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2021.04.02 (Fri)

「偶然にして最悪の邂逅」 西澤保彦



偶然にして最悪の邂逅 西澤保彦

気がつくと昭和から令和へと元号も変わり(なんと平成という時代もあった!?)、三十八年も経っていたうえに、自分は幽霊になっていた。どうやら何者かに殺害されて、ここに埋められたらしいが、いったいなぜ?トリッキーな謎解きで魅了する「ひとを殺さば穴ふたつ」。高校生が廃屋になった旧校舎からの覗きを端に巻き込まれた不思議な事件を描く表題作「偶然にして最悪の邂逅」など、過去と現在が交差しながら、怒涛の展開へと突き進む、“日常の中の非日常”を魅惑的な筆致で贈る全五編。デビュー二十五周年を迎えた著者の、記念すべきミステリ短編集。

【目次】
ひとを殺さば穴ふたつ/リブート・ゼロ/ひとり相撲/間女の隠れ処/偶然にして最悪の邂逅


ひねりすぎ。
1話目、2話目はまだよかったけれど、後半に進むにつれて何がなんだか・・・
とくに、間女・・・
もうね、いろいろとヒドイ。
もうこうなるとコント??としか思えなくて。
普通にルール的にアウトなのでは??
と、思うんだけれど。
いいのかなぁー。

ネタバレ中 → 三度の性転換手術 とか、子供ながらに車を運転 とか
絶対に読んでて分からないし、ヒントにすらならない(T_T)

読んでて実はこれだったとかさーーー。
ってブツブツ・・・

ってことで、次読む西澤作品はもう少しスッキリできるのがいいなぁ。
あ。エログロは平気なので大丈夫ですっ!
08:49  |  西澤保彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.11.30 (Mon)

「夢魔の牢獄」 西澤保彦



夢魔の牢獄 西澤保彦

教師の田附悠成は、過去へ遡って友人たちに憑依するという特異能力を持つ。だが誰に憑くかは選べない。確実なのは、恩師の義理の息子が殺された22年前に戻ってしまうことだけ。身をもって体験する友人たちや被害者の不可解な行動、そして隠された女の死。迷宮入り殺人事件の“あの日”を繰り返す田附が辿り着いた驚愕の真相とは?

エロエロ(笑)
西澤さんのこの手のエロ作品は久しぶりですが嫌いではありません。
「本当によーーく思いつくな。こんなこと」
と思っちゃうくらい、私の中では非現実的です。

夢でなぜか22年前の友人の結婚式の日限定で
その時の登場人物に憑依してしまう。
「夢」とわかっているんだけど、その時は現実で。
なので、友人に憑依しながら客観的に自分を見たり。

だんだんとその日の真相がわかるわけですが、
エロエロ満載なのに、「面白い」と感じてしまうのは
ミステリーがしっかりしているからです。

真犯人はとても意外な人でしたが、ちょっと人物相関図が
ややこしいところもあるのであとでもう一回チェックしたい。

ミステリーとしてはとても面白いんだけど、いかんせん
斜め上を行くエロなので万人受けはしないと思う。
06:00  |  西澤保彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.07.21 (Tue)

「逢魔が刻 腕貫探偵リブート」 西澤保彦



逢魔が刻 西澤保彦

神出鬼没の公務員探偵「腕貫さん」を“だーりん”と呼び慕う、美貌の女子大生・住吉ユリエ。同級生の小泊瀬海人から「親族が関わった殺人事件を題材にミステリ小説を書いてみたい」と相談され、大乗り気でストーリー作りに着手するがー(「ユリエの本格ミステリ講座」)。鳥遊葵、阿藤江梨子、安達真緒、水谷川刑事etc.…お馴染みの面々も四年ぶりに集結。腕貫シリーズのホームタウン櫃洗市で続発する、禍々しくも珍妙な事件を描いた連作ミステリ!

【目次】
ユリエのお見合い顛末記/逢魔が刻/マインド・ファック・キラー/ユリエの本格ミステリ講座


1話目と2話目は面白かったけど、3話目と4話目が微妙。
ユリエメインとはあるものの、3話目なんて登場してないし。
(ただ、この話でユリエが登場してたら大変だったかも)

3話目なんてあんなにややこしくする必要ある??とか思ったり、
4話目は何というか・・・「ん??」と思ってしまって・・・
腕貫さんまで登場させるんだったらもう少し何というか…
読み直せばまた面白いのかな。

今週は嬉し恥ずかし(?)4連休があるので読み直すと
また違うかもしれない。
でも、こういうのって1回読んで「面白い!」と思うのが
読書としての醍醐味なんだけどなぁ。

「ユリエ」という名前があって飛びついてしまっただけに
ちょっと中途半端感が残ってしまいました(^-^;)
09:13  |  西澤保彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.07.02 (Thu)

「沈黙の目撃者」 西澤保彦



沈黙の目撃者 西澤保彦

なぜここに、ビールのロング缶とビアマグが置いてあるんだ。世話になった先輩の絞殺死体を前にして、塙反は頭をひねる。先輩はたしか下戸だったはずなのにー。ミステリー界の奇才が贈る、予測不能の衝撃展開!!

【目次】(「BOOK」データベースより)
沈黙の目撃者/まちがえられなかった男/リアル・ドール/彼女の眼に触れるまで/ハイ・テンション


遺骨でマグカップを作り、故人が好きだった飲み物を入れると
故人が喋りだすというトンデモ設定です。
最初の1話2話はわりと普通の話でありましたが、
3話目からなると、”ある意味”西澤ワールド全開だった(笑)

マグカップに飲み物が入った状態で、他人が飲んじゃうと
その人に故人の意志が憑依しちゃうので、
それを利用してその先の復讐とか、欲望処理とか。

エログロを好む人も好まない人もいるけれど、
私、こういう展開好きなので(^^;)
死んでからも欲望全開なのかい!
なんて思いながら楽しく読みました。
09:10  |  西澤保彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.03.23 (Mon)

「夢の迷い路」 西澤保彦



夢の迷い路 西澤保彦

あるきっかけで、同級生のエミールが気になって仕方がないユッキー。彼女の気を惹きたいのと、ひとりでは手に余るのとで、おそるおそる、声をかけた。「ダイイングメッセージって判る?相談に乗ってもらえないかなあ、と思って」ふたりは、失われた事件の道筋を辿りなおして、真相に到達することができるのか?事件は20世紀に起こった。時を経て、21世紀の彼女たちが驚くべき真相に辿りつく。記憶違いと忘却で、こんがらがった謎をほぐす、追憶と慕情の本格ミステリー。

【目次】
ライフ・コズメティック/アリバイのワイン/埋没のシナリオ/夢の迷い路


「さよならは明日の約束」の続編らしいのですが、
3年前のことなのでやっぱりすっかり忘れてました。

言われても「へえ・・・」としか思わなかったので、西澤作品の中では
インパクトが弱いシリーズだったかもしれない。

この中では「埋没のシナリオ」が好きです。
先の2つは少し話がややこしく感じましたせいか、
この話は分かりやすかった。
でも、心理的にはなんというか、偶然のたまものもありの、
「えぇーーー!?」という感じはしましたけれど(笑)
どんなタイミングなんだ(^-^;)

ラストの話は、「さよならは明日の約束」につながる話らしいのですが、
覚えてないのでどうにもならない(T_T)
13:58  |  西澤保彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.07.31 (Wed)

「幽霊たち」 西澤保彦



幽霊たち 西澤保彦

死んだ者たちと交信可能な特殊能力を持つミステリ作家・横江継実のもとを刑事が訪ね「加形野歩佳(33)を知っているか?」と訊く。加形野歩佳は多治見康祐(57)を殺害し、早々に自首。殺された多治見は横江の元同級生で、加形は横江の親戚の息子だった。彼は、自首はしたが動機を語らず、ただ「理由を知りたければ横江継実に訊いてくれ」と語っているという。横江は加形とは面識もなく存在も知らなかったが、加形の父や多治見と過ごした40年前、幾つもの血族の婚姻が相関する岩楯一族と暮らした子ども時代を思い出す。すると記憶とともに饒舌な幽霊たちが入れ替わり立ち現れたのだった。見えなかった復讐と、さらなる復讐。しなくていい殺人の果てしない果て。40年前、資産家・岩楯一族を壊滅した秘密と嘘と誤解が、今、再び血の惨劇を引き起こす!超絶の本格ミステリ!

読んだ後に、この↑BOOKデータベースをまじまじと読んでしまった。
へぇーー。
あらかた書いてある(笑)

でも、私の中では二時間ドラマのイメージです。
金持ちの家の骨肉の争いっていうか、近親相姦なのかそうじゃないのか。
この子は連れ子でこの子は実子。
あーー!!ワケわからん!!(笑)

絶対テレビドラマの方が分かりやすいよ!
と、思ったのですが、ある一部分が小説ならではのトリックだったので
映像は不向きだったー。
残念でございました。

それにしても、殺された多治見・・・普通に考えると頭おかしい。

なんでそうなるんだろう?と思いながらも、全てにおいてこの人が
かき混ぜていたような。

モロモロの事情があって、実は幽霊とは通信できないんじゃないの?
と、思ってましたが、ラストしっかりと幽霊と通信してました。

どの幽霊も語る語る。
09:04  |  西澤保彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.01.29 (Tue)

「からくりがたり」 西澤保彦



からくりがたり 西澤保彦

高校三年の冬、自殺した青年が遺した日記には女教師との愛欲、妹の同級生との交歓、喫茶店店員との恋愛遊戯が綴られていた。半信半疑の妹がその登場人物に会いにいくと、彼女らは殺人、事故など次々、酸鼻な事件に遭遇していた。市内で毎年大晦日の夜に起こる女性殺害事件と関連は? そして、つねに現場に出現し語りかける謎の男〈計測機〉とは誰か。

「なんか、救いようのない話が読みたいなぁー」

と、思いまして手に取りました。
期待を裏切らない救いようのなさ!!!(笑)

人には勧めませんが自分が満足したのでヨシとします。
救いようもなければ、意味もよーわからん。って感じなんだけど
なんっか・・・自分的にそういう変な本が読みたかった気持ちなんですよねー。

そういう時は西澤さんに限る。うむ。

エロエロと帯にありましたが、そう酷いワケでもなく、
まぁ男性より女性の方が奔放だったかなーってくらいと、
時代いつだ!?と。
なんか・・・バブルか?と思うくらいの奔放さでありました。

ちなみに物語の意味はよくわかりません(笑)
「計測機」たる男の存在も謎だし、死んだ兄の存在も、ついでに言えば兄の日記も謎。
あっさり殺される女性たちも謎。

でも満足な私。
少し病んでるかも(´-ω-`)
15:10  |  西澤保彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018.06.08 (Fri)

「フェティッシュ」 西澤保彦



フェティッシュ 西澤保彦

秘めた欲望が蠢きだす…鬼才のミステリ長編!
触れれば死ぬ。悲惨な死を遂げた女性たちの葬儀に現れた、謎めいた美少年の正体は——? 人々の秘められた欲望と謎と血が渦巻く、めくるめく迷宮世界。書き下ろし長編ミステリ。


フェティッシュというのは「フェチ」みたいなもので、
「崇拝の対象」という意味もあるみたい。

みんな美少年クルミに惑わされ、なぜかみんな襲う(?)
なんでだろう。
ある人は足に魅入られ、ある人は手、ある人は顔、
とにかくみんなクルミに触りたい。触ってなでまくりたい、食べまくりたい。
そんな怪しい行動を起こしてしまう。

で、実際こういう事だったんだってところでは「は?」と思うけれど、
それよりも何よりもクルミが気の毒だなぁーと思いました。
なんか、変なのに捕まったなぁーと。

私は〇〇フェチっていうのはないのですが、
やっぱり人体のひとつの部分に異常に執着してしまうとか
あるのかなー。
そこは共感しづらい部分でした。
08:09  |  西澤保彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.07.31 (Mon)

「動機、そして沈黙」 西澤保彦



動機、そして沈黙 西澤保彦

時効まで二時間となった猟奇犯罪「平成の切り裂きジャック」事件を、ベテラン刑事が回想する。妻と戯れに推論を重ねるうち、恐ろしい仮説が立ち上がってきて…。表題作ほか、妄執、エロス、フェティシズムに爛れた人間の内面を、精緻なロジックでさらけだす全六作品。

【目次】
ぼくが彼女にしたこと/迷い込んだ死神/未開封/死に損/九のつく歳/動機、そして沈黙


確かに。
いろいろな種類の作品が登場した短編集です。
面白く読みましたが、少し疲れた(笑)

表題作の「動機、そして沈黙」と「迷い込んだ死神」が好きだなー。
両方ともやりきれなさというか、読んだ後の喪失感がハンパないです。
かなり好きかも。
これはいい。
特に表題作は、きちんと解決はしてないんです。
でも、もしかして事実はこうだったんじゃないか・・・って霧島が
回想したのはもしかして真実??
なんて思った日にはぞわーっと来るね。
真実かどうかは別として。

他の話も喪失感とかやりきれない感じが好きだけど、
「九のつく歳」は正直気持ち悪かったです(^^;)
ゴミとかさー。漁って持ち帰られるのって気味悪い。
プライバシーもへったくれもないね。
05:00  |  西澤保彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2017.07.23 (Sun)

「悪魔を憐れむ」 西澤保彦



悪魔を憐れむ 西澤保彦

「その時間、先生が校舎の五階から跳び降り自殺しないように見張っていてほしい」。大学OBの居酒屋店主からそう頼まれた匠千暁は、現場で待機していたにもかかわらず、小岩井先生をみすみす死なせてしまう。老教師の転落死の謎を匠千暁が追い、真犯人から「悪魔の口上」を引き出す表題作。平塚刑事の実家の母屋で十三年間にわたって起こる、午前三時に置き時計が飛んできてソファで寝ている人を襲う心霊現象の謎と隠された哀しい真実を解く「無間呪縛」。男女三人が殺害された現場から被害者二人の首と手首だけが持ち去られ、それぞれ別の場所に放置されていた事件の、犯人の奇妙な動機を推理する「意匠の切断」。ホテルの九階に宿泊する元教職者はなぜエレベータを七階と五階で降りたか?…殺人事件の奇想天外なアリバイ工作を見破る「死は天秤にかけられて」。ミステリの魔術師・西澤保彦の、四つの珠玉ミステリ連作集。

【目次】
無間呪縛/悪魔を憐れむ/意匠の切断/死は天秤にかけられて


前回シリーズものの思いっきり途中を読んでしまい、
「あぁーー遡らなくては」と嘆いていたのですが、逆に進んでしまった(笑)

でもこのシリーズ不思議なことに時系列があっちこっちに飛ぶようです。
メインキャラが大学生だったり大学卒業してたり・・・
なのであまり気にしなくてもいいみたい。
ただ、今回は本当のメインキャストである匠千暁が全作に登場していたので
話が分かりやすかった。
表題作の「悪魔を憐れむ」はなかなか怖い話です。

へぇー。なるほどねー。と
そこは西澤さんの腕なのか、どういう話にももって行けるねー。

ってことで次こそは遡ろうと思ってます。
タカチとタックの関係性が今一つわかってないので。

あと、刑事がタック・タカチに対してかなり好意的なんだよね。
そのいきさつも知りたい。
07:09  |  西澤保彦  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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