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2020.12.26 (Sat)

「コープスハント」 下村敦史



コープスハント 下村敦史

「俺は“思い出の場所”に真犯人の遺体を隠してきた。さあ、遺体捜しのはじまりだ」美貌の連続猟奇殺人犯、浅沼聖悟。彼が死刑判決後に放った衝撃の告白に世間は騒然となる。一連の事件に違和感を覚えていた刑事の望美は、単独で捜査に乗り出す。引き籠もりの中学生の宗太は、尊敬する動画配信者のにしやんに誘われ、もう一人のユーチューバー・セイと三人で、ひと夏の“遺体捜し”の冒険に出るが…。事件の真相を追う女刑事と、遺体捜しの少年たち。両者が交錯するとき、「真実」は変容するー!

2つの物語が並行して進んでいくんだけれど、この両方の話が行きつくのは
どこなんだろう?と、思っていました。
読み終わったらそれは普通にそこしかないだろ。ってところだったんだけれど。
読んでると気づかないものです。

私はユーチューバーという人たちにいい印象を持ってないのですが、
この本を読んだらまたその思いが加速しました(笑)
ユーチューブというのは広告収入だからね。
何人にも見てもらわないといけなくて。
だからこそ、興味を示してもらおうとするんだけれど・・・
普通に「??」と思う。この本を読んでもね。

かたや、先走り捜査のせいで謹慎中の刑事。
推理はあっているものの、謹慎中だし、周りに迷惑も
かけているので誰も信じてくれなくて。
結局1人で動いてて、危険な目に遭ったり。
かなり大変そうでした。
13:41  |  下村敦史  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.07.24 (Fri)

「法の雨」 下村敦史



法の雨 下村敦史

厳格な法の運用ゆえに「無罪病判事」と呼ばれた嘉瀬清一は、結審直後に法廷で倒れてしまう。宣告されていたために有効とされた判決は、逆転無罪。無罪判決は死も同然である検察界。担当検事の大神護は打ちひしがれる。有罪率99.7%の日本でなぜ今!その後、この事件で無罪放免となった看護師が殺されたと知り、大神は嘉瀬のもとを訪れるが、嘉瀬は老人ホームにおり、会話もままならない状態となっていて…。あの判決に何があったのか。“法”は救いか縛りか。

2時間くらいで読み終えたんだけど、
割合にあっさりしてたかもしれない。
でも、大神さんが案外タフなので応援してしまいました。

検事なのにヤクザ3人と立ち回りなんてすごいよー!!
よく生きてたね!!

ヤクザとか成年後見制度の闇とか。
これを使わないといけない人ってやっぱり法律に疎い人
だよね。わたしも含め。
だから法に詳しい人の都合のいい状況に陥るんだし。
何というか・・・イヤな仕組みです。

確かにさ、藤本弁護士が言っていることも正論
なんだろうけれど、TPOっていうものがあるじゃないか!
そういうのとか、「法」の前では無力なのかなぁ。

認知症の嘉瀬さんですが、法律の話になると饒舌になる
という事ですが・・・饒舌になりすぎじゃない?
そこらへんは多少のご都合主義もありました。
12:00  |  下村敦史  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.12.15 (Sun)

「刑事の慟哭」 下村敦史




刑事の慟哭 下村敦史

新宿署の刑事・田丸は、本部の方針に反して連続殺人事件の捜査を行い、真犯人を挙げた。結果、組織を敵に回し、署内で厄介者扱いされていた。管内でOLの絞殺体が見つかった。捜査の主軸から外された田丸は、帰宅途中に歌舞伎町の人気ホストの刺殺体を発見する。二人の思いがけない共通点に気づき、その筋を追うことを会議で提案するも叶わず、相棒の神無木と密かに捜査を行うことにー痛切で感涙必至の警察小説。

感涙必死ではない。
全くない。

っていうか、かなりこじらせた人だなぁと思いました。
まぁいうなれば挫折ってところかな。
できる人ではあるんだけれど、人とうまくやれないゆえに、
どんどんと卑屈になっていくんだけれど、
それでも、自分のほうが正しいと思うからこそ、
一人暴走して犯人逮捕までいくんだけど。

最初、何かの続編かなと思いましたが
そういうことではなかったんだね。

いうなれば、信用してくれる人に対しては田丸も
信用しなくちゃいけないと思いました。

だからこんなにややこしくなった。
10:48  |  下村敦史  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.11.19 (Tue)

「絶声」 下村敦史



絶声 下村敦史

親父が死んでくれるまであと一時間半ー。もう少しで巨額の遺産が手に入る。大崎正好はその瞬間を待ち望んでいた。突如、本人名義のブログが更新されるまでは…。『私はまだ生きている』その“声”が導くのは、真実か破滅か。

ものすごく好き。

登場人物はみんな酷いんだけど。
いわゆる「クソみたいな人」と言われる人たち。

だってねー、自分の父親が行方不明になって7年後に死亡扱いに
なるんですよね。
それを指折り数えて待ちわびる兄妹。
怖い・・・

でも、あと少しってところで父親のブログが更新されたと連絡が来て
そこからバタバタとする兄妹。
一番下の母親が違う次男に関しては、ヤクザ系の人から借金してて
そのヤクザ(相葉)も絡んできて・・

次々に更新されるブログ。

で、ラストに・・・という展開になるんだけど、
ブログの仕掛けが発覚された時にはもう一度読み直したわ。
なるほどねぇ。
これ、うまいね。
面白かった。

やっぱり「身の程」ってあるんだよね。
誰にとっても。
05:09  |  下村敦史  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.04.04 (Thu)

「悲願花」 下村敦史



悲願花 下村敦史

両親が起こした火事で、ひとり生き残った幸子。子供たちを乗せた車で海に飛び込み、生き残ってしまったシングルマザーの雪絵。宿命的な出会いによって、二人の女性の人生が動き出す。“加害者”と“被害者”の思いが交錯した時、衝撃の真実が明らかになる!!慟哭のミステリー。

一家心中の生き残りである幸子と、3人の子を乗せて無理心中しようとした雪絵。
この2人が偶然に出会うんだけど、幸子の執拗さが不気味ですらありました。
自分を道連れにして死のうとした母親を想像したのかどうなのか。

ただなぁ。
幸子の「私は一家心中の生き残りなんです」感がうっとおしいっていうか。
誰にも言っているワケでもないようだけど、「どうせわたしなんて」という
感情があるせいか、読んでてもなんかイラつくのです。

そして一家心中しながらも自分は生き残った雪絵でしょ。
読んでて気持ちの持っていきようがないくらいイラつきました。
「母」になってないので子育ての大変さとかは分からないんだよね。
子供にもよるかもしれないけれど、大変な人は本当に大変らしく、
見てくれる人が沢山いる方がいいだろうなとは思います。


敷いて言えばあっという間に読み終わったことが良かったくらい?
私がいつも読んでいる本に比べて行間が広かった(笑)
郷田の過去にも驚き。
そういう設定とは!!
05:16  |  下村敦史  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018.09.08 (Sat)

「黙過」 下村敦史



黙過 下村敦史

移植手術、安楽死、動物愛護…「生命」の現場を舞台にしたミステリー。意識不明の患者が病室から消えた!?(『優先順位』)。なぜ父はパーキンソン病を演じているのか(『詐病』)。母豚の胎内から全ての子豚が消えた謎(『命の天秤』)。真面目な学術調査団が犯した罪(『不正疑惑』)。この手術は希望か、それとも絶望かー(『究極の選択』)

【目次】
優先順位/詐病/命の天秤/不正疑惑/究極の選択


これは・・・この話がこの先事実になるかどうかと考えたときに、受け入れるか拒絶しちゃうかってことだよね。
「うぇーーー」と思ってしまった私は、ダメなのでしょうか(笑)

でも、これを受け入れるかどうかって結構勇気いると思いますよ。
三浦拓馬くんじゃないけど、自分の体に・・・と考えるとどうしたらよいか分からなくなります。

先の4つの話が最後1つにまとまる。
別々かと思っていた話が最後にはつながるとはねぇー。

で、ラストのタイトルが「究極の選択」
まさにです。究極だ。これは・・・

ちょっと考え込んでしまうような内容でした。
07:46  |  下村敦史  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018.03.22 (Thu)

「サハラの薔薇」 下村敦史



サハラの薔薇 下村敦史

エジプト発掘調査のハイライト、王家の墓に埋葬されていた石棺の中にあったのは、死後数ヵ月のミイラ状死体だった!そして、考古学者の峰は何者かの襲撃を受ける。危うく難を逃れたが講演先のパリへ向かう飛行機が砂漠に墜落し、徒歩でオアシスを目指すことになった。同行者は美貌のベリーダンサー・シャリファ、粗暴で残酷なアフマド。何かを思い詰めている技術者の永井、飛行機オタクのエリック、不気味な呪術師。誰もが謎を抱え、次々と危険なカードを切ってくるーやがて一行は分裂し、巻き込まれた戦闘の中で峰は、永井の過去と真実の使命を知る。果たして「サハラの薔薇」とは何なのか。それが未来にもたらすものは!?

スリリングな小説でした。
途中までは面白く読みましたが、ラストが今ひとつです。
ハラハラと読んでいただけに幕引きにいちゃもんつけてるだけかも(笑)

それか題材が難しかったからかもしれません。
もうね、脳が難しいことを覚えようとしないんですね。
なので、永井さんの職業やらどこへ向かおうとしているのか、
説明をし始めたところで「???」となりまして。

「はぁ・・・それはまた・・・結構なことで・・・」

シャリファの雇い主とかも分からなかったしなぁー。
峰・・・保身が強い峰さんですが、この人も癖が強い人です。

結果的に誰が誰を騙しているのか、騙していないのか。
そしてアフマドの生命力の強さ。
なんでこの人こうなのーー???と思いながら読みました。

結果的に一気読みでした。
09:00  |  下村敦史  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.09.13 (Wed)

「緑の窓口~樹木トラブル解決します~」 下村敦史



緑の窓口 下村敦史

新設された「緑の窓口」への異動を言い渡された区役所職員の天野優樹が出会ったのは、風変わりな美人“樹木医”だった!樹木トラブルの裏に隠された、人の“想い”を見つけ出す6つの連作ミステリー!

【目次】
スギを診せてください/クヌギは嘘をつきません/モッコクの落とし物です!/ソメイヨシノは実は、/チャボヒバを前に無力です…/全ては、樹木が語ってくれました


ワタクシigaiga間違っておりません。

作者は「下村敦史」さんです(・ω・)ノ

ってことで、なんか普段と違う作品書いてみました系その2。
相場英雄さんもやってましたね。

なんというかこれってどこかで読んだような・・・という気持ちがずーっとついてきて(笑)
最初は「有川浩系かなー。有川さん植物得意そうだし、これで恋愛モードに入れば
もろ有川さんなんだけど・・・」と思ってたんだけど、まだなんか違うような感じがして。

で、ふと降りてきた。
「そうか。設定がビブリア古書堂っぽいんだ」と。

ようやくスッキリした(笑)

本か樹木かの違いでそれ以外は似てます。
人との付き合いが苦手とか、母親との確執とか、樹木のことならなんでもわかるとか。
本を木に置き換えるとそのまんまな感じが・・・(´д⊂)


ただ・・・前回の相場さんもそうだけど(頑張ってライトな作品書いてみました系)
やっぱり・・・なんというか・・・普段硬派な作品書いている人がいきなりライトに
走ると・・・ちょっとした違和感はあるよね。

まぁ次に期待かな。

05:00  |  下村敦史  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2017.06.19 (Mon)

「サイレント・マイノリティ」 下村敦史



サイレント・マイノリティ 下村敦史

新宿の路地裏で殺されたシリア人の男性。彼の妻は事件以後、未だに行方不明のままだという。フリージャーナリストの山口秋生は彼と交流のあったアルバクル一家の取材中、隣に住むシリア人の親子が東日本入国管理センターに収容されていると知る。一方、東京入国管理局の難民調査官・如月玲奈は、シリアから逃れてきた父と娘に聞き取り調査を行う。難民認定を切実に訴える父に対して娘は、「お父さんは日本に住みたくて嘘の話をしています」と異なる証言をする。どちらかが嘘をついているのか?困惑する玲奈の元に来た山口の取材申し込みから、事態は誘拐・脅迫事件へと発展していくー。乱歩賞作家による、疾風怒涛の最新ポリティカル・ミステリー!!

難民調査官」パート2です。
そういえばこういう主人公だった。という・・・
あまり特徴的ではない人でした。
まぁテーマが難民なのであまりアクの強いのを持って来られてもこまるか。

しっかし・・・シリアからも来るんだね
難民申請。
まぁ来るかもしれないけれど・・・
たまたま今日新聞で読んだんだけど、中東の女性っていうのは本当に自由がなくて
13歳14歳で結婚する人も多いみたいです。
もちろん、親が結婚させるのです。
この本でもそういう事に触れてまして、決して小説の出来事ではないと思いました。

長谷部先輩に関しては・・・これは本当にただただ奇蹟的というしかなくて。
でも、そんな危ないところに行くんじゃないわよ。
なんて思います。
思想が違うのであれば、こちらの常識なども通じませんし。

こういう事が今起きているのかと。
いつ原稿書いたのか分からないけれど、リアルに「共謀罪」の話があったー。
05:00  |  下村敦史  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.05.27 (Sat)

「失踪者」 下村敦史



失踪者 下村敦史

2016年、ペルー。山岳カメラマンの真山道弘は単身シウラ・グランデ峰を登っていた。10年前、クレバスに置き去りにしてしまった親友・樋口友一を迎えに来たのだ。長い間待たせて悪かったなークレバスの底に降り立ち、樋口を発見した真山だったが、その遺体を前に驚愕する。極寒のクレバスに閉じ込められた遺体は、歳を取ることなく凍りついてしまうはず。しかし、樋口は明らかに10年前より年老いていたのだ!まさか、樋口はあの時生還していたのか?

面白かったです。
死体が老いていた謎というのは、そのまんま樋口がその後も生きていたという事なのですが、
10年後に結局遺体で同じ場所で見つかる。
その真相を知ったとき・・・
私は思わず・・・

もう一度読み返しました(´・ω・`)

オトコノ友情ヨクワカリマセン(;´Д`)

ってことで、ラストを何回か読み返し、ようやく100%女の脳である私にも理解することが出来たという。
えーーー。
なんか勇気いるっていうか、怖いな。
でも、10年前の「死」の真相というのはすんなり理解できました。

でも、山に登るといっても、「自分が生きていくうえでの登山」が有線であって、
一緒にK2を登れなかった真山を責めるのはおかしい。
そういう意味では樋口はおこちゃまだったと思う。

こういう樋口みたいな人は実際男だけではなく、女にもいる。
なんというか人との距離感がつかめない人なんだろう。
09:28  |  下村敦史  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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