igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。

「紅のアンデッド」 川瀬七緒



紅のアンデッド 川瀬七緒

東京都内の古民家で、おびただしい血痕と3本の左手の小指が見つかった。住人の遠山という高齢夫婦とその客人のものと思われたが、発見から1ヵ月経っても死体は見つかっていない。いっこうに捜査が進展しない中で岩楯警部補は、相棒の鰐川と事件現場を訪れ近所の聞き込みを始める。他方、法医昆虫学者の赤堀は科捜研を再編成した「捜査分析支援センター」に配属されていた。法医昆虫学と心理学分野、技術開発部の三つが統合された新組織だ。所属のせいで事件現場には立ち入れなくなったものの、同僚のプロファイラーと組んで難事件に新たな形で挑戦を!

好きなシリーズです(〃ω〃)

今回も「赤堀せんせ」のはじけっぷりが読めて何よりでございます。

今回は初めてと言ってもいいくらい、赤堀の影の部分が登場します。
父親との関係とか、いろいろあるみたいです。
思わず岩楯刑事に話てしまったが、あとで話してしまったことに後悔し、
「この間の夜のことは忘れてくれ」と言い、思い切り鰐さんに誤解されてましたw

今回はハエ、ウジはあまり登場しませんが、やけど虫なる虫に
顔中、体中傷つけられた赤堀です。
それでも、「わたしを舐めるな」といい放つ姿はカッコいいぞ。

岩楯刑事と今後どのような関係になるのか、想像もつきませんが(笑)、
好きなシリーズなのでどんどん読んでいきたいです。

そして肝心の殺人事件云々も面白かった。
なんか、スッキリした解決方法だった。

「テーラー伊三郎」 川瀬七緒



テーラー伊三郎 川瀬七緒

福島の田舎町で、ポルノ漫画家の母と暮らす男子高生・海色。17歳にして人生を諦めていたが、ある日、古びた紳士服店「テーラー伊三郎」のウィンドウに現れた美しいコルセットに心奪われる。頑固な老店主・伊三郎がなぜ女性下着をー騒然となる町内を尻目に、伊三郎に知識を買われたアクアは、共に「テーラー伊三郎」の新装開店を目指す。活動はやがて、スチームパンク女子高生や町に埋れていた職人らを巻き込んでいき…。仕立て職人と少年が“コルセット”で革命を起こす!?灰色の日々を吹き飛ばす、曲者(主に老人)揃いの痛快エンタメ!

海色と書いて「アクアマリン」と読む。
めっちゃDQNな名前。

別の本にもありましたが、川瀬さん、ジジババ描くのが上手です。
生き生きとしているんだよねー。
世の中こんな元気なジジババばかりだったら困らないな~。

コルセット・・・憧れの下着というよりは、「タイタニック」でのシーンのイメージが強く
「これつけたら何も食べられん」
という印象しかないw

とにかく締めて締めて締めまくるという下着ではないだろうか。
それを綺麗に刺繍したりとか、かわいいデザインにして
ジジイと高校生が「革命」という名のもとに新規開店をもくろんで頑張る話。

最初は「あそこのジジイ・・・とうとうイカれたか」
と、思われていたけれど、近所のばーさんたち
向かいのカメラ屋のジジイ。憑き物やのばーさん達が協力していきます。

面白く読みましたが、悪役(?)の活躍がいまひとつで。
どうせならもうひと悶着あって、そしてスッキリ解決させても
良かったのではないかと思ったのでした。

「フォークロアの鍵」 川瀬七緒



フォークロアの鍵 川瀬七緒

千夏は民俗学の「口頭伝承」を研究する大学院生。老人の“消えない記憶”に興味を持ち、認知症グループホーム「風の里」を訪れた。入所者の一人・ルリ子は、夕方になるとホームからの脱走を図る老女。会話が成り立たない彼女の口から発せらせた「おろんくち」という言葉に千夏は引っ掛かりを覚え…。乱歩賞作家の傑作長編・深層心理ミステリー。

えーーーーー(笑)
こんなにウマくいくわけないじゃーーーーーん(笑)

という感想です。
でも、こうであってほしいという気持ちはあります。

認知症グループホームに昔の伝承や民俗学を学ぶために通っているんだけど、
本当に困ったーってくらいの認知症なのにだんだんと認知症でアルツハイマーとか
言われているジジババたちがまともになっていく。

えーーーーーー(笑)

となるわけです。
だって全員よ。全員!!!!
そんなことがあっていいのか、うらやましすぎるww

でも、確かに私の身近の年寄りを見ていると、昔のことは本当に覚えてます。
昨日のことはもう無理だけどw
だから昔のことを話して記憶を刺激するっていうのは分かるわー。
しかし、刺激が強すぎると退行してしまい、またご飯食べたことも忘れるらしい(^^;)

肝心の民俗学は結構怖かった。
でも、この手の伝承って不思議に迫力があります。

「潮騒のアニマ」 川瀬七緒



潮騒のアニマ 川瀬七緒

伊豆諸島の「神の出島」でミイラ化した女性の遺体が発見され、警視庁から岩楯警部補が派遣された。首吊りの痕跡から、解剖医は自殺と断定。死亡推定月日は3ヵ月以上前とされた。第一発見者によれば、島のハスキー犬がミイラを引きずってきたらしい。遅れて島に入った法医昆虫学者・赤堀涼子が、事前に解析した微物と、現場周辺を調べて出した結論は……。

昆虫法医学シリーズも5冊目ってことで読書メーターでも皆さん書かれてましたが・・・

慣れてきました(笑)

壁一面のゴキブリがいようと、大量のフナムシがいようと、
口と目からウジ虫が飛び出ようと、アリが体中を這い上がろうと・・・

読む分には平気です(・∀・)

そんな自分にウケる。
慣れって恐ろしい(笑)
で、今回岩楯刑事とタッグを組むのが潔癖刑事くん。

け・・・け・・・潔癖!!!

岩楯と組むってことは赤堀せんせーの洗礼を受ける。
潔癖なのに(笑)
でも、まぁ・・その都度登場するウェットティッシュの数が増えるくらいでしたが。
読まなくても潔癖が登場するというだけで笑えるのではないでしょうか。

今回はミステリー要素も強く面白く読みました。
島って閉鎖的な何かを感じる。
これに民俗学も登場すると怖いものないかも。

「女學生奇譚」 川瀬七緒



女學生奇譚 川瀬七緒 

フリーライターの八坂駿は、オカルト雑誌の編集長から妙な企画の依頼をされる。「この本を読んではいけない…」から始まる警告文と古書を、竹里あやめという女が持ち込んできたのだ。その古書の本来の持主である彼女の兄は数ヶ月前に失踪、現在も行方不明。このネタは臭う…八坂は、タッグを組むカメラマンの篠宮、そしてあやめとともに謎を追う。

食事のシーンがものすごく美味に書かれてて、

「この展開は・・・もしや・・・( ̄▽ ̄;)」

と、思っていたらその通り「もしや」な中身でした。
だよなぁ~(笑)
なんかそんな感じがしたものー。

ただ、もっと発狂する本なのかと思っていたので正直
「え・・・?これで発狂して行方不明になる??」
と思った。
まぁ・・・その時代その場所でそのからくりを知ったんだったら
発狂するのもわかるかもしれないけれど。
昭和3年の頃の登場人物も知らないんだよね。

さて。これは続くのか??
続いても別にいいかなーと思う。
矢坂と篠宮のコンビはなかなか気持ちいいです。
お互いにちょっとずつズレている所がまたよろしいかも。

「桃ノ木坂互助会」 川瀬七緒

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桃ノ木坂互助会 川瀬七緒

のどかだった町は、すっかり変わってしまったー。移り住んできたよそ者たちの度重なるトラブルに頭を抱えていた桃ノ木坂互助会会長の光太郎。元海自曹長でもある彼は、悪い芽は早く摘まねばと、町に害を及ぼす人物を仲間たちとともに次々と町から追放することに。次なるターゲットは、大家とトラブルを起こしていた男、武藤。しかし、男を狙っていたのは光太郎たちだけではなかった。とある事件を機に、互いの思惑は狂い始め…。江戸川乱歩賞作家の新機軸ミステリー

老人が幅を利かせている街、桃ノ木坂。
移り住んできたよそ者たちの行いがトラブルを招く場合、
街から出て行ってもらうべく、超~~~~~~~~陰険な
方法で追放してます(笑)

イヤかも。

こんな陰険さ。
老人だからこういう事も出来るのかと(笑)
何というか、困った人たちだーーー。

沙月姉妹にはうるっときました。
犠牲になったふりをして、相手を犠牲にしている姉妹。
あーーー。何というか不器用な人たち。
この姉妹は好きですねー。

「水底の棘」 川瀬七緒



水底の棘 川瀬七緒

水死体からも「虫の声」は聞こえるのか!?第一発見者は、法医昆虫学者の赤堀涼子本人。東京湾の荒川河口で彼女が見つけた遺体は、虫や動物による損傷が激しく、身元特定は困難を極めた。絞殺後に川に捨てられたものと、解剖医と鑑識は推定。が、赤堀はまったく別の見解を打ち出した。岩楯警部補はじめ、捜査本部は被害者の所持品から、赤堀はウジと微物から、それぞれの捜査が開始された!


お馴染みの赤堀先生シリーズ第三弾です。
私はこの間間違って第四弾を読んでしまいましたが、どちらを先に読んでも大して変わりのない状態でした。

面白いですが、最近ハエを見ると妙に気にしてしまうようになりました(笑)

「このハエはなんで出てきたんだろう??どこかに死肉があるんじゃないだろうか?」

と。大きいハエだったら特に思うし。

そして元気な赤堀先生に今回も笑った。
あまり深く考えてないのかなー。
岩楯刑事が禁煙で苦しんでいたときに、赤堀が小瓶に入れた乾燥したアリたちを渡して
すっかりそれに中毒になって禁煙が出来て「アリマテラピー」だと喜んでたら
「は??」的な赤堀がとても面白かった。
っていうか、この人を頭から信じちゃたダメなのか???

なかなかユニークな個所が多く笑っちゃいました。
早く次回作が読みたいです。
もう、ハエの大群もウジの大群も読んでいるだけなので大丈夫です(・∀・)


「メビウスの守護者」 川瀬七緒



メビウスの守護者 川瀬七緒

バラバラ死体の「虫の知らせ」がおかしい!東京都西多摩で、男性のバラバラ死体が発見される。岩楯警部補は、山岳救助隊員の牛久とペアを組み捜査に加わった。捜査会議で、司法解剖医が出した死亡推定月日に、法医昆虫学者の赤堀が異を唱えるが否定される。なぜ遺体の死後経過と「虫の知らせ」が一致しないのか!

シリーズ4作目だった・・・( ̄▽ ̄;)
3作目を飛ばしてしまった―。
でも、読んでいる限りでは全く影響はなかった。
岩楯の私生活に変化があったくらいで、赤堀とどうのこうのってことはなかったみたい。

私は今まで赤堀せんせーを「心優しき天然の法医昆虫学者」だと思ってましたが、
どうやら「やられたらやり返す」性格も持っていたらしい。

天然ではなかったのか・・・?
しかも、反撃がピンポイントにイヤな所をつきます(笑)

今回も面白く、今回もなぜか赤堀が危険な目に遭う。

また3作目に戻って早く読みたいところです。
こんな個性的でステキ~なキャストですが実写化されても絶対見ないと思う(笑)

「シンクロニシティ」 川瀬七緒



シンクロニシティ 川瀬七緒

東京・葛西のトランクルームから女性の腐乱死体が発見された。全裸で遺棄された遺体は損傷が激しく、人相はおろか死亡推定日時の予測すら難しい状態だった。捜査一課の岩楯警部補は、若手刑事の月縞を指名して捜査に乗り出した。検屍を終えてわかったことは、死因が手足を拘束されての撲殺であることと、殺害現場が他の場所であると思われることの2点だった。発見現場に蠅とウジが蝟集していたことから、捜査本部は法医昆虫学者の赤堀涼子の起用を決定する。赤堀はウジの繁殖状況などから即座に死亡推定日時を割り出し、また殺害状況までも推論する。さらに彼女の注意を引いたのは、「サギソウ」という珍しい植物の種が現場から発見されたことだった。「虫の知らせ」を頼りに、法医昆虫学者が事件の解明に動き出した。

虫の専門家、赤堀先生シリーズ第二弾です。

相変わらずユニークな先生なのでとても楽しい。

死体に付いた虫(っていうか殆どウジ虫)によって死亡時刻やら死亡した場所やら何やら全部わかってしまう。
虫って偉大!!

そして赤堀せんせーはもっと偉大(笑)

相変わらず楽しいんだよなー。
一体どんだけ虫が好きなんだろう。と思います。
今回も岩楯刑事とのコンビがいい味だしてます。
今回の岩楯刑事の本当の相棒も少しひねくれた男であったけど
世の中を斜に構えているっていうか。

しかしその相棒はただのさみしがり屋でかまってちゃん???
まぁ何よりです。

ただ、赤堀せんせーの偉大さと実際の殺人事件の動機がなんかチグハグでした。
やっぱり赤堀せんせーの不思議さが強すぎて(笑)

第三弾も読むぞ!
と思ってたら間違って手元にあるのは第四弾(^^;)

第三弾を読まないと意味わからないじゃないかっ!!
っていう内容じゃなければいいのですが。

「147ヘルツの警鐘 法医昆虫学捜査官」 川瀬七緒



147ヘルツの警鐘 法医昆虫学捜査官 川瀬七緒

炭化した焼死体の腹部から、異様な「虫の塊」が見つかった。難事件に際し警視庁は、法医昆虫学者・赤堀の起用に踏み切る。死体の周りの虫から犯行を分析するという、日本初の捜査方法とは。

とても面白かったです。
登場人物がユニークだと読んでて楽しい。

BOOKデータベースによれば『異様な虫の塊』って内臓に群がるウジの塊なんだけど、
赤堀昆虫博士の目にかかれば
「お皿に載ってると焼きおにぎりみたい。うふ」
という感性の持ち主。

そして、それを昼休み(食後)に普通に読むわたし。うふ。

わたし個人としてはウジの習性なんて本当に心の底からどうでもいいんだけど、
物語的にはとても面白く読みました。
遺体に群がるのは虫だ。ウジだ。害虫だー。
何よりも勤勉に語ってくれているようです。
私はわかりませんが。

シリーズ化してるから次を読むのも楽しみです。

犯人に関してはなんかとってつけた感じがありますが
まぁ仕方ないかなーという印象もあります。
最初に登場してた人物の扱いが結構雑だったような気もします。