igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。

「欧州旅日記」 田辺誠一



欧州旅日記 田辺誠一

ロンドン、コペンハーゲン、バルセロナ、パリ…。世界一のレストランを巡る旅日記。初めての旅の思い出。世界各地でのハプニング集。旅先で役立つ小技・テクニック集など。旅日記を通して見えてくる、田辺誠一のアタマの中。抱腹絶倒のエピソードと実用的なアイデアが詰まったフォトエッセイ。

クールな俳優というイメージはすでに忘却の彼方。
今は独特すぎる絵と子持ちの大塚寧々と結婚したイケメンというイメージになってしまった田辺誠一。

実は大の海外旅行好きらしく、温泉よりも海外が好き!
だそうです。

私は海外にはあまり興味がなく、それよりだったら日本!と思っていたのですが、この本を読んで田辺一家の仲の良さと意外な田辺さんの行動力に驚きましたが、「日本がいい!」という私の意見は覆りませんでした。

やっぱり文化が違う海外。
落とし物をしたら戻ってこないと思わなくてはいけないし、シャワーの圧は強くて当たり前の日本ではいろいろストレスもあるだろうなぁー。それでも、それを補ってもきっといいところもあるんだろう。うむ。

私は見ているだけで十分。
田辺さんが憧れのレストランと謳ったランチの写真で満足です。
海外でも料理の写真撮れるんですね。
私は普段でも写真撮らないので、そういうの海外でオッケーなのかどうか
分かりませんでしたが、世界一と言われるレストランの料理。
見たかったので嬉しかったです。
芸が細かいねー。
見習いたいが見習える個所が見つからないww

「囲碁殺人事件」 竹本健治



囲碁殺人事件 竹本健治

山梨で行われた囲碁タイトル戦・第七期棋幽戦第二局二日目、“碁の鬼”槇野九段が、近くの滝で首無し屍体で発見された。IQ208の天才少年棋士・牧場智久と大脳生理学者・須堂信一郎は事件に挑むが、犯人の魔の手は牧場少年にも襲いかかる。ゲーム三部作第一弾開幕!文庫特典:短編「チェス殺人事件」収録。

先日「涙香迷宮」を買って、シリーズもの(しかも4作目!!)と気づき、
どうしようかと途方に暮れかけたけど、最初から読むかと開き直りの
1作目です。

設定はかなり昔。
というか、話そのものが40年前くらいの作品らしいです。
だから作品内に書かれている囲碁のルールも変わってるんだってー。
私は囲碁も将棋も出来ないから変わってても分からないんだけど。

そしてこれは・・誰が主役??
IQ208とかいう生意気な子供が主役かと思わせておいて
探偵役は違う人です。
この人の穏やかなる性格はかなり好きで、芦辺作品の森江探偵を
思わせる解決方法です。(要するにかなり地味)

一緒に掲載されていた「チェス殺人事件」に関しては
何がなんだかさっぱり・・・これでいいの??

囲碁もだけど、全体的になんか雑というか、イメージが湧きづらかったです。
なので、ミステリー1位を取りました、「涙香迷宮」をそれはそれは
楽しみにしているのですが・・・どうだろう。
個人的に笑ったのは読書メーターを見ていると、おんなじような人が沢山いたことです。

「涙香迷宮を買ったが、シリーズものと知り、囲碁~を読んでみた」

みんな一緒ー(笑)

「崩れる脳を抱きしめて」 知念実希人



崩れる脳を抱きしめて 知念実希人

圧巻のラスト20ページ!
驚愕し、感動する!!!
広島から神奈川の病院に実習に来た研修医の碓氷は、脳腫瘍を患う女性・ユカリと出会う。
外の世界に怯えるユカリと、過去に苛まれる碓氷。
心に傷をもつふたりは次第に心を通わせていく。
実習を終え広島に帰った碓氷に、ユカリの死の知らせが届くーー。


圧巻とやらのラスト20ページは2回読みました。
自分の読解力が足りな過ぎて「ちょっと待て」と。
まぁいわゆる「どんでん返し」系です。
どんでん返しって「おぉー」と驚くパターンと「はい??」と怒りたくなる
パターンが私の中に存在してます。

一章で2人が死について語っているところがあって、
それって、小学生の私がそのまんま考えてたことと一緒でした。
考えすぎて苦しくて母に「死にたくない」と言ったことがあります。
なんか懐かしくなりましたが、全く同じことを書いていたので
「そう思うことは私だけではないのか」と。

例えば、自分が死んで意識がなくなってもこの世界は動き
続けている。自分がいなくなっても世界は変わらず。
じゃあわたしは??と、思うと夜も寝られず。
苦しかったなー。だから輪廻転生とか信じるのかな。
生まれ変わりとか。

そう考えながら読み、二章は一転ミステリー調へ。
あちこちと調べまくります。

で、ラスト。
うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。
まぁ2回読んだから意味はわかったけど、
このラストで納得するかしないかってば別問題だよねー。
騙された感じが物凄く強くて。
いや、作者さんは騙しにかかっているのでいいんだけど、
なんか微妙に納得いってない読了感です。

「卑弥呼の葬祭」 高田崇史



卑弥呼の葬祭 高田崇史

宮崎・高千穂の夜神楽で、男性の首なし死体が発見された。宇佐神宮では、御霊水の三つの井戸に、女性の首と両手が。折も折、萬願寺響子の従弟・漣が「卑弥呼の調査に行く」と言い残して行方不明に。続発する怪事件を解決するには、日本史の根幹を覆す発想と「あの男」が必要だったー。天岩戸神話に隠された逆転。卑弥呼と邪馬台国の真実。

相変わらず、現実の事件は適当です。
以前は「現実の事件ほとんど解決してないんじゃない!」と不満に
思っていたのですが、最近森博嗣さんの本を読むようになったら
だいぶ寛容になりました(そのくらい森さんはひどいw)。

さて、卑弥呼です。
私は鯨統一郎さんの説がお気に入りだったので、
「魏志倭人伝」にある卑弥呼という限定であれども「九州」という説だったので
少し残念でした。
でも、宮崎だったか熊本に(どっちかなんだけど、この話が2県にまたがって
たのでどっちか忘れた)八幡という場所があるらしい。
まぁ「八幡」ってどこにでもあるよね。

でも、卑弥呼となると何というか「実在した」というイメージが湧きますが、
天照大神になると何というか・・・神話のイメージです。
本当に実在したのか。
何かはあったんだろうけれど、実在っていうイメージじゃないなー。

「響子と漣」というシリーズで、2冊目だったのですが、1冊目未読でした。
平将門の何かだったんだよねー。
読みたかったんだけど、買うしかないか。

「オブリヴィオン」 遠田潤子



オブリヴィオン 遠田潤子

森二が刑務所を出た日、塀の外で二人の「兄」が待っていたー。自らの犯した深い罪ゆえに、自分を責め、他者を拒み、頑なに孤独でいようとする森二。うらぶれたアパートの隣室には、バンドネオンの息苦しく哀しげな旋律を奏でる美少女・沙羅がすんでいた。森二の部屋を突然訪れた『娘』冬香の言葉が突き刺さるー。森二の「奇跡」と「罪」が事件を、憎しみを、欲望を呼び寄せ、人々と森二を結び、縛りつける。更に暴走する憎悪と欲望が、冬香と沙羅を巻き込む!森二は苦しみを越えて「奇跡」を起こせるのか!?

これで遠田作品3冊目ですが、一番好きかも。
なんとなくだけど、藤原伊織さんの世界観に近い話のような・・・
そんな気がしたなー。
最近藤原作品読んでないなぁー。また再読しよっと。

今回は妻を殺して刑期を終え出所したところから物語が始まるんだよね。
どうして妻を殺したのか。妻の兄が執拗に問う。

その理由がだんだんと分かってくるのです。
物語中盤くらいにはもう、いろいろなことが判明しているんだけど
ラストにどーんと来る。

が。

ラストが少し弱かった気がするけれど。
結局「あなたなのか」と思ったり。

ラストの兄弟のやりとりに涙でました。
すごいガラの悪い兄なんだけど、根っこのところでは心配してたんだなぁ。

そして沙羅ちゃんは噛み切ったんだと思う。
よく頑張った。

「神の時空 女神の功罪」 高田崇史



神の時空 女神の功罪 高田崇史

アカデミズムの異端児、潮田誠教授の主宰する天橋立へのバスツアーで起こった全員死亡事故の因縁を解き明かす。事故のおよそ二年前、大学関係者が立て続けに、野犬らしきものに喉元を食い破られて命を落とす。彼らは二人とも同じ研究室に所属していた。助手の永田遼子は教授が密かに研究しているらしい神功皇后について独自に調べるうち、歴史を揺るがしかねない記述をある古典籍にみつける。

エピソード0的な話で正直あまり期待してなかったのですが、
話としてはとても興味がある話で食いつくように読みました。

ちょうど現代で問題の女系天皇の話とかねー。
ここら辺は私自身とても興味があります。
通常であれば悠仁さまがいるので愛子さまが天皇になることは
ないのですが、最近変にキナ臭くて、「愛子さまを天皇に」という
見出しを女性週刊誌で見かける。
ダメなのよ。女系は。

そして天皇の主な仕事は「魂鎮め」。
歴代の「徳」がついている天皇はALL怨霊。
などなど。
となると次の天皇になる予定のあの方のお名前はいいのか?
なんて思っちゃう。

でも、実はそんなことが今じゃなくて1700年前に起こっていたら??
なんて話です。
今回は面白かった。

「QED 白山の頻闇」 高田崇史 と買った本



QED 白山の頻闇 高田崇史

棚旗奈々は妹・沙織の新居を訪れるべく、桑原崇と金沢へ来ていた。白山神社の総本宮白山比〓(め)神社を参拝した二人は、殺人事件に巻き込まれる。手取川で見つかった首なし死体、現場付近で昏倒していた男、現場から走り去った女。すべてがひとつに繋がるとき、白山の謎も明らかに!大学一年生の奈々が浅草を訪れ、崇の博覧強記ぶりを目の当たりにする「江戸の弥生闇」も収録。書き下ろし最新作!

やっぱり「QED」がいいですね。
他のシリーズよりも頭一つ抜けている感じがします。
「白山」に関してはやや難解で頭に入っているんだかいないんだか謎ですが、
2話目の「吉原」の話はほかの本でも読んでいるので分かりやすかったです。

すんなり理解できたっていうか。
はい(^^)

本編終了から2年後の設定なのに・・・
まーだ「棚旗」奈々なんですよっ!!!
あの本編の最後のシーンはなんだったんだ。
奈々泣くほどのタタルのセリフはなんだったんだ??
いつまで「棚旗」なんだ?
と一人ツッコミ(笑)

2話目は奈々とタタルが大学生時代の話。
しかし・・読んでて「ん??」

何かを読み残してる?
QEDファンの私が・・・?

と、思って調べたところ・・・

「謎の館へようこそ」



ガイーン!
これに載っている話の1か月後の設定でしたー。

即買い(笑)
QEDに糸目はつけない。
もう本編終わってるし。

こちらを読むのも楽しみです。

「濃姫のひざまくら」 富田源太郎

濃姫のひざまくら

濃姫のひざまくら 富田源太郎

信長の天下統一を陰で支えた正室、濃姫。その謎に包まれた生涯を、闘病作家富田源太郎が再び証す…『光秀の誤算』に次ぐ歴史感動小説第二弾。

織田信長の正妻の話。
歴史に疎い私はまたまた初めましての人ですが、
織田信長と35年連れ添ったというだけで、素敵な夫婦だったんだなと思うのです。

理想の夫婦かもしれない。

結果として織田信長は本能寺で死んでしまったわけだけど、
他の話を読んでもそうだけど、結局首はおろか骨も見つかってないとか??

どういうことなんだろう。
話が途中ブツブツと切れているので、私のようなあまり歴史に詳しくない
タイプからすると「あれ?」と思うけれど、分かっている人は分かっているのかも。

織田信長の落ち着く場所が濃姫の膝枕ってなんかいいわねー。
側室も何人もいたみたいだけど、まぁ時代が時代だしそんなものなのか。

「政略結婚」 高殿円



政略結婚 高殿円

加賀藩主前田斉広の三女・勇は、加賀大聖寺藩主前田利之の次男・利極と結婚。やがて家を支える存在になる勇だがー(「てんさいの君」)。加賀藩の分家・小松藩の子孫である万里子。日本で初めてサンフランシスコ万博の華族出身コンパニオン・ガールになった女性は、文明開化後をどう生きるのかー(「プリンセス・クタニ」)。瀟洒豪壮な洋館に生まれ育った花音子の生活は、昭和恐慌によって激変。新宿のレビュー劇場に立つことになった花音子は一躍スターダムにのし上がるがー(「華族女優」)。不思議な縁でつながる、三つの時代を生き抜いた女性たち。聡明さとしなやかさを兼ね備え、自然体で激動の時代を生き抜く彼女らをドラマチックに描き出した、壮大な大河ロマン!

【目次】(「BOOK」データベースより)
てんさいの君/プリンセス・クタニ/華族女優


「てんさいの君」がよかったなぁー。
当時は・・・というよりは、ちょっと前までは結婚は親が決めるものであってね。
自分たちがどうのこうのって感じではなかったんだよね。

勇姫も生まれたときにはもう許嫁がいて・・しかし、江戸の人だから
嫁入りまで顔も分からず。
当時の結婚なんて家と家の話だから、顔なんてどうでもよかったのかも。
しかし、この婿殿がとてもいい人で、こういう人だったら政略結婚でも
なんでもいいものかもしれないと思いました。

この3人、相対的にあまり結婚に興味のない、のらりくらりとした性格なんだろうね。
当時はどこにいつ嫁入りするかってピリピリしてただろうに。
勇をはじめ、万里子だったり、花音子に関しては結婚してないし。

ってことでその激動の時代をくぐり抜けた当時としては意志の強い女性の物語
だったのかも。

「かがみの孤城」 辻村深月



かがみの孤城 辻村深月

どこにも行けず部屋に閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然、鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先の世界には、似た境遇の7人が集められていた。9時から17時まで。時間厳守のその城で、胸に秘めた願いを叶えるため、7人は隠された鍵を探すー

相変わらずこういうの書かせたらうまいねぇー。
最近は辻村さんも結婚出産したせいか作風が変わりましたが、
これは初期のころの痛々しい子 盛りだくさん(^-^;)
読んでて痛い・・・痛すぎる・・・

私の学生時代、多かれ少なかれこういう経験もありましたが、
この話に比べたら、もう、ほんと。
ないに等しいです。
あぁ平和な学生時代だった(笑)

しかし、真田美織こえぇーよ。
こんな子にターゲットにされたら確かに私も学校に行けなくなるかも。
最初は理解してくれなかったお母さんがこころに理解者になってくれた
ということは読んでてほっとしました。
先生もね。学校の先生も確かに人だからいい先生もいれば、そうでない
先生もいますね。最近ニュースでもありましたし。
先生の質が落ちているのか。それとも時代なのか。


本の話に戻りまして、
「時間」が関係してあることには気づきましたが、
「こころ」が主役であると思いきや、実はあの孤城はこころ以外の人のものだったー。
最後明るい終わり方でほっとしました。