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2017.09.14 (Thu)

「ししりばの家」 澤村伊智



ししりばの家 澤村伊智

夫の転勤に伴う東京生活に馴染めずにいた笹倉果歩は、ある日幼馴染の平岩敏明と再会する。彼の家に招かれ平岩の妻や祖母と交流をしていく中で果歩の心は癒されていくが、平岩家にはおかしなことがあった。さあああという不快な音、部屋に散る不気味な砂。怪異の存在を訴える果歩に対して、平岩は異常はないと断言する。一方、平岩家を監視する一人の男。彼はこの家に関わったせいで、砂が「ザリザリ」といいながら脳を侵蝕する感覚に悩まされていた。果たして本当に、平岩家に怪異は存在するのかー。『ぼぎわんが、来る』『ずうのめ人形』に続く、ノンストップ・ホラー!

琴子の「エピソード0」的な話でした。
うむ。
これはこれで怖い(笑)

怖いの苦手だからちょっとしたホラーでも怖がります。
まともだと思っていた人がいきなり変わってしまうというのは
ぞくっとくるなぁ。

「うちはおかしい」と怖がっていたはずの梓が今度は怖がらせる位置に属すっていうか
そういうのを読むと「ひぇー」と小声で叫びたくなる感じ。

でもでも、結婚指輪って手袋してたくらいで簡単に外れる!?
外れた結婚指輪を取りに行ってしまったってことが今回の最大の過ち(?)だった
と思うんだけど、まぁ果歩の気持ちもわかるけどね。
大切な結婚指輪。
ぎくしゃくしていた夫婦関係がようやくまとまってこれから2人で仲良く・・・
と思っていた矢先だったから何よりも大切な指輪だったかもしれないけれど・・・

まぁお約束と言ったらお約束だけどね。
あんなに気持ち悪がってた砂を「気持ちいい」と思うようになったのも
ホラーのお約束。
11:07  |  澤村伊智  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2017.09.13 (Wed)

「緑の窓口~樹木トラブル解決します~」 下村敦史



緑の窓口 下村敦史

新設された「緑の窓口」への異動を言い渡された区役所職員の天野優樹が出会ったのは、風変わりな美人“樹木医”だった!樹木トラブルの裏に隠された、人の“想い”を見つけ出す6つの連作ミステリー!

【目次】
スギを診せてください/クヌギは嘘をつきません/モッコクの落とし物です!/ソメイヨシノは実は、/チャボヒバを前に無力です…/全ては、樹木が語ってくれました


ワタクシigaiga間違っておりません。

作者は「下村敦史」さんです(・ω・)ノ

ってことで、なんか普段と違う作品書いてみました系その2。
相場英雄さんもやってましたね。

なんというかこれってどこかで読んだような・・・という気持ちがずーっとついてきて(笑)
最初は「有川浩系かなー。有川さん植物得意そうだし、これで恋愛モードに入れば
もろ有川さんなんだけど・・・」と思ってたんだけど、まだなんか違うような感じがして。

で、ふと降りてきた。
「そうか。設定がビブリア古書堂っぽいんだ」と。

ようやくスッキリした(笑)

本か樹木かの違いでそれ以外は似てます。
人との付き合いが苦手とか、母親との確執とか、樹木のことならなんでもわかるとか。
本を木に置き換えるとそのまんまな感じが・・・(´д⊂)


ただ・・・前回の相場さんもそうだけど(頑張ってライトな作品書いてみました系)
やっぱり・・・なんというか・・・普段硬派な作品書いている人がいきなりライトに
走ると・・・ちょっとした違和感はあるよね。

まぁ次に期待かな。

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2017.08.28 (Mon)

「黄金の王 白銀の王」 沢村凛



黄金の王白銀の王 沢村凛

二人は仇同士であった。二人は義兄弟であった。そして、二人は囚われの王と統べる王であったー。翠の国は百数十年、鳳穐と旺厦という二つの氏族が覇権を争い、現在は鳳穐の頭領・穭が治めていた。ある日、穭は幽閉してきた旺厦の頭領・薫衣と対面する。生まれた時から「敵を殺したい」という欲求を植えつけられた二人の王。彼らが選んだのは最も困難な道、「共闘」だった。日本ファンタジーの最高峰作品。

ファンタジーの王道って言った感じの本でした。
面白かったですが、名前がややこしい。
しかもよーく見ないと別人だと気付かないようなくらい似た名前でややこしい感じ。

この頭領(=ひつぎ)の名前なんてBOOKデータベースをコピペしたって「=」となったから
手書きパットで打ち込んで探したさ(笑)
面倒だからもうやらないけれど。

ファンタジーでも人間同士の話なので
そこにある夫婦愛に泣けた。
薫衣と稲積の夫婦愛がとても素敵でした。
政略結婚だからそこに相手の愛はないとお互いに思ってたのが
また悲しいところですが。

ラストは、2004年の大河の新選組のラストを思い浮かべちゃった。
なんとなく・・・多分全然違うんだろうけれど、イメージとしてね。
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2017.07.27 (Thu)

「公家武者松平信平16 暁の火花」 佐々木裕一



公家武者松平信平16 暁の火花 佐々木裕一

徳川幕府転覆を企む神宮路翔の探索のため京の所司代屋敷に逗留の鷹司松平信平に、江戸の稲葉老中から書状が届いた。筑前朝倉藩の藩主・黒田長章が参勤交代の途路、病を得て京屋敷で療養中というが、その生死を確かめよというのである。京屋敷に向かうと…。三代将軍家光の正室の実弟で、今は公家から旗本となった信平は、神宮路の魔の手が朝倉藩に及んでいると察し…。実在の大名の痛快な物語、第15弾『魔眼の光』の続篇。書き下ろし長編時代小説。

【目次】
渡月橋の白鷺/竹林の風/獄門島の闇/暁の火花


これでとりあえずは決着ついた・・・のかな??
まだついてないのかな。
割合とあっさりしてたし、何というかこれで終わりという気もしないし・・・
どうなんだろう。
でも、決着ついたって感じもするし、下手すればこのシリーズ完結って気も
しないでもないかなー。

どういわれてもなんとなく納得できそうな感じでした。
個人的にはそろそろこの展開に飽きてきたので
ここら辺で決着つけてもらって次の展開に進めてもらいたいところではありました。

師匠の道謙だっけ? 相変わらず強くて好きだなぁー。
遠くにいるのがもどかしい。
近くにいていつでも登場してもらいたいなー。
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2017.07.18 (Tue)

「黒い波紋」 曽根圭介



黒い波紋 曽根圭介

元刑事・加瀬将造(38)は、借金取りから逃げ回るロクデナシの日々を送る。ある日、子どもの頃に家を出ていった父親が、孤独死したとの知らせを受ける。加瀬は父親が住んでいたボロアパートを訪ね、金目のものがないかと探すと、偽名で借りた私書箱の契約書があり、何者かが毎月30万円を送金していることを知る。さらに天井裏には古いVHSのビデオテープが隠されていた。再生した映像に映っていたのは…。

帯が煽りすぎ~。
ってことで、帯を紹介しましょう。

213頁の10行目で「時間」が一瞬止まった・・・



とのことなのですが、正直213頁の10行目にたどり着いたときに
「あれれ??」と二度見するくらい私としてはインパクトがなかった。

時間止まるくらいのインパクトをください。

話の内容としては、BOOKデータベースの言葉を借りるならば、
ロクデナシのオンパレード。
まぁどの人もあの人もロクデナシばかり揃えたわ。
ある意味感心すらする。
こうもロクデナシばっかりだとねー。

ただ、唯一北原くんの消息が気になる。
彼はどうしたんだろう??
金額が高いバイトは軽く応募してはいけない。
加瀬のような人物と関わってはいけない。
元・刑事っていうんだからもう少しまともかと思ってたけど、
彼はロクデナシの筆頭だった。
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2017.06.19 (Mon)

「サイレント・マイノリティ」 下村敦史



サイレント・マイノリティ 下村敦史

新宿の路地裏で殺されたシリア人の男性。彼の妻は事件以後、未だに行方不明のままだという。フリージャーナリストの山口秋生は彼と交流のあったアルバクル一家の取材中、隣に住むシリア人の親子が東日本入国管理センターに収容されていると知る。一方、東京入国管理局の難民調査官・如月玲奈は、シリアから逃れてきた父と娘に聞き取り調査を行う。難民認定を切実に訴える父に対して娘は、「お父さんは日本に住みたくて嘘の話をしています」と異なる証言をする。どちらかが嘘をついているのか?困惑する玲奈の元に来た山口の取材申し込みから、事態は誘拐・脅迫事件へと発展していくー。乱歩賞作家による、疾風怒涛の最新ポリティカル・ミステリー!!

難民調査官」パート2です。
そういえばこういう主人公だった。という・・・
あまり特徴的ではない人でした。
まぁテーマが難民なのであまりアクの強いのを持って来られてもこまるか。

しっかし・・・シリアからも来るんだね
難民申請。
まぁ来るかもしれないけれど・・・
たまたま今日新聞で読んだんだけど、中東の女性っていうのは本当に自由がなくて
13歳14歳で結婚する人も多いみたいです。
もちろん、親が結婚させるのです。
この本でもそういう事に触れてまして、決して小説の出来事ではないと思いました。

長谷部先輩に関しては・・・これは本当にただただ奇蹟的というしかなくて。
でも、そんな危ないところに行くんじゃないわよ。
なんて思います。
思想が違うのであれば、こちらの常識なども通じませんし。

こういう事が今起きているのかと。
いつ原稿書いたのか分からないけれど、リアルに「共謀罪」の話があったー。
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2017.06.09 (Fri)

「崩壊」 塩田武士



崩壊 塩田武士

雨の夜、市議会議長が殺害された。波山署の本宮は県警捜査一課の若手・平原優子と組み捜査にあたるが、意外な容疑者が浮かび上がる。その影を追ううち、本宮たちは一人の青年の心の闇に出会うー。八〇年代のバブル経済に呑み込まれた男女と、それを見つめた彼らの子どもたち。ある家族の崩壊と殺人事件を通して、時代を生きる人間を鋭く描き出す、傑作刑事小説。

面白かったんだけど、不満は残るかなー。
てっきり「弟」と再会でもするのかと思っていたら匂わせておいて実際はスルーだったり。
クールビューティかと思っていた優子がなんかマッコリのんでくだけてたりとか。

なんかちぐはぐな感じがしました。

主人公の関西弁もなんか違和感なんだよねー。
登場人物全員が関西弁を話すのであれば別に違和感がないんだけど、
主人公ばかりが話しているような・・・・?

真面目そうな兄だったけど、実はずーーーーっと派手な弟と張り合っていたのだろうか。
汚職に手を染めたのを思うと、「えー真面目そうだったのに」と思ったり。
息子がとった行動もちぐはぐで・・・

読んでてずっと何かがずれているような気がしたんだけど、
ラストが一番ずれている感じがした。
なんでそこで和気あいあいとなっているんだろう??
08:29  |  その他さ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.05.27 (Sat)

「失踪者」 下村敦史



失踪者 下村敦史

2016年、ペルー。山岳カメラマンの真山道弘は単身シウラ・グランデ峰を登っていた。10年前、クレバスに置き去りにしてしまった親友・樋口友一を迎えに来たのだ。長い間待たせて悪かったなークレバスの底に降り立ち、樋口を発見した真山だったが、その遺体を前に驚愕する。極寒のクレバスに閉じ込められた遺体は、歳を取ることなく凍りついてしまうはず。しかし、樋口は明らかに10年前より年老いていたのだ!まさか、樋口はあの時生還していたのか?

面白かったです。
死体が老いていた謎というのは、そのまんま樋口がその後も生きていたという事なのですが、
10年後に結局遺体で同じ場所で見つかる。
その真相を知ったとき・・・
私は思わず・・・

もう一度読み返しました(´・ω・`)

オトコノ友情ヨクワカリマセン(;´Д`)

ってことで、ラストを何回か読み返し、ようやく100%女の脳である私にも理解することが出来たという。
えーーー。
なんか勇気いるっていうか、怖いな。
でも、10年前の「死」の真相というのはすんなり理解できました。

でも、山に登るといっても、「自分が生きていくうえでの登山」が有線であって、
一緒にK2を登れなかった真山を責めるのはおかしい。
そういう意味では樋口はおこちゃまだったと思う。

こういう樋口みたいな人は実際男だけではなく、女にもいる。
なんというか人との距離感がつかめない人なんだろう。
09:28  |  下村敦史  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.05.25 (Thu)

「週末探偵」 沢村浩輔



週末探偵 沢村浩輔

男ふたりの探偵事務所開業するのは週末だけ。10万部突破『夜の床屋』の著者による最新作。

【目次】
最初の事件/桜水の謎/月と帽子とひったくり/探偵たちの雪遊び/夏の蝉/ちょっと変わった依頼人/週末探偵事務所へ、ようこそ!


週末しか探偵をしないだけあって、割とライトな設定でした。
しかし、話をちょっと聞いただけでその裏にある本当の依頼(依頼人は口に出してない)なんてわかるかっ!?
ちょっと探偵が出来すぎて面白くなかった(笑)

そうなんだよねー。
私は泥臭いのが好みなのよ。
それなのに、ここまでスマートだとちょっとげんなり。

ラストはそこそこ泥臭く頑張りましたが、なーんか綺麗すぎて残念なことに好みではなかった。

泥臭くペットでもなんでも探してほしかったかな。
昔の謎解きとか・・・ふと思い出さないと気づかないことなんてそのままにしておいてもいいんじゃないの?
なんて思った。

週末だけ探偵というのはほかの日は会社員だからであって、この設定だけは素直に好きです(笑)
金銭面に関して苦労がないので。
14:11  |  その他さ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.05.11 (Thu)

「罪の声」 塩田武士



罪の声 塩田武士

京都でテーラーを営む曽根俊也は、ある日父の遺品の中からカセットテープと黒革のノートを見つける。ノートには英文に混じって製菓メーカーの「ギンガ」と「萬堂」の文字。テープを再生すると、自分の幼いころの声が聞こえてくる。それは、31年前に発生して未解決のままの「ギン萬事件」で恐喝に使われた録音テープの音声とまったく同じものだったー。

グリコ森永事件をモチーフにした小説。
読書メーターを見ると「この事件の時は小学生だった」とか「生まれる前だった」とかありますが・・・

私は中学生でした!( ̄^ ̄)ノ

と、言っても13歳デス。
ただ、関西方面の事件というのもあって、やや対岸の火事的な。
毎日放送されるニュースを見て「怖いなー」とは思いながらやや他人事と思ってしまいました。
まぁ子供だったしね。
今だったらそうは考えないだろうけれど。
ただ、この事件の後にお菓子に包装のフィルムがついたことは記憶にあります。
昔はフィルムなしの箱だけだったんだよねー。

で、グリコ森永・・・だけじゃなくて。
実際には丸大、不二家、ハウス、駿河屋も脅迫されてたみたい。
※この手の本=実在の事件をモチーフとした小説 はwikiを読みながらチェックするので
 勉強になります。

でもね。
思うのが、なんでそんなテープを無造作に子供の(といってももう30歳過ぎてるけど)近くに
置いているんだろう。
その感覚が理解できないし。

で、ラストに実はこの人も関わってたっていう人が登場して。
その人の話を聞いていると、なんというまぁ自分勝手なのか。と思ってしまいました。
あくまでこの人物だけだけど、反省とかしないんだよね。
それは「チャンス」だったっていう・・・
ちょっと呆然としてしまった。
実際の事件にも子供の声が使われてたみたいですね。
声とはいえ、子供を犯罪に巻き込む神経が理解できない。
08:28  |  その他さ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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