樹  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.11.10 (Thu)

「橋を渡る」 吉田修一



橋を渡る 吉田修一

ビール会社の営業課長、明良。部下からも友人からも信頼される彼の家に、謎めいた贈り物が?都議会議員の夫と息子を愛する篤子。思いがけず夫や、ママ友の秘密を知ってしまう。TV局の報道ディレクター、謙一郎。香港の雨傘革命や生殖医療研究を取材する。結婚を控えたある日…2014年の東京で暮らす3人の悩み、ためらい。果たして、あの選択でよかったのかー

【目次】
春ー明良/夏ー篤子/秋ー謙一郎/そして、冬


連作短編ってワケじゃなくて、全く違う登場人物。
その人たちの生きる世界。
それが、春・夏・秋で、面白いんだけどいきなり終わる。
春が鉈で割ったみたいに「ドン」と終わって夏が始まって、
夏も・・って具合だったので、きっと冬でこの人たちが繋がるんだろう。

と、思ってましたら「冬」はまさかの展開。
これは正直予想してなくて・・・ちょいと苦手分野だったから
何というか・・・読みながらかなり混乱しました。
確かに春夏秋の人たちが登場はするんだけど・・・
予想のはるか斜め上を行くってこういうことなんだろう。

なんで??なんでーーーーー!?!?!?

エピローグでまとめた感じはありますが、
それにしても「冬」だよなー。
05:00  |  吉田修一  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑
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