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2017.06.03 (Sat)

「水戸黄門 天下の副編集長」 月村了衛



水戸黄門天下の副編集長 月村了衛

『国史』(『大日本史』)が未完に終われば、水戸徳川家は天下の笑いもの。遅々として進まぬ編修(編集)に業を煮やした光圀公は、遅筆揃いの不届きな執筆者どもから直々に原稿を取り立てんものと、書物問屋の御隠居に身をやつし、御自ら原稿催促の旅に出た。お供を申しつけられたのは、水戸彰考館で国史の編纂に携わる、おなじみ覚さん介さん(実在)をはじめ、机(デスク)のお吟など名うての編修者。最初に訪れた下田では、目当ての学者の身辺で、なにやら不可解な陰謀が。爆笑必至、痛快時代エンターテインメント開幕!

【目次】
水戸黄門 天下の副編集長/水戸黄門 謎の乙姫御殿/水戸黄門 艶姿女編修揃踏/水戸黄門 日本晴れ恋の旅立ち


書いているほうは楽しいんだろうなーと。
読んでいるほうはそれほど楽しくなかった。
最後は苦痛ですらあった(爆)

テレビの水戸黄門を軸にしているので気軽に映像を見ているかのような
システム(?)になってます。
テレビのキャストがじんわりあるんだよねー。

そこを楽しいと思うか否か・・・
ってことで、私が月村さんに求めているのは違うんだよ。
これじゃないんだよ。
でも、まぁこの本を手にした私が悪いのだ。
どう見てもハードボイルドではないもんね(笑)
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2016.11.26 (Sat)

「黒涙」 月村了衛



黒涙 月村了衛

警視庁組織対策部2課の警部補・沢渡は、実は黒社会とつながる警察内部の〈黒色分子〉だ。中国語が堪能な沢渡は、対中国防諜作戦を目的とする公安部の特別捜査チームに出向となる。沢渡と義兄弟の契りを結ぶ黒社会「義水盟」の大幹部である沈は、インドネシアの青年実業家ラウタンも巻き込んで、沢渡らの中国諜報機関摘発に協力することなった。やがて三人の前にシンシア・ユンと名乗る謎の美女が現れるが……。まさに“黒の中の黒”--黒色警察小説の新たな傑作誕生!

「黒警」という本の続編らしいですが、そっち読んでなーーーーーい。
多少気になるところはありましたが、前作を読んでなくてもおおよそは理解できますし楽しめました。

最近になり月村作品を読むようになりましたが、テーマは結構重かったりハードボイルドだったりなのですが、書き方が軽いせいかさくさく読めるし、テンポがよい。
いいことか悪いことかはさておき(笑)

この内容だったらもっと語り口を重くしてもいいんじゃないかなと思いましたが。

結局警察の中に「内通者」がいたわけですが、その正体は結構早く気づきます。
怪しくて怪しくて(笑)

なので、ラストで内通者になってしまったいきさつとかキッカケみたいなのが
語られるのかなと思っていたのですが、ぜーーーんぜん。
逆に驚いた。
何の説明もない。
そういうのがキッカケで沢渡と沈が仲違いするワケなのですが、
でもねぇ、沢渡だけの責任でもないような。
第一相手の正体がわかってて、沢渡と沈が止めてもいう事聞かなかった
人なんだし。ある程度自業自得なのではないだろうか。

ただ・・・主役の沢渡が妙にアホっぽいのが気になった。
もう少ししっかりとした人であってほしかった。
14:29  |  月村了衛  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.11.02 (Wed)

「影の中の影」 月村了衛



影の中の影 月村了衛

人民解放軍による悪魔の所業から逃れ、日本に潜伏中のウイグル人亡命団と、事件を追う女性ジャーナリストが襲われた。証拠隠滅をはかるべく送り込まれた中国の刺客。それを黙認する弱腰の日本政府と警察。絶体絶命の亡命団に、謎の男が救いの手をさしのべた。頭脳明晰、身体屈強。ロシア武術を極め、情報機関にも裏社会にも怖れられる存在ー。こいつは一体何者なのか?その手がかりは、謎の言葉「カーガー」。

面白かったです。
意外にライトな書きっぷりで、内容はハードボイルドなのですが、関西弁のヤクザとの会話などは黒川さんっぽい感じもしました。

景山(主人公)は28年前に婚約者もろとも殺されそうになったワケです。
(婚約者は死にました)

ん??28年前??
ってことは、この元気に動く景山さんったら今何歳なんだろう!?

あまり想像しないように読みました(笑)
タイムリミットが翌朝までなので、ここを切り抜けると大丈夫なんだっ!
がんばれっ!!
と、思うものの中国当局(?)から送られてきた刺客はプロなもので、
日本のやくざたちはどんどんと殺されていきます。
しかし、やくざも黙ってはいません。
しっかりと互角の殺し合いをします( ̄ω ̄*)

樋口とかいいキャラが沢山いました。
あんなに人情的なヤクザがこんなにもいるのかとちょっと驚きますが、
そういう不思議な展開も最後に行くと妙に納得してしまい、
全ては28年前とつながっていました。
28年前の回想を語りだしたときには「一体なんなのか?」と思いましたが
読み終わって納得。
05:00  |  月村了衛  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.05.28 (Thu)

「土漠の花」 月村了衛



土漠の花 月村了衛

ソマリアの国境付近で、墜落ヘリの捜索救助にあたっていた陸上自衛隊第一空挺団の精鋭たち。その野営地に、氏族間抗争で命を狙われている女性が駆け込んだとき、壮絶な撤退戦の幕があがった。圧倒的な数的不利。武器も、土地鑑もない。通信手段も皆無。自然の猛威も牙を剥く。最悪の状況のなか、仲間内での疑心暗鬼まで湧き起こる。なぜここまで激しく攻撃されるのか?なぜ救援が来ないのか?自衛官は人を殺せるのか?最注目の作家が、日本の眼前に迫りくる危機を活写しつつ謳いあげる壮大な人間讃歌。男たちの絆と献身を描く超弩級エンターテインメント!(BOOKデータベースより)

本屋大賞見直したー。

本屋大賞⇒書店員⇒女子の割合が高い

という私の勝手な推測。
だからいつも同じ作家ばかりノミネートされるので不平を言っていたのだ。

こういう本を読みたかった。
本屋大賞にノミネートされなければきっと私は読まなかった。


しかし、この本は怖かった。

後方支援だろうと人道支援だろうと、言葉や文化の違う紛争地に行って、
そこに銃を持った現地人が襲ってくるとあっという間に殺し合いになるのです。
四の五の言っている場合じゃなくて、こちらも撃たないといけないんだけど殺されちゃうのに。

しかし、読み手の私自身がこう思ってしまった。


「自衛隊が撃っていいのか」


そう思っちゃったんだよね(´・ω・`)
授業って・・・
ニュースって・・・
世論って怖いなと思った瞬間だった。

自分自身でこう思ってしまったことが怖い。
そして、登場人物の一人もそう思ってしまった。

「娘に人殺しだと思われたくない」

読み手の私が思うのと、現地のこの人が思うのとはワケが違います。
そんな甘っちょろい事言ってると死んじゃうよー。
と、焦りました。

そして、10人以上いた隊のメンバーは1人、また1人と倒れてしまう。

読みながら「南極物語」を思い出しました。
なんかね。イメージが南極物語(^^;)
誰もいない。
自分たちしかいない。というのは人でも犬でも似たところがありました。

この本は私自身の日本人的ぬるま湯に浸かった考えを改めさせてくれました。
そして、ちょうど今、アベさんがやたらと
「大丈夫だから」
「攻撃されたら退却するんだから」
「心配ないって」
なーんて言うが、それも全く信用できないことがわかります。
アベさんこそ是非この本を。
08:40  |  月村了衛  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑

2015.03.17 (Tue)

「機龍警察 火宅」 月村了衛



機龍警察 火宅 月村了衛

最新型特殊装備“龍機兵”を擁する警視庁特捜部は、警察内部の偏見に抗いつつ国際情勢のボーダーレス化に連れて変容する犯罪に日夜立ち向かうー由起谷主任が死の床にある元上司の秘密に迫る表題作、特捜部入りする前のライザの彷徨を描く「済度」、疑獄事件捜査の末に鈴石主任が悪夢の未来を幻視する「化生」など、吉川英治文学新人賞&日本SF大賞受賞の“至近未来”警察小説、珠玉の傑作短篇集。(BOOKデータベースより)

【目次】
火宅/焼相/輪廻/済度/雪娘/沙弥/勤行/化生


本屋大賞にノミネートされた「土漠の花」が読みたいんだけど図書館にないしなーと思っていたら読みやすそうなサイズの本を発見したのでとりあえず手に取ってみたところ・・・

シリーズものの最新作だったという大失態・゚・(ノД`;)・゚・

しかも・・・設定がマジわからんっ!!(笑)
本当に独特な世界です。
イメージとして機動警察パトレイバーを思い出した。
でも、パトレイバーも実はあまり知らない(笑)
普通の警察小説だと思って読むでしょー。
そうしたら「龍機兵(ドラグーン)」など出てくる。

「は?Σ(ロ゚ ノ)」

ですよ。もう。
でも、登場するのは人間ですので、こういう機械関係があまり出ない
「沙弥」「勤行」などはとてもとても面白かった。
火宅」も良かったなー。
最初に「火宅」読んだとき、まさか次からビックリする展開が待ち受けるとは・・・

しかし、登場人物もそれなりに固定されてて味が出ているので
最初から読まなくちゃダメねーと思って大反省した1冊でした(^^;)

10:21  |  月村了衛  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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