igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。

「デッドマン」 河合莞爾



デッドマン 河合莞爾

頭部がない死体、胴体がない死体、右手がない死体…。遺体の一部が持ち去られる猟奇殺人事件が6件連続して発生した。捜査が混乱を極める中、ある日本部に1通のメールが届く。僕は継ぎ合わされた死体から蘇った死人です。僕たちを殺した犯人を見つけてくださいー。鏑木警部補率いるクセ者揃いの特捜班が前代未聞の謎に挑む。度肝を抜く結末が待ち構える警察小説新次元!横溝正史ミステリ大賞受賞作.

はじめましての作家さん。

SNSで紹介されてて、私はその人が紹介している本はどれも好みだったので、読んだことなくてもきっと面白いだろうと思い読んだらやっぱり面白かった。
私は自分で「面白かった」というのはできるけれど、人に「これ面白いよ」というのがなかなか出来ないタイプなので羨ましいなぁー。

最初に首なし死体→胴なし死体が登場した時には、「もしやあの作品(←クリック)のパクリか??」と思いましたが。
そこをうまく利用してるんだよねー。
ミステリー好きな人の半分は読んでるであろうあの作品がどうしても頭に浮かぶ。
そういう読者心理を利用しているのであの作品を読んでたとしても読んでなかったとしても、金田一くん読んだとしてもまた楽しめるとは思う。

個人的には正木がなんかいい味出してて好きです。
もちろん主役の鏑木さんもいい感じ。
ケータイの着信音変え方分からなくてそのまま使ってるところとかねw

ちゃんと収めたところに収めたのはすごいなと。
そして、介護猿の名前がカブっていうのもまたうまく使ったなぁー。
続編もあるようなのでそちらも読むのが楽しみ。

「泥濘」 黒川博行



泥濘 黒川博行

老人ホームにオレオレ詐欺。老人を食い物にする警察官OBグループのシノギを、二蝶会への復帰が叶った桑原と二宮の疫病神コンビはマトにかける。しかし二宮は拉致され桑原は銃撃を受け心肺停止に。予測不能なドンデン返しにつぐドンデン返し。絶体絶命の二人を待つ運命は?

面白かったんですが、帯が気に入らない。
見てわかるとおり、思い切りネタばらしてるし。
しかも、前半でこれが登場するならまだしも・・・
もうすぐ終わり的なところか・・・・

相変わらず二宮&桑原の掛け合いが好きです。
二宮からすると掛け合ってる気は更々ないでしょうが(笑)

いきなり訪ねてきた桑原に
「今、取り込んでます」という二宮。
それに対して、
「何をや?洗濯物か?」という桑原。

あーー。そうだった。この2人はこんな感じだった。
疫病神シリーズといったら圧倒的な桑原人気のシリーズだと思いますが、私はどんな目に遭っても必ずお金を請求する二宮の根性が好きなのです。
桑原曰く「口を開けば金をよこせか」と二宮のことを言いますが、私もそう思う(笑)

ヤクザというのも時代とともに変わってきてるんだなーー。
と、なんとなく勉強になった気がした(´∀`*)

「信長・曹操殺人事件」 風野真知雄



信長・曹操殺人事件 風野真知雄

「戦国の革命児とよばれた織田信長の人生は三国志の英雄・曹操を真似たものだった」-大学教授の新説が世間で賛否両論の大反響を呼び、さらに教授が弓矢で襲撃を受けるという事件も発生。歴史研究家の月村弘平は恋人の警視庁刑事・上田夕湖と犯人像に迫るが、今度は教授が火縄銃で襲われて…人気時代小説作家が挑む傑作現代ミステリー!

お気に入りのユルいシリーズ。
信長は実は三国志の曹操の影響を受けたのではないか??
ってことらしいんですが、三国志・・・全く分からないので何といったらいいのか(^^;)

前に新聞で読んだコラムなのですが、
「最近、信長にハマって信長に関する本を読んでいるが、3冊も読めば飽きてくる。どの本も本能寺の変で信長が死ぬからだ」
なんてありましたが・・・
確かにね(^-^;)

今回もユルくて面白かった。
あっという間に読み終わってしまうので寂しいところもありますが、
のんびり読書したいときにはいいかも。
・・・
あっという間に終わるのですが。

月村さん・・・本職は一体なんなんだろうねー。
そこが気になりますが。
歴史研究家とはいえ、授業したり、雑誌に記事書いたり、
ツアーの工程くんだり・・・
結構忙しそうな感じです。

「怪盗探偵山猫 月下の三猿」 神永学



怪盗探偵山猫 月下の三猿 神永学

悪事を暴き、ついでに金を盗む、神出鬼没の怪盗「山猫」は新時代の鼠小僧か、はたまた単なる盗人か!?雑誌記者の勝村は、猿の仮面を被った謎の男たちに襲われた少女を助ける。少女は猿の娘と名乗り、父が遺した“猿猴の月”なる物を見つけるために山猫を捜しているという。どうやらかつて世間を賑わせた伝説の窃盗団・三猿が関係しているらしいが…。前代未聞のスピード感で贈る、痛快ピカレスク・アクション・ミステリー!

何か読んだことあるなーと思っていたら、単行本で読んでた(笑)
文庫化だったのか。
でも、この作家さんの場合は加筆修正が多いので文庫になると雰囲気変わること多いんだよね。

狂犬と呼ばれる犬井が勝村を妙に評価しているのが気になる・・・
そ・・・それほどすごい人でもないんだけど@勝村。
ただ・・・動じないんだろうね。
動じても表情に出ない。
ので→「只者ではない」と思われる。

細井ののびきった腹にある入れ墨が「どうだ。これが証拠だ」的に見せられても
何のことやら分かりづらいというのは、今を生きていくにはいいのかもしれない(笑)

キャラが独立しているせいもあって、作者さんも書きやすいんだろうねー。
だからいつまで経っても八雲くんが進まない(T_T)

「坂本龍馬殺人事件」 風野真知雄



坂本龍馬殺人事件 風野真知雄

京都の高級ホテルで“現代の坂本龍馬”コンテストが開かれていた。旅行中の歴史ライターの月村弘平は恋人の警視庁捜査一課・上田夕湖とそのイベントを覗いていると、偶然会ったなじみの雑誌編集者に、龍馬暗殺の珍説を書くよう依頼を受ける。その打ち合わせの後、現代の坂本龍馬が殺されたというニュースが…新感覚トラベル歴史ミステリー!

これはいくらでも出てくるよねー。
ハッキリしたことが分からないので、いくらでも出てくる。
私は前にも書きましたが、浅田次郎さんの「壬生義士伝」が好きですけどねー。

でもこれは全く違った視点で出てくる。
文中では「珍説」とありましたが、全然珍説じゃないよー。
だって、正解がわからないんだもの。
いくらでも出てくる。
もっと読みたい。

いつも穏やかな月村と夕湖のカップルですが、偶然に月村が舞妓遊びをしてしまい、
「別にやましいことはない」と、自分に言い聞かせている月村さんがとても微笑ましいです。
結果的に夕湖が知ることになり、「なぬっ!?」と思われるわけですが、この2人はそこからケンカになることがないので安心します。

読んでて軽いので気楽に読めるし、割合に知っている歴史が登場するので飽きません。
次も読みたいです。

・・・出てません(T_T)

「『おくのほそ道』殺人事件」」 風野真知雄



「おくのほそ道」殺人事件 風野真知雄

東京の下町・深川で身元不明の死体があいついで見つかった。体内からは毒物を発見、殺人と断定され、警視庁捜査一課の女性刑事・上田夕湖が捜査に当たる。夕湖の恋人で、「おくのほそ道」の俳聖・松尾芭蕉の取材をしていた歴史研究家の月村弘平は、事件の裏に芭蕉が関係していると推理するが…時代小説の鬼才が放つ本格派トラベル・ミステリー!

このシリーズ好きー(´ー`)

あまり覚えてはいないんだけど(笑)
自分の過去ブログを読むと、月村さんを大絶賛してた。
「彼氏にほしい」と。
そうなのか?と思い、読んでみると確かにこれは癒される~。

そして歴史ミステリー。
あまり難しくないところでの「おくのほそ道」

芭蕉忍者説とか前にも聞いたことありますが、
一緒に同行していた曾良は完璧に忍者だったとか。
そして、なぜに「おくのほそ道」かというと、
東北には〇があったーー!!!

ってことらしいです。
そうなのか。

だったら行くよ。
近いし。

でも、どこだろう?
そこで躓くか・・・

ラストが駆け足っぽくて、まぁもう少し丁寧さと夢とロマンがほしかった(笑)
だってねー。ロマンだよねー。

「信長の原理」 垣根涼介



信長の原理 垣根涼介

吉法師は母の愛情に恵まれず、いつも独り外で遊んでいた。長じて信長となった彼は、破竹の勢いで織田家の勢力を広げてゆく。だが、信長には幼少期から不思議に思い、苛立っていることがあった―どんなに兵団を鍛え上げても、能力を落とす者が必ず出てくる。そんな中、蟻の行列を見かけた信長は、ある試みを行う。結果、恐れていたことが実証された。神仏などいるはずもないが、確かに“この世を支配する何事かの原理”は存在する。やがて案の定、家臣で働きが鈍る者、織田家を裏切る者までが続出し始める。天下統一を目前にして、信長は改めて気づいた。いま最も良い働きを見せる羽柴秀吉、明智光秀、丹羽長秀、柴田勝家、滝川一益。あの法則によれば、最後にはこの五人からも一人、おれを裏切る者が出るはずだ―。

面白いですね。
歴史詳しくないのだけど、下の画像の本は今までに読んだことのある同時期の話です。
ブログにもあります。
これ以上に読んだことのあるのもあるかもしれないんですが、
インパクト強かったのでタイトルも覚えているのがこれくらいという・・・( ̄∇ ̄;)

10の蟻をじっと見てると 2-6-2の法則が出来る。
2→働きアリ
6→普通のアリ
2→アリのくせに怠け者。

蟻だからってすべてが働きアリではないらしく、中には餌を運んでるふりをしてただ列について行っているだけのもいるとか。
蟻を真剣に見たことないからわからないんだけど、信長はそれを実験したのです。

で、蟻を人に置き換える。
例えば敵陣が1000人いたとしても、実際の戦力は200人だ。
そこを計算して立ち向かう。
なかなかの策士です。

信長といえば秀吉と光秀がいますが、この本によると何かしら口を滑らせている。
光秀なんて本当に人がいいんだろうねー。
まじめすぎて身を滅ぼした感じがします。

そして信長は焦りすぎたと思います。
2-6-2 → 1-3-1 の法則に縛られすぎてしまって
早く結果を出そうとしたんだろうねー。



      

「おさがしの本は」 門井慶喜



おさがしの本は 門井慶喜

和久山隆彦の職場は図書館のレファレンス・カウンター。利用者の依頼で本を探し出すのが仕事だ。だが、行政や利用者への不満から、無力感に苛まれる日々を送っていた。ある日、財政難による図書館廃止が噂され、和久山の心に仕事への情熱が再びわき上がってくる…。様々な本を探索するうちに、その豊かな世界に改めて気づいた青年が再生していく連作短編集。

【目次】
図書館ではお静かに/赤い富士山/図書館滅ぶべし/ハヤカワの本/最後の仕事


個人的にレファレンスってカッコいいと思います。
「あーー。あの本なんですけどー」と、キーワードたる単語で「あぁ。それでしたら・・・」ってヤツやってみたーーーい(笑)
私が利用している図書館にあるかどうかは怪しいですが・・・

でも、ストーリー的にはあまりピンとはきませんでしたが・・・
でしたが、あの最後の「太陽の季節」じゃないほうの本。
アレがインパクト強すぎて思わず想像しちゃって読みたくなりました。
変態かも(爆)
凄いよね。
あんなシーンを書く本が「太陽の季節」以外あるのかと。
女性はやりませんが、男性諸君たちにとっては夢のあるシチュエーションなのでしょうか・・・
そこが気になる。

そういえば私が子供のころに読んだ本・・・何っていうんだろうなぁー。
読みたいなぁーと思います。7歳くらいに読んだ本だけど(←昔から活字ばか)
黄色い表紙で、こぐまが冒険する話だったと思うんだけど、結構有色人種とか沢山登場してて・・・
あまり人種にうるさくない時代だったのかな~。

「無気力探偵 赤い紐連続殺人事件」 楠谷佑



無気力探偵 赤い紐連続殺人事件 楠谷佑

高校2年生の霧島智鶴はどんな事件でも解決できる天才だが、最大の欠点は究極に無気力なこと。夏休みをだらだらと過ごす彼のもとに、刑事の熱海や同級生の揚羽、後輩の柚季が次々と難題を持ち込む。つながりのありそうな二件の殺人事件、豪邸に届いた怪盗からの予告状、ある作家の謎の自殺、さらには赤い紐を使った連続殺人…。智鶴に敵愾心を持つエリート警部・上諏訪と対立しつつ、しぶしぶ事件解決に挑むがー?


ライトではあるんだけど、その割にはやや読みづらい。
っていうのは、人物関係かなぁー。

苗字が温泉に関係しているのもあるんだけど、やたらと難しい(笑)
誰がどの温泉か・・・みんな温泉なので混乱するのですねー。
ついでに言えば、たまに男性女性で混乱する箇所もあるしww

4話からなる1冊です。
4話目が一番長い話だったけど、個人的には一番イマイチ。
短いほうが面白かったです。

4話目はねぇーいろいろと言いたいことはある(笑)
犯人の謎過ぎる連続殺人の理由。
はぁ。。。
そうですか。。。。

そういう感想を覚えました。

「付添い屋 六平太」 金子成人



付添い屋 六平太 金子成人

時は江戸・文政年間。秋月六平太は、信州十河藩の供番(篭を守るボディガード)を勤めていたが、十年前、藩の権力抗争に巻き込まれ、お役御免となり浪人となった。いまは裕福な商家の子女の芝居見物や行楽の付添い屋をして糊口をしのぐ日々だ。血のつながらない妹・佐和は、六平太の再士官を夢見て、浅草元鳥越の自宅を守りながら、裁縫仕事で家計を支えている。相惚れで髪結いのおりきが住む音羽と元鳥越を行き来する六平太だが、付添い先で出会う武家の横暴や女を食い物にする悪党は許さない。立身流兵法が一閃、江戸の悪を斬る。時代劇の超大物脚本家、小説デビュー!

【目次】
雨祝い/初浴衣/留め女/祝言


妹が勘違いして買った本らしいのですが、楽しく読みました。
妹の佐和の気持ちを思うとなんかいじらしくてねぇー。
時代が時代とは言え、気の毒になりました。

が。

結果的に「吉」と出たかな。

佐和の幸せが私の幸せであります(〃ω〃)

設定がよくわからん。
付添い屋・・・ようするにボディーガードみたいなものなんでしょうね。
元々の仕事もボディガードみたいだし。

割合にサクサク読みましたが、続きが読みたいかと言われるとねぇ。
そうでもないというのが正直なところ。
佐和の件も片付いたし。