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2018.02.07 (Wed)

「フェルメールの街」 櫻部由美子



フェルメールの街 櫻部由美子

光の魔術師ヨハネス・フェルメールと、微生物学の父アントニー・レーウェンフック。ふたりの天才を結ぶ、大切な約束ー。時を超える友情、運命の恋、謎の少女。角川春樹小説賞受賞後第一作、渾身のアートミステリー!

アートミステリーというのでミステリーと思って読んだのですが
残念ながら私の好みではありませんでした。

ミステリーよりは限りなく青春小説っぽいよなぁー。
なんっていうかなぁー。

で、ラストにとってつけたように「史実だ!」みたいに書かれてもなぁー。
まぁ・・・私好みっていうのが、どっちかというと爽やかじゃない
どころか、物騒なものが多いし(笑)

絵の秘密とかそういう事だと思ったんだけどなぁ(笑)
フェルメールの生き方っていうかなぁ。

他にも何というか。

あーーグダグダな感想しか思いつかない(笑)

っていうか、第一美術あんまり分からない(^^;)
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2018.01.20 (Sat)

「月の満ち欠け」 佐藤正午



欠けていた月が満ちるとき、喪われた愛が甦る。第157回直木賞受賞。

物凄く不思議な世界観。
面白いんだけどやや意味不明なところもあって。

ひたすら「瑠璃」という女性が生まれ変わるのだ。
生まれ変わったかと思ったら事故で死ぬし。
表に書かないと瑠璃の順番が分からない(笑)

小山内と梢の娘である「るり」
三角(みすみっていうんだって)の彼女の「瑠璃」
正木の奥さんだった「瑠璃」
正木の職場の社長の娘である「希美(しかし、夢のお告げでは瑠璃)」

そして緑川の娘の「るり」←イマココ

あとは瑠璃は登場してないよね??
なんだか混乱します。
スタートが三角と付き合った瑠璃であることは分かるんだけど、
次は正木の奥さんかなぁー。
なんで三角と付き合った瑠璃は生まれ変わって正木と結婚したんだろう。

変なことばかり気になる性分です。

でも、生まれ変わってその時の夫とか恋人に執着する女性の姿っていうのは・・・

好きだなぁ。

男性からしたら気持ち悪いかもしれないけれど、
私もそうしそうで怖いよ。自分で(笑)

実際、生まれ変わりというか前世の記憶があるっていうのは
新聞でも読んだことあるので信じている私です。
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2018.01.13 (Sat)

「公家武者信平 消えた狐丸」 佐々木裕一



公家武者信平 消えた狐丸

公家から武家となった信平が、幕府転覆を目論む強敵を秘剣・狐丸で倒してから三年、命を狙われた愛妻・松姫の心の傷は未で癒えない。しかし、剣客を狙う辻切りが出没していると聞いた信平の心に正義感が蘇る。封印した愛刀がついに鞘から抜かれるのか?大人気・公家武者新シリーズ、講談社文庫より見参!

【目次】
消えた狐丸/友情の剣/長い一日/信平と放蕩大名


表紙絵が変わったなぁーと思っていたら版元まで変わっていたという・・・
時代は前作から3年後。
のんびり過ごしていたようです。

まぁ講談社に移っていきなりドタバタするわけにも行かなかったのか
軽いジョブ的な・・・
まぁ言い換えるとマンネリですかね。
いい意味でのマンネリ。
読みながら水戸黄門見ている気がするのは相変わらずです。

「消えた狐丸」ってタイトルが物凄く意味深ですが、
読んでみるとなんてことはない。
肩透かしでした。

登場人物がイラストで載ってましたが、
五味さんが男前で「あれ??おかめ顔ってこんな顔??」
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2018.01.08 (Mon)

「暗闇のアリア」 真保裕一



暗闇のアリア 真保裕一

夫は自殺ではない、殺されたのだ。警察から連絡を受けて、富川真佐子は呆然となる。自殺の状況は完璧にそろっていた。でも、絶対に違う。夫は死を選べるような人ではない。この自殺の背後には、きっと何かあるー。真相を探る孤独な闘いが始まった。警察庁では、真佐子から相談を受けた元刑事の井岡が、内密に過去の事件を調査していく。次々と明らかになる不可解な自殺…。もし、自殺大国と言われる日本で、多くの「偽装された死」があるとしたら?ついに二人は謎の鍵を握る男の存在にたどりつく。が、彼はすでに異国の地で死んでいた!?闇にうごめく暗殺者は、なぜ生まれたのか?国際的スケールで展開する極上エンターテインメント!

出だしは面白かったんだけど、なんで終着点がここ??
というパターン。

よくあります。

本当になんで最初のテーマで追っていかないんだろう。
どんどんと話は深みにはまって、
結果的にそこか?

なんだか・・・面白いんだけど、面白いんだけどー。
結果的に終わりころに登場した人でしょ。
その人が持っていく??

なんか・・・読んでいるほうとしてはやや不満です。でも、
話の流れは面白かった。
やや殺しすぎ&殺されすぎの感じはあるのではないかと
思うんだけどねー。
そうそう簡単に殺されないでしょ。

そこまで広げるんだったらもう少しその心の棲む闇を見たかったなぁー
09:00  |  真保裕一  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.12.10 (Sun)

「ナラタージュ」 島本理生



ナラタージュ 島本理生

お願いだから私を壊して、帰れないところまで連れていって見捨てて、あなたにはそうする義務があるー大学二年の春、母校の演劇部顧問で、思いを寄せていた葉山先生から電話がかかってきた。泉はときめきと同時に、卒業前のある出来事を思い出す。後輩たちの舞台に客演を頼まれた彼女は、先生への思いを再認識する。そして彼の中にも、消せない炎がまぎれもなくあることを知った泉はー。早熟の天才少女小説家、若き日の絶唱ともいえる恋愛文学。

うん。

クズだ。

そういう感想しか出てこない(笑)

「映像化すると本を買います」な妹から借りた本です。
久々に普通の恋愛小説を読みました。

至極当たり前に見える黒川が泉に対して何の反応も
示さないところを見ると泉は根っからのクズを惹きつける何かが
あるのだろうと思わずにいられない。

葉山先生・・・読んでいると物腰が柔らかくていい人なのかと
思いそうだけれど、太宰系クズ。
小野くんは・・・DVクズ。
あぁークズだ。クズだ。

でもそういうダメ男を好きになる人っていうのは必ずいるワケで。
与えられたいわけではない。
ただそばにいて与えたいだけ。
そういう人もいるんだろうなー。

まぁ仕方ない。
松潤と有川架純というのは知ってたけど
もう1人が坂口健太郎というのを先ほど調べたら
うわっ!神経質そうなところとか良く似合うと思ってしまった。
09:35  |  その他さ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.11.28 (Tue)

「オイディプスの檻 犯罪心理分析班」 佐藤青南



オイディプスの檻 犯罪心理分析班 佐藤青南

高級住宅地で女子高生失踪事件が発生。営利誘拐が疑われる中、眉目秀麗で頭脳明晰、なのにコミュニケーションが全く取れないプロファイラー・土岐田は、不明女性の顔立ちから過去の失踪事件との関連を疑い、独自捜査を始める。プロファイラーの介入など望んでいない現場とは当然対立し、相棒の刑事・八木小春は土岐田が怒らせた人に頭を下げて回るはめに。だがーその中で意外な事実が発覚した。女子高生は何に巻き込まれたのか?誰にも期待されない天才・土岐田と普通の感性の小春が迫る失踪事件の真相と!?

よく発達障害で警察庁に入ることが出来たなぁー。
というのと、せっかくのプロファイラー設定なのに、
肝心のプロファイルが活かされてなくて残念。
確かにプロファイリングして容疑者割り出しているように見えるけれど、
もう少しプロファイルのなんたらを読みたかったでございます。

プロファイルで犯人を捜していくのって大好きなんですよね。
ちょっと期待しました。

しかし、頼りになるのは最後には自分の足かぁー。

犯人に関してはただただ気持ち悪いの一言で・・・
なんというか・・・現実にいそうで怖い。
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2017.11.21 (Tue)

「悪い夏」 染井為人



悪い夏 染井為人

26歳の守は地方都市の社会福祉事務所で、生活保護受給者(ケース)のもとを回るケースワーカーとして働いていた。曲者ぞろいのケースを相手に忙殺されていたその夏、守は同僚が生活保護の打ち切りをチラつかせ、ケースである22歳の女性に肉体関係を迫っていることを知る。真相を確かめるために守は女性のもとを訪ねるが、やがて脅迫事件は形を変え、社会のドン底で暮らす人々を巻き込んでいく。生活保護を不正受給する小悪党、貧困にあえぐシングルマザー、東京進出をもくろむ地方ヤクザ。負のスパイラルは加速し、ついには凄絶な悲劇へと突き進むーー。

結構好き(笑)
奥田英朗さんの「最悪」みたいな雰囲気かなー。
負のループがどんどんと加速していって
「こんなはずじゃなかった」と思いながらも最悪な方向へと突き進む感じが
面白かったなぁー。

佐々木が気の毒だったけど。
そういうなら愛美も幸せを手に入れかけたと思ったんだけどね。

驚いたのが同僚の宮田女史。
こいつは・・・そうだったのか(笑)
なんか・・・なんだかんだ言っても結局は目先のことしか見てなかったのか。

金本はどうなったんだろう。
この人がぶちのめされる姿を読みたかった気もするんですけどね。

タイトルがなんかあまり合ってない気がしたのか、
いつも「〇い夏」っていうのは分かるんだけど、
「朱い夏」とか「黒い夏」とか入力して
「ありません」とネットに言われてました(笑)

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2017.09.14 (Thu)

「ししりばの家」 澤村伊智



ししりばの家 澤村伊智

夫の転勤に伴う東京生活に馴染めずにいた笹倉果歩は、ある日幼馴染の平岩敏明と再会する。彼の家に招かれ平岩の妻や祖母と交流をしていく中で果歩の心は癒されていくが、平岩家にはおかしなことがあった。さあああという不快な音、部屋に散る不気味な砂。怪異の存在を訴える果歩に対して、平岩は異常はないと断言する。一方、平岩家を監視する一人の男。彼はこの家に関わったせいで、砂が「ザリザリ」といいながら脳を侵蝕する感覚に悩まされていた。果たして本当に、平岩家に怪異は存在するのかー。『ぼぎわんが、来る』『ずうのめ人形』に続く、ノンストップ・ホラー!

琴子の「エピソード0」的な話でした。
うむ。
これはこれで怖い(笑)

怖いの苦手だからちょっとしたホラーでも怖がります。
まともだと思っていた人がいきなり変わってしまうというのは
ぞくっとくるなぁ。

「うちはおかしい」と怖がっていたはずの梓が今度は怖がらせる位置に属すっていうか
そういうのを読むと「ひぇー」と小声で叫びたくなる感じ。

でもでも、結婚指輪って手袋してたくらいで簡単に外れる!?
外れた結婚指輪を取りに行ってしまったってことが今回の最大の過ち(?)だった
と思うんだけど、まぁ果歩の気持ちもわかるけどね。
大切な結婚指輪。
ぎくしゃくしていた夫婦関係がようやくまとまってこれから2人で仲良く・・・
と思っていた矢先だったから何よりも大切な指輪だったかもしれないけれど・・・

まぁお約束と言ったらお約束だけどね。
あんなに気持ち悪がってた砂を「気持ちいい」と思うようになったのも
ホラーのお約束。
11:07  |  澤村伊智  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2017.09.13 (Wed)

「緑の窓口~樹木トラブル解決します~」 下村敦史



緑の窓口 下村敦史

新設された「緑の窓口」への異動を言い渡された区役所職員の天野優樹が出会ったのは、風変わりな美人“樹木医”だった!樹木トラブルの裏に隠された、人の“想い”を見つけ出す6つの連作ミステリー!

【目次】
スギを診せてください/クヌギは嘘をつきません/モッコクの落とし物です!/ソメイヨシノは実は、/チャボヒバを前に無力です…/全ては、樹木が語ってくれました


ワタクシigaiga間違っておりません。

作者は「下村敦史」さんです(・ω・)ノ

ってことで、なんか普段と違う作品書いてみました系その2。
相場英雄さんもやってましたね。

なんというかこれってどこかで読んだような・・・という気持ちがずーっとついてきて(笑)
最初は「有川浩系かなー。有川さん植物得意そうだし、これで恋愛モードに入れば
もろ有川さんなんだけど・・・」と思ってたんだけど、まだなんか違うような感じがして。

で、ふと降りてきた。
「そうか。設定がビブリア古書堂っぽいんだ」と。

ようやくスッキリした(笑)

本か樹木かの違いでそれ以外は似てます。
人との付き合いが苦手とか、母親との確執とか、樹木のことならなんでもわかるとか。
本を木に置き換えるとそのまんまな感じが・・・(´д⊂)


ただ・・・前回の相場さんもそうだけど(頑張ってライトな作品書いてみました系)
やっぱり・・・なんというか・・・普段硬派な作品書いている人がいきなりライトに
走ると・・・ちょっとした違和感はあるよね。

まぁ次に期待かな。

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2017.08.28 (Mon)

「黄金の王 白銀の王」 沢村凛



黄金の王白銀の王 沢村凛

二人は仇同士であった。二人は義兄弟であった。そして、二人は囚われの王と統べる王であったー。翠の国は百数十年、鳳穐と旺厦という二つの氏族が覇権を争い、現在は鳳穐の頭領・穭が治めていた。ある日、穭は幽閉してきた旺厦の頭領・薫衣と対面する。生まれた時から「敵を殺したい」という欲求を植えつけられた二人の王。彼らが選んだのは最も困難な道、「共闘」だった。日本ファンタジーの最高峰作品。

ファンタジーの王道って言った感じの本でした。
面白かったですが、名前がややこしい。
しかもよーく見ないと別人だと気付かないようなくらい似た名前でややこしい感じ。

この頭領(=ひつぎ)の名前なんてBOOKデータベースをコピペしたって「=」となったから
手書きパットで打ち込んで探したさ(笑)
面倒だからもうやらないけれど。

ファンタジーでも人間同士の話なので
そこにある夫婦愛に泣けた。
薫衣と稲積の夫婦愛がとても素敵でした。
政略結婚だからそこに相手の愛はないとお互いに思ってたのが
また悲しいところですが。

ラストは、2004年の大河の新選組のラストを思い浮かべちゃった。
なんとなく・・・多分全然違うんだろうけれど、イメージとしてね。
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