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2017.04.19 (Wed)

「がん消滅の罠」 岩木一麻



がん消滅の罠 岩木一麻

治るはずのないがんは、なぜ消滅したのかー余命半年の宣告を受けたがん患者が、生命保険の生前給付金を受け取ると、その直後、病巣がきれいに消え去ってしまうー。連続して起きるがん消失事件は奇跡か、陰謀か。医師・夏目とがん研究者・羽島が謎に挑む!医療本格ミステリー!2017年第15回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作。

このミスだった~(;・∀・)

毎回ミステリーの枠を超える作品を受賞させる頭かしげる賞でしたが、
今回はちゃんとミステリーでした。

しかし・・・どうしても海堂さんの二番煎じというイメージが・・・
特にラスト、「螺鈿迷宮か!」と心で一人ツッコミしてました。

初期のがんなのに、転移して、そして転移したがんが消える。
その謎に夏目とか羽島が挑むんだけど、
やっぱり医療は難しいんだよねー。
先生にへそ曲げられたら患者は死ぬしかないし。
そこが分かっているので先生はいつもえらい(^^;)

しかし・・・手術で初期のがんを切除して、その切除したがんを育ててまた体内に戻して
増やす・・・
そういうことが可能なのかなー。
実際に作者さんはそのようなお仕事に就いているようです。
夏目の立場そのまんまなのかなー。
もしかしたらマウスか何か使ってやっているかもしれないんだけど、
そこのところがどう考えてもしっくりこなかった。

しっくりこなかったというと、ラストの羽島の過去っていうか、
なんじゃありゃ?

まぁ黒幕がそっち方向に手を染めるキッカケだったらしいけど、
物語の終盤になって言われても「なんじゃそりゃ?」としか言えない。
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2017.03.15 (Wed)

「許されようとは思いません」 芦沢央



許されようとは思いません 芦沢央

かつて祖母が暮らしていた村を訪ねた「私」。祖母は、同居していた曾祖父を惨殺して村から追放されたのだ。彼女は何故、余命わずかだったはずの曾祖父を殺さねばならなかったのか…究極の選択を迫られた女たちの悲劇を、端正な筆致と鮮やかなレトリックで描き出す、ミステリ短篇集の新たなるマスターピース!磨き抜かれたプロットが、日常に潜む狂気をあぶりだす全5篇。

【目次】
許されようとは思いません/目撃者はいなかった/ありがとう、ばあば/姉のように/絵の中の男


最後にどんでん返しが来るという・・・
最近ではそう珍しくもないパターンです。

なので、どんでん返し以外のところでどのくらい面白く読ませるかなのよねー。
読書メーターを読むと表題作→「許されようとは思いません」が評価いいです。
祖母の気持ちを思うとなんというか、切ないところですが。

祖母つながりでばあばと杏ちゃんの話が結構好きでした。
分かりやすいので。
結局は年賀状の写真がデブなのよね。
しかし、写真はできている。母親はデブのころの杏ちゃんでも娘なのでかわいい。
そりゃー母だしねー。
でも、杏ちゃんはもう子役なのです。芸能人なのです。
このデブの年賀状を使われないために・・・そういう考えでの物語なのかと思うと面白かった。

「目撃者はいなかった」はタイミング悪いよね。
自分で始末しようとは思うけれど・・・
結局はそうなってしまう。
なんというか・・・自業自得とはいえ気の毒であります(^^;)
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2017.03.13 (Mon)

「十二人の死にたい子供たち」 冲方丁



十二人の死にたい子供たち 冲方丁

廃業した病院にやってくる、十二人の子どもたち。建物に入り、金庫を開けると、中には1から12までの数字が並べられている。この場へ集う十二人は、一人ずつこの数字を手にする決まりだった。初対面同士の子どもたちの目的は、みんなで安楽死をすること。病院の一室で、すぐにそれは実行されるはずだった。しかし、十二人が集まった部屋のベッドにはすでに一人の少年が横たわっていた。彼は一体何者なのか、誰かが彼を殺したのではないか。このまま計画を実行してもいいのか。この集いの原則「全員一致」にのっとり、十二人の子どもたちは多数決を取ろうとする。俊英・冲方丁がデビュー20年目にしてはじめて書く、現代長編ミステリー!性格も価値観も環境も違う十二人がぶつけ合う、それぞれの死にたい理由。彼らが出す結論はー。

好きだー。
面白かった。

自殺願望のある子供たちが集団自殺すべく集まったんだけどそこにある予定外の死体。
「この死体はなんだ?」ってことでこれから死ぬ予定の12人はモメる。
この死体の謎を解くまでには死ぬに死ねないという人と
そんなのはどうでもいいからさっさと死のうという人と。

私だったら死ぬために行っているから「さっさと死のうよー」と思うけど
まぁ展開は読める話ではありながら、それでもとても面白く読みました。

「ヘルペス」いいよねー。
マイというかなり今どきのおバカちゃんなんだけど、
バカはバカなりに鋭いところを突くというか・・・
マイが一番印象的でした。

ヘルペスをバカにするんじゃないってことです。

12人がそれぞれ個性的で最初は混乱してましたが、
途中からはしっかりと区別もつきましたので楽しく読みました。

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2017.03.03 (Fri)

「赤い博物館」 大山誠一郎



赤い博物館 大山誠一郎

企みを、看破せよー!キャリアながら“警視庁付属犯罪資料館”の館長に甘んじる謎多き美女と、一刻も早く汚名を返上し捜査一課に戻りたい巡査部長。図らずも「迷宮入り、絶対阻止」に向けて共闘することになった二人が挑む、難事件。予測不能の神業トリックが冴え渡る、著者初の本格警察小説!!

【目次】(「BOOK」データベースより)
パンの身代金/復讐日記/死が共犯者を別つまで/炎/死に至る問い


単独で読んだのは初めまして。
アンソロジーではあったみたい。

何十冊か読んでるとこういう女性キャラ登場するよなー。
瀬在丸紅子系というか、櫻子さん系というか・・・

もう終わった事件、もしくは迷宮入りしてしまった事件の調書や証拠品で事件を解決する。
どんだけ優秀なんだー。
続きありそうだけどどうなんだろう??
気になりますね。

館長がいかにも意味ありげなことをいうもので・・・
「続く?」
なんて思った。
掃除のおばちゃんとかとてもいい味だして楽しいです。

事件はさすがに迷宮入りするだけのことはある(笑)
どれもこれもかなり細かい!!
「復讐日記」なんかはかなりこだわりがあって好きかも。
「こうくるのか!」
日記というスタイルだからこそできるトリックです。はい。
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2017.01.21 (Sat)

「羅生門・鼻・芋粥・偸盗」 芥川龍之介



羅生門・鼻・芋粥・偸盗 芥川龍之介

王朝末期の荒廃した都を舞台に展開する凄惨な人間絵巻「羅生門」、師漱石も賞賛した、長い鼻を持つ禅智内供の内心の葛藤「鼻」、芋粥に異常な執着を持つ男「芋粥」、女をめぐる盗賊の兄弟の確執「偸盗」。いずれも『今昔物語』『宇治拾遺物語』などに素材を得たもので、芥川王朝物の第一冊として編集。

【目次】
羅生門/鼻/芋粥/偸盗


羅生門と鼻は再読。
(っていうか、鼻は教科書だったような・・・)

先日「芥川症」を読んだときに、芋粥の元の話がわからなかったので、
読んでみたいと思っていたのですが、「芥川症」の「バナナ粥」の話とはまたちょっと違ってた(笑)

芥川さんは短い話のほうが分かりやすくて好きです。
ユーモアと毒がお気に入りです。
でも、完全オリジナルってわけでもなくて、BOOKデータベースの通り、「今昔物語」等からヒントを得ていたらしい。
へぇーーーーー。
だから時代も平安時代頃の話が多いのか。

確かこのシリーズほかにもあったような気がしたのでまた読んでみよう。
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2016.11.07 (Mon)

「ツバキ文具店」 小川糸



ツバキ文具店

ラブレター、絶縁状、天国からの手紙…。鎌倉で代書屋を営む鳩子の元には、今日も風変わりな依頼が舞い込む。伝えられなかった大切な人への想い。あなたに代わって、お届けします。

【目次】
夏/秋/冬/春


とても人気のある本です。
たぶん、それはタイトルが 「ツバキ文具店」だからだと思う。
文具店という言葉の響きにはうっとりする女子が多いと思う。
私がそうだから。

本を読むと確かに「文具」は出てくるけれど、それ以上に「代筆」というイメージが多い。
読んだ感想からすると「代筆屋鳩子の日常」っていうタイトルの方がしっくりくる。

ところどころに登場する紙や筆記用具は確かにうっとりするんだけど、
それ以上に鳩子がその人に憑依して(としか言いようがない)書く文章に圧倒されました。

最後は自分に素直になっての手紙。
手紙もいいものです。

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2016.10.08 (Sat)

「暗黒女子」 秋吉理香子



暗黒女子 秋吉理香子

名門女子高で、最も美しくカリスマ性のある女生徒・いつみが死んだ。一週間後に集められたのは、いつみと親しかったはずの文学サークルのメンバー。ところが、彼女たちによる事件の証言は、思いがけない方向へー。果たしていつみの死の真相とは?全ての予想を裏切る黒い結末まで、一気読み必至の衝撃作!

芥川の「藪の中」みたい。
同じサークルのメンバーが死んで、その死の真相を小説形式にして発表する。
闇鍋食べながら(笑)

そこにホラーを感じるけど。

その闇鍋がまたポイントで。
こえぇーーーー。

で、サークル内でも「きっとあの人が怪しい」「あの人が殺したんだ」と内部告発のオンパレードなんだけど、読んでいるうちに死んでしまった当人の手記(代読は別の人)があるわけで。

でも、真相としてはお約束ながらあの人が怪しいよなと思って読むわけです。
それは確かに予想が当たっている部分もありましたが、
その先の一歩進んだところが完璧に想像外、予想外で
「ひえーーーー!!!」
と震えました。ヴィーナスの腕ねぇ~~~。

結構こういう作品が多く、下手すれば湊かなえさんの二番煎じになりそうな
ところをラストにこうきたのかと。
ちょっと驚いた。
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2016.08.25 (Thu)

「自殺予定日」 秋吉理香子

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自殺予定日 秋吉理香子

「美しく強かな継母が父を殺した」父の死後、生命保険金と遺産、そして順風満帆のビジネスを引き継ぎ、生き生きと活躍を始めた継母の姿に、女子高生の瑠璃はそう確信する。けれど誰にも信じてもらえない。天涯孤独となった瑠璃は、死をもって継母の罪を告発するため、自殺の名所と言われる山奥で首を吊ろうとしーそこで幽霊の裕章と出会った。彼は継母の罪の証拠を見つけようと提案する。期限以内に見つからなければその時死ねばいいと。今日から六日後ーそれが瑠璃の自殺予定日となった。すべての予想を裏切る、一気読み必至の傑作ミステリ!

はじめましての作家さんですが、最近人気ある作品を書かれてるみたいですねーーー。

こうしてどんどんと新しい作家さんが発掘されてきて嬉しい限りです(〃ω〃)

さて。
父親を継母に殺されたと告発して死のうとした瑠璃@16歳が死ぬのを失敗し、
1週間の間に証拠を見つけることを決意するのです。
1週間経ってもダメだったらその時はもう1回自殺をしよう。
「よし。1週間後は自殺予定日
となるワケです(俵万智さんみたい ^^;)

面白かったです。
毒殺&ミステリーもありましたが、六曜(大安とか仏滅とか)の事も書かれてるし。
今の日本人でそこまで六曜に関して詳しい人とか、
六曜にそって行動する人なんていないとは思うけど。
だって先負って午前中寝てないといけないw

そんな内容ながら読了感は良く、「こういう風に締めたか」とちょっと意外な感じもしました。
読メを読んでると「"聖母"に比べるとねー」という意見が多く、
是非「聖母」も読んでみたいです。
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2016.07.30 (Sat)

「殺人鬼の献立表Team・HK」 あさのあつこ

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殺人鬼の献立表 あさのあつこ

スランプに陥るとTeam・HKに仕事を依頼してくるベストセラー作家・那須河闘一はとてつもない美男で変人だ。美菜子の周囲には執筆のヒントになる事件が絡んでいると断定。強引に臨時の窓ふきスタッフとして、那須河は夫が行方不明の西国寺家の依頼に割り込んできたが…。

【目次】
殺人鬼の献立表/女たちの献立表


タイトルと中身が違いすぎる件(´・ω・`)

まぁねー作者さんがあさのあつこさんだから「あれれ??」と思ってはいたのですが、
全然違ってた。
掃除の話だった。

かなりガッカリした(笑)

で、伊世子はどうなったんだ。
結局、チョーなんとかでなんとかで高額納税者の作家が言う通りなのか否か。
わからん。
ごちゃごちゃしすぎて分からん。

どうやらシリーズ2作目を先に読んでしまったようですが、
それ以上になんだか意味不明な本でした。

ただ、掃除をすれば気持ちがすっきりするし、汚れが取れるのは面白い。
そういう意味では気持ちよい本です。

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2016.05.10 (Tue)

「神の値段」 一色さゆり



神の値段 一色さゆり

メディアはおろか関係者の前にも一切姿を見せない現代美術家・川田無名。彼は、唯一つながりのあるギャラリー経営者の永井唯子経由で、作品を発表し続けている。ある日唯子は、無名が1959年に描いたという作品を手の内から出してくる。来歴などは完全に伏せられ、類似作が約六億円で落札されたほどの価値をもつ幻の作品だ。しかし唯子は突然、何者かに殺されてしまう。アシスタントの佐和子は、唯子を殺した犯人、無名の居場所、そして今になって作品が運びだされた理由を探るべく、動き出す。幻の作品に記された番号から無名の意図に気づき、やがて無名が徹底して姿を現さない理由を知るー。2016年第14回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作。美術ミステリーの新機軸!

例のごとく「このミス」なのですが、このミスにしては面白かったです。
「枠を飛び越える」こともなく。ミステリー。
ただ、警察をあまり働かせたくないのか警察の登場は地味だった。
「あれ?そういえば警察登場してた??」ってくらいで。

犯人に関して意外性はなかったものの、佐和子が危ない目に遭うのではないかとヒヤヒヤしながら読みました。
私は美術に関しては全くの素人で何もわかりませんし、絵に何億も払う人たちの気持ちやプライドなども分かりません。

ただ一気読みしました。
わりとのめり込みました(^^)
08:32  |  その他あ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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