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2017.05.30 (Tue)

「想い雲」 高田郁



想い雲 高田郁

土用の入りが近づき、澪は暑気払いに出す料理の献立に頭を悩ませていた。そんなある日、戯作者・清右衛門が版元の坂村堂を連れ立って「つる家」を訪れる。澪の料理に感心した食道楽の坂村堂は、自らが雇い入れている上方料理人に是非この味を覚えさせたいと請う。翌日、さっそく現れた坂村堂の料理人はなんと、行方知れずとなっている、天満一兆庵の若旦那・佐兵衛と共に働いていた富三だったのだ。澪と芳は佐兵衛の行方を富三に聞くが、彼の口から語られたのは耳を疑うような話だったー。書き下ろしで贈る、大好評「みをつくし料理帖」シリーズ、待望の第三弾。

【目次】
豊年星ー「う」尽くし/想い雲ーふっくら鱧の葛叩き/花一輪ーふわり菊花雪/初雁ーこんがり焼き柿


坂村堂さんの食べ方・・・なんかわかるー。
美味しいものを食べるとき「うん」「うん」と頷きながら食べる・・・
わかるー。
私もそういうものを作ってみたいものです。

今回作りたいのは「菊花雪」かなー。
美味しそう。
前に肘折温泉に泊まった時にも長芋をおろして海苔に巻いて揚げるといいって言われたけれど、
この本にもそういう事がかいてて。この「菊花雪」はもっとアレンジしているけれど
それも一回やってみなくては。

話としてはだんだんと人物構成が密になってきているので面白くなってきました。
小松原はただの食道楽と思ってなかったけれど、やっぱりそこそこ高い身分の人なのか。
そして、野江ことあさひ太夫に会えたのがやっぱり嬉しいよねー。
毎回のことながらあさひ太夫に関しては泣けます。
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2017.05.19 (Fri)

「花散らしの雨」 高田郁



花散らしの雨 高田郁

元飯田町に新しく暖簾を掲げた「つる家」では、ふきという少女を下足番として雇い入れた。早くにふた親を亡くしたふきを、自らの境遇と重ね合わせ信頼を寄せていく澪。だが、丁度同じ頃、神田須田町の登龍楼で、澪の創作したはずの料理と全く同じものが「つる家」よりも先に供されているという。はじめは偶然とやり過ごすも、さらに考案した料理も先を越されてしまう。度重なる偶然に不安を感じた澪はある日、ふきの不審な行動を目撃してしまい―――。

久々の2作目です。
前作が辛い話が多すぎて、微妙に次に進めなかったんだけど、
なんと!妹が全巻そろえたっていう・・・
おねぇーさん驚きました。

しかし・・

そういえば黒木華さんでドラマ化するんだった(映像化原作ものは買う妹)

姉「前に北川景子さんが澪だったんだよー」
妹「それって前の話でしょ」

いえ・・・それほど前の話ではないのだが・・・
そんなわけで無理矢理3冊渡されましたが、ようやく読んだっ!

そしたら面白かったww

話が先に進んだのと、人の優しさと、恋と友情・・・
心が温かくなります。
野江ちゃんとの「来ん、来ん」には泣けたー(T_T)

そして前作の「ぷるぷる茶碗蒸し」に続く第二弾、「忍び瓜」!!
これ絶対作ろう。
夏にきゅうり大量にとれる予定(今まだ植えたばかり)なので
しっかりとレシピをまたipadに写しておいて妹に返そう。
夏が楽しみ(・∀・)
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2017.05.15 (Mon)

「ラストレシピ」 田中経一



ラストレシピ 田中経一

第二次大戦中に天才料理人・直太朗が完成させた究極の料理を蘇らせてほしいと依頼された、“最期の料理請負人”の佐々木。彼はそれを“再現”する過程で、そのレシピが恐ろしい陰謀を孕んでいたことに気づく。直太朗が料理に人生を懸ける裏で、歴史をも揺るがすある計画が動いていたのだ。美食に導かれ70年越しの謎に迫る、感動の傑作ミステリー!

BOOKデータベースの「歴史をも揺るがすある計画」っていうのが怖かった。
これは、日本人であればだれでも怖いと思う計画。
しかし・・・当時の戦争中ってみんな頭がおかしくなってるんだろうなー。
「お国のため」って言えば何でも許されると思っているのか、
それとも本当にそう思っているのか。

その時代背景を思えば良くも悪くも「知りすぎている」直太朗は殺されたとしても
仕方ないというか。
生きていてもかなり辛い人生だったと思う。
そういう事を思うと、最後に直太朗がやったことは、本当に大切なことだったと
思うんだけどねー。
ただ、直太朗が思っていたよりも真相を知るのが遅かった。
ずれた歯車というのはなかなか元に戻らないようです。

最後の佐々木の出生の秘密はおまけみたいな感じもしたけど、
まぁそうそう麒麟の舌の人がいるわけないかって考えると
最初から誘導されてたのかな。
そこに着地すると思ってなかったのでちょっと驚きました。
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2017.04.21 (Fri)

「あなたのための誘拐」 知念実希人



あなたのための誘拐 知念実希人

「ハヤクボクヲミツケテ」女子中学生を誘拐した謎の犯罪者“ゲームマスター”が課した“ゲーム”に失敗、被害者を死なせてしまったことで、警視庁特殊班の刑事上原真悟は職も家族も失った。それから四年、再びゲームマスターを名乗る誘拐犯が現われる。被害者は女子高校生、身代金は五千万円、警察への通報も指示されたという。そして要求はもう一つ、交渉役は上原真悟にすることー。「ずっと君とまたゲームがしたかったんだよ」と嘯く犯人に、真悟は失いかけていた刑事魂を燃えたぎらせるが…。

こういう「誘拐モノ」ってどこかで読んだような・・・って感じがしますが、それでもテンポが早くて飽きさせないので厚い割には一気に読みました。
東京の人だったら土地勘があるのでさらに楽しめるかもしれない。

途中から「あの人胡散臭いなー」と思ってた人がまさかのゲームマスターでして、
自分で疑っておきながら驚いた(笑)
驚いて、読了して、タイトル見て、変に納得した。
すごく迷惑な犯人です。はい(-_-)

まぁ・・・犯人がこういう人っていうのも時代かなー(←?)
ただ、ゲームマスターの正体についてはやや後出しジャンケンの印象を受けました。
「この情報ここで出す?」とかね。

で、すごく怪しい行動をする刑事がいて、その人犯人かと思ったよ。
ごめんなさいw

最近、末期がんの人が活躍したり、犯罪者になったりする本をよく読みます。
この本も真悟@主人公が余命2~3か月の末期がん患者で・・・
何というか、何というか・・・まぁ自分がたまたま選んだ本がそういう本
なだけだけど・・・普通の健康体の人が出てくる本がいいなー。
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2017.04.13 (Thu)

「本能寺遊戯」 高井忍



本能寺遊戯 高井忍

扇ヶ谷姫之、朝比奈亜沙日、そして交換留学生アナスタシア・ベズグラヤ(通称:ナスチャ)は日本史好きの高校生。事あるごとに日本史談義を続け、ついには歴史雑誌『ジパング・ナビ!』の新説公募企画にそれぞれが投稿、入選と賞金を狙う。本能寺の変の真相、ヤマトタケルと剣の謎、大奥の秘密など、女子高生“歴女”三人組の魅力的な新解釈を、気鋭の著者が連作ミステリで贈る。

【目次】
本能寺遊戯/聖剣パズル/大奥番外編/女帝大作戦/『編集部日誌』より


超マニアックだった。

「史実が何よりも正しい。史実があるのにどうしてわざと面白おかしい方向へ進みたがる!?」という登場人物の1人が言ったのには「なるほどなー」と正直思いましたが、勝者が書いた話ほどあてにならないものはないのよねー。

で、この3人が女子高生でなんか、普段の会話も「??」なのにこの歴史のチョイスがマニアック。
最初の本能寺くらいかなー。
あとはついていけなかった(笑)
こんな可愛らしい表紙にすっかり騙され、読むのに2週間はかかった状態です。

なんというか・・・チョイスするのは皆さんにお馴染みの話にしてもらいたい。
竜馬暗殺とか。聖徳太子とか。まぁ他にもいろいろありますが、
ひたすら難しく「ようやく読んだーー!!!」という感想しか出てこないw
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2017.04.12 (Wed)

「神の時空 京の天命」 高田崇史



神の時空 京の天命 高田崇史

松島、天橋立、宮島。日本三景と呼ばれる名勝が次々と崩壊炎上し、籠神社では神職が惨殺される。高村皇らの最大の仕掛の始まりだった。神々を鎮めるため、辻曲兄妹と関わりのある女性たちが全国の神社に散る。摩季が亡くなり六日目、「死反術」を執り行う期限も迫る。八年前、天橋立で辻曲夫妻を巻き込んだ大事故の真相とは?これまで日本の怨霊を揺り起こしてきた高村皇の真意が明かされる。

この摩訶不思議なシリーズが終わりました。

が。

私は高田さんのファンなのであまりキツイことは書きたくないのですが・・・



書くね(・ω・)



次女の摩季が殺されて、生き返らせるためにドラゴンボールみたいなのを集めて、生き返らせようと辻曲兄妹が頑張るのです。
でも、ほぼほぼ活躍するのは妹2人で、兄はひたすら部屋に閉じこもって術の準備しているので途中から存在がなくなっていた(爆)

主役は(おそらく)陽一なんだけど、この陽一も「は?」という設定であって、
それをここで書くわけにはいかないんだけど、ある意味特殊な感じ。

ドラゴンボールを探すのは陽一と辻曲妹2人の3人。
あとは現地で知り合った人たちなんだけど、初七日までになんとかしなくては!

って感じなので実はこの本はエピソード0的な2巻を除けば6日間の話の本なのです。
なのでめっちゃリアリティがない(笑)
まぁ陽一君の設定やら人の黄泉がえりなどを考えると最初からリアリティはないんだけど。

で、まぁ終わったのですが・・・グリ(猫)と六道さんとの関係が分かったくらいで
あとは何一つわからなかった。
8年前の交通事故も解決されるのかと思ったり、まぁ陽一くんの件もあるし、
うろついていた刑事。たくさん。たくさん。

今までQEDとカンナと毒草師とどのシリーズも面白かったのに、
これは・・・ない(;´Д`)

まぁ高田さんが書きたいことはわかるのよ。
神様を敬いなさい。
と、シンプルに書けばそれの一言に尽きると思う。
神社というのはほぼ怨霊を祀っている場所であって、必ず意味がある。
なので気軽に行くのではなく、しっかりと御手水で手を洗い口をゆすぎなどなど
ありますが、最近はそういう傾向もなく・・・と嘆いている感ありありで・・・

それはわかるんだけど、それとこのシリーズとは話が違うよなーと思いました。

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2017.04.07 (Fri)

「月桃夜」 遠田潤子



月桃夜 遠田潤子

奄美の海を漂う少女の元に、隻眼の大鷲が舞い降り、語り始めたある兄妹の物語。親を亡くし、一生を下働きで終える宿命の少年フィエクサと少女サネン。二人は「兄妹」を誓い、寄り添い合って成長したが、いつしかフィエクサはサネンを妹以上に深く愛し始める。人の道と熱い想いの間に苦しむ二人の結末はー。南島の濃密な空気と甘美な狂おしさに満ちた禁断の恋物語、待望の文庫化。日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。

こーれーはーねー。

あまり好きな類の話ではなかった(笑)

すみません。

奄美の海を漂っている茉莉香なワケですが、大好きな兄が死んだので自分も死のうと思っているわけだ。
そこで大鷲が登場して、自分の人間だった過去の話をする。

とりあえず茉莉香がムカつく。
交通事故で7年意識不明だったので、15歳で目覚めたけど気持ちは8歳というちぐはぐさは気の毒だなと思うけれど、兄に対しての依存度が気持ち悪さマックスで、うげぇーと思いながら読みました。

フィエクサとサネンは兄妹と生きていながらも血のつながりはないので、まぁ恋愛関係になっても多少は仕方ないとは思って読んでいたのですが、フィエクサは明らかにサネンの人生の邪魔だ。
自分のことしか考えてないじゃない。
もうーーなんなのか。

茉莉香の兄にもガッカリしたし。
あーーー!!!!もうっ!!!!!

と思って読み終えた1冊になりました(・ω・)
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2017.02.10 (Fri)

「土の記」 高村薫



土の記 高村薫

東京の大学を出て関西の大手メーカーに就職し、奈良県は大宇陀の旧家の婿養子となった伊佐夫。特筆すべきことは何もない田舎の暮らしが、ほんとうは薄氷を踏むように脆いものであったのは、夫のせいか、妻のせいか。その妻を交通事故で失い、古希を迎えた伊佐夫は、残された棚田で黙々と米をつくる。

疲れました(笑)

読んでて「面白いっ!」とか「スッキリしたっ!」という本では決してありません。
交通事故でその後10年以上も植物状態だった妻が死に、残された老人がただただ孤独に農業をするのですが・・・

上巻の前半はもうあふれんばかりの孤独臭に耐えられなかった。
男1人でいるということはこんなにも孤独なのかと。
しかも、婿養子なのよね。この人。
で、あまり近所づきあいも得意そうでもないし、毎日田んぼと畑と・・・

あぁ~~~つらいっ!

で、下巻になったら変わるのかなと思っていたら、今度はボケてきた???
おじいさんボケた?
そんな危機感もあります。

田舎の集落での人と人とのつながりは確かにあるんだけど、
もともと老人しか住んでないような地区なもので・・・
そんな中、置き去りにされたトイプードルだけが救い。

ただただ孤独だった。
やっぱり人は1人きりでいるべきではないと痛感しました。
14:48  |  高村薫  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑

2016.12.26 (Mon)

「時限病棟」 知念実希人



時限病棟 知念実希人

目覚めると、彼女は病院のベッドで点滴を受けていた。
なぜこんな場所にいるのか? 監禁された男女5人が、拉致された理由を探る……。
ピエロからのミッション、手術室の男、ふたつの死の謎、事件に迫る刑事。
タイムリミットは6時間。謎の死の真相を掴み、廃病院から脱出できるのか!?


仮面病棟の続きったら続きだけど、ほぼ気にしなくてもいいと思います。
リアル脱出ゲームみたいな話で、「私がここにいたら一発で死んじゃうだろうなー」
と思いました。
絶対分からない。

趣味が脱出ゲームをすること(?)の梓が先に立ちどんどんとクリア
していくわけです。
タイムリミットまで間に合うのか!?
って感じで読んでいきましたがラストに
あの人があんなもの腹の中に隠していたと発覚したとき・・・
あまりに驚きアゴがはずれそうな衝撃を受けました。
んなバカな・・・Σ(゚д゚|||)

バカなーーー!!!

とてもとても叫びたかった。
実物を見たことはありませんが、テレビで見るものと自分の腹を比べてみると
やっぱり叫びたくなる(笑)
05:00  |  知念実希人  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.11.26 (Sat)

「黒涙」 月村了衛



黒涙 月村了衛

警視庁組織対策部2課の警部補・沢渡は、実は黒社会とつながる警察内部の〈黒色分子〉だ。中国語が堪能な沢渡は、対中国防諜作戦を目的とする公安部の特別捜査チームに出向となる。沢渡と義兄弟の契りを結ぶ黒社会「義水盟」の大幹部である沈は、インドネシアの青年実業家ラウタンも巻き込んで、沢渡らの中国諜報機関摘発に協力することなった。やがて三人の前にシンシア・ユンと名乗る謎の美女が現れるが……。まさに“黒の中の黒”--黒色警察小説の新たな傑作誕生!

「黒警」という本の続編らしいですが、そっち読んでなーーーーーい。
多少気になるところはありましたが、前作を読んでなくてもおおよそは理解できますし楽しめました。

最近になり月村作品を読むようになりましたが、テーマは結構重かったりハードボイルドだったりなのですが、書き方が軽いせいかさくさく読めるし、テンポがよい。
いいことか悪いことかはさておき(笑)

この内容だったらもっと語り口を重くしてもいいんじゃないかなと思いましたが。

結局警察の中に「内通者」がいたわけですが、その正体は結構早く気づきます。
怪しくて怪しくて(笑)

なので、ラストで内通者になってしまったいきさつとかキッカケみたいなのが
語られるのかなと思っていたのですが、ぜーーーんぜん。
逆に驚いた。
何の説明もない。
そういうのがキッカケで沢渡と沈が仲違いするワケなのですが、
でもねぇ、沢渡だけの責任でもないような。
第一相手の正体がわかってて、沢渡と沈が止めてもいう事聞かなかった
人なんだし。ある程度自業自得なのではないだろうか。

ただ・・・主役の沢渡が妙にアホっぽいのが気になった。
もう少ししっかりとした人であってほしかった。
14:29  |  月村了衛  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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