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2016.10.05 (Wed)

「福袋」 角田光代



福袋 角田光代

私たちはだれも、中身のわからない福袋を持たされて、この世に生まれてくるのかもしれない…直木賞作家が贈る8つの連作小説集。

【目次】
箱おばさん/イギー・ポップを聴いていますか/白っていうより銀/フシギちゃん/母の遺言/カリソメ/犬/福袋


どの話に出てくる登場人物にも共感できなくて、
私ってもしかして角田さん合わないかも。と
今になり考え込んでしまった。

読書メーターの評判はよろしくて、「へぇー。そうなのか」
と、自分との感じ方の違いにやや驚く。

なんでイヤな感じになるのかなーと思ったら、きっといそうなんだよね。
そういう人。
実際自分がそういう目にあったらこの小説と同じ展開になりそうでイヤなんだろうなー。
「うわ~。勘弁してーー」という話が少なくとも3話あった(笑)

思わず自分に置き換えてしまったゆえ、凄くイヤな気持ちになった1冊。
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2016.02.25 (Thu)

「坂の途中の家」 角田光代



坂の途中の家 角田光代

刑事裁判の補充裁判員になった里沙子は、子どもを殺した母親をめぐる証言にふれるうち、いつしか彼女の境遇にみずからを重ねていくのだったー。社会を震撼させた乳幼児の虐待死事件と“家族”であることの心と闇に迫る心理サスペンス。

里沙子という人はとても思いつめてしまう人なんだろうと思う。

裁判の補充裁判員になってしまい、案件が「母親の幼児虐待死」という同じ子供を持つ女性からするとなんともヘビーな裁判。

公判に行くたびに、自分も同調してしまい自分の家族関係すら危ういものになってしまうのですが、陽一郎みたいな夫は女性を凹ませるにはなかなかの人だなと(笑)
こういう正論を言ってくる人っていうのは、ちょっと苦手かもー。
はたからみるととてもいいダンナ様なんです。
育児もしてくれるし、物腰もやわらかいし。
でも、一言一言が妻を凹ませるというか、自信喪失につながりそうなことを言うのねー。
公判が終わるたびに疲れてビールを飲んでいると「アル中」扱いされるなんてっ!!(←ここが一番気に入らなかった 笑)
文中でもあったけど、飲まずにやってられっか。っていうくらいです。
人の人生を左右する一員になるわけですからずっと素面でなんてやってられない。

陽一郎の母。里沙子の姑。
読み手からするといいお姑さんだと思いました。はい。
あまり無理強いもしないし、でも里沙子みたいな性格からするといろいろと許せないところもあるのだろうけれど。

それにしても裁判だー。
一回うちの会社の人に第一次通知みたいなのが来てたけどその後裁判に行かなかったから
予選(?)で落ちたのかな。
それ以来私の周りではそんな話は全く聞かない。
裁判というものに興味はあるけれど、裁判員に興味があるかと言われればそれはちょっと荷が重いかなー。
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2015.02.04 (Wed)

「紙の月」 角田光代



紙の月 角田光代

ただ好きで、ただ会いたいだけだった。わかば銀行から契約社員・梅澤梨花(41歳)が1億円を横領した。正義感の強い彼女がなぜ?そしてー梨花が最後に見つけたものは?!第25回柴田錬三郎賞受賞作。(BOOKデータベースより)

ほんとーーーーに

反吐がでますのぉ。

どうして自分の給料以上のものを求めるのか。
手に入らないものをお金を使って手に入れようとするのか。

真面目に理解に苦しみます。

実際のところ、よくある話だと思います。
私は今の会社が勤め始めて3番目の会社ですが、
2番目の会社の時、他の支店の事務員さんが退職したという。
その理由が横領だったそうです。
3番目(今ですね)の会社でも取引先というか、付き合いのある会社で事務員が横領したとか。

つくづく呆れます。
なんで、その会社にあるお金を「お金」として認識してしまうのか。
借りたら最終的に返せなくなるのに気付かないのか。

そして、周りもなぜ気づかないのか。

この「紙の月」に関してもそのまんまな感想を持ちました。
なぜ銀行は梨花の不正に気づかないのか。
イライラしながら読みました。
映画とは作りというか、角度が違ってました。
これはこれで面白い。
物語としては面白かったです。
これだけ腹が立つんだから(笑)
08:27  |  角田光代  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011.06.24 (Fri)

「八日目の蝉」 角田光代



八日目の蝉 角田光代

逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるのだろうか。理性をゆるがす愛があり、罪にもそそぐ光があった。角田光代が全力で挑む長篇サスペンス。(BOOKデータベースより)

最初に映画を見まして、それから本を読みました。
それで良かったなと。
原作を先に読んでから映画を見ると、どうしてもアラを探してしまう。

1章が希和子の章、2章が恵理菜(薫)の章となるわけですが、恵理菜(薫)の章になって読んでみると
あぁ~!!!この男っ!!
・・と恵理菜(薫)の父にイライラ。
なんなんだお前は。
なんで妻もいるのに、一度離れた不倫相手に近づくんだ。
あーーーーいやぁ~・゚・(ノД`;)・゚・
そこで別れることが出来たら誰もこんな目に遭わなかったのに~。

・・・とは思ったのですが、あくまでもあたしの気持ちとしましては

それでも希和子を許せない(`・ω・´)

生まれてから小学生になる前っていっちばん可愛いときなのに、その子育てを取り上げられた恵理菜(薫)の母が情緒不安定になるのは当たり前。
挙句に不倫相手が子どもをさらったなんて・・・酷すぎる。

あたしは別に潔癖人間ではない。
ないんだけど希和子に同調できないんだよね~。
恵理菜(薫)が歪んでしまったのはもっと可哀想で。
読んでてみんな気の毒になってしまったという・・・
ラスト、恵理菜の気持ちが前向きになったところが救いかも。

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07:41  |  角田光代  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑
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