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2017.07.21 (Fri)

「綾香」 黒野伸一




綾香 黒野伸一

刑事の黒木はたった一人の肉親である兄の死に不審な点を見つける。死の数カ月前に兄の前に現れ、そして姿を晦ました女。数々の男たちの死の陰には彼女の気配があった。彼女の名前は綾香―。綾香を知る人間から語られるのはまるで違う女の姿。彼女は天使か、それとも死神か。やっと綾香を追い詰めた黒木が見た本当の彼女とは。死の香りを纏った綾香の不思議な能力が彼女自身をも追い込んでいく。

最初は「白夜行みたいな話かぁー。何をどうしても白夜行にはかなわないでしょー」と思っていたんだけど、途中から話の内容が変わっていって、最後は何というか切ない終わり方になった。

よく「木乃伊取りが木乃伊になる」という言葉があるけれど、黒木刑事がまんまそのタイプ。
ちょっと理解できない。
もう少し警戒しそうなものだけど、何というか・・・綾香の魅力であるといったらそれまでなのか。
普通だったら「作り話?」と言いたくなるような、オカルトというか、深層心理的な話を
そのまーんますんなり受け入れる。
刑事にあるまじき男だな。
とりあえず、疑ってかかれよ。
自分を全うした黒木さんは幸せだったかもしれない。

ただ・・・前半の雰囲気からこの着地になると思わなかった私としては
読み終わってから混乱したままです(+_+)
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2016.10.21 (Fri)

「ジョシカク!」 黒野伸一



ジョシカク! 黒野伸一

「あと一ヶ月で七キロ絞れ。じゃなきゃ契約破棄。クビ」―所属事務所から最後通告されたモデル兼ラウンドガールの浅田美麗。痩せようと通いだした格闘技スクールで、あれよあれよという間に才能を見出され…。お調子者で巻き込まれ型の十九歳が、恋に人生に女子総合格闘技に闘魂を燃やす。

面白かったというか可笑しかったというか。
好きですねー。
黒野さんの女性を主人公にした本は変なのが多いんだけど(笑)

でも楽しめます。

今回も太り気味のラウンドガールが女子格闘技の世界に踏み出す。
でも、ラウンドガールもやる。
そのメチャメチャ感が面白い。
プロレス好きなので文字だけでも技が目に浮かびます( ̄^ ̄)エッヘン。
今はねー女子プロレスも女子格闘技もあまり表には出なく、
見る機会もありませんでしたから、この機会を逃さない!!と思う
事務所サイドの気持ちもわかりますが・・・
ちょっと大変だろうなーと美麗が気の毒になるところもありましたが、
多分あまり深く考えないタイプであろう美麗に救われたところもあります。

気軽に楽しめる本でした。
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2015.03.16 (Mon)

「女子は、一日にしてならず」 黒野伸一



女子は、一日にしてならず 黒野伸一

OL奈美江は我が道を行く、強面のポッチャリさん。三十路を目前に、“太っているのは美しい”を標榜する会へ入会し、人生は急展開。本気の恋に悩み、さらには事件に巻き込まれ、最高体重を更新中。彼女の明日はどっちだ!?反感、嫌悪、のち共感。思わず応援したくなるダイエット・エンタテインメント。(BOOKデータベースより)

凄い本に出会ってしまいました(笑)

スタートは5Lの奈美江。
だんだんと巨大化し、マックス7L!
わたし・・・この集団の中にいるときっと痩せているように見えるんだろうなーと思いながら読みました(←悲しい)

もうね、いろいろと強烈。
強烈すぎて悲しい。
しかし、面白い。
笑っちゃったよー。

「FB→ Fat is Beautiful」というデブを賛美するサークルに入り(爆)
そこで、世の中のデブは迫害されているという愚痴を延々と述べながらお菓子を食べ、
「ぽっちゃり女子(←そういうレベルではない)が好きな人はいるのよ」と合コンをする!
そして彼氏ができ、事件(?)が起き、奈美江の心もまた変わっていくのです。

そして最後には・・・と、なるのですが読んでて面白かったよー。

読んで思った。
太り過ぎは良くない。
ダイエットしなくちゃ(←年に5回くらいは思ってますが)

13:34  |  黒野伸一  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2010.02.06 (Sat)

「万寿子さんの庭」 黒野伸一



万寿子さんの庭 黒野伸一

「あなたがお隣に引っ越してきてから、わたしの人生はまた乙女時代に戻ったかのような活況を取り戻しました」竹内京子、二十歳。右目の斜視にコンプレックスを抱く彼女が、就職を機に引っ越した先で、変わり者のおばあさん、杉田万寿子に出逢った。万寿子からさまざまないやがらせを受け、怒り心頭の京子。しかし、このおかしなやりとりを通じて、意外にも二人の間に、友情ともいうべき感情が流れ始めるのだった。半世紀の年齢差を超えた友情が、互いの人生に影響を与えていく様を温かな筆致で描く感涙の物語。(BOOKデータベースより)

本当はもっと早く読み終わるはずだったのに、だったのに!!
会社の昼休み時間というのはお昼もそこそこに大切な読書タイムであります。

この日はたまたま社長が留守であたしが1人で事務所にいたんだけれど
お得意様が来やがって(--;)キヤガッテキヤガッテ・・・・

本を出して『ワタクシ読書タイムざます( ̄∇ ̄*)』的な空気を出したのですが、そんなのはお構いなし。
「何を読んでいるんだ?どういう話だ?」
と聞いてくるので、本の帯を読んであげた。
「『ハタチと78歳の半世紀の年齢差を超える友情』と書いてます(・ω・)」
と言ったら「なにぃ~!!」と驚いていた(笑)
確かにね(^^;)
あたし自身この本は本屋で平積みしていたのを発見した久々にタイトルに一目ぼれした本であります。
作者さんも初めましての作家さん。

2月1人め!(´∀`)

結局この日の昼休みは全然読むことが出来なかった。
あたしの昼休み(と言う名の読書時間)を返せ~!と、戻ってきた社長に訴えたけれど聞き入れられませんでした(だよね)。


で、本の感想(前置きが長かった)

20歳の京子と78歳の万寿子の奇妙な友情。
「ラスト大泣きするかな?」と一瞬頭をよぎりながら読み進めました(本を読むとすぐ泣くので)。
思ったよりは泣きませんでした(良かった)。

それにしても20歳だよ~。
念願のアパートでの1人暮らし。
会社や近所にカッコイイ年頃の男性がいるなかで、恋愛モードになるかと思いつつ優先するのはやっぱり万寿子。
恋に発展するのかと見せかけておいて京子が選択するのは万寿子なんだよね。


ただ、実際のところ普通の(っていうかかなり奇妙ではある)年齢差はあれども友情関係のお話で締めるのかと思っていたけれど、ここに「認知症」そして「介護問題」が取り込まれるとかなり痛い。
痛いんじゃないだよね。微妙。微妙っていうのも変な言い方か。
本に道楽を求めるあたしに敢えてその問題を突きつけるか。と・・・
多少そのような後ろ暗さっていうか後ろめたさが心に芽生えてしまった1冊でありました。



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