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2016.11.21 (Mon)

「東京會舘とわたし 下」 辻村深月



東京會舘とわたし 辻村深月

緊張で肩を震わす舞台女優、東日本大震災の日、直木賞受賞を知らされた青年…優しさと慈しみに満ちた物語は、ついに終章へ。

新館になりました。
そこでも東京會館と人とのつながり。
とても温かい優しい気持ちになれますが、
でも・・・やっぱり・・・敷居は高い気がする。

震災の時に本当に東京會館に避難した人もいるらしい。

金婚式の話に号泣。
この震災の日の話にも泣き、
直木賞作家のお父さんにも泣いた~

今は建て替え中ですか?>東京會館。
一度東京に行く機会があったら行ってみたいです。
しかし、田舎者のビンボー人が行っていい場所ではない感じがする(笑)
そっと外から眺めるくらいでもいいかも。
だってレストラン物凄く高そうなんだもん(ここら辺が貧乏人的)

上巻にしろ下巻にしろ全てではないだろうけれど、実話エピソードも入っているんでしょう。
東京會館に係わることが出来た人って羨ましいなーーー。
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2016.10.17 (Mon)

「東京會舘とわたし」 辻村深月



東京會舘とわたし 辻村深月

海外ヴァイオリニストのコンサート、灯火管制下の結婚式、未知のカクテルを編み出すバーテンダー…“會舘の人々”が織り成すドラマが、読者の心に灯をともす。大正十一年、丸の内に誕生した国際社交場・東京會舘。“建物の記憶”が今、甦る。激動の時代を生きた人々を描く。直木賞作家の傑作長編小説!

実在の建物ですのねー。
こういうところが分からないのです。私は。
田舎の人なのです(っω・`。)

大正から戦中、戦後を東京會舘とともに書いてます。
どの人の話も良かったけど、結婚式の話もいいなー。
バーで働く桝野、今井の話もいけど。
この当時の人たちって職人だよなーと思います。
工夫があるっていうか。
今みたいにマニュアルとかないので面白いです。
上巻のラストになると機械化になりかけているところもあるのでしょうが、
下巻になるとどうなるのかなー。

どこの人か知らないけど、上下巻分けて借りてるんだよねーーー。
この間行ったら下巻しかなくて。
で、最近行ったら上巻しかなくて(笑)
上巻だけ借りましたが、次に行った時下巻はあるのか!?
まぁミステリーじゃないので少し時間が空いてもいいかもしれない。
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2016.01.05 (Tue)

「きのうの影踏み」 辻村深月



きのうの影踏み 辻村深月

怪談には死者の“思い”が込められている。人の喪失に寄り添ってきた文学に、辻村深月が心血を注ぎ込んだ。失った“大切な誰か”を思い出して読んでほしいと願いながら。辻村深月の新境地!絆を感じる傑作短篇集。

【目次】
十円参り/手紙の主/丘の上/殺したもの/スイッチ/私の町の占い師/やみあかご/だまだまマーク/マルとバツ/ナマハゲと私/タイムリミット/噂地図/七つのカップ


「ふちなしのかがみ」っぽいねー。
あと、小野不由美さんっぽい雰囲気でもある。

辻村さん→名前を1文字使うくらい綾辻行人さんを心酔⇒の奥様⇒小野不由美さん。

ってことで小野さんをも心酔?
そう思うくらい私の中では重なりました。

それでも怪談ってことで一人で読むには結構怖い話もあった。
以前に読んだ「ふちなしのかがみ」もだけど、小学校の時の話が多い。
都市伝説。
私の時代は「口裂け女」でしたが(笑)
あとは、コックリさん、リボンさま。
この本でも都市伝説について取り上げてました。

一番最初の話の「十円参り」
私こういうの怖いんだよねー。
怖いです。はい。
県民としてナマハゲは避けて通れない話ではありますが
(40何年生きてきてリアルに我が家にはナマハゲは来たことないですが)
これはただの「○○鬼」ではないかと思いました。
ナマハゲは神様なんだよーと突っ込んでおきます。
21:01  |  辻村深月  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.09.23 (Wed)

「朝が来る」 辻村深月



朝が来る 辻村深月

「子どもを、返してほしいんです」親子三人で穏やかに暮らす栗原家に、ある朝かかってきた一本の電話。電話口の女が口にした「片倉ひかり」は、だが、確かに息子の産みの母の名だった…。子を産めなかった者、子を手放さなければならなかった者、両者の葛藤と人生を丹念に描いた、感動長篇。(BOOKデータベースより)

面白かったよー。
このBOOKデータベースからイメージする話とは違ってて
一気にぐいぐい読みました。
養子をもらうことになった栗原夫婦の葛藤と
産んだ子を手放すことになった片倉ひかりの心情がうまく書かれていた気がします。

でもね、結局のところは子供が子供を持つとこうなるんだよなー
という典型的な転落人生。
まだ全然おつむは赤ちゃんなのに、
「私は子供を産んだのよ。あななたちとは違うのよ」
という考えが出る時点でおこちゃま。

こういう時は女の子は割を食うというか損をするというか。
男は何事もなく普通の学生生活。
うーーーーーーーむ。
ひかりも可哀そうではあるんだけどね。

しかし、転落しすぎだろー。
子供を産むのは大人になってからのほうがいいんだろうね。きっと。
ひかりを見て特に思った。
それにしても、最初から「養子である」と周りにも公言しながらも
わが子のように大切に育てる栗原夫婦はいいね。
朝斗も可愛かったし。

ただ、ケーサツがなんで行方不明者として探してたんだろう。
誰が通報したのか?
ちょっとそこだけ気になった。
12:03  |  辻村深月  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.03.13 (Fri)

「ハケンアニメ」 辻村深月



ハケンアニメ 辻村深月

伝説の天才アニメ監督王子千晴が、9年ぶりに挑む『運命戦線リデルライト』。プロデューサー有科香屋子が渾身の願いを込めて口説いた作品だ。同じクールには、期待の新人監督・斎藤瞳と人気プロデューサー行城理が組む『サウンドバック 奏の石』もオンエアされる。ネットで話題のアニメーター、舞台探訪で観光の活性化を期待する公務員…。誰かの熱意が、各人の思惑が、次から次へと謎を呼び、新たな事件を起こす!anan連載小説、待望の書籍化。(BOOKデータベースより)

アニメに係わる人のお仕事小説ですが、
流石アニメ・・・

さっぱり分からないヽ(´∀`*)ノ

プロデューサーだったり、監督だったり、作画担当だったりそれぞれの女性が頑張ります。
アニメ制作は分からずともそこに携わる人たちの葛藤やら何やらはわかります(。・ω・。)
みんなそれぞれ苦労してました(^^;)
そっちで行けば面白かったけど、
有川浩さんがやりそうな胸きゅんがちらりほらり。あらら。
3話目なんてモロそんな感じですけどね。
an-an掲載なのでちょっと意識しましたかね。

ちょっと最後は上手くいきすぎなんじゃないかと思ったりはしましたが、
読み終わって気持ちが爽やかになる本は読んでて楽しいものです。

チヨダ・コーキが登場してましたが、大人になった物分りのよいチヨダ・コーキを読むのは微妙です(笑)
辻村さんの作品は自分が成長するとともに、自分のキャラクターも歳をとる。
いいんだか悪いんだか。

個人的には有科&王子ペアが面白くて好きでした。
08:33  |  辻村深月  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.03.07 (Sat)

「家族シアター」 辻村深月



家族シアター 辻村深月

お父さんも、お母さんも、おじいちゃんも、おばあちゃんも、娘も、息子も、お姉ちゃんも、弟も、妹も、孫だってー。ぶつかり合うのは、近いから。ややこしくも愛おしい、すべての「わが家」の物語。(BOOKデータベースより)

【目次】
「妹」という祝福/サイリウム/私のディアマンテ/タイムカプセルの八年/1992年の秋空/孫と誕生会/タマシイム・マシンの永遠


一話目の姉妹の話がいかにも今まで辻村さんが書いてきたような題材でした。
最近のアダルトになった辻村作品の方が肌に合うのでこんな展開にげんなりしてしまいましたが、それ以降は割と大人な感じだったけれど、私の想像をはるかに超える、辻村深月、親父を語るw

とうとう、父親目線&爺目線で書けるようになったのかと。
急すぎる作者の成長に驚きました。

でも、その親父視点の話が好きですね。
小学6年の息子が通う小学校は1クラスしかなく、先生も生徒もまとまりがあって
教科書にとらわれない自由な授業をしている。
クラスの記念にタイムカプセルを埋めよう。なんて素敵な事も言いだした。
息子も先生に影響され教師になりたいと言いはじめたのに実は・・・

という展開で、まぁ実はこの先生は金八に影響された金八かぶれだったというw

なんか笑った。

この話が一番好きだったなー。
後は、やっぱりどこか痛々しい辻村さんの話が多かった。
でも、一時期よりは少なくなったんだけど、この人の本を読んでいると
そんなにクラスの目を気にして生活してたのかなといつも思う。
そのくらい張りつめたものを感じます。
08:30  |  辻村深月  |  トラックバック(1)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2014.11.17 (Mon)

「盲目的な恋と友情」 辻村深月



盲目的な恋と友情 辻村深月

一人の美しい大学生の女と、その恋人の指揮者の男。そして彼女の親友の女。恋にからめとられる愚かさと、恋から拒絶される屈辱感を、息苦しいまでに突きつける。これが、私の、復讐。私を見下したすべての男と、そして女へのー。醜さゆえ、美しさゆえの劣等感をあぶり出した、鬼気迫る書き下し長編。(BOOKデータベースより)

母になった辻村作品は最近エロさも出てきたなと思います。
以前のような潔癖さがなくなり、ちょっと読みやすい。

でも、今回は以前の辻村作品に登場していたような、
自意識過剰でかなりイタイ女性が登場しておりますた(。・ω・。)

なんというか・・・
怖い。

誰でも確かにある感情ではあると思うよー。
でも、ここまでなるとね。
読んでて気持ち悪い。
こういう人とは関わらないに限るね。うん。

昔何かで、「美人はやっぱり性格も美人だし、
ブスはやっぱり性格も悪い。」と、テレビか何かで
やってたことがありますが、そんな事を思い出しました。

物凄い自意識過剰で読みながらもうんざりした(笑)
11:52  |  辻村深月  |  トラックバック(1)  |  コメント(6)  |  EDIT  |  Top↑

2013.11.21 (Thu)

「島はぼくらと」 辻村深月



島はぼくらと 辻村深月

母と祖母の女三代で暮らす、伸びやかな少女、朱里。美人で気が強く、どこか醒めた網元の一人娘、衣花。父のロハスに巻き込まれ、東京から連れてこられた源樹。熱心な演劇部員なのに、思うように練習に出られない新。島に高校がないため、4人はフェリーで本土に通う。「幻の脚本」の謎、未婚の母の涙、Iターン青年の後悔、島を背負う大人たちの覚悟、そして、自らの淡い恋心。故郷を巣立つ前に知った大切なことーすべてが詰まった傑作書き下ろし長編。直木賞受賞、第一作。(BOOKデータベースより)

ミステリーでもなく、殺人もなく、イヤ~~な悪人もなく、素朴な島ながらの素朴な話。
もう少し深い話になるかなと思いましたが、さらっと流していきました。
幻の脚本のくだりとかもっと新が怒ったり、葛藤したりするかと思いきや、割と彼はあっさり。
そして、本当の幻の脚本の話になったあの謎。
なるほど。
なんっていうか島ならではという感じでそういう発想はなかったなーと感心しちゃいました。

朱里と源樹の幼いころの思い出。
うわーー!ベタだ!ベタすぎる展開!!(←ベタ好き)
と、喜びましたがどうもそれ以上の展開にはならず少しがっかりしました(^^;)

久々に他の作品の登場人物とリンクしてました。
なんっていうか・・・一気にテンション下がりました(笑)
そういえばこういう作家さんだった。
懐かしい名前ではありましたが、島の物語を純粋の楽しんでたので
なんか違う空気が入り込んだ違和感みたいなのがありました。

島の同級生4人が4人とも素朴で素直で可愛らしい。
なんか島生活もいいなー。
憧れるなー。
4人だけの同級生。
これでケンカなく仲良く過ごせるんだから島の空気なのかな。

ラストも意外な展開となり驚きました。
なるほどねー。
衣花ねー。
そうくるとは思わなかった。
でも、なかなか素敵な人生だと思いました。
08:31  |  辻村深月  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2012.12.06 (Thu)

「鍵のない夢を見る」 辻村深月



鍵のない夢を見る 辻村深月

望むことは、罪ですか?彼氏が欲しい、結婚したい、ママになりたい、普通に幸せになりたい。そんな願いが転落を呼び込む。ささやかな夢を叶える鍵を求めて5人の女は岐路に立たされる。待望の最新短篇集。(BOOKデータベースより)

【目次】
仁志野町の泥棒/石蕗南地区の放火/美弥谷団地の逃亡者/芹葉大学の夢と殺人/君本家の誘拐


直木賞受賞作だっけ?
「芹葉大学の夢と殺人」だけ、以前に「オール・スイリ」で読んだことがあって、
「辻村作品もアダルトになったな~」
と、思ったものです。
初期作品がイタいキャラ大集合だったので、私としてはこのくらいの方が読みやすかったりします(^^)

しかし・・・辻村さん・・・バカ男好き??
5作中3作にどうしようもないバカ男が登場しまして・・・
よくもまぁこんなバカ男ばかり思いつくな~と。
しかし、オール・スイリで読んだ「芹葉大学」に出てた雄大がやっぱり一番バカ。
ベストオブ・馬鹿。
親の顔を見てみたいクラスな馬鹿。

「まず、医学部入るだろ~。そしたらサッカー選手になって日本代表で活躍するんだ」

あぁ・・・ありえん。
馬鹿すぎる。
しかも、サッカーは大学の週に1回の授業でやるくらい。
そして真剣。

あーーーこんな男と一秒でも話をしたくない。
しかし・・・未玖はこういう男が好きらしい・・・。

どの話もなんか、暗かったり寂しかったり腹立たしかったりしましたが、
一番印象深かった話は「美弥谷団地の逃亡者」でした。


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2012.06.08 (Fri)

「オーダーメイド殺人クラブ」 辻村深月



オーダーメイド殺人クラブ 辻村深月

中学二年のふたりが計画する「悲劇」の行方
親の無理解、友人との関係に閉塞感を抱く「リア充」少女の小林アン。普通の中学生とは違う「特別な存在」となるために、同級生の「昆虫系」男子、徳川に自分が被害者となる殺人事件を依頼する。


面白かったーーーーーーーーーーーーーー(・∀・)

わたしが今まで読んだ辻村作品の中でダントツにNO1!

中学2年のワケわからん潔癖な感じとか、弱いところとか、親に反抗しきれないところとかがとてもリアルに表現されていたし、なにより、友達との付き合いが思うようにいかず、「死んだらきっと友達はビックリするだろうな」程度で同級生に「殺してくれ」とお願いする。

ありがち。ありがち。
自分1人で自殺するつもりは毛頭ないんだよね(^^;)
いかにも「少年A」になりそうな徳川に声をかけ、
そこから具体的に計画を立てて、そして当日・・・・




ラストがまたいいんだよな~。

辻村さん、こういうラスト描けるんだ。
そうとすら思った。
なに?この清々しさ(笑)

驚くじゃないか。

ってことでわたしにとってはパーフェクトな1冊でした。

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