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2016.03.19 (Sat)

「本屋さんのダイアナ」 柚木麻子



本屋さんのダイアナ 柚木麻子

私の呪いを解けるのは、私だけ。「大穴」という名前、金色に染められたパサパサの髪、行方知れずの父親。自分の全てを否定していた孤独なダイアナに、本の世界と同級生の彩子だけが光を与えてくれた。正反対の二人は、一瞬で親友になった。そう、“腹心の友”にー。少女から大人への輝ける瞬間。強さと切なさを紡ぐ長編小説。

今まで読んだ柚木さんの本で一番好き。
こういう話に弱い私はラスト号泣でした。

ダイアナという名前に「大穴」という漢字を当てるあたり、ダイアナじゃなくても改名したくなるよね(^^;)
私が「大穴」という漢字を使う名前だったらイヤすぎて外も歩けない。

そんな自分の名前にコンプレックスを持つダイアナは本好きの大人しい少女だったのですが、
彩子と会い、お互いに成長していく姿が良かったです。

8歳から22歳までの青春小説。
16歳でダイアナを産んだ母(自称、ティアラ⇒本名 有香子)
とても、聡明な頭脳を持った母なのに、結局のところ変な男と恋愛をして16歳で出産することになったんだなと、本を閉じた後にしみじみと思った。

そう・・・ダイアナの父親は呆然としてしまうくらいの男でありました。
「えぇーーーー???こんなんなの??」
と、かなり強烈なパンチをくらった感じです。

それでも、本好きにとっていろいろ共感できる本でした。
「赤毛のアン」もあんなに冊数がなかったらいつでも読み返すんだけど(笑)
冊数が多いのでイマイチ触手が・・・(^^;)
08:20  |  柚木麻子  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑

2015.08.08 (Sat)

「ナイルパーチの女子会」 柚木麻子



ナイルパーチの女子会 柚木麻子

ブログがきっかけで偶然出会った大手商社につとめる栄利子と専業主婦の翔子。互いによい友達になれそうと思ったふたりだったが、あることが原因でその関係は思いもよらぬ方向にー。女同士の関係の極北を描く、傑作長編小説。(BOOKデータベースより)


なかなかホラーだった(笑)
ブログがキッカケで知り会ったとはいえ、元々女性同士との間の取り方ができない栄利子。
いるわー。こういう人。
そうなると怖い。
というのも、好きなブログがもしかして私の近所かもしれない。
なんて思い、偶然出会い友達付き合いするようになったはいいけど、
薄気味悪いと思った翔子は距離を置こうとするけれど、
そういうことがわからない&できない栄利子は
「週のうち何回かはこの店に来てるって書いてるからこの店に
ずっと行くといつかは会える!!」
と、何の疑いもなく思える性格。
怖すぎる。
で、怯える翔子に対して
何のためらいもなく、自分は翔子のブログを読んでるから
きっと今日はこの店にくる日だと思ったのよー。
と、嬉しそうに言う。
おぉ…ホラー。

この年齢になるとみんなそうじゃないかなーと思うんだけど、
女子の集まりって面倒臭い(笑)

まぁそんなすったもんだを越えて2人はたくましくなっていきます。
翔子は翔子で問題を抱えてるし、
山本周五郎賞ってどういうスタイルの賞か分からないけれど、
受賞作だけあって迫力あったし、直木賞候補というのも納得。
怖かったけど(笑)

ただ、最後の読了感はかなりいいのでオススメです。
途中までは我らブロガーにとってはホラーですが(笑)
14:29  |  柚木麻子  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2015.01.31 (Sat)

「その手をにぎりたい」 柚木麻子



その手をにぎりたい 柚木麻子

恋と仕事とお鮨に生きるバブル期OL大河小説!(BOOKデータベースより)

バブリーだったな~。
随所随所に昭和なネタが転がっております。

その時代、東京に生息していた私は「ツインピークス」とか「尾崎の死」というワードを読むと
当時自分がどこで何をしていたかというのが懐かしく思えますが、

これはそういう本ではなくて(笑)

会社を辞めて実家の栃木に帰省することになった青子のために会社の上司が
「送別に・・・」と銀座の鮨屋に連れて行ったことから物語が始まりまして、
で、青子はそれほど鮨が好きだったワケじゃなかったんだけど、
寿司職人から手渡しで食べた鮨が死ぬほど美味しくて、
「ダメ。こんなんで栃木なんか帰れるか。もっと鮨を食べたいっ!!食べたいのよ!!」
ってことで、田舎に帰るのを撤回。
不動産会社(!!←そのまんまバブル!)に就職し、鮨を食べに行く。
青子には鮨を食べに行くだけではなく、鮨を握ってくれる一ノ瀬が好きなんだけど・・・

というような話を1つのネタ(鮨ネタ)をテーマに10年かけて物語が進んでます。
面白かったですよー。
時代を感じるというのもありますが、とにかく鮨を食べる青子の感想にクラクラきます。

っていうか寿司食べたい(笑)

美味しいお寿司が食べたいけど、でも美味しい寿司・・・多分食べたことないと思う。
普通のお寿司でいい♪
08:31  |  柚木麻子  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.05.15 (Thu)

「ランチのアッコちゃん」 柚木麻子



ランチのアッコちゃん 柚木麻子
 
屈託を抱えるOLの三智子。彼女のランチタイムは一週間、有能な上司「アッコ女史」の指令のもとに置かれた。大手町までジョギングで行き、移動販売車の弁当を買ったり、美味しいカレー屋を急遽手伝うことになったり。そのうち、なんだか元気が湧いている自分に気付いて……。表題作ほか、前向きで軽妙洒脱、料理の描写でヨダレが出そうになる、読んでおいしい短編集。(内容紹介)

【目次】
ランチのアッコちゃん/夜食のアッコちゃん/夜の大捜査先生/ゆとりのビアガーデン


はじめましての作家さんです。
なんかね、想像していたのとは違いました。

噂でちらりと聞こえてきたイメージとつなげて、
お弁当1つで前向きになれる本なのかと思っていたら、
読んでみたら基本外食(爆)

外食じゃないか!

そして2話目になると、主人公が1話目に派遣先にいた会社が
あっけなく倒産してたって・・・www
こういうシュールな展開は大好きなので笑ってしまいました。

でも、アッコさんが登場するのは実際のところ1話目と2話目だけだったという。

そして私が一番好みなのはアッコさんが登場しない4話目だという・・・(笑)

個人的に残業は悪だと思ってます。
残業をしないように効率をよくしたり工夫したりして早く帰れるように
頑張りながら仕事をするのが好きです。

でも、それでも残業があるというのは個人ではなく経営者が悪いと思ってます。
うちの会社の新しい営業は私が1分で出来る仕事を1時間かけてやります。
計算すると私の1日分の仕事を8時間と計算すると60倍の時間で
やるんだから480時間!?

まるっきり給料泥棒じゃないかと思ってしまいました。
しかし1分弱で出来る仕事をどこをどうやれば1時間もかかるのか。
社長から聞いたとはいえ、感心するというか・・・なんというか・・・
ね(。・ω・。)

なんとか頑張ってわたしの2倍でいいので60倍からは
脱却してもらいたい。

08:36  |  柚木麻子  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑
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