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2017.08.19 (Sat)

「ダブル・ミステリ 月琴亭の殺人/ノンシリアル・キラー」 芦辺拓



ダブル・ミステリ 月琴亭の殺人/ノンシリアル・キラー 芦辺拓

表から始まる渾身のフーダニット。裏から始まるトリッキーなサスペンス。袋とじの解決篇に、ただ瞠目せよ!

表から読むと「月琴亭の殺人」が読めて、裏から読むとブログ形式の「ノンシリアル・キラー」が読める。
で、真ん中に袋とじの解決編。

面白かったのですが・・・なんというか、やり方(犯人のね)に納得いかず、
読み終わった後に「うーん」「うーーん」と唸ってしまいました。

「ノンシリアル・キラー」のほうは納得なのよ。
犯人についても殺害方法(?)についても。
裏からで横書きの書き方だったから、ケータイ小説みたい?
大丈夫??と思いましたが読んでみると「ブログ形式」という設定だったので
いつもどおり(?)で読みやすかったです。


月琴亭のほうがなんか・・・「なんでそうなるの??」という感じで
もう一回解決編読んだほうがいいかも。

でも、あの判事が表と裏ではこうも人格が違うのかとそっちも不思議でした。

しかし・・・新島ともかは可愛いなぁー。
いつまで経っても年を取らずうらやましい限りです(笑)
05:00  |  芦辺拓  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.08.13 (Sun)

「ライプツィヒの犬」 乾緑郎



ライプツィヒの犬 乾緑郎

気鋭の劇作家内藤岳は、知己を得た世界的劇作家ヘルムート・ギジに師事するため、ドイツに渡った。ギジは冷戦時代、旧東ドイツで体制を批判するシェイクスピアの翻案作品で名を馳せていた。その彼が、三十年ぶりに『ロミオとジュリエット』の翻案『R/J』を執筆中というニュースは世界を驚かせ、原作と翻案が同時上演されることに。だが、新作の完成を待つ中で進む原作舞台の稽古中、女優が重傷を負う事故が発生。直後、ギジが新作原稿とともに姿を消した。岳はルームメイトで演劇研究家の桐山準と協力、ギジの足跡を辿り、やがて彼の経歴から消された闇を知ることに…。

最近この手の本を読んでないのでとても面白く読みました。
読みながら、宮本輝さんの「オレンジの壺」を思い出したよー。
たぶん、全然違うと思うんだけど。ただなんとなくです。

この手の本が大好きなのでむさぼるように読みましたが、
最後になって混乱した。
身内?
結局は身内??

主人公の岳は最初はもう少し骨のある人かと思っていたんだけど、
全く違うし。
現代的といわれるとそのとおりなのかな。
すごく「自分」がないんだよね。
本文では「自分しか愛せない人」と書いてましたが、
そういう感じなのかな。ちょっと違う感じがしたけれど。

読んでる間はすごく入り込んで読んだけど、
こうして感想を書くとき・・ちょっと言葉に困るのはなんでだろう。
05:00  |  その他あ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.08.11 (Fri)

「錆びた太陽」 恩田陸



錆びた太陽 恩田陸

立入制限区域のパトロールを担当するロボット「ウルトラ・エイト」たちの居住区に、国税庁から派遣されたという謎の女・財護徳子がやってきた。三日間の予定で、制限区域の実態調査を行うという。だが、彼らには、人間の訪問が事前に知らされていなかった!戸惑いながらも、人間である徳子の司令に従うことにするのだが…。彼女の目的は一体何なのか?直木賞受賞後長編第一作。

相変わらず設定は不思議ちゃんなんだけど、そこはもう慣れたのでスルー。
立ち入り制限区域をパトロールするロボットなんだけど、なんというか・・・
1体1体のロボットの名前が、太陽にほえろの刑事の名前。

そういう小ネタが随所にありまして、テーマは重いんだろうけれど
なんとなく「恩田さん、書いてて楽しかったんだろうなー」と
思わずにはいられない。

テーマは重いんです。
どうやら3.11の後に構想を思いついたようで、
使用済み核燃料とかそういう言葉も登場しますので、
テーマは重い・・・はずなんだろうなー。

小ネタが多すぎてなんだか分からなくなってきましたし。

ロボットとという割には、意思があるんだよね。
そこが読んでて不思議でした。
全くのサイボーグとは違う。
考えることが出来たり、驚くことができたり。
そういうロボットです。

で、お約束のオネエ言葉をしゃべるおっさん(型ロボット)もいました。
名前は「デンカ」です。
私の脳内は小野寺昭さんが浮かんでましたよー。
10:58  |  恩田陸  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.08.05 (Sat)

「玉依姫」 阿部智里



玉依姫 阿部智里

生贄伝説のある龍ヶ沼と、その隣にそびえる荒山。かつて、祖母が母を連れて飛び出したという山内村を訪ねた高校生の志帆は、村祭りの晩、恐ろしい儀式に巻き込まれる。人が立ち入ることを禁じられた山の領域で絶対絶命の志帆の前に現れた青年は、味方か敵か、人か烏かー

エピソード0的な物語・・・らしい。
今まで読んでたんだけど一番謎多き話でした。
一気に読めば流れもつかめるのかなぁー。

「あぁ・・このカラス知ってる」と思うんだけど、
どの話に登場した誰なのかわかってなくて(^^;)
なんか自分で勿体ないなぁーと思いながら読みました。

この話で怖かったのは、化け物みたいな「山神」でもなく、「カラス」でもなく、
「猿」でもなく、「英雄」でもなく、人間の伯父一家でした。
こういうの読むと人間が一番怖いねーー。
必死なのは分かるんだけど、他人の命なんて本当にどうでもいいんだねー

どうやら次でこのシリーズ第一部(←第一部って??)完結らしいです。
へぇーーーどうやって締めくくるかな。
楽しみです。
と思うと怖かった。
08:21  |  阿部智里  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.07.24 (Mon)

「空棺の烏」 阿部智里



空棺の烏 阿部智里

八咫烏の一族が支配する世界山内で、宗家を守るのは山内衆と呼ばれる上級武官。勁草院という養成所で厳しい訓練がほどこされ、優秀な成績を収めた者のみが護衛の栄誉に与る。平民の茂丸、下人の千早、大貴族の明留、そして武家の雪哉。生まれも育ちも異なる少年たちは、勁草院の過酷な争いを勝ち抜き、日嗣の御子を護る武人になれるのか…?「八咫烏シリーズ」第四弾。

相変わらず前作を覚えてないのですが、前作の感想が2014年12月ということで
私のテキトーな記憶力では仕方ないことと理解(笑)
雪哉という名前や烏であるという設定はもちろん覚えているものの、

なんでいきなり学校に入ったんだろう・・・?
しょっぱなから首かしげました。
で、明らかに寮で先輩と同室で・・・

でも、それもこれも実はしっかりと仕組んでいたとかww
凄いなぁー。
それも若宮さまを守るためなんですっ!!

ってことなのか。

茂丸がとても性格がよく、なんというか・・・こんな大変なところで
一粒の清涼剤と言ったところかな。
体は大きいみたいですが(^^;)

読むたびにスケールが大きくなっていっているこのシリーズ。
うーーん。ちゃんと着地してくれるのか。
今回、読んで一番心配したこと。
きちんと終わらせてほしいわー。
05:00  |  阿部智里  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.07.04 (Tue)

「機長、事件です!」 秋吉理香子



機長、事件です! 秋吉理香子

冷静沈着、超絶美人。敏腕機長にして名探偵ー。“キャプテン・ディテクティブ”氷室翼、登場!事件多発の「東京ーパリ国際線」。クルーたちは無事帰還することができるのか!?とびきりポップなトラベル・ミステリ!

【目次】(「BOOK」データベースより)
氷の女王/クリニャンクール事件/修道院の怪人/機上の疑惑


本編云々よりも、ラストの

「この本を執筆するにあたり、パイロットである両親と姉から多くの助言と指導を受けました」

と、書いているのを読んだら本編も何もかも吹っ飛んだ(笑)

パイロット一家なの??
どんだけエリート???
普通に驚いた。
っていうか、下手なミステリ読むより驚く。

本編は私的にはイマイチでした。
氷室翼キャプテンがいかにもーーーーーなキャラで。
こういうキャラ少し飽きました・・・(´・Д・)
そして気の弱そうな治郎。
あぁーーーーありがちだーーーー!!!

でも気づけば飛行機・・・20年近く乗ってないですね。
友達の結婚式に羽田に行ったくらいです。
海外にも行ったことがないので、いくら小説とはいえ
スリとかなんかリアルだった。
05:00  |  秋吉理香子  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.06.26 (Mon)

「降りかかる追憶」 五十嵐貴久



降りかかる追憶 五十嵐貴久

同僚の真由美のひと言から、社長の金城と玲子に因縁めいた過去があることを知る雅也。そんな折、女子大生の依頼でストーカーの捜索と彼女の身辺警護に携わる。だが、消息は掴めず、やがて、事態も収束かと思われたその矢先、彼と任に当たっていた玲子が姿を消す!そして明らかになる金城たちの過去とは…!?仲間のために探偵社のメンバーは街を駆ける!シリーズ第三弾。

南青山骨董通り探偵社の第三弾。
主人公にイラつくのは毎回のことだけど、話としては面白かったです。

でもね!本当に主人公がアマアマの性格で、読んでて「ぶん殴りたーい」と毎回思う自分のどす黒い心(笑)
しかもまだ働いて2か月だったのか。
そうか・・・まだそんなもんだったのか。

しかも、酒癖悪いし。
酔っ払ってて記憶失くして、同僚の真由美の家で全裸で寝てる(驚)
何を求めているのかどうしたいのか。
まぁ新人であることには変わりなく。

今回の話はストーカー絡みの話だったんだけど、
ラストがちょっと意外な展開で驚きました。
話は面白かった。
こういう終わり方になるのかー。

井上が一人前になるまであと何冊??
05:00  |  五十嵐貴久  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.06.16 (Fri)

「届け物はまだ手の中に」 石持浅海



届け物はまだ手の中に 石持浅海

楡井和樹は恩師・益子の仇である江藤を殺した。しかし、まだ終わっていない。裏切り者であるかつての親友・設楽宏一にこの事実を突きつけなければ、復讐は完結しないのだ。設楽邸に向かった楡井は、設楽の妻、妹、秘書という三人の美女に迎えられる。息子の誕生パーティーだというのに、設楽は急な仕事で書斎にいるという。歓待される楡井だが、肝心の設楽はいつまで経っても姿を見せない。書斎で何が起こっているのかー。石持浅海が放つ、静かなる本格。

面白かったです。
石持さんの本って妙に「閉鎖的」な本が多いよねー。

ずっと同じ場所でディスカッションしてるっていうか。
結構回りくどいんだよねー。
でも、この本は妙にスリリングで面白く一気読みしました。

主人公の楡井も「俺は復讐を果たしたんだ!どうだ!!」って江藤の生首持って設楽邸に行ったはいいんだけど、本人に会えないし、家族は妙に怪しい雰囲気を出してるし。
「なんなの??設楽は何かに巻き込まれてるの??」と気になって仕方なかった。

オチは私にとっては意外で「あれーーー??そういうことーーー??」と驚きました。
このラストを何と思うか。
人によって違うと思います。

ラストも個人的にはビックリで。
やっぱり女の人っていうのは強いのかと妙に感心しました(笑)
05:00  |  石持浅海  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2017.06.15 (Thu)

「はなとゆめ」 冲方丁



はなとゆめ 冲方丁

なぜ彼女は、『枕草子』を書いたのかー。28歳の清少納言は、帝の妃である17歳の中宮定子様に仕え始めた。華やかな宮中の雰囲気になじめずにいたが、定子様に導かれ、その才能を開花させていく。機転をもって知識を披露し、清少納言はやがて、宮中での存在感を強める。しかし幸福なときは長くは続かず、権力を掌握せんとする藤原道長と定子様の政争に巻き込まれて…。清少納言の心ふるわす生涯を描く、珠玉の歴史小説!

数年前に新聞小説で読んではいたんだけど、今回かりんトウさんからお借りして読んで~

「あれ?」

と、思ったら加筆修正あったみたい。
「文庫化にあたって」って書いてたけど、もしかしたら単行本の時も加筆修正あったのかなー。
なんか・・・中宮定子が割とあっさり亡くなっていたような。
でも、こういう場合って新聞読んでた時のインパクトが強くて自分の中で物語出来上がってたりするんだよね。
実際の加筆はここじゃなかったみたいな(笑)

それにしても中宮定子は可愛らしくて聡明な女性だったんだなーと。
ただただそれだけです。
清少納言を虜にし、枕草子を書くきっかけになった人。

枕草子は今でいうところのエッセイだったりブログだったり。
結構好き勝手書いていたようです。
それも「中宮様に笑ってもらいたい」という意味で書いているので当然と言えば当然のよう。

で、この本って解説もまたいいんです。
この時代の背景などがあって、枕草子が世に広まって
「あの時代はいい女房がたくさんいたんだね」
って言われ、その次の時代を生きた紫式部がかなり腹を立ててたとか(笑)

解説込みで読むと面白さ倍増です。
05:00  |  冲方丁  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.06.13 (Tue)

「魅入られた瞳」 五十嵐貴久



魅入られた瞳 五十嵐貴久

正式に探偵社に入社した井上雅也。だが、地味な仕事続きで不満気味。そんな折、社長の金城から任されたのは、商社マンの美しき妻・志津恵をクリニックへ送迎することだった。渋々引き受けた雅也だったが、一目で彼女に魅了される。着々と仕事を進める中、送迎車の消失や謎の男からの暴行など予期せぬ事態が起こる。探偵社の面々を待つ驚愕の真実とは!?シリーズ待望の第二弾!

南青山骨董通り探偵社2 で、ございます。
シリーズものなのですが、そういえばそうだった。こういう人たちだったー。
と、振り返り振り返り読んだのですが・・
主人公の何というか、この性格・・・とても嫌いです。

探偵にどんな夢と希望を抱いているのかは謎ですが、
このちんちくりんな男の成長を描くシリーズなのだろうか。
だとしたら・・・あと20冊くらいでないと成長できないんじゃないか・・・?

前の職場のまりあが可愛いんだよねー。
食べ盛りのオタク。
で、変なアプリを作る。
そのアプリが井上を助ける。
007のQのようでかわいいんです。
05:00  |  五十嵐貴久  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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