igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。

「怪盗インビジブル」 行成薫



怪盗インビジブル 行成薫

とある地方の公立中学校、通称「北中」では、生徒たちの持ち物の紛失が相次ぎ、現場には決まってネコが描かれた黄色い付箋が残されていた。「あいつに盗まれたんじゃないの?」まことしやかに噂される犯人の名前。それは、古くから伝わる学校の七不思議のひとつー人が“一番大事にしているもの”を盗んでいくという怪盗インビジブルだった。一方その裏側で、標的にされた生徒たちや教師には、それぞれ思いがけない変化が訪れてー。黄色い付箋にご用心!新感覚“青春×クライム”ミステリー!

ちょっと期待外れ。
前に読んだこの人の作品が結構予想外の面白さだったので期待してしまったのねー。
ちょっと残念でありました。

とりあえず読んだ後に何も残らなかった。

怪盗というと痛快というイメージがありますが
これはそういう話ではないんだよね。

中学生でスマホ持つ持たないは現実にある話で・・・
こういうの読むと、私、昭和の人間でよかったと
しみじみ思います(^^;)

ただ、持った方が優位な気持ちになるのではなく、
持たないほうが卑屈になる。
こういうのはめっちゃわかるっ!

あと、それこそ「万引き家族」の話もありましたが、
現実はそんなもんだ。
気の毒だが、「盗んだ」という事実って結構他の人にも
記憶に残るんだよね。

そのスーパーの店長がかなりイヤな奴と思っても
やっぱり盗むってダメってことです。

「可視える」 吉田恭教



可視える 吉田恭教 ※文庫になるとタイトルが「凶眼の魔女」だそうで。

「幽霊画の作者を探して欲しい」画商の依頼を受け、島根県の山奥に佇む龍源神社に赴いた探偵の槇野康平は、その幽霊画のあまりの悍ましさに絶句する。そして一年が過ぎ、警視庁捜査一課の東條有紀は、搜査員の誰もが目を背ける残虐な連続猟奇殺人事件を追っていた。不祥事から警察を追われて探偵となった男と、自身の出生を呪う鉄仮面と渾名される女刑事が難事件を追う!

これがどうやらシリーズ1作目らしい。
有紀と槇野が初めて出会ったので。

面白く読みましたけど、結構グロくて。
3人目の死体なんてねー、書いていいかしら??
私、普段こういうのばかり読んでいるわけじゃないんですが・・・

グロ苦手の人のために反転↓

釘をたくさん打ち付けた木材を膣からぶち込み、腸はおろか十二指腸まで達していたという死体。

↑反転おしまい。
読んでてお腹が痛くなりました(T_T)
いえ・・・錯覚ですが。

しかし、基本的にグロ平気なのでサクサクと読みましたが、こんだけの作業を犯人1人で出来るものなのかと、そこだけは不思議で仕方ない。
一体どんだけ・・・
もう少し、死体が少なかった方が物語としてはしまりがあってよかったのではないかと思いました。
殺されすぎ、グロ死体多すぎ。
下平気の毒すぎ。

でも、その後もシリーズ続いて、有紀と槇野の信頼関係もだんだんと強くなっていくんだよねー。
それはそれで面白いです。

「本と鍵の季節」 米澤穂信



本と鍵の季節 米澤穂信

堀川次郎は高校二年の図書委員。利用者のほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、快活でよく笑う一方、ほどよく皮肉屋ないいやつだ。そんなある日、図書委員を引退した先輩女子が訪ねてきた。亡くなった祖父が遺した開かずの金庫、その鍵の番号を探り当ててほしいというのだが…。図書室に持ち込まれる謎に、男子高校生ふたりが挑む全六編。

【目次】
913/ロックオンロッカー/金曜に彼は何をしたのか/ない本/昔話を聞かせておくれよ/友よ知るなかれ


正直米澤さんの作品は後味の悪くなるような「満願」とか「儚い羊たちの祝宴」とかそっちの方が好きではあるのですが、こういう高校生描くの上手いなぁーといつも感心するっていうか、米澤さん自身が年齢を重ねてもなぜこんなピュアな高校生が書けるんだ!?と聞きたくなるくらい作風が変わらん。

米澤さんの描く高校生は・・・まぁ普通はいないと思う。
そのくらい透明感があります。
別な言い方をすれば「生活感がない」とも言うけど。
第一、この2人慌てるってことないもんね。

2人の図書委員が謎を解くんだけど、
だんだんと謎が自分の周りをまわりだすようです。
続編になるかどうかは詩門次第ってことでしょうか。

最初はワトソン役かと思っていた次郎が意外にも切れ者で
「へぇー。そうくるのかー」とちょっと感心。
だからこそ、詩門も次郎とつるんでたのかな。
続編が出たら「そういうこと」だし、
続編が出なかったら「やっちゃったか」です。

「女子大生会計士はじめました」 山田真哉



女子大生会計士はじめました 山田真哉

キュートな女子大生会計士・藤原萌実と新米会計士補・柿本一麻が監査先で出くわす奇妙な事件。いつもは、粉飾決算や帳簿をめぐる不正などだが、今回はなんと殺人事件が! 萌実危機一髪!?

エピソード0的な話もありますが、最後に読んだのは・・・間違ってたかもしれない。
まぁいっか。

萌実さんは最初から不遜な態度をとりまくる人ではなかったと。
そんな話もありました。

劇の話が面白くて、これって他でも読んだことがあったような。
あーーー。思い出した。
東野圭吾さんの「超・殺人事件」に似てるんだ。

これで女子大生会計士シリーズ終了~。
税の知識がついたのかつかなかったのか・・・・(笑)
でも、楽しく読みました。

「女子大生会計士の事件簿 ラストダンスは私に」 山田真哉



女子大生会計士の事件簿 ラストダンスは私に 山田真哉

「私にとってアンタの存在はいったいなんなの?」萌さん、それってどういう意味?藤原萌実ー現役女子大生にして、公認会計士。その傍若無人な性格にはいつも振り回されるものの、能力、知識、容姿と三拍子そろった優秀な会計士だ。これまで彼女が監査先で出会う奇妙な事件を、僕、柿本一麻も一緒に解決してきたのだが、今回はどうやらそうでもないらしい…超実用的ミステリ、いよいよ最終巻!柿本の恋の行方は

短編の方がやっぱり面白いかな。
無駄がないぶん、内容を楽しめます。
利益が出たら・・・なるほどなぁ。保険に入るっていう手もあるのか。
ハイリスクのようですが・・・(^-^;)
雑学として覚えておきました。
参考になる日が来るのかどうかは別。

カッキーが実はとってもデキる人だった???
どうなんだろう。
それ・・・あまりなくてもいいかも。
イメージをそのままに残してもらいたかったような。

このシリーズもう1冊あるのね。
今度はどうなるのやら。

「フラン学園会計探偵クラブ」 山田真哉



フラン学園会計探偵クラブ 山田真哉

真相はここに書いてあるわ」私立芙藍(フラン)学園ー憧れのヨット部に入部しようと、期待に胸を膨らませてその門をくぐった杏莉だったが、ヨット部は突然の廃部!彼女の前に現れた謎の美女は、自分が潰したのだと言って、1枚の紙切れを手渡した。確定申告書だという。それって何?確定申告書1枚を見ただけで事件を解決する、会計探偵クラブの活躍を描く、新感覚ビジネス・ミステリ登場。税金の不思議が、分かります。

【目次】(「BOOK」データベースより)
そしてヨット部は誰もいなくなった/なぜ、アンリに頼まなかったのか?/終わりなき関係に生まれつく/マリイの秘密/黒幕登場/部員は縦にひび割れて/不死が最後にやってくる


ラストの「不死」の話は最近の税理事務所あるあるかも。
本当にやられると困るけれど、私の会社が利用している会計事務所は「不死」危機www
これはヤバいですよ。本当に。
「死なないでください(´-ω-`)」
心からのお願いです。

高校生っていう設定・・・よね。
で、こんなに確定申告書が乱舞しているのかと・・・
収入が500万ある高校生・・・
設定にドン引いてしまいました・・・。

萌実さんがまたまた登場。
この人はどこにいても登場するのかな。

「女子大生会計士5 とびっきり推理なバースディ」 山田真哉



女子大生会計士の事件簿 山田真哉


キュートな女子大生会計士・藤原萌実と新米会計士補・柿本一麻が監査の先々で遭遇する奇妙な事件。大手鉄鋼会社会長の不正行為を暴く証拠は、源氏物語絵巻?バイトが次々に辞めるコンビニが隠す在庫のカラクリーいつもの名コンビが事件を解決と思いきや、今回は「もっと柿本様のことが知りたいのですわ」と言う、お嬢様会計士・村咲紫が登場…ついに恋のライバルが現れたのか!?超実用的ビジネス・ミステリ第5弾。

「二千円札と無敵のお嬢様」事件・前編ー固定資産台帳の話/「二千円札と無敵のお嬢様」事件・後編ー美術品評価の話/「とびっきり推理なバースデー」事件・前編ー在庫のカラクリの話/「とびっきり推理なバースデー」事件・後編ー小売業の棚卸の話/「探しモノは0パーセント」事件ー連結子会社の話/「最後は本当の姿で」事件・遭遇編ーM&Aの話/「最後は本当の姿で」事件・突入編ー資産調達手法の話/「最後は本当の姿で」事件・真相編ー自社株売却のカラクリの話/女子大生会計士の事件後5/『女子大生会計士の事件簿』最終回決定会議/『女子大生会計士の事件簿』「ドラマ化の裏側」事件


と、いう事で第五弾。
今回はコンビニなどテーマが身近だったので面白かったです。
コンビニって・・・
結構ブラックだよねー。

なんか・・・本当に大変そうで・・・
言葉にしづらい(^^;)

今回は結構女性が沢山出てきて、誰がどういう関係で誰がこの立ち位置で・・・
とか、考えるのが結構大変でしたが、物語に少しだけ比重を置き始めたかなという印象でした。

今まではビジネス書っていう位置づけだったもんなー。
いや・・・元々そういう本なんだけど。

「凶犬の眼」 柚月裕子



凶犬の眼 柚月裕子

所轄署から田舎の駐在所に異動となった日岡秀一は、穏やかな毎日に虚しさを感じていた。そんななか、懇意のヤクザから建設会社の社長だと紹介された男が、敵対する組長を暗殺して指名手配中の国光寛郎だと確信する。彼の身柄を拘束すれば、刑事として現場に戻れるかもしれない。日岡が目論むなか、国光は自分が手配犯であることを認め「もう少し時間がほしい」と直訴した。男気あふれる国光と接するにつれて、日岡のなかに思いもよらない考えが浮かんでいく…。警察VSヤクザの意地と誇りを賭けた、狂熱の物語。日本推理作家協会賞『孤狼の血』シリーズ最新刊!

日岡の大上化が目立つような・・・

↑のBOOKデータベースに書いてあるような、「警察VSヤクザ」というよりも、「警察&ヤクザ」に見えてしまうのはいかがなものか。
でも、エピローグ好きだなぁー。
そうか。こういう風に終わらせたかと思うとなんか・・・
好みの終わり方でした(*´ω`*)

怒られるかもしれませんが(笑)

大上2号となった日岡は次はどうするのか。
こんな感じになると続きもありそうなので楽しみです。

ちなみに密告した人は気づいてました。
きっとそんなことだろうなぁーと。
まぁ敵に回すと怖い考えなしの人ってことで(笑)

「天上紅蓮」 渡辺淳一



天上紅蓮 渡辺淳一

史上、これほど愛された女性がいたろうかー時の最高権力者・白河法皇と、その養女にして最愛の恋人・待賢門院璋子。法皇63歳、璋子15歳。およそ50歳も離れた二人の愛は、平安という貴族社会を炎上させるほど、激しく純なものだった。文藝春秋読者賞を受賞した、渡辺文学の集大成!巻末には麻木久仁子氏との対談を収録。

渡辺淳一のお得意のエロエロで来たかと思ったら、途中から変に医学書みたいになって(途中から白河法皇の死因について語りだしたのですっ!!他の方の説とか踏まえて、でも自分は大腸癌だと思うとか。えーー??それ小説に必要?)・・・確かにそれもまぁ渡辺淳一の持ち味ではあるけれど・・・しかし、最後の「そう、私は思う」的な終わり方って、なんですか!?(´・ω・`)

ちゃんと小説なら小説らしく締めてほしいものです。
読みながら誰の話か分からなくて、wikiで調べたらなんと!
崇徳天皇のお母さんの話ではありませんか!!
   ※崇徳天皇→日本三大怨霊の1人。

と、思い喜び勇んで読みましたが・・・ほかの作家が書く歴史小説とはちょっと違った感じがして、「これじゃない」感がずっと付きまとってしまいました。
あぁーーーなんだろう。白河法皇も少しイカレれるとは思うけれど、鳥羽上皇もやっぱり普通じゃない。
確かに今の価値観で平安時代を語ってはいけないのでしょうが・・・

私がその時代に生きたら、とてもとても精神的に疲れただろうなと思います。
あーー。だから平安時代って物の怪とか多かったのかな。

「女子大生会計士4 企業買収ラプソディー」 山田真哉



女子大生会計士の事件簿 山田真哉

キュートな女子大生会計士・藤原萌実と新米会計士補・柿本一麻が監査の先々で遭遇する奇妙な事件。駄菓子屋再生の鍵を握るのは問屋さん!?悪質な在庫隠しの驚天動地のトリックとは?買収された企業の消滅を防ぐ秘策はあるのかー萌実の名推理が「会社」という不可思議な存在の秘密を鮮やかに解き明かす!巻末付録として「初心者のための“会計本”ガイド」まで収録して贈る超実用的ビジネス・ミステリ第四弾。

いろいろな事案がでて勉強になりそうですが、物語そのものがあまり面白くなく(笑)、意外に進まないなぁーと思ってます。

まぁ書き手が「公認会計士」であって「小説家」ではないからかなと思ったりしてます。
小説家と組んだら面白かったかもしれない。

姉が出てきたかと思ったら今度は妹が登場するしー。
なんか、こう行き当たりばったり感があります。

今回は監査がなく、企業買収だったり、自己破産問題だったり、違う視点で書いてました。
そういうのは面白く読みます。
トラックに見られちゃまずいものを載せて走らせるとかww

参考になるんだかならないんだか・・・(笑)

でも、ここまでやる知識はあれば損はしないかなと思います。
願わくばもう少しストーリーに流れがとっつきやすいといいのですが・・・