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2017.03.15 (Wed)

「許されようとは思いません」 芦沢央



許されようとは思いません 芦沢央

かつて祖母が暮らしていた村を訪ねた「私」。祖母は、同居していた曾祖父を惨殺して村から追放されたのだ。彼女は何故、余命わずかだったはずの曾祖父を殺さねばならなかったのか…究極の選択を迫られた女たちの悲劇を、端正な筆致と鮮やかなレトリックで描き出す、ミステリ短篇集の新たなるマスターピース!磨き抜かれたプロットが、日常に潜む狂気をあぶりだす全5篇。

【目次】
許されようとは思いません/目撃者はいなかった/ありがとう、ばあば/姉のように/絵の中の男


最後にどんでん返しが来るという・・・
最近ではそう珍しくもないパターンです。

なので、どんでん返し以外のところでどのくらい面白く読ませるかなのよねー。
読書メーターを読むと表題作→「許されようとは思いません」が評価いいです。
祖母の気持ちを思うとなんというか、切ないところですが。

祖母つながりでばあばと杏ちゃんの話が結構好きでした。
分かりやすいので。
結局は年賀状の写真がデブなのよね。
しかし、写真はできている。母親はデブのころの杏ちゃんでも娘なのでかわいい。
そりゃー母だしねー。
でも、杏ちゃんはもう子役なのです。芸能人なのです。
このデブの年賀状を使われないために・・・そういう考えでの物語なのかと思うと面白かった。

「目撃者はいなかった」はタイミング悪いよね。
自分で始末しようとは思うけれど・・・
結局はそうなってしまう。
なんというか・・・自業自得とはいえ気の毒であります(^^;)
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2017.03.14 (Tue)

「三毛猫ホームズの闇将軍」 赤川次郎



三毛猫ホームズの闇将軍 赤川次郎

平凡な会社員・沖野のぞみが、アパートの外で拾ったゴミ袋を持ち帰ると中には一億円が!一年後、その大金で起業し成功を収めた彼女。だが、謎の人物からの脅迫電話が引き金となり、都知事候補の殺害などの異変が周囲で続発。晴美の友人の死をきっかけにのぞみと知り合った片山兄妹とホームズは、一連の事件の鍵を握る“闇将軍”の陰謀を暴けるか!?国民的大人気シリーズ!

時間外に出されていた誰かのゴミ袋をいったん自分の家にあずかろうと持って行って中身を見たら一億円入っていたという。
すんごい展開から物語は始まります。

で、天使ちゃんが頭をよぎるもあっという間に悪魔が顔を出し(笑)
使い込んで自分の店を出す。

その店が「クッキー専門店」

えーーー!?Σ(゚д゚|||)

クッキー専門店でそんなに大当たりするかな?
どんだけおいしいクッキーなのか?
ちょっとクッキーがあまりにも意外で首かしげたまま物語は続いていきます。

片山さんたちが今は一体何歳になっているのか想像もつきませんが、
物語上、1年の時が流れます!!!!!
これはすごい!!!

でも相変わらず片山さんは片山さんだし、石津さんは石津さん。ホームズはホームズ(笑)
ただ・・・ケータイ持ち出してますね。この方たち・・・
そして拳銃はみんな持ってるわ、人はたくさん死ぬわ、なんというか・・・
血みどろの展開でした(笑)
片山さんよく無事だったわねー(いろいろな意味で)

でも面白かったです。
なんだかんだと突っ込みつつ、大好きなシリーズなので。
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2017.03.13 (Mon)

「十二人の死にたい子供たち」 冲方丁



十二人の死にたい子供たち 冲方丁

廃業した病院にやってくる、十二人の子どもたち。建物に入り、金庫を開けると、中には1から12までの数字が並べられている。この場へ集う十二人は、一人ずつこの数字を手にする決まりだった。初対面同士の子どもたちの目的は、みんなで安楽死をすること。病院の一室で、すぐにそれは実行されるはずだった。しかし、十二人が集まった部屋のベッドにはすでに一人の少年が横たわっていた。彼は一体何者なのか、誰かが彼を殺したのではないか。このまま計画を実行してもいいのか。この集いの原則「全員一致」にのっとり、十二人の子どもたちは多数決を取ろうとする。俊英・冲方丁がデビュー20年目にしてはじめて書く、現代長編ミステリー!性格も価値観も環境も違う十二人がぶつけ合う、それぞれの死にたい理由。彼らが出す結論はー。

好きだー。
面白かった。

自殺願望のある子供たちが集団自殺すべく集まったんだけどそこにある予定外の死体。
「この死体はなんだ?」ってことでこれから死ぬ予定の12人はモメる。
この死体の謎を解くまでには死ぬに死ねないという人と
そんなのはどうでもいいからさっさと死のうという人と。

私だったら死ぬために行っているから「さっさと死のうよー」と思うけど
まぁ展開は読める話ではありながら、それでもとても面白く読みました。

「ヘルペス」いいよねー。
マイというかなり今どきのおバカちゃんなんだけど、
バカはバカなりに鋭いところを突くというか・・・
マイが一番印象的でした。

ヘルペスをバカにするんじゃないってことです。

12人がそれぞれ個性的で最初は混乱してましたが、
途中からはしっかりと区別もつきましたので楽しく読みました。

08:50  |  その他あ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.03.03 (Fri)

「赤い博物館」 大山誠一郎



赤い博物館 大山誠一郎

企みを、看破せよー!キャリアながら“警視庁付属犯罪資料館”の館長に甘んじる謎多き美女と、一刻も早く汚名を返上し捜査一課に戻りたい巡査部長。図らずも「迷宮入り、絶対阻止」に向けて共闘することになった二人が挑む、難事件。予測不能の神業トリックが冴え渡る、著者初の本格警察小説!!

【目次】(「BOOK」データベースより)
パンの身代金/復讐日記/死が共犯者を別つまで/炎/死に至る問い


単独で読んだのは初めまして。
アンソロジーではあったみたい。

何十冊か読んでるとこういう女性キャラ登場するよなー。
瀬在丸紅子系というか、櫻子さん系というか・・・

もう終わった事件、もしくは迷宮入りしてしまった事件の調書や証拠品で事件を解決する。
どんだけ優秀なんだー。
続きありそうだけどどうなんだろう??
気になりますね。

館長がいかにも意味ありげなことをいうもので・・・
「続く?」
なんて思った。
掃除のおばちゃんとかとてもいい味だして楽しいです。

事件はさすがに迷宮入りするだけのことはある(笑)
どれもこれもかなり細かい!!
「復讐日記」なんかはかなりこだわりがあって好きかも。
「こうくるのか!」
日記というスタイルだからこそできるトリックです。はい。
05:00  |  その他あ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.02.25 (Sat)

「ストロベリーライフ」 荻原浩



ストロベリーライフ 荻原浩

農業なんてかっこ悪い。と思っていたはずだった。イチゴ農家を継げと迫る母親。猛反対の妻。志半ばのデザイナーの仕事はどうする!?夢を諦めるか。実家を捨てるか。恵介36歳、いま、人生の岐路に立つ!

読み終わって「もう少しダンナを手伝わなくちゃ」と反省しました(笑)
我が家も出荷はしてないけどイチゴは植えているのです。
100%ダンナに任せてて、ワタクシigaigaがすることと言えば、
朝、畑にいって収穫をし→食べる。以上(。・ω・。)

あぁーーーものの見事に自己嫌悪に陥った(笑)
でも、この本はうまくいきすぎーーー。
まぁ小説なのでよろしいのですが、「出荷する」という前提で農業をするのは本当に大変だと思う。
こっちでも東京とか都会からわざわざ農業やりにくる20代の人とかいるんです。
素晴らしいと思う。
そういう若い発想が必要なんだろうなと思います。

手をかければかけるほど育つし、うん。
書いてあることはわかる。
実際大変だよねーーー。
このままじゃダメだ。わたし。
もう少し頑張らないとっ。

そう思ってしまった1冊でした(^^;)
17:13  |  荻原浩  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.02.16 (Thu)

「風歌封想」 綾崎隼



風歌封想 綾崎隼

拝啓、舞原和颯様。風の便りであなたのことを聞きました。8年前に別れた恋人に一目会いたい。夢に破れ、長く陰鬱な後悔の時を経て30歳になった彼女は、節目の年に開催された同窓会に出席する。かつての恋人との再会は叶わなかったものの、友人に促され、彼女は想いを手紙に託すことにするのだが…。きっと、誰にだって忘れられない恋がある。往復書簡で綴られる『風』の恋愛ミステリー。

何年か前までは高校生だったこの人たちがいつの間にか30歳になっている。
30歳・・・
なんか微妙な年齢ではある。

手紙形式でつづられているんだけど、どことなく違和感はある。
・・・わかりやすい違和感。
その違和感は「幕間」でようやく解決されるんだけどねーー。

あ~この違和感はこれなのかと。

30歳にもなると恋愛にもガツガツしたところがなくなり、
落ち着いて読むことができます(笑)

しかし、この舞原一族のこじらせ方&ややこしいのはなんとかならんのか。
たぶん作家の綾崎さんがかなりのこじらせ性格なんじゃないかなーと思うんです。
あとがきまで読むのですが、いつも思うんです。
絶対こじらせてます。
あとがき読んで「うわっ!面倒くさい男っ!」と心の中でいつも思っているんです。
スミマセン(´;ω;`)
14:51  |  綾崎隼  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.02.07 (Tue)

「クランクイン」 相場英雄



クランクイン 相場英雄

とある日。広告代理店に勤める根本に、ベストセラー小説を映画にするよう社命がくだる。映画好きの根本は喜び、映画製作に邁進するがトラブル続出で……果たして映画はできるのか。『震える牛』『ナンバー』の著者が満を持して放つエンタメ小説の快作!

いつも重いテーマを書く作家さんなので、
タイトルと表紙の絵と作者名と3回くらい確認した(笑)

途中までは面白く(というより楽しく)読みましたがラストが・・・(゚д゚;)
あぁーなるほどー。こういうオチにしたのかと。
割合とありがちなパターンで、でもこういうオチにすると
文中で気になっていた箇所とか、ごまかせるんだよねーーー。
「そこを知りたかったのに!」という箇所はスルーされてました(笑)

映画作りにかかる費用などはとてもリアルで、なるほどなぁー。
こんなに細々とかかるわけか。

普段重いテーマで書いている人が軽いテーマだとどうかなと手に取りましたが・・・
なんか読んでる最中も「これ相場さんの本だよね?」と心で確認している自分がいたw
08:28  |  相場英雄  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.02.02 (Thu)

「陸王」 池井戸潤



陸王 池井戸潤

勝利を、信じろ。足袋作り百年の老舗が、ランニングシューズに挑む。このシューズは、私たちの魂そのものだ!埼玉県行田市にある老舗足袋業者「こはぜ屋」。日々、資金操りに頭を抱える四代目社長の宮沢紘一は、会社存続のためにある新規事業を思い立つ。これまで培った足袋製造の技術を生かして、「裸足感覚」を追求したランニングシューズの開発はできないだろうか?世界的スポーツブランドとの熾烈な競争、資金難、素材探し、開発力不足ー。従業員20名の地方零細企業が、伝統と情熱、そして仲間との強い結びつきで一世一代の大勝負に打って出る!

老舗の足袋屋が企業存続のために陸上シューズを開発するって話なんだけど、
池井戸さんおなじみの中小企業が頑張る物語。

大企業の妨害があったり、銀行が融資を渋ったり(←これは仕方ないかもしれない)
そんな逆境にもめげずにシューズ作りに情熱をこめた話。

読んでて面白かったのですが、社長の宮沢がイマイチで(笑)
いつもだったら「社長すごい!」と思う話が多かったんだけど、
今回の社長はやっぱりなんというか・・・自分で会社を興した人じゃないせいか
どこか考えが甘いんだよねーーー。
あまりじっくり考えないというか・・・
それでも面白かったです。
ラストもう少し爽快感が強くてもいいんじゃないかと思いましたけどね。
08:18  |  池井戸潤  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.01.21 (Sat)

「羅生門・鼻・芋粥・偸盗」 芥川龍之介



羅生門・鼻・芋粥・偸盗 芥川龍之介

王朝末期の荒廃した都を舞台に展開する凄惨な人間絵巻「羅生門」、師漱石も賞賛した、長い鼻を持つ禅智内供の内心の葛藤「鼻」、芋粥に異常な執着を持つ男「芋粥」、女をめぐる盗賊の兄弟の確執「偸盗」。いずれも『今昔物語』『宇治拾遺物語』などに素材を得たもので、芥川王朝物の第一冊として編集。

【目次】
羅生門/鼻/芋粥/偸盗


羅生門と鼻は再読。
(っていうか、鼻は教科書だったような・・・)

先日「芥川症」を読んだときに、芋粥の元の話がわからなかったので、
読んでみたいと思っていたのですが、「芥川症」の「バナナ粥」の話とはまたちょっと違ってた(笑)

芥川さんは短い話のほうが分かりやすくて好きです。
ユーモアと毒がお気に入りです。
でも、完全オリジナルってわけでもなくて、BOOKデータベースの通り、「今昔物語」等からヒントを得ていたらしい。
へぇーーーーー。
だから時代も平安時代頃の話が多いのか。

確かこのシリーズほかにもあったような気がしたのでまた読んでみよう。
08:36  |  その他あ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.01.13 (Fri)

「7デイズ」 五十嵐貴久



7デイズ 五十嵐貴久

韓国の麻薬王・インチェルの死体が、隅田川で見つかった。エリート女刑事・ジヒョンが捜査のためソウルから来日する一方、警視庁の新米刑事・後藤陽平はジヒョンに捜査の邪魔をさせないよう、上司から“特命”を受ける。初対面からぶつかり合う二人だが、事件の裏には日本と韓国を巻き込むある陰謀が隠されていて…。何から何まで違いすぎる二人が繰り広げる、ノンストップ警察小説!

この想像通りの展開に驚いたー。
もっと意外性はないのか!?
きっとこうでこの人がなんか怪しい・・・きっと・・・と思って読んでたら
まさにその通りだったー。

で、日本嫌いのジヒョンさんですが、読んでて疲れた。
自国の製品に心酔し、それ以外はすべてダメ。
ソメイヨシノは韓国起源。
あぁーそうですか。そうですか。

と、思って読んでました。
一般的な韓国人の印象ってこういう感じなのかなー。
まぁ普通にテレビとか見てると飛び込んでくるか。
読んでて疲れました。面倒な民族であることは間違いないかも。

だからと言って、日本の新人刑事くんの陽平がまともかというと
この人はこの人でまた使えそうになくw
あっさり読める本であったことが救いでした(笑)
09:34  |  五十嵐貴久  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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