igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。

「花とアリス殺人事件」 乙一



花とアリス殺人事件 乙一

石ノ森学園中学校に転校してきた有栖川徹子(通称・アリス)は、転校早々クラスメイトから嫌がらせを受ける。どうやら彼女の座る席には呪われた噂があるようだ。そんなある日、アリスは、自分の隣の家が「花屋敷」と呼ばれ、話題にのぼっていることを知る。彼女は、ある目的をもって花屋敷に潜入した。家のなかには、長期不登校中のクラスメイト・荒井花(通称・花)がいた。そこで花はアリスに、驚くべきことを口にする。岩井俊二監督の映画「花とアリス殺人事件」を、乙一がノベライズした伝説の作品がついに文庫化。

岩井俊二が先なのか・・・?
あまりそっちは詳しくないので、あくまでも小説の感想だけにしますが・・・
「学校の謎」とか「学校の怪談」系って、ネタを明かせばそんなことかって感じが多いよね。

ユダに関しては気づかなかった(笑)
発音の問題か。

音で聞くとすぐわかるけど、字で見るとわかんない(^^;)
それとも私が東北だからかな。関東とアクセント違うんだよねー。

「結局あのシーンはなんだったんだ?」
と言いたくなるようなツッコミどころはたくさんありましたが。

一番ツッコミたいのは、会社に押しかけて呼び出して、
でもって、あっさりと受け付けてもらって、しかし出向いたのが本人じゃなく
別の人とか!?

明らかに会社の用事ではない人が伺っているのにそれってなんなん??

あと・・・トラックの下で寝るのは普通に自殺行為だと思います(・ω・)

「クリスマスを探偵と」 伊坂幸太郎



クリスマスを探偵と 伊坂幸太郎

「探偵さん、その話、よければ僕に話してくれませんか?」舞台はドイツ。探偵カールがクリスマスの夜に出会った、謎の男とは…?心温まる聖夜の奇跡。伊坂作品のエッセンスすべてが凝縮された、心温まる物語。かつての子どもたちへ、これからの大人たちへ。

いま・・・9月なのは分かってます(。-_-。)
ちなみに、借りたときは8月でした(。-_-。)

図書館の一般書コーナーにそびえたつこの絵本!!!

児童書ではなく?と、思って「伊坂さんだしなぁー。読みたいなぁー」と思って借りましたら、のっけからお子様向けではない展開でwww
だよなぁーー。伊坂さんだもんなぁーと思って楽しく読みました。
だってねぇ。探偵が追っかけているのは浮気している男。
証拠を捕まえるために尾行しているんです。
町の人たちの噂では今、「サーカスから人が逃げているらしい」
物騒だ。物騒だとのこと。

変な会話や不思議な展開も全て伊坂ワールド。
これは伊坂ファン対象の本のようです。
嬉しいです。
クリスマスに読めたらもっと嬉しかったかも。

サンタクロースに対する夢が膨らみます(〃ω〃)

「君と星の話をしよう」 相川真



君と星の話をしよう 相川真

顔の傷が原因で周囲と馴染めず、高校を中退した直哉は、不思議な青年と出会う。「君の顔にはオリオンがいるんですね」傷をそんな言葉で褒めた青年・蒼史は、小学生の妹・桜月と天文館を営んでいた。成り行きで天文館に通ううちに、親とのわだかまりや将来の不安がほどけていく。が、蒼史の友人だという「コガネ」の存在が、蒼史の過去に深く関わっていると知って…。

【目次】
オリオンは宇宙の鍵を回す/北天の絵本/ペルセウス・ゲーム/アルビレオは見つからない


意外とよかった。
何というか、心にしんみり届きました。

もしかして、私は疲れているんだろうか??(笑)

こういう本を読んで「よかったなぁー」と思う時は大抵クタクタです。
だから本がくれる安らぎっていうか、癒しにどっぷり浸かれるんですよねー。

普通、顔に傷ある初対面の高校生(退学はしてるが)に「君の顔にはオリオンがいるんですね」とか言わないし。失礼とか失礼じゃないとかいう前に、発言がおかしい。

しかし、直哉的にはよかったようで・・・この人もどんだけ疲れているんだと思いましたが、星はいいですよねー。
今回の北海道の震災でも、電気が点かなかったせいで、星がすごく綺麗に写るという画像が流れてきてました。

何日も電気が点かなくてイライラする中でも、そういう写真を撮って流してみんな癒される(〃ω〃)
星にはそういう効果があると思ってます。
星もねー。もう少し星座覚えたいんだけど・・・

「鏡じかけの夢」 秋吉理香子



鏡じかけの夢 秋吉理香子

ヴェネツィアから流れ着いた一枚の鏡。その鏡は持ち主の願いを現実のものにすると言い伝えられていた。脳病院に身を置く奥様と看護婦、昔気質な鏡研ぎ職人と美青年、人気舞台女優と財界の黒幕。禁断の鏡に魅入られた人々に訪れる、運命の行く末とは。戦前から終戦直後を舞台に、狂瀾の愛憎劇が幕を開ける。トラウマ絶対不可避。残酷で甘美なる連作短編集。

【目次】
泣きぼくろの鏡/ナルキッソスの鏡/繚乱の鏡/奇術師の鏡/双生児の鏡


或る意味「呪いの鏡」です。

磨いて磨いて一心に磨いて願い事をすると願い事がかなう。

大体、鏡なんて磨いて願い事をする人なんて狂気の一歩手前の人だし。
まぁ時代は昭和になりたての時代とはいえ、鏡磨いて願い事だよー。

本当に危ないです。

個人的にお気にいりはラストの話。
双子がサーカス団に拾われるんだけど、芸が瞬間移動のため、
双子とばれてはいけないという。
なので、いつも表に出るのは1人だけ。
最初は交代交代と言っていたのに、気づけば姉ばかりが表にでる。
妹はイラつくわけです。
姉ばかり華やかな感じで、自分は粗末な小屋に独りぼっち。
いつしか鏡を磨いて「姉になりたい」と願う・・・

ってことで、この話は予想の斜め上をいっててとても面白かった。
想像がつかなかったー。
まだまだ自分も甘ちゃんですな。

お気に入りの1話です。

「浜村渚の計算ノート 8と1/2さつめ」 青柳碧人



浜村渚の計算ノート 8と1/2さつめ 青柳碧人

群馬県死ノ字村。通称「方程式を使うことを禁じられた村」で、気味の悪い数え歌をなぞるように連続怪死事件が起きた。数学少女は、この究極の難問をどうやって解決するのか!?二つの旧家=鶴ノ森家と亀倉家をめぐる血塗られた因縁とは。シリーズ史上、もっともディープな愛憎劇が鳥肌ものの、特別長編!

「シリーズ史上もっともディープな愛憎劇」と、ありますがこのシリーズがそもそも緩いのでそれほどディープかというとそうでもない。
1/2さつめってことでやや番外編みたいなところもありますし、普段のシリーズよりミステリー色強め。
数学弱め。
サブタイトル「つるかめ家の一族」ってことで、鶴亀算とか出てきます。

頭が〇つあって、足が△本あると、鶴(足2本)と亀(足4本)はそれぞれいくつか。

的な問題ですね。
方程式使えばバババーンと解けるのでしょうが、方程式使わなくてもいいみたい。
地道に解く方法もあります。

それはそうと、あとがきに書いてた作者の裏ルールがありました。
「浜村渚に死体を見せない」
あぁ・・・そっかー。
まだ中学生だもんね。

と、作者のルールに感動しました。
そこまで気遣っているのかと。
しかし、自分の苦手な漢字ドリルをみんなに手伝わせるとは
いけない中学生です(笑)

「烏百花」 阿部智里



烏百花 阿部智里

八咫烏の一族が支配する異世界・山内。世継ぎ争い、后選び、天敵の侵入と戦争ー壮大な歴史の流れの中、語られなかったあの人たちの物語。

【目次】(「BOOK」データベースより)
しのぶひと/すみのさくら/まつばちりて/ふゆきにおもう/ゆきやのせみ/わらうひと


スピンオフです。
面白かった。

「まつばちりて」「ふゆきにおもう」は号泣です。
会社で読まなくてよかった。

こうして見てみると結構登場人物が多い話だったんだなー。
印象に残っている人残ってない人、いろいろいますが、この話の設定さえ
分かっていれば普通に入り込める話ではないかと思います。

まぁ・・・この話の設定がとんでもないといえばとんでもないのですが・・・

「しのぶひと」と「わらうひと」は対になっている話かな。
「わらうひと」が書下ろしのようなので、作者さんも気になっていたのか。
澄尾・・・うん。
澄尾。
よかったね。としか言いようがないような・・・

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

1週間のご無沙汰でした。
お盆休み久々に遠出しました~(´∀`)
立山に行っておりました。
帰ってくると甲子園で金足農業は勝ち進んでるし!?
なんで?!い・・いや。嬉しいけど。
で、今日も試合みなくちゃ~です。

また更新遅れそうだな。

「バックストリート」 逢坂剛



バックストリート 逢坂剛

現代調査研究所所長・岡坂神策は、弁護士・桂本忠昭と神田小川町のタブラオ、“サンブラ”に繰り出す。だが、タブラオを出た二人は、見知らぬカップルにつけられる。いったい彼らは、何者なのか。尾行の対象は岡坂か桂本か、それとも二人と意気投合したバイラオーラ、神成真里亜たちなのか。そして、その目的は。やがて、半蔵門署の女性刑事も尾行合戦に加わり、事態はどんどん複雑化してゆく。バックストリート(裏街)を舞台に、チョイ悪の男たちと美しい女たちが繰り広げる、彩り豊かな大人のサスペンス。

正直、やっと読んだって気持ちです。
盛り込みすぎなのかなんなのか。

結果的にはフラメンコはあってもなくてもいいような・・
卵子提供がメインテーマです。

ですが・・
普通はそんなにターゲットを絞って卵子提供とか
できないよねー
そんな・・守秘義務とかなんとかかんとか

えーーー。
50男であろう主人公が変にモテるのも気になる。
てっきりもう少し若いのかと思っていたら違ったww

久々に途中でやめようかと何回も思いましたが
気力で読みました。
こういうのにあまり気力を使いたくないんですけどね。

「長く高い壁」 浅田次郎



長く高い壁 浅田次郎

1938年秋。流行探偵作家の小柳逸馬は、従軍作家として北京に派遣されていた。だが、突然の要請で前線へ向かうこととなる。検閲班長の川津中尉と共に、北京から半日がかりで辿り着いた先は、万里の長城、張飛嶺。そこで待っていたのは、第一分隊10名が全員死亡という大事件だった。なぜ、戦場に探偵作家が呼ばれたのか。10名は戦死ではないのか!?分隊内での軋轢、保身のための嘘、軍ならではの論理ー。従軍作家の目を通し、日中戦争の真実と闇が、いま、解き明かされる。「戦争の大義」「軍人にとっての戦争」とは何かを真摯に捉え、胸に迫る人間ドラマ。

浅田次郎初の戦場ミステリーということで期待しまくった結果が・・・

これです( ̄▽ ̄;)

何にしても期待しまくるというのはダメですね。
最後まで乗り切れなかった。

多分、小柳さんが当事者じゃないからだろうなー。
「10人が死んでる。調べてくれ」

こんな感じだから読むほうもデータがないんだよね。
たとえば、この10人死んだときに小柳さんが現場にいるとまた違ったかもしれない。
そうなると小柳さんと読み手ともう少し面白くなったなぁと思うんですけど。

この本を読み終わってちょっと日が経ってからこの文章を打ち込んでいるのですが、すでにどういう理由で死んだのか忘れかけてます(笑)
インパクトの強い話だとなかなか忘れないんですけどね。

ただ、思ってた以上に食料があって驚きました。
冷や飯だっていいじゃない。と思うんだけど、この時代はまだご飯は温かいものが当たり前だったみたいです。すごーい。

「雪の階」 奥泉光



雪の階 奥泉光

昭和十年、春。数えで二十歳、女子学習院に通う笹宮惟佐子は、遺体で見つかった親友・寿子の死の真相を追い始める。調査を頼まれた新米カメラマンの牧村千代子は、寿子の足取りを辿り、東北本線に乗り込んだー。二人のヒロインの前に現れる、謎のドイツ人ピアニスト、革命を語る陸軍士官、裏世界の密偵。そして、疑惑に迫るたびに重なっていく不審な死。陰謀の中心はどこに?誰が寿子を殺めたのか?昭和十一年二月二十六日、銀世界の朝。惟佐子と千代子が目にした風景とはー。戦前昭和を舞台に描くミステリーロマン。

素晴らしい本を読みました(〃ω〃)

ただ・・・4日もかかりました(笑)

月曜日から読みまして木曜日までかかった。
長かった。ページ数はもとより字ばっかり。
会話が少ないのか。どうなのか。
空白がない(笑)

そのせいで物語の世界にどっぷりつかりました。
おふざけなしの奥泉作品。

おふざけありの奥泉作品も好きですが、
こういうのもいいですね。

時代は昭和10年。
まぁBOOKデータベースにもありますが、二・二六事件がラストには待ってます。

最初はただの同級生が死んだ謎に迫るのかと思ってました。
お嬢様の惟佐子が探偵役になるのかと思ってましたら流石に「おぜうさま」はそんなことはしない。
人に頼んで(使って?)事件の解決をしてもらうのですが、そこから物語は違う方向に行き、なんだろう。不審な死が出てきてきな臭くなります。

惟佐子は最初は普通のお嬢様かと思ったんだけど、途中からなんか悪女に見えてきました。
あぁ・・・敵に回すと怖いかも。

ラストはよかった。
蔵原さんの千代子を見る目というか、視点が面白かった。
きっと蔵原は千代子が一心に食べているのを見るのが好きなんだろうなぁー。

「極小農園日記」 荻原浩



極小農園日記 荻原浩

野菜も小説も何年やってもわからない。わからないから、面白い。庭先の春夏秋冬、小説の話、旅路にて…熟練作家がおくる滋味豊かな初エッセイ集。

【目次】
1章 極小農園日記Part1“秋冬編”(ジャガイモ小僧の芽生え/根菜はある日突然に ほか)/2章 極狭旅ノート(空白を旅する。/お客さまの中に~ ほか)/3章 極私的日常スケッチ(外国人だから気に食わない!?/二月は鬼っ子 ほか)/4章 極小農園日記Part2“春夏編”(極小農園リニューアルオープンのお知らせ/四月の私は畑で探してください。 ほか)


荻原さんのエッセイです。
イラストもご本人。

メインは家庭菜園での野菜作りかな。
でも、家庭菜園レベルでなんでスイカ植えてるんだろう?
そういう不思議はありましたが、
でも、基本的に「あーわかるー」とかいうのはありました。

荻原(おぎわら)だけど萩原(はぎわら)に間違えられる件とか
日常のエッセイもありました。

でも、私は普段は小説を読むほうが圧倒的に多いので、
淡々としたペースの読み物だと途中で飽きてきます(笑)
小説だと、後半になると盛り上がるのでワクワクするのですが、
ここがエッセイとの違いかなぁー。

何日かに分けて読めばよかったのですが、
まぁいつものクセでガッツリ読んでしまったのが間違いのもとでした(^-^;)