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2020.12.15 (Tue)

「眠れる美女」 秋吉理香子



眠れる美女 秋吉理香子

新設された東京スペリオール・バレエ団。旗揚げ公演『眠れる森の美女』を“バレエ界の至宝”シルヴィア・ミハイロワが演出することになるが、主役に決まった客演のユリカ・アサヒナは我が侭で、嫉妬と反感から人間関係は軋んでいく。そして、悪の精“カラボス”を名乗る人物から不気味な脅迫状が届き、不幸な連続殺人事件が起きるー。カラボストとは何者なのか?花音は事件の真相を追う。嫉妬と愛憎渦巻くサスペンス。

正直微妙。
もう少しドロドロしたのを期待していたっていうか、
これは完璧に今までの秋吉さんのイメージなので
何とも言えませんが。

ジゼルの続編ではあるものの、ジゼルをあまり覚えてない
私としてはあまり気にはしてない。
ただ・・・なんか、仲良しクラブっていうイメージがついて
離れなかった。
現実の方がもっとドロドロしてそうだよなと
思うんだけどね。

連続殺人が起きますが、その真相も「えー?」という内容だったし
それ以前の役に対する思いとか、なんかちぐはぐなんだよね。
殺人事件の真相が気になってページをめくる手は止まらなかった。
どういう真相なの!?
と、思ったらコレかい!という(笑)
でも、楽しめました。

しかし、思ったよりもかなり明るいラストで・・・
それでいいのかなぁ??と思うところも多少ありました。
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2020.02.22 (Sat)

「サイレンス」 秋吉理香子



サイレンス 秋吉理香子

深雪は婚約者の俊亜貴を連れ故郷の雪之島を訪れる。結婚をしてありふれた幸せを手にいれるはずだった。ところが祝宴の席で深雪は思いもよらないことを島民たちから知らされ、状況は一変する。やがて俊亜貴は行方不明に…。この島、何かがおかしいー。人間の奥底にある執着心と狂気を描いた傑作サスペンス。

解説が澤村伊智さんなんだけれど、澤村さんが書いてある通り、
ラストわざとボカしているんだよね。
この話の場合はこれがかなり効いてて、想像すると怖くて楽しい。

彼氏を連れて無理やり結婚の約束をして実家の島に連れて行ったのだけれど、
東京モノである俊亜貴からすると信じられないオンパレード。
本家・別家のランクはあるわ、ただ挨拶するだけで、親戚一同登場するし、
しかも、島に戻ったら微妙に深雪の性格がキツくなってる??

先に島から出たという俊亜貴を追ってフェリーで島を出たい深雪
だけれど、フェリーが欠航になってしまい、なかなか戻ることができず。

そうしているうちに、勤め先からも不要扱いされ、そして年月が経ち、
俊亜貴のスマホがあるところから見つかる。

この先はホラー展開なんだけれど、別にどうとか書いてない。
書いてないから想像しちゃって・・・・うふ(〃ω〃)

視点が弥生という女の子に移り、弥生も東京の学校にいながら、
彼氏ができて「自分は絶対島には戻らない。東京で生活する」
なんて言うんだけど、その先が不穏。

並べちゃう??

なんて思ったりして。
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2019.10.29 (Tue)

「灼熱」 秋吉理香子



灼熱 秋吉理香子

医者である英雄と一見、幸せな結婚生活を送る絵里。しかし彼女の本当の名前は咲花子といい、英雄が元夫を殺した証拠を探していた…。一年半前、咲花子は刑事から当時の夫が転落死したこと、何件もの詐欺を働いていたことを知らされる。詐欺師の妻として彼女自身もマスコミに叩かれる中、夫殺しの容疑者だった英雄の不起訴が確定。希望を失った彼女は、自殺サイトで知り合った絵里という女性と自殺を試みるのだが…。

途中まではいい行動力だったのに、なんかトーンダウン。
やっぱり長く一緒にいると情も移るんだろうね。
冷徹に徹することができなかった咲花子の敗因というか、
なんというか。
後味は悪い・・・けど、物足りなくもあり可哀そうでもあり。
読み終わって痛々しい感じがした。

英雄もねぇー。不器用というか、不器用というか、結果的には彼はバカだった
のが最大の要因なんだけど。
そして、妹の存在がものすごい。
ただの病弱の女の子なもので、途中で死んじゃうのかなと
思ったんだけど、なかなかだった。


灼熱というほどの熱は伝わらなかった・・・かなぁー。
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2019.05.14 (Tue)

「ガラスの殺意」 秋吉理香子



ガラスの殺意 秋吉理香子

20年前に起きた通り魔事件の犯人が刺殺された。警察に「殺した」と通報したのは、その通り魔に愛する両親を殺された柏原麻由子。だが、麻由子は当時現場から逃げる途中で交通事故に遭い、脳に障害を負っていた。警察の調べに対し、麻由子による通り魔殺害の記憶は定かでない。はたして復讐は成し遂げられたのかー?

秋吉さんの話だから、読み終わるまで何がどうくるかわからないと思っていたら、
ラスト泣いた(T_T)

20~30分すると物事を忘れてしまうのに、それでも「両親の仇を討つ」という気持ちをどう維持するかというと、日記やノートに書くわけです。
日記やノートの存在は手に書いたり、壁に書いたり。
そうして「思いだす」というよりは、新たに「記憶する」ってことのようです。
記憶がしっかりと残っているのは、事故にあう高校生の時まで。
それ以降の記憶はなくて、それでも、結婚して新しい生活をして、
でも毎日忘れる。
難しい話ー。

そんな人に殺せるのか。
普段のこともすぐに忘れるのに殺意は持続できるのか。

っていう話なのですが、ラストになってからの展開がめまぐるしく
(いつものこと)、あれよあれよという間に終わりましたが、
ラストよかったと思う。

刑事2人組もよかった。野村くん(刑事だけど)いいこと言ってた。
でも、実際は大変だよね。介護って。
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2018.08.27 (Mon)

「鏡じかけの夢」 秋吉理香子



鏡じかけの夢 秋吉理香子

ヴェネツィアから流れ着いた一枚の鏡。その鏡は持ち主の願いを現実のものにすると言い伝えられていた。脳病院に身を置く奥様と看護婦、昔気質な鏡研ぎ職人と美青年、人気舞台女優と財界の黒幕。禁断の鏡に魅入られた人々に訪れる、運命の行く末とは。戦前から終戦直後を舞台に、狂瀾の愛憎劇が幕を開ける。トラウマ絶対不可避。残酷で甘美なる連作短編集。

【目次】
泣きぼくろの鏡/ナルキッソスの鏡/繚乱の鏡/奇術師の鏡/双生児の鏡


或る意味「呪いの鏡」です。

磨いて磨いて一心に磨いて願い事をすると願い事がかなう。

大体、鏡なんて磨いて願い事をする人なんて狂気の一歩手前の人だし。
まぁ時代は昭和になりたての時代とはいえ、鏡磨いて願い事だよー。

本当に危ないです。

個人的にお気にいりはラストの話。
双子がサーカス団に拾われるんだけど、芸が瞬間移動のため、
双子とばれてはいけないという。
なので、いつも表に出るのは1人だけ。
最初は交代交代と言っていたのに、気づけば姉ばかりが表にでる。
妹はイラつくわけです。
姉ばかり華やかな感じで、自分は粗末な小屋に独りぼっち。
いつしか鏡を磨いて「姉になりたい」と願う・・・

ってことで、この話は予想の斜め上をいっててとても面白かった。
想像がつかなかったー。
まだまだ自分も甘ちゃんですな。

お気に入りの1話です。
14:43  |  秋吉理香子  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018.03.05 (Mon)

「婚活中毒」 秋吉理香子



婚活中毒 秋吉理香子

崖っぷち女が紹介された運命の相手は連続殺人犯?(『理想の男』)。街コンで出会った美女の暴走に戸惑うマニュアル男は…(『婚活マニュアル』)。本命男を絶対に落とす“婚活ツール”の中身とは?(『リケジョの婚活』)。息子の見合いで相手の母親に恋心を抱いた父親は…(『代理婚活』)。運命の出会いはいのちがけー『暗黒女子』の著者が贈るサプライズ満載の傑作ミステリー。

【目次】
理想の男/婚活マニュアル/リケジョの婚活/代理婚活


どの本もちょっとコミカルでシュール。

「代理婚活」なんて今本当にあるからねー。
結婚って確かにいいけれど、それは人それぞれであって、
今の世の中「結婚をしない」という選択もありだと思うのです。
でも、親が結婚を子供に求める理由って何だろう。
結局は「老後自分の面倒を見て」ってことじゃないのかなぁ。

代理婚活に出てた息子なんてとてもいい人で
そういう人は別に結婚という枠に囚われなくてもいいんじゃないかと
思うわけでありました。

個人的に好きなのは「婚活マニュアル」
昔は美人は性格が悪く、ブスは性格がよい。と言われていたものですが
今は違うんですよね。
美人は性格がよく、ブスは性格も悪い。と言われているようです。
この話を読んでふとそれを思い出しました。
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2018.02.20 (Tue)

「ジゼル」 秋吉理香子



ジゼル 秋吉理香子

東京グランド・バレエ団の創立15周年記念公演の演目が「ジゼル」に決定し、如月花音は準主役のミルタに抜擢される。このバレエ団では15年前、ジゼル役のプリマ・姫宮真由美が代役の紅林嶺衣奈を襲った末に死亡する事件が起き、「ジゼル」はタブーとなっていた。そんな矢先、目撃された真由美の亡霊。公演の準備を進める中、配役の変更で団員の間には不協和音が生じ、不可解な事件が相次いで…。これはすべて真由美の“呪い”なのか?『ジゼル』の封印を解いた時、悲劇的な死を遂げたプリマの想いが甦るー!!

読書メーターの皆さんの意見で「ラストが余計」「ラストが気に入らない」との意見が多く、
「どういうラストなんだろう?」と思っていたら、確かに納得のラストでございました。

これはねー。ちょっとねー。
かなり問題です(笑)

それまでは面白く読みました。
15年前の亡霊。
曰く付きの「ジゼル
バレエなんて全然分からないから、どう転がっても理解しづらいところですが、
「役」に対する執念みたいなのは面白く読みました。

読んでる最中は面白かったんだけどなぁー。
全部読み終わってみると、どう感想を書いていいのやら・・・
何というか・・・「カーテンコール」という名のエピローグが余計よねー。
冷静に考えると謎解きもイマイチだし。

もっともっとどす黒いものを期待していたのですが・・・
あれーーー???
その程度なの?

でもってラストはあれだし。
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2017.07.04 (Tue)

「機長、事件です!」 秋吉理香子



機長、事件です! 秋吉理香子

冷静沈着、超絶美人。敏腕機長にして名探偵ー。“キャプテン・ディテクティブ”氷室翼、登場!事件多発の「東京ーパリ国際線」。クルーたちは無事帰還することができるのか!?とびきりポップなトラベル・ミステリ!

【目次】(「BOOK」データベースより)
氷の女王/クリニャンクール事件/修道院の怪人/機上の疑惑


本編云々よりも、ラストの

「この本を執筆するにあたり、パイロットである両親と姉から多くの助言と指導を受けました」

と、書いているのを読んだら本編も何もかも吹っ飛んだ(笑)

パイロット一家なの??
どんだけエリート???
普通に驚いた。
っていうか、下手なミステリ読むより驚く。

本編は私的にはイマイチでした。
氷室翼キャプテンがいかにもーーーーーなキャラで。
こういうキャラ少し飽きました・・・(´・Д・)
そして気の弱そうな治郎。
あぁーーーーありがちだーーーー!!!

でも気づけば飛行機・・・20年近く乗ってないですね。
友達の結婚式に羽田に行ったくらいです。
海外にも行ったことがないので、いくら小説とはいえ
スリとかなんかリアルだった。
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2017.04.24 (Mon)

「聖母」 秋吉理香子



聖母 秋吉理香子

幼稚園児が遺体で見つかった。猟奇的な手口に町は震撼する。そのとき、母はー。ラスト20ページ、世界は一変する。『暗黒女子』の著者が放つ驚愕の長編サスペンス・ミステリー

秋吉さんを一気に人気作家に押し上げた1冊かなーと思ってます。
そのせいでなかなか手に取れなかったー。

真琴に関しては最初からずっと(ネタバレにつき反転→)女性だと思っていたし、
他の人と触れ合いたくないということから見ても、某事件の被害者だなと思ってました。

ラスト20ページで世界は一変するってまさかこれか?と思って読んでいたら、
真琴のことが分かったのは確かに後半だけど、まだ20ページ以上はあるよな~。

・・・・と、思っていたら確かに一変したっていうか・・・驚いた。
おかあさん・・・・(呆然)
親は子供を守って当然ではあるが・・・
守りかたが私の遥か斜め上をいってた・・・

行動力があるっていうのはものすごい。
全てにおいて雑すぎるんだけど、
この雑さがかえって気づかれないのかなー。

坂口&谷崎の刑事コンビがよかっただけに勿体ない。
この2人にはまた再登場してもらって今度こそ素晴らしい活躍を期待したい。
09:06  |  秋吉理香子  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2016.12.29 (Thu)

「絶対正義」 秋吉理香子



絶対正義 秋吉理香子

範子はいつでも礼儀正しく、一つの間違いも犯さず、また決して罪を許さない。なにより正義を愛していた。和樹は、痴漢から助けてもらった。由美子は、働かない夫を説得してもらった。理穂は、無実の罪を証明してもらった。麗香は、ピンチを救われチャンスを手にした。彼女たちは大いに感謝し、そして、のちに範子を殺した。しかし、死んだはずの範子からパーティへの招待状が届いた。そこで、四人が見たものとはー?

これは殺したくなるよねーー。
読んでて結果として殺してしまった4人が超気の毒になりました。

とにかくどんな罪も許さない。
読んでいるとなんというか・・罪をわざわざ探している感じすらする。

高校時代、男子が隠れて煙草を吸った。
見つけたのが定年間近の教師。
煙草を取り上げ、「20歳になったら取に来い。その時に一緒に喫おう」と言う。

それを見ていた範子は警察に電話。
聞き取りに来た警察官も「教師がそう叱ったのなら大丈夫」とそのまま立ち去る。

それを見ていた範子は新聞に投書。
結果として定年間近の教師は失職。警察官も失職。

もうね容赦ないんです。
罪を見つけたときの恍惚な顔が怖い。

範子がそばにいたら私の罪もとことん暴かれるでしょう。
車の運転スピードとか。
この道路の法定速度、ねずみ獲りのためにわざとこんな法定速度ではないか?
と思うような道路がたまにあります。
気を付けてブレーキ踏まないと法定速度にならないような道路もあるんだもーん。
長い下り坂で40キロとか(--;)
05:00  |  秋吉理香子  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑
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