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2021.04.08 (Thu)

「救済のゲーム」 河合莞爾



救済のゲーム 河合莞爾

全米オープンの18番ホールで、ピンフラッグに串刺しとなった死体が発見された。その姿は、インディアン虐殺にまつわる不吉な伝承「神の木の祟り」そっくりだった。痕跡を残さず消えた犯人、連続する串刺し事件……。天才プロゴルファーが、ついに辿りついた切なすぎる真相とは。ゴルファーたちの名誉と誇りが輝きを放つ傑作。

今まで読んだ河合作品とはちょっと違って、外国の人が主人公の話。
ゴルフは若いときに少しだけやったことあるからわかるよっ(・∀・)
ついでに、センスが全然ないこともわかったよ(・∀・)!!
ドライバーがど下手で悲しくなった思い出が・・・(T_T)

ゴルフっていうのは紳士のスポーツってことなので、こういう事も起きたのかなぁ
なんて思ったけど。
唯一審判のいないスポーツだそうです。
紳士はズルをしないってことですね。

ジャックとティムの掛け合いが面白いのと、刑事とジャックの掛け合いも面白かった。
ミステリーとしてはそれほど驚きもないながらも、
犯人の行動には・・・「げーーーーっ」という切ない(←語彙?)気持ちも湧きました。
08:41  |  河合莞爾  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2021.03.16 (Tue)

「弁護側の証人」 小泉喜美子



弁護側の証人 小泉喜美子

ヌードダンサーのミミイ・ローイこと漣子は八島財閥の御曹司・杉彦と恋に落ち、玉の輿に乗った。しかし幸福な新婚生活は長くは続かなかった。義父である当主・龍之助が何者かに殺害されたのだ。真犯人は誰なのか?弁護側が召喚した証人をめぐって、生死を賭けた法廷での闘いが始まる。「弁護側の証人」とは果たして何者なのか?日本ミステリー史に燦然と輝く、伝説の名作がいま甦る。

再読です。
この話も最初はわたし、すっかり騙されていたんだけれど、
人によっては全く騙されない人もいます。

その通りに読んで、「何がどんでん返しなの?」と聞く人もいた。
その都度、「なんてわたしは素直なんだ。」「騙されないようにしよう」と
思うんだよね。詐欺とか気を付けよう。

仕掛けが簡単な分、2~3回と読む分にはあまりお勧めできない
気もするんだけれど、ミミイと結婚した杉彦は本当に最悪で。
っていうか、杉彦と結婚しようと思うミミイもどうかと思う。
ここまでクズだと。

「わたしがいないとダメなんだから。なんとかわたしの力でこの人を
更生させたい。」

なんて絶対ないなと思った。
クズはどこまで行ってもクズ。
05:00  |  その他か行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2021.02.14 (Sun)

「過ぎ行く風はみどり色」 倉知淳



過ぎ行く風はみどり色 倉知淳

亡き妻に謝罪したいー引退した不動産業者・方城兵馬の願いを叶えるため、長男の直嗣が連れてきたのは霊媒だった。インチキを暴こうとする超常現象の研究者までが方城家を訪れ騒然とする中、密室状況下で兵馬が撲殺される。霊媒は悪霊の仕業と主張、かくて行なわれた調伏のための降霊会で第二の惨劇が勃発する。名探偵・猫丸先輩が全ての謎を解き明かす、本格推理小説の雄編!

再読~。
これは猫丸先輩モノで最高傑作だと思う。
印象深い仕掛けだったので覚えていたのですが、
確か・・これがこうでこうだった。と思い出しながら読みましたら
その通りなのですが、そこに「日本人特有のあいまいな表現」に
よって生じてしまった事柄とかね。

よく考えてみるとこの後も猫丸先輩ものを何冊か読んだけれど
これだけ長編なんだよねー。
そのせいか、ものすごく面白いの。

いつもふざけてばかりの猫丸先輩がしっかりと推理し、
真面目に話をする。
シリーズファンからするとたまらないかも。

最後の殺人事件のトリックなんてものすごくスマートで
これはものすごくアリだなぁーと。
1番目は普通だけれど、2番目の殺人のトリックとか
かなり無理がある気がするんだけれど、3番目の殺人の
仕掛けはものすごく綺麗だったんだよねー。

そして、前回も書いたけれど成一の家でもめてる問題が
あまりにも特殊で、そこで猫丸先輩が言う

「お前さんの家は金曜スペシャルかよ」

という一言がものすごく昭和で懐かしい(笑)
16:24  |  倉知淳  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2021.01.16 (Sat)

「月下美人を待つ庭で 猫丸先輩の妄言」 倉知淳



月下美人を待つ庭で 猫丸先輩の妄言 倉知淳

猫丸という風変わりな名前の“先輩”は、妙な愛嬌と人柄のよさで、愉快なことには猫のごとき目聡さで首をつっこむ。そして、どうにも理屈の通らない出来事も彼にかかれば、ああだこうだと話すうちにあっという間に解き明かされていくから不思議だ。悪気なさそうな侵入者たちをめぐる推理が温かな読後感を残す表題作や、電光看板に貼りつけられた不規則な文字列が謎を呼ぶ「ねこちゃんパズル」など、五つの短編を収める。日常に潜む不可思議な謎を、軽妙な会話と推理で解き明かす連作短編集。

【目次】(「BOOK」データベースより)
ねこちゃんパズル/恐怖の一枚/ついているきみへ/海の勇者/月下美人を待つ庭で


15年ぶりの新刊だってー。猫丸先輩。
永遠の30代(笑)
時代がIT化になってもどこ吹く風。
相変わらず猫丸先輩は猫丸先輩です。

しかし、愛煙家ではあったようですが、時代とともにタバコは咥えるだけになりました。
火はつけません。

「恐怖の一枚」と「ついているきみへ」は面白かったなぁ。
今回はハッキリと事件を解決するスタイルではなくて、
他の人が話をしているのを近くで聞いていた猫丸先輩が
話しに加わって謎を解決します。

しかし・・・表題作・・・そういうこともあるのか???
猪苗代さんの話は怖すぎますが、そういうことも
ありそうな今の世の中。

久々の猫丸先輩の新作に嬉しくなったので、過去作品も再読しよう。
06:16  |  倉知淳  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2021.01.10 (Sun)

「疑薬」 鏑木蓮



疑薬 鏑木蓮

「母親の失明の原因を知りたくないか」ある日、雑誌記者の矢島から不穏な誘いを受けた生稲怜花。東大阪で居酒屋「二歩」を営む育ての父・誠一、母の怜子と3人で明るく暮らしていた彼女に戦慄が走る。10年前、高熱で生死の境をさまよった母は、入院先の病院で新薬を処方され、なんとか一命を取り留めたものの、視力を失ってしまったのだ。-お母ちゃんの目が見えへんようになったんは、新薬のせい?原因は副作用なのか、医療ミスなのか。閉ざした過去と向き合い、真相を追う怜花だったが…。

怜花を軸にして話が進むかと思いきや、途中で良治が軸になったり・・・
うーん。ちょっと安定しなかったかなー。
そのせいで、話があっちいったりこっちいったり。
特にあの看護師3人はなんだったんだろう???
彼女たちの行動がものすごく不審だった。

不審といえば雑誌記者もまたイマイチな行動だし。
振り返ると行動が変な人ばかり。
まぁ・・・薬は怖いよね。っていう話なのかな。
しかし・・・多少の副作用っていうのは覚悟してるよね。
頭痛だったり、お腹痛くなったり。
でも、失明っていうのは想像しないからやっぱり怖い。
小説の話だけであってほしいです。
10:21  |  鏑木蓮  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2021.01.07 (Thu)

「時限」 鏑木蓮



時限 鏑木蓮

枯山水を望む老舗呉服屋の別邸で、若い女性の首吊り死体が見つかった。京都府警五条署の片岡真子は、遺体の首筋に不可解な扼殺痕があると知り捜査を始める。遺留品と女性の過去から容疑者が絞られていく中、真子はある“時限”に挑まなければならなかった。女性刑事の情熱に絆されるカウントダウン・サスペンス。

片岡真子シリーズの1作目。
2作目から読みましたので(それでも問題なし)、楽しみにしてました。
単行本のタイトルが「エクステンド」。
文庫のタイトルが「時限
違いすぎる。

個人的には読んでイメージとして持ったのが「エクステンド」の方がいいなと。
時限」ってなんだろ?と
まぁ時効が近づいているってことなんだけれど。

花街で生まれ育ったので、京言葉が出てきてほんわかしちゃいます。
刑事なので、物騒ではあるんだけれどね。
2作目ではほぼ登場しなかった真子曰く「スカンタコ」である高藤は
真子の京言葉を直させようとするんだけれどね。

ラストの真子の啖呵はカッコよかったし
その通りだと思う。それでもってもっとこのシリーズ読みたい。
09:48  |  鏑木蓮  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.12.30 (Wed)

「マトリョーシカ・ブラッド」 呉勝浩



マトリョーシカ・ブラッド 呉勝浩

神奈川県警に匿名の電話があり、夜勤の彦坂刑事は陣馬山に駆けつけた。五年前に失踪した男の遺体が山中から発見される。白骨化した遺体の傍らにはマトリョーシカが埋められ、透明の液体の入った瓶が入っていた。被害者は5年前、新薬の副作用で患者を死亡させたと糾弾されていた大病院の元内科部長・香取だった。そして第二の殺人事件の現場にもマトリョーシカが。その意味は?白い衝動』で第20回大藪春彦賞を受賞した著者が贈る、書下し警察小説。

神奈川県警と警視庁と・・・と、最初はよく分からなかったんだけれど、
物語も中盤になり、彦坂と六條、辰巳が3人で行動するようになってからは
が然面白くなりまして。一気に読み終わりました。

真相がとんでもなかったっていうのもありますが、
これはちょっと想像以上だった。
怖いと思うくらい。

あの人は本当の意味での真犯人の意図を知らなかったんだなーと
思うとそれはそれで切ない。

正統派の警察小説という印象でしたが、たまにこういう本を読むのも
悪くないなーと思いました。

しかし、真相の衝撃に今でも「はわわわ・・・」となってる最中ですが。

08:36  |  呉勝浩  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.12.08 (Tue)

「夜の向こうの蛹たち」 近藤史恵



夜の向こうの蛹たち 近藤史恵

小説家の織部妙は順調にキャリアを積む一方、どこか退屈さも感じていた。そんなある日、“美人作家”として話題の新人、橋本さなぎの処女作に衝撃を受ける。しかし、文学賞のパーティで対面した橋本の完璧すぎる受け答えに、なぜか幻滅してしまう。織部の興味を惹いたのは、橋本の秘書である初芝祐という女性だった。初芝への気持ちを持て余す織部は、やがて「橋本さなぎ」の存在に違和感を抱くようになる。その小さな疑惑は開けてはならない、女同士の満たされぬ欲望の渦への入り口だった……。「第13回エキナカ書店大賞」受賞作家の最新作。

何っていうかなぁ。
主人公がレズビアンという・・・
あまり普段私が読まないような嗜好の人が主役だったので戸惑った。
でも、読んでみると面白いんだよね。
何というか・・・心理戦というか。
主役が小説家と言うこともあってか、深層心理を探るのが上手なのか。

女性だからこそって言ったらアレか?
しかし、私も女だからこういう書き方許してねん。

特に速水。
人の懐に入るのが上手なんだよね。
美味しい食べ物って言うのは人を無防備にさせるっていうか
警戒心を減らすにはもってこいなんだろうなぁー。

そんなことを思いながら、「手作りポテトチップス」作るのも
いいなと思ったりして(笑)
09:12  |  近藤史恵  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.12.04 (Fri)

「甘い罠 小説 糖質制限食」 鏑木蓮



甘い罠 糖質制限食 鏑木蓮

美人料理研究家・水谷有明(みずたに ありあ)は、大手スーパーチェーンの社長・城田洋(しろた ひろし)から、全国的に展開する和食レストランのメニュー監修を依頼された。キャリアアップを狙う有明にとって大きなチャンスだった。しかし、父親の糖尿病発症で食事療法「糖質制限食」を知り、炭水化物を中心とした和食メニューに疑念を抱くようになる。そんな有明の前に、主食を転換することの危険性を説く城田の理想が立ちはだかった。
人類は何を食べてきたのか、主食とは何か、さらに文化を築いたものとは。人類史の謎に挑む「食」のミステリー。


ミステリーではなかった。
表紙はよく見ると「米つぶ」です。

主役の有明は少し人に影響されすぎと思った。
最初は日本酒も米も美味しい美味しいって食べてたくせに、
自分の父親が糖尿病⇒糖質制限ダイエット⇒みるみる内に痩せて健康に。
・・・となったら自分も糖質制限しだして・・・

今も普通にある「糖質制限ダイエット」
いや・・分かるんだけどね。
でも、これって結構大変で・・・
いつになったら炭水化物摂る??
永遠に摂らないのかなー。

牛や豚だって、エサはとうもろこし⇒炭水化物。
やっぱり人は炭水化物なしでは・・・と、思うんだよね。
ただ、人工的な甘味を摂り過ぎているのも事実だとは
思います。コンビニとか手軽すぎてついチョコを・・・(--;)

「糖質制限反対!」なんて謳うのは実は私の家が米農家(兼業)
だからかもしれないけれどね。
と、いろいろ考えさせられた1冊でした。
13:15  |  鏑木蓮  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.11.23 (Mon)

「京都西陣シェアハウス」 鏑木蓮



京都西陣シェアハウス 鏑木蓮

死亡事故を起こした元自動車販売会社の営業マン、不倫相手のために犯罪寸前のOL、過去の恋愛を隠し続ける老人…。京都西陣のシェアハウスに住む“ワケあり”住人たちに救いの手をさしのべるのは、就活中の女子大生・有村志穂。ズケズケと住人たちの心に踏み込む志穂のお節介は、吉と出るか凶と出るかー。

【目次】
泣いた雛人形/でんでん虫/ムーンライト・セレナーデ


正直、この有村志穂っていう人は苦手だ。
ちょっと私の年代からしたら受け入れられないくらい図々しいと
思ってしまう。
結果オーライになったものの・・・

就職試験を77回も落ちたのも、志穂の言動がまた原因だし。
うーん。
読んでてちょっと大変でした。

最初にズケズケと相手の懐に入り、傷をつけ、
そしてその傷をえぐりだし、解決っていうスタイルなんだけど・・・
読んでるとキツいですね(笑)
15:39  |  鏑木蓮  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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