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2016.03.23 (Wed)

「モノクローム」 乾ルカ



モノクローム 乾ルカ

母さんが僕を捨てた理由。僕の、これからの生きる道。答えは全部、碁盤の上にある。暗闇の中に切なさがこみあげる青春囲碁長編。

読み終わってみて、なんで母親が自分を捨てたのか。
とかなんとか書いているけど、何をどう良心的にとらえたって最悪の母親じゃないの。
ありえない。

結果的に最初から親としては生きられなかった人であって、
そういうところから、駄々っ子にしかみえない慶吾のような大人ができる。

香田がいないと今ごろ死んでるんじゃ??というくらい濃密な友情関係で、
危うく「そっち系??(BL)」と焦りそうになった(笑)

囲碁はねー。
さっぱりわかりません(^^;)

ただ、慶吾も大きな声でワンワンと泣きたかったんだろうなとは伝わりました。
本当に人付き合いの出来ないそういう人でありながらも、
香田と知り合い、ようやく人間らしくなっていった感じがします。
そういう意味では、香田は本当によくできた人間だなと思います。
ちょっと距離感が近いような・・・という気はするけど、
慶吾みたいな人間にとってはいいのかもしれない。
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2016.01.06 (Wed)

「ミツハの一族」 乾ルカ



ミツハの一族 乾ルカ

未練を残して死んだ者は鬼となり、井戸の水を赤く濁す。そのままでは水源は涸れ、村は滅んでしまう。鬼となった者の未練を解消し、常世に送れるのは、“ミツハの一族”と呼ばれる不思議な一族の「烏目役」と「水守」のみ。黒々とした烏目を持つ、北海道帝国大学医学部に通う八尾清次郎に報せが届く。烏目役の徒兄が死んだと。墓参りのため村に赴き、初めて水守の屋敷を訪ねた清次郎は、そこで美しい少女と出会うー。大正時代の北海道を抒情豊かに描いた、清艶なミステリ。

【目次】(「BOOK」データベースより)
水面水鬼/黒羽黒珠/母子母情/青雲青山/常世現世


面白かった。
夜になると見えない烏目の清次郎と
夜しか見えない(明るいとまぶしくて見えない)水守が未練を残して死んだ「鬼」を
成仏させるための任務(っていうのかなー)を行うんだけど。

面白かったです。

最初はただ「鬼」になってしまった人の心残りを手助けするだけだったんだけど
文字を読めない水守のために、清次郎(烏目の人)が本を与え文字を教え
そこからの心のつながりが手に取るようにわかり。

だからこその最終話は涙・涙でした。
本読んで久しぶりに泣いたなー。

悲しくもいい話だったと思います。
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2015.12.08 (Tue)

「奇縁七景」 乾ルカ



奇想七景 乾ルカ


奇想爆発!七つの“ことば”から生まれた、まったく読み味の違う七つの奇妙な物語。著者ならではの怪作集。

【目次】
虫が好かない/目に入れても/報いの一矢/夜の鶴/只よりも高いもの/黒い瞳の内/岡目八目


大好きだっ!!!

この乾さんの書く物語。
本当に「ざまーみろ」という展開になっているので救われます(笑)
ラストは少し上手くまとめすぎたのではないかなと思うのですけれど。

最初の2話が本当にイヤな人がいてそこでまたラストがねぇ。
好みです(〃ω〃)
このイヤな感じが(笑)

後半の話になっていくと、少し心温まる物語になってしまってねぇ。
救いのない話のほうが好きという心がねじ曲がっている私なので。
最初の2話が酷かったので(←ほめ言葉)

でも、久々に乾作品を読んだのでスッキリしました。
また何か違う本を読もう。
いつもそう思わせる作家さんです。
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2015.04.11 (Sat)

「森に願いを」 乾ルカ



森に願いを 乾ルカ

いじめ、就職、恋愛、不治の病…さまざまな思いを抱えた人々の運命を変える言葉とは?静かな感動を呼ぶ「森」のミステリー。(BOOKデータベースより)

【目次】
色づく木ー鏡の森/春めく木ー我は地に伏し/雪待つ木ーインディアンサマー/病の木ー夏の名残のバラ/育ちゆく木ー五十二歳の秘密基地/とらわれの木ー揚げひばり/新たなる木ー光差す場所


どちらかというと読了感の良いハートフルな乾作品でありました。
うーーーーーーーん。私は乾さんに関してはハートフルは求めてない(笑)

綺麗に整備された森というのはいいかもしれない。
数年前に流行ったマイナスイオンじゃないですが気持ちが浄化されるのかもしれません。

しかし、この本に登場した森番以外の人間の話ですが・・・
女はそろいもそろって自意識過剰で自信満々のロクな女ではないし、
男は男でじめじめした男ばっかりで、それに関しては統一して腹が立ちました(笑)

特に女の話。バイトを辞めて5年経っても恨みつらみを持ってる女とか
「自分のスキルに合わない」と寝言言ってる女とか。

そういうレベルの女が森に行くかな。という純粋な疑問は湧きましたが。

逆に男はそろいもそろって後ろ向きな人ばかりで、
こういう人たちは逆に森に行きそうです。
森に行くことにより、救われて良かったんじゃないかなと思いました。

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2015.02.18 (Wed)

「てふてふ荘へようこそ」 乾ルカ



てふてふ荘へようこそ 乾ルカ

直木賞候補作『あの日にかえりたい』の異才が挑んだ、笑いあり涙ありの連作ヒューマンドラマ!このアパート、なにやら秘密があります。特異な事情を抱えた6人の住人たちが出会った奇跡。切なくて、哀しくて、でもあったかい、おんぼろアパート物語。予想外のラストまでノンストップ。(BOOKデータベースより)

乾さんってこんなハートフルな作品も書くのねー。
と、今まで7冊読んだけど、殆どグロだったから(笑)
あまりにもハートフルで泣いたし。
うん。

2話目と3話目がお気に入りです。
特に2話目がいいなー。
一緒に呑みながら強く諭すわけでもなく、優しく諭す。
見守る。そして分かりあえる。
泣けたっ・゚・(ノД`;)・゚・

かと思うと3話目のように、叱咤激励して体育会系みたいなノリながらも
二人三脚で頑張る。
なんかすごく前向きなんだけどっ。

後、最後のシーンでビリヤードでなんかよく分からない技を一回で決めないといけなくて。
それはこのアパートの住人にとっては本当に大切な事なので各々で練習をしていたのです。
でもそれは本当に大大大プレッシャーで、
思わず尻込みした1号室住人に2号室住人が

「じゃあなぜ練習したのだ」

というシーンが好きだなー。
いつもの乾さんのグロ作品も好きですが、こういうのも面白かったです。
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2015.01.13 (Tue)

「たったひとり」 乾ルカ



たったひとり 乾ルカ

なぜ俺たちは戻ってきてしまうんだ!?半壊したラブホテル。廃墟探索サークルの男女5人を襲うタイムループ。極限状況で剥きだしになるエゴ、渦巻く愛憎。悪夢を脱するため、たったひとりの犠牲の山羊となるのは誰か?驚愕の新感覚ホラー(BOOKデータベースより)

救いようゼローーーー(;´Д`)

「ラブホテルと教師と女子生徒」という組み合わせは最近読んだなー(←ホテルローヤル)

お約束なのだろうか。

27年前の世界に入り込んでしまった5人は
なんとか抜け出そうとあれやこれやと頑張るのですが、
小野寺秋穂が死ぬほど怖かったです(TωT)

小野寺秋穂の章からなんか不気味になっていき、
そして読了感は史上最悪で
最後はワケわからん状況になり、
これで終わりなのかと首を傾げたくなるような・・・
ラスト、もしかして善意の第三者の身がとても心配になりました。
大丈夫だったのでしょうか。

心中願望というのはなんというか、お互い合意の上で「死のうね♪」と
言っている分にはいいが、無理心中というのは本当にいただけないものですね。
彼が本当に気の毒になりました。
08:52  |  乾ルカ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.12.30 (Tue)

「メグル」 乾ルカ



メグル 乾ルカ

「あなたはこれよ。断らないでね」奇妙な迫力を持つ大学学生部の女性職員から半ば強要され、仕方なく指定されたアルバイト先に足を運んだ大学生たち。そのアルバイトは、彼らに何をもたらすのか?五人の若者を通して描かれるのは、さまざまな感情を揺り動かす人間ドラマと小さな奇蹟の物語。小説の楽しみを存分に詰め込んだ愛すべき傑作、鮮やかに登場。(「BOOK」データベースより)

【目次】
ヒカレル/モドル/アタエル/タベル/メグル


ってことで安定の乾作品です。

「アタエル」は分かったなー。
多分こうだろうと思っていたらやっぱりそんな展開だった。
うぇえぇ~~~~~~(;´Д`)
怖いですね。

「タベル」が一番好き。
何というか、悠木さんは小泉がしゃしゃり出てくるところまで知っていたのか。
昔嫌なことがあって、人前で食事できなくなった橋爪。
そんな橋爪に悠木さんが食事をするだけのバイトを(無理矢理)斡旋する。
でも、それがいい結果になりまして。

かと思うと「アタエル」みたいなのもあるんだけどね。

「ヒカレル」は怖い(^^;)
こんなバイト怖すぎる。
結果オーライとはいえ、途中が死ぬww

「モドル」も結果オーライですが、やっぱり途中がなんか切ないですね。
ただ家族って家族だな。

メグル」表題作ですが、これは普通に悲しくなるお話でした。
ずっと永遠にそうなのかも。
06:17  |  乾ルカ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.11.15 (Sat)

「11月のジュリエット」 乾ルカ



11月のジュリエット 乾ルカ

高校2年の優香は乗り込んだ飛行機で、謎のガスにより乗客が大量死する事件に巻き込まれる。生き残ったのはわずか5人。地獄と化した機内に現れた4人の美青年たちは「NJ」という研究のデータを奪うため、秘密に触れた優香たちをも葬り去ろうとする。4人と対峙するうち、生きることに無気力だった優香は変わり始めるがー。閉ざされた飛行機で、凍えるアラスカの地で、少女は“生”を見つめ直す。名もなき花が導く、美しきサバイバル・ロマン。(BOOKデータベースより)

超~面白いんだけど、読み終わってみるとよく意味が分からない1冊だった(笑)
グロシーンがグロくてなかなかの好み(〃∀〃)
グエェエエェエって感じで人が死んでいきます。

そこから物語が始まるんだけど、とりあえず読み終わった後に
想像を働かせなくてはなりません。

あー。そうすると陣内はこれこれふむふむした人で、そして優香はその流れで行くとふむふむふむ。
そうなると結局歴史というのはふむふむふむ。

と、なる。

大切な個所は「ふむふむふむ」となっております(。・ω・。)

ジャンルでいくとですねーー。
グロSF。
SFだよな。こりゃ。

でも、読んでいったら本当に物凄く面白くて、本当に面白くて。
一気読みでした。
13:23  |  乾ルカ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.04.08 (Tue)

「プロメテウスの涙」 乾ルカ



プロメテウスの涙 乾ルカ

激しい発作に襲われる少女・あや香。米国の医療刑務所で、終わりなき地獄の責め苦を受ける不死の死刑囚。時空を超えて二人をつなぐ運命の桎梏とは(BOOKデータベースより)

hikokichiさんのブログで紹介されてまして(^^)
それがなかったら読めないであろうこのインパクトの強すぎる表紙(笑)

読んでみると確かにこういう表紙の話ではあるんだけど、
まぁ乾さん独特のグロさを出しながら、でも読みやすい。
そう。
読みやすいんだよねー。
なんだろう。どんどんと先に進みたくなります。

途中まで行くと、これはもしかしてこういう風につながっていくのじゃないかと予想はつくんだけど、それでも先に進みたい。
面白いんです。

涼子のだらしなさや面倒くささみたいなのも妙に共感出来たりして(笑)
こういうところで共感しちゃいかんのよね。と思うんだけど、
急ぎの内容の返信メールを送らないといけないのに、一度パソコンを消すと
また起動するのがとても面倒で「明日にしよう」とか。
そういう細かい事なんだけど、むちゃくちゃわかります(笑)

そんな涼子の共感できる日常があったからこそ、
荒唐無稽すぎる内容をすいすいと読めたのか・・・?
内容としてはファンタジーだよなー。これは。

ホラーではないけれど、少しグロい。
グロファンタジー・・・?
どんなジャンルだ(笑)
15:55  |  乾ルカ  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2014.03.14 (Fri)

「蜜姫村」 乾ルカ



蜜姫村 乾ルカ

変種のアリを追って、東北の山村に迷い込んだ、東京の大学の講師で昆虫学者の山上一郎は、瀧埜上村の仮巣地区の人々に助けられ、命をとりとめた。翌年、山上は医師でもある妻の和子を説得し、一年間のフィールドワークのために、再び仮巣地区を訪れた。この村には医師がいなかったため、和子にとってもそれはやりがいのある仕事に思えたのだった。優しくて、親切な村の人々。だが、何日かその村で生活していくうちに、和子は違和感を覚える。-みんな健康的過ぎる…医師もいないのに…。(BOOKデータベースより)

このBOOKデータベースの雰囲気からあんな展開になり、
あんなラストになるとは想像もつかなかったーーーーーーーーヽ(´Д`*)ノ
乾さんってどういう思考回路しているんだろう?
かなり興味ある。

っていうか、面白かったー(←先に言え)
ただの医者なし村の話かと思っていたらそこに臭い立つまるで三津田ワールド。
「ずずずずっ」と音が聞こえようものなら「やっぱりこれって三津田さんの本!?」と言いたくなる。

いいえ。みつ田さんではありません、みつ姫です。

うーん。ゴロまで似てる。
そして第一章で壺になられましたご両親。
どうなる第二章!?と、思ったら胸キュンが展開したーーー(笑)

なんだか一章とエライ違うんですけど。
なんですかね。このお姫様とシモベとの恋愛( ̄ω ̄*)
御姫様とシモベは駆け落ちして貧乏暮し。
なんか・・・なんか・・・この1冊を読んでいるとすんごい展開!!!!

乾さん・・・やっぱり好きかも。
もっと読もう。うん。
13:30  |  乾ルカ  |  トラックバック(0)  |  コメント(6)  |  EDIT  |  Top↑
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