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2015.10.26 (Mon)

「at home」 本多孝好



at home 本多孝好

父は泥棒、母は結婚詐欺師。僕はパスポート偽造屋で働いており、弟はゲームの中で世界を救ってばかりいる。一家はそれなりに平和に暮らしていたが、ある日、母が結婚詐欺のターゲットに逆に誘拐されてしまう。犯人に呼び出された父と僕は、偽札が詰まった紙袋を持って母を助けに向かうがー。巧妙な伏線が張り巡らされ、驚きと涙なくしては読めない結末を迎える表題作を始め、現代の家族のかたちを描ききった傑作小説集。(BOOKデータベースより)

【目次】
at Home/日曜日のヤドカリ/リバイバル/共犯者たち


どの話も結構重かったです(。・ω・。)

BOOKデータベースを読むとコミカルでいかにも伊坂さんが書きそうな雰囲気ですが、違うんだな。
何というか・・・そこにはずっしり重いものがある。
血のつながりだけが家族ではないのでしょうが、
血のつながりがある家族ということで苦労してきた人こそ
「家族」というつながりを大事に持とうとする・・・のかなー。

そう思いました。

個人的に好きなのは「日曜日のヤドカリ」
子連れの女性と再婚した「お父さん」と「弥生さん」(←小学生の娘)
の会話がほほえましいです。
しかし内容は全く微笑ましくないのですが。
自分の母親を全く信用してない娘がユニーク。
やっぱり子供は見ているのですね。
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2015.10.15 (Thu)

「真夜中の五分前」 本多孝好



真夜中の五分前 本多孝好

小さな広告代理店に勤める僕は、学生時代に事故で失った恋人の習慣だった「五分遅れの目覚まし時計」を今も使っている。その五分ぶん、僕は社会や他人とズレて生きているようだ。そんな折り、一卵性双生児の片割れ「かすみ」と出会う。かすみは、双子であるが故の悩みと、失恋の痛手を抱えていた。かすみの相談に乗り、彼女を支えているうち、お互いの欠落した穴を埋め合うように、僕とかすみは次第に親密になっていくー。(BOOKデータベースより)

6年前に事故で死んだ恋人の事を引きずりに引きずりまくってる男。
そんな中で出会った「かすみ」
双子の姉妹である「ゆかり」の婚約者を愛し、同時に失恋してしまうという切なさ。
似たもの同志な感じで親密になっていくのですが。


ってところまでがside-Aで、
side-Bはなんか急展開




以下ネタバレ(未読の方注意








3年エッチしてないかすみと6年してない僕。
どうしてもそんな気になれない僕に対して「私を愛せ」と叫んで終わったside-A



side-Bになりいきなりかすみ死亡( ̄д ̄;)



ゆかりと結婚した尾崎は「自分の妻は本当にゆかりなのか?」と疑問に思い、
「僕」に一緒に確かめてくれ」と持ちかける。

そんなに似ている双子っているのかなー。
好きだったらわかるだろと思うんだけど。
まぁ尾崎は「変だ」と思ったんだろうね。


で、ゆかりは最後に言うワケです。
「私にはゆかりの記憶もかすみの記憶もある。自分が誰か分からない。
尾崎に抱かれた記憶もあなたに抱かれた記憶もある」

って言うってことはside-Aのあとで体の関係できたのかな。
私にはそうは思えないんだけど。
まぁここは意見の分かれるところだろう。
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2015.08.30 (Sun)

「君の隣に」 本多孝好



君の隣に 本多孝好

横浜・伊勢佐木町で風俗店『ピーチドロップス』を営む大学生・早瀬俊。彼は進藤翼という少女と二人で暮らしていた。深い翳を宿す青年・早瀬と、非の打ち所がない少女・翼。店の常連客、翼の担任教師、老いた元警官など周囲の人物たちから、少しずつ早瀬と翼の秘密が明かされていくー。埋めることのできない「喪失」。「生と死」を描いてきた著者が投げかける新たな傑作!この物語の行く末は?驚嘆のミステリー!!(BOOKデータベースより)

うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。

うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。

なんかしっくりとこなかった。
多分、早瀬俊と進藤翼の物語なんだろうけれど、
この二人があまりにも前面に出なさすぎてよーわからん。

それよりだったら1話に登場したアヤメのその後とかそれ以前がかなり気になり、
アヤメはその後どうしたんだ。
と、気にしながらずっと読んでた(笑)

雰囲気としては日暮旅人にも似てなくもない。
旅人と灯衣の関係が、この本の俊と翼の関係に似ているというか。
そっちっぽいかなー。

ただ、俊と翼にスポットを当てたいなら最初からこの2人メインで
物語作ればよかったじゃないー。
最後だけ?
なんっていうか・・・勿体ない。
「吉田」の話とかにページ裂くくらいならもう少し・・・
と、きっと書いている間、同じこと書きそうだ。

デリヘルの仕組みが分からないのですが、
一旦店を閉めて、あっという間に違う(しかし、殆ど同じ系列だろと分かる)店の名前で
再開店してもいいんですかね。

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2015.02.10 (Tue)

「魔術師の視線」 本多孝好



魔術師の視線 本多孝好

ビデオジャーナリスト楠瀬薫の前に突然現れた少女。それはかつて、“超能力少女”として世間を騒がせた諏訪礼だった。あの時、薫の取材で姿を消した礼が今なぜ?過去を贖うため礼を匿った薫を襲うストーカー、協力する知人の怪死、大物政治家の影。陰謀の黒幕は誰か。礼が抱える秘密とは。二人の逃避行は想定不能の結末へー心理の盲点を描き抜く驚愕のサスペンス長篇!(BOOKDデータベースより)

なんか薫が前畑滋子さんっぽいんですよね@模倣犯

なんというか、ハッキリしないというか流されている感じがするあたり。
そんな感じでジャーナリストとかやっていけるのー!?
と、読んでて心配になりましたが。

しかし、ラストの緊張感はハンパないよー。
おでんの味しないって。きっと。
なんか最後になってホラーになってきた。
怖い(^-^;)

しかし、ラスト近くの薫の母親への電話。
あれも怖い。
そういう「使い方」もあるのかと、薫の心の歪みを知った。
というか、本多さんはこのシーンを書きたかった?
薫の心のゆがみの最大限はこのシーンのため。

それであれば、この不思議な設定もわかるし、
このシーンがあるからそれまでの設定も生きるし、

そして何よりも怖い。

「ラスト」「ラスト」とさっきから書いてますが、ラストが来るまではそれほど
大した感じはしないんですけど、ラストが盛り上がるんです。

うえ~。意外と怖かった(笑)
スプラッタじゃないんだけど、心理的に後からじわじわときます。
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2013.12.26 (Thu)

「MEMORY」 本多孝好



MEMORY 本多孝好

葬儀店のひとり娘に産まれた森野、そして文房具店の息子である神田。同じ商店街で幼馴染みとしてふたりは育った。中学三年のとき、森野が教師に怪我を負わせて学校に来なくなった。事件の真相はどうだったのか。ふたりと関わった人たちの眼差しを通じて、次第に明らかになる。ふたりの間に流れた時間、共有した想い出、すれ違った思い…。大切な記憶と素敵な未来を優しく包みこんだ珠玉の連作集。(BOOKデータベースより)

【目次】
言えない言葉ーthe words in a capsule/君といたーstand by you/サークルーa circle/風の名残ーa ghost writer/時をつなぐーmemory


神田と森野と関わった人の目線での話。
どの話にも森野が先生を階段から突き落とした話がでてきてます。
「そういえばあの時」の時代もあれば
「ついこの間」の時代もあって。

若い神田・森野だったり
WILLの後の神田・森野であったり。
WILLの後の2人の描写はなかなか素敵でしたが、
でも、2人の話をもっと知りたかった。

「そういえば的」な描写ばかりだったのですこーーーし消化不良。
最初の話はありがちなパターンですが、
やっぱり自分をこういう風に呼ぶ人っているんだろうね。
わたしは一回もないんだけどなー。

しかし最初、神田はやっぱり男の子だったなー。
ガチャガチャ(?)にかかと落とし!?
森野は最初から少し大人びていたのか・・・?

今回のこの真綿で首を絞める雰囲気の本を読んでたら(←比喩がおかしい)
前の2作を読みかえしたくなりました。
08:43  |  本多孝好  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2012.07.06 (Fri)

「WILL」 本多孝好



WILL 本多孝好

11年前に両親を事故で亡くし、家業の葬儀店を継いだ森野。29歳になった現在も、寂れた商店街の片隅で店を続けている。葬儀の直後に届けられた死者からのメッセージ。自分を喪主に葬儀のやり直しを要求する女。老女のもとに通う、夫の生まれ変わりだという少年ー死者たちは何を語ろうとし、残された者は何を思うのか。ベストセラー『MOMENT』から7年、やわらかな感動に包まれる連作集。(BOOKデータベースより)

【目次】
プロローグ/空に描く/爪痕/想い人/空に描く(REPRISE)-エピローグ


割と好き(・∀・)

あの鈍そうだった神田くんがエラい男前になったようですが、
アメリカにいるのでちょっとしか登場しなかった(^^;)

「想い人」が好き。
なんだろう。実はひそかに本当に生まれ変わっているんじゃないか?
と、思わせる少年のセリフが好き。


「MOMENT」の姉妹本とのことだけど、MOMENTよりはるかに後味はいい(笑)
それは、MOMENTでは死を迎えようとしている人たちの最後の行動(を、神田くんが代わりに起こす)に対し、WILLは死んだ人の話だからだろうな~。
家族の死を迎えて、そしてその先を生きて行こうとする人たちのはなし。

和尚さんステキよね。
一瞬、本当にわかるのか?
死者が見えるのかと思いましたもん。
そこは流石にいろいろ経験している人だと思いました。

ラストも良かったです。
大人になった神田くんがいいし、お父さん代わりの竹井さんもなかなか心憎かった(^^)


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2012.06.09 (Sat)

「MOMENT」 本多孝好



MOMENT 本多孝好

死ぬ前にひとつ願いが叶うとしたら…。病院でバイトをする大学生の「僕」。ある末期患者の願いを叶えた事から、彼の元には患者たちの最後の願いが寄せられるようになる。恋心、家族への愛、死に対する恐怖、そして癒えることのない深い悲しみ。願いに込められた命の真実に彼の心は揺れ動く。ひとは人生の終わりに誰を想い、何を願うのか。そこにある小さいけれど確かな希望ー。静かに胸を打つ物語。(BOOKデータベースより)

うーーーん。
面白いと言えば面白い。
足りないと言えば足りない。

そんな感じ(。・ω・。)

4つ話があって、最初の2つのインパクトが強すぎる(^^;)
なんつー・・・

そうなの?
死の間際にやり残した願い事ってそれ??

そんな後味悪くなるようなこと??

しかし自分は死ぬワケだからやり遂げて

「へっへ~ん。ザマーミロ!」

ってことでこの世にさようならをするんだけど、実行役の神田くんの立場からするとキツいね(^^;)
でも、逆にこの2つの話がとても印象に残りました。
仕事人は結局はあの人だったんだけど、わたしは別の人だと思ってました。
だって・・・格好が・・・
描写に騙されましたけれど(^^;)

そして思っていたより読後感のよい本ではなかった(笑)
表紙のイメージに騙された(笑)

しかし、神田くんはいい人だね~。
いい人ってまぁ時に残酷ですが。

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2012.03.29 (Thu)

「チェーン・ポイズン」 本多孝好



チェーン・ポイズン 本多孝好

本当に死ぬ気なら、一年待ちませんか?人気絶頂のバイオリニスト、陰惨な事件の被害者家族、三十代のOL。三つの自殺に不思議な関連性を見出した週刊誌記者・原田は、“死のセールスマン”が運んだらしき、謎のメッセージの存在を知る。「命の取り引き」がもたらす意外な結末とは?心揺さぶるミステリアス長編。(BOOKデータベースより)

ポイズン・・・かっ!!


初めましての作家さんです。
これはね~。
なるほど。そう来たか~。

でも・・・

なんかそんな予感した(。・ω・。)

ただ騙された気もするんだけど、それでも・・・

そんな予感した(。・ω・。)

じゃなきゃ「物語」にならんよね。
でも、「そういう物語」だと思って読んだのでラスト近くにある「アレ」に多少脱力はしたけど、「やっぱりそういう物語か」と妙に納得した自分がいました(←どういう物語だ)

『1年後に楽に死ねる』

なーんて言われたら、何をしよう(・∀・)
この人はちょっとぶらぶらしただけですでに飽きてしまったようで(^^;)
そういう意味では高校卒業してから働いている自分にしてもきっとそうなんだろうな~と。
こんな感じの旨い(のか?)話には魅力を感じながらも、きっと途中でバカらしくなり、死ぬのをやめそうな予感がするわたしでした。

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08:23  |  本多孝好  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑
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