igaigaの徒然読書ブログ

読んだ本の感想を気ままに書く読書ブログ。時々映画鑑賞。

「祝言島」 真梨幸子



祝言島 真梨幸子

2006年12月1日、東京で3人の人物が殺され、未解決となっている「12月1日連続殺人事件」。大学生のメイは、この事件を追うテレビ番組の制作会社でアルバイトをすることになる。無関係にみえる3人の被害者の共通点が“祝言島”だった。東京オリンピック前夜の1964年、小笠原諸島にある「祝言島」の火山が噴火し、生き残った島民は青山のアパートに避難した。しかし後年、祝言島は“なかったこと”にされ、ネット上でも都市伝説に。一方で、祝言島を撮ったドキュメンタリー映画が存在し、ノーカット版には恐ろしい映像が含まれていた。

中盤までは面白かったけれど、うまくラストにつなげられなかった??
そんな印象でした。

っていうか、難しいんだろう。きっと(笑)

時代があっちこっち行ったり、途中で「ドキュメント映画」の話になるし。
映画とはいえほぼドキュメントだからねー。
ややこしくなります。

メイの母親が突如失踪して、消息を訪ねるべく大倉のもとに行くも、
そこで書いたサインが結果的にラストに結び付く・・・

んだけどなぁー。

その展開にイマイチ納得いってない私です。
というより、中盤までの流れでラストこうなるわけ??
もったいないーーー。
なんか勿体ないーー。

でも途中までかぶりつくくらい面白かったです(^^)

「カウントダウン」 真梨幸子



カウントダウン 真梨幸子

余命、半年ー。海老名亜希子は「お掃除コンシェルジュ」として活躍する人気エッセイスト、五十歳独身。歩道橋から落ちて救急車で運ばれ、その時の検査がきつかけで癌が見つかった。潔く“死”を受け入れた亜希子は、“有終の美”を飾るべく、梅屋百貨店の外商・薬王寺涼子とともに“終活”に勤しむ。夫を略奪した妹との決着や、“汚部屋”の処分など、過去から突きつけられる数々の課題に直面する。亜希子は“無事に臨終”を迎えることができるのか!?

面白かった。
かなり好き。

もし自分が癌になったら・・・ってことを考えてしまうような話でした。

この本に登場する亜希子は治療を選ばず、終活にいそしむんだけど
とにかく片付かない。
片付かない上に思い出の品々が登場してあれこれと脱線し・・・

私が余命半年なんて言われたらことごとく全て捨てますけどねー。
後で見られたり読まれたりとか恥ずかしいし。

こうして読んでみると亜希子もなかなかの曲者ではある。
正直だけど曲者で自分が曲者であることに自覚がない。
だから周りが被害をこうむるんだけど、自分が原因だってことに気づかず、
他の人の悪意を受ける(それにも自覚がない)

前回「ドS刑事」の感想をUPしましたが、そこでのマヤのセリフが・・・( ̄▽ ̄;)
まぁ「有終の美」を飾るってことで。

「アルテーミスの采配」 真梨幸子



アルテーミスの采配 真梨幸子

AV女優連続不審死事件。容疑者の男は行方不明。男が遺した原稿『アルテーミスの采配』が、隠された嘘、或は真実を語り始める。私の人生、狂ったのは誰のせい?毎日は無数の罠で満ちている。最後一ページまで、見事なる真梨幸子の采配。

AV女優が次々と不審死しちゃうって話なんだけど、
AV女優のリアルな待遇を目にしてちょっと気の毒になったというか。
すごく「旬の時期」が短いみたいで、
最初はちやほやされるけれど、その期間はわずか数か月から1年。
それを過ぎるとハードものじゃないと会社も納得しれくれないらしい。

えーーー。なんか可哀そうだ。
「お金が欲しくて」という理由でAVに行く人がほとんどだと思ってたけれど、
騙されてAVに行くしかない人もいるのかもしれないなー

この本を読んでそう思いました。

真梨さんの本は登場人物が多いうえ、妙にみなさんつながりがあって
読んでいくうちに混乱します(笑)
毎回そうで「この本は違うだろう」と思って読むんだけどやっぱり混乱する。
メモしながら読むタイプではないので毎回混乱したまま終わります(笑)

「私が失敗した理由は」 真梨幸子



私が失敗した理由は 真梨幸子

落合美緒は、順風満帆な人生から一転、鬱々とした生活を送っていた。ある日、パート先の同僚のイチハラが、大量殺人事件を起こしたと聞く。彼女とコンビニで会った夜に事件を起こしたらしい。イチハラが言っていた言葉「…成功したかったら、失敗するなってこと。…」を思い出し、かつてないほどの興奮を感じた美緒はあることを思いつき、昔の恋人で編集者である土谷謙也に連絡を取るがー。失敗の種類は人それぞれ、結婚、家族、会社ー様々な人間の失敗談から導き出される真理。美緒は一体何を思いついたのか、そして事件の真相は?


どこか自虐的な1冊でした。



表紙はこの本↑に似てるしw

何というか・・・うーーーーーーーーん。頭を抱える。
スーパーの休憩時間で真梨幸子さん(←作者!)の話になる。
「私たちが住んでる場所は『孤虫症』の舞台になったのよ」
「『孤虫症!?』あぁ、あのエログロの小説ね」

・・・孤虫症が読みたくなりました( ̄▽ ̄;)

そんなスタートから登場人物が暴走し、そして主人公かと思っていた人がどんどんフェイドアウトしてしまい、残った人もあれあれ??って感じで、また最初のシーンに戻る。

そういえば真梨さんは結構ネットをチェックする人で読書メーターに書いた感想をツイッターに載るようにしてたら真梨さんにリツイートされ、まぁそれだけの理由じゃないんだけど、脅えた私は読書メーターの感想をツイッターにのせることをやめました(笑)

「失敗した理由」って結局なんだったんだろう。
それぞれの失敗したであろうパターンが面白かったけれどでもなんというか・・・この本はそういう話ではなかったような気がしてなりません(^-^;)

「6月31日の同窓会」 真梨幸子



6月31日の同窓会 真梨幸子

神奈川の伝統ある女子校・蘭聖学園の89期OGが連続して不審な死を遂げる。同校出身の弁護士・松川凛子は、同窓生の証言から真相を突き止めようとするがー学園の闇と女たちの愛憎に、ラスト1行まで目が離せない!女子校育ちの著者が、かさぶたを剥がしながらダーク過ぎる“女の園”を描く、ノンストップ・イヤミス!

同じイヤミスながらも、湊さんの本とは違って真梨さんの本はどこか笑える。
なんだろう。
この違いは。
湊さんの本はほんとーーーーに腹が立つっていうか、あり得るテーマなのでイヤさが増すのですが、真梨さんの本はそういう意味では「小説」なので読んでて楽しいです。

女同志の、しかも女子高の同窓会なんて~!!
と、思うけど私自身も女子高あがりだけど、別にそんなに女子高時代に偏見はない。
楽しかったですよー。

しかし、それが真梨ワールドになるとこうなる(笑)
読んでて面白かった。一気読み。
妬みがものすごく、そして蘭聖学園のOGばかり。
どんだけ世の中狭いんだと思いながらも、この人間関係の濃さがまたよいのかも。

「お引っ越し」 真梨幸子



お引っ越し 真梨幸子

引っ越した先は闇の中。マンションの内見、引っ越し前夜の片付け、隣人トラブル…「引っ越し」に潜む“恐怖”を描いた、世にも奇妙な連作短編集。(BOOKデータベースより)

【目次】
扉/棚/机/箱/壁/紐


かなり好き(・∀・)

ホラーです。
ブラックホラー。
でもホラー度は軽め。

ニヤリとしちゃいけませんが、思わずにやりとしてしまうくらい好きだなー。
「こういう作品どこかで読んだような気が・・・」という気がしないでもないんだけど、
「あ!○○さんの××という作品に似てる」
と、いう具体的なものが浮かばないのでヨシとします。

このような連作短編って真梨さんお得意よねー。
最後に上手くまとめてくる。
というか、オチをつけてくる。
元々の短編そのものも面白いので個人的にはお勧めだー。

あ!でもちょっとグロいよ(・∀・)
グロ平気な方のみお勧めとなります。

暑がりの人はこの先の季節に読むとゾクっとするかも♪

「5人のジュンコ」 真梨幸子



5人のジュンコ 真梨幸子

連続結婚詐欺&不審死事件の容疑者ー稀代の毒婦、佐竹純子。こんなとき“彼女”なら、どうするだろう?「そんなの簡単だよ」親友だった女、被害者の家族、事件を追うジャーナリストのアシスタント…。彼女たちは同じ名前だったがゆえ、悪意の渦に巻き込まれていく。(BOOKデータベースより)

この間読んだ「後妻業」とは違って、こちらは木嶋なんちゃらさんが確実にモデル。
現実の事件をモチーフにされたと思うのです。
もう1つ事件ありましたよね。鳥取で・・・その後ネットで探しましたが実名が出てなかったー。
確か「上○←なんとか」さんだったような・・・?

現実の事件をモデルにしながらもしっかりと真梨色で染めるあたりは流石だなー。
もうすんごいイヤな感じ(笑)
この閉塞感がたまらない。
最近わたしクセになってきているかもしれない。

私と同年代の名前で結構「じゅんこ」という人は多いと思う。
でも、私の知る限り誰一人として「ウンコ」と呼ばれてた人はいないんですけど( ̄▽ ̄;)

そんな「じゅんこ」さんたちですが、
4番目の「順子」さんのあのラストにビビった。
なんというか・・・順子さんがやらかしたワケではないですが
いろいろと短絡的な・・・そして物語的には放置ですか!?∑( ̄□ ̄ノ)ノ

しかし、佐竹純子強烈ー。
ただ、私が小学生の頃はこういう人いました。
あながち「小説」と言い切れないリアル感もありました。

「人生相談」 真梨幸子



人生相談 真梨幸子

昔のあの出来事、セクハラにあたるのでしょうか?…西城秀樹が好きでたまりません!占いは当たるのでしょうか…すべては“あなたの悩み”から始まったー。何の関係性もなさそうな「人生相談」。その裏にあるものは?!ラスト1ページまで、目が離せない!!(BOOKデータベースより)

短編に見せかけておいて全部つながってました。
狭い地域の話。
でも、時系列が飛んでたり過去にいったり現在に行ったり、
この人があの人だったり、あの人はこの人だったりしている
のを読んでいるうちに・・・

誰が誰だかわからなくなりました(´・ω・`)

残念。
混乱するっていうか。

面白いんだけどね。
人生相談
「生協の白石さん」を思い出しました。
しかし、↑のほほえましいのとは全く違って
何しろ真梨作品なので・・・・そこはシュール(笑)

読書メーターにも書かれてるけど、西野奈々子は誰なのか。
そして、相関図ないとわからーんと思って、
ネットで探したら物凄いレベルの相関図が出てきた!
こんなに大きいのが必要なのか。
それじゃただ読んだだけだと分からない(笑)
でも、相関図書きながら読むとまた面白いかもしれません。





わたしはやりませんが(´・ω・`)

「鸚鵡楼の惨劇」 真梨幸子



鸚鵡楼の惨劇 真梨幸子

1991年、バブル期の西新宿。人気エッセイストの蜂塚沙保里は、名声と、超高級マンションでのセレブライフを手に入れた。でもー1962年から2013年ー半世紀にわたり、忌まわしき未解決事件の記憶が、新たな悲劇を引き起こすー!!(BOOKデータベースより)

ミスリードされちゃった(・ω・)

作中にツインピークスが登場するあたり、
当時ファンだった私は懐かしく読みました。
「そうそう。チェリーパイと珈琲なのだ!」
懐かしいなー。
なんて思いながらも、主要人物だろうと思っていた人がなぜか
中盤であっさり殺される(笑)
そうか。
この本は人が主人公ではないのだな。
「鸚鵡楼」があった場所で起きる出来事なのか。

それにしても、エッセイストの沙保里さんとやら・・・
すごく敵を作るエッセイというか、稼ぎ方というか・・・
怖いです(TωT。)
絶対関わりたくない。

イヤミスといえばイヤミスだったけど、
最近・・・

慣れてきました(´・ω・`)

昭和36年に起きた鸚鵡楼の惨劇がどういうものだったのか
ラストにならないとわからないです。はい。

で、ラストのあの行動に関してはなんとなくわかる。
彼女が子供の時の行動と、大人になってからのラストの行動。
どうして男はそこを気遣えないのか(--;)

ツインピークスじゃないけど、妙にアメリカホラーな終わり方でした。

「更年期少女」 真梨幸子



更年期少女 真梨幸子

池袋のフレンチレストランに集まったのは、往年の人気少女漫画「青い瞳のジャンヌ」をこよなく愛する「青い六人会」。無様に飾り立てた中年女性たちが、互いを怪しい名前で呼び合い少女漫画話と噂話をするだけの定例会だったはずが…。いつのまにやらメンバーの度重なる失踪、事故死、腐乱死体発見!ヒロインになりたい女たちの、暴走ミステリ。(BOOKデータベースより)

強烈だ(笑)

40代~50代のおばさまたちの暴走というのは怖い。
お互いをハンドルネームで呼び、実生活はどうであれ、サークルでは上流貴族さながら振る舞う。

しかしそこは池袋www

想像をしたら気絶しそうになりました(´⌒`。)

着飾って会で5000円もするランチを食べ、カラオケに行き(爆)、
いかにも楽しく過ごしているようだけど、
一旦、家に帰るとそこでは各々さまざますぎる人生が待っている。

ミレーユの話はインパクト強かった。
ミレーユ本人も悪いけど、母親もかなり甘やかしてしまってたんだねー。
なんだか・・・この人に関しては全てがイライラしどおしでした。
きっとここだけ妙にリアルだからかも。

ジゼルはちょっと気の毒でしたけどね。
それにしても女の人が夢中になってしまうと歯止めが利かなくなるのかしら?
男性だとこうはならないっていうのはなんでだろう?
面白く読みました。
表紙も面白い。
表と裏表紙。
あらら現実が。

ラストの参考文献もまた強烈でした。
福岡の看護師が4人で連続殺人を行った事件がありましたが、
そちらを参考にしてこの作品が出来たようです。