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2020.12.02 (Wed)

「いのちの車窓から」 星野源



いのちの車窓から 星野源

星野源の魅力、そのすべてがわかる、誠意あふれるエッセイ集。ドラマ「逃げ恥」「真田丸」、大ヒット曲「恋」「SUN」、「紅白」出演。怒濤の毎日を送るなかで、著者が丁寧に描写してきたのは、周囲の人々、日常の景色、ある日のできごと…。その一編一編に鏡のように映し出されるのは、星野源の哲学、そして真意。

【目次】
いのちの車窓から/多摩川サンセット/怒り/電波とクリスマス/友人/作曲をする日々/一期一会/人間/SUN/ある日〔ほか〕


星野源のエッセイ。
基本、エッセイより小説の方が好きですが、それでもこの人の書いたものが読みたくて手に取りました。
前作は本屋さんで立ったまま数ページ読ませてもらいましたm(__)m

逃げ恥とかその主題歌の「恋」のことなども載っているのでバカ売れしてから出版したもの。
その前にも売れてたせいかなーーーー。
正直、立って読ませていただいた数ページよりも守りに入っている気がしたー。
前作は「えーー!!!」「大丈夫??」と聞きたくなるくらいあけっぴろげだったのが、
ちょっとそういうのは控えめに。

そして、人と人との繋がりを沢山書かれてました。
鶴瓶さん、大泉洋さん、新垣結衣さん、他にもいろいろ。

ただ、書きましたが多少「守り」に入っている感がありましたので
「やっぱりエッセイは群ようこさんを超えるものはないな」と
認識を新たにしましたs。
08:39  |  その他は行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2019.12.25 (Wed)

「谷中レトロカメラ店の謎日和(フィルム、時を止める魔法)」 柊サナカ



谷中レトロカメラ店の謎日和 柊サナカ

東京・谷中で三代続く今宮写真機店には、魔鏡に消えたカメラを探す男、スパイカメラを求める女性など、クセのある客ばかりが訪れる。認知症の老人が遺した写真や、何度も壊れてしまうカメラの謎など次々に舞い込む問題を、三代目店主の今宮とアルバイトの来夏が鮮やかに解決していく。ニコンF2、ライカM3、ハンザキヤノン…魅力的なクラシックカメラの名機とともに贈るシリーズ第二弾!

パート2ですね。
1から勢いのままに読みました。

正直カメラはわからないので、そこはスルーで(笑)

意外にミステリーというか、問題が面白い。
クセのある人多すぎる。
前作もだけれど、子供が生意気すぎて殺意を覚えるレベルでは
ありますが(笑)
なんでそういう子ばかり登場するのか。

夫婦問題とかもねー。
なんだかなぁーと思いながらも、突き抜けているせいか結構面白い。

幕間ごとに登場するイヤな客に関しては、
予想してた通りの人でした。
来夏の評価は来るたびに上がるんだよね。
「三代目の女を見る目は180点だか・・」
次に来ると「210点」にあがっていって(笑)
カメラの知識の無さをこき下ろす。

イヤな人ですが・・・(笑)
何をしたかったのやら。

これは今宮さんも困りますね。
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2019.12.24 (Tue)

「谷中レトロカメラ店の謎日和」 柊サナカ



谷中レトロカメラの謎日和 柊サナカ

東京下町の風情残る谷中にたたずむレトロカメラ店・今宮写真機店。中古のクラシックカメラを専門に扱っている三代目店主の今宮龍一とアルバイト山之内来夏の元には、さまざまな客が謎を運んでくる。カメラの修理も得意とする今宮は「修理の基本は観察です」と言い、鋭い観察力と推理力で次々と謎を解いていくー。数々の魅力的な名機とカメラを愛する人々が織り成す、心温まる連作ミステリー。
【目次】(「BOOK」データベースより)
開かずの箱の暗号/暗い部屋で少年はひとり/小さなカメラを持った猫/タイムカプセルをひらくと/紫のカエル強盗団/恋する双子のステレオカメラ/あなたを忘れるその日まで


割と好き。
来夏がアルバイトするきっかけが何となく強引だった気がしないでもないけれど。

いわゆる「日常の謎」系で、人が死なないうえに、舞台が下町のせいか、
人情に篤い(熱すぎる)おばちゃんが登場して面白いです。
今時、田舎でもいないよー。こんな人。
いい味出してるけれど(笑)
いい味出してるけれど、GJすぎて市原悦子かと思うくらいの仕事っぷり。

今宮さんは最初から来夏のことが好きだったのかなぁー。
うーん。わからん。

「紫のカエル強盗団」の話はありがちだよねー。
孫可愛さに祖父がカメラにハマり、孫を撮りまくり、
ブログに上げまくり(笑)
孫の母親(要するに親)からすると、安全のために
祖父(この場合は義父)の行動がイヤで仕方ないんだけれど、
苦情を言うと逆にキレられ、誰の言うことも聞かず。

本当に今はブログの写真だけで、わかる場合はわかるらしいよね。
12~13年前は私も日常ブログとかやってたけれど、
その時とまた全然違うしね。

まぁラストですったもんだあった2人ですが、
来夏が店に残ることになったらしいので、次作も楽しみです。
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2019.10.16 (Wed)

「穴掘り」 本城雅人



穴掘り 本城雅人

死体を埋めれば誰にもバレないー野に放たれた殺人者の罪を明らかにし、寂しき行方不明者の捜査をして30年。愛憎も哀しみも嫌らしさも、この鬼刑事の執念が掘り起こす。社会派ミステリーの旗手が挑む初の本格警察小説。

面白かったよー。
何というか、BOOKデータベースで書いているのと多少イメージは違うんだけど。
孤独な刑事かと思いきや、割合に普通にチームは組むし、普通の警察小説でした。

シリアスな時効警察と思っていただければ(←時効警察好き)

行方不明者の名簿から事件性のあるのを探し捜査する。
で、そこからの解決が早い。
なので、解決ありきっていうか。
ねぇ。そこら辺はご都合主義もありますが、
割合に人間ドラマが多くて、面白かった。

なんでそんな捜査畑にいるかっていうと、とても優秀な刑事ながら
死体見ると吐いちゃうんだって。
なので、死体なき現場じゃないと無理だとか。

相棒の森内の成長もまたよかった。
15:07  |  その他は行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.10.15 (Tue)

「すみれ屋敷の罪人」 降田天



すみれ屋敷の罪人 降田天

戦前の名家・旧紫峰邸の敷地内から発見された白骨死体。かつての女中や使用人たちが語る、屋敷の主人と三姉妹たちの華やかな生活と、忍び寄る軍靴の響き、突然起きた不穏な事件。二転三転する証言と嘘、やがて戦時下に埋もれた真実が明らかになっていくー。注目の女性コンビ作家が「回想の殺人」を描く、傑作ミステリー。

好き。

昭和初期、富裕層特有の上品さやら、そこから戦争へ向かう無慈悲さ。
なんか、舞台がこの時代ってだけでもいいよねー。
しみじみ思います。


そして、屋敷の敷地内から出た白骨死体に関して、
当時の使用人たちに聞き込みする謎の刑事。
謎の使用人、ヒナ。
使用人も全部刑事に打ち明けているのかいないのか。

最後の真相にしても、例えばな話、今の世の中だと
市川さんの考え方の人って当たり前なんだよね。
でも、当時は違うんだよ。
きっと違うんだよ。
そこが、この時代特有であって、独特の世界観。

そこに行きつくまでのみんなの心理、心情を想像するとたまらなく面白い。
ラスト、岡林が救われるといいなぁ。
08:51  |  その他は行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.08.02 (Fri)

「綾峰音楽堂殺人事件」 藤谷治



綾峰音楽堂殺人事件 藤谷治

音楽評論家として著名な英文学教授・討木穣太郎は、綾峰県立音楽堂を活動拠点とする綾峰フィルの顧問としてたびたび綾峰県を訪れていたが、ある日この音楽堂の取り壊しと綾峰フィルの解散を告げられる。釈然としない思いのまま迎えた音楽堂の最終公演の日、音楽堂で殺人事件が起きた。殺されたのは、音楽堂の取り壊しを引導した男だったー。

結局のところ、殺人事件のはっきりとした真相は煙に巻かれてしまった感じもありますが、全体的に人間関係が面白かった。
どこまでが本音でどこからが建前なんだろう。っていう人が大集合なので、錯乱はします。

でも、地方タレントの吉見さんだったっけ?
彼の野望たるや・・・
確かにありそうだよね。
豆腐屋の次男坊だったけど、夢を追って東京でタレント活動したはいいけれど、
結局売れずに戻って、それでも「タレント」という名前のもとにラジオやったりして、
で、ヒットして、変な信者もできて。
ラジオのおかげで、地域がよくなる。

それを踏まえて次のステップに行こうとしてたら殺されて。

人間嫌いの討木さんが人間嫌いとも思えないような行動力で事件解決に
乗り出すのです。
で、犯人分かって、犯人からの手紙来て、読んで、

そして・・・






「へ?」





となる。
ラストに仕掛けてます。
うーん。なんでしょう。
そうなると、そうなったで、何というかここに書けない事態が出来ます。
09:07  |  その他は行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.06.20 (Thu)

「ダイナー」 平山夢明



ダイナー 平山夢明

ほんの出来心から携帯闇サイトのバイトに手を出したオオバカナコは、凄惨な拷問に遭遇したあげく、会員制のダイナーに使い捨てのウェイトレスとして売られてしまう。そこは、プロの殺し屋たちが束の間の憩いを求めて集う食堂だったーある日突然落ちた、奈落でのお話。


映画化になるということで再読。
お気に入りの本だし、いつか再読したいと思っていたのでこの機会に読めてよかった(〃ω〃)

しかし、何回読んでもボンペロが藤原竜也に同化しない。
オオバカナコの役の人はイメージしっくりくるし、
スキンが窪田正孝というのもしっくりくる。

私の頭の中ではボンペロはシティハンターの海坊主なのだ。
藤原竜也と同化するわけがない。
っていうか、逆にスキンだったら藤原竜也アリだったかもしれない。

ってことで、イメージに苦しみましたが、料理のシーンは相変わらず美味しそうだし、
殺戮のシーンはグロ満載だし、序盤が結構グロいんだよねー。
死にたくなければ人を喰え。的なシーンがありまして。
このグロさは久々かもしれない。

殺し屋しか来ないダイナー(定食屋)
人を殺すのなんてご飯食べるより簡単な人たちばかり。

そこで、毎日が命の危険と戦っているカナコです。
そりゃ強くもなるってもんだ。
死体も見慣れるし、戦える。

料理シーンはほとんどハンバーガーなんだけど、
あんな美味しそうなハンバーガーないよー。
バンズとかたっぷりの糸を引くチーズとか、肉汁たっぷりのひき肉とかいうんだよー。
たまにボンベロが冗談で「さっきの死体をミンチにした」とか言うけど、
冗談・・・だよね???

13:54  |  その他は行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.04.17 (Wed)

「ある男」 平野啓一郎



ある男 平野啓一郎

彼女の夫は「大祐」ではなかった。夫であったはずの男は、まったく違う人物であった…。平成の終わりに世に問う、衝撃の長編小説

独特な本でした。
これも設定が・・・

人は違う戸籍を交換すると、性格まで移ってしまうものなのかなぁ。
まぁ戸籍交換ってくらいだから自分を変えたいんだろうけれど、
そこまで変わるのか。
なるほどねぇー。

経験したいことではないけれど、自分が結婚した谷口大祐という人が
実は違ったって言われた時の妻(里枝)の驚きを思うと気の毒。
最後にそれまでのいきさつ&顛末を14歳になったとはいえ、
自分の息子に全部話した(というか、調査書を読ませた)里枝がエライです。
それを受け止めた息子もエライ。

変な話でしたがこの家族に救われた感じ。

もう1人のキーマンの城戸ですが・・・
この家族は・・・なんと言ったらいいのやら~。
微妙な感想しか出てこないデス。
05:02  |  その他は行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018.06.27 (Wed)

「本所おけら長屋」 畠山健二



本所おけら長屋 畠山健二

本所亀沢町にある「おけら長屋」は騒動の宝庫だ。大家の徳兵衛、米屋奉公人の万造、左官の八五郎、後家女のお染ーひと癖ある住人が入り乱れて、毎日がお祭り騒ぎ。そんなおけら長屋に、わけあり浪人の島田鉄斎がやってきて…。貧しいくせにお節介、そそっかしいけど情に厚い。そんな庶民が織りなす、江戸落語さながらの笑いと情緒にあふれる連作時代小説。文庫書き下ろし。

【目次】
だいくま/かんおけ/もののふ/くものす/おかぼれ/はこいり/ふんどし


だんだんと長屋に馴染んでくる島田鉄斎がよかった。
馴染む=おせっかいになるっていうか。
あぁー長屋メンバーだなぁーと。

この人たちは間違いなく、人が席を外しているうちにその人のケータイが鳴ったら出る。
一瞬の迷いもなく出る。

そういう人情に篤いっていうかおせっかいっていうか。
まぁ読んでて面白かったですけど。
読み物だからこんなおせっかいが身に沁みます。

どの話も面白かったですが、お静の破壊力には笑いました。
甘やかすに甘やかしたお嬢様を花嫁修業に出したはいいけれど、受け入れ先がおけら長屋。
愛すべきおバカ(笑)
我が家に花嫁修業に来てほしくはないが、読んでる分には面白すぎる。

妹が買った本ですが、何がどうしてこの本を買ったか謎。
妹はメディアや情報に思い切り影響されるタイプなので、何かあったのかなぁー。
あまり期待しないで読みましたが意外に楽しめました。
2巻以降も買ってくれないかなぁー。
多分、無理だろうな。
読んでる最中に私に貸したので(^-^;)
05:00  |  その他は行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018.04.03 (Tue)

「ライフ・アンド・デス」 藤田宜永



ライフ・アンド・デス 藤田宜永

完璧のはずだった。しかし、その計画が、一人の女と愛くるしい動物たちのせいで狂い始める―謎の人物からの指令により、ある女に近づけというミッションを課された腕利きの暗殺者・榎波。しかし、彼には、女性に対する屈折した心と、動物虐待を目にすると暴走するという決定的な弱点があった―!?“影の弁護士”藤立、動物をこよなく愛し、女に恐怖心を抱く草食系ヒットマン。激情にまかせて放った1発の銃弾から、伸るか反るかの追跡劇の幕が上がる。新境地ノンストップ・サスペンス。

多分、初めましての作家さんです。
結構好みの設定。
殺し屋とか、「元」弁護士とか「元」刑事とかね。
「元」のところがなんかいいです。

動物が好きすぎて動物を虐待する人を絶対に許さずあっさり殺してしまう。

そのちぐはぐさが面白かったんだけど、なんか途中から
キャラがヘンテコになってきた感じがしたなぁー。
なんだろう。

榎波のキャラが・・・なんか・・・微妙。
最初はよかったと思ったんだけどなぁー。

そして途中から予想通り混乱してくる(笑)
そして、ターゲットに榎波のグループと藤立のグループが
登場して、そしてドミニカとかなんとかかんとか・・・

なにーーー!?

というごっちゃ混ぜ状態でした(笑)
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