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2021.01.29 (Fri)

「煉獄の獅子たち」 深町秋生



煉獄の獅子たち 深町秋生

関東最大の暴力団・東鞘会で熾烈な跡目抗争が起きていた。死期の近い現会長・氏家必勝の実子・勝一と、台頭著しい会長代理の神津太一。勝一の子分である織内鉄は、神津の暗殺に動き出す。一方、ヤクザを心底憎む警視庁組対四課の我妻は、東鞘会を壊滅すべく非合法も厭わない捜査で東鞘会に迫るが…。地獄の犬たちに連なるクライム・サーガ第2幕。

地獄の犬たちを読んでないので分からないところもありますが、
どうも「前日譚」の話らしいのでこちらが先のようです。

基本的にはヤクザとヤクザみたいな警察との殺し合いの話。
救いはないよね。
道楽(?)として読むしかないんだけれど。
たまに読むのは好きです。
ちょっと疲れたけれど(笑)

この作家さんの特徴としては「この人はメインだろう」という
人が結構前半で姿を消します。
なので、読んでてもハラハラが止まらなかった。

東北弁というのはどうしてこうも朴訥で温かい印象を
与えるんだろう?
山形弁を喋る我妻刑事。
かなりの猛者でしたが、ノーラとの対決が一番面白かった。
一旦「敵」と思うと容赦ないんだなーと。

ただ、読み終わってもあまり救いはなくて。
こういう世界もなんなんだろうなーと思いました。
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2020.06.02 (Tue)

「ショットガン・ロード」 深町秋生



ショットガン・ロード 深町秋生

伝説の殺し屋と言われた男は、雪国の港町で暮らしていた。だが、暴力団組織・巽会に居場所を突き止められ、「再び現場へ戻り、かつてのボスを殺せ」と指示される。しかも望みもしない相棒は、渋谷でキャバクラを経営する若造だった…。ぶつかり合う二人は、仕事を成し遂げられるのか。

久しぶりにこういう本を読みました。
最初から最後までただただ殺しあうという本です。

たまに読むと面白いね(*´ω`*)

習慣的に読む本ではないとは思いますが(笑)
殺しあうので、基本は銃なのですが、
なんというか・・・ここぞという時には銃を捨て、
ナイフ&素手で戦う。
なんというか・・・殺し合いというよりは・・・
力比べというか。
そういうシーンが何か所も出てきました。

殺し屋をやめ、山形で漁師をしていた汐見でしたが、
また殺し屋をする羽目になり。
読んでるとかっこいいんだよね。
最初は汐見に反感を抱いていた伊吹も少しずつ
汐見を理解していく。
そこら辺が大人になったなぁーと。

まぁずっと殺しあっておしまい。という本だと思っていたので
ラストに少しうるうる(;ω;)きたというのが少し意外だった。
悔しいなぁ(笑)
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2019.03.28 (Thu)

「インジョーカー」 深町秋生



インジョーカー 深町秋生

躊躇なく被疑者を殴り、同僚にカネを低利で貸し付けて飼いならし、暴力団や中国マフィアと手を結ぶー。その美貌からは想像もつかない手法で数々の難事件を解決してきた警視庁上野署組織犯罪対策課の八神瑛子が、外国人技能実習生の犯罪に直面する。日本の企業で使い捨ての境遇を受けたベトナム人とネパール人が、暴力団から七千万円を奪ったのだ。だが、瑛子は夫を殺した犯人を突き止めて以来、刑事としての目的を見失っていた。そんな彼女に監察の手が伸びる。刑事生命が絶たれる危機。それでも瑛子は事件の闇を暴くことができるのか。「このまま、お前も堕ちていくのか?」

久々の八神瑛子シリーズ。
好きなんだよねぇー。
これ読むと姫川玲子がかわいく見えるっていう。

人事一課に目を付けられ、監察対象になってしまうものの、その監察(公安)の須藤の葛藤やためらいがあるんです。
これがまた今回の読みどころなんだよね。
不正には決して屈せず、万年ヒラ刑事のまま退職した自分の父親と重ね、迷いが生じる。
認知症になったお父さんとの会話にボロ泣きしました。
わたし、こういうの弱い(T_T)(T_T)(T_T)

読書メーターで「甲斐が」「甲斐が」と書かれてますが、甲斐より須藤父(T_T)
でも、この本も再読したくなったなぁー。

富永どんなキャラだったっけ??
前作思い出せないけれど、今回いい味だしてた。
自分の過去記事読んだけど、毎回いい味出してるらしい。
思い出すべく再読だわねー。
7年も前だし。

ただ悲しいのは八神瑛子が強すぎて乱闘シーンがあっという間に終わることくらいです(・ω・)
13:34  |  深町秋生  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018.11.19 (Mon)

「ヒステリック・サバイバー」 深町秋生



ヒステリック・サバイバー 深町秋生

アメリカの学校で学んでいた三橋和樹は、“スクールカースト”の対立によって起きた銃乱射事件に巻き込まれてしまう。傷心のまま日本へと帰国する和樹。しかし日本の学校にもアメリカと同様、スポーツ組とオタクなどによる対立構造が存在していた。ある日、エアガンの無差別発砲事件が和樹の町で起こる。立場の弱い者たちの仕業ではないかとの噂に、和樹は真相を探ろうとするが…。

深町作品としてはイマイチ。

っていうか、分かりづらかった
分かりづらいのは私がもう学生じゃないからだろうか(遠い目)

何というか・・・「このシーン必要?」とか「この設定必要?」とか思いながら読んだせいもあってすごく進みが遅かったんです。
アメリカで銃乱射事件に巻き込まれて、クラスメイトが死んでしまって、日本に戻ったら日本の学校は学校でもめている。

・・・主人公が元々煮え切らない性格でもあるせいか、なーんか読んでてイラつくんですよねー。

アメリカの学校でサムって呼ばれてるんです。

なぜサム!?

名前が「おさむ」とか言うならまだしも、和樹だし。
苗字に「3」が付くから「サム」とか・・・
変なところに引っかかった。

でもって、日本の学校では学校で、ふつうの対立とかじゃないし・・・
そこだけ妙に深町色がランランとしてて(笑)、
学校モノなのにバイオレンスww
大丈夫なのか。

でも、ラストが妙に学園もので・・・
読んでて疲れました(^-^;)

16:20  |  深町秋生  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018.02.23 (Fri)

「死は望むところ」 深町秋生



死は望むところ 深町秋生

目をそむけたくなる冷酷な連射…。神奈川県南足柄市の山中で、敏腕女刑事らが殱滅された。急襲したのは「最後の天才極道」率いる武装犯罪組織「栄グループ」。既成暴力団幹部らも抹殺し、警察にも内通者を抱えていた。警視庁特捜隊は彼らを追うが、仲間を殺戮され、復讐を期す。死をも恐れぬ者どもの闘いの果て。類例なき警察小説の神髄。血まみれの暗黒警察小説!

↑のとおり、「血まみれの暗黒警察小説」
そのまんまです。
かなり好き嫌いが出る作品ではあると思いますが、私は好きです(*´ω`*)

ただただ殺し殺されるだけの話です。

普通痛くてのたうち回りたいんじゃないかって思うけれど、
そこは皆さん超人のようで、顔色一つ変えず殺しまくってます。
何か飲んでるのか?
と、思わずにはいられん。

沙由梨が主人公かなと思ってましたが、どうやら違ってました。
一身上の都合(?)で、物語の視点が変わっていきます。

最後に警察内部の内通者が現れるのですが
あぁーーあの人かぁー。
そういえばそういえばだった。
存在感あまりなくて忘れてた。
だからこそ、内通者にぴったりなのか。

それはそうと、最初のイメージから沙由梨って小柄でかわいい刑事かと思ってました。
朝子さんが「そんなにかわいい顔して」とか、職場でセクハラまがいなこともされたとか
あったので。
しかし、実際はがっちり系女子だった??
08:13  |  深町秋生  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.09.23 (Sat)

「ドッグ・メーカー 警視庁人事一課監察係 黒滝誠治」



ドッグ・メーカー 警視庁人事一課監察係 黒滝誠治 深町秋生

黒滝誠治警部補、非合法な手段を辞さず、数々の事件を解決してきた元凄腕刑事。現在は人事一課に所属している。ひと月前、赤坂署の悪徳刑事を内偵中の同僚が何者かに殺害された。黒滝は、希代の“寝業師”白幡警務部長、美しくも苛烈なキャリア相馬美貴の命を受け、捜査を開始する。その行く手は修羅道へと繋がっていた。猛毒を以て巨悪を倒す。最も危険な監察が警察小説の新たな扉を開く。

最近の深町作品は面白いなぁー(*´ω`*)

警察小説が得意のようで、ここ4回連続で警察小説だけど
(中に1つ探偵小説で元刑事だった)
それぞれに主人公に違いがあって読んでて面白い。

今回も目的のためなら手段を選ばない系の人かと思っていたら
案外情に厚い人でした。

黒幕に関してはやや予想通りだったけど、それ以上があったので
そこは正直「あらら」と思った。
そこそこ黒滝のプライベートを書いているものの、
今回はそこに全く触れることなく終わり、
文面からもこの先がありそうな気配。
続きそう。

でも読んでてスカっとするので続くんであれば買う予定。
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2017.08.02 (Wed)

「探偵は女手ひとつ」 深町秋生



探偵は女手ひとつ 深町秋生

過疎にあえぐ地方都市ならではの事件、クールでタフな女探偵。これが現代日本だ!

【目次】
紅い宝石/昏い追跡/白い崩壊/碧い育成/黒い夜会/苦し制裁


割と気軽に読めるようなタイプの本でした。
この間読んだ「卑怯者の流儀」みたいな感じかな。
それの女探偵版みたいな感じ。卑怯者~は男刑事版ね。

元刑事ってだけあって、何かあると昔の上司に頼り情報をとれるし、
昔のヤクザさんの仕事したり、刑事時代さんざん手こずった元不良少年逸平君を
完璧に手下にして活躍させているし。

読んでて飽きませんでした(^^)

全編山形弁で行くので、別に言葉はわかるからいいんだけど
30代後半の女性があんなに訛るか?
と、そこは不思議でしょうがなかった。

もっと訛らんだろー。
訛りすぎ。

シングルマザー設定(っていうか、ダンナさん@刑事が殉職したらしい)なので
たまに娘が登場するが、たまに存在忘れてる。
普段どうやって過ごしているんだろう。
普通に考えると留美の母親が面倒みているのかな。
続編が出たら読みたいです(^^)
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2017.05.22 (Mon)

「PO プロテクション オフィサー」 深町秋生



PO 深町秋生

都内でトカレフを使った連続強盗殺傷事件が発生、暴力団関係者三名が死亡した。警視庁組織犯罪対策第三課所属のPO・片桐美波は一命を取りとめた実業家・布施隆正の警護にあたる。被害者らは十一年前に謎の大金を手にし、組から足を洗った過去を持つ。美波は犯人たちの猛攻から布施を防護するが、彼は突如自ら姿を消して…。命懸けで対象者を守る緊迫の警察小説誕生!

いつもの深町作品にありがちな、キレッキレで痛みが伴いそうな本ではなかったので
読みやすかったです。
美波が主人公でPO(要人警護?)なのですが、ダブルキャストに近い位置づけで塔子というバリバリの捜査一課課長様がいます。
同期で親友だったんだけど、美波が塔子の頭に失神するくらいの回し蹴りをしたせいで6年も冷戦状態だったというww

PO」というのは地味な役割ですが、登場する捜査員が結構個性的で楽しめました。
特に今井がお気に入りっ。
続きでてほしいなー。
続き読みたいなー。
でも、深町作品あんまりシリーズってないんだよね。
だからどうかなという気もしますが。
こんな個性的で読んでて安心する警察小説って少ないので
出来れば読みたいなと思います。
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2017.04.14 (Fri)

「卑怯者の流儀」 深町秋生



卑怯者の流儀 深町秋生

警視庁組対四課に所属する米沢英利に「女を捜して欲しい」とヤクザの若頭補佐が頼み込んできた。米沢は受け取った札束をポケットに入れ、夜の街へと乗り込む。“悪い”捜査官のもとに飛び込んでくる数々の“黒い”依頼。解決のためには、組長を脅し、ソープ・キャバクラに足繋く通い、チンピラをスタンガンで失神させ、時に仲間であるはずの警察官への暴力も厭わない。罪と正義の狭間で、たったひとりの捜査が始まったー。

【目次】
野良犬たちの嗜み/悪党の段取り/はぐれ者たちの成熟/秘めたる者らの殺気/策略家の踊り/生き残りの騙り


深町さんの本ってハードボイルドでバイオレンスで殴る蹴る殴る蹴るたまに殺す。的な本が多くて、好きは好きなんだけど読んでて疲れるのです。
「果てしなき渇き」みたいなのは嫌いだし。
だから最初図書館で見たときスルーしてたんだけど、読書メーターを読んで気が変わった。

深町さんってこんな軽いタッチも書けるのかー(・∀・)

ちょっと感動だった。
BOOKデータベースを読む限りではそうも思えなかったが笑う。
最初米沢をガンテツっぽいのかなーと思ってたけど、
上司には逆らわないし(?)、出来る刑事ではあるし。
でも、ちょっと拗ねてるんだろうね(笑)

後輩であり、上司の大関芳子(あだ名:関取)がまたよくて。
内心では米沢のことを尊敬しているんだろうけれど、いつまでも
過去に囚われている様子をみてイライラしているんだろうねー。
なので、アイアンクローかけて半失神状態にするんだ。きっと。

米沢を取り巻くメンバーが愉快すぎて続きが出るのならまた読みたいです。
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2016.07.25 (Mon)

「猫に知られるなかれ」 深町秋生



猫に知られるなかれ 深町秋生


この国の未来のため、俺たちは再び銃を取る――。敗戦後の占領下(オキュパイド・ジャパン)での僅かな自由と尽きぬ貧困の中、日本の再独立と復興のため、国際謀略戦に対抗するべく、極秘裏に設立された組織があった。吉田茂の右腕・緒方竹虎が設立した秘密機関と異能の男たちは、《Cedant Arma Togae》、通称、「CAT」と呼ばれた――。


登場人物が結構ユニークで個性的で魅力があります。
だからこそこの1冊で終わるのであれば雑だなーと思っちゃったー。
戦後2年。
まだまだ混乱が多い時代。
スパイかスパイ狩りかって感じで読んでて面白い。
藤江の運転手である新田がものすごくいいんだよねー。
朴訥な東北弁をしゃべるただの運転手かと思いきや、
ライフルの腕は天下一品という。

先日読んだ「下田事件」の時代なんだよねー。
吉田茂とか実名で登場してましたし。
吉田茂って・・・一体何者なんだろう。
いや、総理っていうのは分かるんだけど、
当時を生き抜いてこういう影のある本にもやたらと登場しての
総理・・・なんなんでしょう。

もう2~3冊このシリーズが続くと登場人物もこなれてきてもっと面白く
なるのではないかという勝手な感想でした。
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