igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。

「前田利家と妻まつ」 中島道子



前田利家と妻まつ 中島道子

戦国時代の夫婦の物語といえば、豊臣秀吉とねねの話が有名だが、秀吉夫妻と終生の親交を結んだ前田利家と妻まつの歩みも、「ミニ太閤記」とでもいうべき輝かしい出世譚である。若気の至りで主君・織田信長の勘気をこうむり、足軽長屋に暮らしはじめた利家とまつ。まさにゼロからの出発だったが、実直・律儀に忠義を尽くす利家は、やがて帰参を許され、信長の計らいで前田の当主となる。その後、戦場往来の日々に生きる利家を、妻まつはしっかりと支え、二男九女を育て上げていく。信長の横死、秀吉の台頭と天下統一という激変のなか、利家は「加賀百万石」の大名として豊臣政権の屋台骨を支えるようになる。だが秀吉が没し、利家も後を追うように病没すると、加賀前田家の存続をかけたまつの闘いが始まるのだった。

歴史詳しくないのであまり分からない人たちであります(^-^;)
冷静に考えると、新選組しか詳しくないんだよねー。

で、ですね。
読む前のイメージ(例えば、大河ドラマに起用されたイメージ@見てないけど)としてはものすごく仲の良い夫婦という印象でしたが、それはきっと当時としては利家が側室をあまり持たなかったからのようですねー。
正直、私は現代に生きててよかったなと思うばかり。
400年前だよ。400年前。
この時代は子供をあっちにやったり、こっちに囚われたり、養女という名の人質だったり。
あぁーイヤイヤ。

夫はいつも血なまぐさいし。
心が休まるときがありません。

それでもって、良妻だ賢妻だって言われたって・・・
嬉しくもなんともない(T_T)

まぁ・・・400年前に生きていたらそういう事も言わなかっただろうけどね。

「上石神井さよならレボリューション」 長沢樹



上石神井さよならレボリューション 長沢樹

成績不振の写真部員・設楽洋輔は、眉目秀麗で天才で変態の岡江和馬の勉強指導と引換えに『フェティシズムの捕獲』を請け負うことに。高校一の美少女で生物部員の愛香の依頼で一緒に野鳥の撮影をしつつチャンスを狙う中、様々な「消失」事件に出会い…。天真瀾漫で運動神経抜群の愛香の突飛な行動、冷静かつ的確な岡江の推理を参考にしながら、設楽は意外な事件の真相に迫る。青春ミステリー!

【目次】(「BOOK」データベースより)
落合川トリジン・フライ/残堀川サマー・イタシブセ/七里ヶ浜ヴァニッシュメント&クライシス/恋ヶ窪スワントーン・ラブ/上石神井さよならレボリューション


帯に『青春本格」とあったのでモロ本格かと思って期待していたのですが
残念ながらそういう感じではなかった。

読書メーターで他の人も書いてたけど、キャラクターは面白いです。
恥じらいのない美少女川野とか面白いです。

私が一番お気に入りだったのは、学生プロレスの実況の人だけどww
こういうのってありそうでおかしい。

ただ、実際の事件はちょっと難しくややこしく、場所がイメージしづらく
これでもう少し事件を丁寧に書いたらもっと面白かったんでは?

なーんて上から目線で言ってみました( ̄ω ̄*)

「星の見える家」 新津きよみ



星の見える家 新津きよみ

安曇野で一人暮らしをする佳代子。病気がちの弟のため、家族で引っ越し、ペンションを始めたのだが、体調が回復した弟が東京の高校に進学したことを機に、家族はゆるやかに崩壊していく。一人になった佳代子は、ペンションをやめべーカリーを始めるのだが、そこにはある秘密が……(表題作)。再び生きることを目指す女性の恐怖と感動を描く、オリジナル短編集!

心理サスペンスというだけあって、心理的にぞくっときます。
結構好き。
短編なので印象に残る話と残らない話がありまして。

表題作は最初から最後までイヤーーーーな、陰湿な何かこうくるものがあって、めっちゃ好きでした(笑)
あと、万引きした後に、後輩に誘われドキドキしながら何食わぬ顔をし、でもドキドキして・・・そして・・・っていう話も好きだった。

そうだそうだ。結婚式の引き出物にもらった因縁の伊万里焼のワイングラスをバザーに出したっていうのもいい話だった(笑)
あぁー。この続きが読みたいww

ただ、インパクトの強い話の反面、全く記憶に残ってない話もありましたね。
なんというか、あまりハッピーエンドを求めてないのかもしれない。うん。

「東京すみっこごはん 親子丼に愛をこめて」 成田名璃子



東京すみっこごはん 成田名璃子

心にすきま風が吹いたとき、商店街の脇道に佇む“共同台所”は、いつでも、誰でも、やさしく迎えてくれる。恋愛に無関心なOL、誰にも言えぬ片思いに悩む高校生、シングルファーザーと結婚したキャリアウーマン。そして、無愛想な常連・柿本が回想する、忘れられぬ人との出会いー。それぞれのあたたかな恋心と愛が溢れ出す、大人気シリーズ第三弾。お待たせしました!

【目次】(「BOOK」データベースより)
念のための酢豚/マイ・ファースト鱚/明日のためのおにぎり/親子丼に愛を込めて


今回もよかったです。
人情だわー。
この本に「エピソード0」的な話があったので読み終わった後
また妹から「1」を借りて読破w

そうか。こうしてつながっていくのか。
成長しているのかしていないのか全く謎な奈央がとても可愛いです。
やる気はあるんだけど、技術がなぜか追いついていかない(笑)
なんでだろう。

でもレシピどおり作るのは案外難しいものです。
じっくり読んでると煮えすぎたり油の温度がー!となるので
適当に流してよんじゃうとそこに大切なことが書いていたり。
料理というのも難しいものです。

1話目が何気に好き。
超現実的な女性が人を好きになりあたふたしているさまが
何というか「こういうことってあるの?」と思いつつも微笑ましかったです。

「東京すみっこごはん(雷親父とオムライス)」 成田名璃子



東京すみっこごはん 成田名璃子

年齢も職業も異なる人々が集い手作り料理を食べる“共同台所”には、今日も誰かが訪れる。夢を諦めかけの専門学校生、妻を亡くした頑固な老人、勉強ひと筋の小学生。そんな“すみっこごはん”に解散の危機!?街の再開発の対象地区に含まれているという噂が流れ始めたのだ。世話好きおばさんの常連・田上さんは、この事態に敢然と立ち向かう。大人気シリーズ、待望の続編!

【目次】(「BOOK」データベースより)
本物の唐揚げみたいに/失われた筑前煮を求めて/雷親父とオムライス/ミートローフへの招待状


妹から借りた本ですが、こういう人情ものって「よし!読もう!!」と思わないとなかなか読む気にならなくて(^^;)
1か月近く放置していたかもしれません。

でも、読むと面白い。

ただただ甘ったるい話だけではなくて、現代のお子様事情とか、難しい年寄とか。
読んでて「なんだかなー」と思うんだけど、いい意味で昭和の田上さんとかが
見守ってくれる。

ラストの誰が「すみっこごはん」をつぶそうとしているのか。
常連の中のスパイは誰だ!?
というのもそこそこ毒があって面白かった。
みんな疑心暗鬼になっているんだよね。
そこでも田上さんが登場する。
なるほどねー。
やっぱり言っていないと分からないものです。

ちなみにこの日の我が家の夜ご飯はから揚げと筑前煮でしたww
鶏肉あったので。
我ながらとても単純だと思います。

「ひとり増えてる」 中村まさみ



ひとり増えてる 中村まさみ

全国各地の怪談ライブで、心に響く「実話怪談」の語りを続けている著者が贈る怪談短編集。

【目次】
日傘/いなかの便所/道の先/長い髪/黒い靴下/ふたりの自分/タンクローリー/真っ赤な百日紅/憑いてくる彼女/虫の知らせ/峠のできごと/あの桜で…/防砂林/トヨの塚/なにかが鳴く/着信あり/てるちゃん/門/練炭自殺/夢幻夜話/嵐の中で/アワビ/予知/幽霊坂/おいなりさんとの再会/のぞいている…/ベランダの彼/日本に帰りたがる車/ナビ/妖怪おとろし/鈴ヶ森刑場跡/ひとり増えてる…/タオルケット


こういう実際にあった話みたいな怪談って実はあまり怖くない。

なんだろう。
私は視えないタイプですが、幽霊っていてもおかしくないし、
念があって成仏できない場合もあるんじゃないかなと思っているので、
普通に「あぁー。こういう事もあるだろうなー」と思いながら読んでました。

でも、その中でも「長い髪」「峠の出来事」なんかは怖いですねー。
念というよりは、怨念。
これは怖いです。
でも、「ベランダの彼」みたいな話はどこかほんわかしてます。

あぁ「ナビ」も怖かったよね。
中古のナビを買って取り付けたら、
ナビが勝手に死亡事故現場に誘導して
「ここです」
「ここです」
「ここです」
って普通のナビじゃない声でずっと言っているんだってー。
そういう感じの話が沢山ある1冊でした。

「なぞとき紙芝居 思い出の幽霊」 中村ふみ



なぞとき紙芝居 思い出の幽霊 中村ふみ

高校生の木崎奏が近ごろ親しくなった年上の友人・御劔耕助は、物語を考え、絵を描き、自分で上演する紙芝居屋だ。ただし観客のニーズに応じないバッドエンド仕様が祟って、まったく商売にはなっていない。ところが不思議なことに彼の紡ぐ物語はそれを必要としている人にとって、ときどき大きな“救い”になることがあるらしい…それが生者か死者かは関係なく。紙芝居が切ない過去をひもとく、心ほっこりミステリ、第2弾登場!

【目次】
絶叫ナイト/記憶の中の毒/ペーパーシアター/Dかもしれない


続けて第二弾。

今回も地元ワードは「ババヘラアイス」
うーーむ。やっぱり地元だな@作者さん。
しかし・・・地元の高校生・・・食べるかなぁー。

前回後半から登場してきた百合先生にほぼ乗っ取られた感じが・・・(笑)
そういう意味では奏くんがあまり活躍せず、少し残念なところもある。
でもまぁホラーテイストは強くなったのでそういう意味では
読み応えがありました。

最初の話は「え??それで成仏できるの?成仏できるんだったら別に
御劔さんじゃなくてもよくね?」
って言いたくなるような方法でした。

今回も紙芝居を使ったのは1話だけ。
あとは小芝居とバスケと夢??

謎なシリーズになってきたかも。
続くのかな。

「なぞとき紙芝居」 中村ふみ



なぞとき紙芝居 中村ふみ

高校生の木崎奏が出会ったのは、職業も風体もどこか浮世離れした御劔耕助という男。常に和服で丸眼鏡、紙芝居屋を自称し、喫茶店“ひがな”の地下室で昭和レトロな品々に囲まれて暮らす謎多き人物だ。観客のニーズをまるっと無視したバッドエンドの紙芝居ばかりつくる御劔に、なぜかいたく気に入られてしまった奏は、そこから不思議な夏休みを過ごすことに…。紙芝居が秘められた過去をひもとく、心ほっこりミステリ!

【目次】
バッドエンドの男/沼神/通り道/君のための紙芝居


表紙の絵と読み終わってからの人物像が合わないなぁー。

御劔さんが何か解決するとか力があるとかそういう話ではなくて
「あれれ??」とか思って読んだんだけど、
ただその場にいるってだけのような・・・
最後の話だけは、本職を活かしたなぁーと思ったのですが、
それ以外は特に何もなかった・・・・わ。

で、「沼神」の話で、奏が叔父の家に行くことになったんだけど、
そこは・・・きっと・・・うちの町内だわ。

よく本を読むと田舎の言葉を使ってたりとかあるけれど、
それほど馴染みじゃなかったわけです。
しかし・・・
今回は「隣んち?」って聞きたくなるくらい
普段使っている言葉で(^^;)

で、今データベース見るとやはり出身が一緒だったか・・・
だよね。あまりにもドストライクだったので
おそらく生活エリアも近いな。こりゃ。

「東京すみっこごはん」 成田名璃子



東京すみっこごはん 成田名璃子

商店街の脇道に佇む古ぼけた一軒屋は、年齢も職業も異なる人々が集い、手作りの料理を共に食べる“共同台所”だった。イジメに悩む女子高生、婚活に励むOL、人生を見失ったタイ人、妻への秘密を抱えたアラ還。ワケありの人々が巻き起こすドラマを通して明らかになる“すみっこごはん”の秘密とは!?美味しい家庭料理と人々の温かな交流が心をときほぐす連作小説!

【目次】
いい味だしてる女の子/婚活ハンバーグ/団欒の肉じゃが/アラ還おやじのパスタ/楓のレシピノート


食は大事だよなーといつも思います。

料理ひとつできなかった女子高生が当番にあたってしまい、
初めてみんなに料理をふるまう。

味噌汁1つでも奥深いなぁー。
最初に「すみっこごはん」を訪れた楓がとっさに偽名を使うわけですが、
その偽名を使ってしまったことがあとで効いてくる。
いい感じです。

老人と動物に弱いので、1話目のじーちゃんの話に泣けたー。
ラストの話もじーちゃん出てきたからやっぱり泣けた(笑)

常連の奈央さんがどうしていつまで経っても料理が上達しないのか謎
ですが、みんな炭と化した野菜炒めを黙々と食べる姿がほほえましいです。
(体には悪いけど ^^;)

「本を守ろうとする猫の話」 夏川草介



本を守ろうとする猫の話 夏川草介

高校生の夏木林太郎は、祖父を突然亡くした。祖父が営んでいた古書店『夏木書店』をたたみ、叔母に引き取られることになった林太郎の前に、人間の言葉を話すトラネコが現れる。21世紀版『銀河鉄道の夜』!

はじめましての作家さんだったー。
前に何かで読んでたような気がしたんだけどなー。

対象年齢がもう少し若かったのかもしれない。
なんか・・・斜に構えて読んでしまったw

例えば、第三話とか面白かったんだけど、
最近よく作家が書く、「活字離れ」「本離れ」「出版過多」とかねー。
そういうのを書いて警告してるんだろうけれど、
読まない人は読まないから知らないんだよね。本離れ云々。
読むのは私のような活字バカばかりで・・・
なので、そういう事を書いている本もよく読むのですでに食傷気味w

若い人には割と好印象のようですが(←読書メーターで)
「道徳の本みたいだった」って書いている人もいて少し納得した。
まぁ・・・難しいところではありますが、
終始ほんわかしていて、主人公の性格のせいか、緊迫しているようなシーン
なんだろうけれど、なんかほんわかしてた感じ(笑)