igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。

「オブリヴィオン」 遠田潤子



オブリヴィオン 遠田潤子

森二が刑務所を出た日、塀の外で二人の「兄」が待っていたー。自らの犯した深い罪ゆえに、自分を責め、他者を拒み、頑なに孤独でいようとする森二。うらぶれたアパートの隣室には、バンドネオンの息苦しく哀しげな旋律を奏でる美少女・沙羅がすんでいた。森二の部屋を突然訪れた『娘』冬香の言葉が突き刺さるー。森二の「奇跡」と「罪」が事件を、憎しみを、欲望を呼び寄せ、人々と森二を結び、縛りつける。更に暴走する憎悪と欲望が、冬香と沙羅を巻き込む!森二は苦しみを越えて「奇跡」を起こせるのか!?

これで遠田作品3冊目ですが、一番好きかも。
なんとなくだけど、藤原伊織さんの世界観に近い話のような・・・
そんな気がしたなー。
最近藤原作品読んでないなぁー。また再読しよっと。

今回は妻を殺して刑期を終え出所したところから物語が始まるんだよね。
どうして妻を殺したのか。妻の兄が執拗に問う。

その理由がだんだんと分かってくるのです。
物語中盤くらいにはもう、いろいろなことが判明しているんだけど
ラストにどーんと来る。

が。

ラストが少し弱かった気がするけれど。
結局「あなたなのか」と思ったり。

ラストの兄弟のやりとりに涙でました。
すごいガラの悪い兄なんだけど、根っこのところでは心配してたんだなぁ。

そして沙羅ちゃんは噛み切ったんだと思う。
よく頑張った。

「月桃夜」 遠田潤子



月桃夜 遠田潤子

奄美の海を漂う少女の元に、隻眼の大鷲が舞い降り、語り始めたある兄妹の物語。親を亡くし、一生を下働きで終える宿命の少年フィエクサと少女サネン。二人は「兄妹」を誓い、寄り添い合って成長したが、いつしかフィエクサはサネンを妹以上に深く愛し始める。人の道と熱い想いの間に苦しむ二人の結末はー。南島の濃密な空気と甘美な狂おしさに満ちた禁断の恋物語、待望の文庫化。日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。

こーれーはーねー。

あまり好きな類の話ではなかった(笑)

すみません。

奄美の海を漂っている茉莉香なワケですが、大好きな兄が死んだので自分も死のうと思っているわけだ。
そこで大鷲が登場して、自分の人間だった過去の話をする。

とりあえず茉莉香がムカつく。
交通事故で7年意識不明だったので、15歳で目覚めたけど気持ちは8歳というちぐはぐさは気の毒だなと思うけれど、兄に対しての依存度が気持ち悪さマックスで、うげぇーと思いながら読みました。

フィエクサとサネンは兄妹と生きていながらも血のつながりはないので、まぁ恋愛関係になっても多少は仕方ないとは思って読んでいたのですが、フィエクサは明らかにサネンの人生の邪魔だ。
自分のことしか考えてないじゃない。
もうーーなんなのか。

茉莉香の兄にもガッカリしたし。
あーーー!!!!もうっ!!!!!

と思って読み終えた1冊になりました(・ω・)

「鳴いて血を吐く」 遠田潤子



鳴いて血を吐く 遠田潤子

人気歌手・実菓子への取材で明らかになる旧家の秘密、過去の事件の真相ー新鋭による傑作ミステリ(BOOKデータベースより)

この本は表紙のインパクトだけで手に取りました。

鳴いて

血を

吐く


なんって素敵なタイトル・・・(〃∀〃)
なので、もっとドロドロしていたり、あからさまだったり、グロかったり、しているかと思ったのですよ。
案外上品だったのが残念。
もっと・・・を求めた私です。
でも、妻がいるのに妾と一緒に暮らしたり、妻が家を出て、更に妾が行方不明になったらその娘である実菓子(当時16歳)と結婚しちゃう男(多聞の父親)なんていうひどい世界は登場してましたが、表現がどことなく綺麗なのです。
もっとドス黒くてもオッケー(・∀・)

・・・だったのですけどね。

ラストはなぜか爽やかで前向き。
こういうラストもありなんだけど、タイトルと表紙を見ての印象とちょーっと違うので物足りなかった私です。
表紙に騙されなかったら結構いい話だと思うんだけどね~。
表紙のインパクトも良し悪しよね(笑)

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