2019.03.25 (Mon)
「ポストカプセル」 折原一

ポストカプセル 折原一
15年遅れで届いた手紙が、思いもよらない騒動を引き起こす!心温まるはずの善意の企画(?)の裏に、驚愕の真相が…!?
つくば万博の「ポストカプセル」を思い出しました。
若い人は知らないだろうな。
それこそ私、友人からもらってます。
友人もせっかくの企画・・・私じゃなくても。と思うけれど、
当時われらは中学生でした。
30歳で中学の友人からもらいましたよ(笑)
なんか笑ってしまって、連絡したのを覚えてます。
当時、信金の女性が誘拐されて殺されたっていう事件があったんだけど、
この女性がポストカプセルに手紙出したみたいで、亡くなってから手紙届いたんだよね。
それニュースでやってたのも記憶してます。
しかし!!
この本は違う。
仕組みは一緒ながら、送ったほうはそんな企画など知らない。
出してから途中で勝手に「ポストカプセル」行にされてしまう。
とんでもなく迷惑な話で、おかげで15年前に出された手紙が原因で
15年後にトラブルが起きたり起きなかったり。
折原さん久しぶりに読んだけど、相変わらず独特な雰囲気を持つ作家さんです。
連続して読むとおなか一杯になるので、たまに読んでみるのも楽しいかも。
2012.12.22 (Sat)
「セーラ号の謎 漂流者」 折原一

セーラ号の謎 漂流者 折原一
ダイビング中、妻とその不倫相手に見殺しにされた推理作家・風間春樹は、無人の八丈小島で意識をとりもどす。脱出しようと泳いで八丈島に向かうが、漂流してしまい、偶然にもセーラ号というヨットに辿り着く。そこには恐るべき秘密が…。航海日誌、口述テープ、手紙、新聞記事などに仕組まれた騙しとたくらみに満ちたプロット。荒れる大海原に浮かぶヨットで一体何が起こったのか。憎悪と殺意が錯綜する中、最後に生き残るのは誰か。騙しのマジックを駆使した叙述ミステリー(BOOKデータベースより)
なかなか面白かった。
長かったけど。
途中でクタっとしたけど(笑)
しかし、ラストの解明などは面白かったよ~。
むふふ。
そっかそっか。
そんなことだった。
そういえば、ヒントはあるんだよね。
しかし・・・漂流って怖いーーー。
私には無理(きっと誰にも無理 ^^;)
相変わらず、登場人物にはあまり魅力を感じないんですけど(笑)
折原さんのキャラで好きなのは、鬼貫警部くらい。
他はみーーーんな嫌い(笑)
みんな勝手な人ばかりでやや自業自得な人たちが多かったのです。
なので、どういう結果になっても、
「あ。そーなの」
と思うくらいでした。


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2012.12.14 (Fri)
「天井裏の奇術師」 折原一

天井裏の奇術師 折原一
幸福荘ー推理作家小宮山泰三を慕うあやしい住人たちが、南野はるか争奪戦を繰り広げたアパートは瀟洒な三階建てのマンションに建てかわった。その第二幸福荘の前で花束を捧げ泣いていた謎の女性。そして始まる九転十転の逆転劇…。前作『天井裏の散歩者』を凌ぐ衝撃の結末とは。(BOOKデータベースより)
苦手(--;)
姉妹作の天井裏の散歩者も面白くなかったので、大体予想はついて後回しにしてしまったのが失敗したか・・・。
元々苦手折原さんだったけど、読んでいくうちに面白い作品もあったので持ち直してきたかと思ったけど、これはやっぱりダメでした。
読み終わったとき
「やっとおわったーーー!!(〃∇〃)」
と、喜んだくらい。
明らかにオタクキャラだった「宅八郎」がモデルであろう、宅隆一郎がなぜあんなにモテて機転が利くのか。
おかしいじゃないかっ!!(爆)
小説を書いて出版社に出すんだけど、その出版社が角川書店なんだよね。
この本・・・講談社なんだよね(^^;)
いいのかしら!?(笑)


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2012.12.04 (Tue)
「灰色の仮面」 折原一

灰色の仮面 折原一
ある晩、女性の悲鳴を聞いた僕は、駆けつけた部屋で美女の死体を発見。折悪しく住人に見つかり犯人と間違われてしまう。満月の夜に歪んだ欲望をたぎらせて、白いマンションに住む独身女性を次々と襲う恐怖の暴行魔と僕の熾烈な闘いが始まる。最後の一行まで真犯人がわからない超弩級のホラー・ミステリー。(BOOKデータベースより)
灰色の仮面って・・・(笑)
灰色のストッキングを被っただけっていう・・
普通に変態じゃないか(TдT)
ラストは面白かったです。
「やっぱり・・・」と思うところもあったんだけど、
ラストが爽快でした。
折原さんの方がもしかして先に書かれたかもしれないけど、
近頃はこういう展開もありなのであまり驚きません。
ただ・・・
そこまでいくのがけっこう苦痛で・・・(笑)
折原さん独特のパターンもあるんだけど、どうも折原さん作に登場する物書きってどうしてこういう性格なんだろう?と思うくらい、性格が暗いというか・・(^^;)
読んでてイライラするくらいなのです。
主人公にどうしても感情移入が出来ないのです。
もうイライラ度MAX(爆)
なので読んでて結構苦痛でした。
そこからのラストへの展開だったので、ちょっと驚いた(笑)


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2012.11.22 (Thu)
「望湖荘の殺人」 折原一
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望湖荘の殺人 折原一
大型家電量販店の経営者・二宮大蔵に毒の塗られた剃刀と殺人予告の脅迫状が届いた。いったい誰が…?大蔵はある人物の協力を得て容疑者を五人にしぼり、信州の山荘パーティーに招待した。目的は殺人者の抹殺!-大型台風が山荘を襲った夜、招待客が次々に死んでいく。生き残るのは誰だ。(BOOKデータベースより)
ラストがねぇ。
途中までは結構ハラハラドキドキ。
まぁ「犯人はあの人だろうな」とは思っていたんだけどな。
特に驚きも何もなく。
ラストがアレだったことにはちょっと・・・だけど。
まぁ折原さんではまれにあるパターンでしたね。
しかし、読書メーターでもあったけど、
「なぜゆっくり風呂に入る!?」
確かに・・・(^^;)
そうなのよ。
殺人鬼がどんどんと殺人を犯していく中で、
「ここは安全だわ」
と、若き女性が鍵をしていたとしてものんびりゆっくり風呂に浸かってるってどうよ(笑)
殺人鬼が家の中を斧でドア壊して中に入ってるのに(^^;)
どういう神経してるんだ(笑)


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2012.11.15 (Thu)
「黄色館の秘密」 折原一
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黄色館の秘密 折原一
実業家の阿久津又造一家が住む「黄色館」は、世界の珍品を集めた秘宝館でもある。ところが、犯罪集団・爆盗団から純金製の黄金仮面を盗むとの予告が!そこへのこのこ現われた密室マニア・黒星光警部。黄金仮面が宙を舞い、密室で人が死ぬ世紀の怪事件を見事なまでに掻き回す。犯人は誰なんだ。(BOOKデータベースより)
簡単な事件も難しくしてしまうという、黒星警部シリーズです。
前に読んだ、鬼面村に登場していた虹子も再登場。
どうやらメインキャストみたいですが、
ドタバタぶりは前回と一緒でした。
結構今回は人が殺されるのですが、某女性が死んだ(殺された)真実がアレだったのには一番ビックリでした。
黄金仮面も秘宝館ならではって感じの仮面です。
昭和チックです。
ねーー。
だって秘宝館だし(^^;)
「秘宝館ってもしかしてアレ系?」
と、思った皆さん。
そのとおりです(笑)
でも、ところどころでまともな推理というか真実が登場するのがまたこのシリーズの醍醐味なのかもしれません(^^)


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2012.11.11 (Sun)
「鬼面村の殺人」 折原一
![]() | 鬼面村の殺人 (光文社文庫) (1993/07) 折原 一 商品詳細を見る |
鬼面村の殺人 折原一
「あいつを殺してやる!」黒星光警部は、フリーライター・葉山虹子と訪ねた鬼面村で、そう呟く異様な女に遭遇した。なぜか村人はその言葉に震え上がる。翌朝、奇怪な事件が起きた。五階建ての合掌造りの家が、ひとりの男とともに一夜にして消え去ったのだ。大消失トリック、密室殺人、驚天動地のドンデン返し。黒星と読者を迷宮に誘う本格推理。(BOOKデータベースより)
結構面白かったです(^∀^)
なんだ気付けば「光文社」じゃないの。
出版文庫を読んで一人納得。
多分、私しか分からないこの納得さ(笑)
ちょっとバカっぽいんだけど、2時間ドラマでもありがちな
バカっぽさとかそういうのがよかったです。
完全巻き込まれがたの黒星警部でしたが、
本当の本当の本当の最後に頑張ったみたいで
読後感もよく、個人的には好きでした。
あまり無理すぎるどんでん返しがないほうが好みなので。
そこは好みの問題ですが(笑)


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2012.10.29 (Mon)
「螺旋館の殺人」 折原一

螺旋館の殺人 折原一
世間をアッといわせる新作を久しぶりに発表すべく、山荘にこもって執筆を開始した老作家のもとに、作家志望の美貌の女性が、書き上げたばかりの自らの原稿を持って訪れる。すべての謎は、ここから始まった。奇妙極まる盗作事件、そして殺人。精緻な多重トリックが冴える奇想天外な傑作長編ミステリー。
倒錯のロンドと倒錯の視角を偶然(?)先に読んでいたのでそれなりに楽しめましたが・・・
どんでん返しすぎて途中で投げ出したくなりました(いつものこと)
ラストは、なんか田宮さん可哀想になりましたよ~。
なんか・・・切ないというか哀愁漂いました(^^;)
相変わらず途中までは面白いのですが、
作者さん頑張りすぎるんでしょうね。
残念感漂ってました。
しかし・・・田宮さん可哀想だ(TωT)
読み終わった後、それしか思いつかない(笑)


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2012.10.22 (Mon)
「倒錯のロンド」 折原一

倒錯のロンド 折原一
精魂こめて執筆し、受賞まちがいなしと自負した推理小説新人賞応募作が盗まれた。-その“原作者”と“盗作者”の、緊迫の駆け引き。巧妙極まりない仕掛けとリフレインする謎が解き明かされたときの衝撃の真相。鬼才島田荘司氏が「驚嘆すべき傑作」と賞替する、本格推理の新鋭による力作長編推理。(BOOKデータベースより)
倒錯と盗作
そんな1冊。
結構面白く読みました。
この作家さんの文章はとても読みやすいのでぐいぐいと惹きつけられるのです。
なのに最後で脱力するというパターンが多い。
でもこの本は割とそういうこともなく、
最後まで楽しめました。
多少腹は立ちましたが(笑)
狂気みたいなのがひしひしと感じるのよね~。
山本と白鳥の攻防が読んでてとても面白い。
それにしてもバカだよな~。
人の作品を盗作して応募したって次の作品書けないじゃない。
ラストもなかなか衝撃的でした。
しかし・・・母親っていうのはいつなんどきでも息子の味方なのね。
そこが一番切ないというか悲しいところでありました。


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2012.10.12 (Fri)
「倒錯の死角」 折原一

倒錯の死角 折原一
ベッドの上に白くすらりとした脚が見える。向かいのアパートの201号室に目が釘付けになった。怪しい欲望がどんよりと体を駆けめぐる。あちら側からは見えないはずだ-屋根裏部屋から覗く男と覗かれる女の妄想がエスカレートし、やがて悪夢のような惨劇が。折原ワールドの原点ともいうべき傑作長編。(BOOKデータベースより)
あぁ・・・ずっと勘違いして別の本(倒錯のロンド)を読メに貼ってました(爆)
そうか・・・こっちだったよ~。
この画像は「講談社」でしたが実際読んだのが「東京創元社」だったのも勘違いの一つ。
読む順番間違ったかしら?
まぁいっか。
読んでしまったものは仕方がない(笑)
ってことでですね~、この本は結構面白かったです。
元々昔(といっては失礼か)の本なのでトリックは新鮮味なものがないところが残念ですが
でも楽しめました(・∀・)
こうして読んでいると結構のぞかれているのねぇ~。
気を付けないといけないか?
どこでのぞかれているか分からないのよ~。
怖い怖い・゚・(ノД`;)・゚・
しかし、この本に登場する人はどれもこれも気持ち悪い人ばかり(--;)
そして、勤め先の上司と不倫って・・・
ほんとーーーーーーーーーーに90年代そのまんまっ!!(笑)
しかし、レオタード着て窓開けて踊っているのはどうかと思うぞ(^^;)


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