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2021.03.20 (Sat)

「犯罪者」 太田愛



犯罪者 太田愛

白昼の駅前広場で4人が刺殺される通り魔事件が発生。犯人は逮捕されたが、ただひとり助かった青年・修司は搬送先の病院で奇妙な男から「逃げろ。あと10日生き延びれば助かる」と警告される。その直後、謎の暗殺者に襲撃される修司。なぜ自分は10日以内に殺されなければならないのか。はみだし刑事・相馬によって命を救われた修司は、相馬の友人で博覧強記の男・鑓水と3人で、暗殺者に追われながら事件の真相を追う。

下巻は一気読みだったねー。
はじめましての作家さんと、思いきや、本職は脚本家さんらしい。

コンゲームっていうんだっけ?
そういう要素もありつつ、だまし騙され、
これはリアルか作戦か。

気になりながら読みました。

滝川もただの武闘派じゃなくて、頭もいいんだよね。
だから鑓水たちの作戦がバレたりして危険だったり。
しかしまた、修司も頭いいんだろうねー。
ちゃんと「逃げ道」を用意して、逃げられる頭脳がある。

メインキャストの中で一番好きなのは相馬です。
なんでかというと、こういう人好きー。
不器用ながらもカッコよさを感じました。
(しかし、わたしは相馬のタイプではないらしい)
修司はやっぱり子供だし、鑓水に関しては本能的にちょっと無理(笑)

続編があるらしく、設定的にどういうこと???と思いながらも
次の作品を読むのが楽しみです。
16:20  |  その他あ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  EDIT  |  Top↑

2021.01.21 (Thu)

「紙鑑定士の事件ファイル模型の家の殺人」 歌田年



紙鑑定士の事件ファイル模型の家の殺人 歌田年

どんな紙でも見分けられる男・渡部が営む紙鑑定事務所。ある日そこに「紙鑑定」を「神探偵」と勘違いした女性が、彼氏の浮気調査をしてほしいと訪ねてくる。手がかりはプラモデルの写真一枚だけ。ダメ元で調査を始めた渡部は、伝説のプラモデル造形家・土生井と出会い、意外な真相にたどり着く。さらに翌々日、行方不明の妹を捜す女性が、妹の部屋にあったジオラマを持って渡部を訪ねてくる。土生井とともに調査を始めた渡部は、それが恐ろしい大量殺人計画を示唆していることを知りー。第18回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作。

主人公が「紙鑑定士」である必要はあるのだろうか??
と、思いながら読みました。

途中で「紙」に関しての主人公の蘊蓄みたいなのが登場
するんだけれど「それは本編に必要だろうか?」なんて思ったり。

それが「ない」ほうが読む分にはスッキリしたような。

読書メーターにもありましたが、結構ご都合主義で(^^;)
偶然の賜物というかなんというか。
グーグルのストリートビューに写っていた犯人の車とか(爆)
逆にどんな確率なんだ!?

土生井と晴子はもしかしたら?と、思ったら、思っていたとおりの
展開になりまして。なんでか?わたしは絶対ナイなぁと
思うものの、人と言うのは分からない。

でもって、「この本ってシリーズの何作目か?」と聞きたくなるような
主人公渡部と真理子の関係。
真理子の乗っている車は007みたいでカッコよかったけれど、
法律的にはアウトみたいです(^-^;)

まぁ・・普通はこういう解決の仕方ないだろうなと思いましたが、
「このミス」なのでなんでもありかな?
08:06  |  その他あ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2021.01.14 (Thu)

「折原臨也と、喝采を」 成田良悟



折原臨也と、喝采を 成田良悟

「俺は、人間を観察する為に最低限の技術と知識さえあればいいさ」折原臨也という男は、名探偵というわけじゃない。寧ろ、その全く逆の存在だ。あいつは自分の目の前で起こった事を、躊躇い無く受け入れる。目と鼻の先で実の家族が撃ち殺されようが、臨也はその殺人犯に対して笑顔で語りかける。-『今、どんな気分だい?』ってな。だから、折原臨也は倫理的に褒められるような行動はしないし、論理的な推理もしない。目の前で起こった事を淡々と受け入れて、さも『全部自分の予想通りだ』って面をする。折原臨也は名探偵じゃない。どこまでも強気なピエロで、関わった奴をみんな沼に引きずり込む疫病神だー。

何かのスピンオフの第二弾。
第一弾は読んだので、多少は人物相関図もわかりました。

今回は「折原臨也の日常」????ってことで、皆さんで野球観戦です。
しかし、そこの球場には死体があって、それを「皆さん」の一人である
ネクのハッキングによってわかり、そこからすったもんだ~。
恩田陸さんの「ドミノ」を思い出させる内容でした。

個人的には臼原の義理の母であるユウキのキャラクターがとても可愛くて。
人を見る目があるので、多少アレなのですが(^^;)
そんな中、臼原を「アユミちゃん!」と呼びなんだかんだでヒトを惹きつける
魅力のある人だなと思いました。
かわいいです。

坐さんは相変わらずカッコよかったですが、ユウキママも別の意味で
カッコいい女性でした。
06:08  |  その他あ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.12.21 (Mon)

「銀色の国」 逸木裕



銀色の国 逸木裕

足の甲を切る自傷行為と「もうだめ。死にたい」というツイートを繰り返す浪人生のくるみ。ある日、突然フォロワーのひとりからDMが届き、ネット上の自助グループ“銀色の国”に導かれる。一方、自殺対策NPO法人の代表として日々奔走する晃佑のもとには、友人が自殺したという悲報が届いた。元相談者でもあったその友人が今になって死を選んだ原因を調べるうちに、晃佑はある恐ろしい計画の一端に辿り着く…!!横溝正史ミステリ大賞受賞作家が放つ、現代の闇「自殺」に迫る鮮烈なミステリ!!

わたし自身がゲームというのをほとんどしない(というか出来ない)ので、
VRゲームというのが理解できなくて(^^;)
時代においていかれてます。
ついでに言うとRPGも分かってないです(^-^;)

そういうレベルのわたしが読んだわけなので多少怪しいところも
ありましたが、ゲームをすることによって、だんだんと自殺するように
導かれていくというのは分かりました。
こわいね。これ。

ゲームの世界だけじゃなくて、リアルな世界でもいろいろと
問題はありました。宙を失職に追い込んだのは実は・・・
みたいなのもあって。
なんだかなぁーと。
やってしまったことはもう取り返しがつかないんだよ。と、
思いながらも気の毒だなぁーと思いました。

首謀者は「猿」として、その猿は結局・・・なんだったんだろう?
猿・・・うーーん。猿だけ妙に納得のいかない立ち位置っていうか。
わかりませんでした。
08:34  |  その他あ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.10.15 (Thu)

「類」 朝井まかて



 朝井まかて

明治44年、文豪・森鴎外の末子として誕生した。優しい父と美しい母志げ、姉の茉莉、杏奴と千駄木の大きな屋敷で何不自由なく暮らしていた。大正11年に父が亡くなり、生活は一変。大きな喪失を抱えながら、自らの道を模索するは、杏奴とともに画業を志しパリへ遊学。帰国後に母を看取り、やがて、画家・安宅安五郎の娘と結婚。明るい未来が開けるはずが、戦争によって財産が失われ困窮していくーー。
昭和26年、心機一転を図り東京・千駄木で書店を開業。忙しない日々のなか、身を削り挑んだ文筆の道で才能を認められていくが……。
明治、大正、昭和、平成。時代の荒波に大きく揺さぶられながら、自らの生と格闘し続けた生涯が鮮やかによみがえる圧巻の長編小説。


森鴎外の息子である森がモデルの本ですが。
正直、なぜこのパッとしない男にスポットを当てて書くことにしたのか。
謎です。
長姉の森茉莉の方がモデルになりそうな、華やかで独特でクセもあってユニークでetc・・
は末っ子というのもあるのか、甘ったれで凡人で・・・
よくこのレベルで名前が残ったなぁと思うくらいです。
森鴎外の子供たちはみんな有名な人のようです。
その中でも一番が無名。

そこから物語をここまで1冊の本にしたとは・・・
まぁ家族を書くとここまでになるのかもしれないけれど。

戦争がなければ森鴎外の遺産で死ぬまで働かないで
暮らしていったと思う。
戦争があって、貨幣価値が無くなって、働くしかなかったけれど、
働いたことがない類はどこに行っても役に立たなくて。

嫌だなぁ。こんな人と暮らしたくないなぁーと。
そんなことばかり読んでて思いました(笑)

それでもなんだかんだと平成まで生きて、大往生だったのね。

14:12  |  その他あ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.10.08 (Thu)

「事件持ち」 伊兼源太郎



事件持ち 伊兼源太郎

入社2年目の報日新聞記者・永尾哲平は、千葉県下で起きた猟奇的な連続絞殺事件の取材を始める。捜査情報をつかめずに苛立つ記者クラブは県警批判を開始。犯人逮捕の手がかりを得られない県警は、ある取引を報日新聞に持ち掛ける。記者の永尾と県警一課の刑事・津崎庸介。2人は交錯する2つの使命に揺れ動く。


とても面白い本を読みました。
1つの殺人事件を新聞社と警察とで追うワケですが、
そこで新聞記者としてのありようというか、意義みたいなものに
ぶつかってしまうワケなんですよね。

特に殺人事件の被害者遺族からの話を聞かなくちゃいけないし、
キツい言葉を言われたり。
25歳の若き永尾からすると、かなり堪えるみたいで
「こういう仕事も可哀そうだな」と思うんだけど、
そこから、警察署長なり被害者遺族の信用を勝ち取っていく
様は読んでて気持ちがいいです。

やっぱり真摯に仕事をしなくちゃね。
なんて思いながら読みました。

ラストもう少し永尾に華を持たせてもいいのになと
いうのは読者の欲目でしょうか。
07:00  |  その他あ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.07.05 (Sun)

「シャガクに訊け!」 大石大



シャガクに訊け! 大石大

社会学部一人気のない“上庭ゼミ”に入った松岡えみるは、上庭先生の学生相談室の補佐をすることに。サークル内の友人関係に悩んでいるえみるは、学生たちの人間関係の悩みに親身に耳を傾ける。上庭先生は評判とは違い社会学の知識をもって思いもよらぬ解釈をみせ、えみるはすっかり社会学の虜になるがー?!コミュ障で根暗な社会心理学講師と、おひとよしで責任感の強い女子大生コンビによる、人生相談室、開幕!

作者さんが能代の人ということで、能代の本屋さんでは結構
目立つところに置いていたので気になってました。

結構好き。
社会心理学とはなんぞやと思いながらも、
心理学に社会学がついてもよくわからないのですが、
古津さんがやった「アイヒマン実験」というのは怖いね。
前に似たような本を読んだことがありましたが(小説)
集団心理からくる、なんというかそういうのは
人格を壊すね。

そして松岡えみるも、サークルで空気の読めない人を
ハブるのを止められず、結局自分もそういう仲間になり、
でも、それを悔いて・・・だからこそほかの人の悩みや相談
に人一倍足を突っ込んで、心配されて・・・
そういう気持ちみたいなのはわかるんだけどね。

05:00  |  その他あ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.06.04 (Thu)

「もののふの国」 天野純希



もののふの国 天野純希

源頼朝、足利尊氏、明智光秀、大塩平八郎、土方歳三…命を懸けた果てなき争いの先に待ち受けていた光景とは?千年近くの永きに亘り、この国を支配し続けてきた武士。しかしてその真の主役とは、勝者・敗者問わず、あらゆる猛き者をなぎ倒し、咆哮する魂を飲み込んでひたすらに驀進し続けた“歴史”そのものであった。いま、若き勢いそのままに練達の境地へと飛躍する著者が、その血塗られた戦いの系譜を、一巻の書物の中に極限まで描き切った。本書は、一篇の娯楽的歴史小説を、この国の叙事詩へ昇華させることに成功した、圧巻の物語である。さあ、覚悟して本書を繙かれよ。そして、その歴史の“声”に耳を傾けよー。

【目次】
源平の巻/南北朝の巻/戦国の巻/幕末維新の巻


螺旋プロジェクト~。

今までの本とは違って、時代が長い。
平安後期から明治初期まででしょー。
長いったら長い。
そのせいもあって、1つ1つの話が淡白だし、
海と山は徹底的に嫌うのにそういう雰囲気でもないし。
まぁ武士の時代なので、結果としては殺しあうけれど。

もっと濃密なのが欲しかったですね。
戦国なら戦国でも。
織田信長&豊臣秀吉が海で、
明智光秀&徳川家康が山らしい。

えーーー。豊臣秀吉が海~!?
猿なのにー???
と、ひとりで突っ込んでしまいました(笑)
しかし、こうして読んでみると何百年の間、日本人は刀を
振りかざして殺してきたんだなと。
今は21世紀で令和で・・・どんどんと世の中変化してるなぁ。
とりあえずは、大義名分があってもなくても簡単に人を
殺さなくなったと思う。
昔は本当に簡単に殺してたよね。


螺旋プロジェクトの本はあと2冊残ってるんだけど、
時代が縄文時代と、未来の話なので、
ちょっとなぁーと思い、自分の螺旋は6冊でいったん終了します。

読んだ螺旋プロジェクトの本たち。



今回ひとまず諦めた(?)2冊。



手に取る機会があったら読みます。
13:54  |  その他あ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.04.13 (Mon)

「名前のない星の物語」 藍沢季



名前のない星の物語 藍沢季

その世界では、ほとんどの人が≪名前≫を持たなかった。≪名前≫を持つためには多額のお金が必要で、大半は名無しのまま死んでいく。 ≪名付け親≫という職業につく少年・ニコルは、人々に≪名前≫を授けるために長い旅をしている。様々な国を訪れ、たくさんの人に出会い、ニコルは考える。彼らの人生にはどんな物語があり、そしてどんな≪名前≫が相応しいのか、と。 長い長い旅の中、ニコルは数々の≪名前≫にまつわる切なくも優しい物語に出会っていきーー。

童話みたいな話でした。
名前を付ける仕事をしているニコル。

名前を付けるには高額なお金が必要らしく、一般人には馴染みのないもののようです。
となると、ちょっと前まで苗字は一部の人しかなかったという日本みたいなものかな。

普通はないものだから、そんなものは不要だという人もいたり
なんか、そこに行きつくまでの人間の心理は面白かった。
女性の意地を感じるところもあったし、ここは好きだったな。
08:11  |  その他あ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑

2020.03.10 (Tue)

「放課後音楽室」 麻沢奏

放課後音楽室

放課後音楽室 麻沢奏

幼い頃から勉強はトップクラス、ピアノのコンクールでは何度も入賞を果たすなど“絶対優等生”であり続ける高2の理穂子。彼女は、間もなく取り壊しになる旧音楽室で、コンクールに向けピアノの練習を始めることにした。そこへ不意に現れたのが、謎の転校生・相良。自由でしなやかな感性を持つ彼に、自分の旋律を「表面的」と酷評されるも、以来、理穂子の中で何かが変わっていく―。相良が抱える切ない過去、恋が生まれる瑞々しい日々に胸が熱くなる!

※アフィリの写真がないので、写真にてお送りしております(めんどーっ (;つД`))

この方の書く作品はどれも、多少親に問題があるようで・・・
まぁいいのかもしれないけれど、押さえつけるような親の存在がなんというか不愉快ではあります。

で、多少いじけ気味(?)の女子が生き生きとしている(????)男子生徒と関わり、
話をするうちに仲良くなり、恋心を持つけれど、生き生きとしている男子生徒な
もので、多少ライバルもいるが・・・云々・・・

という、いわば「王道!」かと(笑)

それにしても、相良くんも優しいよね。
理穂子みたいな素直じゃない女の子に広い心で・・・ねぇ。

とりあえずはこじらせすぎてすべてを台無しにさせなくて
良かったです。ただそれだけ。
そのくらいこじらせていたので。
08:43  |  その他あ行の作家  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  Top↑
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