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2017.10.17 (Tue)

「今はもうない」 森博嗣



今はもうない 森博嗣

避暑地にある別荘で、美人姉妹が隣り合わせた部屋で一人ずつ死体となって発見された。二つの部屋は、映写室と鑑賞室で、いずれも密室状態。遺体が発見されたときスクリーンには、まだ映画が…。おりしも嵐が襲い、電話さえ通じなくなる。S&Mシリーズナンバーワンに挙げる声も多い清冽な森ミステリィ。

これが誰の話であるかっていうのは薄々気づくんだけど、
語り手の笹木の正体は本当に物語の後半、あと10分くらい読めば終わるんじゃないか
ってくらいで気づいて・・・( ノД`)

今までこんだけ連続して読んでてどうして気づかないかなー。
と自分に悲しくなりました(笑)

いや。ほんと。

で、まぁ森さんが仕掛けたのはこっちだからそこはまぁいいんだけど、
実際の殺人の動機とか、摩訶不思議だわ。

毎回そうなんだけど、森さんは仕掛けに凝るんだな。
そのせいか、実際の動機ってなんだっけ?
と、読み終わった後にいつも思う。

で、「記憶に残ってないんだから大したことないんだろう」

と、次の本に進むのが毎回のパターン。
これはトリックと仕掛けを楽しむ本のようです。
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2017.10.16 (Mon)

「夏のレプリカ」 森博嗣



夏のレプリカ 森博嗣

T大学大学院生の簑沢杜萌は、夏休みに帰省した実家で仮面の誘拐者に捕らえられた。杜萌も別の場所に拉致されていた家族も無事だったが、実家にいたはずの兄だけが、どこかへ消えてしまった。眩い光、朦朧とする意識、夏の日に起こった事件に隠された過去とは?『幻惑の死と使途』と同時期に起った事件を描く。

金持ちが沢山登場するなぁー。

こちらは「幻惑の死と使途」と同時進行の物語です。
萌絵が奇術師の謎と向き合っている間に杜萌はこんなことになってしまっていたという。

ちょっと悲しいラストです。
でも、悲しいんだけどちょっと最後救われるかしょもあり。
生きててよかった。と思いました。
なんで生きてたのかは謎ですが。
そこは教えてくれないのね。

犀川せんせの妹である儀同世津子さんが双子を妊娠してたようで。
10月に生まれるとなると・・・結構お腹も大きくなってたのねー。
(この話夏なので)
しかし・・・教えないんだね。
兄にも(笑)

「幻惑の死と使途」と同時進行のせいか、萌絵もさすがに忙しく
こっちの事件にはどっぷりハマることもできず、
なんとなく普段とは違うS&Mシリーズになってました。

そのせいかストーリー性を感じました。
佐々木睦子さんの強烈さもさらに感じましたが。
酷いよね。
たとえそれほど親しくない人の葬式とはいえ、
その足で姪(萌絵)をお見合いに連れ出すとか
強烈すぎてこの人親戚にいたら無理っ(笑)
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2017.10.14 (Sat)

「幻惑の死と使途」 森博嗣



幻惑の死と使途 森博嗣

「諸君が、一度でも私の名を呼べば、どんな密室からも抜け出してみせよう」いかなる状況からも奇跡の脱出を果たす天才奇術師・有里匠幻が衆人環視のショーの最中に殺された。しかも遺体は、霊柩車から消失。これは匠幻最後の脱出か?幾重にも重なる謎に秘められた真実を犀川・西之園の理系師弟が解明する。

なんか遠いところから犯人が来た感じ(笑)
こ・・・この意外すぎる犯人って・・・?
と思いましたが、読書メーターを読むとそういう意見の人はあまりいなかったわー。

奇術師の死だけあって、かなりトリッキーというか・・・
常人には難しい展開でした。

この本は文庫なんだけど、解説が引田天功さんで(´∀`)
それだけで得をした感じがします。

この本が最初にノベルスで登場したのが1997年。
今から20年前です。20世紀です。

で、文庫p351にこんな表現が。

有里匠幻関係のhp探している萌絵と牧野洋子の会話。
hpを見て
「どうしてこんな手間暇かかることをするわけ?
そこんとこが私には理解できないんだよなぁ。
日本中の人がさ、こんなページを公開してるわけでしょう?
つまり、誰かに読んだほしいわけよね?」
のあとに

今みたいに一部の人がやっている間は価値があるけれど。だんだん、自分の日記とか、独り言みたいなことまで全部公開されて、つまり、みんながお喋り状態で聴き手がいなくなっちゃうんだよね。



20年前にツイッターで渦巻く世の中を予言されておりました~。
すごいな。
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2017.10.12 (Thu)

「封印再度」 森博嗣



封印再度 森博嗣

50年前、日本画家・香山風采は息子・林水に家宝「天地の瓢」と「無我の匣」を残して密室の中で謎の死をとげた。不思議な言い伝えのある家宝と風采の死の秘密は、現在にいたるまで誰にも解かれていない。そして今度は、林水が死体となって発見された。二つの死と家宝の謎に人気の犀川・西之園コンビが迫る。

実は森さんの本で一番最初に読んだのがこの「封印再度
当時テレビで紹介してたのかなー。

タイトルがいいのだ。
日本語で「封印再度
英語表記で「WHO INSIDE」

Vシリーズでもありますが、森さんはこの手の言葉遊びをよくやります。
そういう意味でとても愛着のある1冊ですので
当然のごとく、開かない匣の秘密は覚えてます。
「こんなにラストグダグダだったっけ?」とは思ったものの
あまりに綺麗なトリックに当時の私はただただ
「すげーーーーー」
と感動してました。

多少昔の本なので、今では考えられないような表記が盛りだくさんです。
飲酒運転当たり前のようにしてます。
恐ろしい。
タバコはあちこちで吸うし煙たそうです。

それ以上に登場するのがコーヒー。
しかも、この本では「ツインピークスみたいにドーナツ食べながらコーヒーを飲もう」みたいなセリフがありまして。
うわっ!超懐かしい。
わたしも当時やった。ツインピークスをレンタルビデオで借りてのコーヒー&ドーナツ。
当時を生きた20代女子の半数はこれやったんじゃないかとww

そんなワケで自宅で森作品を読むときはコーヒーがお供になることが増えました。

なんの感想か分からなくなりました(^-^;)
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2017.10.11 (Wed)

「詩的私的ジャック」 森博嗣



詩的私的ジャック 森博嗣

大学施設で女子大生が連続して殺された。現場は密室状態で死体には文字状の傷が残されていた。捜査線上に浮かんだのはロック歌手の結城稔。被害者と面識があった上、事件と彼の歌詞が似ていたのだ。N大学工学部助教授・犀川創平とお嬢様学生・西之園萌絵が、明敏な知性を駆使して事件の構造を解体する。

危険な目に遭いまくりの萌絵がとうとう殺されそうになる(゚д゚)

本当にねー。もうすこし落ち着けばいいものを・・・と思うのだけれど
彼女の好奇心は只者ではない。

このシリーズ再読しているんだけど、私がVシリーズ好き好き言う割に、こちらの
S&Mがイマイチな理由はそれはモロ萌絵の性格に尽きるんだけど(笑)

読んでいくうちに慣れたのか楽しくなってきました。
こういうのもありなのかなと。
たまに自己嫌悪に陥りながらも突っ走っていく萌絵が可愛く思えるようになりました。

酔っ払って犀川に結婚をせがみ、
結婚を「いましたい」
「今は酔っ払った君を送るからダメ」
「明日は?」
「さっきも言ったけど明日は東京出張」

「明後日なんて・・・とても待てない」

という萌絵のセリフが可愛いなーと思ったー。

そうそう。密室とかトリックとかよくわからないんだけど
コンクリートについては少し勉強になります。
ふむふむ。
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2017.10.09 (Mon)

「笑わない数学者」 森博嗣



笑わない数学者 森博嗣

偉大な数学者、天王寺翔蔵博士の住む「三ツ星館」。そこで開かれたパーティの席上、博士は庭にある大きなオリオン像を消してみせた。一夜あけて、再びオリオン像が現れた時、2つの死体が発見され…。犀川助教授と西之園萌絵の理系師弟コンビが館の謎と殺人事件の真相を探る。超絶の森ミステリィ第3弾。

オリオン像のトリックはそこそこ簡単で、「あれー??前にもどこかであったような」と思いましたが、どうだったんだろう。
まぁこの本のほうが古いとは思うけれど。

でも、この本の謎って結局天王寺翔蔵とは誰か。ってことらしい。
読んでからネタバレサイト調べて(笑)

・・・なんとなくスッキリさせたかったので。

なんか最後雑だよなーーと思っていたら
その雑さがポイントだったんだ。
なるほどねー。
考えろってことなのだろうけれど・・・

まぁヒントはタイトルの「笑わない数学者

いろいろと考えるポイントはあるようです。
久々にS&Mを読んでるけれど面白くなってきた今日この頃(^^)
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2017.10.03 (Tue)

「冷たい密室と博士たち」 森博嗣



冷たい密室と博士たち 森博嗣

同僚の誘いで低温度実験室を訪ねた犀川助教授とお嬢様学生の西之園萌絵。だがその夜、衆人環視かつ密室状態の実験室の中で、男女二名の大学院生が死体となって発見された。被害者は、そして犯人は、どうやって中に入ったのか!?人気の師弟コンビが事件を推理し真相に迫るが…。究極の森ミステリィ第2弾。

犯人は分かるのよ。割とすぐ。
おそらく殺人の最中であろう時に妙に変な行動をしたので
「あ、この人犯人だな」
なんて思うのですが、その背景には気づかず。

まさかの「萌絵ノート」がヒントだったとは。

いや・・・「萌絵ノート」にヒントあるよ。と言われても私は気づかない。
毎日毎日こんなに本を読んでいるのに本当に頭が固いのねー。

シリーズ序盤なのか犀川先生のキャラがおかしい・・・
こんな人だったか・・
国枝先生の結婚に動揺するとか、「へぇー」と意外な感じ。

そして相変わらずたばこ吸うなぁー。
時代なのだろうけれど、その場所にいたくない(爆)

事件の解説を犀川先生がしたのだけれど、その話が長くて
「話が長いのが大学の先生だ」というのを萌絵が言っているのを読み、
なるほどーと変に納得しました。

大学行ってないけど。
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2017.09.29 (Fri)

「すべてがFになる」 森博嗣



すべてがFになる 森博嗣

孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。

今でこそこの世界観に違和感を覚えないけれど、
私が最初に読んだときはすごく・・・難しかった(笑)
そりゃ読んだの20世紀だしー。
でも時代が追い付いたっていうか・・・
現実の世界には四季さんがいませんが、
四季さんがいなくてもちゃんとこの世の中になるのよねー。

ってことで「四季」を読んでからの再読。
四季を知っているので、ドレスを着た両手両足切断死体が登場しても四季とは思わず、
「あの四季がこれくらいで殺されて死ぬか??」など思ったり。

そして四季の両親殺人事件なのに、いつの間にか叔父に罪をなすりつけているし。
なんというか・・・こざかしかった(笑)

この次もS&Mを読みますが、犀川せんせってこんな感じだったかな。
という違和感もある。
まぁデビュー作だし、まだキャラが確定してなかった・・・のかな。

それにしても、このデビュー作からあっちこっちの作品との関連・・・
今思うと物凄いなと思う。
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2017.09.25 (Mon)

「黄砂の籠城」 松岡圭祐



黄砂の籠城 松岡圭祐

一九〇〇年春、砂塵舞う北京では外国人排斥を叫ぶ武装集団・義和団が勢力を増していた。暴徒化して教会を焼き討ち、外国公使館区域を包囲する義和団。足並み揃わぬ列強十一ヵ国を先導したのは、新任の駐在武官・柴五郎率いる日本だった。日本人の叡智と勇気を初めて世界が認めた、壮絶な闘いが今よみがえる。


明治33年に起きた「義和団事件」についての本です。
私は知らなかったんだよねー。
全く。その事件に対しても、柴五郎中佐についても。
何もかも。

でも、史実ということで読みました。
結構一気に読めたな。

清国VS欧米諸国+日本+アメリカなどなど11か国。
11か国なんてまとまるワケないよねー。
でも、柴中佐が先に立ってまとめるワケだ。
でも、最初から先に先に立とうとするとただでさえ
小難しい欧米諸国なもんだから、日本人なんて下に見てるだろうし。
その中で1つ1つ実績を出して、欧米諸国も何も言えなくなる。
すごいやり手だなと思います。

自分が強いだけではなく、カリスマ性というか人を惹きつける力が
あるからこそ着いていくんだよね。
読んでる最中でwikiを見たらイメージ通りの優しそうな人でありました。

そして私はまた1つ賢くなりました。
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2017.09.22 (Fri)

「四季 冬」 森博嗣



四季  森博嗣

「それでも、人は、類型の中に夢を見ることが可能です」四季はそう言った。生も死も、時間という概念をも自らの中で解体し再構築し、新たな価値を与える彼女。超然とありつづけながら、成熟する天才の内面を、ある殺人事件を通して描く。作者の一つの到達点であり新たな作品世界の入口ともなる、四部作完結編。

四季シリーズを一気に読んだからなんとなく理解できたけれど、
これ、もし間が空いていたらサッパリわからなくなってたかも。
断言できそう。

S&Mみたいだった「秋」とは違って、「」は四季一色。
いつの四季なのか分からないけれど。

あと、ウォーカロンという、百年シリーズに登場していた人型ロボットなるものが登場してたので、そこそこ未来だろう。
未来なんだろうけれど、射殺された殺人事件とかなんか変に現代なんだよね。
100年経ったらそういう殺し方じゃない気もするんだけどなぁー。

ところどころで犀川せんせへの執着がみえる四季さんです。
そういう部分がとても人間らしいと思うんだけどね。
ロボットだとか天才だとかいうよりも、犀川への執着。
これは・・・人じゃないと出来ない。

これで四季シリーズも読破(・∀・)

次はS&Mにいくぞい。
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