igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。

「噛みあわない会話と、ある過去について」 辻村深月



噛みあわない会話と、ある過去について 辻村深月

怒りは消えない。それでいい。あのころ言葉にできなかった悔しさを、辻村深月は知っている。共感度100%!切れ味鋭い傑作短編集。

【目次】(「BOOK」データベースより)
ナベちゃんのヨメ/パッとしない子/ママ・はは/早穂とゆかり


前にネットで
「日本人はすぐに飽きるから怒りは続かない。すぐに醒める」
で、逆に韓国人が物凄く怒りをパワーにする民族らしく、
怒り続けることによって、生きる源になるとかなんとか。

「なるほどねぇー」と思ったのですが。
私はそういう意味ではモロ日本人的です。

続かないのは怒りだけではないのですが(´-ω-`)

ってことで、「あの時の恨み」を晴らすべく、何年も何十年も経ってから登場するっていう話が2つ。
そういう気持ちのない私からするとドン引く人たちですが。
怒りは長続きしません。
その時は確かに腹も立ちますし、鼻息も荒くなります。
でも、それを何年も何十年も片時も忘れずとか・・・
ないなぁー。
まぁそのくらい傷つけたり傷ついたりがなかったのだろうなという自己分析。

で、逆に言うと「ナベちゃんのヨメ」のナベちゃんには少し共感するところもありましたよー。
新郎の友人に女子とか呼んでほしくないですし。
っていうか、最初から呼ぶなよ。
結婚式に異性の友達呼ぶの当たり前なのかなぁー。
田舎ではあまりないけどなぁー。

「古事記異聞 オロチの郷 奥出雲」 高田崇史



古事記異聞 オロチの郷 奥出雲 高田崇史

闇に葬られた「敗者の日本史」が蘇る。誰も見たことがない出雲神話の真相!! 歴史ミステリー新シリーズ第二弾。

また「続く」になった。

あの、八ばかり登場する和歌の謎が知りたいー。
こういうの引っ張られるのって・・・

たまらんっ!(*´ω`*)

昔の人は神々に対して絶対いい加減なことはしない。
必ず何か意味があるっていうのは、こういう本を読んでいると
否が応でも分かるっていうか、高田さんの過去の何十冊が
語っている(笑)

今でこそ、日本はこういう感じになったけれど、
昔は某元首相が言った通り、「神々の国」であったろうしねー。
そういうのを念頭に置いて読むとやっぱり面白いんだよね。

なのでブーたれながらも、新作が出たら買うし、読む。
次は京都のようだ。

「古事記異聞 鬼棲む国 出雲」 高田崇史



古事記異聞 鬼棲む国 出雲 高田崇史

日枝山王大学の民俗学研究室に所属する橘樹雅は、研究テーマ「出雲」についての見識のなさを担当教官・御子神伶二に指摘され、現地に旅立つ。出雲四大神とは何なのか、伊弉冉尊を偲ぶ「神在祭」とは? 雅が向かう黄泉比良坂では、髪を切られ、左眼に簪を突き立てられた巫女の遺体が発見される。知られざる歴史の真実を描く新シリーズ!

あえての辛口。

大好きな作家さん何だけどねぇーーーーーーーーー。
新シリーズとは言え、基本ベースはQEDと変わらず。

あってもなくてもいいような現実に起きた殺人事件と、その土地がらみの因縁をからめるといういつものパターン。
登場人物が代わっただけで中身は何も変わってないんだよー(T_T)
だったらQEDでもよくない??

「カンナ」とか「神の時空」と違って登場人物が普通の人間ということくらい??
珍しく「続く」という形になりましたので、次作ではもっと出雲を掘り下げるのでしょうが・・・

確かに出雲とか伊勢は一度は行ってみたい土地であります。
秋田からだと遠くていつになるのか未定ではありますが・・・
ただ、こういう本を読むと軽々しく行かないほうがいいのではないか・・・
という気持ちもあります。

1冊目ということもあり、何がなんだかよくわからず。
2冊目になり、実はとんでも設定だったらどうしよう・・・

「ガンルージュ」 月村了衛



ガンルージュ 月村了衛

元公安捜査官でシングルマザーの律子は、出かけたまま帰ってこない息子を担任教師の美晴と探しに行くが、そこで発見したのは、韓国の要人が襲撃された痕跡だった。隠密作戦中の韓国特殊部隊に息子が拉致されたー。警察に期待できないと判断した律子は、息子を救うため、美晴とともに決死の追撃を開始する。

大体こういう話って展開が読めるんだけど、それでも楽しく読みました。
予想以上に楽しかった。
こういう本はいいですね。

美晴に関しては「そんなことあるか!」のオンパレードです。
読むにつれてそういう気持ちが溢れました(笑)

律子は強すぎるし、美晴はツキがありすぎる。
ある意味無敵の2人です。

長らく文庫待っててよかった。
これはまた数年後に読み返してもいいかも。
気楽に読めるエンタメ本だと思います。

真面目に読みたい人向きではないかも。
ただ、月村さんって重いテーマをどちらかというと軽く書く
人なのでこんなものかもしれないけれど。

一番ムカついたのは麻衣の友達??
同級生女子でs。
友達なのか。
まぁその分2人の距離が縮まったからいいのか??

「徳川秀忠と妻お江」 立石優



徳川秀忠と妻お江 立石優

信長の妹・お市の方の三女・お江は、幼くして父母が殺されるという悲運を味わう。そして23歳のとき、三度目の結婚で家康の三男・秀忠に嫁ぐ。このとき、秀忠が将来二代将軍になるとは、だれもが夢想だにしていなかった、関ヶ原の戦いでの大失態、大御所家康の院政、春日局との確執…数々の苦難を乗り越え、江戸幕府の土台を築いた夫婦の波瀾の生涯を描く力作長篇小説。

相変わらず歴史に弱いので読み終わってからWIKIへ。
でも、いつかこの人題材で大河ありましたよね。上野樹里で。
お江そのものがかなり強気女子みたいなので、いいキャスティングだったかもと、思いましたがドラマそのものは不評だったのかなー。
WIKIでは「夫婦仲は冷え切っていた」とも書いてました。
こちらの本ではそんなこともなく、子だくさんの仲良し夫婦。
まぁ夫婦のことだからねー。
あまり分からないけれど、相変わらず、女性というのは政治の道具だなと思うと、いろいろな時代を見ていても戦国時代が女性としては生きにくい時代だったかも。
「姫」じゃなくて普通の人だったら普通に生きてたかもしれないけれど。

織田信長の妹の子供です→江。

で、豊臣秀吉にいいように駒にされる。
で、その後は家康にいいように駒にされる。

うーーーん。
なんか、いろいろと納得いかなかったけれど、時代だから仕方ない部分もあるのかも。

「トランプ殺人事件」 竹本健治



トランプ殺人事件 竹本健治

洋館で行われたトランプゲームの最高峰、コントラクト・ブリッジの最中、女性が鍵のかかった部屋から消失。別の場所で屍体で見つかった。天才少年囲碁棋士・牧場智久らは、彼女が誰かに送った暗号を発見、解読にかかるが…。ゲーム三部作完結編は密室&暗号ミステリ!書下ろし短編「麻雀殺人事件」収録。

暗号ものなのですが・・・

解ける人いるの!?

っていうくらい突飛です。はい。

でもね、私の長いミステリー読書経験から言いますと、明らかにヘンテコな箇所ってあるわけです。
「こんなシーン必要?」「この文章何?」
的な、物語の展開上不自然な箇所!!!

しかし、今回の「それ」はものすごく多いの!!
多すぎて気づかなかった。
結局「それ」が暗号だと知ったとき・・・あまりにも長く、探せてない箇所もあった(笑)
戻って探すのが面倒なレベル(^-^;)

そんな作者さんの自己陶酔に付き合った気がしないでもない1冊でした。
物語的にはラストいきなりな展開でどうなるんだろう。

っていうか、3部作だからこれで終わりか。
元々読みたくて買いました「涙香迷宮」をこれでようやく読めるかと思うと泣ける(T_T)(T_T)(T_T)ヨウヤクダ・・・・

「トッカン 徴収ロワイヤル」 高殿円



トッカン 徴収ロワイヤル 高殿円

税金滞納者に日々納税指導を行なう、国の取り立て屋・国税徴収官は、必要不可欠だけれど、一般には敬遠される、厳し~い職業である。なかでも、とくに悪質な案件を扱うのが、特別国税徴収官(略してトッカン)だ。情け容赦のない取り立てで「京橋中央署の死に神」と怖れられる鏡特官の下、若手徴収官ぐー子が挑むのは、税金とその奥にひそむ人生の難問の数々-飲食店の巧妙に隠された滞納金捜しや、相続税が払えない老婦人の救済と公売ハウツー、税大研修での鬼畜ゼミ発表会や、ブランド品密売人を追っての対馬出張大捕物など…鬼上司・鏡によって磨かれたぐー子の徴収スキルが炸裂するとき、待ち受ける意外なラストとは?バラエティ豊かな徴収官たちの仕事ぶりを、鏡とぐー子がお伝えします。お金の勉強になりつつ、明日への希望が溢れてくる、No.1税金ミステリ“トッカン”シリーズ初の短篇集。全6篇収録。

【目次】
幻の国産コーヒー/人生オークション/徴税官のシャランラ/五年目の鮭/招かれざる客と書いて本屋敷真事と読む/対馬ロワイヤル


久々のトッカンですが、破壊力そのまんまでとても楽しく読みました。

一番面白かったのは「対馬ロワイヤル」 
鏡とぐー子がコンビで行く先って東京だろうと対馬だろうと
どうしてこうも面白い展開になるのか。
船(どういう船かは内緒♪)に仁王立ちで登場する鏡トッカン・・・

どうしてだろう・・・
絵が浮かぶ(笑)

あと、研修での話とか、国税調査官とはいえ人間だよなぁと微笑ましく読みました。

このBOOKデータベース(青色の)に書かれているのが全てで、何というか・・・これ以上に説明のしようがなく、私が言えるのはただただ

笑った

それ以外にございません(・ω・)

「将棋殺人事件」 竹本健治



将棋殺人事件 竹本健治

謎々を拾った者が、次第に心を病み、墓地で死体を掘り返すー六本木界隈で、ある怪談が広まっていた。そんなとき静岡で大地震が発生、土砂崩れの中から二つの屍体が発見される。屍体と怪談との類似点に注目、調査を始めた天才少年棋士・牧場智久が到達する驚愕の真相とは?書下ろし短編「オセロ殺人事件」収録。

正直よくわからなかった。

なんでメインの3人(主に典子)が事件に興味を持って調べるのか。
これが当事者であれば面白く読んでたかもしれないけれど、
都市伝説レベルだった噂を調べ始めて、そして「あなた誰?」的な人も登場して、
何が何やら・・
ついでに、将棋もわからないww

そして主役もはっきりしない。
(私は須堂さんだと思ってますが)

読むたびに消化不良になるシリーズです。

同時収録されている「オセロ殺人事件」は面白く読みました。
こちらは事件が単純なので読みやすいです。
しかし・・・事件のあらましを小学生に軽々しく説明する警察って・・どうよ(笑)
時代なのかもしれませんが。

「欧州旅日記」 田辺誠一



欧州旅日記 田辺誠一

ロンドン、コペンハーゲン、バルセロナ、パリ…。世界一のレストランを巡る旅日記。初めての旅の思い出。世界各地でのハプニング集。旅先で役立つ小技・テクニック集など。旅日記を通して見えてくる、田辺誠一のアタマの中。抱腹絶倒のエピソードと実用的なアイデアが詰まったフォトエッセイ。

クールな俳優というイメージはすでに忘却の彼方。
今は独特すぎる絵と子持ちの大塚寧々と結婚したイケメンというイメージになってしまった田辺誠一。

実は大の海外旅行好きらしく、温泉よりも海外が好き!
だそうです。

私は海外にはあまり興味がなく、それよりだったら日本!と思っていたのですが、この本を読んで田辺一家の仲の良さと意外な田辺さんの行動力に驚きましたが、「日本がいい!」という私の意見は覆りませんでした。

やっぱり文化が違う海外。
落とし物をしたら戻ってこないと思わなくてはいけないし、シャワーの圧は強くて当たり前の日本ではいろいろストレスもあるだろうなぁー。それでも、それを補ってもきっといいところもあるんだろう。うむ。

私は見ているだけで十分。
田辺さんが憧れのレストランと謳ったランチの写真で満足です。
海外でも料理の写真撮れるんですね。
私は普段でも写真撮らないので、そういうの海外でオッケーなのかどうか
分かりませんでしたが、世界一と言われるレストランの料理。
見たかったので嬉しかったです。
芸が細かいねー。
見習いたいが見習える個所が見つからないww

「囲碁殺人事件」 竹本健治



囲碁殺人事件 竹本健治

山梨で行われた囲碁タイトル戦・第七期棋幽戦第二局二日目、“碁の鬼”槇野九段が、近くの滝で首無し屍体で発見された。IQ208の天才少年棋士・牧場智久と大脳生理学者・須堂信一郎は事件に挑むが、犯人の魔の手は牧場少年にも襲いかかる。ゲーム三部作第一弾開幕!文庫特典:短編「チェス殺人事件」収録。

先日「涙香迷宮」を買って、シリーズもの(しかも4作目!!)と気づき、
どうしようかと途方に暮れかけたけど、最初から読むかと開き直りの
1作目です。

設定はかなり昔。
というか、話そのものが40年前くらいの作品らしいです。
だから作品内に書かれている囲碁のルールも変わってるんだってー。
私は囲碁も将棋も出来ないから変わってても分からないんだけど。

そしてこれは・・誰が主役??
IQ208とかいう生意気な子供が主役かと思わせておいて
探偵役は違う人です。
この人の穏やかなる性格はかなり好きで、芦辺作品の森江探偵を
思わせる解決方法です。(要するにかなり地味)

一緒に掲載されていた「チェス殺人事件」に関しては
何がなんだかさっぱり・・・これでいいの??

囲碁もだけど、全体的になんか雑というか、イメージが湧きづらかったです。
なので、ミステリー1位を取りました、「涙香迷宮」をそれはそれは
楽しみにしているのですが・・・どうだろう。
個人的に笑ったのは読書メーターを見ていると、おんなじような人が沢山いたことです。

「涙香迷宮を買ったが、シリーズものと知り、囲碁~を読んでみた」

みんな一緒ー(笑)