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2017.03.25 (Sat)

「喧嘩」 黒川博行



喧嘩 黒川博行

「売られた喧嘩は買う。わしの流儀や」建設コンサルタントの二宮は、議員秘書からヤクザ絡みの依頼を請け負った。大阪府議会議員補欠選挙での票集めをめぐって麒林会と揉め、事務所に火炎瓶が投げ込まれたという。麒林会の背後に百人あまりの構成員を抱える組の存在が発覚し、仕事を持ち込む相手を見つけられない二宮はやむを得ず、組を破門されている桑原に協力を頼むことに。選挙戦の暗部に金の匂いを嗅ぎつけた桑原は大立ち回りを演じるが、組の後ろ盾を失った代償は大きくー。腐りきった議員秘書と極道が貪り食う巨大利権を狙い、代紋のない丸腰の桑原と二宮の「疫病神」コンビ再び。

前作で「破門」された桑原ですが、ヤクザの世界の破門がどういうものかわからず・・・
なので、元の弟子(?)の木下とかセツオが協力しているのを見ると不思議な世界だなーと思います。
そこは上司(親分?)が絶対というわけではないんだねー。

堅気の二宮と自称堅気の桑原は相変わらず面白い2人で
お金の話になると二宮は本領を発揮するというか・・・
せこい(笑)
せこくて笑ってしまいました。
どんな時でも自分を曲げないというか・・・
お金に関しては彼が一番かもしれない(笑)

牧野さんという40代の女性が登場し、二宮とデートしてました。
1話限りの登場人物かと思ってましたらもしかして次作も登場するかなー。
ただの女性には見えんが・・・

さて・・・ラストにいろいろと桑原のいる世界で動きがあったようです。
どうなるかなーん??
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2015.11.14 (Sat)

「国境」 黒川博行



国境 黒川博行

疫病神」コンビこと、建設コンサルタントの二宮と二蝶会幹部の桑原は北朝鮮に飛んだ。二宮は重機の輸出で、桑原は組の若頭がカジノ建設の投資話でそれぞれ詐欺に遭い、企んだ男を追ってのことだった。平壌に降り立ったふたりだが、そこには想像以上に厳しい現実と監視が待っていた。シリーズ最高傑作の呼び声高い超大作!(BOOKデータベースより)

2作目にして「最高傑作」と書かれてるのってちょっと気の毒ですが(笑)
でも、評判通り本当に面白い本でした。

とにかく北朝鮮の国内の表現がすごい。
見てきたのか?行ってきたのか?と聞きたくなるくらい。
で、更に驚くのはこの本を書いていたときが1990年代ってことで、
二宮がiモードのケータイを持つのです。
iモード!!!
どんだけ昔なのか!

「破門」を読んで「疫病神」を読んだのだけど、
この2冊を読んでも桑原の良さが分からなかった私ですが、
今回初めて「桑原いいわ~」と思いました。

大阪人でヤクザ。
喋りが凄い。
「パーマデブ」( ̄▽ ̄;)
誰の事とは言いませんが(←北朝鮮の人です)
凄いピンポイントでそれしかないという表現力だっ!!

そしてヤクザは法律に詳しい。
やっぱり自分が法を犯しているので法を犯さないようにしっかりと法律を勉強しているらしい。
※ヤクザに詳しいダンナ談

一癖も二癖もある登場人物ばかりで本当に飽きませんでした。

ただ、やっぱり本っていうのは順番に読まないとダメだなーと思った。
こうして振り返ってみると「破門」のラストはターニングポイント???
文庫出たら買ってもう1回読まないと。
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2015.03.09 (Mon)

「後妻業」 黒川博行



後妻業 黒川博行

金が欲しいんやったら爺を紹介したる。一千万でも二千万でも、おまえの手練手管で稼げや。妻に先立たれ、結婚相談所で出会った二十二歳歳下の小夜子と同居を始めた老人・中瀬耕造は、脳梗塞で倒れ一命を取り留めたものの意識不明の重体に。だが、その裏で、実は小夜子と結婚相談所を経営する柏木は結託、耕造の財産を手に入れるべく、周到な計画を立てていた。病院に駆けつけた耕造の娘・尚子と朋美は、次第に牙をむく小夜子の本性を知り…。(BOOKデータベースより)

超面白かったんですけど。

「実録!筧なんちゃらさん」というおばさんが今ちょうど「8人殺した」とか言ってますが、
まさにまさにそんな感じ。
もう小説というよりは「実録」
この本に出てる小夜子か、筧おばちゃんかというくらいのレベルです。

凄いよね。
ちょうど黒川さんがプラン練ってる時にこの筧おばちゃんは淡々と犯行を繰り返していたんだろう。
黒川さんも本を出したと同時に筧おばちゃんの犯行が明るみに出たから驚いたのではないだろうか。

そのくらいシンクロしてます。
小説としても面白いです。
相変わらずの関西弁のやりとりでテンポが良いのでさくさくっと進みます。

金に目がくらみ、欲が丸出しの登場人物をどう収めるのかと思って読んでいたら
あらららら。
そういう落としどころで行きましたか。

面白かったー。
でも、「小説」ではなく現実でも起こっているからやっぱり怖いね(^^;)
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2015.02.25 (Wed)

「疫病神」 黒川博行



疫病神 黒川博行

建設コンサルタント・二宮啓之が、産業廃棄物処理場をめぐるトラブルに巻き込まれた。依頼人の失踪。たび重なる妨害。事件を追う中で見えてきたのは、数十億もの利権に群がる金の亡者たちだ。なりゆきでコンビを組むことになったのは、桑原保彦。だが、二宮の“相棒”は、一筋縄でいく男ではなかったー。関西を舞台に、欲望と暴力が蠢く世界を描く、圧倒的長編エンターテインメント。(BOOKデータベースより)


面白かったです。
破門を読んでからスタートの「疫病神」を手に取りましたけれど、
こっちの方が登場人物に勢いがあるなーと。
二宮もヒモ体質ではなく、ちゃんと自分の足で動いてましたし。
これが「破門」くらいになるとなんかヒモっっぽいのだ。
どこでヒモ男になるのか、それは今後のシリーズでわかるかも。

テーマは土建屋の問題でなんかそこらへんは身近な問題なので分かりやすいところもあった。
(勿論、私生活に無縁な場面も沢山ありましたけれど。)

しかし、そこに登場するやくざがいたりして(←こういうところとか)
まぁ桑原とか他の人なんだけど。
誰が一体だれで何をしたいのか。
読んでいるうちに混乱します(^-^;)
そこら辺は黒川さんお得意の「騙しあい」。
狸が沢山いるんですよ。

しかし、なんでも「半分こ」の二宮、桑原コンビはやっぱりいいコンビかもしれない。
13:06  |  黒川博行  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2015.01.09 (Fri)

「煙霞」 黒川博行



煙霞 黒川博行

大阪の私立晴峰女子高校では、理事長の酒井が学校法人を私物化していた。美術講師の熊谷と音楽教諭の菜穂子は、酒井に不正の証拠をつきつけ、理事長退任と教員の身分保障を求める計画に同僚から誘われる。交渉は成功したかに見えたが、その後酒井と愛人が失踪。ふたりの行方を追った熊谷と菜穂子は、交渉を隠れ蓑にした理事長の財産強奪計画に巻き込まれていく-。悪党たちが駆け回るノンストップ騙しあい小説。(BOOKデータベースより)

「あはは」と声出して笑ってしまいました。
小気味よいと言いますか、何と言いますか。
素直な聖人君子が一人も登場しない変な本ではありますが、
朱美がいいんだよなー。
なんでしょう。
車に乗って一人で運転して出て行ったときには吹いたくらいだし。
女はそうやって生きていかないといけないのかもしれない(笑)

ヤクザ系が登場する割には派手なドンパチもなくそういう意味では
地味な話なんだけど、それでも関西の変なノリとずるがしこい
雰囲気にのまれ結構さくさくっと読めました。

うん。今考えてもやっぱり話としては地味だったかも。
特に主役2人が(笑)
08:41  |  黒川博行  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.10.03 (Fri)

「破門」 黒川博行



破門 黒川博行

映画製作への出資金を持ち逃げされたヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮。失踪した詐欺師を追い、邪魔なゴロツキふたりを病院送りにした桑原だったが、なんと相手は本家筋の構成員だった。組同士の込みあいに発展した修羅場で、ついに桑原も進退窮まり、生き残りを賭けた大勝負に出るがー!?疫病神コンビVS詐欺師VS本家筋。予想を裏切る展開の連続で悪党たちがシノギを削る大人気ハードボイルド・シリーズの最高到達点!!(BOOKデータベースより)

直木賞~。

そして・・・

初めまして~。

・・・の作家さんです。

しいて言えば、シリーズものであったということでした。
しかも、シリーズ4作目だか5作目って(笑)

最初はかなり巻き込まれ方の主人公なのかと思っていたら、
いやいや・・・二宮さんもかなりの変人でありましたねー。
もの凄いズボラすぎてなんというか・・・笑ってしまう。
そして、1作しか読んでないけれど、彼は天性のヒモ体質なのじゃないだろうか。

いかにもヤクザな桑原との軽妙な会話についにんまりとしてしまいます。
どの本か分からないけれど、このコンビで北朝鮮で死にそうになったみたいなので
「疫病神シリーズ」(←明らかに桑原のことと思われる)をさかのぼって読んで
みたいと思います。

しかし、なんだかんだで小清水は強運なのだろうか?
とっくにどこかの海に沈んでいてもおかしくないのに、
なんだかんだで息をしているようです。
13:26  |  黒川博行  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  EDIT  |  Top↑
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