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2017.08.21 (Mon)

「ほうかご探偵隊」 倉知淳



ほうかご探偵隊 倉知淳

ある朝いつものように登校すると、僕の机の上には分解されたたて笛が。しかも、一部品だけ持ち去られている。-いま五年三組で連続して起きている消失事件。不可解なことに“なくなっても誰も困らないもの”ばかりが狙われているのだ。四番目の被害者(?)となった僕は、真相を探るべく龍之介くんと二人で調査を始める。小学校を舞台に、謎解きの愉しさに満ちた正統派本格推理。

騙されちゃったよー(ノ∀`*)
文庫オリジナルかと思っていたら2004年に発売されてた本の文庫化だった。
今頃!?

そういえば図書館にオレンジの表紙の本があったなー(遠い目)

仕事してなかったのか・・・倉知さん・・・

それはそうと、小学生が不要物連続消失事件を解決すべく
放課後に探偵団として聞き込みに回るという楽しい話でした。

そこにはいろいろな事情があって、なんか・・・そうよね。
小学生よねーとほほえましく読みました。

解決が意外にすんなりといかず、そこがまた何というか・・・
こじれているわけではないけれど、同じことを考える小学生がいたり、
まぁ・・・なんというか・・・ひとひねりもふたひねりもありました。

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2017.08.12 (Sat)

「夜の谷を行く」 桐野夏生



夜の谷を行く 桐野夏生

39年前、西田啓子はリンチ殺人の舞台となった連合赤軍の山岳ベースから脱走した。5年余の服役を経て、いまは一人で静かに過ごしている。だが、2011年、元連合赤軍最高幹部・永田洋子の死の知らせと共に、忘れてしまいたい過去が啓子に迫ってくる。元の仲間、昔の夫から連絡があり、姪に過去を告げねばならず、さらには連合赤軍を取材しているというジャーナリストが現れー女たちの、連合赤軍の、真実が明かされる。

連合赤軍の話。
残念な私はこの本で日本赤軍と連合赤軍の違いが分かったー。
一緒だと思ってました。

まぁそんな私が生まれる前後に事件を起こした人たち。
あさま山荘事件などは連合赤軍です。
ダンナはあさま山荘事件のあの生放送の鉄球ドーンをテレビで
見たって言ってました。
すげー。
私、生まれていたけど自我がなかっただろうな。
テレビはあったかな?

本当に仲間内でリンチ殺人とかやる人の思考がサッパリ理解できませんが、
その事件を起こし服役してかれこれ40年。
当時の赤軍もりっぱなおじさん・おばさんになってひっそりと生きていってた
ようですが、それでも過去に起こした罪というのは消えず。
家族の足かせにもなる。

桐野さんの小説にしては抑えめのところもあったように思いますが、
実在の赤軍のメンバー名を使っているのであまり無茶は出来ないかな。

この本の主人公啓子も元々は教師であって、そこから連合赤軍に入り、
で逮捕され服役し、出所後学習塾を開く。
塾開けるんだなー。

リアルな箇所もありましたが、最後はすこーーし救われました。
桐野さんの本にしては読了感がよかった。
そこに行くまではほぼ良くなかったんだけど(^^;)
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2017.08.03 (Thu)

「心霊探偵八雲10 魂の道標」 神永学



心霊探偵八雲 神永学

左眼を傷付けられ、八雲は死者の魂を見る力を失ってしまっていた。そんな中、唯一の肉親である奈緒が幽霊に憑依された状態で行方不明になってしまいー。

ってことで5年ぶりの本編です(--;)

なので八雲くんの目があんなことになっていたとかすっかり忘れてて。
それこそ忘却の彼方。

でも、さすが本編というか、いつもの外伝とかAnotherFileとは違うねー。
重いねー。
そして、いつものあの2人が登場するねー。
八雲パパはまだしも、生きている七瀬美雪さんは片腕ないし、顔もひどくなって
整形してるらしいし、それでもまぁ取り憑かれているのかなんなのか・・・
恐ろしい執念です。

その執念は死ぬまで治らないのではないか・・・
というよりも、この「心霊探偵八雲」の設定でいくなら死してもなお登場する
のではないかと思ってます。
怖いねー。

明らかに晴香に狙いをさだめた美雪さんですが、次回が気になります。
でも、5年は待ちたくないです。
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2017.07.28 (Fri)

「果鋭」 黒川博行



果鋭 黒川博行

堀内信也、40歳。元々は大阪府警の刑事だが、恐喝が監察にばれて依願退職。不動産業界に拾われるも、暴力団と揉めて腹と尻を刺され、生死の境をさまよった。左下肢の障害が残り、歩行に杖が欠かせなくなる。シノギはなくなり、女にも逃げられる…。救ったのは府警時代の相棒、伊達誠一。伊達は脅迫を受けたパチンコホールのオーナーを助けるため、堀内に協力を求めてきた。パチンコ業界ー。そこには暴力団、警察も入り乱れ、私腹を肥やそうとする輩がうごめいていた。堀内は己の再生も賭け、伊達とともに危険に身をさらしながら切り込んでいく。ワルでタフなふたりがクズどもを蹴散らす痛快悪漢小説!

実はシリーズものの第三弾だったらしい。
読み終わって読書メーター開くまで全く気づかなかった(笑)
でも、そういうシリーズものは好きだ。
読んでてストレスを全く感じない。

パチンコ業界に関しての小説なんだけど、うちの地元紙でも新聞小説になったらしい。
その新聞とってなくてリアルタイムで読めなかっんだ。残念だ。

しかし・・・狸な親父がたくさん登場してくるので誰がどの狸だか分からなくなりました。
世の中狸はこんなにいるのか・・・;つД`)

あと、舞台が大阪なので会話のひとつひとつがユニーク。
タクシーの運転手が教えるイノシシのさばき方とかww

結構サクサクっと危ない目にあっているのでなんとか気を付けてもらいたいなと思うので
ありました。
08:00  |  黒川博行  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.07.21 (Fri)

「綾香」 黒野伸一




綾香 黒野伸一

刑事の黒木はたった一人の肉親である兄の死に不審な点を見つける。死の数カ月前に兄の前に現れ、そして姿を晦ました女。数々の男たちの死の陰には彼女の気配があった。彼女の名前は綾香―。綾香を知る人間から語られるのはまるで違う女の姿。彼女は天使か、それとも死神か。やっと綾香を追い詰めた黒木が見た本当の彼女とは。死の香りを纏った綾香の不思議な能力が彼女自身をも追い込んでいく。

最初は「白夜行みたいな話かぁー。何をどうしても白夜行にはかなわないでしょー」と思っていたんだけど、途中から話の内容が変わっていって、最後は何というか切ない終わり方になった。

よく「木乃伊取りが木乃伊になる」という言葉があるけれど、黒木刑事がまんまそのタイプ。
ちょっと理解できない。
もう少し警戒しそうなものだけど、何というか・・・綾香の魅力であるといったらそれまでなのか。
普通だったら「作り話?」と言いたくなるような、オカルトというか、深層心理的な話を
そのまーんますんなり受け入れる。
刑事にあるまじき男だな。
とりあえず、疑ってかかれよ。
自分を全うした黒木さんは幸せだったかもしれない。

ただ・・・前半の雰囲気からこの着地になると思わなかった私としては
読み終わってから混乱したままです(+_+)
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2017.07.15 (Sat)

「虚実妖怪百物語 急」 京極夏彦



虚実妖怪百物語 急 京極夏彦

妖怪研究施設での大騒動を境に、妖怪はなりを潜めていた。政府は妖怪殲滅を宣言すると、不可解な政策を次々と発表。国民は猜疑心と攻撃性に包まれていき、日本は危機的状況に陥っていった。妖怪関係者は富士山麓に避難するが、荒俣宏や榎木津平太郎は、政府の特殊部隊によって捕縛されてしまう。果たして平太郎らは、妖怪出現の謎、そして世界が殺伐としてゆく真の要因を突き止めることができるのか。魔人・加藤保憲、妖怪、軍隊、妖怪関係者が入り乱れた“大戦争”が始まる!

まぁ・・・頑張って読みました(笑)
前作に続きどうしても「内輪ウケ」的な感じが否めず。
物語的に成り立っているのかどうか??
首をかしげながら読みましたが。

やたらと「馬鹿」というフレーズが多いなぁーと思っていたら
最後の選ばれし馬鹿3人のところは思わず笑ってしまいました。
個人的にはレオ☆若葉は好きなキャラです。

ただ・・・なんなんだろう。
読み終わってもよくわかってない。
分かってないのは馬鹿だからなのか。
馬鹿じゃないからなのか。
08:15  |  京極夏彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.07.08 (Sat)

「大相撲殺人事件」 小杉健太朗



大相撲殺人事件 小杉健太朗

ひょんなことから相撲部屋に入門したアメリカの青年マークは、将来有望な力士としてデビュー。しかし、彼を待っていたのは角界に吹き荒れる殺戮の嵐だった!立合いの瞬間、爆死する力士、頭のない前頭、密室状態の土俵で殺された行司…本格ミステリと相撲、その伝統と格式が奇跡的に融合した伝説の奇書。

ってことで念願のです(笑)

でも、読んでみて思ったのが週刊誌の見出しじゃないけれど
BOOKデータベースが面白すぎた。
内容も面白いというかおかしいんだけど、
このbookデータベース書いた人えらいなーというくらい。

これ以上のものはないだろ~と。

でも、bookデータベース以外で笑ったのが、
ひょんなことから入門したくせに、あっさり幕内まで昇りつめ、
そして場所が始まったのに対戦相手がみんなその日に殺されて
しまって、結果的に14日連続不戦勝w
そんなワケで最初はマークが疑われたりしたんだけど、
まぁ当然犯人はマークではなく。

で、変なところでこだわっているのか本格推理なんだよね。
そのちぐはぐさにも笑ってしまいました。

物凄く弱くて万年幕下なのに、妙に出しゃばってくる
御前山がいい味だしてました。

05:00  |  その他か行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2017.06.30 (Fri)

「化学探偵 Mr.キュリー(6)」 喜多喜久



化学探偵Mr.キュリー 喜多喜久

四宮大学にアメリカから留学生が来ることになった。彼女は十六歳で大学に入った化学の天才エリー。沖野の研究室で天然素材「トーリタキセルA」の全合成に挑むことになるが、天才コンビ沖野&エリーにしても最終段階で合成に失敗してしまう。原因を調べていくと、大学内でのきな臭い事情が絡んでいることが見えてきて?シリーズ初の長編登場。

今回は長編だったのでのんびりと読むことが出来ました。
やっぱりその分物語も丁寧にできますしね~。
化学合成の図面なんて書かれても意味なんてひとつもわかりませんでしたが(笑)
この位置が違うことによって一体何がどう違うのか。
分かるわけがない。

胸キュンもなかったので多少残念な思いはしましたが、
舞衣の人望の厚さを知ることが出来ました。
そして沖野せんせーが結構こまめに動いてますね。
面倒くさがるのかと思っていたら案外そうでもなくて。
舞衣と当たり前のように行動するのが意外な感じでした。

ただねー、二見くんのことを考えると気の毒で。
結局そこかい。
人間関係かい。
そう思うとなんだかくだらないっていうか、しょうもない、っていうか
せっかくの実験なのになんだかなぁーと思ってしまいました。
17:00  |  喜多喜久  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.06.27 (Tue)

「虚実妖怪百物語 破」 京極夏彦



虚実妖怪百物語 

富士の樹海。魔人・加藤保憲の前に、ある政治家が跪いていた。太古の魔物が憑依したその政治家に、加藤は言い放った。この国を滅ぼす、とー。妖怪が出現し騒動が頻発すると、政府は妖怪を諸悪の根源と決めつけ、駆逐に乗り出す。世相は殺伐とし、民衆は暴力的となり、相互監視が始まる。妖怪専門誌『怪』関係者は、この異常事態の原因究明のため、村上健司らが入手した呼ぶ子を出現させる謎の石の研究を続けるが…。

小説かが実名で登場するシリーズ第二弾です。

でも、前作以上に内輪ウケ&内輪ネタが多くて読んでて疲れました。
結局なんだったんだろう・・・?

巨大ロボットを運転する荒俣宏さんしか記憶にない(笑)
っていうか、荒俣宏さんも京極さんとか水木しげるさん側の人だったみたいで・・・
そこは素直に「知りませんでした。すみません」と言おう。

とにかく妖怪を取りしまるんだね。
妖怪を擁護する人たちを国賊クラスの位置づけにして。
「妖怪評論家なんてとんでもない。逮捕しよう。処刑しよう」
とかなんとかかんとか。
妖怪やホラー小説を書いたりする小説家評論家が実名で登場するのですが、
妙にバカ騒ぎをしている感じにしか思えなくて。

私が小説に求めているのはそういう内輪ネタではないのです。
作家の書く小説は好きで読みたいのですが、
正直作家の私生活なんてなんの興味もないのです。

このシリーズは3部作のようなので残り1冊読みますが・・・
読んで疲れて終わりそうな気配はある(^^;)
でも読まないと図書館に行くたびに妙に気になって仕方ないから
読み切ります。
17:00  |  京極夏彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.06.22 (Thu)

「密室本能寺の変」 風野真知雄



密室本能寺の変 風野真知雄

上さまをもっともお慕いしているのは、この光秀であるー天正十年(一五八二)六月一日。織田信長は茶会を催すため、わずか三十人の警護を伴って京の本能寺に入った。そこに集まったのは信長に恨みを持つ公家や豪商ばかり。警護の増員を求める森蘭丸の進言を、「防備は城塞のごとくで、寝所は密室。誰も入れぬ」と聞き入れない信長。一方、明智光秀は、此度の京入りは状況を過信したしくじりと憂えていた。そして、信長が誰かに殺されるのをみすみす許すくらいならばわが手で、と挙兵を決意する。だが翌日、本能寺を取り囲んだ光秀は、信長がすでに殺害されたことを知る。いったい誰が?どうやって?恋敵ではあるが、切れ者の蘭丸は何をしていた?憤怒に包まれた光秀の犯人捜しが始まった!

・・・っていう「とんでも」な展開でありました。
「先に殺そうと思ってたのにっ!!」
ってことで地団駄踏んで悔しがる光秀です(笑)
「一体だれが殺ったんだ!?」
と、探偵役をやっておりました。

まぁそれは物語の後半なんだけど、前半がねぇー。
BLだった(´・_・`)

わたし、普段昼休みに本を読むのに。
織田信長と森蘭丸のご寵愛の様子を読まされても・・・( ノД`)
(まぁ史実通りなのだろうが)

しかし、そういえばわたしは森蘭丸についてほとんど知らなかったのだけど、
この「本能寺の変」で死んでたのかー。
しかも18歳。
気の毒に。

・・・いろいろな意味でも。

そうか。「はいからさんが通る」の蘭丸はこの森蘭丸からきてたのか。
と、今日ようやく気付きました。

この「とんでも設定」ではありましたが、織田信長が困った人であって、
躁鬱の気が激しくて、いろいろと家来泣かせであったっていうのは
どの本を読んでも一緒みたい。
05:00  |  風野真知雄  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑
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