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2020.05.21 (Thu)

「ノースライト」 横山秀夫



ノースライト 横山秀夫

一級建築士の青瀬は、信濃追分に向かっていた。たっての希望で設計した新築の家。しかし、越してきたはずの家族の姿はなく、ただ一脚の古い椅子だけが浅間山を望むように残されていた。一家はどこへ消えたのか? 伝説の建築家タウトと椅子の関係は? 事務所の命運を懸けたコンペの成り行きは? 待望の新作長編ミステリー。

面白かったよー。
割と横山さんの本ってガッチガチなイメージがあるので
モロ警察小説とか、モロ新聞記者とか。
でも、これは建築士の話で。
信濃追分に建てた家の住民が行方不明で・・
何か事件??とか思って調べているうちに
あーだこーだとなるワケですが、
面白くて「ふん。ふん。」と読んでたらラストに
泣かせる仕組みになってて(T_T)
久しぶりに本を読んで泣きました。

残語(→発話がほとんど出ない状況の中にあって、. 何かを言おうとすると
いつも同じ言葉や音系列が表出される症状)
が「ごめんな」ってなんか悲しくない??
ずっと「ごめんな」という気持ちでいて、最後までその言葉が残って
たのかと。泣けた。

あとは青瀬と岡嶋。
この2人の人間模様もよかったし、ラストが明るかったので
読んでてほっとしたところもあります。
13:51  |  横山秀夫  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2013.12.08 (Sun)

「64」 横山秀夫



64 横山秀夫

警察職員二十六万人、それぞれに持ち場があります。刑事など一握り。大半は光の当たらない縁の下の仕事です。神の手は持っていない。それでも誇りは持っている。一人ひとりが日々矜持をもって職務を果たさねば、こんなにも巨大な組織が回っていくはずがない。D県警は最大の危機に瀕する。警察小説の真髄が、人生の本質が、ここにある。(BOOKデータベースより)

久しぶりに横山さんだなー。
今回も相変わらず荒々しいブン屋さんや刑事さんたちです。
この荒々しい雰囲気にいつも疲れます(^-^;)

いくつもの頭を抱える事案が三上を襲う。
仕事でもそうだけど、自分の娘のあゆみが「父親に似た自分の顔が嫌い」ということで失踪。
「んなばかな」と思うんだけど、このころの年代って気にしちゃうかも。
あゆみの母親は「ミス県警」になるほどの美人なのに、ぜーんぶブッサイクな父親に似てしまった。
子供のころから自分の容姿を気にしすぎてとうとう精神科にまで通ってしまった挙句の失踪にうろたえる三上夫婦。

どこかで死んでるんじゃないかと探しまくる夫婦の心労ってないよな。
その上に、仕事でも容赦ないブン屋の攻撃。
ここは横山さんの前職が生かされているので妙に妙にリアリティがあります。

そして、タイトルにもなった64
昭和64年におこった誘拐殺人事件。
それから14年。
14年間のいろいろな人物の葛藤。
そして「ロクヨン」を模倣した誘拐事件がおきる。

その全容が解き明かされたとき・・・
はぁ・・・・

なんっていうか、驚きというか執念というか、はたまた「やっぱり」という
気持ちも沸き起こりました。
09:03  |  横山秀夫  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2013.06.07 (Fri)

「ルパンの消息」 横山秀夫



ルパンの消息 横山秀夫

「昭和」という時代が匂い立つ社会派ミステリーの傑作!平成2年12月、警視庁にもたらされた一本のタレ込み情報。15年前に自殺として処理された女性教師の墜落死は、実は殺人事件だったーしかも犯人は、教え子の男子高校生3人だという。時効まで24時間。事件解明に総力を挙げる捜査陣は、女性教師の死と絡み合う15年前の「ルパン作戦」に遡っていく。「ルパン作戦」-3人のツッパリ高校生が決行した破天荒な期末テスト奪取計画には、時を超えた驚愕の結末が待っていた…。昭和の日本を震撼させた「三億円事件」までをも取り込んだ複眼的ミステリーは、まさに横山秀夫の原点。人気絶頂の著者がデビュー前に書いた“幻の処女作”が、15年の時を経て、ついにベールを脱いだ。第9回サントリーミステリー大賞佳作(BOOKデータベースより)

えーっと、この本を再読したのは、最初に読んだときになんかチグハグしたからなのです。
ルパンの消息」という本のタイトルと中身があってないような・・・
で、再読。

最近私は再読する理由というか言い訳を書き連ねている気がする(^^;)

「違和感あったよなー」と思いながら読んだせいか
不思議なことに今回は普通に読み終わりました(なんでだ?)
でも、ラストのあのシーンがやっぱり邪魔よねーー。
邪魔だけど、そういうシーンにしないといけないだろうけど・・・
なんかとってつけた感じがする。

この本はダンナも読んだのですが、

「閉所恐怖症のせいもあるのか、あのシーンを想像したら気持ち悪くなった」

とのことでした。
なるほど。
私は閉所恐怖症ではないですが、確かにあのシーンは想像すると気持ち悪いかもしれない。
でも・・・あまり気にならなかった( ̄∇ ̄*)ゞ←適当人間

再読したことによってそれまでのモヤモヤ感は減りましたが、
この本でどっちを書きたかったのか。
なんか・・・サンオクさんの話をよけてー。いらないー。
と、ずっと思っていたのも事実です(^^;)

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06:51  |  横山秀夫  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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