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2017.06.15 (Thu)

「はなとゆめ」 冲方丁



はなとゆめ 冲方丁

なぜ彼女は、『枕草子』を書いたのかー。28歳の清少納言は、帝の妃である17歳の中宮定子様に仕え始めた。華やかな宮中の雰囲気になじめずにいたが、定子様に導かれ、その才能を開花させていく。機転をもって知識を披露し、清少納言はやがて、宮中での存在感を強める。しかし幸福なときは長くは続かず、権力を掌握せんとする藤原道長と定子様の政争に巻き込まれて…。清少納言の心ふるわす生涯を描く、珠玉の歴史小説!

数年前に新聞小説で読んではいたんだけど、今回かりんトウさんからお借りして読んで~

「あれ?」

と、思ったら加筆修正あったみたい。
「文庫化にあたって」って書いてたけど、もしかしたら単行本の時も加筆修正あったのかなー。
なんか・・・中宮定子が割とあっさり亡くなっていたような。
でも、こういう場合って新聞読んでた時のインパクトが強くて自分の中で物語出来上がってたりするんだよね。
実際の加筆はここじゃなかったみたいな(笑)

それにしても中宮定子は可愛らしくて聡明な女性だったんだなーと。
ただただそれだけです。
清少納言を虜にし、枕草子を書くきっかけになった人。

枕草子は今でいうところのエッセイだったりブログだったり。
結構好き勝手書いていたようです。
それも「中宮様に笑ってもらいたい」という意味で書いているので当然と言えば当然のよう。

で、この本って解説もまたいいんです。
この時代の背景などがあって、枕草子が世に広まって
「あの時代はいい女房がたくさんいたんだね」
って言われ、その次の時代を生きた紫式部がかなり腹を立ててたとか(笑)

解説込みで読むと面白さ倍増です。
05:00  |  冲方丁  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.03.13 (Mon)

「十二人の死にたい子供たち」 冲方丁



十二人の死にたい子供たち 冲方丁

廃業した病院にやってくる、十二人の子どもたち。建物に入り、金庫を開けると、中には1から12までの数字が並べられている。この場へ集う十二人は、一人ずつこの数字を手にする決まりだった。初対面同士の子どもたちの目的は、みんなで安楽死をすること。病院の一室で、すぐにそれは実行されるはずだった。しかし、十二人が集まった部屋のベッドにはすでに一人の少年が横たわっていた。彼は一体何者なのか、誰かが彼を殺したのではないか。このまま計画を実行してもいいのか。この集いの原則「全員一致」にのっとり、十二人の子どもたちは多数決を取ろうとする。俊英・冲方丁がデビュー20年目にしてはじめて書く、現代長編ミステリー!性格も価値観も環境も違う十二人がぶつけ合う、それぞれの死にたい理由。彼らが出す結論はー。

好きだー。
面白かった。

自殺願望のある子供たちが集団自殺すべく集まったんだけどそこにある予定外の死体。
「この死体はなんだ?」ってことでこれから死ぬ予定の12人はモメる。
この死体の謎を解くまでには死ぬに死ねないという人と
そんなのはどうでもいいからさっさと死のうという人と。

私だったら死ぬために行っているから「さっさと死のうよー」と思うけど
まぁ展開は読める話ではありながら、それでもとても面白く読みました。

「ヘルペス」いいよねー。
マイというかなり今どきのおバカちゃんなんだけど、
バカはバカなりに鋭いところを突くというか・・・
マイが一番印象的でした。

ヘルペスをバカにするんじゃないってことです。

12人がそれぞれ個性的で最初は混乱してましたが、
途中からはしっかりと区別もつきましたので楽しく読みました。

08:50  |  冲方丁  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.07.12 (Sat)

「光圀伝」 冲方丁



光圀伝 冲方丁

なぜ「あの男」を自らの手で殺めることになったのかー。老齢の光圀は、水戸・西山荘の書斎で、誰にも語ることのなかったその経緯を書き綴ることを決意する。父・頼房に想像を絶する「試練」を与えられた幼少期。血気盛んな“傾奇者”として暴れ回る中で、宮本武蔵と邂逅する青年期。やがて学問、詩歌の魅力に取り憑かれ、水戸藩主となった若き“虎”は「大日本史」編纂という空前絶後の大事業に乗り出すー。生き切る、とはこういうことだ。誰も見たこともない「水戸黄門」伝、開幕。(BOOKデータベースより)

長かったーーーーーーーーーーーーーーーー!!

あー。やっと読み終わった。
疲れた。
大きい山を越えた感です。

実際にはテレビの「水戸黄門」のような全国行脚をしたわけではないというのは割と有名な話ですが、私は逆にこの本を読んで「この人だったら条件がそろえばやってたかもしれないな」と思いました。

そのくらい、人の懐に入るのが得意であって、潔癖さがない。
この本には家光と綱吉の将軍が登場してましたが、
特に綱吉が登場してましたが、綱吉の性格だったらまず無理ー。
でも、副将軍とはいえ徳川家の人だけど、この人だったら出来るだろうなと
そういう風に思いました。
なので、なんというかテレビで「水戸黄門」を最初に考えた人はどこまで
徳川光圀という人を理解していたのかと、気になりました(笑)

この分厚い本。
久々に分厚い本を読んだー。

読みましたが、実は最初はあまり乗り切れなくて、
家光が亡くなったころから「物語」として面白くなりました。
泰姫が登場するとさらに面白くなり、
後は厚さを感じながらも読むのはそう苦しいワケでもなく
あとはサクサク。

長生きするとその分近い人の死を見ていかないといけない
というのがなんか切ないというかつらいというか。
泰姫の死が一番読んでて辛かったです。
09:51  |  冲方丁  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑

2011.05.24 (Tue)

「天地明察」 沖方丁



天地明察 沖方丁

江戸時代、前代未聞のベンチャー事業に生涯を賭けた男がいた。ミッションは「日本独自の暦」を作ること-。碁打ちにして数学者・渋川春海の二十年にわたる奮闘・挫折・喜び、そして恋!早くも読書界沸騰!俊英にして鬼才がおくる新潮流歴史ロマン(BOOKデータベースより)

いや~。面白かった!!!(//∀//)

渋川春海、実在の人物でしたね。
だからフィクションでありノンフィクションでありのこの1冊。

とっても楽しめました。

最初は「どこの草食系か?」と思いましたが、目標に向かう姿はただただカッコイイの一言です。
こんな男性と結婚できた「こと」や「えん」は幸せものだよな~と。

ラストはちょっと出来すぎじゃないかと思ったくらいでしたが(笑)、そういう最期はあたしも理想なんですよね。
あたしの目標なのですが・・・。

それにしても、建部さんや伊藤さん、安藤さんや村瀬さん、保坂さんや光圀さん、そして忘れちゃならない酒井さんに闇斎師匠、ついでに関さんも。
も~順不同ですが、周りの人良すぎる!!
なんって周りに恵まれているんだろう。
この人たちの暖かい力によって春海は頑張れたと思う。
そんな晴れ晴れしい1冊でした(^^)

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13:45  |  冲方丁  |  トラックバック(1)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑
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