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2017.07.20 (Thu)

「チャップリン暗殺指令」 土橋章宏



チャップリン暗殺指令 土橋章宏

昭和7年(1932年)、青年将校が中心となり、クーデターを画策。純朴な青年・津島新吉は、帝国ホテルに滞在していた喜劇王の暗殺を命じられた。

本を読んでいるとたまにこういう新しい発見がある。
そういう時は「読書って本当にいいなぁ~(*´ω`*)」と得した気持ちになります。

というのも、新吉云々は別としてほぼ実話。
そうだったのかーー。
チャップリンが来日したときに、本当に5.15事件があって犬養毅が暗殺された。
チャップリンも暗殺対象に・・・なっていたかもしれない。
きな臭さを感じた秘書の高野が機転を利かせたからチャップリンは暗殺されなかった・・・かもしれない。

5.15事件は授業で習ったものの、同時期にチャップリンが来日してたなんて
もちろん、授業では習わないし、秘書が日本人だったっていうのも知らなかったし。
5.15事件からもわかるように、軍人が目立っていた時代だったし。

もっとコミカルな話かと思ってましたが、ふつうに面白い小説でした。
小説なのか実話かは謎ですが、知らなかったことを知った私としては大満足なのです。
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2017.06.24 (Sat)

「アルラウネの独白」 てにをは



アルラウネの独白 てにをは

大人気ボーカロイド曲「古書屋敷殺人事件」から生まれた中短編集第2弾!女学生探偵・花本ひばりと偏屈作家・久堂蓮真の事件録!

【目次】
推理作家は夜走る/アルラウネの独白/雪宿りの作法


ほんわかした本を読みたかったので(笑)

これはこれで満足しました。
何というか・・・心根が洗われるようでしたわ。ようやくw

このシリーズも3作目になってますが、無理矢理ヘンテコな設定に持っていこうとしている?
と、思った1話目。

表題作は割と普通な展開かな。と思った可もなく不可もない2話目。

先生は光源氏か?と突っ込みたくなった10年前の先生とひばりを書いた3話目。

個人的には3話目が好きですけどね。
光源氏的な。
7歳のひばりを手なずける22歳の強面の大学生の先生・・・
うーむ。

あ、そうだ。前作までなかった挿絵が入っていていよいよライトノベルっぽくなってきたなーと思っていたら、ラストは漫画まであった。
元々のボーカロイドが分からないし、別に知りたいとも思ってないので活字ばかり追って行ってます。
でも、ドSの先生が結構好きでありまする。

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2017.05.15 (Mon)

「ラストレシピ」 田中経一



ラストレシピ 田中経一

第二次大戦中に天才料理人・直太朗が完成させた究極の料理を蘇らせてほしいと依頼された、“最期の料理請負人”の佐々木。彼はそれを“再現”する過程で、そのレシピが恐ろしい陰謀を孕んでいたことに気づく。直太朗が料理に人生を懸ける裏で、歴史をも揺るがすある計画が動いていたのだ。美食に導かれ70年越しの謎に迫る、感動の傑作ミステリー!

BOOKデータベースの「歴史をも揺るがすある計画」っていうのが怖かった。
これは、日本人であればだれでも怖いと思う計画。
しかし・・・当時の戦争中ってみんな頭がおかしくなってるんだろうなー。
「お国のため」って言えば何でも許されると思っているのか、
それとも本当にそう思っているのか。

その時代背景を思えば良くも悪くも「知りすぎている」直太朗は殺されたとしても
仕方ないというか。
生きていてもかなり辛い人生だったと思う。
そういう事を思うと、最後に直太朗がやったことは、本当に大切なことだったと
思うんだけどねー。
ただ、直太朗が思っていたよりも真相を知るのが遅かった。
ずれた歯車というのはなかなか元に戻らないようです。

最後の佐々木の出生の秘密はおまけみたいな感じもしたけど、
まぁそうそう麒麟の舌の人がいるわけないかって考えると
最初から誘導されてたのかな。
そこに着地すると思ってなかったのでちょっと驚きました。
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2017.04.13 (Thu)

「本能寺遊戯」 高井忍



本能寺遊戯 高井忍

扇ヶ谷姫之、朝比奈亜沙日、そして交換留学生アナスタシア・ベズグラヤ(通称:ナスチャ)は日本史好きの高校生。事あるごとに日本史談義を続け、ついには歴史雑誌『ジパング・ナビ!』の新説公募企画にそれぞれが投稿、入選と賞金を狙う。本能寺の変の真相、ヤマトタケルと剣の謎、大奥の秘密など、女子高生“歴女”三人組の魅力的な新解釈を、気鋭の著者が連作ミステリで贈る。

【目次】
本能寺遊戯/聖剣パズル/大奥番外編/女帝大作戦/『編集部日誌』より


超マニアックだった。

「史実が何よりも正しい。史実があるのにどうしてわざと面白おかしい方向へ進みたがる!?」という登場人物の1人が言ったのには「なるほどなー」と正直思いましたが、勝者が書いた話ほどあてにならないものはないのよねー。

で、この3人が女子高生でなんか、普段の会話も「??」なのにこの歴史のチョイスがマニアック。
最初の本能寺くらいかなー。
あとはついていけなかった(笑)
こんな可愛らしい表紙にすっかり騙され、読むのに2週間はかかった状態です。

なんというか・・・チョイスするのは皆さんにお馴染みの話にしてもらいたい。
竜馬暗殺とか。聖徳太子とか。まぁ他にもいろいろありますが、
ひたすら難しく「ようやく読んだーー!!!」という感想しか出てこないw
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2017.04.07 (Fri)

「月桃夜」 遠田潤子



月桃夜 遠田潤子

奄美の海を漂う少女の元に、隻眼の大鷲が舞い降り、語り始めたある兄妹の物語。親を亡くし、一生を下働きで終える宿命の少年フィエクサと少女サネン。二人は「兄妹」を誓い、寄り添い合って成長したが、いつしかフィエクサはサネンを妹以上に深く愛し始める。人の道と熱い想いの間に苦しむ二人の結末はー。南島の濃密な空気と甘美な狂おしさに満ちた禁断の恋物語、待望の文庫化。日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。

こーれーはーねー。

あまり好きな類の話ではなかった(笑)

すみません。

奄美の海を漂っている茉莉香なワケですが、大好きな兄が死んだので自分も死のうと思っているわけだ。
そこで大鷲が登場して、自分の人間だった過去の話をする。

とりあえず茉莉香がムカつく。
交通事故で7年意識不明だったので、15歳で目覚めたけど気持ちは8歳というちぐはぐさは気の毒だなと思うけれど、兄に対しての依存度が気持ち悪さマックスで、うげぇーと思いながら読みました。

フィエクサとサネンは兄妹と生きていながらも血のつながりはないので、まぁ恋愛関係になっても多少は仕方ないとは思って読んでいたのですが、フィエクサは明らかにサネンの人生の邪魔だ。
自分のことしか考えてないじゃない。
もうーーなんなのか。

茉莉香の兄にもガッカリしたし。
あーーー!!!!もうっ!!!!!

と思って読み終えた1冊になりました(・ω・)
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2016.05.09 (Mon)

「ビオレタ」 寺地はるな



ビオレタ 寺地はるな 

婚約者から突然別れを告げられた田中妙は、道端で大泣きしていたところを拾ってくれた菫さんが営む雑貨屋「ビオレタ」で働くことになる。そこは「棺桶」なる美しい箱を売る、少々風変わりな店。何事にも自信を持てなかった妙だが、ビオレタでの出会いを通し、少しずつ変わりはじめる。人生を自分の足で歩くことの豊かさをユーモラスに描き出す、心のすきまにしみこむ温かな物語。第四回ポプラ社小説新人賞受賞作。

主人公に共感できなくて。
読んでてずっとイライラしてました。
変にこじらせるというか、人の温かさとか思いやりを変にひねくれて受け取ってしまうようなかなり面倒な人であります。
そんな面倒な人としっかり向き合って接する菫とか千歳とかすんばらしいと思った―。

そして妙(←主人公)のお父さんとお母さん。ツカサおじさん。
どの人もとてもいい人で泣けたー。
なんで主人公はこんなにバカなんだ。
27歳になってもこんなにバカなんだろう。
その温かみを知らないで今までのほほんと生きてきたのかと思うと本当に腹が立ちました。

多分作家さんが狙っていた箇所と全く違う場所で共感したり憤慨したりしましたが
まぁまぁ面白く読みました。(結構泣きましたもの)
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2016.03.22 (Tue)

「逆説探偵」 鳥飼否宇



逆説探偵 鳥飼否宇

綾鹿警察署・五龍神田刑事が、次々と起こる事件の謎に挑む!事件解決のヒントは、正体不明のホームレス十徳治郎が握る。あまりにも意外で皮肉な12人の真犯人とは!?そして、最後に残る物語最大の謎とは!?ライト感覚の本格ミステリー。

【目次】(「BOOK」データベースより)
獅子身中の脅迫者/火中の栗と放火魔/堕天使はペテン師/張子の虎で窃盗犯/ひとりよがりにストーカー/敬虔過ぎた狂信者/その場しのぎが誘拐犯/目立ちたがりなスリ師/予見されし暴行魔/犬も歩けば密輸犯/虫が好かないテロリスト/猫も杓子も殺人鬼/申し分なき愉快犯


はじめましての作家さんです。
読んだことなかったんだーと、自分のブログを振り返って思いましたが、
なかなか強烈な本でした(笑)

とにかく五龍神田がヘボすぎて読んでて切なくなる(笑)
ホームレスのじっとくさんがヒントを与えるも、そこからなぜか暴走し、
結果として、間違った犯人像をこしらえたり、混乱させてしまってます。

でも、実は・・・ってことでラストで「へ??」となりますが、
そういえば登場シーンがかぶってませんねー。
そういう事なのか。

短編でみんな似たような感じだったので、中盤は少し中だるみでした。
ラストが衝撃ではあったんだけど、そこにたどり着くまででかなり
疲弊してましたので、衝撃というより「ようやく」と言った感じ(笑)
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2016.01.19 (Tue)

「火祭りの巫女」 月原渉



火祭りの巫女 月原渉

炎の密室で愛が生む残虐なトリック!三つ子の巫女が揃い、秘祭が復活するとき、残虐で奇怪な事件がふたたびー伝奇本格ミステリの邪道にして王道!

民俗学風の話で結構好きなタイプだったんだけど
なーんか最後がめちゃめちゃ雑だったような。

せっかく三つ子でいくらでも仕掛けられる感じがするのに
別に・・・ね。
そうなの?せっかくの三つ子の設定を勿体無い。

15年前の首なし死体の真相は・・・という所には
想像するとちょっと「うげぇ」とくるんだけど(笑)
まぁそういう使い方もあるかもしれないけど
普通の状態であればなかなか実践しづらいところがあります。

ただ昔というのは、本当に理解不能な祭り&儀式というものが
沢山あります。
そういうのを一つひとつ知ることが本当に楽しいです。
事実は小説より奇なりということで
実際に行っている祭りの方がビックリするものもあります。
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2015.04.22 (Wed)

「いなくなった私へ」 辻堂ゆめ



いなくなった私へ 辻堂ゆめ

人気絶頂のミュージシャン・梨乃は目を覚ますと、誰にも自分と認識されなくなっていた。さらに自身の自殺報道を目にした梨乃は自らの死の真相、そして蘇った理由を探りはじめるが…。2015年第13回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作。(BOOKデータベースより)

宝島社の「このミス」と言ったらいつもミステリーじゃないのが受賞されるという摩訶不思議な賞でありますが・・・
今回は面白かったのよ。
普通にミステリーでした。
いや、普通と言われると普通じゃないかもしれないけど、
「一体どうなってるんだ。どうなるんだ?」という気持ちでずっと読みましたので満足です。

誰もが知ってる人気ミュージシャン、若干二十歳・・・
と、言われると最近の歌手ではイメージが湧かないー。
どうしても「松田聖子」「中森明菜」系を想像しました。
そうじゃないと、本当にすごいミュージシャンとイメージ出来ないので(←この2人はアイドルでしたが)

で、生きてるのに本当の自分は死んだらしい。
唯一自分を自分として認識してくれる優斗や優斗の姉に面倒を見てもらいながら
もう1人そういう人が出てくる(←いっくん)

最初はとにかく優斗のお財布が心配でなりませんでした。
基本として死んでる2人なので、何もない。
何もないが、普通に生きてるし生活もする。お腹もすく。

ようやく梨乃がバイトを見つけたときはいろいろな意味で安心しましたが。
ラストの仕掛けはなるほどねー。そういうことかと納得はしたんだけど、
この先の事を考えちゃうと、すこし投げっぱなしなラストかもしれないなーとも思いました。
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2014.03.03 (Mon)

「ゲノム・ハザード」 司城志朗



ゲノム・ハザード 司城志朗

一年前、誰かが私の人生に魔法をかけた。鳥山敏治。左利きのイラストレーター。二十九歳。ある晩、うちに帰るとリビングに十七本のキャンドルが灯り、妻が死体となって横たわっていた。抱き起こした途端、電話が鳴った。「あっ、敏ちゃん?」妻だ。こんなことはあり得ない!サントリーミステリー大賞読者賞。(BOOKデータべースより)

映画化になったということで、妹が読みたいと騒ぎ、
この本の存在を知り図書館で借りました。
(そしたら妹は買ってました。あー妹から借りればよかった)

最初から混乱する展開で「パラレルワールド?」と、思ったりしたけど
物語の中盤から話はちがう方向へ進み、
なるほどーーーーー。そういうことか。
主人公の混乱ぶりはそういうことだったのかー。
なんか「さっきそう言ってたじゃない!」と突っ込みながら読んでました(笑)

ラストはそれまでの展開とは違い、意外にも普通のミステリーみたいでした。
(みたいっていうのも・・・・ ^^;)

16年くらい前の本らしく、時代を思わせるワードが。
その名もフロッピー( ̄ω ̄*)

今、フロッピーに保存したくても入れるところないしね。
何というか・・・たかだか16年の間にフロッピーは闇に葬られて
しまったのか・・・

初めましての作家さんで、ちょっとマニアックかなと思ったのですが、
これは確かに映像化には向いているような感じがします。
映画もただ今公開中なのでしょうか?
(わたしが普段行く映画館では公開してないのでわからないのです)
08:20  |  その他た行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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