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2021.04.09 (Fri)

「紅蓮の雪」 遠田潤子



紅蓮の雪 遠田潤子

姉の朱里が自殺した。その最期の足取りを追って伊吹は大衆演劇の鉢木座に向かうが、若座長・慈丹に見初められ、奇しくも伊吹は女形として入団することに。稽古と舞台に追われながら、伊吹は姉の死の真相を探る。やがて、鉢木座の過去に秘められた禁断の事実を知ることになり…。血脈に刻まれた因縁。「約束」は果たされたのか?

世界観がヤバイ。
でも、ちょっと好きだ
真相がちょっと衝撃で、こういう真相に「わたしは普段とてもノーマルなんだな」と
自分のノーマルぶりに改めて気づくというか(笑)

両親に愛されてない双子の伊吹と朱里。
子供の頃に父親から「汚い」と言われ、
伊吹は人に触ることができなくなってしまう。
唯一の例外が双子の朱里で、朱里には触れるけれど、朱里以外はやっぱりダメ。

双子の両親が本当にクズだよなぁー。
生んだ母親もクズだし、子供を作った父親だってクズ。

もう破滅しか残された道はないのかと思っていたら、若座長の慈丹。
彼がいたから破滅ではなく、明るい未来が見えてきそうな終わり方。
慈丹みたいな人はそうそういないだろうなというくらい。
仏様レベルです。
09:16  |  遠田潤子  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2021.03.25 (Thu)

「QED 源氏の神霊」 高田崇史



QED源氏の神霊 高田崇史

宮中を悩ませた妖怪・鵺を退治、獅子王と呼ばれる刀を拝領したほどの武勇を誇り、和歌にも秀でていた源頼政。従三位を賜り、満たされていたはずの晩年、なぜ彼は挙兵したのか。その墓である頼政塚は、どうして祟りをなすと伝承されるのか。京都・亀岡の頼政塚に放置された惨殺死体、壇ノ浦で碇のオブジェに繋がれた遺体の連続殺人を軸に、桑原崇が源平合戦の真実を解き明かす。QEDシリーズ長編!

やっぱりなんだかんだでQEDは面白いですね。
この間読んだ「試験に出ないQED」で雅(古事記異聞 主役)が偶然タタナナの2人に
会った出来事を書いてて、その時に奈々に対して「奥さんは・・・」みたいなことを
言ってて、それを否定しなかったので、結婚してると思ってたのですが、
本編ではかたくなに「棚旗奈々」と苗字付き。

事実婚??

なんて邪推しましたが、「この1~2年奈々も自分のことで忙しかった」とか、
当たり前のようにタタルが近くにいて睡眠時間も何もかも一緒って・・・
ねぇ(笑)

読了後、安徳天皇に関して調べました。
一番短命の天皇です。
8歳(満年齢で6歳)で祖母に連れられ壇ノ浦に飛び込み亡くなったと
言われています。

最近、QED読んでると天皇問題に触れているので結構面白い。
わたしも、数年前は結構興味ありましたし。
「徳」と名の付く天皇は不吉だと言われているのも知ってます。
崇徳天皇は日本の大怨霊とか言われてますし、
それを思うと今上の徳・・・ゴホゴホゴホッ。

ってことですねー。
とても興味深いです。

本編でタタルさんは「女性天皇も女系天皇も否定はしない」みたいな
事を言ってましたが・・・私個人としては女系はイヤだなと思います(・ω・)
08:45  |  高田崇史  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2021.02.27 (Sat)

「たかが殺人じゃないか」 辻真先



たかが殺人じゃないか 辻真先

昭和24年、去年までの旧制中学5年生の生活から一転、男女共学の新制高校3年生になった勝利少年。戸惑いの連続の高校生活を送る中、夏休みに不可解な二つの殺人事件に巻き込まれるーー。勝利は、那珂一兵の助けを借りながら、その謎に挑む! 著者自らが経験した戦後日本の混乱期と、青春の日々をみずみずしく活写する

本格推理もの。
本格ってなると・・・どうしても密室のトリックとか多くなるせいか、
「そりゃ無理だろー!!」
と、叫びたくなるようなトリックが多い。

今回の第一の殺人なんて・・・失敗する確率の方が絶対高いと思うし。

昭和24年という時代設定ですが、戦争直後ということもあり、
死体を見てもそれほどビビらない高校生たち。
そして、あだ名よね。
「カツ丼」とか「トースト」とか。
って・・・トーストって何~!?とても食べたくなった。
わたしの食生活で「パン」ってないので、とても食べたくなりました(笑)
(朝も昼もご飯派)

いろいろ考えてみると「本格」=本文の中に伏線→そこから賢い人は
犯人がわかる。という「本格」ですが、そのせいかトリックがかなり
トリッキー。「それはない!」というのが横行している今日この頃。
そういう意味ではイマイチかなーと思っちゃいます。

しかし、この本での最後の仕掛け。
これは驚いたし「おぉ!!」となった。
こういう仕掛けは好きです。
15:00  |  その他た行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.12.03 (Thu)

「三人小町の恋 偽(いかさま)陰陽師 拝み屋雨堂」 田牧大和

三人小町の恋

三人小町の恋 偽(いかさま)陰陽師 拝み屋雨堂 田牧大和

憎みたいけど憎めない。ああ、こいつらと一緒に、働きてぇ!たった一度、真実を告げたことに思い悩む超絶美男子(似非)陰陽師、雨堂。師匠に小言、世間に悪態、でも大人になりきれない弟子、おこと。腐れ縁の雨堂に噛みつく、ぶっとび天才戯作者、甲悦。「恋」と「呪い」の時代小説。

どちらかというと軽いタッチな時代モノ。
てっきり、短編でいくつか話が入っているのかと思いきや、
三人小町の恋」1話でした。
シリーズもの・・・ではない。
なんか、勿体ない気もするけれどね。
使えそうなキャラなのに。

しかし、12歳の女の子を赤子の時に拾った雨堂。
長屋の人たちから「育てろ」と言われ、長屋の人たちと
ともに育てたが、自立していくのを見るのは恋心か親心か。

まぁ時代モノだからこのくらいの年齢差でもあるのかなぁーと
思うけれど(雨堂さんは32歳だよっ!)
現在であれば十分に逮捕容疑になる(--;)

おことの成長ももう少し読みたかったので残念です。
06:00  |  その他た行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.11.29 (Sun)

「田辺聖子の古事記」 田辺聖子

古事記

ということで、高田作品を読んでると自然に古事記を知らないとダメよねー。
なんて思うようになりまして。
でも、難しいのはダメだしー。
と、思っているときに見つけた田辺聖子古事記

今風に書いてくれてます。
上巻、中巻、下巻とあり、個人的に好きなのは上巻。

ものすごく物語。

下巻になると実話?みたいになるので
そういうのがない上巻が好きです。

「因幡の白兎」とか「天の岩戸」とか子供のころに読んだ話が
実は古事記
ってことで、ほかにも八岐大蛇とかありますし、
面白かったです。ここから来たのか!という。
そういう思い。

で、中巻と下巻になると今度は人間が活躍するので。
(上巻は神様が活躍)
やっぱりここでも登場する奈良&京都。
もしくは、中国地方でしょうか。

やっぱり日本は近畿地方から生まれたんだよなぁーと
東北に生息するわたしは羨ましく思います。
ちょっと楽しかったのでまた別の古事記あったら
読みたいです。
漫画でもいいや(笑)
09:25  |  その他た行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.11.18 (Wed)

「古事記異聞 鬼統べる国、大和出雲」 高田崇史



古事記異聞 鬼統べる国、大和出雲  高田崇史

橘樹雅は研究テーマ「出雲」を調査するうちに、国を追われて京都に連行されていた出雲族の存在を知る。在野の研究者・金澤千鶴子に、大神神社の主祭神・大物主神も素戔嗚尊同様「出雲」の神だと聞いた雅は、奈良に出雲族の痕跡を探し求める。二人を監視する何者かの不穏な動き。大和に存在した出雲村と野見宿禰伝説が、雅を真相へ導く。神話に秘匿された出雲王朝の真の姿が蘇る。出雲編完結!

出雲編終わりということですが、結局は奈良であったり京都であったり。
そういうことなのかなー。
だったら島根の出雲はなんなんだろう??

なんていう疑問がまた出てきた。
これも繰り返し読むと理解できると思うんだけどね。

こういうの読んでると「古事記」に手を出したくなるから怖い(笑)
源氏物語は現代語訳(というか、橋本治さん)で全巻制覇しているので
問題ないと思っているけれど。
橋本治さんが書いてたら読みたいんだけど・・・
と、思ったらあった!!!(爆)

ちょっと読んでみたいデスネー。
じゃないと肝心なことが分からないので(^-^;)

で、次は伊勢に入るようです。雅&千鶴子。
05:00  |  高田崇史  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2020.11.16 (Mon)

「古事記異聞 京の怨霊、元出雲」 高田崇史



古事記異聞 京の怨霊、元出雲 高田崇史

橘樹雅は民俗学研究のテーマ「出雲」を追い、京都を訪れていた。かつて出雲族の集落があったという下鴨神社の西側には「怨霊の寺」が。遥か出雲国から都へやってきた人々がなぜ怨霊になったのか?糺の森で起きた殺人事件を機に、雅は「言霊」の真の力に気づき、出雲族等、まつろわぬ民にかけられた朝延の「呪い」の正体を明らかにする。

シリーズ3です。
今回は京都に行った雅が偶然に知り合った女性と酒飲みながら
旅をする回です。
高田キャラは男性でも女性でも酒豪でなくてはなりません。
雅はかなり強いので、この先が楽しみです。

今回知り合った金澤千鶴子は実は元、水野研究室。
ようするに雅の先輩。
御子神とケンカして水野研究室を辞めた千鶴子。
どうやら、それ以外にも因縁はありそうです。

いいことは書いているんだけど、いかんせん、神話時代の神様
なので何がどうしてどうなったか、やっぱり1回読んだだけでは
分からないなぁー。(この本は1回目)
しかし、こういうのは突き詰めると面白いんだろうなぁー
なんて思いながらとりあえず次で出雲編完結なので
続きいきます。
05:00  |  高田崇史  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.11.13 (Fri)

「古事記異聞 オロチの郷、奥出雲」 高田崇史



古事記異聞 オロチの郷、奥出雲 高田崇史

大学の研究室で民俗学を学ぶ橘樹雅は、出雲での調査を終えようとしていた。ところが「出雲の本質は奥出雲にある」という担当教官のひと言で、日程を延長して奥出雲へ向かうことに。素戔嗚尊とは何者なのか?「櫛御気野命」「櫛名田比売」など神の名前に頻出する「櫛」の意味とは?同日、亀嵩近くで起きていた殺人事件。その本質を雅が見極めるとき、「櫛」の謎も明らかに。敗者の歴史が蘇る!

こちらも再読。
ちなみにシリーズ2作目。

縁起の悪いものほど飾って祭っているのが今でもあるんだよね。
松竹梅とか。
松竹梅はQEDでもあったな。

今回は櫛だけど、櫛は「苦」とか「死」とか日本人が嫌う言葉が
入っているとかなんとか。
しかし、「櫛」と「苦」&「死」・・・
こうなってみるとどちらが先なんだろうなと思いますけどね。
だって、櫛は神様の名前にもあったっていうから。

2回読んで思ったのはやっぱりよく分からないなぁーと。
奥出雲・・・普段あまりやらないのですが、
せっかくなので今回グーグルマップで見ました。
出雲と奥出雲・・・意外に離れてるんだなぁ。
そして3巻で雅が行く元出雲in京都。
ますます離れてるなぁー。
こうなると「出雲」って言う言葉にも何かあるんだろうね。
06:00  |  高田崇史  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.11.10 (Tue)

「古事記異聞 鬼棲む国 出雲」 高田崇史



古事記異聞 鬼棲む国 出雲 高田崇史

日枝山王大学の民俗学研究室に所属する橘樹雅は、研究テーマ「出雲」についての見識のなさを担当教官・御子神伶二に指摘され、現地に旅立つ。出雲国四大神とは何なのか、伊弉冉尊を偲ぶ「神在祭」とは?雅が向かう黄泉比良坂では、髪を切られ、左眼に簪を突き立てられた巫女の遺体が発見される。知られざる歴史の真実を描く新シリーズ!

新作が出たので再読。
面白いんだけど、やっぱりこういうのは1回読んだだけでは私の脳には
無理で(^-^;)

しかも、一度も行ったことがない出雲。
行きたいなぁと思いながらも、こういうの読むと
気軽にもいけないよなとも思っちゃって。

昔の人が神社にしたことは必ず意味があることだっていうのは
分かるものの、そこを理解するまでが長いかも。

どうやら出雲編はこの間買った2冊を含め4冊で完結らしいので
一気に読むことでまた理解できることもあるかもしれない。

櫛についてもね。
そして、現実の殺人事件は・・まぁ必要なのかもしれないけれど
本質がそちらじゃないので、どうも雑なんだよね~。
毎回のことですが仕方ない。
06:00  |  高田崇史  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.09.30 (Wed)

「あの日の交換日記」 辻堂ゆめ



あの日の交換日記 辻堂ゆめ

さまざまな立場のふたりが紡ぐ七篇の日記が謎を呼び、そしてある真相へ繋がっていくー。

【目次】
入院患者と見舞客/教師と児童/姉と妹/母と息子/加害者と被害者/上司と部下/夫と妻


私が中学時代は交換日記全盛時代でした。
ほんとにっ!!(笑)
先輩(女子)とやったり、クラスメイトとやったり。
ほんとうーーーーに文字ばっかり書いてた。
だから、私の年代が書く文字は崩れてるんだよね。

今のメール世代は逆に文字を書かないから、
習った通り書くので上手なのです(遠い目)

ってことで、交換日記がつなぐ7編。
実はあちこちでつながってる。
ラストになるとわかる仕組みです。

「井上先生」と、ハッキリ書いている箇所もあれば
ぼかしている箇所もあって。
あとはマドレーヌが美味しいケーキ屋もポイント。
・・・っていうのは気づくんだけど、そこで確かめずに
先にどんどん進むのが毎回の私の読み方(笑)
読み終わってから戻って確認です。

個人的には「上司と部下」が好きです。
ちょっと甘いっ!(笑)

07:00  |  その他た行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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