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2021.01.19 (Tue)

「坂の上の赤い屋根」 真梨幸子



坂の上の赤い屋根 真梨幸子

人格者と評判も高かった夫婦が、身体中を切り刻まれコンクリート詰めにされ埋められた。血を分けた娘と、その恋人によって…。その残虐性から世間を震撼させた『文京区両親強盗殺人事件』から18年後。事件をモチーフにした小説が週刊誌で連載されることになる。そこで明らかになる衝撃の真実とは!?極上のイヤミス長篇。

普通に面白かったです。
こういう内容で「普通に面白い」というと、人間性疑われるかもしれませんが。

真梨作品というのは、結構「狭い世界」でいつも繰り広げられてて
あの人がこっちで繋がってて、でもこっちの人は・・・
という感じで人物相関図書いて読みたかったな。
て、いう作品が多いのですが、今回はそうでもなく楽しめました。

イヤミスではあるものの、そこもまた読みやすく。
好みの1冊です。
こういうの「好み」と書くと人間性がおかしいと思われるか(^^;)
あくまでも「作り物」だからねー。
なので楽しいんです。

今回もあっさり殺人が起きたりしてますが、
実際にはそうそうないと思うんだけど。
羊羹切るような包丁で・・・ねぇ。
そういう嘘くささがまた好き。
08:28  |  真梨幸子  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.08.04 (Tue)

「三匹の子豚」 真梨幸子



三匹の子豚 真梨幸子

三匹の子豚』の朝ドラ化により、再び脚光を浴びることになった脚本家の斉川亜樹。母親がうわごとのように「誰か、あたしの人生を“朝ドラ”にしてくれないかしら」と言っていたことを思い出し、それは母親、ひいては祖母からつながる呪縛だった、と思い至る。そんなある日、彼女のもとに役所から郵便が届く。亜樹の叔母だという赤松三代子の扶養義務についてだった。そんな人物は聞いたこともない…。人生の絶頂にいると思っていた亜樹の目の前に、不吉な黒い点が広がっていく。

「イヤミス」「イヤミス」と言うものの、真梨さんの作品は
それほど「イヤミス」ってワケでもないと思う。
ただし、相関図は必要。

と、思ったら今回後半に相関図が!!

世間は狭い!

ただ、このBOOKデータベースの話のように進んでいくのかと
思ったら視点が変わって、母親の姉妹の家族の話になったり。

読書メーターで「相関図を見ながら再読すると面白いかも」と
書いてました。確かに! 相関図は物語のラストに登場してましたので
(まぁネタバレになるから)
それをチェックしながら読むとまた違うかもしれない。

それにしてもよくこんなこと思いつくなぁーと。
設定に感心してしまいました。
08:33  |  真梨幸子  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2019.09.13 (Fri)

「初恋さがし」 真梨幸子



初恋さがし 真梨幸子

所長も調査員も全員が女性、「ミツコ調査事務所」の目玉企画は「初恋の人、探します」。青春の甘酸っぱい記憶がつまった初めての恋のこと、調べてみたいとは思いませんか?もし、勇気がおありなら―。あなたは、「初恋」のことを、思い出すのが怖くなる!他人の不幸は甘い蜜、という思いを、心のどこかに隠しているあなたに贈る、イヤミス極地点。

なんか、最近の真梨さんはパターン化しているような気がする。
まぁ嫌いではないですが。

短編ではなく連作短編。
最後につながるけれど、主人公かと思う人が必ずしも最後まで生き残るワケではなく。

それにしても初恋ねぇー。

探してどうするんだろう。
私は・・・夢をどこかに置いてきたのだろうか??
初恋ってどれを指すんだろうね。
人それぞれか。

初恋を成就して結婚する人って結構少ないと思うのです。
そういう意味では初恋さがしったら黒歴史をたどる旅ではないだろうか??
真剣に考えてしまった。

今は個人情報も守られてる世の中だから興信所に頼むしか
ないのかなー。
それもまたイヤ。
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2019.07.19 (Fri)

「ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで」 真梨幸子



ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 真梨幸子

嫌なお客のワガママ放題、無理難題。敏腕外商・大塚佐知子がご用命とあらば、殺人以外なんでもします…でも。「お客様は神様?所詮は他人です」。私利私欲の百貨店へいらっしゃいませ。

百貨店の外商モノというと、高殿円さんの「上流階級」を以前読んだことがありました。
同じテーマが「外商」でもここまで毛色の違う話ができるものなんだなぁーと感心します。
マジで。

イヤミス度はそれほど強めではないと思うのですが、ブラック度がものすごい。
特に、マネキンの話。
なるほどねぇー。人の心理を突いたようなやり方です。

外商はこんなこともするんです。
って・・・しないデス(;・∀・)

多少、滑稽な感じもしたので面白く読みました。
売掛金がきっちり回収になるように、こっそり生命保険に
かけとくっていうのも実際にありそうだよなと思います。
外商→掛け販売だもんね。
信頼の上に成り立ってるなんて・・・

綺麗ごとよね。
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2019.07.05 (Fri)

「ツキマトウ 警視庁ストーカー対策室ゼロ係」 真梨幸子



ツキマトウ 警視庁ストーカー対策室ゼロ係 真梨幸子

自己顕示欲の塊となって、ブログに日々よしなしごとを綴るダメンズ女、離婚したパートナーの動向チェックに余念がない元妻、ささいなことで恨みを募らせていく反社会性パーソナリティ障害の元同僚、妄想を暴走させてSNSを炎上させるアイドルオタク…ふとした日常の違和感、感情の掛け違いから、妄執に取り憑かれていく男女たち。詐欺、ストーカー、リベンジポルノ、盗撮、盗聴…「愛」という大義の下の暴力を、イヤミスの女王が執拗にあぶり出す!

真梨作品あるあるなのですが、
登場人物が多く、相関図書きたくなります。
まぁ、それが狙いなのでしょうが。

最初と最後、つなげたことでうまくまとめたなぁーとにんまり。

しかし・・・ストーカー。
テレビの向こうの俳優と付き合ってると思い込んでるのは
怖いなぁー。
こればかりは私の感覚にはないので不思議。

何回か「母親」がストーカーな話があって、
これは湊かなえさんの本でもよくあるけれど、
母親っていうのが一番最たるストーカーかなと
思った~。

なんだろう。
母親は子供のすべてを知る権利があるのか?
娘の部屋に勝手に入り(大家に言ってカギを借りる)
パソコンをいじり、ブログを読む。

そういう母親にはストーカー以上の狂気を感じます。

で、要所要所で登場した二宮警部には何もなかったのかな。
この人もクセがありそうだったけどね。
07:05  |  真梨幸子  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018.10.23 (Tue)

「向こう側のヨーコ」 真梨幸子



向こう側のヨーコ 真梨幸子

独身生活を謳歌する陽子には、幼い頃からよく見る夢があった。それは、もう一人の私、かわいそうなヨーコが出てくる夢だ。「もう一人の私が生きる、もう一つの世界」。境遇の異なる二人の世界が交わるとき、向こう側の世界から密かに殺意が放たれる……。イヤミス界を牽引する真梨幸子の新境地。春風怒涛! “訳アリ”の中年女たちが繰り広げる、妬み嫉みの物語。

1974年生まれとのことですが、1971年生まれの私も「陽子」はランキング1位でした。
(ついでにいえば、1972年も1973年も陽子がトップ)
たしか、三浦綾子さんの「氷点」の陽子の影響って聞いたことあるけどなー。

クラスに2~3人は普通にいました。
で、憧れの名前だったなー(〃ω〃)

ってことで、これはうまい具合に「陽子」を使った話。
最初はあまりピンとこないで読んでたけれど、ラストになって
からくりが分かると、「うまいなぁー」と何故か感心してしまいました(笑)

「うまいなぁー」と思う箇所もありましたが、「雑だなー」と思うところもあったけどね(^^;)

え??なんで??的な。
裕子の気持ちがよくわかりません。

15:03  |  真梨幸子  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018.04.20 (Fri)

「祝言島」 真梨幸子



祝言島 真梨幸子

2006年12月1日、東京で3人の人物が殺され、未解決となっている「12月1日連続殺人事件」。大学生のメイは、この事件を追うテレビ番組の制作会社でアルバイトをすることになる。無関係にみえる3人の被害者の共通点が“祝言島”だった。東京オリンピック前夜の1964年、小笠原諸島にある「祝言島」の火山が噴火し、生き残った島民は青山のアパートに避難した。しかし後年、祝言島は“なかったこと”にされ、ネット上でも都市伝説に。一方で、祝言島を撮ったドキュメンタリー映画が存在し、ノーカット版には恐ろしい映像が含まれていた。

中盤までは面白かったけれど、うまくラストにつなげられなかった??
そんな印象でした。

っていうか、難しいんだろう。きっと(笑)

時代があっちこっち行ったり、途中で「ドキュメント映画」の話になるし。
映画とはいえほぼドキュメントだからねー。
ややこしくなります。

メイの母親が突如失踪して、消息を訪ねるべく大倉のもとに行くも、
そこで書いたサインが結果的にラストに結び付く・・・

んだけどなぁー。

その展開にイマイチ納得いってない私です。
というより、中盤までの流れでラストこうなるわけ??
もったいないーーー。
なんか勿体ないーー。

でも途中までかぶりつくくらい面白かったです(^^)
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2017.08.24 (Thu)

「カウントダウン」 真梨幸子



カウントダウン 真梨幸子

余命、半年ー。海老名亜希子は「お掃除コンシェルジュ」として活躍する人気エッセイスト、五十歳独身。歩道橋から落ちて救急車で運ばれ、その時の検査がきつかけで癌が見つかった。潔く“死”を受け入れた亜希子は、“有終の美”を飾るべく、梅屋百貨店の外商・薬王寺涼子とともに“終活”に勤しむ。夫を略奪した妹との決着や、“汚部屋”の処分など、過去から突きつけられる数々の課題に直面する。亜希子は“無事に臨終”を迎えることができるのか!?

面白かった。
かなり好き。

もし自分が癌になったら・・・ってことを考えてしまうような話でした。

この本に登場する亜希子は治療を選ばず、終活にいそしむんだけど
とにかく片付かない。
片付かない上に思い出の品々が登場してあれこれと脱線し・・・

私が余命半年なんて言われたらことごとく全て捨てますけどねー。
後で見られたり読まれたりとか恥ずかしいし。

こうして読んでみると亜希子もなかなかの曲者ではある。
正直だけど曲者で自分が曲者であることに自覚がない。
だから周りが被害をこうむるんだけど、自分が原因だってことに気づかず、
他の人の悪意を受ける(それにも自覚がない)

前回「ドS刑事」の感想をUPしましたが、そこでのマヤのセリフが・・・( ̄▽ ̄;)
まぁ「有終の美」を飾るってことで。
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2017.01.04 (Wed)

「アルテーミスの采配」 真梨幸子



アルテーミスの采配 真梨幸子

AV女優連続不審死事件。容疑者の男は行方不明。男が遺した原稿『アルテーミスの采配』が、隠された嘘、或は真実を語り始める。私の人生、狂ったのは誰のせい?毎日は無数の罠で満ちている。最後一ページまで、見事なる真梨幸子の采配。

AV女優が次々と不審死しちゃうって話なんだけど、
AV女優のリアルな待遇を目にしてちょっと気の毒になったというか。
すごく「旬の時期」が短いみたいで、
最初はちやほやされるけれど、その期間はわずか数か月から1年。
それを過ぎるとハードものじゃないと会社も納得しれくれないらしい。

えーーー。なんか可哀そうだ。
「お金が欲しくて」という理由でAVに行く人がほとんどだと思ってたけれど、
騙されてAVに行くしかない人もいるのかもしれないなー

この本を読んでそう思いました。

真梨さんの本は登場人物が多いうえ、妙にみなさんつながりがあって
読んでいくうちに混乱します(笑)
毎回そうで「この本は違うだろう」と思って読むんだけどやっぱり混乱する。
メモしながら読むタイプではないので毎回混乱したまま終わります(笑)
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2016.12.09 (Fri)

「私が失敗した理由は」 真梨幸子



私が失敗した理由は 真梨幸子

落合美緒は、順風満帆な人生から一転、鬱々とした生活を送っていた。ある日、パート先の同僚のイチハラが、大量殺人事件を起こしたと聞く。彼女とコンビニで会った夜に事件を起こしたらしい。イチハラが言っていた言葉「…成功したかったら、失敗するなってこと。…」を思い出し、かつてないほどの興奮を感じた美緒はあることを思いつき、昔の恋人で編集者である土谷謙也に連絡を取るがー。失敗の種類は人それぞれ、結婚、家族、会社ー様々な人間の失敗談から導き出される真理。美緒は一体何を思いついたのか、そして事件の真相は?


どこか自虐的な1冊でした。



表紙はこの本↑に似てるしw

何というか・・・うーーーーーーーーん。頭を抱える。
スーパーの休憩時間で真梨幸子さん(←作者!)の話になる。
「私たちが住んでる場所は『孤虫症』の舞台になったのよ」
「『孤虫症!?』あぁ、あのエログロの小説ね」

・・・孤虫症が読みたくなりました( ̄▽ ̄;)

そんなスタートから登場人物が暴走し、そして主人公かと思っていた人がどんどんフェイドアウトしてしまい、残った人もあれあれ??って感じで、また最初のシーンに戻る。

そういえば真梨さんは結構ネットをチェックする人で読書メーターに書いた感想をツイッターに載るようにしてたら真梨さんにリツイートされ、まぁそれだけの理由じゃないんだけど、脅えた私は読書メーターの感想をツイッターにのせることをやめました(笑)

「失敗した理由」って結局なんだったんだろう。
それぞれの失敗したであろうパターンが面白かったけれどでもなんというか・・・この本はそういう話ではなかったような気がしてなりません(^-^;)
13:26  |  真梨幸子  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑
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