igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。

「崩れる脳を抱きしめて」 知念実希人



崩れる脳を抱きしめて 知念実希人

圧巻のラスト20ページ!
驚愕し、感動する!!!
広島から神奈川の病院に実習に来た研修医の碓氷は、脳腫瘍を患う女性・ユカリと出会う。
外の世界に怯えるユカリと、過去に苛まれる碓氷。
心に傷をもつふたりは次第に心を通わせていく。
実習を終え広島に帰った碓氷に、ユカリの死の知らせが届くーー。


圧巻とやらのラスト20ページは2回読みました。
自分の読解力が足りな過ぎて「ちょっと待て」と。
まぁいわゆる「どんでん返し」系です。
どんでん返しって「おぉー」と驚くパターンと「はい??」と怒りたくなる
パターンが私の中に存在してます。

一章で2人が死について語っているところがあって、
それって、小学生の私がそのまんま考えてたことと一緒でした。
考えすぎて苦しくて母に「死にたくない」と言ったことがあります。
なんか懐かしくなりましたが、全く同じことを書いていたので
「そう思うことは私だけではないのか」と。

例えば、自分が死んで意識がなくなってもこの世界は動き
続けている。自分がいなくなっても世界は変わらず。
じゃあわたしは??と、思うと夜も寝られず。
苦しかったなー。だから輪廻転生とか信じるのかな。
生まれ変わりとか。

そう考えながら読み、二章は一転ミステリー調へ。
あちこちと調べまくります。

で、ラスト。
うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。
まぁ2回読んだから意味はわかったけど、
このラストで納得するかしないかってば別問題だよねー。
騙された感じが物凄く強くて。
いや、作者さんは騙しにかかっているのでいいんだけど、
なんか微妙に納得いってない読了感です。

「あなたのための誘拐」 知念実希人



あなたのための誘拐 知念実希人

「ハヤクボクヲミツケテ」女子中学生を誘拐した謎の犯罪者“ゲームマスター”が課した“ゲーム”に失敗、被害者を死なせてしまったことで、警視庁特殊班の刑事上原真悟は職も家族も失った。それから四年、再びゲームマスターを名乗る誘拐犯が現われる。被害者は女子高校生、身代金は五千万円、警察への通報も指示されたという。そして要求はもう一つ、交渉役は上原真悟にすることー。「ずっと君とまたゲームがしたかったんだよ」と嘯く犯人に、真悟は失いかけていた刑事魂を燃えたぎらせるが…。

こういう「誘拐モノ」ってどこかで読んだような・・・って感じがしますが、それでもテンポが早くて飽きさせないので厚い割には一気に読みました。
東京の人だったら土地勘があるのでさらに楽しめるかもしれない。

途中から「あの人胡散臭いなー」と思ってた人がまさかのゲームマスターでして、
自分で疑っておきながら驚いた(笑)
驚いて、読了して、タイトル見て、変に納得した。
すごく迷惑な犯人です。はい(-_-)

まぁ・・・犯人がこういう人っていうのも時代かなー(←?)
ただ、ゲームマスターの正体についてはやや後出しジャンケンの印象を受けました。
「この情報ここで出す?」とかね。

で、すごく怪しい行動をする刑事がいて、その人犯人かと思ったよ。
ごめんなさいw

最近、末期がんの人が活躍したり、犯罪者になったりする本をよく読みます。
この本も真悟@主人公が余命2~3か月の末期がん患者で・・・
何というか、何というか・・・まぁ自分がたまたま選んだ本がそういう本
なだけだけど・・・普通の健康体の人が出てくる本がいいなー。

「時限病棟」 知念実希人



時限病棟 知念実希人

目覚めると、彼女は病院のベッドで点滴を受けていた。
なぜこんな場所にいるのか? 監禁された男女5人が、拉致された理由を探る……。
ピエロからのミッション、手術室の男、ふたつの死の謎、事件に迫る刑事。
タイムリミットは6時間。謎の死の真相を掴み、廃病院から脱出できるのか!?


仮面病棟の続きったら続きだけど、ほぼ気にしなくてもいいと思います。
リアル脱出ゲームみたいな話で、「私がここにいたら一発で死んじゃうだろうなー」
と思いました。
絶対分からない。

趣味が脱出ゲームをすること(?)の梓が先に立ちどんどんとクリア
していくわけです。
タイムリミットまで間に合うのか!?
って感じで読んでいきましたがラストに
あの人があんなもの腹の中に隠していたと発覚したとき・・・
あまりに驚きアゴがはずれそうな衝撃を受けました。
んなバカな・・・Σ(゚д゚|||)

バカなーーー!!!

とてもとても叫びたかった。
実物を見たことはありませんが、テレビで見るものと自分の腹を比べてみると
やっぱり叫びたくなる(笑)

「仮面病棟」 知念実希人



仮面病棟 知念実希人

療養型病院に強盗犯が籠城し、自らが撃った女の治療を要求した。事件に巻き込まれた外科医・速水秀悟は女を治療し、脱出を試みるうち、病院に隠された秘密を知るー。閉ざされた病院でくり広げられる究極の心理戦。そして迎える衝撃の結末とは。現役医師が描く、一気読み必至の“本格ミステリー×医療サスペンス”。著者初の文庫書き下ろし!

一気読みしましたが、満足したかどうかということになるとちょっと違う。
若い女性が腹撃たれてるのに、すぐ手術して、すぐに動き回る。
おい(^^;)
ちょっとこれは・・・とビックリするやらなんというか。

読みながら海堂さんの「螺鈿迷宮」を思い出しちゃった。
どうして、現役の医者が書くミステリーってこうおどろおどろしくなるのかしらねー。

そして、ピエロ。
まぁ顔を隠しているから、どっちみち病院関係者であるとは思ったけど。
患者の家族&遺族とかかなーと。
しかし、まさかの展開に驚き、「これであったら体格とか声でバレるだろ」と
呆然としてしまった。

なんか展開が雑だなーというのが印象でしたが、結果として一気読み。
あっという間に終わった。

「天久鷹央の推理カルテ」 知念実希人



天久鷹央の推理カルテ 知念実希人

統括診断部。天医会総合病院に設立されたこの特別部門には、各科で「診断困難」と判断された患者が集められる。河童に会った、と語る少年。人魂を見た、と怯える看護師。突然赤ちゃんを身籠った、と叫ぶ女子高生。だが、そんな摩訶不思議な“事件”には思いもよらぬ“病”が隠されていた…?頭脳明晰、博覧強記の天才女医・天久鷹央が解き明かす新感覚メディカル・ミステリー。(BOOKデータベースより)

設定云々はどこかで聞いたことがあるような・・・?
・・の集合体のような気がしますが、現役医師が書いた小説ということもあり
病院内のことが詳しく書かれていた気がします。

シリーズで4冊まで出てるからこの先どうなるのかはわかりませんが、
今回の本はとりあえず小手調べかな?
4番目の「オーダーメイドの毒薬」という話が一番医療っぽいというか
今まで読んだことがない話だったので面白かったです。

人魂の話とかだと探偵ガリレオなんかでやってそうだったので(^^;)

鷹央の相棒というかアシスタントの小鳥遊くん。
タカナシという苗字は小鳥が遊べる⇒「鷹無し」だそうで。
本当かどうかはわかりませんが、とてもとても納得しました。
きっとそうなんだろう。

今回はこの雑学に一番心ときめきました。
2作目以降は物語に集中いたしマス。
ただ、鷹央のキャラ設定がまだうまくまとまってない気がしました。

「誰がための刃」 知念実希人



誰がための刃 知念実希人

自らが末期癌に冒されていることを知った若手の外科医、岬雄貴。自暴自棄となった彼は体を鍛え上げ街の不良を襲撃した!それがきっかけで連続殺人鬼「ジャック」と接触を持った雄貴は、彼の思想に感化されその共犯者に。が、暴漢に襲われていたところを偶然助けた少女、沙耶と心を通わすうちに自らの行動に苦悩し始める…。「ジャック」はなぜ殺人を繰り返すのか、少女はなぜ追われるのか!?残り少ない命をかけ、雄貴は少女のために戦いを挑む。第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。(BOOKデータベースより)

島田荘司プレゼンツでありながら、
本格モノではなかったです。はい。

でも面白かったよー。
厚かったんだけど、あまり厚さを感じませんでした。

最初はなんかベタな展開なのと、岬さんがあまりにも自暴自棄で
ドン引きしそうになりました。
白い巨塔の財前先生でしたっけ?
「彼を見習え!」とずっと思ってました(笑)
中盤くらいから物語が動いてきましてなかなか面白かったです。
そこからは一気に読みました。


お菓子も食べず(・ω・)


この本でデビューという事で、かなり盛り込んでます。
現役の医師ということで、詳しすぎる医療用語。
戀愛に、拳銃に、出会い喫茶やらかにやら・・・

こ・・・この盛り込みがあれば2冊書けるのでは?
と思ったくらい盛り込んでます。

多少ベタ系でしたが(ベタは好き)楽しく読みました。