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2015.07.27 (Mon)

「サラバ!」 西加奈子



サラバ! 西加奈子

1977年5月、圷歩は、イランで生まれた。父の海外赴任先だ。チャーミングな母、変わり者の姉も一緒だった。イラン革命のあと、しばらく大阪に住んだ彼は小学生になり、今度はエジプトへ向かう。後の人生に大きな影響を与える、ある出来事が待ち受けている事も知らずにー。(BOOKデータベースより)

生まれてから37歳までの歩の半生。
もう、下巻は一気読みの号泣。
もう涙が止まらず。

こういう類の「幸せ」もあるんだろうなと(←お父さんの話)
お父さんがどんどんと痩せていくなか、それでも幸せであることに涙が止まりません。

強烈な姉のせいで、生まれた時から空気を読むことを知り、
上手く立ち回ることを覚えた・・・覚えるしかなかった歩。
母親似の美貌もあっていつでもモテてた学生時代。

しかし、美貌はいつか衰える。
その衰えを否が応でも認めなくてはいけないまさかの状態に。

時代は私の6歳下ということで、就職も大変な時期でフリーター一歩手前の物書き。
エジプト時代、高校時代とそれぞれ親友を得ることになるものの
その友情にはなぜか終わりがあったりして。

とにかく読ませる。
すごい本。
面白くてぐいぐいきたー。
姉も困ったちゃんだけど、母親も困ったちゃん。
しかし、歩もまたどうかと思う。
みんなちょっと変な家族。

壊滅的だと思っていた姉からのまさかの芯の通った助言。
破壊力のある本でした。
心にズケズケと侵入してくるような破壊力(笑)
爽快です。
面白かった。
08:57  |  西加奈子  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.05.26 (Tue)

「炎上する君」 西加奈子



炎上する君 西加奈子

恋に戦う君を、誰が笑うことができようか?何かにとらわれ動けなくなってしまった私たちに訪れる、小さいけれど大きな変化、奔放な想像力がつむぎだす不穏で愛らしい物語たち。(BOOKデータベースより)

【目次】
太陽の上/空を待つ/甘い果実/炎上する君/トロフィーワイフ/私のお尻/舟の街/ある風船の落下


よく分からない世界観だった( ̄▽ ̄;)

まだ私は西さんを読んで3冊目なのだ。
「ふくわらい」の時も良く分からないなーとは思ったが、
これもまたよく分からん。

とりあえず読んでからまずしたことは「山崎ナオコーラ」さんについて調べた(笑)
1冊だけ読んだのですが、「あれ?山崎さんって男性だったっけ?」
元々とても仲がよろしい同志なので、本名(って本名じゃないけど)のままの登場になったようです。

世界観が謎すぎるんだけど、好きな作品は
最初の拾ったケータイの話と、ラストの風船の話。

あとは、手タレならぬ尻タレ。
どこかふと毒があって楽しいんだけど、大体みんなこんな感じなので少し飽きる(笑)

ただ、また書きますが西さん初心者なのでこれから少しずつ読んでいって
(悪いが一気に読みたいとは思わない作家さんである ← 今のところ)
西さんの世界観を知りたいなと思ってます。
そしていつかは「サラバ!」を読みたいのよん。
09:18  |  西加奈子  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.02.16 (Mon)

「円卓」 西加奈子



円卓 西加奈子

世間の“当然”に立ち止まり、悩み考え成長する物語。うるさいぼけ。なにがおもろいねん。平凡やしあわせに反発する琴子、小学3年生。好きな言葉は、「孤独」。(BOOKデータベースより)

今話題の西加奈子さんです。
可愛い本でした。
っていうか、芦田愛菜ちゃんで映画化になったんですよね。
なんか似合うかも。

大家族の末っ子であるこっこ(琴子)。
いつも賑やかな家族にありがちな「孤独」を求める少女。
人と違うことはすべて羨ましく、
クラスメイトが眼帯してきたらそれをうらやましく思い、
クラスメイトが吃音だったらそれをうらやましく思い、
クラスメイトが不整脈で倒れてもうらやましく思い、
クラスメイトが在日四世だったらうらやましく思う。
そんな女の子。
なんかありがちだけど、可愛い。
可愛いながらもどこかシュールな面もある本でした。

ちょっと大人びた小学3年生。
でも子供ってこんなんなんだろうなー。
子供の頃は境目がなくて平等なんだなとちょっと羨ましくもある1冊でした。

それにしても同じクラスにさっきも書いたけど
韓国人(在日)がいたり、
ベトナム人(祖父母が難民)がいたり、
ロシア人(ハーフ)がいたりで結構多国籍なクラスw
13:10  |  西加奈子  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2014.05.28 (Wed)

「ふくわらい」 西加奈子



紀行作家の父から、マルキ・ド・サドをもじって名づけられた鳴木戸定。書籍編集者の定は、身なりに無関心、感情を表さずに人付き合いも機械的にこなす。一方で、彼女は、旅先でワニに食べられて死んだ父親の死肉を食べた女として、世間に名を知られていた。ふくわらいが唯一の趣味である彼女は、猪木になりきれなかったロートルプロレスラーのエッセイを担当することになってから、人との距離を少しずつ縮めていく。「作品を書かせたかったら、今すぐ雨を降らせろ!(またはやませろ!)」という作家の無茶な要望に応え、街でナンパされた盲目のイタリア人(と日本人のハーフ)の男性に処女を捧げる定の、何物にも汚されない真っ直ぐな姿を描くエンタメ小説の傑作。(内容説明)

不思議な話でした。
女性作家独特の雰囲気はあるけれど。
定という名前の女性が主人公だったので、昭和初期の話かと思いきや、編集部で働いているっていうから、現代だ。

・・・と、思っていたら途中で雨乞いとかするし。
なんだか意味わかりません(笑)

途中でプロレスラーの担当になったり、
盲目のイタリア人の次郎さんと知り合ったり、
不思議ワールドでした。

定というのは、とても丁寧に生きているけれど
感情がないというか、あるんだけど、
感情の使い方をわからないで25年間生きてきたのかなー。
羞恥がないというかなんというか・・・

結構グロいシーンなんかも出てきましたけれど、
それは、読む側でグロいと思うワケで、当事者の定に
とっては「儀式」なんだろうなー。

プロレスは好きなので、守口廃尊のくだりは読んでて面白かったです。
武藤・蝶野・橋本というネーミングを聞くと小躍りするくらい好きです。
でも、それだと結構ベテランというか・・・ベテランだよねー。
(しかし、脳内は小橋です♪)
個人的には次郎より廃尊だったので、
「次郎か・・・。そうか次郎か・・・」と思ってしまいました(笑)
08:27  |  西加奈子  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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