igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。

「鬼を纏う魔女」 吉田恭教



鬼を纏う魔女 吉田恭教

渋谷区宮益坂で発生した通り魔事件に巻き込まれた被害者は四人、うち三人は死亡し、ただ一人生き残ったのは、乳房に般若の刺青を刻んだ若く美しい女性だった。しかし、意識不明となって生死の境を彷徨う彼女は身元に繋がるような物を所持しておらず、警視庁捜査一課の東條有紀は、被害者の刺青から身元の特定を試みる。そして彫師の情報を得て被害者の戸籍に辿り着いたものの、そこには不可思議な記載があった。

吉田作品、3作目ですがこの本が一番面白かったかなぁー。
シリーズものではあるんだけど、誰がメインのシリーズかよくわからず、
結局よく分からないまま読みましたが、話としては面白かったです。

今回は宗教モノ。
この間もそういえば違う作家さんで宗教モノ読んだなぁー。
独特の世界だよね。
宗教。
しかも、これはもろにカルトでそれはそれは恐ろしい宗教です。

ぐえぇーーーーーーーーー。

って思うけれど、基本的にグロおっけーなので読んでてもあまり気にしなかった。
ただ・・・食事しながらはNGかも。

女性刑事である東條有紀ですが、心は男とあります。
でも、読んでる限りでは女性っぽいんだよねー。
口調も行動も。
あまり有紀から男性の雰囲気がありません。
ただ交際している人が女性ってことくらい???

山梨県警に関してはなーんか怪しいオーラ出しまくりの人が
やっぱり、結果的に実行者になってしまいました。
でも・・・まぁ・・・それはそれでいいみたい(^^;)

「亡者は囁く」 吉田恭教



亡者は囁く 吉田恭教

「25年前に一度だけ会った女性の消息を知りたい。名前は深水弥生」盲目の天才バイオリニストの依頼を受け、探偵・槇野康平が調査に乗り出す。調査を進めるうち、深水弥生の恋人が四年前に起きた平和島事件の被害者となっていた事実を掴んだ槇野は、その事件の詳細を調べ直すために、警視庁捜査一課の東條有紀に協力を求める。そして深水弥生を探すべくさらに調査をすすめた結果、平和島事件の犯人と似た状況で自殺していた人物が浮かび上がってくる。

シリーズものの続編だったのを一応理解して、こちらから読みました。
(っていうか、これしかなかった)
読んでみると全く問題はありませんでしたが、
設定にかなりの無理があるのではないかと(^^;)


第一、興信所に依頼する内容が「25年前に~」云々。

えーーー25年前だよー。
覚えてないし。
でも、まぁ依頼するわけです。

そしてそのトリックというか仕掛けが・・・
まぁタイトルの通りなのですが、
私には出来ないことだけは間違いないです。
これはできる人と出来ない人がいるんだけど、
世の中の人大半が出来ないほうじゃないかなー。
この衝撃があまりにもすごくて、肝心かなめの殺人トリックが
あまり印象にないww

そして表紙に「犬」がいますが、その犬もかなり重要なポイント。
犬好きの人からすると許せないんじゃないかと思うんだけど(^^;)

でも、人物関係などは読んでて楽しそうです。
元刑事と現職刑事がそれぞれに協力し合いながら事件解決するみたいです。
トリッキーすぎましたが、こういう部分は読んでて面白かったかな。

「変若水」 吉田恭教

変若水

変若水 吉田恭教

厚生労働省に勤務する向井俊介は、幼馴染の女医が突然死した真相を追及するうち、ある病院を告発する文書の存在を掴み、島根と広島の県境にある雪深い村にたどり着く。そこは変若水村。ある一族の絶大なる支配のもとに、誰も見てはならないとされる雛祭りが行われる奇妙な村だった。相次ぐ突然死と、変若水村で過去におこった猟奇事件の謎に向井が迫る―。島田荘司選第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作。

初めましての作家さん。

ですが流石「島田荘司プレゼンツ」に受賞しただけあってなかなか面白かったです。

面白いと言えばこの作家さんの経歴。

作家になる前は一本釣り漁師(*・ω・*)
漁師よ。漁師。
じっと魚を待つ間プロットとか浮かんでたらしいけど、
すごいなぁー。
雑誌記者とか新聞記者、医者とかはよく聞くけど、
一本釣り漁師は初めてだ。

中身も面白かったです。
厚生労働省ってこんなに力があるんだーと驚きましたが、
やる気のない向井が幼馴染の死を不審に感じて調査する。
初めてやる気になる。
このくだりがまた面白かったです。
民俗学に登場しそうな怪しげな村などもあり、
厚い本でしたが飽きずに読みました。