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2017.12.07 (Thu)

「なぞとき紙芝居 思い出の幽霊」 中村ふみ



なぞとき紙芝居 思い出の幽霊 中村ふみ

高校生の木崎奏が近ごろ親しくなった年上の友人・御劔耕助は、物語を考え、絵を描き、自分で上演する紙芝居屋だ。ただし観客のニーズに応じないバッドエンド仕様が祟って、まったく商売にはなっていない。ところが不思議なことに彼の紡ぐ物語はそれを必要としている人にとって、ときどき大きな“救い”になることがあるらしい…それが生者か死者かは関係なく。紙芝居が切ない過去をひもとく、心ほっこりミステリ、第2弾登場!

【目次】
絶叫ナイト/記憶の中の毒/ペーパーシアター/Dかもしれない


続けて第二弾。

今回も地元ワードは「ババヘラアイス」
うーーむ。やっぱり地元だな@作者さん。
しかし・・・地元の高校生・・・食べるかなぁー。

前回後半から登場してきた百合先生にほぼ乗っ取られた感じが・・・(笑)
そういう意味では奏くんがあまり活躍せず、少し残念なところもある。
でもまぁホラーテイストは強くなったのでそういう意味では
読み応えがありました。

最初の話は「え??それで成仏できるの?成仏できるんだったら別に
御劔さんじゃなくてもよくね?」
って言いたくなるような方法でした。

今回も紙芝居を使ったのは1話だけ。
あとは小芝居とバスケと夢??

謎なシリーズになってきたかも。
続くのかな。
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2017.12.06 (Wed)

「なぞとき紙芝居」 中村ふみ



なぞとき紙芝居 中村ふみ

高校生の木崎奏が出会ったのは、職業も風体もどこか浮世離れした御劔耕助という男。常に和服で丸眼鏡、紙芝居屋を自称し、喫茶店“ひがな”の地下室で昭和レトロな品々に囲まれて暮らす謎多き人物だ。観客のニーズをまるっと無視したバッドエンドの紙芝居ばかりつくる御劔に、なぜかいたく気に入られてしまった奏は、そこから不思議な夏休みを過ごすことに…。紙芝居が秘められた過去をひもとく、心ほっこりミステリ!

【目次】
バッドエンドの男/沼神/通り道/君のための紙芝居


表紙の絵と読み終わってからの人物像が合わないなぁー。

御劔さんが何か解決するとか力があるとかそういう話ではなくて
「あれれ??」とか思って読んだんだけど、
ただその場にいるってだけのような・・・
最後の話だけは、本職を活かしたなぁーと思ったのですが、
それ以外は特に何もなかった・・・・わ。

で、「沼神」の話で、奏が叔父の家に行くことになったんだけど、
そこは・・・きっと・・・うちの町内だわ。

よく本を読むと田舎の言葉を使ってたりとかあるけれど、
それほど馴染みじゃなかったわけです。
しかし・・・
今回は「隣んち?」って聞きたくなるくらい
普段使っている言葉で(^^;)

で、今データベース見るとやはり出身が一緒だったか・・・
だよね。あまりにもドストライクだったので
おそらく生活エリアも近いな。こりゃ。
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2017.12.05 (Tue)

「東京すみっこごはん」 成田名璃子



東京すみっこごはん 成田名璃子

商店街の脇道に佇む古ぼけた一軒屋は、年齢も職業も異なる人々が集い、手作りの料理を共に食べる“共同台所”だった。イジメに悩む女子高生、婚活に励むOL、人生を見失ったタイ人、妻への秘密を抱えたアラ還。ワケありの人々が巻き起こすドラマを通して明らかになる“すみっこごはん”の秘密とは!?美味しい家庭料理と人々の温かな交流が心をときほぐす連作小説!

【目次】
いい味だしてる女の子/婚活ハンバーグ/団欒の肉じゃが/アラ還おやじのパスタ/楓のレシピノート


食は大事だよなーといつも思います。

料理ひとつできなかった女子高生が当番にあたってしまい、
初めてみんなに料理をふるまう。

味噌汁1つでも奥深いなぁー。
最初に「すみっこごはん」を訪れた楓がとっさに偽名を使うわけですが、
その偽名を使ってしまったことがあとで効いてくる。
いい感じです。

老人と動物に弱いので、1話目のじーちゃんの話に泣けたー。
ラストの話もじーちゃん出てきたからやっぱり泣けた(笑)

常連の奈央さんがどうしていつまで経っても料理が上達しないのか謎
ですが、みんな炭と化した野菜炒めを黙々と食べる姿がほほえましいです。
(体には悪いけど ^^;)
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2017.05.02 (Tue)

「本を守ろうとする猫の話」 夏川草介



本を守ろうとする猫の話 夏川草介

高校生の夏木林太郎は、祖父を突然亡くした。祖父が営んでいた古書店『夏木書店』をたたみ、叔母に引き取られることになった林太郎の前に、人間の言葉を話すトラネコが現れる。21世紀版『銀河鉄道の夜』!

はじめましての作家さんだったー。
前に何かで読んでたような気がしたんだけどなー。

対象年齢がもう少し若かったのかもしれない。
なんか・・・斜に構えて読んでしまったw

例えば、第三話とか面白かったんだけど、
最近よく作家が書く、「活字離れ」「本離れ」「出版過多」とかねー。
そういうのを書いて警告してるんだろうけれど、
読まない人は読まないから知らないんだよね。本離れ云々。
読むのは私のような活字バカばかりで・・・
なので、そういう事を書いている本もよく読むのですでに食傷気味w

若い人には割と好印象のようですが(←読書メーターで)
「道徳の本みたいだった」って書いている人もいて少し納得した。
まぁ・・・難しいところではありますが、
終始ほんわかしていて、主人公の性格のせいか、緊迫しているようなシーン
なんだろうけれど、なんかほんわかしてた感じ(笑)

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2016.10.12 (Wed)

「タスキメシ」 額賀澪



タスキメシ 額賀澪

陸上の名門高校で長距離選手として将来を期待されていた眞家早馬は、右膝の骨折という大けがを負いリハビリ中。そんな折、調理実習部の都と出会い料理に没頭する。駅伝×料理男子。熱涙間違いなしの青春小説。


同じくはじめましての作家さん。

前日も料理関係の本でしたがこちらもです。
でも、こっちは若い高校生の弟に食べてもらうべくの料理なので気持ち若い。
まぁ素材もなじみの物がありますが、マネして作りたいというのはなかったかなー。

故障により陸上をやめなくてはいけない兄と、故障の原因を作ってしまったと思い込んでる弟。
その少しいびつな兄弟関係なんだけど、青春してるなー。
料理実習部にいるたった1人の部員。井坂都との出会い。
これもまた・・・まぁラストはやっぱりそっちだよねとは思っちゃったが、
高校生の若くて青くて・・・みたいなのが感じることができたと思います。

2016年の青少年読書感想文コンクールの高校生部門、課題図書だそうです。
なるほどねーー。
確かにそういうのに選ばれそうです。
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2016.02.26 (Fri)

「教団X」 中村文則



教団X 中村文則

謎のカルト教団と革命の予感。自分の元から去った女性は、公安から身を隠すオカルト教団の中へ消えた。絶対的な悪の教祖と4人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国を根幹から揺さぶり始める。神とは何か。運命とは何か。絶対的な闇とは、光とは何か。著者最長にして圧倒的最高傑作。

エロエロ小説だった。

最近エロエロ小説って読んでなかったので「おぉっ!」とビックリした(笑)

でもこういうのってオウム真理教であったよねー。
教祖さまのパワーを直接いただくとかなんとかかんとか。
当時のニュースだかワイドショーとかやっているのを見た記憶があります。
オウム真理教の幹部クラスの女性はみんなノーメイクなのに美人ぞろいだったなと言う記憶が。

そういう信仰から外れたり、教祖と考えがズレた人たちはテロとか過激な方向へ行くんだねー。
なんでだろうね。なんで極端になるんだろう。
なんで宗教施設に武器が沢山あるんだろう。

結局なんだったんだろう。
「教団」という大きなうねりの中で翻弄されたいろいろな人々。
2人の教祖。
うぅむ。よく分からん人たちだった。
松尾もそこそこ謎だったし。
最初は宗教を否定していたけれど、結局は「不思議な話」とかするワケで。
それはやっぱり聞く人が聞くと「ありがたいお話」になる。

などと思いながら読みました。
厚いんだけどそれほど時間はかからなかった。

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2016.02.13 (Sat)

「永い言い訳」 西川美和



永い言い訳 西川美和

長年連れ添った妻・夏子を突然のバス事故で失った、人気作家の津村啓。悲しさを“演じる”ことしかできなかった津村は、同じ事故で母親を失った一家と出会い、はじめて夏子と向き合い始めるが…。突然家族を失った者たちは、どのように人生を取り戻すのか。人間の関係の幸福と不確かさを描いた感動の物語。

読了感はいいです。

ただこの本はイヤな偶然があります。
妻の夏子と夏子の友人のゆきちゃんがバス事故で死にます。
それがスキーツアーの夜行バス。
カーブを曲がりきれず云々・・・

もちろん小説の方が先ですが、こういうことが現実に起きたんだよなーと思いました。
作者さんも辛いだろうなと思いましたが。

それで、妻に先立たれてしまった2人の夫(オッサン)

オッサンの1人は名前を衣笠幸夫といい、鉄人さんと同じ名前。
職業小説家。子供なし。
オッサンのもう1人は大宮陽一。職業トラック運転手。小学6年生の男の子と5歳の女の子の子供がいる。

2人のオッサンは急接近。
幸夫くんはトラック運ちゃんの代わりに2人の子供の面倒を見たりする。
それが仕事の出版社の人からすると「父親ごっこ」をしているように見える。

「父親ごっこ」ねぇー。
ちょっと気に入ったフレーズ。まさにそういう感じがした。

夫婦と言っても仲良し夫婦もあれば、そこそこ冷え切った夫婦もある。
それぞれの夫婦の温度差があったりして面白く読みました。
実際に幸夫の気持ちを理解できるシーンもあるんだよね。
ひねくれもの同志ということか( ̄▽ ̄;)
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2016.02.09 (Tue)

「広岡浅子 気高き生涯」 長尾剛



広岡浅子 気高き生涯 長尾剛

幕末の京都に生まれ、大阪の豪商に嫁いだ広岡浅子。明治維新の動乱で傾きかけた嫁ぎ先を立て直すために奔走し、炭鉱、銀行、生命保険業を手掛け、実業家として活躍。さらに、女性の地位向上のために日本初の女子大学の設立にも貢献。ピストルを忍ばせて炭鉱に入るなど、豪快な逸話を残した不世出の女傑は、いかなる人物だったのか。時代背景や女性史を踏まえて追った評伝。

ってことで、「あさが来た」のモデルとなった広岡浅子の生涯の本です。
こういうシーズン物は妹が貸してくれます。

っていうか、村岡花子の本にしろ、マッサンの本にしろ、今回の本にしろ毎回よく買うなーと。
本を借りておいてなんですが毎回そう思う訳です。

この本は浅子の生涯をメインに書いている本なので、
信五郎に妾がいたとかそういう話はナッシング。
あくまでも浅子と信五郎って感じかなー。
だからこそ面白く読みました。

浅子だから信五郎だし、信五郎だから浅子だし。
この2人じゃないとなかなか上手くいかないだろう。
本を読んでるとドラマのまんま。
っていうか、ドラマが実物のまんま。
読みながらにんまりしてしまいました。

信五郎もやり手なんだよねー。
ただ競争心もなくのんびりしているから分からないんだろうけど、
紡績会社を作ったともあるのでそこには驚いた。
今の「ユニチカ」だそうで。

娘の名前が「亀子」というのだけは・・・(´;ω;`)
当時はいいのでしょうが、今だとクレームかもと・・・

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2015.04.27 (Mon)

「今夜、すべてのバーで」 中島らも



今夜、すべてのバーで 中島らも

薄紫の香腺液の結晶を、澄んだ水に落とす。甘酸っぱく、すがすがしい香りがひろがり、それを一口ふくむと、口の中で冷たい玉がはじけるような…。アルコールにとりつかれた男・小島容が往き来する、幻覚の世界と妙に覚めた日常そして周囲の個性的な人々を描いた傑作長篇小説。吉川英治文学新人賞受賞作。(BOOKデータベースより)

作者の実体験含む・・・かな。
アル中で肝臓をやられてしまって入院してしまった小島(ちなみに作者は中島。)

いろいろな人に35歳で死ぬと言われ、35歳で入院する羽目になり、自分の人生は35歳で幕を閉じるんだとあきらめの境地の中、そこでの出会いとか、やっぱり人間が変わるっていうのは本当にショックだったり、衝撃がなければ無理なのかもしれない。

最初は医者にムカついて(笑)
「なんなの。この医者」と思ってたんだけど、確かに酷い先生なんだけど、医者からするとアル中で入院する人なんて愚の極みなのでしょうね。

この本にアル中診断みたいなのがあって。
項目ごとにプラス何点、マイナス何点と計算していき、プラス2点以上だと人間終わりみたいな書かれ方してて。
ふむふむとやったら3.9点あった私w
ちなみに、主役の小島さんは12.5点だった。

人間終わってる・・・と、ダンナに見せたら、「こことここは別に当てはまらないんじゃないか」と言ってくれて、無事に人間に戻ることが出来ました・゚・(ノД`;)・゚・

入院していると当たり前に起こる別れ。
病院での別れは大体が「死」を意味してます。
読み手の私からしてもあの人の死は悲しくなりました。

ラスト読了感はいいんだけど、酒ってそうそう簡単にやめられないんだよね。
それは自分もわかってるし、らもさんのその後を見てもわかる。
それもまた辛いところ。



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2015.04.17 (Fri)

「家守綺譚」 梨木香歩



家守綺譚 梨木香歩

たとえばたとえば。サルスベリの木に惚れられたり。床の間の掛軸から亡友の訪問を受けたり。飼い犬は河瞳と懇意になったり。白木蓮がタツノオトシゴを孕んだり。庭のはずれにマリア様がお出ましになったり。散りぎわの桜が暇乞いに来たり。と、いった次第の本書は、四季おりおりの天地自然の「気」たちと、文明の進歩とやらに今ひとつ棹さしかねてる新米精神労働者の「私」と、庭つき池つき電燈つき二階屋との、のびやかな交歓の記録である。(BOOKデータベースより)

medeskiさんのお勧め本。
女性に贈るときはこの本とのことですが・・・・

あまりにセンスの良さにクラクラした。

私は基本的に物騒な本が好きなので、普段はあまり手に取らない本です。
読書ブログを通じて他の方がどういう本を読まれているかと交流するのが大好きであります。
真面目にいい本と出会いました。
四季折々の風景、風情、今から100年前ったらいつ?
大正かー。

ワケあって亡き友の家に1人で住むことになった主人公ですが、
亡くなったはずの友人が掛け軸から登場するというホラーながらもコミカルな展開となってます。

そして四季折々の花々。
意思をもつサルスベリなど。
ひとつの章が短いので、寝る時に読み返すのもいいかもしれません。

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