igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。

「トランプ殺人事件」 竹本健治



トランプ殺人事件 竹本健治

洋館で行われたトランプゲームの最高峰、コントラクト・ブリッジの最中、女性が鍵のかかった部屋から消失。別の場所で屍体で見つかった。天才少年囲碁棋士・牧場智久らは、彼女が誰かに送った暗号を発見、解読にかかるが…。ゲーム三部作完結編は密室&暗号ミステリ!書下ろし短編「麻雀殺人事件」収録。

暗号ものなのですが・・・

解ける人いるの!?

っていうくらい突飛です。はい。

でもね、私の長いミステリー読書経験から言いますと、明らかにヘンテコな箇所ってあるわけです。
「こんなシーン必要?」「この文章何?」
的な、物語の展開上不自然な箇所!!!

しかし、今回の「それ」はものすごく多いの!!
多すぎて気づかなかった。
結局「それ」が暗号だと知ったとき・・・あまりにも長く、探せてない箇所もあった(笑)
戻って探すのが面倒なレベル(^-^;)

そんな作者さんの自己陶酔に付き合った気がしないでもない1冊でした。
物語的にはラストいきなりな展開でどうなるんだろう。

っていうか、3部作だからこれで終わりか。
元々読みたくて買いました「涙香迷宮」をこれでようやく読めるかと思うと泣ける(T_T)(T_T)(T_T)ヨウヤクダ・・・・

「トッカン 徴収ロワイヤル」 高殿円



トッカン 徴収ロワイヤル 高殿円

税金滞納者に日々納税指導を行なう、国の取り立て屋・国税徴収官は、必要不可欠だけれど、一般には敬遠される、厳し~い職業である。なかでも、とくに悪質な案件を扱うのが、特別国税徴収官(略してトッカン)だ。情け容赦のない取り立てで「京橋中央署の死に神」と怖れられる鏡特官の下、若手徴収官ぐー子が挑むのは、税金とその奥にひそむ人生の難問の数々-飲食店の巧妙に隠された滞納金捜しや、相続税が払えない老婦人の救済と公売ハウツー、税大研修での鬼畜ゼミ発表会や、ブランド品密売人を追っての対馬出張大捕物など…鬼上司・鏡によって磨かれたぐー子の徴収スキルが炸裂するとき、待ち受ける意外なラストとは?バラエティ豊かな徴収官たちの仕事ぶりを、鏡とぐー子がお伝えします。お金の勉強になりつつ、明日への希望が溢れてくる、No.1税金ミステリ“トッカン”シリーズ初の短篇集。全6篇収録。

【目次】
幻の国産コーヒー/人生オークション/徴税官のシャランラ/五年目の鮭/招かれざる客と書いて本屋敷真事と読む/対馬ロワイヤル


久々のトッカンですが、破壊力そのまんまでとても楽しく読みました。

一番面白かったのは「対馬ロワイヤル」 
鏡とぐー子がコンビで行く先って東京だろうと対馬だろうと
どうしてこうも面白い展開になるのか。
船(どういう船かは内緒♪)に仁王立ちで登場する鏡トッカン・・・

どうしてだろう・・・
絵が浮かぶ(笑)

あと、研修での話とか、国税調査官とはいえ人間だよなぁと微笑ましく読みました。

このBOOKデータベース(青色の)に書かれているのが全てで、何というか・・・これ以上に説明のしようがなく、私が言えるのはただただ

笑った

それ以外にございません(・ω・)

「将棋殺人事件」 竹本健治



将棋殺人事件 竹本健治

謎々を拾った者が、次第に心を病み、墓地で死体を掘り返すー六本木界隈で、ある怪談が広まっていた。そんなとき静岡で大地震が発生、土砂崩れの中から二つの屍体が発見される。屍体と怪談との類似点に注目、調査を始めた天才少年棋士・牧場智久が到達する驚愕の真相とは?書下ろし短編「オセロ殺人事件」収録。

正直よくわからなかった。

なんでメインの3人(主に典子)が事件に興味を持って調べるのか。
これが当事者であれば面白く読んでたかもしれないけれど、
都市伝説レベルだった噂を調べ始めて、そして「あなた誰?」的な人も登場して、
何が何やら・・
ついでに、将棋もわからないww

そして主役もはっきりしない。
(私は須堂さんだと思ってますが)

読むたびに消化不良になるシリーズです。

同時収録されている「オセロ殺人事件」は面白く読みました。
こちらは事件が単純なので読みやすいです。
しかし・・・事件のあらましを小学生に軽々しく説明する警察って・・どうよ(笑)
時代なのかもしれませんが。

「欧州旅日記」 田辺誠一



欧州旅日記 田辺誠一

ロンドン、コペンハーゲン、バルセロナ、パリ…。世界一のレストランを巡る旅日記。初めての旅の思い出。世界各地でのハプニング集。旅先で役立つ小技・テクニック集など。旅日記を通して見えてくる、田辺誠一のアタマの中。抱腹絶倒のエピソードと実用的なアイデアが詰まったフォトエッセイ。

クールな俳優というイメージはすでに忘却の彼方。
今は独特すぎる絵と子持ちの大塚寧々と結婚したイケメンというイメージになってしまった田辺誠一。

実は大の海外旅行好きらしく、温泉よりも海外が好き!
だそうです。

私は海外にはあまり興味がなく、それよりだったら日本!と思っていたのですが、この本を読んで田辺一家の仲の良さと意外な田辺さんの行動力に驚きましたが、「日本がいい!」という私の意見は覆りませんでした。

やっぱり文化が違う海外。
落とし物をしたら戻ってこないと思わなくてはいけないし、シャワーの圧は強くて当たり前の日本ではいろいろストレスもあるだろうなぁー。それでも、それを補ってもきっといいところもあるんだろう。うむ。

私は見ているだけで十分。
田辺さんが憧れのレストランと謳ったランチの写真で満足です。
海外でも料理の写真撮れるんですね。
私は普段でも写真撮らないので、そういうの海外でオッケーなのかどうか
分かりませんでしたが、世界一と言われるレストランの料理。
見たかったので嬉しかったです。
芸が細かいねー。
見習いたいが見習える個所が見つからないww

「囲碁殺人事件」 竹本健治



囲碁殺人事件 竹本健治

山梨で行われた囲碁タイトル戦・第七期棋幽戦第二局二日目、“碁の鬼”槇野九段が、近くの滝で首無し屍体で発見された。IQ208の天才少年棋士・牧場智久と大脳生理学者・須堂信一郎は事件に挑むが、犯人の魔の手は牧場少年にも襲いかかる。ゲーム三部作第一弾開幕!文庫特典:短編「チェス殺人事件」収録。

先日「涙香迷宮」を買って、シリーズもの(しかも4作目!!)と気づき、
どうしようかと途方に暮れかけたけど、最初から読むかと開き直りの
1作目です。

設定はかなり昔。
というか、話そのものが40年前くらいの作品らしいです。
だから作品内に書かれている囲碁のルールも変わってるんだってー。
私は囲碁も将棋も出来ないから変わってても分からないんだけど。

そしてこれは・・誰が主役??
IQ208とかいう生意気な子供が主役かと思わせておいて
探偵役は違う人です。
この人の穏やかなる性格はかなり好きで、芦辺作品の森江探偵を
思わせる解決方法です。(要するにかなり地味)

一緒に掲載されていた「チェス殺人事件」に関しては
何がなんだかさっぱり・・・これでいいの??

囲碁もだけど、全体的になんか雑というか、イメージが湧きづらかったです。
なので、ミステリー1位を取りました、「涙香迷宮」をそれはそれは
楽しみにしているのですが・・・どうだろう。
個人的に笑ったのは読書メーターを見ていると、おんなじような人が沢山いたことです。

「涙香迷宮を買ったが、シリーズものと知り、囲碁~を読んでみた」

みんな一緒ー(笑)

「崩れる脳を抱きしめて」 知念実希人



崩れる脳を抱きしめて 知念実希人

圧巻のラスト20ページ!
驚愕し、感動する!!!
広島から神奈川の病院に実習に来た研修医の碓氷は、脳腫瘍を患う女性・ユカリと出会う。
外の世界に怯えるユカリと、過去に苛まれる碓氷。
心に傷をもつふたりは次第に心を通わせていく。
実習を終え広島に帰った碓氷に、ユカリの死の知らせが届くーー。


圧巻とやらのラスト20ページは2回読みました。
自分の読解力が足りな過ぎて「ちょっと待て」と。
まぁいわゆる「どんでん返し」系です。
どんでん返しって「おぉー」と驚くパターンと「はい??」と怒りたくなる
パターンが私の中に存在してます。

一章で2人が死について語っているところがあって、
それって、小学生の私がそのまんま考えてたことと一緒でした。
考えすぎて苦しくて母に「死にたくない」と言ったことがあります。
なんか懐かしくなりましたが、全く同じことを書いていたので
「そう思うことは私だけではないのか」と。

例えば、自分が死んで意識がなくなってもこの世界は動き
続けている。自分がいなくなっても世界は変わらず。
じゃあわたしは??と、思うと夜も寝られず。
苦しかったなー。だから輪廻転生とか信じるのかな。
生まれ変わりとか。

そう考えながら読み、二章は一転ミステリー調へ。
あちこちと調べまくります。

で、ラスト。
うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。
まぁ2回読んだから意味はわかったけど、
このラストで納得するかしないかってば別問題だよねー。
騙された感じが物凄く強くて。
いや、作者さんは騙しにかかっているのでいいんだけど、
なんか微妙に納得いってない読了感です。

「卑弥呼の葬祭」 高田崇史



卑弥呼の葬祭 高田崇史

宮崎・高千穂の夜神楽で、男性の首なし死体が発見された。宇佐神宮では、御霊水の三つの井戸に、女性の首と両手が。折も折、萬願寺響子の従弟・漣が「卑弥呼の調査に行く」と言い残して行方不明に。続発する怪事件を解決するには、日本史の根幹を覆す発想と「あの男」が必要だったー。天岩戸神話に隠された逆転。卑弥呼と邪馬台国の真実。

相変わらず、現実の事件は適当です。
以前は「現実の事件ほとんど解決してないんじゃない!」と不満に
思っていたのですが、最近森博嗣さんの本を読むようになったら
だいぶ寛容になりました(そのくらい森さんはひどいw)。

さて、卑弥呼です。
私は鯨統一郎さんの説がお気に入りだったので、
「魏志倭人伝」にある卑弥呼という限定であれども「九州」という説だったので
少し残念でした。
でも、宮崎だったか熊本に(どっちかなんだけど、この話が2県にまたがって
たのでどっちか忘れた)八幡という場所があるらしい。
まぁ「八幡」ってどこにでもあるよね。

でも、卑弥呼となると何というか「実在した」というイメージが湧きますが、
天照大神になると何というか・・・神話のイメージです。
本当に実在したのか。
何かはあったんだろうけれど、実在っていうイメージじゃないなー。

「響子と漣」というシリーズで、2冊目だったのですが、1冊目未読でした。
平将門の何かだったんだよねー。
読みたかったんだけど、買うしかないか。

「オブリヴィオン」 遠田潤子



オブリヴィオン 遠田潤子

森二が刑務所を出た日、塀の外で二人の「兄」が待っていたー。自らの犯した深い罪ゆえに、自分を責め、他者を拒み、頑なに孤独でいようとする森二。うらぶれたアパートの隣室には、バンドネオンの息苦しく哀しげな旋律を奏でる美少女・沙羅がすんでいた。森二の部屋を突然訪れた『娘』冬香の言葉が突き刺さるー。森二の「奇跡」と「罪」が事件を、憎しみを、欲望を呼び寄せ、人々と森二を結び、縛りつける。更に暴走する憎悪と欲望が、冬香と沙羅を巻き込む!森二は苦しみを越えて「奇跡」を起こせるのか!?

これで遠田作品3冊目ですが、一番好きかも。
なんとなくだけど、藤原伊織さんの世界観に近い話のような・・・
そんな気がしたなー。
最近藤原作品読んでないなぁー。また再読しよっと。

今回は妻を殺して刑期を終え出所したところから物語が始まるんだよね。
どうして妻を殺したのか。妻の兄が執拗に問う。

その理由がだんだんと分かってくるのです。
物語中盤くらいにはもう、いろいろなことが判明しているんだけど
ラストにどーんと来る。

が。

ラストが少し弱かった気がするけれど。
結局「あなたなのか」と思ったり。

ラストの兄弟のやりとりに涙でました。
すごいガラの悪い兄なんだけど、根っこのところでは心配してたんだなぁ。

そして沙羅ちゃんは噛み切ったんだと思う。
よく頑張った。

「神の時空 女神の功罪」 高田崇史



神の時空 女神の功罪 高田崇史

アカデミズムの異端児、潮田誠教授の主宰する天橋立へのバスツアーで起こった全員死亡事故の因縁を解き明かす。事故のおよそ二年前、大学関係者が立て続けに、野犬らしきものに喉元を食い破られて命を落とす。彼らは二人とも同じ研究室に所属していた。助手の永田遼子は教授が密かに研究しているらしい神功皇后について独自に調べるうち、歴史を揺るがしかねない記述をある古典籍にみつける。

エピソード0的な話で正直あまり期待してなかったのですが、
話としてはとても興味がある話で食いつくように読みました。

ちょうど現代で問題の女系天皇の話とかねー。
ここら辺は私自身とても興味があります。
通常であれば悠仁さまがいるので愛子さまが天皇になることは
ないのですが、最近変にキナ臭くて、「愛子さまを天皇に」という
見出しを女性週刊誌で見かける。
ダメなのよ。女系は。

そして天皇の主な仕事は「魂鎮め」。
歴代の「徳」がついている天皇はALL怨霊。
などなど。
となると次の天皇になる予定のあの方のお名前はいいのか?
なんて思っちゃう。

でも、実はそんなことが今じゃなくて1700年前に起こっていたら??
なんて話です。
今回は面白かった。

「QED 白山の頻闇」 高田崇史 と買った本



QED 白山の頻闇 高田崇史

棚旗奈々は妹・沙織の新居を訪れるべく、桑原崇と金沢へ来ていた。白山神社の総本宮白山比〓(め)神社を参拝した二人は、殺人事件に巻き込まれる。手取川で見つかった首なし死体、現場付近で昏倒していた男、現場から走り去った女。すべてがひとつに繋がるとき、白山の謎も明らかに!大学一年生の奈々が浅草を訪れ、崇の博覧強記ぶりを目の当たりにする「江戸の弥生闇」も収録。書き下ろし最新作!

やっぱり「QED」がいいですね。
他のシリーズよりも頭一つ抜けている感じがします。
「白山」に関してはやや難解で頭に入っているんだかいないんだか謎ですが、
2話目の「吉原」の話はほかの本でも読んでいるので分かりやすかったです。

すんなり理解できたっていうか。
はい(^^)

本編終了から2年後の設定なのに・・・
まーだ「棚旗」奈々なんですよっ!!!
あの本編の最後のシーンはなんだったんだ。
奈々泣くほどのタタルのセリフはなんだったんだ??
いつまで「棚旗」なんだ?
と一人ツッコミ(笑)

2話目は奈々とタタルが大学生時代の話。
しかし・・読んでて「ん??」

何かを読み残してる?
QEDファンの私が・・・?

と、思って調べたところ・・・

「謎の館へようこそ」



ガイーン!
これに載っている話の1か月後の設定でしたー。

即買い(笑)
QEDに糸目はつけない。
もう本編終わってるし。

こちらを読むのも楽しみです。