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2021.03.07 (Sun)

「首折り男のための協奏曲」 伊坂幸太郎



首折り男のための協奏曲 伊坂幸太郎

被害者は一瞬で首を捻られ、殺された。殺し屋の名は、首折り男。テレビ番組の報道を見て、隣人の“彼”が犯人ではないか、と疑う老夫婦。いじめに遭う中学生は“彼”に助けられ、幹事が欠席した合コンの席では首折り殺人が話題に上る。一方で泥棒・黒澤は恋路の調査に盗みの依頼と大忙し。二人の男を軸に物語は絡み、繋がり、やがて驚きへと至る!伊坂幸太郎の神髄、ここにあり。

再読~。
まだ我が家には1回しか読んでない本が沢山あります。
こうして家にある本を選ぶのもまた楽しいなぁー。

伊坂さんの本はラストスッキリ~っていう話が多いんだけれど、
この本は実はそうでもなかった。
そういうのは忘れてた。

結局首折り男云々はどうなったんだろう?
と、気になりましたが、黒澤さんが若林夫婦の奥さんの依頼を受けたのは
本職ではなくて、副職の探偵のほうってこと??
「僕の舟」も好きですが、本職が活かせる「月曜日から逃げろ」
がやっぱり好きです。
前回もそれが好きと書いてたようですが、こればかりは必ず2回読む。
なぜなら「逆回転の話」だから。
もう1回読むと妙ににんまりしちゃうんだよね。

で、伊坂さん唯一のレギュラー。黒澤さんが登場するのもまた楽しいです。
10:47  |  伊坂幸太郎  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.07.27 (Mon)

「逆ソクラテス」 伊坂幸太郎



逆ソクラテス 伊坂幸太郎

逆境にもめげず簡単ではない現実に立ち向かい非日常的な出来事に巻き込まれながらもアンハッピーな展開を乗り越え僕たちは逆転する!無上の短編5編(書き下ろし3編)を収録。

【目次】
逆ソクラテス/スロウではない/非オプティマス/アンスポーツマンライク/逆ワシントン


小学生男子が主人公の短編それぞれ。
どの話も「逆転」があるんだけど、伊坂作品らしい小気味のよい逆転劇です。

しかし、どの話にもいわゆる「悪役」みたいな人が登場しますが、
それは決して非日常ではなく、普通に現実にいるような人で。
だからこそ、伊坂さんの本は人気なのかなーと思います。

怒鳴りつけるだけのバスケチームのコーチとか。
わたしら子供の頃もこういうタイプの先生がいたしなぁー。
そういう自分の過去を思い出しちゃうので、さらに共感できるのかな。

子供なので世界は小さい。
学校の先生だったり、同級生だったり。
矛先の方向はこの2か所が殆ど。

短編だと思わなかったので安斎くんのその後がとても
気になるわたしです。

「非オプティマス」のラスト、福生くんのセリフは是非に
「同級生。友達じゃないよ」
であってほしいと思います。

13:27  |  伊坂幸太郎  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.09.11 (Wed)

「クジラアタマの王様」 伊坂幸太郎



クジラアタマの王様 伊坂幸太郎

製菓会社に寄せられた一本のクレーム電話。広報部員・岸はその事後対応をすればよい…はずだった。訪ねてきた男の存在によって、岸の日常は思いもよらない事態へと一気に加速していく。不可思議な感覚、人々の集まる広場、巨獣、投げる矢、動かない鳥。打ち勝つべき現実とは、いったい何か。巧みな仕掛けと、エンターテインメントの王道を貫いたストーリーによって、伊坂幸太郎の小説が新たな魅力を放つ。

クジラアタマの王様→ハシビロコウ だそうです。

へぇーーー。


この本は小説パートとコミック(というか挿絵)パートがあって、うまくリンクしてる・・・
んだろうけれど・・・・な。

私の頭の中のイメージと違ってたので、うまく同調しなくて、
「あれ?この3人ってその3人??」と思ったせいか、
しばらく気づかなかった。

「エンタテイメントの王道」とありますが、ファンタジー色が
普段より多めだったので、ファンタジー苦手の私には
ちょっと難しかった。

世界観をつかむのが難しいんだよね。
私のレベルが低いだけだけど。

製菓会社のクレーム担当の岸くんですが、ただのクレーム担当が
議員と知り合いになったり、芸能人と知り合いになったり、
そして新型インフルエンザから人類を救うことになったり。

夢とリンクしたり、結構腹いっぱい的な1冊でした。
13:32  |  伊坂幸太郎  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.07.23 (Tue)

「シーソーモンスター」 伊坂幸太郎



シーソーモンスター 伊坂幸太郎

我が家の嫁姑の争いは、米ソ冷戦よりも恐ろしい。バブルに浮かれる昭和の日本。一見、どこにでもある平凡な家庭の北山家だったが、ある日、嫁は姑の過去に大きな疑念を抱くようになり…。(「シーソーモンスター」)。ある日、僕は巻き込まれた。時空を超えた争いにー。舞台は2050年の日本。ある天才科学者が遺した手紙を握りしめ、彼の旧友と配達人が、見えない敵の暴走を阻止すべく奮闘する!(「スピンモンスター」)。

読書メーターでの他の方の感想を見て、「螺旋プロジェクト」というものを知りました。
出版社の企画モノってところかな。

8人の作家による競演。
読んだことない作家さんもいますけれど、個人的には乾ルカさんだけは読みたい。

この本は「シーソーモンスター」と「スピンモンスター」の2作があって、
シーソーの方が昭和のバブルのころの話、
スピンの方が2050年だって!!いつだ!?

嫁姑戦争って永遠のテーマだよね(笑)
だけど、ここの嫁姑は他の家とはちと違う。

嫁である宮子の元職業はスパイ(←こういう設定は伊坂さんそのもの)で
夫にばれないように専業主婦してます。
可愛いです。

しかし、姑が・・・読んでてもイラっとくるんだけど、
これは私が永遠の嫁だからかもしれない(笑)
そんな米ソ冷戦のような嫁姑戦争があり、
実態が分かって少し驚いた。

スピンモンスターは少し設定が難しかったかも。
でも、宮子さんが登場したのにはほっこりしました。
13:58  |  伊坂幸太郎  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018.12.25 (Tue)

「フーガはユーガ」 伊坂幸太郎



フーガはユーガ 伊坂幸太郎

常盤優我は仙台市のファミレスで一人の男に語り出す。双子の弟・風我のこと、決して幸せでなかった子供時代のこと、そして、彼ら兄弟だけの特別な「アレ」のこと。僕たちは双子で、僕たちは不運で、だけど僕たちは、手強い。

少し深読みしすぎてしまい・・・
ずっと、優我の一人称だったもので、双子というのも嘘なのでは・・・
実は一人二役なのでは・・・と思っていたらそこは双子でした。
斜に構えて読みすぎ(^-^;)

素直に読みましょう。はい。

今回も胸糞悪くなるような登場人物とかわんさかいるんだよね。
暴力父だったり、無関心母だったり、小学生をひき殺す無免許の15歳。
悪者を書くときは徹底して書くのが伊坂流なのだろうか。

なので、読んでる最中は「うわー」と思うことが多いんだけど、
それでもあのラストまで行ったのは良かったと思う。
しかし・・・100%ハッピーじゃないんだよね。

そこがなんというか、手放しで喜べないところ。
出来れば・・・ラスト・・・何というか・・・
そういう結末であってほしくなかった。

ちょっと残念。
10:02  |  伊坂幸太郎  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018.09.12 (Wed)

「クリスマスを探偵と」 伊坂幸太郎



クリスマスを探偵と 伊坂幸太郎

「探偵さん、その話、よければ僕に話してくれませんか?」舞台はドイツ。探偵カールがクリスマスの夜に出会った、謎の男とは…?心温まる聖夜の奇跡。伊坂作品のエッセンスすべてが凝縮された、心温まる物語。かつての子どもたちへ、これからの大人たちへ。

いま・・・9月なのは分かってます(。-_-。)
ちなみに、借りたときは8月でした(。-_-。)

図書館の一般書コーナーにそびえたつこの絵本!!!

児童書ではなく?と、思って「伊坂さんだしなぁー。読みたいなぁー」と思って借りましたら、のっけからお子様向けではない展開でwww
だよなぁーー。伊坂さんだもんなぁーと思って楽しく読みました。
だってねぇ。探偵が追っかけているのは浮気している男。
証拠を捕まえるために尾行しているんです。
町の人たちの噂では今、「サーカスから人が逃げているらしい」
物騒だ。物騒だとのこと。

変な会話や不思議な展開も全て伊坂ワールド。
これは伊坂ファン対象の本のようです。
嬉しいです。
クリスマスに読めたらもっと嬉しかったかも。

サンタクロースに対する夢が膨らみます(〃ω〃)
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2018.03.15 (Thu)

「ホワイトラビット」 伊坂幸太郎



ホワイトラビット 伊坂幸太郎

楽しさを追求したら、こういう小説になりました。最新書き下ろし長編は、予測不能の籠城ミステリーです! 仙台の住宅街で発生した人質立てこもり事件。SITが出動するも、逃亡不可能な状況下、予想外の要求が炸裂する。息子への、妻への、娘への、オリオン座への(?)愛が交錯し、事態は思わぬ方向に転がっていくーー。「白兎事件」の全貌を知ることができるのはあなただけ! 伊坂作品初心者から上級者まで没頭度MAX! あの泥棒も登場します。

かなりややこしいです(笑)
視点が変わると時間も変わるという・・・
なので、ふつうに読んでると「あれ?」となる。

「あーさっきのページよりも前の話か」と思うと、またさっきの時間帯に戻ったりとか
いろいろあります。

伊坂キャラで大人気の黒澤さんが登場しますが・・・
何というか・・・黒澤さんのイメージじゃないんだよね。
今回、かなりアクティブというか、今までのすらりとしたイメージではなくて・・・
多少泥臭かったりとかね。

うん。イメージじゃないんだけど(笑)

ただ、伊坂さんの本なのでバッドエンドにはならないという安心感から
多少物騒な話ながらも先が楽しみで読み進めていくことが出来ます。
ボコボコにされた綿子ちゃんが可哀想でしたねー。
あまりないよなぁー。女性キャラボコボコにするとか。
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2017.10.18 (Wed)

「AX」 伊坂幸太郎



AX 伊坂幸太郎

最強の殺し屋はー恐妻家。「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。『グラスホッパー』『マリアビートル』に連なる殺し屋シリーズ最新作!書き下ろし2篇を加えた計5篇。

久々の伊坂さんはやはり面白かったです。
殺し屋シリーズですが、すごい有能な殺し屋ってなんかリアリティゼロではある(笑)

家族を溺愛するあまり、殺し屋家業から引退したいとつよく願い、
最初のころは躊躇なく殺していたんだけど、そのうち殺さなくなるんだよねー。

その心の変化など興味深く読みました。

そして妻へ対する態度、言動がものすごく統一されてて面白い。
ここは逆にリアリティ満点(笑)
なんかすごく具体的。
仕事で夜遅く帰ってきたときに妻を起こさないように食べるもので
一番いいのが魚肉ソーセージである。
それは音がしないから。
などなど、他にも妙に具体的なところが殺し屋家業とチグハグすぎて笑った。


蜂退治の話はどこか違うところで読んだ気がする。
どこで読んだのか・・・?
 ※「しあわせなミステリー」でした。
  そうか。そうだったー。やっとスッキリした。


「EXIT」のラストは意外で驚き。
物語もまだ終わらないのにこういう感じにしちゃうの?
と思いましたが、最後でスッキリさせる。

あぁーうまいな。こういうところは。
05:00  |  伊坂幸太郎  |  トラックバック(1)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2016.06.17 (Fri)

「サブマリン」 伊坂幸太郎



サブマリン 伊坂幸太郎

『チルドレン』から、12年。家裁調査官・陣内と武藤が出会う、新たな「少年」たちと、罪と罰の物語。

面白かったけどよくわからなかった。

家裁調査官ってことで、少年(もしくは少女)の更生と復帰を願って仕事をする公務員の陣内と武藤なんだけど、この本を読んでみると「少年」ではなく「大人」なんだよね。
結果的に問題を起こしているのは。
少年たちは巻き込まれているのか。

時に問題を起こす少年もいるけれど、なんだろう。この本は結局最後問題を起こしていたのは大人だった。

その結果に「ん??」と思ったわけです。
陣内の発言は時に煙に巻いてる?と思う事もある。
だから少しややこしい。

ちゃんと常識とモラルをもった大人にならなくては。
08:21  |  伊坂幸太郎  |  トラックバック(1)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2016.03.14 (Mon)

「キャプテンサンダーボルト」 阿部和重・伊坂幸太郎



キャプテンサンダーボルト 阿部和重 伊坂幸太郎

世界を救うために、二人は走る。東京大空襲の夜、東北の蔵王に墜落したB29。公開中止になった幻の映画。迫りくる冷酷非情な破壊者。すべての謎に答えが出たとき、カウントダウンがはじまった。二人でしか辿りつけなかった到達点。前代未聞の完全合作。

最初は「これはどちらが書いてるんだろう?」と思ってしまったので、テンポが悪くなったのですが、ちょっと今回本を借り過ぎてしまって、返却日当日になっても半分も読んでないので(←おい)、ちょっと本気出して読んだら話の中に入り込み、「どっちが書いたっていいじゃない」と思ったらあとはサックサクでした。

まぁ井ノ原の人物設定と、サンダーボルトのレッドのセリフ「常識を疑え」というのは伊坂さんが考えたんだろうなーと思いました。
井ノ原⇒妻と息子の3人暮らし。 
こういうの伊坂さんの作品ですごーーーーくあるんですよね。
きっとそうだ。
ってことは、相葉の人物設定は阿部さんだな。
伊坂さんがあまり書かないような設定の人物です。
ただ、阿部作品は「グランド・フィナーレ」しか読んだことがないので語れるほど知らないんだけど。

ただ、面白かったですよー。
仙台の土地勘は知らねども、蔵王のお釜は分かる。
お釜にそんな秘密があったとはと思って楽しく読みました。

ラストもそれぞれがそれなりによい人生を送れるような感じになり
何よりだなと思ったのですが、コピーしたものをパソコンに転送する
スパイな井ノ原。
確かにコピー機にそういうシステムがあると怖いかも。
09:35  |  伊坂幸太郎  |  トラックバック(1)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑
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