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2017.03.09 (Thu)

「私をくいとめて」 綿矢りさ



私をくいとめて 綿矢りさ

黒田みつ子、もうすぐ33歳。一人で生きていくことに、なんの抵抗もない。だって、私の脳内には、完璧な答えを教えてくれる「A」がいるんだから。私やっぱり、あの人のこと好きなのかな。でも、いつもと違う行動をして、何かが決定的に変わってしまうのがこわいんだー。感情が揺れ動かないように、「おひとりさま」を満喫する、みつ子の圧倒的な日常に、共感必至!同世代の気持ちを描き続けてきた、綿矢りさの真骨頂。初の新聞連載。

表紙がわたせせいぞうさんだよー。
なんか20代のころを思い出す(←いつだ)

アラサーおひとりさま。しかも少しこじらせ系ってことで読書メーターを見ると男性の評価はよくない(笑)
なんかわかる。
私は読んでると「あぁーこういう感じわかる」と思うのですが、
多少自意識も高いのもあって「おひとり様〇〇」も妙に肩肘はっている感じがしました。
おひとり様焼肉とか。
スマホの自撮りは恥ずかしいとかね。

私の友人でもおひとりさまがいますが、「この間ラーメン屋で一人で食べた!」と鼻息荒く話してました。
みつ子もまだこの段階なのかも。

で、彼氏ができ意思表示が思ったようにできなくて、それにより相手を傷つけ、自分も傷つき、「あぁなんでこうなるの。面倒。家に帰って寝たい」と思う感じがこれまたわかる。
普段思っている小さいことが書かれてて、「そう思っているのは自分だけじゃないんだ」と思える綿矢作品がものすごく好きなのです。
ただ冒頭にも書きましたが、男性にはウケないと思う(^^;)
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2017.01.17 (Tue)

「手のひらの京」 綿矢りさ



手のひらの京 綿矢りさ

おっとりした長女・綾香、恋愛に生きる次女・羽依、自ら人生を切り拓く三女・凛。生まれ育った土地、家族への尽きせぬ思い。かけがえのない日常に宿るしあわせ。京都に暮らす奥沢家三姉妹を描く、春夏秋冬があざやかに息づく綿矢版『細雪』。

素敵な本を読みました。
京都出身の綿矢さんが書いた京都の中での話。

細雪は読んでないので分からないんだけど、「〇〇版細雪」っていうのであれば、三浦しをんさんの本でも読んだよなぁー。
三姉妹それぞれの話なんだけど、「今、就職のために京都を出ないとあと一生京都から抜け出すことができない気がする」といった凛の気持ちが手に取るようにわかります。

私もそういうタイプで、無事脱出しました。
数年で戻りましたが、少しでも自分の田舎を出て東京に出たというのはプラスになったと思ってます。

長女の綾香の気持ちもよくわかりました。
30歳を過ぎてとっくに結婚をしているつもりだったのに、いまだ独身で彼氏もいない自分。
「どうしてだ?」「どうしてなんだ??」と思うが、そうそう出会いなんて転がっているわけでもないし。

自由に生きているように見える羽依が自分とかけ離れているせいか、とても羨ましく素敵な女性に見えました。
3姉妹の両親も素敵な人です。
そんなわけで読みながらしっとりした気持ちになりました。
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2015.12.16 (Wed)

「ウォーク・イン・クローゼット」 綿矢りさ



ウォーク・イン・クローセット 綿矢りさ

「いなか、の、すとーかー」注目の陶芸家としてすべて順調だったおれなのに、郷里の村の工房に女ストーカーが現れて…。「ウォーク・イン・クローゼット」ガーリーで清楚なモテファッションのOL早希。素敵な服に囲まれて暮らすタレントのだりあ。そんなふたりの友情のゆくえは?

【目次】
いなか、の、すとーかー/ウォーク・イン・クローゼット


久々に綿矢作品。
今回もいい意味でぶっちゃけてラストがめちゃめちゃだった。
なんだろう。壊れている人を描くのがうまいんだよねーーー。

「いなか、の、すとーかー」はイケメン陶芸師がおばちゃんストーカーに悩まされるという
話なんだけど、実は・・・ってことでなんか分かりやすいドタバタが繰り広げてました。

ウォーク・イン・クローゼット」は趣味が服の手洗いという早希。
好きな男からは振られ、彼氏づくりの為
合コンでいいところまでいくも、がっつく男子にうんざりする日々。
なんだかねーー(笑)
可愛らしいです。
このしょーもない人生の歩み方がなんか好き。

芸能人のだりあとは幼馴染で彼女との友情やら何やら。
いい友情だなーと思います。
振り返ると私は結婚してからあまり友達と付き合わなくなったので
こういう友情を羨ましく思う時もあります。

たまにですが(笑)

しかし憧れの洋服も自分が来てみると妙に似合わないって
あるんだろうなー。ちょっと辛い現実(^^;)
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2013.11.14 (Thu)

「大地のゲーム」 綿矢りさ



大地のゲーム 綿矢りさ

私たちは、世界の割れる音を聞いてしまったー。21世紀終盤。巨大地震に見舞われた首都で、第二の激震に身構えつつ大学構内に暮らす学生たちと、その期待を一身に集める“リーダー”。限界状況を生き抜こうとする若者の脆さ、逞しさを描く最新長篇!(BOOKデータベースより)

私が期待する綿矢作品ではなかったので残念。
大地のゲーム」というのは言い換えれば地震ということです。
地震というのは大地のゲームってことなのかな。
近未来な話かと思っていたら、21世紀終盤。
そっか。そんなに先か。
学生運動っぽいところもあって、近未来かと思ったら学生運動。
なんかチグハグなところがねらい目だったのだろうか・・・?(深読み?)

それはそうと、最近明らかに3.11を意識した作品に出会います。
今回の綿矢さんにしろ、誉田哲也さんの「幸せの条件」にしろ。
作家さんというのは、繊細だから心の中で消化できないのかなー。
だから作品にすることによって消化するのかなー。
なんて考えちゃいました。

逆に宮城在住の伊坂さんだったら書けないんじゃないかと思ったりしまして。
私は出来れば・・・本を読むときくらいはこういう題材じゃないほうが
いいなーと思うタイプでございます(。・ω・。)
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2013.07.17 (Wed)

「憤死」 綿矢りさ



憤死 綿矢りさ

命をかけてた恋が、終わっちゃったの。心の闇へ誘う4つの物語。新たな魅力あふれる著者初の連作短篇集。(BOOKデータベースより)

【目次】
おとな/トイレの懺悔室/憤死/人生ゲーム


個人的に好きなのは表題作の「憤死
わたしは綿矢さんにこういうものを求めています(*´ェ`*)

『小中学校時代の女友達が、自殺未遂をして入院していると噂に聞いたので、興味本位で見舞いに行くことにした』

うむ。正直だ(笑)
自らの小太りを巨乳とよぶブルドーザーばりの破壊力を持つこの友人を観察するがごとく視点が面白い。
女子が女子を見るときって結構こうかもしれない。
にやりとしながら読みました。
キレると怖いブルドーザー的佳穂って・・・(爆)
やりたくなかった飼育係をやらされることになった時の行動・・・
面白すぎる(*´∀`*)

他「トイレの懺悔室」「人生ゲーム」はちょっと怖いのね。
怖いというか・・・「トイレの懺悔室」は薄気味悪く、
「人生ゲーム」も薄気味悪い。
両方薄気味悪かった(笑)
「人生ゲーム」はそれでもラスト救われる感じがしないでもないけど、
「トイレの懺悔室」は怖いです。
なんか・・・不気味テイスト。
このピンクでハートがついた表紙の中に入っている物語には見えません。

それにしてもあっという間に読んじゃいました。
ちょっともったいなかった。
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2013.05.15 (Wed)

「しょうがの味は熱い」 綿矢りさ



しょうがの味は熱い 綿矢りさ

愛し合って一緒に住んでるのに、婚姻届を見ただけで顔がひきつるってどういうこと!?好きなのにどうしてもすれ違う二人の胸の内を、いやんなるほどリアルに描く連作2篇。ひりひり笑える同棲小説。(BOOKデータベースより)

【目次】
しょうがの味は熱い/自然に、とてもスムーズに


えーー!!
家の前まで来て挨拶なしーーー!?

ちょっとビックリした。
出版は最近ですが、書かれたのはちょっと前ってことで
私が大好きな綿矢りさらしさが書かれてなく残念でした。
綿矢りさの書くあのぶち切れというか、爆発というか・・・
そういうのが好きだったのですが・・・

結婚に夢見る奈世とそう思えない絃。
結婚に対して対極の考えの2人だからやっぱりなかなかうまくいかないワケで。
3年同棲してるって長いよね。
長すぎる同棲ってどうかとは思いますが。
同棲するんだったら最初から結婚した方がいいと思ってはいます。
じゃないとタイミングを逃しかねません。
あくまでも私の考えですが。


読メでたくさん書かれていたのは
「この2人は合わない。」「無理」
などなど(笑)
厳しいっ!!(爆)

しかし絃くんよ。
やっぱり奈世と結婚する気があるなら
奈世の両親には一言言ったほうがいいんじゃないのー??
そう思うのでございました。

しかし、奈世の無精というか抜けているというか、雑なところ・・・
まるっきり自分を見ているようでした(TдT)

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2012.08.24 (Fri)

「ひらいて」 綿矢りさ



ひらいて 綿矢りさ

怖れを知らない女子高生が、哀しい目の男子に恋をした。熱い思いは勢いあまり、彼の恋人に向けられて…。人間の根源的な愛を問う最新長篇。(BOOKデータベースより)

何故そうなる!?∑( ̄□ ̄ノ)ノ

愛(主人公)の思考回路に驚きを隠せない。
綿矢作品にありがちな暴走女子がここにもいましたが、
今回の暴走ぶりは驚いた。

面白かったですけどね。
好きになったクラスでちょっと地味目の彼には実は彼女がいて、
その彼女は綺麗で物静かな糖尿病の同級生。

私の方を見てほしいのに、私と付き合ってほしいのにその彼の心は全く動く気配がない。
それならば・・・

ってなるか?(笑)

まぁ綿矢さんっぽく好きでしたが、暴走主人公は暴走しつくして、ラストには少し難解な行動にでる。
もう、きっとかなり自分自身追いつめられていたのか。
ラストの展開が私には難しかったかも。

前作の「かわいそうだね?」くらいブチ切れると笑えるんだけど、
ちょっと可哀想なところもありましたね。

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2012.05.31 (Thu)

「かわいそうだね?」 綿矢りさ



かわいそうだね? 綿矢りさ

同情は美しい、それとも卑しい?美人の親友のこと、本当に好き?誰もが心に押しこめている本音がこぼれる瞬間をとらえた二篇を収録。デビューから10年、綿矢りさが繰り広げる愛しくて滑稽でブラックな“女子”の世界。(BOOKデータベースより)

【目次】
かわいそうだね?/亜美ちゃんは美人


いや~、綿矢りさ好きかも!(笑)

表題作の「かわいそうだね?」はラストのめちゃくちゃさに笑ってしまった。
なんなんだ。この終わり方。
綿矢りさ、すきーーーー!!(笑)

・・・と、至った。

でも、実際こういう隆大みたいなバカ男はいました。
私ではないけれど、友人がこういうバカ男の被害に遭いまして、
「事実は小説より奇なり」とは本当だと嘘みたいな話に驚いた次第です。
だから、隆大の行動を見ても「うそでしょ~!!」と思えず
「ここにもいるのかバカ男が」
と思ったのです。

「亜美ちゃんは美人」も、亜美ちゃんの美人過ぎる故の苦悩というか、嗜好というかそういうのがラストに行くにしたがって判明。
さかきちゃんもね~、大変だったよね。
さかきちゃんの気持ちは痛いほどわかるのよ(笑)
亜美ちゃんの気持ちは分からないにしろ。

美人と比較されて歪んでしまう自分。

あぁ~わかっているのになんでしょう。
このいびつな気持ち(笑)

って感じで、この本は笑っちゃうくらい綿矢りさが好きだ~と思った1冊になりました。

楽しかった(・∀・)


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2012.03.27 (Tue)

「勝手にふるえてろ」 綿矢りさ



勝手にふるえてろ 綿矢りさ

賞味期限切れの片思いと好きでもない現実の彼氏。どっちも欲しい、どっちも欲しくない。恋愛、しないとだめですか。(BOOKデータベースより)

先日、「僕らの時代」に綿矢さんが出てまして、「相変わらず美人だよな」というのと、「そういえば最近綿矢さんの本読んでないな」と思いこちらを借りてきました。

タイトルの「勝手にふるえてろ」というのはこのヨシカのことではないのね~。
そうなのね~。ふ~ん。

それはそうと、ヨシカは自爆タイプの女性のようで・・・
読んでて疲れました(^-^;)
自分で自分を追い込めるタイプというか、
明らかに間違った方向へ突き進むタイプ。

その間違った方向っていうのが、うそ○○なんだけど。
それはちょっと・・・

読んでてもドン引きしちゃいました(^^;)
いくらなんでもやりすぎではないかと。
そんな超ド級スペシャルな嘘をつかれても、
見捨てない人っているのね。
ちょっと感心したわ。

でも、最初の「ニ」の傲慢な営業職にありがち(かどうかは知りませんが)な、
自己アピール力からくるおしゃべり。
これも読んでて疲れました。
ちょっと最初からこれだと疲れるのは確か。
だからといって「イチ」のような人がいいかと思えばそれはそれで疲れる。
ヨシカが「イチと結婚したら・・・」と妄想するようなことが本当にありそうで疲れる。

結局どっちも疲れる(笑)

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