2016.12.02 (Fri)
「アンと青春」 坂木司

アンと青春 坂木司
ある日、アンちゃんの手元に謎めいた和菓子が残された。これは、何を意味するんだろうー美人で頼りがいのある椿店長。「乙女」なイケメン立花さん。元ヤン人妻大学生の桜井さん。そして、食べるの大好きアンちゃん。『みつ屋』のみんなに、また会える。ベストセラー『和菓子のアン』の続編。
【目次】
空の春告鳥/女子の節句/男子のセック/甘いお荷物/秋の道行き
タイトルの通り「青春だなー」と思った(笑)
みつ屋で働いている人たちは相変わらず好きなんだけど、
お客とかねぇーそれ以外の人たちに終始ムカついてました。
特にどっかの姑。
こいつがもうねぇーーーーーーーーーーー考えられない。
あぁーーー考えられない。
結婚したところの姑だったら橋から飛び降りたくなるくらい。
それでも、ここのお嫁さんは結構うまくやっているのかもしれない。
そうであってほしい。
所違えば文化風習も違って当たり前なのですが、自分ところの文化のみが正しいと感じ、それ以外はダメ。違う。と認めない。
あ~~この人もおばはんだった。
そんな人にはなりたくないなーとしみじみ思った。
今回は乙女立花が少しスネている感じです。
「甘酒屋の荷」という隠語(?)がヒントらしいが普通に生きているとこんな言葉と出会うことがありません。
和菓子職人・・・すごすぎる。
途中いろいろあったけどラストがほっこりです。
甘酒・・・うん。美味しいよね。
2016.09.21 (Wed)
「女子的生活」 坂木司

女子的生活 坂木司
女子的生活を楽しむため、東京に出てきたみきは、アパレルで働きながら、念願のお洒落生活を満喫中。おバカさんもたまにはいるけど、いちいち傷ついてなんていられない。そっちがその気なら、いつだって受けて立ってやる!彼女は、自由。だから、最高の生活を知っている。読めば胸がスッとする、痛快ガールズストーリー!
読んだ早々からあまりにも一般女子がしないような行動をされてましたので、
これはもしや・・・と思ったらもしやでした。
最初は読んでてもあまり面白くないなーと思っていたのですが、
同僚のかおりに付き合って、人数合わせのタワーマンション合コンに行ったときの話が笑った。
私は実は、他人がにぎるおにぎりが苦手でして。
食べれないワケではないんだけど食べたくないです。
だけど、男の落としどころが昔から食べてたおにぎりとは・・・
愕然として笑ってしまいました。
でもって、マヨネーズ多めだと男子が嬉しいというのもなんか分かるかも。
(男子ではないが)
そんな「女子的」なみきですが、そういう性同一性障害ってやっぱり差別が
あるんだろうねー。身内からの差別や嘲りは正直きつい。
でも、みきは開き直ってる。
潔くていいかも。
2014.05.13 (Tue)
「青空の卵」 坂木司

青空の卵 坂木司
僕、坂木司には一風変わった友人がいる。自称ひきこもりの鳥井真一だ。複雑な生い立ちから心を閉ざしがちな彼を外の世界に連れ出そうと、僕は日夜頑張っている。料理が趣味の鳥井の食卓で、僕は身近に起こった様々な謎を問いかける。鋭い観察眼を持つ鳥井は、どんな真実を描き出すのか。謎を解き、人と出会うことによってもたらされる二人の成長を描いた感動の著者デビュー作。(BOOKデータベースより)
【目次】
夏の終わりの三重奏/秋の足音/冬の贈りもの/春の子供/初夏のひよこ
坂木さんのデビュー作。
良くも悪くもデビュー作という感じ。
・・・結構攻撃的だなと思います。
全作読んでいるワケじゃないけれど、最近の作風の方が少し柔らかい感じがします。
自称引きこもり。
うーん。引きこもりというか、何というか。
でも、決して引きこもりではない気がする。
人見知りしないし。
北山猛邦さんのシリーズの方が引きこもりっていうイメージなんですけどね。
ということで。
坂木と鳥井の関係が少し苦手だと思ってしまったダメ人間のわたしです(^^;)
スミマセン。
そういう人間関係。
お互いがお互いを超依存しているというか。
鳥井の事が心配だから、少しでも動きがとれるような会社に就職した坂木。
うーん。これを読んで少し引いてしまいましたが・・・
そんな人間関係はなんかとても脆く危うい感じがします。
3部作ということなので、3冊全部読まないでエラそうなことは言えないかもしれません。
鳥井と坂木、2人とも未熟であるということなのかしら?
鳥井のお父さんは結構好きです。
年の功だけあって、鳥井より先に大人になったのでしょうね。
2012.09.10 (Mon)
「ワーキング・ホリデー」 坂木司

ワーキング・ホリデー 坂木司
元ヤン・ホストが宅配便(特別仕様車)ドライバーに転身!?血気さかんな若者と所帯じみた小学生、親子と仕事と仲間によるひと夏の贈り物(BOOKデータベースより)
優しいお話ですわね。
特別、事件があるわけでも悪人が出てくるわけでもなく、
夏休み前に「父が生きている」と知った息子と、息子の夏休みに「息子が存在した」と知った父親。
この流れでどうしてこうあっという間に同居ができるのか(笑)
進がよくできた子供であることを差し引いてもここまでうまくは行かないだろう。
そう思いながら読んだのですけどね。
きっとヤマトの周りの面子がいい人なんだろうな~。
しかし、本当にいい人ばかりしか登場せず、どことなく居心地の悪い私。
いったい普段どういう本ばかり読んでいるのか(^^;)
ただ疲れている時などはこういう本は本当に心に浸透すると思います。
残念なことに、わたしそれほど今疲れてないので、
もう少し何か事件とかあれば面白かったのに・・・なんて思ったり。
だって・・・元ヤン・ホストがいきなり宅配便に転職よーーー。
なんで何も問題を起こさない!?(笑)


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2012.07.07 (Sat)
「和菓子のアン」 坂木司

和菓子のアン 坂木司
やりたいことがわからず、進路を決めないまま高校を卒業した梅本杏子は、「このままじゃニートだ!」と一念発起。デパ地下の和菓子屋で働きはじめた。プロフェッショナルだけど個性的な同僚と、歴史と遊び心に満ちた和菓子に囲まれ、お客さんの謎めいた言動に振り回される、忙しくも心温まる日々。あなたも、しぶ~い日本茶と一緒にいかがですか(BOOKデータベースより)
またまた初めましての作家さん(最近多い「初めまして」)
ある程度予想はしてましたが・・・
和菓子が食べたくなりました・゚・(ノД`;)・゚・
これは来るね。
体が求める、餡!餡!!餡!!!
あんこラブ!
デパ地下の和菓子屋さんでアルバイトすることになった杏子(音読みにしてアンコ=アンだそうで)のお仕事奮闘記。プラスちょっとしたミステリーだけど、雰囲気としては大崎梢さんの「成風堂シリーズ」みたいだなと思いました。
成風堂シリーズは、駅ビルの6階だったか。
雰囲気が似ているせいもあって楽しく読みました。
杏子以外の登場人物もいいのです。
賭け事ラブの椿店長や、乙女男子の立花、元ヤン桜井、ユニークな同僚たち。
和菓子って結構深い意味があるらしく、ただのお茶菓子・・・にはならない。
なんか、和菓子にそんな意味持たせなくても・・・美味しく食べたいじゃないっ!
と、思いながらも楽しく読みました。
それにしても和菓子が食べたい。
しかし・・・近くにはコンビニしかないし。
数日経つときっと体の和菓子モードは消える。
今食べたい・・・。
さて・・・どうしよう。


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