igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。

「ししりばの家」 澤村伊智



ししりばの家 澤村伊智

夫の転勤に伴う東京生活に馴染めずにいた笹倉果歩は、ある日幼馴染の平岩敏明と再会する。彼の家に招かれ平岩の妻や祖母と交流をしていく中で果歩の心は癒されていくが、平岩家にはおかしなことがあった。さあああという不快な音、部屋に散る不気味な砂。怪異の存在を訴える果歩に対して、平岩は異常はないと断言する。一方、平岩家を監視する一人の男。彼はこの家に関わったせいで、砂が「ザリザリ」といいながら脳を侵蝕する感覚に悩まされていた。果たして本当に、平岩家に怪異は存在するのかー。『ぼぎわんが、来る』『ずうのめ人形』に続く、ノンストップ・ホラー!

琴子の「エピソード0」的な話でした。
うむ。
これはこれで怖い(笑)

怖いの苦手だからちょっとしたホラーでも怖がります。
まともだと思っていた人がいきなり変わってしまうというのは
ぞくっとくるなぁ。

「うちはおかしい」と怖がっていたはずの梓が今度は怖がらせる位置に属すっていうか
そういうのを読むと「ひぇー」と小声で叫びたくなる感じ。

でもでも、結婚指輪って手袋してたくらいで簡単に外れる!?
外れた結婚指輪を取りに行ってしまったってことが今回の最大の過ち(?)だった
と思うんだけど、まぁ果歩の気持ちもわかるけどね。
大切な結婚指輪。
ぎくしゃくしていた夫婦関係がようやくまとまってこれから2人で仲良く・・・
と思っていた矢先だったから何よりも大切な指輪だったかもしれないけれど・・・

まぁお約束と言ったらお約束だけどね。
あんなに気持ち悪がってた砂を「気持ちいい」と思うようになったのも
ホラーのお約束。

「ずうのめ人形」 澤村伊智



ずうのめ人形 澤村伊智

不審死を遂げたライターが遺した原稿。オカルト雑誌で働く藤間は、作中に登場する「ずうのめ人形」という都市伝説に惹かれていく。読み進めるごとに現実に現れる喪服の人形。迫り来る怪異を防ぐため、藤間は先輩である野崎に助けを求めるがーはたしてこの物語は「ホンモノ」か。

今回のテーマは都市伝説ですが、都市伝説懐かしいです。
子供の頃はこういうのに振り回されてました。

あとは「リング」これがまた元ネタかなー。
しっかりパクってるわけではなくて、リングの世界観っていうのかな。
そんな感じです。

で、手記というか都心伝説の原稿とリアルとで物語が進んでいくのですが、
実は実在の人物の話では??となり、真琴のねーちゃんの美晴が物語上に登場するのです。

今回はホラーというよりはミステリー強し。
でも、もちろんホラーもある。
意味不明な死に方とか、都市伝説によって死んだりとか。
なかなか読ませてくれましたが、ラストが少しあっさりだったかもしれません。
その分、前作よりは怖くなかったかも。

「ぼぎわんが、来る」 澤村伊智



ぼぎわんが、来る 澤村伊智

幸せな新婚生活をおくっていた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。原因不明の噛み傷を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。一連の怪異は、今は亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのか?愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。はたして“ぼぎわん”の魔の手から、逃れることはできるのか…。第22回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。

ずっと気になっていたのですがホラーなので遠巻きに眺めてました(笑)
でも、ツイッターでもこの本&次作を読んだという方のツイートが多く、ようやく読みました。

面白かったです。

ホラーなんだけど、私の苦手なスプラッタではなくて、心理的に来る感じ。
心理的に来ると言っても三津田さんのホラーみたいに「もうダメ!」ってくらいでもなく、ある程度のところで寸止めしてくれる感じなホラー。

分かりづらい説明(笑)
「ぼぎわん」から逃げるだけではなく、対抗しようと霊能的な力を持つ人が登場するんだけど、その人間性もいい!
なので読んでても救いがあるというか、ただ怖いだけの話ではなく、先を知りたいと思うので読みだしたら後は一気でした。

よかった。
次作も読む予定です。

これでデビューしたんですよねー。
デビュー作にしては完成度高いかも♪