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2017.02.17 (Fri)

「小説 君の名は。」 新海誠



小説君の名は。 新海誠

山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は、自分が男の子になる夢を見る。見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。一方、東京で暮らす男子高校生・瀧も、山奥の町で自分が女子高校生になる夢を見る。やがて二人は夢の中で入れ替わっていることに気づくがー。出会うことのない二人の出逢いから、運命の歯車が動き出す。長編アニメーション『君の名は。』の、新海誠監督みずから執筆した原作小説。

流行りから遅れること数か月w
偶然に手に取ることができましたので興味本位で読んでみました。

映画は見てなくて、テレビで使っていいシーンしか見てないので、よくある入れ替わりモノかと思っていました。
実際に昔はよくあった。
最近では小説でもあった。
その小説では男性&女性&猫の入れ替わりだったし。

今更入れ替わりモノなんてニーズがあるのかと思っていたんですけどね。
意外に話のスケールが大きくて驚き。
まさかの宇宙規模。
だから表紙もこういう表紙で。へぇーーー。

たぶん映画と同じ内容ではないかと思います。
三葉が入れ替わり体質というのはわかりましたが、瀧はどういう基準で選ばれたのかな。

ラストがいいですねー。
どこにいても気づく。絶対わかるという根拠もない自信がいい。
人気作品というのは多様な年代に受け入れられるものなのねー。
14:53  |  その他さ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2017.01.10 (Tue)

「アリバイ会社にご用心」 新藤卓広

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アリバイ会社にご用心 新藤卓広

依頼客にアリバイを作る「鈴木アリバイ会社」に勤務する右藤旺太郎は、会社の顧客であった佐々木勇を殺害した疑いをかけられる。警察からの聴取を適当にやり過ごした翌日、自身のアリバイを“崩してほしい”という依頼人・藤寺美沙が会社を訪ねてくる。しかも、彼女は自分こそが佐々木殺害の犯人だと告白しー。右藤は自らの潔白を証明するため、藤寺のアリバイ崩しに挑む。

面白かったです。
やや時系列が混乱するところもあったんだけど。

具体的に言うと「お父さんが死んだのが7か月前なのかっ!!」
とか。もっと前だと思ってたんです。
ただこれは私の理解力に問題がある場合かもしれません。

鈴木さんが本当によく分からない人だったりとか
ちょっといろいろと言いたいところはあるんだけど、それでも
面白く読みました。

なんだろう。最後の犯人がわかるところかなー。
それまでは主人公の右藤くんが疑いをかけられている状態なんだけど
そこに昭和の「とりあえず捕まえて吐かせろ」系の刑事が登場したり
でも、21世紀の「僕はそのやり方が正しいとは思わない」系の刑事が
登場したり。登場人物はユニークで面白かった。

アリバイを作る「アリバイ会社」というのはあるのかないのかは分からないけれど、
アリバイを作るためだったら「便利屋」とか使えそうですねー。
09:00  |  その他さ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.11.05 (Sat)

「ブラック・ヴィーナス」 城山真一

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ブラック・ヴィーナス 城山真一

依頼人のもっとも大切なものを報酬に、大金をもたらす株取引の天才「黒女神」。助手を務めるのはメガバンクに失望した元銀行員。やがて二人は壮絶な経済バトルに巻き込まれていく。2016年第14回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作。株取引の天才が人の心理を読み解く、新たな経済サスペンス。

このミスだよー。
私がイメージする「ミステリー」とはやっぱり方向性が違う。
株の動きは確かにミステリーだけど。

1日であんなに金額が動くものか??
まぁ「動く」という設定だから「黒女神」なる人物が都市伝説で登場する。
ちょっとうらやましい。
そんな才能が欲しい(笑)

でも株をやるったら本当に勉強しないとですよねーーー。

相棒となった良太が性格よくて「さすが良太だ。名は体を表すw」と思いました。
途中からは「ピノ太」呼ばわりされてたけど、それもまたいいんじゃない。
評判がよかったらまた次発行しましょうか??
的な雰囲気で終わってました。

こういう男女の相棒@男がめっちゃ優しい パターンの本・・・
増えてきたかな?
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2016.11.04 (Fri)

「殺人犯はそこにいる」 清水潔



殺人犯はそこにいる 清水潔

5人の少女が姿を消した。群馬と栃木の県境、半径10キロという狭いエリアで。同一犯による連続事件ではないのか?なぜ「足利事件」だけが“解決済み”なのか?執念の取材は前代未聞の「冤罪事件」と野放しの「真犯人」、そして司法の闇を炙り出すー。新潮ドキュメント賞、日本推理作家協会賞受賞。日本中に衝撃を与え、「調査報道のバイブル」と絶賛された事件ノンフィクション。

足利事件は有名なので記憶にもありますが、清水さんの企画が菅家さん無罪釈放につながったとは思わず驚きました。
もし清水さんが選んだ企画がこの「北関東連続幼女誘拐事件」じゃなかったら菅家さんは無実のまままだ刑務所にいたかもしれないし。
でも、清水さんは菅家さんのために動いたのではないという。
連続してるはずの北関東幼女誘拐事件が菅家さんが「犯人」でいることで構図がずれる。
菅家さんにはこの事件から「退場」してもらわなくてはならない。
そうすることによって事件がもっと鮮明になる。

そういう考えらしい。
驚く。

無事菅家さんは釈放されましたが、真犯人はまだ逮捕されず。
清水さんが「真犯人」と思う人はいるらしい。
でも、警察が動いてくれない。
そうなると記者とはいえ、一般人の自分が逮捕出来るワケでもなく、
そうしているうちに311が起き、さらに・・・といろいろあります。

この本を読んでると冤罪って私が思っているよりはるかに多いのかも。
袴田事件もそうだったし。
この本にも別の事件のことが書かれてますが、無罪を言い続けてた人が
死刑執行されたことも書かれてます。

読んでて迫力ありました。
自分の子供を小さいうちに亡くしてしまった遺族の方がお気の毒。
警察がいったい何を守ろうとしているのか理解に苦しみますが、
早く事件を解決してほしいと思います。
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2016.10.22 (Sat)

「QJKJQ」 佐藤究




QJKJQ 佐藤究

猟奇殺人鬼一家の長女として育った、17歳の亜李亜。一家は秘密を共有しながらひっそりと暮らしていたが、ある日、兄の惨殺死体を発見してしまう。直後に母も姿を消し、亜李亜は父と取り残される。何が起こったのか探るうちに、亜李亜は自身の周りに違和感を覚え始めー。第62回江戸川乱歩賞受賞作。

乱歩賞~~~(´∀`)

・・・はいいのですが、プロローグがものすごく読みづらくて大変でした(^^;)

物語に入って一家全員が殺人鬼の家庭であって、
一体どういう展開!?

そう思っていたら、「兄」が殺されて物語の展開が変わってくるんですよ。
ここからが本当の物語で。

有栖川有栖さんが「平成のドグラマグラ」と評価したというのがやや先行している感じがしましたが、ドグラマグラ全部読んでないんだよね。
青空文庫(ネット)で読んだはいいけど、やっぱり紙じゃないと途中で忘れてしまうw

登場人物はかなり少なめですがそれでも面白く読みました。
ラストの参考文献の中に私が数か月前に読んだ「下山事件」がありました。
「なんの参考文献だろう?}と思ったのですが、
よく考えなくても「拷問シーンだな」と納得しました。
この拷問シーンは一番気持ち悪かったし、一番の見せどころだったと思う。
09:22  |  その他さ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2016.09.27 (Tue)

「ずうのめ人形」 澤村伊智



ずうのめ人形 澤村伊智

不審死を遂げたライターが遺した原稿。オカルト雑誌で働く藤間は、作中に登場する「ずうのめ人形」という都市伝説に惹かれていく。読み進めるごとに現実に現れる喪服の人形。迫り来る怪異を防ぐため、藤間は先輩である野崎に助けを求めるがーはたしてこの物語は「ホンモノ」か。

今回のテーマは都市伝説ですが、都市伝説懐かしいです。
子供の頃はこういうのに振り回されてました。

あとは「リング」これがまた元ネタかなー。
しっかりパクってるわけではなくて、リングの世界観っていうのかな。
そんな感じです。

で、手記というか都心伝説の原稿とリアルとで物語が進んでいくのですが、
実は実在の人物の話では??となり、真琴のねーちゃんの美晴が物語上に登場するのです。

今回はホラーというよりはミステリー強し。
でも、もちろんホラーもある。
意味不明な死に方とか、都市伝説によって死んだりとか。
なかなか読ませてくれましたが、ラストが少しあっさりだったかもしれません。
その分、前作よりは怖くなかったかも。
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2016.09.13 (Tue)

「ぼぎわんが、来る」 澤村伊智



ぼぎわんが、来る 澤村伊智

幸せな新婚生活をおくっていた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。原因不明の噛み傷を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。一連の怪異は、今は亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのか?愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。はたして“ぼぎわん”の魔の手から、逃れることはできるのか…。第22回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。

ずっと気になっていたのですがホラーなので遠巻きに眺めてました(笑)
でも、ツイッターでもこの本&次作を読んだという方のツイートが多く、ようやく読みました。

面白かったです。

ホラーなんだけど、私の苦手なスプラッタではなくて、心理的に来る感じ。
心理的に来ると言っても三津田さんのホラーみたいに「もうダメ!」ってくらいでもなく、ある程度のところで寸止めしてくれる感じなホラー。

分かりづらい説明(笑)
「ぼぎわん」から逃げるだけではなく、対抗しようと霊能的な力を持つ人が登場するんだけど、その人間性もいい!
なので読んでても救いがあるというか、ただ怖いだけの話ではなく、先を知りたいと思うので読みだしたら後は一気でした。

よかった。
次作も読む予定です。

これでデビューしたんですよねー。
デビュー作にしては完成度高いかも♪
08:28  |  その他さ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016.07.26 (Tue)

「余命二億円」 周防柳

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余命二億円 周防柳

不慮の交通事故で父親が植物状態になってしまった。次男の田村次也は、小さい頃から可愛がってくれた父を守るため延命治療を望むが、長男の一也がそれに異を唱えた。父が死ねば二億円の遺産がふたりに相続されるという。事業のための資業を急ぎ必要とする兄の説得に、次也の決断は揺らぐ。ふたりの妻までも巻き込み、次第に田村家は崩壊しようとしていた。そんななか、次也は思いがけない行動に出るが…。

自分の親が植物状態になって死にそうで、つい親の資産(保険とか土地建物云々)を計算するっていうのは分かるけど、そこから「では延命はしないで」と言うのは勇気がいる話ですねー。

例えば自分だったら「管だらけの植物状態はイヤ。延命はお断り」となるけれど、
自分の家族だったら、「延命しなくていいよっ」と軽く言えることでもないので
次也の気持ちは分かる。
分かるがこの次也っていうのは、少し頼りなく、兄に翻弄されっぱなしで
自分の意思はあるのかと思っちゃいます。
ちゃんというべきところは言わんかい。
と、思ってしまうがそういう性格なんだろうなー。

この兄弟のお父さんはなかなかカッコよく誰からも慕われる人だったに違いなく。
そうであるからこそ、遺される人はいろいろと不安で心配で暴走しちゃうのかも。

静かにしている人が心も静かかと言えば案外と違っているあたりが面白い。
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2016.07.04 (Mon)

「下山事件 最後の証言 完全版」 柴田哲孝



下山事件最後の証言 柴田哲孝

「あの事件をやったのはね、もしかしたら、兄さんかもしれない…」祖父の二三回忌の席で、大叔母が呟いた一言がすべての発端だった。昭和二四年(一九四九)七月五日、初代国鉄総裁の下山定則が三越本店で失踪。翌六日未明、足立区五反野の常磐線上で轢死体となって発見された。戦後史最大のミステリー「下山事件」である。陸軍の特務機関員だった祖父は、戦中戦後、「亜細亜産業」に在籍していた。かねてからGHQのキャノン機関との関係が噂されていた謎の組織である。祖父は何者だったのか。そして亜細亜産業とは。親族、さらに組織の総帥へのインタビューを通し、初めて明らかになる事件の真相。

【目次】
第1章 血族/第2章 証言/第3章 総帥・矢板玄/第4章 検証/第5章 下山総裁はなぜ殺されたのか/終章 慟哭


これはかなり面白かった。
久々のノンフィクションです。こういうの大好きです。
しかも、これって作家の柴田さんのおじいさんが下山事件に関わっているんだよねー。
当事者!!!

リアリティ抜群です。

ただ、ラストはわざとぼかして書いたような気がする。
当事者である人たちが次々と亡くなっていっているのに、あえてはっきり書かなかった。
うーーーん。柴田さんの中でははっきりわかってるんだろう。
私も読み直したらわかるかもしれない。
なんとなく文中にヒントは転がっている気がするのよねー。

白洲次郎や岸信介、佐藤栄作などなどまぁ大物の名前がゴロゴロと登場します。
下山総裁は私が最初思っていたよりもはるかに大きい陰謀に巻き込まれてしまったかのようです。

それにしてもすごいな。
昔の人のレベルって物凄いなと思ったのです。
当時を生き抜いた人たちの力みたいなのが溢れていた1冊でした。
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2016.04.28 (Thu)

「チョコレート・コンフュージョン」 星奏なつめ



チョコレート・コンフュージョン 星奏なつめ

バレンタインすら残業の、仕事に疲れたOL千紗。お気に入りのヒールが折れ、泣きっ面に蜂な千紗を救ったのは、理想の王子様ーではなく、凶悪な目つきから社内で殺し屋と恐れられる龍生だった。千紗はお礼のつもりで義理チョコを渡すが、勘違いした龍生に交際を申し込まれてしまう。「断ったら殺される!?」命の危険を感じた千紗は、偽りの恋人になることに。だけど強面の龍生が提案してきたのは、なぜか交換日記で!?凶悪面の純情リーマン×がんばり過ぎなOLの、涙と笑いの激甘ラブコメ!第22回電撃小説大賞・メディアワークス文庫賞受賞作。

酔っぱらった勢いでなぜか買ってしまった本ですが、面白かったです。
面白いというかおかしいというか。

三白眼のため、周りから「殺し屋」だと真面目に思われている龍生と
仕事に疲れた頑張るゆとり世代の千紗とのラブコメですが、
龍生と龍生の妹の会話がリアルで笑えます。
っていうか、妹面白い。

偶然千紗の誕生日を知った兄妹は千紗に誕生日プレゼントを用意すべく、
「(ストールなどの)巻物がいいんじゃない?」と妹のアドバイスに対して
本当に書物の巻物を用意してしまってw
最初は読んでて「?」でしたが妹のアドバイスが変に解釈されたのかと
思ったらウケた。

展開はベタなので、ベタ好きの私は「きっと龍生と妹が一緒のところを千紗が勘違い
したりするんだろう」と思って読んでましたら・・・。

まぁそんな感じ。

ただ、ゆとり世代の千紗が会社でゆとりの後輩に説教するシーン。

「恐ろしいことにいずれ送り込まれてくるのよ!最大の強敵、脱ゆとり世代が!そしたら私たち上の世代からも下の世代からも『これだからゆとりはー』って舐められることになるのよ?」

これはねー。目から鱗が落ちた。
ゆとりも大変だよなー。ただその時代に生まれただけなのに。と同情してしまいました。

ベタベタな展開の話でしたが楽しめました。
良かったです。
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