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2020.09.16 (Wed)

「濱地健三郎の霊なる事件簿」 有栖川有栖



濱地健三郎の霊なる事件簿 有栖川有栖

探偵・濱地健三郎には鋭い推理力だけでなく、幽霊を視る能力がある。彼の事務所には、奇妙な現象に悩む依頼人のみならず、警視庁捜査一課の刑事も秘かに足を運ぶほどだ。ホラー作家のもとを夜ごと訪れる幽霊の目的とは?殺人事件の被疑者が同時刻に複数の場所にいたのは、トリックか生霊か?生者の嘘を見破り、死者の声なき声に耳を傾ける心霊探偵が、驚くべき謎を解き明かす。ミステリと怪異の融合が絶妙な、新シリーズ!

【目次】(「BOOK」データベースより)
見知らぬ女/黒々とした孔/気味の悪い家/あの日を境に/分身とアリバイ/霧氷館の亡霊/不安な寄り道


こっちがシリーズ1作目。
でもって、自分で過去ブログを読んだのです。
このシリーズの2作目。

やば・・・全く同じ感想が浮かんでた。

こちらがシリーズ1作目なんだけど、「あれ?もしかして前回読んだのが1作目?」
と、思っちゃうくらい違和感ないし。
気楽に読めますし、不要な会話がないので読みやすいんです。

火村&アリスでも、学生アリスでもディスカッション型が多いので
多少辟易するところ、このシリーズは依頼人が来て、濱地が動いて
霊と対峙して解決する。というパターン。

くくりとしてはミステリーでもホラーでもないと思うのです。
だって怖くない。
霊なのでミステリーというのは・・・?という感じ。
普通の小説として読めば面白いと思う(^^)
15:16  |  有栖川有栖  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.05.27 (Wed)

「濱地健三郎の幽たる事件簿(2)」 有栖川有栖



濱地健三郎の幽たる事件簿(2) 有栖川有栖

年齢不詳の探偵・濱地健三郎には、鋭い推理力だけでなく、幽霊を視る能力がある。新宿にある彼の事務所には、奇妙な現象に悩む依頼人のみならず、警視庁捜査一課の強面刑事も秘かに足を運ぶほどだ。助手の志摩ユリエは、得技を活かして、探偵が視たモノの特徴を絵に描きとめていくー。郊外で猫と2人暮らしをしていた姉の失踪の謎と、弟が見た奇妙な光景が意外な形でつながる(「姉は何処」)。資産家が溺死した事件の犯人は、若き妻か、懐具合が悪い弟か?人間の哀しい性が炙り出される(「浴槽の花婿」)など、驚きと謀みに満ちた7篇を収録。ミステリの名手が、満を持して生み出した名探偵。待望のシリーズ、第2弾!

【目次】(「BOOK」データベースより)
ホームに佇む/姉は何処/饒舌な依頼人/浴槽の花婿/お家がだんだん遠くなる/ミステリー研究会の幽霊/それは叫ぶ


シリーズ2作目だったけど、1作目読んでないけど全く問題なし。
しかもシンプルで読みやすいです。
こういうの好きだわ。

有栖川さんといえば人気シリーズ、「火村&アリス」がありますが、
これは結構2人の会話というのが重要なポイントなシリーズなので
会話の中から・・・っていうのがあるんだけど、正直邪魔くさいときも
ありまして。
それに比べるとこちらの方が好みです。

心霊探偵とはいうものの、派手な活躍も演出もなく。
ただ、事件の中に霊が関係しているとそれをあっさりと
排除するんだろうなぁ。
排除の仕方はそれぞれながら。

ちょっと疲れてるときだったので気楽に読めたからか
今の気持ちの状態ではありがたい本でした。
05:00  |  有栖川有栖  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.02.08 (Sat)

「カナダ金貨の謎」 有栖川有栖



カナダ金貨の謎 有栖川有栖

民家で発見された男性の絞殺体ー殺害現場から持ち去られていたのは、一枚の「金貨」だった。完全犯罪を計画していた犯人を、臨床犯罪学者の火村英生と推理作家の有栖川有栖がロジックで追い詰めていく!表題作「カナダ金貨の謎」ほか、切れ味鋭い中短編「船長が死んだ夜」「エア・キャット」「あるトリックの蹉跌」「トロッコの行方」を収録。待望の“国名シリーズ”第10弾!

【目次】
船長が死んだ夜/エア・キャット/カナダ金貨の謎/あるトリックの蹉跌/トロッコの行方


短編の国名シリーズってたまにとんでもなく、くだらなかったりしますが、
今回はなんとか許容範囲内でした(笑)

ただ、トリックを主としているので、読んでて「そこまでこだわらんでも・・・」
と、思うことはあります。心情的にね。
でも、トリックを成立させるためにはねぇ。

そんな小技も必要なのかもしれません。

表題作の「カナダ金貨の謎」は珍しく、先に犯人が分かっている
パターン。犯人だけがわかってて、動機もまぁ途中でわかるんだけれど、
金貨の謎だけが残る。
金貨の謎が解けたらすべてがわかるんだけど。
という感じの話でした。

「トロッコ問題」に関してはほかの本でも最近読んだなぁ。
なんだっけ?「罪の余白」だったかな。

この短期間で連続して読むとなんというか・・・
じっくり考えたくなります。

16:43  |  有栖川有栖  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.06.03 (Mon)

「こうして誰もいなくなった」 有栖川有栖



こうして誰もいなくなった 有栖川有栖

あの名作『そして誰もいなくなった』を再解釈し、大胆かつ驚きに満ちたミステリに仕上げた表題作をはじめ、ラジオドラマ脚本として描かう44れ、小説としては世に出ていない掌編や、自殺志願者の恐怖と悔恨を描く傑作ホラー「劇的な幕切れ」、書店店長の名推理が痛快な日常ミステリ「本と謎の日々」など、一作たりとも読み逃せない名作揃い。有栖川有栖作家デビュー30周年記念を飾る、華麗なる傑作作品集!!

【目次】(「BOOK」データベースより)
館の一夜/線路の国のアリス/名探偵Q氏のオフ/まぶしい名前/妖術師/怪獣の夢/劇的な幕切れ/出口を探して/未来人F/盗まれた恋文/本と謎の日々/謎のアナウンス/矢/こうして誰もいなくなった


表題作が一番読み応えありました。

でも、元の話=そして誰もいなくなった を知ってて楽しめるので、どうでしょう。
元の話を知らないと楽しめないとは思います。

そういう意味では、「線路の国のアリス」は不思議の国のアリスからきてます。
しかし、私、不思議の国のアリス読んだことないので
この話は難しかった(^-^;)

「劇的な幕切れ」は何かのアンソロジーで読みました。
まぁ・・・自業自得的な・・・
言い方悪いけど、そう思います。

「本と謎の日々」に関しては、なんか目から鱗な話がちらほら。
本やさんに勤めているからこそ気づく謎です。
POPをしおりにする人とか私の脳内の斜め上っていうか・・・
あるんだろうね。そういうの。

08:14  |  有栖川有栖  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.01.15 (Tue)

「インド倶楽部の謎」 有栖川有栖



インド倶楽部の謎 有栖川有栖

前世から自分が死ぬ日までーすべての運命が予言され記されているというインドに伝わる「アガスティアの葉」。この神秘に触れようと、神戸の異人館街の外れにある屋敷に“インド倶楽部”のメンバー七人が集まった。その数日後、イベントに立ち会った者が相次いで殺される。まさかその死は予言されていたのか!?捜査をはじめた臨床犯罪学者の火村英生と推理作家の有栖川有栖は、謎に包まれた例会と連続殺人事件の関係に迫っていく!

イマイチ。

このシリーズのファンだからこそ腹の立つこともあるし、
内容の割にはページ数が多い。
なんでこんなに厚いのか。

この内容だったら半分でもいいんじゃないかなと思うのです。

火村とアリスのどーでもいい会話が多すぎるし、
第一、今までの火アリシリーズのタイトルについて話し出すとか!!
火アリのアリス→学生アリスの作者
学生アリスのアリス→火アリの作者
という設定を無視する許しがたい言動。

と、前々のファンからすると思うのです。
そして、永遠の34歳なのに時代は動くので
「前前前世」の歌がどうの~と。時事ネタまで入る(TдT)

まぁ今回は前世がテーマなんだけど。

動機も弱いが、こんなにページ数が多いのに
犯人が分かってからの雑さ。
もう少し丁寧に説明してくれるかと思ったのに。

と久々の火アリに不満たらたらの私でした。
12:35  |  有栖川有栖  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.05.23 (Tue)

「狩人の悪夢」 有栖川有栖



狩人の悪夢 有栖川有栖

人気ホラー作家・白布施に誘われ、ミステリ作家の有栖川有栖は、京都・亀岡にある彼の家、「夢守荘」を訪問することに。そこには、「眠ると必ず悪夢を見る部屋」があるという。しかしアリスがその部屋に泊まった翌日、白布施のアシスタントが住んでいた「獏ハウス」と呼ばれる家で、右手首のない女性の死体が発見されて…。臨床犯罪学者・火村と、相棒のミステリ作家・アリスが、悪夢のような事件の謎を解き明かす!

手首のない死体かぁー。
まぁ面白かったは面白かったんだけど、結果的に手首がないということは大した問題でもなかったので、ふつうに手首のついた状態での死体のほうがもう20ページくらい少なくて済んだのではないかって思ったよー。

それほど深い意味もなかったし。
そういう意味でいえば「鍵のかかった男」のほうが同じ長編ながらも面白く読みました。

今回は本格推理のお約束である、

「強い雷雨により木が倒れてその日は通行できなかった」

という、すんばらしい設定のため犯人を絞り込むことができたのですが。
まぁどの人も怪しかったですけどね(笑)

あと、火村とアリスの関係性がねー。
ちょっと踏み込んでますかね。
永遠の34歳である2人なので今までの距離感でいってもらいたいものです。

しかし2人が34歳でいる間に、当たり前のようにケータイはスマホになっているのだ。
なんっていうかなー。シリーズ全作読んでいる読者としてはちょっとした事でも
違和感を感じてしまうという面倒くさい人間なのです。
14:04  |  有栖川有栖  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2016.04.04 (Mon)

「怪しい店」 有栖川有栖



怪しい店 有栖川有栖

骨董品店で起きた店主殺人事件、偏屈な古書店主を襲った思いがけない災難、芸能プロダクションの社長が挑んだ完全犯罪、火村が訪れた海辺の理髪店でのある出来事、悩みを聞いてくれる店“みみや”での殺人事件。「どうぞお入りください」と招かれて、時には悪意すら入り込む。日常の異空間「店」を舞台に、火村英生と有栖川有栖の最強バディの推理が冴える。極上ミステリ集。

【目次】(「BOOK」データベースより)
古物の魔/燈火堂の奇禍/ショーウィンドウを砕く/潮騒理髪店/怪しい店


潮騒理髪店の店主がとてもよかったー。
たまたま出かけた先での時間つぶしに火村が髪を切ってもらうのですが、
プロだな。うむ。
火村があんなに骨抜きになるなんて滅多にないシーンを読みました。

ただ、まぁ本格というのもあるんだけど、読むのに時間がかかるし
犯人においては「え?誰?」というパターンもある。
っていうか、なんでここで登場するんだよー。と思った(特に表題作)
本格であれば何でもいいってものではない。
まぁ犯人当てと推理とトリックというのがメインになってしまうので
「なんで??」と思ったりするんだよねー。
降ってわいたような展開が実は嫌いです(笑)

「ショーウィンドウを砕く」はドラマでもやってたようですね。
結局ドラマも1回見たか見なかったかだったなー。
残念。
05:00  |  有栖川有栖  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.03.18 (Fri)

「鍵の掛かった男」 有栖川有栖



鍵の掛かった男 有栖川有栖

2015年1月、大阪・中之島の小さなホテル“銀星ホテル”で一人の男・梨田稔(69)が死んだ。警察は自殺による縊死と断定。しかし梨田の自殺を納得しない人間がいた。同ホテルを定宿にする女流作家・影浦浪子だ。梨田は5年ほど、銀星ホテルのスイートに住み続け、ホテルの支配人や従業員、常連客から愛され、しかも2億円以上預金残高があった。影浦は、その死の謎の解明をミステリ作家の有栖川有栖とその友人の犯罪社会学者・火村英生に依頼。が、調査は難航。梨田は身寄りがない上、来歴にかんする手がかりがほとんどなく人物像は闇の中で、その人生は「鍵の掛かった」としか言いようがなかった。生前の彼を知る者たちが認識していた梨田とは誰だったのか?結局、自殺か他殺か。他殺なら誰が犯人なのか?思いもしない悲劇的結末が関係者全員を待ち受けていた。“火村英生シリーズ”13年ぶりの書き下ろし!人間の謎を、人生の真実で射抜いた、傑作長編ミステリ。

とても面白かったです(´∀`)

アリスが事件に首を突っ込むのに無理がないというか、
「友人が死んだ。自殺だと思いたくないからあなたに調べてほしい」と、大先輩の作家に言われた。

嵐の孤島よりもありがちな展開に、私の年代でも無理なく物語に入っていきました。
もちろん、嵐の孤島でも、道路が崩れて取り残された山荘でも怪しいパーティでも
大好きですが、火アリでこのパターンはちょいとキツいので(笑)

で、探偵でもなんでもない、ただの(?)ミステリー作家であるアリスが調べるのですが
素人ながら頑張るワケです。
1つ1つの手がかりとともにようやく表れた火村。

「面白い」と大絶賛はするものの、「本格推理小説」なので結果的に犯人がいるワケで、
有栖川さんの作品にありがちですが、

「えぇ~。犯人あなたなの??」

という展開がやっぱり待ってました(笑)
犯行に至る動機が気に入りませんが、まぁここは我慢だー。
前半というか、犯人が分かるまでは本当に面白かったので満足です。
(普通犯人が分かると満足するものですが ^^;)
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2016.02.08 (Mon)

「菩提樹荘の殺人」 有栖川有栖



菩提樹荘の殺人 有栖川有栖

アポロンのように美しい少年、と噂される連続通り魔事件の容疑者。お笑い芸人志望の若者達の悲劇。大学生時代の火村英生の秀逸な推理、そしてアンチエイジングのカリスマ殺人事件。「若さ」を持て余す者、「若さ」を羨望する者達の恩讐に振り回されつつ謎に立ち向かう火村とアリスを描く、美しい本格推理四篇!

【目次】(「BOOK」データベースより)
アポロンのナイフ/雛人形を笑え/探偵、青の時代/菩提樹荘の殺人


個人的に大好きなシリーズです。
でも今回文庫待ちましたー。
今、書店に並んでいる「怪しい店」も文庫になるのを待ちますだ(。・ω・。)

いつも思うのは火村とアリス、34歳同志の会話には思えなくて。
「一体この成熟した感じはなんなの?」と思います。
もう、50~60代くらいの達観した感じがする。

個人的に好きなのは「雛人形」
「アポロン」はとってつけた感じがするし、「探偵、青の時代」は偶然過ぎるし、
「菩提樹荘」は脱力するし。
まぁそういう意味では「雛人形」は強引すぎますが。

だいたいこういうパターンが多いこのシリーズですが好きです。
今回、京都府警管轄が舞台になったせいもあり久々野上登場( ̄ω ̄*)
火村准教授さんたちが事件現場に来ることをイヤだとハッキリ態度に出している刑事さんです。
この人が登場すると毎回火村アリスは小さくなるしかなく
そういうのが最初の頃は読んでて火村たちが気の毒になりましたが、
最近は楽しくなりすらしてます。

次も楽しみです。

09:18  |  有栖川有栖  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.11.06 (Fri)

「乱鴉の島」 有栖川有栖



乱鴉の島 有栖川有栖

臨床犯罪社会学者の火村英生は、友人の作家・有栖川有栖と休暇に出かける。だが、彼らがたどり着いたのは、目的地とは違う場所だった。鴉が群れ飛ぶ絶海の孤島、通称・烏島-。そこには、世間と隔絶された生活を送る作家、謎の医師、奇妙な起業家など、不可解な目的を持った人々が集まっていた。訝る火村たちの前で、殺人事件が発生する。事件の背後に隠された彼らの「秘密」とは何なのか!?「本格ミステリベスト10」堂々の第1位に輝いた傑作ミステリ。(BOOKデータベースより)

祝・ドラマ化ということで久々に我が家の本棚から取り出しました。
ブログに記事がないところをみると、読書ブログ開設前に読んだ模様。
一時はまってしまって、火アリだけ1日4冊くらい読んだことがあります(←抑えが利かない)

今回久々に読んだら結構読み終わるまで時間がかかりました。
本格面白いよねー。
面白いんだけど、本格⇒犯人あて みたいな感覚もあるので
ラストに明かされた犯人に納得いかず(爆)

えーーー!?あなたなの???

と、憤慨してしまいました(笑)
あなたではちょっと・・・という。
なかなか酷いかも(笑)

火村ってこんなに熱い男だったっけ??
何気にシラーーーーーーーとしていると思ったけど
珍しく(←あくまでも私の中で)声を荒げたりしてました。

あれー?と自分の中で違和感があったのでまた近々
違う本を読んでみようと思います。
05:00  |  有栖川有栖  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑
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