igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。

「婚活中毒」 秋吉理香子



婚活中毒 秋吉理香子

崖っぷち女が紹介された運命の相手は連続殺人犯?(『理想の男』)。街コンで出会った美女の暴走に戸惑うマニュアル男は…(『婚活マニュアル』)。本命男を絶対に落とす“婚活ツール”の中身とは?(『リケジョの婚活』)。息子の見合いで相手の母親に恋心を抱いた父親は…(『代理婚活』)。運命の出会いはいのちがけー『暗黒女子』の著者が贈るサプライズ満載の傑作ミステリー。

【目次】
理想の男/婚活マニュアル/リケジョの婚活/代理婚活


どの本もちょっとコミカルでシュール。

「代理婚活」なんて今本当にあるからねー。
結婚って確かにいいけれど、それは人それぞれであって、
今の世の中「結婚をしない」という選択もありだと思うのです。
でも、親が結婚を子供に求める理由って何だろう。
結局は「老後自分の面倒を見て」ってことじゃないのかなぁ。

代理婚活に出てた息子なんてとてもいい人で
そういう人は別に結婚という枠に囚われなくてもいいんじゃないかと
思うわけでありました。

個人的に好きなのは「婚活マニュアル」
昔は美人は性格が悪く、ブスは性格がよい。と言われていたものですが
今は違うんですよね。
美人は性格がよく、ブスは性格も悪い。と言われているようです。
この話を読んでふとそれを思い出しました。

「ジゼル」 秋吉理香子



ジゼル 秋吉理香子

東京グランド・バレエ団の創立15周年記念公演の演目が「ジゼル」に決定し、如月花音は準主役のミルタに抜擢される。このバレエ団では15年前、ジゼル役のプリマ・姫宮真由美が代役の紅林嶺衣奈を襲った末に死亡する事件が起き、「ジゼル」はタブーとなっていた。そんな矢先、目撃された真由美の亡霊。公演の準備を進める中、配役の変更で団員の間には不協和音が生じ、不可解な事件が相次いで…。これはすべて真由美の“呪い”なのか?『ジゼル』の封印を解いた時、悲劇的な死を遂げたプリマの想いが甦るー!!

読書メーターの皆さんの意見で「ラストが余計」「ラストが気に入らない」との意見が多く、
「どういうラストなんだろう?」と思っていたら、確かに納得のラストでございました。

これはねー。ちょっとねー。
かなり問題です(笑)

それまでは面白く読みました。
15年前の亡霊。
曰く付きの「ジゼル
バレエなんて全然分からないから、どう転がっても理解しづらいところですが、
「役」に対する執念みたいなのは面白く読みました。

読んでる最中は面白かったんだけどなぁー。
全部読み終わってみると、どう感想を書いていいのやら・・・
何というか・・・「カーテンコール」という名のエピローグが余計よねー。
冷静に考えると謎解きもイマイチだし。

もっともっとどす黒いものを期待していたのですが・・・
あれーーー???
その程度なの?

でもってラストはあれだし。

「機長、事件です!」 秋吉理香子



機長、事件です! 秋吉理香子

冷静沈着、超絶美人。敏腕機長にして名探偵ー。“キャプテン・ディテクティブ”氷室翼、登場!事件多発の「東京ーパリ国際線」。クルーたちは無事帰還することができるのか!?とびきりポップなトラベル・ミステリ!

【目次】(「BOOK」データベースより)
氷の女王/クリニャンクール事件/修道院の怪人/機上の疑惑


本編云々よりも、ラストの

「この本を執筆するにあたり、パイロットである両親と姉から多くの助言と指導を受けました」

と、書いているのを読んだら本編も何もかも吹っ飛んだ(笑)

パイロット一家なの??
どんだけエリート???
普通に驚いた。
っていうか、下手なミステリ読むより驚く。

本編は私的にはイマイチでした。
氷室翼キャプテンがいかにもーーーーーなキャラで。
こういうキャラ少し飽きました・・・(´・Д・)
そして気の弱そうな治郎。
あぁーーーーありがちだーーーー!!!

でも気づけば飛行機・・・20年近く乗ってないですね。
友達の結婚式に羽田に行ったくらいです。
海外にも行ったことがないので、いくら小説とはいえ
スリとかなんかリアルだった。

「聖母」 秋吉理香子



聖母 秋吉理香子

幼稚園児が遺体で見つかった。猟奇的な手口に町は震撼する。そのとき、母はー。ラスト20ページ、世界は一変する。『暗黒女子』の著者が放つ驚愕の長編サスペンス・ミステリー

秋吉さんを一気に人気作家に押し上げた1冊かなーと思ってます。
そのせいでなかなか手に取れなかったー。

真琴に関しては最初からずっと(ネタバレにつき反転→)女性だと思っていたし、
他の人と触れ合いたくないということから見ても、某事件の被害者だなと思ってました。

ラスト20ページで世界は一変するってまさかこれか?と思って読んでいたら、
真琴のことが分かったのは確かに後半だけど、まだ20ページ以上はあるよな~。

・・・・と、思っていたら確かに一変したっていうか・・・驚いた。
おかあさん・・・・(呆然)
親は子供を守って当然ではあるが・・・
守りかたが私の遥か斜め上をいってた・・・

行動力があるっていうのはものすごい。
全てにおいて雑すぎるんだけど、
この雑さがかえって気づかれないのかなー。

坂口&谷崎の刑事コンビがよかっただけに勿体ない。
この2人にはまた再登場してもらって今度こそ素晴らしい活躍を期待したい。

「絶対正義」 秋吉理香子



絶対正義 秋吉理香子

範子はいつでも礼儀正しく、一つの間違いも犯さず、また決して罪を許さない。なにより正義を愛していた。和樹は、痴漢から助けてもらった。由美子は、働かない夫を説得してもらった。理穂は、無実の罪を証明してもらった。麗香は、ピンチを救われチャンスを手にした。彼女たちは大いに感謝し、そして、のちに範子を殺した。しかし、死んだはずの範子からパーティへの招待状が届いた。そこで、四人が見たものとはー?

これは殺したくなるよねーー。
読んでて結果として殺してしまった4人が超気の毒になりました。

とにかくどんな罪も許さない。
読んでいるとなんというか・・罪をわざわざ探している感じすらする。

高校時代、男子が隠れて煙草を吸った。
見つけたのが定年間近の教師。
煙草を取り上げ、「20歳になったら取に来い。その時に一緒に喫おう」と言う。

それを見ていた範子は警察に電話。
聞き取りに来た警察官も「教師がそう叱ったのなら大丈夫」とそのまま立ち去る。

それを見ていた範子は新聞に投書。
結果として定年間近の教師は失職。警察官も失職。

もうね容赦ないんです。
罪を見つけたときの恍惚な顔が怖い。

範子がそばにいたら私の罪もとことん暴かれるでしょう。
車の運転スピードとか。
この道路の法定速度、ねずみ獲りのためにわざとこんな法定速度ではないか?
と思うような道路がたまにあります。
気を付けてブレーキ踏まないと法定速度にならないような道路もあるんだもーん。
長い下り坂で40キロとか(--;)

「暗黒女子」 秋吉理香子



暗黒女子 秋吉理香子

名門女子高で、最も美しくカリスマ性のある女生徒・いつみが死んだ。一週間後に集められたのは、いつみと親しかったはずの文学サークルのメンバー。ところが、彼女たちによる事件の証言は、思いがけない方向へー。果たしていつみの死の真相とは?全ての予想を裏切る黒い結末まで、一気読み必至の衝撃作!

芥川の「藪の中」みたい。
同じサークルのメンバーが死んで、その死の真相を小説形式にして発表する。
闇鍋食べながら(笑)

そこにホラーを感じるけど。

その闇鍋がまたポイントで。
こえぇーーーー。

で、サークル内でも「きっとあの人が怪しい」「あの人が殺したんだ」と内部告発のオンパレードなんだけど、読んでいるうちに死んでしまった当人の手記(代読は別の人)があるわけで。

でも、真相としてはお約束ながらあの人が怪しいよなと思って読むわけです。
それは確かに予想が当たっている部分もありましたが、
その先の一歩進んだところが完璧に想像外、予想外で
「ひえーーーー!!!」
と震えました。ヴィーナスの腕ねぇ~~~。

結構こういう作品が多く、下手すれば湊かなえさんの二番煎じになりそうな
ところをラストにこうきたのかと。
ちょっと驚いた。

「自殺予定日」 秋吉理香子

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自殺予定日 秋吉理香子

「美しく強かな継母が父を殺した」父の死後、生命保険金と遺産、そして順風満帆のビジネスを引き継ぎ、生き生きと活躍を始めた継母の姿に、女子高生の瑠璃はそう確信する。けれど誰にも信じてもらえない。天涯孤独となった瑠璃は、死をもって継母の罪を告発するため、自殺の名所と言われる山奥で首を吊ろうとしーそこで幽霊の裕章と出会った。彼は継母の罪の証拠を見つけようと提案する。期限以内に見つからなければその時死ねばいいと。今日から六日後ーそれが瑠璃の自殺予定日となった。すべての予想を裏切る、一気読み必至の傑作ミステリ!

はじめましての作家さんですが、最近人気ある作品を書かれてるみたいですねーーー。

こうしてどんどんと新しい作家さんが発掘されてきて嬉しい限りです(〃ω〃)

さて。
父親を継母に殺されたと告発して死のうとした瑠璃@16歳が死ぬのを失敗し、
1週間の間に証拠を見つけることを決意するのです。
1週間経ってもダメだったらその時はもう1回自殺をしよう。
「よし。1週間後は自殺予定日
となるワケです(俵万智さんみたい ^^;)

面白かったです。
毒殺&ミステリーもありましたが、六曜(大安とか仏滅とか)の事も書かれてるし。
今の日本人でそこまで六曜に関して詳しい人とか、
六曜にそって行動する人なんていないとは思うけど。
だって先負って午前中寝てないといけないw

そんな内容ながら読了感は良く、「こういう風に締めたか」とちょっと意外な感じもしました。
読メを読んでると「"聖母"に比べるとねー」という意見が多く、
是非「聖母」も読んでみたいです。