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2021.02.17 (Wed)

「ルームメイト」 今邑彩



ルームメイト 今邑彩

私は彼女の事を何も知らなかったのか…?大学へ通うために上京してきた春海は、京都からきた麗子と出逢う。お互いを干渉しない約束で始めた共同生活は快適だったが、麗子はやがて失踪、跡を追ううち、彼女の二重、三重生活を知る。彼女は名前、化粧、嗜好までも替えていた。茫然とする春海の前に既に死体となったルームメイトが…。

再読。

これはラストがなんか、アメリカンホラーみたいな感じで。
これがなかったら再読しようとは思わなかったかもしれない。

「え?何??どういうこと?」

と。
テーマは多重人格で、文中でも「ビリーミリ元」のことを書いてます。
多重人格になるプロセスってよくわからないけれど、
「守りたい」という意識から別の人格を作り出して
そしてその人格になるのかなぁーと思うんだけれどね。

春海は春海で可哀想な人だよなぁ。
兄が出来すぎだったので、普通なはずの春海が出来損ない扱い。
お母さんに虐待されて・・・ね。

今は割合とルームシェアって認知されてきてるけれど、
この本が書かれた24年前はまだ一般的じゃないよねー。
そう考えると時代は進んでる・・・
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2020.05.02 (Sat)

「つきまとわれて」 今邑彩



つきまとわれて 今邑彩

別れたつもりでいても、細い糸が繋がっている。ハイミスの姉が結婚をためらう理由は別れた男からの「幸せな結婚ができると思うな」という嫌がらせの手紙だったというが…。表題作のほか、幼い頃に家出した母に纏わるあり得ない記憶を辿る「帰り花」、ある絵画に隠された秘密に迫る「吾子の肖像」など前の作品の人物が登場する異色の短編集。

【目次】
おまえが犯人だ/帰り花/つきまとわれて/六月の花嫁/吾子の肖像/お告げ/逢ふを待つ間に/生霊


いや・・・最高です。
こういうの大好きなんだよね。
リレー短編形式で、前作の登場人物が次に出てきて・・・
って細い糸でつながっていくので何となく繋がってるような。
面白いです。
「帰り花」も面白かったし、「つきまとわれて」もいいね。
「帰り花」のネタバレである「生霊」もいい。
「お告げ」は今現在でもありそうな話で怖い。

この時代はケータイとかない時代なので
「電話」と言ったら普通に家電なんだよなぁ。
と、思いながら読みました。

たまに読むと今邑さん、本当に面白いんだよね。
なんでもっと読んでなかったのかと反省です。
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2018.03.21 (Wed)

「鬼」 今邑彩



 今邑彩

言葉にできない不安感。おさまりのつかない気持ち悪さ。誰をも奇妙な世界に誘い込む、今邑彩のベスト短編集。

【目次】(「BOOK」データベースより)
カラス、なぜ鳴く/たつまさんがころした/シクラメンの家//黒髪/悪夢/メイ先生の薔薇/セイレーン/


最初の3作はミステリー系で、残り5作がホラー。
ホラーなんだけど、どこかシュールな感じがするので読みやすい。

怖すぎるのが苦手なのでこういう感想になります。

例えば、「黒髪」
後妻に入った妻だけど、ある時ガンで亡くなった前妻の遺髪の束が蛇のように動き出す。
とか。最初は気持ち悪いなぁーと思っていたけれど、
今の妻に見つかったら「びくっ」として隠れた。とか。
そのうち黒かった遺髪に白いものが・・・遺髪も年をとるらしい。
って・・・(笑)

「メイ先生の薔薇」が一番気持ち悪かったかなぁー。
「セイレーン」はホラーというのとは違うし、
「悪夢」はねー。昭和のホラーという感じ。
最初の3つはミステリーなのですが、多少薄気味悪さはあります。
」はごっこですぐに見つかるのはイヤだけどなかなか見つけてもらわないと
不安になる。そういう気持ちがホラーと絡みます。

気持ち悪いのとかもあったけれど読みやすい短編集でした。



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2014.06.13 (Fri)

「卍の殺人」 今邑彩



卍の殺人 今邑彩

荻原亮子は恋人の安東匠とともに彼の実家を訪れた。その旧家は二つの棟で卍形を構成する異形の館。住人も老婆を頂点とした二つの家族に分かれ、微妙な関係を保っていた。匠はこの家との訣別を宣言するために戻ってきたのだが、次々に怪死事件が起こり…。謎にみちた邸がおこす惨劇は、思いがけない展開をみせる。著者デビュー作。(BOOKデータベースより)

久しぶりに本格推理小説を読みました。
デビュー作ということですが、とても面白い。
時代が古く、ワープロが使える使えないの話になってましたが、
ワープロが使えなくてもいい時代というのは、どういう時代だったのか。

すでに懐かしくもありますが、いい時代だったかも。

卍型の屋敷なのよね。
やっぱりこんな変な屋敷で起こる殺人事件だから
やっぱり関係あるんだけど・・・
それをどう考えるか。

コートのボタンが取れたというシーンがいかにも怪しくて(笑)
「なんだ。この取れなくてもいいコートのボタンがわざわざ取れたのは!?」と
疑ってしまいましたが、なるほど。
そういう事だったようです。

こういう本格推理物を読むと「やっぱりわたしはこういう主体の本が好きなんだなー」と再認識しちゃいます。
面白かった。
またこういう作品を読みたい。

10:40  |  今邑彩  |  トラックバック(0)  |  コメント(3)  |  EDIT  |  Top↑

2010.11.08 (Mon)

「ルームメイト」 今邑彩



ルームメイト 今邑彩

私は彼女の事を何も知らなかったのか…?大学へ通うために上京してきた春海は、京都からきた麗子と出逢う。お互いを干渉しない約束で始めた共同生活は快適だったが、麗子はやがて失踪、跡を追ううち、彼女の二重、三重生活を知る。彼女は名前、化粧、嗜好までも替えていた。茫然とする春海の前に既に死体となったルームメイトが…。(BOOKデータベースより)

他のレビューに『帯に「すっかり騙された」なんて書いてあるから期待したのに・・・』と多数ありました。
あたしもこのクチで、ウキウキと騙される時を今か今かと待っていたのですが・・・

終わってしまいました(・ω・)ゞ

強いて言えばなんか「アメリカン」な終わり方だったな~と。

「24人のビリーミリガン」を引き合いに出してましたが、多重人格が絡むストーリーです。
ビリーミリガン・・・15年以上くらい前?くらいに読みました。

借りた本だったのになかなか読めなくて・・・(^^;)>ノンフィクション苦手
そんな苦い思い出が蘇りました(笑)

それはそうと、この「ルームメイト
終わりかたもアメリカンだったけれど、きっかけも微妙にアメリカン?
あたしは会っていきなりの人とルームメイトとして一緒に暮らすなんて無理だし、安アパートだとしても1人で住みたいタイプです。
外国では結構あるんですよね。ルームメイト方式。

この作品は登場人物が少ないので「あの人」か「あの人」が犯人だろうなと思ってました。
そしたらやっぱり「あの人」だったと・・・( ̄ω ̄*)
何って言ったってこっちは「ビリー・ミリガン」読んでますからねっ。

そういう意味でも驚きは少なかったです(^^)v

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